『社会、文藝春秋、常井健一(実用)』の電子書籍一覧
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すらっと伸びた脚と大きな目、最先端のセクシーなファッションに身を包んで政界に登場したときは、マスコミはこぞって「女性政治家の星」として好意的に取り上げた。しかし、史上最大級の選挙違反で逮捕されるや、手のひらを返したように、「稀代の悪女」としてここぞとばかりに叩いた。
河井案里。
参院議員として活動したのは19カ月に満たなかったが、世間に大きなインパクトを残した。
彼女はマスコミの寵児となったが、実のところ、彼女のプライベートをよく知る記者はいない。
筆者は、当選直後から逮捕されるまで、インタビューなどの取材だけでなく、ことあるごとに電話やメールでやり取りをしてきた稀少な存在である。筆者の手元には、膨大な量の録音、メールがある。
あらためてそれらを読み返すと、不思議なことに気が付く。
宮崎で成功した建築家の家に生まれ、慶応大学に進学し、代議士の妻、そして自身も県会議員から参院議員と、これだけ聞くと恵まれすぎた人生のように見えるが、彼女からは、いっこうに幸せそうなようすがうかがえないのだ。
生きづらい女。
筆者は彼女の生まれた宮崎を訪れることからはじめ、その人生をあらためて取材してみた。すると、そこには、マスコミで見せた鼻っ柱の強い美人政治家とは別の顔が見えてきた。
「私も黒川さんも、権力闘争のおもちゃにされたんです」
河井案里という一人の女性政治家の人生を通して、現代社会における女性の生きづらさに迫る。 -
伝説の男がついにすべてを語った!
自民党のプリンスはなぜ逮捕されたのか。
戦後生まれ初の閣僚で、自民党最盛期の建設族のプリンス、そして田中角栄最後の愛弟子であった男は、ゼネコン汚職で逮捕され、刑務所へと送られる。
しかし、そこから新たな伝説が始まった。
検察の取調べに完全黙秘を貫き、検事をして「男の中の男」と言わしめた男は、出所後も当選を重ね、初当選から現在まで14戦無敗。そして、安倍一強の政界を揺るがす仕掛けを次ぐ次と繰り出している。
中村喜四郎
30年の沈黙を破って語られた驚愕の事実とは。
角栄の素顔、ゼネコン汚職の真相、自民党分裂で小沢が果した役割……昭和から平成にかけて激震した政界の裏事情。さらに日本だけでなく、トランプを生んだアメリカにもわたり、「選挙に勝つ」ことの意味を掘り下げる。
この男から目が離せない!
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