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『社会、小学館(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~57件目/全57件

  • シリーズ5冊
    01,012(税込)
    著:
    池井戸潤
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    直木賞受賞作、待望の文庫版を電子化!

    「お前には夢があるのか? オレにはある」

    研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
    圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
    特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
    男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!
    第145回直木賞受賞作。

    池井戸潤、絶対の代表作。
  • 715(税込)
    著:
    溝口敦
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    経済ヤクザの生き様をリアルに描く悪漢小説

    大学を落ちこぼれた小椋は東京のヤクザに拾われ、ゴルフ場の地上げをきっかけに企業舎弟としてのし上がっていく。そしてついに、将来宰相候補ともいわれた政界実力者にも食い込み、株、乗っ取りと次々にしのぎを拡大させていくのだった。しかし経済ヤクザの頂点に立った小椋の前に関西の巨大暴力団が立ち塞がった…。企業舎弟とも呼ばれる経済ヤクザの実態を鋭く描いたピカレスクロマン。日本はヤクザに喰われている!
  • シリーズ22冊
    8361,034(税込)

    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    ネコのふしぎな能力、ひみつが丸わかり。

    大人気のドラえもん科学ワールド、社会ワールドに続く
    探究シリーズが創刊されました。
    「ネコとイヌの祖先は同じなの?」
    「日本にネコが来たのはいつ?」
    「ネコの気持ちはどうしたらわかるの?」

    などなど、ネコに関するテーマの中から、
    ちょっと気になる疑問に思うことを厳選しました。
    ドラえもんのまんがを読みながら、自然と知識が身につく、
    ためになる学習読み物です。
    家族みんなで読むことができますよ。

    ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
    科学ワールド、社会ワールドもチェックしたい!
    https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/25869
    https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/31867
    ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
  • 【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    コナンの推理がさえる!ニュースがわかる!

    『読売KODOMO新聞』にて大好評連載中の「ニュース探偵コナン」最新刊!コナンと一緒に難事件を解決して時事問題を学ぼう。今回は、読み応えのある漫画を3本収録。

    1.タワーマンションの屋上に建てられた最新風力発電機が、ある犯罪組織によって破壊の危機に!?
    2.小さな農家が大事に品種改良して育ててきたイチゴの苗が、盗難に!?
    3.亡くなった大金持ちの遺産は金庫に。中には希少な何かが隠されていた!?

    巻頭、巻末には、ストーリーに関連したニュースワードの解説記事が付いているよ!

    (底本 2024年4月発売作品)
  • 【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    コナンといっしょにお金を学ぼう!

    おこづかいでお菓子やジュースを買ったり、
    お年玉で欲しいオモチャを買ったり、
    お金って持っていると、
    とても役に立つよね。

    でもお金の使い方をまちがえると、
    うっかりむだづかいをしてしまったり、
    おうちの人に注意されたり、
    友達とケンカになってしまうこともあるんだ。

    この本のクイズを解いたり、
    マンガを読んだりして、
    楽しくて正しいお金の使い方を
    覚えていこう!


    <クイズ例>

    Q おこづかいを上手にやりくりするコツは?
    1)友達に管理してもらう。
    2)おこづかい帳をつける。
    3)銀行の人にまかせる。

    Q お金をたくさん持っていると
    どんないいことがあるの?
    1)将来の選択肢が増える。
    2)勉強しなくてもよい。
    3)なんでも人がしてくれるようになる。

    Q 「景気が悪い」ってどういうこと?
    1)国の経済の状態が悪い。
    2)企業の社員同士の仲が悪い。
    3)企業がつくる製品の質が悪い。

    など、全部で103問を収録しています。
  • 日本社会に対する「警告の書」。

    公安調査庁は警察や防衛省の情報機関と比べて、ヒトもカネも乏しく、武器すら持たない。そんな最小・最弱の組織に入庁してしまったマンガオタク青年の梶壮太が、ある日のジョギング中、偶然目にした看板から国際諜報戦線に足を踏み入れることに。“ミス・ロレンス”こと西海帆稀とともに、神戸に暗躍する謎のウクライナ人を追跡する――


    〈インテリジェンスにあまりに無頓着だった日本社会に対する「警告の書」として本書を読むべきだろう〉――ジャーナリスト・後藤謙次氏(解説)

    【「ウルトラ・ダラー」シリーズ・スピンオフ】

    ※この作品は単行本版『鳴かずのカッコウ』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 気づかぬうちに地球が大変なことに!?

    フィッシャー中学で新設された特別授業「地球クラス」。この授業ではSDGsのテーマのひとつである「気候変動」に注目し、これからも地球に住み続けるための方法を学びます。
    選ばれた9人の生徒たちは、みんな地球が大好き。自分たちの頭で考えながら、どうすれば地球の自然や資源を守ることができるのか考えます。

    「堆肥化」「クリーンエネルギー」「サステナブルファッション」など、注目のキーワードが多数登場。環境問題を考える入門書にもぴったりの1冊です。
  • 【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    12歳の少女が日記につづったリアルな戦争。

    2022年2月、12歳の誕生日を迎え、仲間や家族から祝福を受けて幸せを感じていた少女イエバの人生は、そのわずか10日後、ロシアのウクライナ侵攻が始まったことで一変した。
    彼女が祖母イリナと共に暮らすハルキウは攻撃下に置かれ、地下へ避難したイエバは備忘録として日記を書き始めた――。

    爆撃の恐怖に震えながらの避難生活、戦火を逃れるために故郷を離れて西へと向かう決断、離ればなれになってしまった友人たちとのメッセージのやり取り、突然の戦争に疲弊し、苦しみながらも前向きに生きようとする思いなど、少女がアイルランドに逃れるまでの67日間がリアルにつづられた日記は、2022年10月に欧米で『You Don’t Know What War Is : The Diary of a Young Girl from Ukraine』として書籍化されると、世界各地で大きな反響を呼んだ。
    2023年2月には朝日新聞でも「現代版のアンネの日記」として取り上げられた話題の書が、邦訳版になって登場。

    学校では絶対に教わらない戦争の「リアル」が、ここにある。

    (底本 2023年12月発売作品)
  • 衝撃の巨大自動車企業小説、ついに完結!

    「99%が真実」という噂で書店から本が消えた!?

    気鋭の経済記者が「覆面作家」となって、初めて書くことができた「世界一の自動車メーカー」禁断の真実。あまりに詳しすぎる内部情報や関係者しか知らない極秘ネタを小説に偽装したノンフィクションではないか……そう噂され、発売と同時にベストセラーとなった超問題作『トヨトミの野望』と続編『トヨトミの逆襲』。その「完結作」がついに発売! 

    世界中を襲った未曾有のパンデミックのなか、巨大自動車会社トヨトミも待ったなしのEV(電気自動車)シフト転換を迫られていた。しかし、販売ディーラーの相次ぐ「不正事件」や持ち株比率たった2%の創業家の「世襲問題」など暗雲が垂れ込める。カギを握るのは“トヨトミの母”と呼ばれる元女優の謎の老女。彼女がひた隠す「豊臣家の秘密」とは──。

    「本書の内容のどこまでが事実でどこまでがフィクションなのか。これについて、巨大自動車企業に極めて近い経営者は99%が事実と私に言い切った」(夏野剛氏、『トヨトミの野望』文庫版解説より)綿密な取材をもとに描き、経済界を震撼させてきたトヨトミシリーズ。

    その“衝撃のラスト”を見逃すな!
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    身近な疑問や悩みを法律的に考えて解決!!

    ドラえもんのまんがを読みながら、初歩的な法律の知識を学ぶ事ができる、まさに法律についての小学生のための入門書です。「どうして親は学校に行かせようとするの?」 「いじめを注意したらぼくまでいじめられそう・・・。見て見ぬふりはよくないよね?」 「友だちとの写真。私の判断でネットにあげてもいいかな?」など、子ども達の日常生活の中の疑問に対し、弁護士の先生の監修に基づき、法律的にわかりやすく解説する形式で構成しています。まんがの内容に沿って、法律の基本的な考え方や家族関係、友だち関係、学校生活、お金、地域社会、動物や自然、プライバシー権、労働まで、幅広くシチュエーション別に章立てし、読者の身近な疑問や悩みを法律的に解決します。読者が法律的な視点から物を見る事を学び、論理的思考力を養う事ができる学習本です。

    ※この作品はカラーが含まれます。
  • 1,023(税込)
    著:
    相場英雄
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    まもなく国家の財政は破綻します!

    出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。

    池内は面会するも、直後に彼女は自殺してしまう。一体なぜ? 周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。

    古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが――。

    この小説は経済記事よりリアルだ――解説・原真人氏(朝日新聞編集委員)
  • AIに心は宿るか。慟哭の社会派ミステリー。

    東央大工学部特任教授・胡桃沢宙太は、交通事故で家族を失い、自身も半身に瑕疵を負って車椅子生活を余儀なくされている。
    彼はAIロボットに心を持たせるべく、盟友の二ツ木教授と産学官共同の巨大研究開発プロジェクトを立ち上げ、世間の耳目を集めていた。
    しかし、キックオフイベントとなる講演会でパネリストとして登壇した教授の一人が壇上で倒れ、帰らぬ人となってしまう。
    その後、胡桃沢を含む他の三人の教授たちにも殺害予告が届く。標的にされた胡桃沢たちは、AIの軍事利用に激しく異を唱えていた。
  • 1,485(税込)
    著:
    五ノ井里奈
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    あなたも一歩、踏み出す勇気を。

    震災を契機に自衛官を夢見た少女は、入隊後、絶望を味わった。訓練中の性暴力を報告するも自衛隊は黙殺。そして彼女は実名・顔出しでメディアに訴えることを決意したが……日本中に勇気を与えた五ノ井里奈の物語。

    「(わたしが)声をあげて」と「(あなたも声をあげて」という2通りの意味をタイトルに込めました。読み終わったあとに一歩踏み出す勇気を感じてもらえたら嬉しいです――五ノ井里奈

    ※本書に掲載されている二次元バーコードは、デバイスの機種やアプリの仕様に よっては読み取れない場合もあります。その場合はURLからアクセスしてください。
  • 1,881(税込)
    著:
    相場英雄
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    鉄路の下に巨悪は眠る。

    警察キャリアの樫山順子は、北海道警捜査二課長に突如、着任することになった。歓楽街ススキノで起きた国交省技官の転落事故と道内の病院を舞台とした贈収賄事件を並行して捜査するなか、「独立王国」とも称される道警の慣習に戸惑う。両事件の背景に、この国の鉄道行政の闇が広がっていることも知り……

    大ベストセラー『震える牛』で食品偽装を、NHKでドラマ化の『ガラパゴス』で非正規労働の闇を暴いた筆者が、ついに鉄道行政にタブーに踏み込んだ!

    貴方に追体験してほしい。
    彼女が組織で生き延びるための苦悩、真実を貫くためのあがきを。
    ――村木厚子さん(元厚生労働事務次官)

    「日本列島改造論」から半世紀、新幹線神話の虚と実――。
  • 1,034(税込)
    著:
    相場英雄
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    メモ魔の窓際刑事VS多国籍IT企業!

    秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。

    外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。

    これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった――。

    <単行本が発表されたのは2020年秋だが、果せるかな、その1年余り
    後の22年冒頭から、極端な円安が進み始めた。作中で「これから、日本人が景気の良いアジアに出て、仕送りする日がくるね」と吐き捨てたアインの予言(=作者の予言)は、着実に成就しつつあるようにも思える>――藻谷浩介氏(地域エコノミスト/巻末解説より)

    日本経済の末路を予言した「震える牛」シリーズ最新作!

    (底本 2023年1月発売作品)

    ※この作品は単行本版『アンダークラス』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 1,782(税込)
    著:
    真山仁
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    シンガポールを舞台に描く熱き人間ドラマ.。

    追い詰められたニッポンは再びライジング・サンとなれるのか!?

    地球温暖化を防ぎ、世界を変える可能性を持つ光量子コンピューター開発の第一人者である東都大学早乙女教授は、開発に前向きでない日本を見限りシンガポールの地で研究を進めていた。

    モノ作り大国だった頃の天才的な技術者を募り、シンガポールの若者達を教育しながら前進する早乙女研究所。実現化が見えてきた時に利権を狙う大国たちが介入しようとしてきて……。

    そんな中、ニューヨークのファンドから、あの男が早乙女教授の前に姿を現した……。
  • 「この小説は、フィクションを超えている」。

    当選したばかりの大統領は、予備選でライバル候補を支援してきた最大の政敵を国務長官に選んだ。
    新たな国務長官エレン・アダムズは、過去四年間、前政権が犯罪的な無能ぶりを発揮して合衆国を死に体にしていくのを目の当たりにしてきた。
    新大統領が議会で一般教書演説を始めた頃、国務省南・中央アジア局の女性職員のデスクに数字と記号だけが並んだ奇妙なメールが届く。
    そしてその日の深夜、ロンドンで大規模な爆破事件が起きる。
    翌朝、米国+英連邦4か国の諜報部門からなる“ファイブ・アイズ”の緊急会合が始まるが、そのさなか出席者の携帯電話が一斉に鳴った。
    次なる爆発は、パリで起こった。
    「あなたがたは怪物を解き放った。あなたがたには責任がある」

    元アメリカ合衆国国務長官+英国推理作家協会新人賞(CWAニュー・ブラッド・ダガー)・アガサ賞受賞作家による、超一級の国際政治スリラー!!
    「この小説がフィクションであり続けるかどうかは、私たちにかかっている」

    国務長官経験者にしか描けない、米国安全保障戦略の複雑な内幕。
    迫真のスリラーにして一気読み必至のページターナー。乞うご一読!
  • 1,485(税込)
    著:
    夏川草介
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    病む人がいるなら我々は断るべきではない。

    【第一話】レッドゾーン
    日進義信は長野県信濃山病院に勤務する内科医(肝臓専門医)だ。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊中のクルーズ船内で増加する新型コロナ患者の受け入れを決めた。呼吸器内科医も感染症医もいない地域病院に衝撃が走る。日進の妻・真智子は、夫がコロナ感染症の患者を診療することに強い拒否感を示していた。

    【第二話】パンデミック
    千歳一郎は五十二歳の外科医である。令和二年三月に入り、コロナの感染者は長野県でも急増していた。三月十四日、千歳は限界寸前の日進に変わり、スペイン帰りの三十二歳女性コロナ確定患者を診察し、涙を流される。翌日、コロナ診療チームに千歳が合流した。

    【第三話】ロックダウン
    敷島寛治は四十二歳の消化器内科医である。コロナ診療チームに加わって二月半が過ぎた。四月上旬、押し寄せる患者に対応し、信濃山病院が総力戦に突入するなか、保健所は感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。医師たちはすべての責務を信濃山病院だけに負わせようとする要請に紛糾するが、「病める人がいるのなら、我々は断るべきでない」という三笠内科部長の発言により、増床を受け入れる。
  • 21世紀最大の謎にインテリジェンスで挑む!

    新型コロナウイルスの「発生源」として世界を震え上がらせた武漢は、中国革命の地にして、国共内戦の要衝でもあった。十歳でこの地に流れ着いた李志傑は、己の才覚を頼りに動乱の時代を駆け抜けたが、文革の嵐に見舞われ、家族は国を追われてしまう――。

    それから五十年後、李一族の「業」は、MI6の異端児スティーブン・ブラッドレーと相棒マイケル・コリンズを巻きこみ、“謀略の香港”に沸き立った。感染爆発は、なぜ武漢から始まったのか? インテリジェンス小説の巨匠が満を持して放つ衝撃作にして、シリーズ最高傑作!
  • 704(税込)
    著:
    夏川草介
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。

    『神様のカルテ』著者、最新作!
    感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける
    現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説!

    「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より

    ※この作品は単行本版として配信されていた『臨床の砦』の文庫本版です。

    (底本 2022年6月発行作品)
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    ニュースの言葉がまるわかり!!

    絶好調の「名探偵コナンと学べるシリーズ」に、待望の「社会編」が登場!

    毎日ニュースを見聞きしていても、
    「何のことだかよくわからない…」と感じることがありますよね?
    それは、ニュースを理解するための基礎知識が足りないからなのです。
    本書には、政治・経済・社会・国際のニュースがよくわかる、
    楽しいクイズが 177本のっています。

    たとえば、

    「日本の国会は衆議院と○○院?」
    「現金を使わずに支はらう方法とは?」
    「ワクチンは"何"を強くする?」
    「1945年10月につくられた、世界の平和と安全を目ざす組織は国際○○?」

    などなど。

    コナンや少年探偵団がヒントを出してくれるので、
    難しそうな問題でも大丈夫。
    また「これだけおさえる!」を読めば、ニュースの背景もわかります。

    さあ、世の中のことをどんどん知って、
    あなたもニュース博士になりましょう!!

    (底本 2023年2月発行作品)
  • 経済界を震撼させた超話題のビジネス小説。

    「99%が真実」という噂で書店から本が蒸発した!? あまりに詳しすぎる内部情報、関係者しか知らないはずのエピソードが満載だったため、小説を偽装したノンフィクションではないかと噂され、発売と同時に一気にベストセラーとなった超問題小説「トヨトミの野望」の第二弾が遂に文庫化! EV、自動運転、ライドシェア、さらにカーボンニュートラル、地球温暖化。激震する自動車業界の巨大企業に、さらに世界的IT企業が襲いかかる。持ち株比率たった2%の創業家社長は、この難関を乗り切れるのかーー気鋭の経済記者が覆面作家となって挑む「この国の危機」の真実。新聞が書けない極秘情報満載のビジネス小説登場!

    ※この作品は単行本版『トヨトミの逆襲』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 1,100(税込)
    著:
    月村了衛
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    日本裏面史を「貫通」する公安警察小説!

    昭和・平成の日本裏面史を「貫通」する公安警察小説!

    かつて田中角栄邸を警備していた警察官・砂田修作は、公安へと異動し、時代を賑わす数々の事件と関わっていくことになる。
    ロッキード、東芝COCOM、ソ連崩壊、地下鉄サリン、長官狙撃……。
    それらの事件には、警察内の様々な思惑、腐敗、外部からの圧力などが複雑に絡み合っていた――。

    圧倒的スケールで激動の時代の暗闘を炙り出す、前人未踏の警察大河ミステリー!

    ※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。
  • シリーズ10冊
    836(税込)
    キャラクター原作:
    藤子・F・不二雄
    監:
    藤子プロ
    まんが:
    さいとうはるお
    レーベル: ドラえもん
    出版社: 小学館

    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    たのしみながら日本がまるわかり!

     大好評のドラえもんの学習シリーズ『ドラえもんの社会科おもしろ攻略 都道府県がわかる』の姉妹編が、ついに誕生!
     産業、名産、自然、歴史・文化、人物。5つの特色から47都道府県がよくわかる本として、発売以来大きな支持を得ている『都道府県がわかる』ですが、今度は、すべての都道府県の地形や地理がオールカラーでよくわかる本が出来上がりました。
     地形や地理だけでなく、特色ある産業も地図と連動して学べるようになっています。
     都道府県の基本的な情報から始まり、各都道府県の“日本一”や行事まで。ドラえもんたちと一緒にたのしく学んでいってください。
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    約1万6000人。これは2011年3月11日に起きた東日本大震災で亡くなった人の数です。観測史上最大規模の地震です。巨大な海洋プレートがはじけ、大きな津波が太平洋沿岸部を襲いました。千年に一度の災害と言われています。日本は災害のとても多い国です。この国に暮らす限り、誰しもが災害からは逃れられません。むしろ「いま生きていることの方が奇跡」なのかもしれません。

    ※この作品はカラーが含まれます。

    【プロフィール】
    漫画 細野不二彦
    『さすがの猿飛』『Gu-Guガンモ』のアニメは全国放送。『ギャラリーフェイク』『TARO 太郎』にて小学館漫画賞を受賞。小学館漫画賞審査員。漫画界のトップランナー。

    ノンフィクション 平塚真一郎 
    中学校長と石巻市立大川小学校の事故遺族という両方の立場から、学校安全について講話等を行っている。

    インタビュー 河北新報社(特別協力)
    「河北新報」を発行する東北を代表する新聞社。震災後の精力的な取材報道に力を入れる。

    解説 井出明 
    金沢大学准教授。博士(情報学)。日本に「ダークツーリズム(災害や戦争の跡をめぐる旅)」を広めた気鋭の観光学者。震災後の観光と復興に関する研究を行う。
  • 2,376(税込)
    著:
    中筋純
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

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    原発事故後の「福島」の切なくも美しい現実。

    震災後の福島を撮り続けた写真家の膨大なストックの中から厳選した写真に、随筆・詩を添え、「語られない真実」を召還し、「忘却された物語」を紡ぎ出す。

    「赤々と煌々とコンセントのこちら側」
    「いつも真夜中コンセントの向こう側」

    東京のビジネス街や繁華街を鮮やかに彩る光。一家団欒の茶の間を温かく照らす光。その光はいったいどこから来たのだろうか。その繁栄はいったい何によってもたらされていたのだろうか。

    大爆発を起こした福島第一原発。約半世紀かかると言われる廃炉作業は計画通りに進むのだろうか。膨大な高レベル放射性廃棄物は誰が引き受けるのだろうか。約束された「明るい未来は」どこにいったのだろうか。

    科学の名のもとに、放射能という寝た子を起こしてしまった人類は、これから途方もない時間を「目覚めた子」と向き合わなければならない。これは天災でなく、人災なのだから。

    ※この作品はカラー写真が含まれます。

    【著者】中筋純
    1966年和歌山県生まれ。2007年よりチェルノブイリ、2012年より福島を撮り続ける。2016年より「流転 福島&チェルノブイリ」展を全国40か所で巡回。福島関連の表現を続ける芸術家たちの展覧会「もやい展」を主催。
  • シリーズ2冊
    836902(税込)
    著:
    楡周平
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    汗と涙と歯ぎしりのサラリーマン奮闘小説!

    「俺は<異物>だ、負けてたまるか!」――学もない、金もない、失うものは何もない。試されるのは生きる力だ!

     戦後の動乱期、横浜のドヤ街で当たり屋稼業をして暮らす「テン」こと小柴俊太は、幼馴染の麻生と偶然再会した縁で、料亭の下足番として雇われる。
     ある日、麻生の上司でムーンヒルホテルの次期社長・月岡光隆に見出され、彼の運転手を務めることになる。やがて月岡の会社に就職した俊太は、学歴はないものの、独創的なアイデアと度胸で次々に実績を挙げ、異例の出世をしていく。
     さらに麻生のアイデアで結婚式事業を成功させた俊太は、寛司と共に、月岡に招かれる。そこで持ちかけられた新たなビジネスとは……!?
     
     企業小説の旗手・楡周平が会社に蔓延る「男の嫉妬」の恐ろしさを描ききる。

    ※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 小説だからこそ書けた歴史の真実。

    9・11同時多発テロ、リーマン・ショックほか、世界の激動のたびに、マネーは大暴落した。だが、その裏では事前にドルを売り抜き、有り余る資金を懐にした一部の投資家がいた。一体どうして。

    いま再び金融マーケットに異変が起きている――調査に乗り出した英国情報部員スティーブンは、国境を越える資本主義の源流に、「諜報の天才」と呼ばれた戦前の外交官・杉原千畝の影を見た。ベストセラー『ウルトラ・ダラー』続編。

    解説:佐藤優氏(作家)
    〈ジャーナリストや政府の分析専門家でも、後知恵で、自分の分析は正しかったと言い張る人がいる。そういう人たちは、相矛盾する分析ペーパーやツイッターでの発言をし、事件が起きてから、過去に自分が書いたもののうち正しかった内容をつなぎあわせて事態を正確に予測していたと言い張る。(中略)こういう手に引っかからないようにするためにも『スギハラ・サバイバル』でほんもののインテリジェンスに触れることが重要だ〉
  • 国家の謀略を暴いた「現代の黙示録」。

    ダブリンに新種の偽百ドル札「ウルトラ・ダラー」あらわる――。一報を受けたBBCの東京特派員にして英国情報部員のスティーブンは、インテリジェンスを頼りに、国際諜報戦の暗部を照らし出す。浮かび上がってきたのは、米国、中国、北朝鮮の危険極まりなき謀略だった。1968年の日本人拉致から2002年の日朝首脳会談、そして偽札製造までを一本の線でつないだ本作は、「現実の事件が物語を追いかけている」と評された。

    解説:歴史学者・山内昌之氏
    <手嶋龍一氏の『ウルトラ・ダラー』は、もはやスパイ小説という古典的領域を乗り越え、日本人初のインテリジェンス小説のフロンティアを切り開いた作品となっている。手嶋氏の文学的世界それは、通常の文学修業や創作活動の延長ではまったく不可能な新しい文学ジャンルなのである>
  • 1,188(税込)
    著:
    井沢元彦
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    「日韓衝突」の原点はここにあった!

    日本人ビジネスマンの高沢は商売上のトラブルに巻き込まれ、顧客の一人であった韓国人・林に、クルマでソウルの高速道路を走行中に狙撃されてしまう。
    次に高沢が目を覚ますと、そこは古代中国の神「天帝」が裁判長として裁きを下す「死後の法廷」だった。立会人として、聖徳太子と韓国の神話上の人物「檀君」も同席している。自分を死に追いやった林の罪をこの法廷で告発しようとする高沢に対し、林は「我が民族を三十六年間支配し圧政の限りを尽くしたお前ら日本人にすべての責任がある」と逆ギレするばかり。さらに韓国人詩人や日本人小説家も加わり、議論はヒートアップしていく。
    「日韓に横たわる諸問題は、すべて日帝三十六年(大日本帝国による植民地支配)が原因であり、日本の文化も政治も全部韓国が教えてやったもので日本には文化など無いのだ!」そう非難する韓国側に対し、日本側は親鸞や道元、上杉鷹山などの証人を「参考人」として招致し、その主張をひとつづつ論破していくが……。
  • 永田町を震えさせた問題作!

    三世議員の黒部優太郎は、典型的なボンボン議員だ。部会や委員会をさぼってはデートに明け暮れていた。もっぱらその尻ぬぐいをしていた秘書の橋本は、自分が政治家になるという野望を隠さなくなった。優太郎は、自身の相次ぐスキャンダルと、橋本が周到に準備した策略にはまり、議員辞職を余儀なくされる。 橋本は補欠選挙を勝ち抜き、晴れて代議士となった。三権分立のうち、どうして一番大切な立法を構成する国会議員にだけ試験がないのかを疑問に思っていた橋本は、程なく、政治家にも資格試験を義務化する「国会議員基礎テスト」法案の立法に向けて邁進するのだが……。
    ベストセラー 『限界集落株式会社』の黒野伸一が国会議員の在り方に一石を投じる、全国民必読の政治エンタテインメント!!

    ※この作品は過去に単行本として配信されていた『国会議員基礎テスト』 の文庫版となります。
  • 825(税込)
    著:
    古谷経衡
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    気鋭の若手評論家の初小説!

    南部照一は、孤独な自営業者だった。茨城県取手市在住。猫と車を愛する27歳の平坦な人生は、ネット上のとある出会いによって狂っていく。

    ひょんなことから保守系言論人の勉強会に参加し、中堅警備会社「シュトケイ」の懸賞論文に応募するや、入選。一躍、保守論壇の新星に祭り上げられ、日本唯一の右派系テレビ局「よもぎチャンネル」レギュラー出演者への道が拓けていく。

    順風満帆の照一だったが、彼が足を踏み入れたのは、野心と嫉妬が渦巻き、裏切りや出し抜きが横行する下劣な世界だった。論客同士のパイの奪い合いから、思いも寄らぬ襲撃事件が発生した――。

    ◎気鋭の若手論客、古谷経衡氏による初小説。単行本発売時、ネット右翼を騒然とさせた話題作が早くも文庫化! 解説に元外務省主任分析官・佐藤優氏。

    <小説の体裁を取っているが、右派の論壇人としてデビューした古谷経衡氏にしか書けない優れた社会人類学的作品だ。21世紀の日本で、愛国心を道具にして、排外主義的ナショナリズムが生成していく過程が見事に描かれている。>――解説/作家・佐藤優氏
  • 経済界を震撼させた超問題作奇跡の文庫化。

    「本書の内容のどこまでが事実でどこまでがフィクションなのか。
     これについて、巨大自動車企業に極めて近い経営者は99%が事実と私に言い切った。一方で良識ある自動車業界担当の官僚は、まあ、半分くらいじゃないですかね、と口を濁す。名古屋界隈の書店から本書はすべて消えた、とか(中略)さまざまな噂が駆け巡るが、真実を知るものは本書の登場人物のモデルとされる人物だけだろうし、彼らが本書の真偽を語ることは絶対にないだろう。
     本書は週刊誌ではないのだから、真偽のほどなどどうでもいい。フィクションと割り切って読むと、これほど面白い企業小説はない」(夏野剛氏による解説より)
  • シリーズ2冊
    814913(税込)
    著:
    相場英雄
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    大ベストセラー『震える牛』ふたたび!

     警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、メモ魔の窓際刑事。同期の木幡祐司に依頼され、身元不明相談室に所蔵されている死者のリストに目を通すうち、自殺として処理された案件を他殺と看破する。不明者リスト902の男の発見現場である都内竹の塚の団地を訪れた田川と木幡は、室内の浴槽と受け皿のわずかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。田川が行った入念な聞き込みにより者不明者リスト902の男は沖縄県宮古島出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。田川は、仲野の遺骨を届け、犯人逮捕の手掛かりを得るため、宮古島に飛ぶ。仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた……。
     現代の生き地獄を暴露する危険きわまりない長編ミステリー!
  • 990(税込)
    著:
    小国綾子
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    夢のアメリカンライフ…なんて誰がいった? 夫の転勤で始まった親子3人“出たとこ勝負”のアメリカ生活は、「???」の連続だった…。

    なんで「親子でお風呂」はいけないの?
    花見もキャンプも酒が飲めないんだって
    「卵かけごはん」がNGってどういうこと?
    肩まで浸かれない風呂ばかりでどうする
    人前で妻をベタ褒めするのはなぜ? etc.

    でも、裏を返せば…アメリカから見た日本人も「???」だらけらしい。

    生活習慣の違いから教育現場の現実、間違った日本観まで、今のアメリカが手に取るようによくわかる、“抱腹絶倒”の日米比較エッセイ。

    「夫への転勤命令で、突然私のアメリカ行きが決まった時、友人たちは言ったもんだ。『いいよね、アメリカ。先進国だから生活楽だし、家広いし、英語ペラペラになるし、“夢のアメリカンライフ”ってヤツじゃん』って。でも、冗談じゃないってば…」(まえがきより)

    花見酒に風呂上がりのビール、おいしくて新鮮な和食、肩まで浸かれるお風呂、そしてウォシュレット!「ああ、日本が恋しい…」

    彗星のごとく現われた?“とほほエッセイ”の名手、誕生!
  • 銀行マンは経営危機のカジノを救えるのか。

     日本初の公営カジノ第1号が誕生して半年。カジノ中毒者の自殺をきっかけに、早くも経営難に陥っていた。そこにカジノ立ち上げ時のスタッフだったアメリカの銀行マン・遠藤龍介が呼び出され、経営立て直しと出資先でカジノのオペレーションを委託しているアメリカ企業との交渉窓口を任される。そのセブンヒルズカジノは、4か月で黒字化できなければ株主としてアクションを起こすと言ってきた。
     M県に誘致した立役者の岸田知事、副知事の子息内山達哉らと意見を交わし、部下の長岡と現状の洗い直しを進める龍介。内山と龍介は大学の同窓で、かつて内山の妻亜津子をめぐって争った仲だった。亜津子も、銀行からの出向社員としてカジノ再建に関わっていた。
     カジノの敷居を低くするための方策を考えるとともに、1回の滞在で数千万円を賭ける世界中のハイローラー(ヘビープレーヤー)をどう開拓するのか。
     龍介に届く脅迫状や密告、龍介を尾行している謎の「目」を気にしながら、
    さまざまな試みが功を奏し、徐々に黒字化に近づいていたのだが、一方で大がかりな犯罪が進行していた…。
     いくつものどんでん返しが待ち受ける、サスペンス感満載の経済小説!
  • 715(税込)
    著:
    芦崎笙
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    現役の財務省官僚作家が描くメディアの裏側。

    地方紙から中央紙「東西新聞」に移った鹿島謙吾には野心があり、いつの日か自分が書いた記事で政治家の「首」を取ることを、新聞記者としての目標としていた。中国の西安で死刑囚の臓器が金銭絡みで日本人患者に移植されているという事実を鹿島は突き止め記事にするが、中国政府は強く反発し、日本国内でも臓器提供の要件緩和を目指す法案が動き出す。臓器移植法案を政争の具として蠢く政治家たち。鹿島はさらに脳死判定におけるデータ改竄と政治家たちの違法献金を追うが、それを公にすることは移植手術を待つ患者たちの希望を打ち砕くことにもなってしまう。正義か、信条か、功名心か、揺れ動く鹿島の決断は……。
    著者は「スコールの夜」で第5回日経小説大賞を受賞して話題を集めた現役財務省キャリア官僚・芦崎笙氏。受賞作では大手都市銀行初の女性管理職に抜擢されたヒロインの苦闘を描き金融界の深層に迫ったが、本作で選んだテーマは政治をも動かす巨大メディアでの新聞。政治家の「首」を狙う野心溢れる新聞記者の生き方を通して、公器(マスコミ)とは何かを問いかける。
  • シリーズ2冊
    781(税込)
    著:
    黒野伸一
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    地方書店発ベストセラー、遂に電子化!

    「限界集落」、「市町村合併」、「食糧危機」、「ワーキングプア」、「格差社会」などなど日本に山積する様々な問題を一掃する、前代未聞! 逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント!!
    起業のためにIT企業を辞めた多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになる。現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが……。
    ルールは変わった!
    老人、フリーター、ホステスに犯罪者? かつての負け組たちが立ち上がる!!ベストセラー『万寿子さんの庭』の黒野伸一が、真正面からエンタテインメントに挑んだ最高傑作! 地方書店発のベストセラー待望の文庫版を電子化!!新しい公共がここにある!
  • 605(税込)
    著:
    笹沢左保
    レーベル: P+D BOOKS
    出版社: 小学館

    心中現場から、何故か一人だけ姿を消した姉。

    ワンマン社長の横暴に不満を募らせる社員達が、それに対抗しようと組合闘争に明け暮れる本多銃砲火薬店。
    その工場に勤める花城由記子が、妹の佐紀子に遺書を残して失踪した。社長の一人息子・本多昭一と心中するという書き置きを残して姿を消したのだが、山梨の昇仙峡で昭一の遺体が発見されたにもかかわらず、由記子の遺体は発見されないままだった。ついには殺人犯人として指名手配を受けてしまう由記子――。

    姿を消した姉を追って、一人残された妹・佐紀子は必死の捜索を続けるが、そこには思わぬ結末が待ち受けていた。

    卓抜したトリックに、人間の底知れぬ業を描いた笹沢左保、会心のミステリー。第14回日本推理作家協会賞受賞作品。
  • 1,628(税込)
    著:
    亀和田武
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    ポップ史観で60年代を辿る自伝的エッセイ。

    1960年、12歳。坂本九の「悲しき60才」でポップスに目覚めた亀和田少年は、ビートルズの登場で、それまで全盛だった和製ポップスが懐メロ化してしまったと嘆く。渋谷道玄坂で、毎月1がつく日に開催され、プロ作家も参加したSF好きの「一の日会」に通い、東京オリンピック開会式の日は、お祭り騒ぎに興味がなくて、ひとり千鳥ヶ淵でボートを漕いだ。吉祥寺の私大で右翼学生と渡り合い、デモで別セクトにいた美少女に恋をする。そして、童貞少年が夢中になった吉行淳之介の性小説、新宿のジャズ喫茶、映画館など、多感な少年時代をポップに生きた著者の痛快ネタ満載。「ビートルズとバリケードが俺の青春だ」なんて嘘っぱちだ。卓越した記憶力で、既成の60年代史観をくつがえす、名コラムニストの会心の作。
  • 847(税込)
    著:
    榎本憲男
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    あの人は資本主義をやり直そうとしている!

    新国立競技場の工事現場で働く中谷は、不思議な老人と出会う。老人はいかにも肉体労働には向いておらず、仕事をクビになるが、現場を去る直前、翌日の競馬の大穴馬券を中谷に託していた。老人が姿を消した直後、工事現場では爆破事件が起こり、翌日馬券は見事的中する。 
    5000万円の現金を手にした中谷の前に、再び老人が現れ、彼が開発した市場予測システム「エアー」の代理人として、日本政府との交渉窓口となるよう、中谷は依頼される。
    「エアー」は世の中に渦巻く人間の感情を数値化して、完璧な市場予測を可能にするシステムで、それは政府が握るビッグデータと結びつくことで、国家の予算を潤すほどの巨額な利益をもたらすものだった。
    謎の老人の代理人として、政治家や官僚たちと交渉を重ねる中谷だったが、「エアー」供与する見返りとして、福島の帰還困難地域を経済自由区として、自分たちに運営を任せるという要求を突きつけるのだった。
     現代日本が直面する難題をつまびらかにし、圧倒的なスケールで描く近未来経済サスペンス小説。
  • シリーズ2冊
    627638(税込)
    著:
    百瀬しのぶ
    脚本:
    橋本裕志
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    ドラマ『リスクの神様』ノベライズ。

    堤真一主演、ヒロインは戸田恵梨香。フジテレビ系2015年7月8日(水)より放送開始する『リスクの神様』ドラマオリジナルストーリーを完全ノベライズ。
    連日のようにニュースを賑わせている、偽造、隠蔽、不正利益供与、粉飾決算、個人情報流出などの企業による相次ぐ不祥事や、痴漢冤罪、不倫騒動など個人間のトラブル。瞬く間に情報が拡散し、その消去が難しい現代において、“たった一度の過ち”が、企業や個人への信頼を失墜させてしまうことも少なくない。『リスクの神様』は、そんなトラブルに巻き込まれた企業や個人、そしてその家族を救う危機管理専門家たちの活躍を描く、硬派な本格社会派ストーリー。いつ何時被害者になるか、加害者になるかわからない現代を生き抜くための必読の書。上巻は、1話~5話までを収録。
  • 1969年高校生も政治の季節を生きていた。

    6年ぶりに連絡をとった冨士真生子は、ニューヨークでの生活を引き払い、3週間前に帰国したばかりだった。中南米を舞台に報道写真を撮り続けてきた彼女だったが、折から東日本大震災が起きると、旧交を暖める間も無く、現地に飛んだ。9か月にわたる取材成果を披露する会場に現れた彼女はすっかり痩せて、人生の重大な局面に立たされていることを感じさせるのだった。
    真生子とは、いまから40年以上も前、高校生の時に出会った。当時学生運動の波は高校にまで押し寄せてきており、彼女は市内の女子高に通う1学年上の活動家だった。そして、15歳のぼくは、彼女に淡い恋心を抱いていた。
    ぼくは綴る、彼女の命を見つめながら、悲しみと痛みにみちた青春の日々を、そして輝ける人生の瞬間を。
  • シリーズ91冊
    550(税込)

    北海道旭川市を舞台に人間の「原罪」をテーマにした著者のデビュー作であり、代表作。

    ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。

    三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。

    そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。

    「三浦綾子電子全集」付録として、懸賞小説の当選発表記事や受賞の言葉などを収録!
  • シリーズ20冊
    1,100(税込)
    著:
    開高健
    出版社: 小学館

    開高文学の最高傑作『輝ける闇』『夏の闇』『花終る闇』は総称して《漂えど沈まず》と冠されるはずであった・・・

    朝日新聞の臨時海外特派員として訪れた戦時下のベトナムで、開高健は多くの死を目にし、心に無数の傷を負う。暁の広場で公開処刑されたベトコン少年の姿は一生涯その脳裏から離れることはなかった。1965年2月14日、ベトナム政府軍に従軍して侵攻したジャングルでベトコンに包囲され、激しい銃撃を浴びせられたときは死を覚悟した。以来、この日が“命日”になった。
     九死に一生を得て帰国してから3年後の’68年、このときの体験をもとに書き下ろした『輝ける闇』(毎日出版文化賞受賞)を発表。その3年後の’71年には著者自らが“第二の処女作”と位置づけ、開高文学の最高傑作との評価も高い『夏の闇』を発表する。闇三部作の第三部『花終る闇』は冒頭に“漂えど沈まず”と書きつけたものの思うように筆が進まず、書き終えることができないまま開高健は58歳の若さでその人生を閉じてしまう(’89年)。翌90年、未完のまま『花終る闇』は出版される。
    『輝ける闇』『夏の闇』『花終る闇』からなる闇三部作を総称して、開高健は《漂えど沈まず》と冠するつもりだった。

    【収録数】小説:3作 付録:生原稿の写真や当時の編集担当者の思い出話など11点
  • 本邦初!?の選挙エンタテインメント小説。

     就職が決まらず落ち込んでいる阿部まりあは、千堂タマキから誘われて市長選のボランティアをすることになった。タマキは選挙プランナーで、今回無所属で二度目の挑戦になる鈴木眞寿候補からの依頼を受けていた。対立候補は、親子二代で市長を務める現職の辛島一郎。
     選挙戦は、投票日までわずか10日間。
     タマキは、まこと候補の演説の手の使い方から、演説で何を争点にするか、どこを訴えるのかなど、事細かに指導していく。
     そのうちに、経理担当の女性が突然事務所に出てこなくなる。すぐに、彼女の名前で事務所に宅配便が届く。中身はいったい?
     また、応援している鈴木まこと候補と同姓同名とほとんど同じ、「鈴木マコト」という第3の候補者が立候補してきた。彼女は、キャバクラ嬢でまこと候補との交際疑惑が!?
     さらには、人気の前総理が辛島市長の応援演説にくるという情報が。
     次から次へと訪れるピンチの連続に、タマキは巧みな対応で、プラスの方向に持って行く。
     選挙の面白さ、難しさ、楽しさを全編を通して描いた、本邦初!?の選挙エンタテインメント小説。
  • 946(税込)
    著:
    相場英雄
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    平成版『砂の器』、連続ドラマ化!日本中を震撼させた戦慄のミステリー、ついに電子化!

    警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。 田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。居酒屋で偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。
     田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化と食の安全が事件に大きく関連していることに気付く。

    WOWOW「連続ドラマW」にて2013年6月より、連続ドラマ化!
    出演:三上博史、吹石一恵、小林薫ほか
    子供たちが口にする加工食品は安全なのか?
    地方都市は、なぜ衰退したのか?
  • シリーズ2冊
    759792(税込)
    著:
    室積光
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    国家の危機に、真の内閣が立ち上がった!

    北朝鮮が、日本にむけた中距離弾道ミサイルに燃料注入の報が!
    中身は核なのか? それとも……。
    支持率低迷と経済問題で打つ手なしの政権与党・自由民権党の浅尾総理は、本物の危機に直面し「本当の内閣」に政権を譲ることを決意した。
    アメリカですら「あないな歴史の浅い国」と一蹴する京都の公家出身の二条首相は、京都駅から3輛連結ののぞみを東京駅までノンストップで走らせたかと思えば、その足で皇居に挨拶へ。何ともド派手な登場の二条内閣は、早速暴力団の組長を彷彿とさせる広島出身の防衛大臣のもと「鉄砲玉作戦」を発動する。果たしてその結末やいかに?
    「こんな内閣があったら……」書店員さんたちの圧倒的支持を受けた痛快作が待望の文庫版を電子化。
    笑って笑って、涙する、史上初の内閣エンタテインメント!!
  • 二転三転する日米合弁事業の攻防の行方は!

     ファミリーレストラン業のサマリン社員山崎和也は、砂漠のまん中にあるアルバカーキ-に到着した。アメリカ大手のレストランチェーン、ジョーンズとの合弁事業を進めるために、現地法人の社長井上恵子と交渉に臨んだ。社長の吉村の意を受けた和也に、この件は吉村と対立する副社長の境が進めていることがわかってきた。
     副社長グリンスタインは、最初の交渉でジョーンズの日本でのフランチャイズ権の買い取りやジョーンズ買収などをほのめかせ、和也を慌てさせた。
     その後の合弁交渉は、総論ではまとまるものの進展しない。
     そして、サマリンの同僚が寝返ったのではという疑惑が起こり、次いで吉村が権利を持つ米国現地法人が、名前を他人の物にすり替えられていた。
     本当のところは何が起こっているのか?
     さらに、和也にはアメリカにいる別れた妻と娘に会うためにも、この合弁交渉を成功させたかった。
     しかし、事態はさらに大きく動き……。
     いよいよ、ジョーンズ会長との直接交渉が行われることになった。
     会社は誰のものか?男が守るべきものとは?
     今年度の日経小説大賞の受賞者による、国際色豊かな経済小説。
  • 汚職と政治が巡る渾身の社会派ミステリー。

     建設会社の技師・青山は精神異常を装い、妻帯者でありながら、親友・大場と義妹・冬子に、資源開拓公団総裁の娘・理恵子を婚約者だと紹介する。
    そして、その夜、青山は総裁の豪邸で総裁秘書・市橋若葉を絞殺し自殺してしまう。青山の発狂と自殺に疑問を抱いた大場は、独自の調査を開始するのが……。
     東京、伊豆、秩父と僅かな証拠を頼りに調査を進めていく中、調査に協力する冬子との間には、いつしか愛の炎が燃えていく。そして、大場は、ついにこの事件に隠された驚愕の事実を掴む。
     ダム建設に絡む汚職と政治が巡る、笹沢左保、渾身の社会派ミステリー。
  • ホメイニ革命直後 緊迫のテヘランを描く。

     アメリカ在住のイラン人商人がふと洩らした言葉をヒントに、イラン革命の真相を追って、テヘランに乗り込んだ男の身に危機が迫った……。

     パーレビ王朝の近代化路線・白い革命と、イスラム最高指導者ホメイニの黒い革命。そして背後で暗躍するCIAの影。

     激動するイランで彼が見たものは何だったのか?

     筆者自らの革命勃発期のイラン滞在経験が動機となって描かれた作品で、豊富な取材力に基づいた、予言性に満ちた迫真のドキュメント・ノベル。
  • 会社再建に奮闘する女性社長のお仕事小説!

     広告代理店のOLだった花丘明希子は、脳出血で復帰できなくなった父親に替わって、花丘製作所の社長になった。しかし、会社は大幅な売り上げ減で、銀行からは借入金の返済を求められ、融資に駆け回ることに。また、同業者からの引き抜きで、5人の社員が去って行った。
     そんなときに、大手の山洋自動車から連絡が入った。いったんは、ライバル企業に発注されていたラジエターキャップに不備があり、仕事が回ってきたのだ。
    しかし、技術的にクリアしなければいけない大きな課題が立ちはだかっていた。
    駄目なら、さらに手を掛ける。不可能を可能にするまで。
     社員の総力を結集しての努力は実るのか。
     ひたむきに取り組む女性社長の奮闘と、製造業の心意気を描いた、中小企業応援小説!
  • 869(税込)
    著:
    長野慶太
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    二転三転する日米企業の合弁交渉の行方は!

     マツイ・エクセレンスの斎藤潤は、同じ健康食品企業であるアメリカのリッチベイ社と合弁企業を設立するための交渉責任者として、シンシナティ・シティに向かった。斎藤は社長の中野の腹心の部下であり、一方、リッチベイの交渉窓口となったロバートも、副社長のキースに絶対の忠誠を誓う男だった。
     マツイ・エクセレンスは、中野と副社長向山の派閥争いがあり、ライバル企業のサンセット・トレードが業界第三位開健堂に続き、アメリカ企業のランパートと合併したことで、業界のトップシェアを奪われていた。
     合弁事業の予定会社、株式会社アールエムの準備事務所ができ、当初は順調に交渉が進んでいた。
      突如、リッチベイ社に対等合併の話が出てきた。合併賛成派は、リッチベイ社の社長・副社長側で、反対側が会長とキースの側だった。そればかりか、リッチベイ社が重大な問題を隠蔽していることが明らかになってくる。
     中野の意を受け、証拠をもとにロバートを追い込むことになった斎藤。行き詰まる交渉の結果は!
  • 日本人よ、これが戦争だ!

    『ゴーマニズム宣言スペシャル戦争論』で戦後日本人の戦争観を覆した小林よしのりが、戦後70周年の節目に、初の戦場ストーリー巨編に挑む。舞台は天皇皇后両陛下も訪問したパラオ・ペリリュー島を想定した南の島。玉砕戦に臨む日本兵を主人公に、壮絶な戦闘シーンと極限の人間ドラマを描ききる。日本の戦争ドラマにありがちな「反戦平和」や「お涙頂戴」などのお約束をすべて排除し、戦争のリアルだけを追及したこの作品は、『プライベートライアン』や『地獄の黙示録』といった戦争映画に比肩するスケールと迫力を持つ。究極の戦争ドラマに、血湧き肉躍り、心震える!

    フィックス型EPUB337MB(校正データ時の数値)。

    【ご注意】※お使いの端末によっては文字が読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
  • 世界をリードする65人が執筆

    2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災、津波被害、そして福島第1原発問題。現在、世界中の目が日本に向けられている。日本は復興に向け動き出したが、震災以前から抱える数々の問題は依然日本の将来に影を落としている。国内政治の混乱や巨額の負債、高齢化、硬直化した教育制度と若者の意欲喪失に加え、技術や革新の分野での国際競争力の低下や外交問題など、憂事は尽きない。本書は、世界的な経営コンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーが、世界のオピニオンリーダーに日本が直面する問題について、それぞれの視点での提言を求め、それをまとめた1冊である。著者の方々はその優れた洞察力のもと、時折ユーモアも交えながら、日本への愛情に満ちた筆によって日本の過去、現在、そして最も重要な未来を描き出している。グローバル企業のCEO、ピューリッツァー賞受賞作家、ゲームクリエイター、サッカー監督、民間人校長、漫画家、建築家など、幅広い顔ぶれの寄稿者がそれぞれの視点で日本を語るというユニークな企画により編まれた本書は、いまの日本を読み解くための手がかりとなるだろう。
    著者
    武田薬品工業 代表取締役社長 長谷川閑史
    ルノー 取締役会長兼最高経営責任者(CEO)、日産自動車 社長兼CEO カルロス・ゴーン
    ソフトバンク 創設者・代表取締役社長 孫正義
    ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長 柳井正
    サッカー日本代表 前監督 岡田武史
    国際情報専門フリーライター、コンサルタント、『エコノミスト』前編集長 ビル・エモット
    スターバックスコーポレーション 会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)ハワード・シュルツ
    漫画家 弘兼憲史
    ディー・エヌ・エー(DeNA) 最高経営責任者(CEO) 南場智子
    ほか46人
  • 「逆説の日本史」シリーズ「『言霊の国』解体新書」「逆説のニッポン歴史観」

    古来、現実よりも言葉の霊力に重きをなしてきた「言霊の国」ニッポンにあって報道の客観性は遠いところにあった。その精神風土を冷静に見すえることなく、迷妄なコトバ=記事をたれ流してきたのが大新聞の報道姿勢でなかったのか。新聞はウソをつかない“社会の木鐸”などの言葉が空しくなる虚報、ミスリードの連続を数々の事例を持って検証し、朝日新聞に代表される新聞ジャーナリズムの姿勢を問う。
  • 勝者は誰だ!
    古くは、VHS対ベータのビデオ戦争。その後の、CDをめぐって世界の企業が争った規格戦争。そして、記憶に新しいブルーレイvs HD DVD規格の綱引き……。つねに、世界標準となる規格を得たものが勝者となっていく。そのため、世界中の企業が離合集散を繰り返し、熾烈な戦いを繰り広げてきた。
     昨年、映画『アバター』の成功を機に、家庭のテレビはアッという間に3Dテレビ時代に突入した。日本メーカーでは、パナソニック、ソニー、東芝などが、DVD規格での協力関係や敵対関係を微妙に引きずりながら、それぞれが持つ特許と得意技術をもとに駆け引きを繰り広げる。
      ただ、過去の企業戦争とちがっていたのは、ハリウッド映画産業の意向だった。しかも、ディズニー、ソニー・ピクチャー、ワーナー、20世紀フォックスといったビッグ・カンパニーがそれぞれの思惑で日本企業を巻き込んで暗躍を始めていたのだ……。
     3Dテレビが、日本の家電企業の救世主となり、世界標準の座を奪うことによって、一気に世界経済の中心に躍り出るまでの全舞台裏を明かす、インサイド・ドキュメント。

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