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『ハーレクイン40周年キャンペーン、ベティ・ニールズ(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~25件目/全25件

  • そぼ降る雨のなか立ち続けた。来るはずのない相手を待って……。

    父を亡くした看護師のチャリティは身寄りがないも同然だった。継母は家を売り払って国外に移住し、美しい義理の姉とも疎遠で、モデルの仕事をする姉に対して引け目を感じていた。そんなチャリティをオランダの病院に勤めないかと誘う者がいた。人好きのする笑顔をもつオランダ人医師のコールだ。結婚をほのめかす彼の言葉を信じて異国の地へやってきた矢先、チャリティは、彼が自分とのデートをすっぽかし、美人看護師と出かけていくのを目撃して絶望の淵に突き落とされた。つらいけれど涙をこらえて懸命に働く彼女に、外科のファン・デル・ブロンス教授が声をかけた。「泣くのは恥ずかしいことじゃない」■癒しの作家B・ニールズの不朽の名作をお届けします。華やかな姉に比べて冴えない自分に自信がもてないチャリティ。でも、周囲は彼女の良さを知っていました――とりわけ、人生経験豊富な教授は。『しあわせな出会い』の関連作です。
  • 病院で住み込みの雑役係をしているクローディアは、毎日くたくたになるまで働きづめの日々を送っていた。世話をしてくれた大おじが亡くなり、家を追い出されたからだ。しばらくして、大おじの診察に訪れていた高名な医師トマスが、彼女のもとを訪ねてくるようになる。何度か二人で食事したあと、彼は唐突にクローディアに結婚を申し込んだ。「結婚すればきみは自由を、ぼくはよき友人を手に入れられる」愛のかけらもない申し出だと知りつつも、時折見せるやさしさに淡い期待を抱き、思わず頷いてしまう。
    *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 年上のドクターへの淡い恋心は、いじわるな横やりに翻弄されて……。

    看護師長のフィービーは、結婚退職を決めた看護師の妹に泣きつかれ、彼女になりすましてオランダの病院に勤務することになった。ボスで名医のドクター・ルシウス・ファン・ソメレンは、妹の話では少しぼんやりした仕事の虫ということだった。ところが、対面した相手は青く輝く瞳が印象的な男性で、すぐにフィービーが妹の替え玉であることを見抜いた。怒ることなく事情に耳を傾ける彼は、包容力のある大人そのもので、まだ本当の恋を知らないフィービーはかすかに胸をときめかせた。けれど、招待されて訪れた彼の家には、反抗的な幼い息子と、敵対心をあらわにした若く美しい家庭教師が待ち受けていて……。■奇跡的に発掘された、ベティ・ニールズの幻の未邦訳作品をお届けします! 好きな人のそばにいる美人の存在がヒロインの胸を波立たせるのはロマンスの定番ですが、なかでも本作の美人家庭教師の毒心は想像を超えて……。年上の紳士と純真な乙女の恋の行方は?
  • 家事手伝いの地味な娘に訪れた、洗練されたドクターとの静かな出会い。

    両親の死後、ペーシェンスは大叔母姉妹に引き取られた。大叔母が投資に失敗して財産をほとんど失ってからは、住み慣れた屋敷を引き払い、今はつましい年金暮らしをしていた。そんなある日、空いた屋敷をしばらく借りたいという話が舞い込んだ。しかも借り手のオランダ人外科医ユリウス・ファン・デル・べークは、執筆に専念するため、雑用係としてペーシェンスを雇い入れたいらしい。彼女は未払いになっている請求書の束を思い浮かべ、仕事を引き受ける。でも、執筆中は完全に静かでなければならないと要求するなんて、きっとミスター・ファン・デル・ベークは暴君のようなご老人ね。ところが現れた雇主は、にこりともしないけれどハンサムな男性で……。■英国のありふれた日常風景の中で繰り広げられる穏やかなロマンスを綴った人気作家、ベティ・ニールズの選集第10弾をお届けします。無愛想なのに魅力的な外科医に雇われ、図らずも心を奪われていくヒロイン。しかし、彼の周りには美しい女性が大勢いて……。
  • 看護師の研修を数週間後に控えたアラミンタ・ポンフリーに、知人から思いがけない仕事が舞い込んだ。オランダ人の医師がしばらく6歳の双子の甥を預かることになり、その世話係に、アラミンタが推薦されたというのだ。ドクター・マークス・ファン・ダ・ブローというその医師は、予想外に若くハンサムで、彼女はひと目で好意を抱いた。胸躍る外国生活、かわいらしい子どもたちとの楽しい日々。だがアラミンタに対するドクターの態度は常に冷たく、ドクターを愛し始めてしまった彼女は、人知れず苦しむ。彼にとっては“ミス・ポンフリー”など、永遠に他人なのだと。

    ■健気に気丈に子どもたちの世話をするアラミンタ。たとえその胸の内は報われない恋に泣いていても。ところがドクターの胸にも、彼女には計り知れぬ想いが生まれていたようですよ……。
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 冷たい雨に打たれた娘の上に、さらなる咎めの雨が降る……。

    ロンドンの病院で病棟看護師長を務めるジョゼフィンは、ある雨の日、田舎道を散歩中に危うく車に轢かれそうになった。彼女の目と鼻の先で急停止したその高級車には、気位の高そうな年上の男性が乗っていた。ジョゼフィンが思わず非難すると、相手はあろうことか、突っ立っていた彼女に非があると言い、冷たい一瞥をくれて走り去った。憤りを覚えながらも、彼の美しい顔がジョゼフィンの脳裏に焼きついた。2日後、出張する医師の代理の人物ユリアスが勤務先に現れたとき、ジョゼフィンは心臓が止まりそうなほど驚いた――彼こそ、先日彼女を轢きそうになったあの男性だったのだ!

    ■雨の日の出会いで良くも悪くも心に残っていたユリアスと信じられないような再会を果たしたジョゼフィン。彼の一挙手一投足に胸を高鳴らせる自分に戸惑いますが、あるとき意外なほど優しい笑顔を見せられ……。ベティ・ニールズの不朽の名作をお楽しみください。
  • 厳しくて口数の少ない教授の優しい気遣いにふれて……。

    ロンドンの病院で外科病棟の看護師長をしているメガンは、同じ病院に勤務する医師と半年前に婚約した。熱烈な恋愛でなくとも、彼とは安定した家庭を築けると思っていたが、この頃、本当に私は彼が望むような女性なのだろうかと不安になる。というのも、田舎に住む家族と引き合わせたとき、彼はどうやら内気で従順な妹のほうを気に入った様子だったのだ。ある晩、メガンが婚約者の心ない言動に傷ついていると、病理学部のファン・ベルフェルト教授がさりげなく慰めてくれた。なんて優しい人。勤務中のクールで厳しい教授とは別人みたい……。だが、そのとき恋が芽生えたことに、メガンはまだ気づいていなかった。

    ■唯一無二の作風で今も愛され続けるベティ・ニールズの、1993年の作品をリバイバルでお届けします。職場の皆から恐れられるほど冷たく厳しい教授。いつもは寡黙な彼がときおり見せるさりげない優しさに、メガンはしだいに信頼と愛情を抱きはじめますが……。
  • 『薬指の契約』社長マシューに呼びだされたハリエットは、親しい同僚ベンとの関係を咎められて愕然とした。私とベンとその恋人が三角関係で揉めているだなんて、言いがかりよ! だがマシューは彼女の弁明にまったく耳を貸さないばかりか、とんでもない解決策を強要する。マシューこそが真の恋人だと宣言して、婚約者として振る舞うようにというのだ。

    『汚れなき花嫁』大学生のシェリーは、春休みに友人たちと訪れたフロリダで魅力的な年上の銀行家フォークナーと出会い、ひと目で惹かれた。ところが彼から、学生を相手にする気はないし身分も違いすぎるとはっきり言われて深く傷つく。なんて傲慢な人なの? フォークナーのことは忘れようと誓ったシェリーだったが、予想外の騒動に巻きこまれて……。『花嫁の誓い』貧しい看護師カロラインはオランダを旅行中に大怪我をし、近くの大きな屋敷に運びこまれた。屋敷の主は男爵の称号を持つ医師、ラディンク。手当てこそ丁寧だが愛想はまるでなく、世捨て人さながらの生活をしていた。彼の悲しい過去を知り、胸を痛めるカロラインは、突然ラディンクに「僕と結婚してくれないか」と告げられて、仰天する。

    ■ハーレクインを代表する3大人気作家が描く、花嫁たちのシンデレラロマンス傑作選
    *本書に収録されている『薬指の契約』、『花嫁の誓い』は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 10歳のとき両親が事故死して以来、トリクシーは伯父の家で、いとこと一緒に育てられた。何ひとつ不自由ない日々のなか、愛情は美しいいとこひとりに注がれるのだった。やがて、希望がかない、看護学校の寮に入ったトリクシーは、ある日、病棟でころびそうになって憧れのクレイン教授に抱きとめられる。翌日会ったとき教授は、地味な彼女に気づいた様子もなく、トリクシーはさびしい想いをした。ところが数日後、その教授から突然電話がかかってきた。
  • 地道に働くまじめな娘が、男爵の秘書に抜擢され……。

    病気がちな母を世話しながらタイピストとして働くサリーナは、年頃の娘らしい楽しみを持ったことがなかった。たまには、今とは違う人生を夢見ることもあったが、けなげに母を思う彼女はすぐにあきらめてしまうのだった。そんなある日、サリーナは人材派遣センターから依頼されて、マルク・テル・フォーレン医師のもとで臨時に働くことになった。するとオランダの男爵でもあるマルクが、今度秘書が退職するので、代わりに彼の国へ一緒についてきてほしいという。このハンサムなドクターと? お母さんのことはどうすればいいの?サリーナの心を、希望と困惑が駆け抜けた。

    ■唯一無二の作風で愛されるB・ニールズの名作をお贈りいたします。初めこそ無愛想で傲慢な皮肉屋に見えるヒーローですが、陰ながらも大いにヒロインを支える姿がなんとも魅力的です。
  • 働き者のシンデレラの姿を、静かに見つめるまなざし……。

    エマは口うるさい有閑夫人の付き添い兼秘書として働き、わずかな給金と母の年金を頼りにつましく暮らしている。ある日、雇い主である夫人が体の不調を訴え、かかりつけ医の代理でサー・ポール・ワイアット医師が往診に来た。彼は他の医師と違い、夫人のわがままに振り回されることなく、健康状態に問題がないと見るや颯爽と帰っていった。それ以来、エマの心はポールのことでいっぱいになった――たまたまやってきた彼には、もう会うこともないと思いながら。ところが数日後、母娘で遠出中に母が病に倒れ、どうしたらいいかわからずうろたえるエマの前に、ポールが現れた!

    ■けなげなヒロインを数多く生んだB・ニールズ。なかでも本作は涙なくして読めないシンデレラストーリーです。母の看病をしながら泣き疲れて眠るエマにそっと毛布をかけ、ほつれた髪を静かに撫でてやるポール。年上で大人な彼のさりげない優しさに心打たれます。
  • きみは霧氷のように美しい――その言葉を愛と信じていいの?

    アミリアは聖アンセル病院の手術室専属看護師長。やりがいのある仕事だとは思うけれど、27歳という年齢を考えたら、そろそろ女性としての幸せも欲しかった。だが婚約者のトムは昇進のことしか頭になく、まだ結婚に乗り気でない。ある日、アミリアは釣り好きの父とトムと3人でノルウェーを旅するが、トムは相変わらず結婚には触れず、父娘を残して先に帰国してしまった。そんなとき旅先で出会ったオランダ人ギデオンと行動を共にするうち、初めこそ失礼な人と反感を抱いたものの、しだいに惹かれていく。そして、彼女と婚約者の仲が進展していないことを知ると、ギデオンは驚くべきことを言い放った。「いっそ僕と結婚すれば?」

    ■やさしく穏やかな作風で読む者の心を癒やしてくれる、唯一無二の名作家B・ニールズ。選集第5弾となる本作は、1984年初版のリバイバル作品です。煮え切らない若きトムと、魅惑的な褒め言葉をかけてくる大人のギデオンに挟まれ、アミリアの心は千々に乱れます。
  • 天涯孤独の貧しい娘が、手の届かない恋に落ちた。

    病院の雑役係をしてつましく暮らすヘンリエッタは、ある日、捨て猫を拾いあげた拍子に医師アダムの足をうっかり踏んでしまった。また別の日、高熱で倒れて町の診療所に担ぎこまれたところ、偶然そこへ手伝いに来ていた彼に診察されることになった。ヘンリエッタは謎めいた彼のことを少しばかり怖いと思っていたが、意外にも彼は診察後に家まで送り届けてくれたうえに、彼女の悲惨な暮らしぶりを見かねて新しい仕事まで紹介してくれた。その優しさに、彼女の恋心はいまにも走りだしそうになった。でも、高名で裕福な彼と貧しい私とでは、住む世界が違いすぎる――そう悟ったヘンリエッタは、切ない想いをそっと胸の奥にしまいこんだ。

    ■両親と死別して養護施設で育ち、病院の雑役とオフィス清掃の仕事をかけ持ちしながら懸命に生きるヒロインの恋物語を描いた“伝説のシンデレラストーリー”がよみがえります。意地悪な同僚に陰口を叩かれながらも健気に働く彼女に、幸せは訪れるのでしょうか?
    *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている『小さな愛の願い』のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 顔を合わせれば喧嘩ばかり。どうしてこんなにいらいらするのかしら?

    ロージーは祖母の言いつけで旅行のつき添いをすることになった。口やかましい祖母のお供をするのは気が重いが、故郷でもあるスコットランド高地への列車の旅は楽しみだった。ところが旅の途中に立ち寄ったホテルの裏庭で祖母が転んで足首を痛め、二人はやむをえずツアーを抜けてそのホテルにとどまることになる。往診に駆けつけたドクター・キャメロンは医師としての腕や患者の扱いは見事なものだが、その横柄な態度がどうにもロージーには気に入らない。祖母に向けた彼の笑顔はとても魅力的だったけれど……。■無愛想なドクターに、君のことなど眼中にない、という態度を取られてもどかしい思いをするばかりのロージー。それが恋だと気づくには、彼女はあまりに奥手だったのです。ベティ・ニールズの世界が存分に味わえる秀作。
  • 恋という名のスパイスは、想いを届けるたったひとつの手段。

    夕暮れの田舎道で、フロリナは高級車に乗った父娘と出会った。背が高くハンサムな男性と、かわいらしい女の子。それからひと月後、父娘は村の屋敷を買い取り、引っ越してきた。病気あがりの父をかかえて生活に追われているフロリナはコックの腕を買われ、その屋敷で働くことになる。週末を田舎でのんびりと過ごす小児科医の主人、サー・ウィリアムのために心をこめて食事をつくる――それが彼女のささやかな喜びになった。雇い主の彼から見れば、フロリナはただのコックにすぎないし、彼は再婚相手も決まっていたのだけれど。■美人で意地悪な婚約者を前にして、フロリナは初めての恋をそっと胸にしまうのでした。けなげに料理を振る舞うヒロインの姿が印象的な、ベティが1987年に上梓した貴重な作品です。
  • 唐突なプロポーズ――それは、あまりに悲しい恋の結末。

    ロンドンの聖モード病院で働くオクタヴィアはある日、勤勉な仕事ぶりを買われ、出張看護の命令を下された。地中海めぐりのソクラテス号に乗船しろというのだ。船上で彼女は、かつて病院にけが人を運び込んだ男性と再会する。そのとき彼は“必ずまた会う”と自信満々に言い、オクタヴィアの脳裏にその姿を刻みつけたのだった。オランダの医師だという彼とともに船で過ごすうちに、無愛想だが親切な彼にオクタヴィアは心惹かれるようになる。だが航海が終わったとき、彼がもたらした残酷な仕打ち――それは愛のかけらもない、便宜的な結婚の申し出だった!

    ■「君に恋しているふりはできないが」と、ルーカス医師はあまりにむごい言葉とともにプロポーズします。オクタヴィアの返事はいかに……? 伝説のロマンス小説家ベティ・ニールズが描く、心がほっこり温まる珠玉作です。
  • 報われなくても、傷ついてもかまわない。この想いで彼の心が癒せるなら――

    母を亡くしたばかりのアビゲイルには、早急にお金が必要だった。看護師として働いていた病院は母の看病のために辞めていたし、少しずつ切り崩していた貯金も、葬儀代で底をついてしまったからだ。そしてオランダでの仕事で会ったのが、ファン・ワイケレン教授だった。外科医の彼は容姿端麗で、聞きほれるほどすてきな声の持ち主だ。ただし、目にも口調にも温かみはなく、彼女を嫌っているようだった。でもどんなにうとまれても、彼に会うと胸はどきどきしてしまう!教授は昔、誰かに傷つけられて、冷たく気難しい人になったという。彼がまた人を愛せるよう、私が役に立てればいいのに。だから今日も、アビゲイルは涙を隠してほほえみつづけた……。

    ■恋を知らないヒロインは、クールな外科医のヒーローの態度にとまどいながらも、惹かれる気持ちを止められません。実は彼が次から次へと患者を紹介して、彼女をそばに引き留めようとしているとは思いもせず……! 『咲かない薔薇』『指輪のゆくえ』の関連作。
  • 660(税込)
    著者名:
    ベティ・ニールズ
    翻訳者名:
    深山咲
    レーベル: ハーレクイン

    わたしにばかりつらく当たる彼。
    いっそ嫌いになれたらいいのに!

    看護師のジェニーは両親を早く亡くし、伯母に育てられた。その伯母が急病に倒れ、主治医と親しいオランダ人外科医、エデュアルト・ファン・ドラーク医師が診察にやってきた。名医だというが、彼はジェニーの名を覚えないばかりか、彼女を冷淡にあしらい、往診のたびに辛辣な皮肉を言う。伯母の命の恩人とはいえ、なんて嫌な男性なの!その一方で、彼が時折見せる優しさにジェニーは戸惑った。そんなとき従兄の美しい未亡人マーガレットが伯母を訪ねてきた。エデュアルトが彼女に魅了されていくのを見るうちにジェニーの心はなぜかさざめき立って……。■優しく穏やかな書き口で、ファンの心を癒やすベティ・ニールズ。
    看護師とオランダ人医師の心温まるロマンスをお楽しみください。
  • 2年前に母を亡くし、兄夫婦と暮らし始めたキャサリンは、以来ずっと、使用人のようにこき使われていた。朝早くから子供たちの世話をし、食事を作り、掃除に追われ……だが、そんなキャサリンの灰色の日々は、ジェーソン・フィッツロイと知り合って変わった。ジェーソンは容姿端麗で高名な医師で、彼女の境遇を知るや、住みこみの仕事を紹介してくれたのだ。心優しいジェーソンに、キャサリンは惹かれていった――彼にはすでに美しい恋人がいることなど知らず。
  • 1パーセントの奇跡。
    それは彼が平凡な私に恋する確率。

    早くに両親を亡くし、叔母に引き取られた看護師見習いのアラベラは、叔母の娘で看護師のヒラリーと一緒に育った。美人でわがままな従姉とはちがい、控えめな性格で平凡な顔立ちだ。そんな彼女がある日、気の進まないヒラリーに代わって、小児患者につき添いオランダへの旅行に出た。ところが楽しい旅が一転、運転手が急死してバスが横転してしまう。助けに現れたオランダ人医師のギデオンに優しくされ、彼の洗練された様子に、アラベラは女性として初めて胸をときめかせた。その瞬間、ずっと比べられてきた美しい従姉の顔が脳裏をよぎった――
    私なんて恋をするだけ無駄よ。たとえ彼に運命を感じているとしても。■弱き者や小さき者に優しいギデオンは外見にも増して中身の素敵な
    男性だと気づくアラベラ。募る思いと裏腹に、自信のなさから恋心
    を抑えようとする切なさに胸を締めつけられます。しかも運悪く、
    ロンドンまで送ってくれた彼が美人の従姉とでくわしてしまい……。
  • 看護のすえに祖母が亡くなり、ジェインは途方に暮れていた。
    屋敷は見舞いにも来なかった従兄が相続するうえ、
    祖母が残した犬1匹と猫2匹を連れて、
    数日中に出ていくようにと言い渡されたのだ。
    看護師の勤め先が見つかれば糊口を凌げるが、
    以前働いていた病院では空きがなく、行くあてもない。
    目の前が真っ暗になったとき、祖母を生前診てくれたヴァン・ダー・ヴォーレンホヴ教授が弔問に訪れた。
    ジェインは気がつくと、彼の胸に顔をうずめて泣いていた……。
  • 愛のないプロポーズなのに、
    胸の高鳴りが止まらなくて……。

    看護師長のサラは恋人にふられて落ちこんでいた。
    そんな彼女に、ある日、意外な人物から声がかかった――
    顧問医のドクター・フーゴ・ファン・エルフェン。
    フーゴの下で働き始めて3年になるが、
    彼はこれまで一瞬たりともサラに関心を示さなかった。
    もちろん今回も、入院患者のケアを手伝ってほしいと頼まれただけ。
    ところが数日後、サラが勤務を終えて帰ろうとしたとき、
    フーゴに呼び止められ、驚くべき申し出をされる。
    「僕と結婚してくれないか?」息もできず呆然と立ちつくす彼女に、
    彼はほほえみもせずに続けた。「友情以上を求めはしないよ」
  • 660(税込)
    著者名:
    ベティ・ニールズ
    翻訳者名:
    水月遙
    レーベル: ハーレクイン

    両親亡きあと、独りぼっちになってしまったジェマイマ。病の母に代わって家事をしてきたため資格など何もなかったが、幸運にも、ある老婦人のつき添い役の職につくことができた。慣れない仕事はつらく、雇い主の甥のケイター教授からとるにたりない存在と思われているのも腹立たしい。なのになぜか願ってしまうのだった――彼がほほえんでくれたら、と。しかし教授の近くにはいつも、グロリアという美しい女性がいた。ある日、ジェマイマはそのグロリアに“ねずみ”呼ばわりされ、ぶざまな思いと恥ずかしさに赤面してしまった。ふと教授を見ると、彼は冷たい瞳でこちらを見つめていて……。
  • フローレンスは牧師の娘。病み上がりの母を世話するため、少し前に病院勤務をやめた。母は健康を取り戻しつつあるが、家計は苦しく、高名な外科医フィッツギボンのもとで働くことになる。ロンドンでの仕事は面白かったし、給料も驚くほど高額だ。有能なフィッツギボンにも好意を抱き始めたフローレンスだったが、彼はいつも冷ややかでそっけなく、仕事以外の話をしようとしない。しかも、結婚を前提に交際している女性がいるようだ。きっと私のことなんか全然関心ないんだわ――と、フローレンスが後片づけを始めようとすると彼が突然言った。「食事に行こう。仕事の後はリラックスしないとね」
  • セアラは父の死後、継母に家を出ていくように言われ、ロンドンで病院の受付をしながら寂しく暮らしていた。この先、何か胸のときめくようなことは起こりそうもない……。親しい友人も恋人もいないセアラは猫だけが友だった。そんなある日、セアラは病院の医師であるノータ教授から、2週間、オランダに住む彼の祖母の世話を頼まれる。これを引き受ければ退屈な毎日から解放されるかもしれない。いつも不機嫌そうな教授の申し出に驚きながらも、セアラは休暇を取り、オランダへ旅立った

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