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『ノンフィクション、幻冬舎(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全214件

  • 大王製紙社長の長男として、幼少時代は1200坪の屋敷で過ごし、東大法学部に現役合格。27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長就任。順調な経営、華麗なる交遊……すべてを手にしていたはずの男はなぜ“カネの沼”にハマり込んだのか? 創業家三代目転落の記。そして、刑期を終えたいま、何を思うのか――。出所後の独白を加え文庫化!
  • 一九七〇年。学生運動が終焉へと向かうなか、少女マンガの変革を目指した女性たちが東京練馬区の二軒長屋にいた。中心は萩尾望都と竹宮惠子。後に「大泉サロン」と呼ばれ、マンガ家のタマゴたちが集ったこの場所で、二人は互いに刺激を受け合い、これまでタブーとされた少年愛やSFといった分野で先鋭的な作品を次々生み出し、少女に熱く支持される。だがその軌跡は決して平坦ではなかった――。『ポーの一族』『風と木の詩』等、名作誕生のプロセスを追いながら、二人の苦悩と友情、瓦解のドラマを描く意欲作。
  • 二一世紀を代表する会社を作りたい――。高校生のときに抱いた起業の夢は、サイバーエージェントの設立により実現した。しかし、社長になった彼を待っていたのは、厳しい現実だった。ITバブルの崩壊、買収の危機、社内外からの激しい突き上げ……。孤独と絶望、そして成功のすべてを赤裸々に告白したノンフィクション。夢を追う人必読の書。
  • 「神様、病気はどうして私を選んだの?」 恐ろしい病魔が15歳の少女亜也の青春を奪う。友達との別れ、車椅子の生活、数々の苦難が襲いかかる中、日記を書き続けることだけが亜也の生きる支えだった。「たとえどんな小さく弱い力でも私は誰かの役に立ちたい」 最期まで前向きに生き抜いた少女の言葉が綴られた感動のロングセラー、ついに文庫化。
  • 保身、言いわけ、責任逃れのズルい男が権力を握るのが、この国である。防衛汚職事件で2年6カ月の実刑を受け現在服役中の元防衛事務次官はどのように業者と癒着してきたのか。ロッキード、ダグラス・グラマン事件以来最大といわれたこの事件とは一体何だったのか。二流官庁と蔑まれてきた防衛省(庁)と防衛産業との歪んだ関係、そしてそこに巣喰う現代公吏の生態を丹念に描くノンフィクション。
  • 1,672(税込)
    2024/5/9 (木) 配信予定
    著:
    岸惠子
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    私の打ち明け話


    この歳になって気づいたこと、私だけが知っているあの人の素顔、
    あの男性との恋の顛末を、この機会にすべて語ってしまおう。

    「豊饒な孤独」を生きる女の人生賛歌、全18話。

    【この本に登場する人たち】
    鶴田浩二さん/萩原健一さん/中曽根康弘さん/石原慎太郎さん/小田実さん/瀬戸内寂聴さん/原田芳雄さん/佐田啓二さん/中井貴一さん/三國連太郎さん/佐藤浩市さん/小津安二郎さん/美空ひばりさん/松山善三さん/大野良雄さん/力道山さん/川端康成さん ほか
  • 自然はぼくたちの先生だ!
    突如現れたお茶の間の人気者!キジー、初の本。


    アリを観察すると、天気が読める。
    溺れてしまったら、口だけ海面に出すべし。
    耳まで水につかると、癒される。
    ……ほか、ターザンの知恵47。

    【目次】
    ★沖縄ターザン・キジーのプロフィール

    第1章:触れ合う
    森と会話することから始める
    天気を読む
    夜空に恋をする
    日の出は海の中で待つ
    モテモテになる秘訣!
    裸足が教えてくれること
    物々交換はすてきなこと
    木の根っこは楽しい!
    川の賢い歩き方
    川の楽しい遊び方
    マングローブ林の歩き方
    三種の神器
    ナイフにこだわる
    海遊びの必需品

    第2章:食べる
    川で水が飲みたくなったら
    お皿を作る
    コップを作る
    川で何食べる
    海岸で何食べる
    海で何食べる
    山で何食べる ①シークワァサー
    山で何食べる ②イノシシ
    味変したいときどうする?

    第3章:くつろぐ
    いつでもどこでもお風呂タイム
    瞑想が好き
    お昼寝のすすめ
    キャンプファイヤーを楽しむ

    第4章:作る
    根っこでアクセサリー
    帽子を作ろう
    天然の特製ワッペン
    家を造ろう!ツリーハウスも造っちゃお!
    憧れのツリーフルツリーハウス

    第5章:動植物との出逢い
    「釜爺」を見てほしい
    虫となかよくする
    虫を見つける方法
    トカゲ釣りの作り方
    トイレットペーパーを探せ
    忍者ごっこ
    お金持ちになれる木はどれ?

    第6章:危険
    熱中症になったら
    日焼け止めを塗る前に考えること
    毒を持つ植物を知る
    山の中で遭難してしまったら
    山の中で夜を明かさないといけなくなったら
    海で溺れそうになったら
    血の出るケガをしたら
    突然雨が降ってきたら
    危険の察知の仕方

    ★建設中の「村の理想図」を大公開!

    取材・文:伊藤麻由子
    撮影:ミヤイチ"ポルコ"マサヒコ
  • がん、余命10年、岸博幸が悟った、人生でやるべきこと、やめるべきこと。
    ゲーテwebで1200万PVを獲得した独白記事を大幅加筆して、書籍化。
    同世代、子を持つ親、若者、日本の未来に最期に言いたいこと。


    元官僚の大学院教授・岸博幸が、人生の締め切りがわかったことで気づいた、
    残りの人生を“ハッピー”に生きるための究極の思考法。
    仕事、たばこ、過保護だった子育て、白髪染め、マルチタスク、酒、変化に動じること……、
    すぐにやめるべきこと、すぐに始めるべきこととは。

    <目次>
    はじめに 2023年1月20日、がんを告知された
    1章 癌になってようやく悟ったこと
    2章 余命宣告された人・定年を迎える人へ
    3章 未来を担う、若い世代へ
    4章 人生を”ハッピー”に”エンジョイ”するための5つのヒント
    5章 子を持つ親へ
    6章 日本の未来へ、5つの提言
  • 2003年に家族3人を殺害された著者が、苦しみの淵からどのように抜け出せたのか。その道のりを振り返り、著者を手助けした様々なスキルやノウハウを紹介する。事件の被害者だけでなく、自分の力ではどうしようもない、様々なハンデや不運を背負った人たちに読んでいただきたい一冊。



    【目次抜粋】
    序章 ある日突然、家族三人の命を奪われた
    ・事件の第一報は早朝のニュースだった
    ・ストーカーと化した男の非道な「決意」
    ・最高の教育者だった母の教え

    第1章 ポジティブ思考への切り替え方
    ・すべては「平穏な日常」を取り戻すことから始まる
    ・負の連鎖を断ち切るために
    ・本当につらい人には、ただ寄り添うだけでいい

    第2章 言葉が人生を形づくる
    ・言葉が持つ力を知る
    ・ベストな自分を見つけて褒める

    第3章 新しい人生を切り開くスキル
    ・宇宙から自分を眺めている光景をイメージする
    ・頭の中の独り言をコントロールする

    第4章 五感を満たして自律神経を整える
    ・大好きな人と美味しいものを食べる
    ・励ましてくれる音楽を聴く

    第5章 目標を達成する「アウトカム・フレーム」
    ・最初の一歩を踏み出すための方法

    あとがき
  • YouTube再生回数600万回超え!「NBSみんなの信州」で大反響を呼んだ感動のドキュメンタリーを書籍化。
    がんを患い、「余命わずか」を宣告された母が、家族に遺した1冊のレシピノートに込めた思いとは。



    胆のうがんを患い、「余命わずか」を宣告された母・三嶋伊鈴さん。歯科衛生士を目指す専門学校生の娘・優華さん。高校受験を控えた中学生の息子・健渡くん。寡黙ながら優しい父・浩徳さん。
    コロナ禍で病院での面会が制限される中、家族は在宅医療を受けることを決断する。在宅医療を支えたのは、訪問診療クリニック樹の瀬角英樹医師。
    NBS「看取りを支える訪問診療」取材班の中村明子記者は、瀬角医師から紹介を受け、2022年9月から家族4人で過ごす最期の日々を取材していく。
    伊鈴さんが亡くなる数日前に見つかった1冊のレシピノート。材料と工程がイラストと共に丁寧に書かれたレシピの数々には、家族への深い愛情と絆が刻まれていた。

    夫・浩徳さん「ありがとね。手料理おいしかったよ。あまり、おいしいって言ってなかった。ごめんね……それが当たり前だったからさ」
    長女・優華さん「もっとお母さんの料理の手伝いをしておけばよかった」「お母さんは頑張ったから、すごい頼りない3人だけど、ゆっくり休んでください」
    長男・健渡くん「もうお母さんとはしゃべれないけど、お母さんが愛したみんなを、お母さんを愛していたみんなを見守ってね。今までありがとう。これから先も大大大大大好きだよ」
  • ハマスとイスラエルの衝突で世界は混乱、いまだ和平の糸口は見えない。パレスチナとイスラエルはなぜ憎しみあい、殺しあうのか? パレスチナ人が70年も難民として生きる不条理を、なぜ国際社会は解決できないのか? ガザ、イスラエルに駐在し、PLOアラファト議長の通訳も務めた外交官が目撃した、この世の地獄とは? オスロ合意、キャンプ・デービッド・サミットの裏側、アラブ人とユダヤ人の本音、歴代アメリカ大統領の計算、難民キャンプの実情など、日本人が知らない、ガザとガザをめぐる歴史のすべてがわかる本。
  • あの時、警察が動いていれば、
    死なずに済んだのに――。

    2019年10月。福岡県・太宰府市で平凡な主婦の凄惨な遺体が見つかった。

    大事な家族を惨たらしい形で失った遺族の悔恨、慟哭。
    洗脳し暴行の限りを尽くした犯人の非道、残虐。
    落ち度を否定し続ける佐賀県警の無謬主義、厚顔。
    ローカル局若手記者の逡巡、苦悩。

    報道特別番組「すくえた命~太宰府主婦暴行死事件~」(2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞受賞)取材班リーダーによる、渾身のノンフィクション。


    無残な姿で見つかった高畑瑠美さん。瑠美さんは山本美幸と岸颯(傷害致死罪等で起訴)に同居を強いられ、洗脳、暴行され命を失った。夫や2人の子供と幸福な家庭を築いていた主婦が、なぜ?
    「何度も鳥栖警察署に相談に行っていたのに、全く動いてくれなかった」――遺族の告発を聞いたテレビ西日本報道部は調査報道を開始。取材で浮かび上がってきたのは佐賀県警鳥栖警察署の杜撰な対応だった。塩塚記者は、遺族と向き合い、犯人の背景を探り、佐賀県警の無謬主義とぶつかる。そして報道の注目度と比例するように重くなる“背負った荷物”に、次第に押しつぶされそうになっていく。ローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは――?
  • 1,568(税込)
    著:
    堀口恭司
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    第7代Bellator世界バンタム級王者
    「最強のMade in Japan」が明かす格闘家としての半生。
    ごちゃごちゃ語るな。
    やるべきことに集中しろ。  
    結局、「本物」しか残らない。

    目次
    まえがきにかえて 難しく考えるな

    第1章 前夜
    鉄アレイが刺さったトビラ
    5歳から始めた空手
    ケンカにならない
    全国大会で準優勝
    初めてボコられた同級生
    山本〝KID〟徳郁×魔裟斗
    高校での寮生活と初めての彼女
    学校でのイジメについて思うこと
    「お前じゃ絶対に無理だよ」
    KIDに会う
    内弟子初日に思ったこと

    第2章 UFC王座を目指す
    はじめてのプロ練習
    不安どころか楽しみしかない
    晴れてプロデビュー
    自分が試合をする意味
    KIDさんのセコンドでUFCへ
    オクタゴンの金網リングで闘う
    UFC王座への初挑戦
    米国を拠点に
    日本人選手のATT入りについて
    強さとは何か?プロとは何か?
    RIZINからのオファーと選んだ理由

    第3章 師匠との別れ
    RIZINバンタム級グランプリ
    自然体で 「1位になる」
    覚えていない準決勝
    決勝戦は想定内
    開始9秒での勝利と天心戦のアピール
    台風に直撃された那須川天心戦
    「なんで負けたんだよ」
    KIDさんとの別れ
    もう一人の師匠、 二瓶さんとの別れ

    第4章 日本人初の二冠王
    RIZINバンタム級王座を獲得
    メイウェザー戦が実現したら
    難しい問題を解くための考え方──円周率は 「1」
    異変
    無感情
    自分を信じる方法
    史上初の二冠王
    断った朝倉海戦と敗戦の理由
    全治10カ月
    アメリカに自宅を購入

    第5章 カーフキック
    直弟子を取るか問題
    日本市場とアメリカ市場の違い
    日本人が精神的に弱い理由
    感情を殺すように心がける
    アホは強い
    自分の子どもには選択肢のある人生を歩ませたい
    Bellatorとの契約
    試合はトランプゲーム
    命懸けで闘うという考え方
    前向きな思い込みを意識せよ
    どこまで行っても気持ち
    朝倉海との再戦
    「イージーファイト!」
    カーフキック

    第6章 格闘技をメジャーに
    物議を醸した記事
    自分流の立ち直り方
    アメリカから見た日本の風景
    朝倉兄弟とローガン・ポール
    1日2試合は是か非か
    シバター八百長騒動
    キャリア初の2連敗
    ついに実現した天心×武尊戦
    フジテレビの撤退と次なる収益構造の模索
    天心 「無敗」 の真相
    格闘技をメジャーにしたい

    第7章 新格闘技団体「TOP BRIGHTS」の方向性と役割
    エンタメかショーか
    アスリート×不良
    朝倉未来がメイウェザーに勝つ方法
    花束投げ捨て事件と土下座
    新格闘技団体 「TOP BRIGHTS」 の方向性と役割
    減量について
    ステロイド使用の問題について
    堀口恭司×井上尚弥が実現したら……
    無鉄砲がいいほうに転がるパターン

    第8章 「最強」の定義を考える
    「ファイター」は何が起ころうと闘うのが仕事
    日本ではよく眠れない
    人生の無駄とは何か?
    いかにシンプルに考えるか
    ルーティン
    「最強」 の定義を考える
    中間を取ることができない
    もし格闘技と巡り合わない人生だったら……
    もし格闘家として成功していなかったら……

    あとがき──自分が求めているもの
  • 1,568(税込)
    著:
    脇屋友詞
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    重要なのは、何かを選ぶこと。
    選ばなければ、人生は始まらない。
    選ばざるを得なかった仕事に黙々と熱狂する。
    運命に従え。道は開ける。

    「友詞には食神がついている」。料理の道に進むことは、易者の父親が決めたことだった。中学の卒業式から三日後、中華料理店での修行の日々が始まる。
    北海道での悪童時代、絶対的存在の父親、1日に何百枚も洗った中華鍋、初めて知った中国料理のメニューへのこだわり……。キャピトル東急ホテル「星ケ岡」等を経て、当時荒野のような土地だった立川に新しくオープンするホテルの料理長となるが、ここ立川での挑戦は無謀といわれていた。毎晩試行錯誤し、格闘する日々。やがて「立川に面白い中国料理店がある」という噂が立ち、脇屋の世界を大きく広げる。
    その後、自身の店「トゥーランドット」を作り次々と出店、大成功を収める。そして今年の新たな挑戦――。
    中国料理一筋、運命を受け入れ、もがき苦しみ、日本の中国料理界のトップに君臨するまでの50年の軌跡。

    脇屋シェフの人生そのものでもある中国料理。自然の産物の食材と人間の格闘の歴史でもある中国料理は複雑で分厚く深遠だ。はたして中国料理とは何なのか? 本書は、その壮大な問いの答えでもある。
    脇屋は中国料理人人生50年となる今年、さらなる進化を求めて銀座にビルを建て、Wakiya流・中国料理の集大成となる店をオープンさせる。約30年前と同じように、無謀だといわれたことに、夜も眠らないたゆまぬ努力で挑戦する。
    運命を受け入れ、置かれた場所で咲け。夢は実現させた後に語るものだ。「これが自分の夢だったんだ」と。

    先ずは目の前のことに必死になれ、ひたすら考え抜け! それこそが生きるということだ。心が奮い立つ圧倒的自伝。

    最も大切な時、なぜ脇屋さんのところに行くのか、納得の書。
    ――栗山英樹(元WBC日本代表監督)


    生きるとは、仕事とは、どういうことか。
    ページをめくる度に、胸を打ち心が震える一冊。
    (以下、本文より抜粋)

    「この道より我を生かす道なし。
    この道を歩く」
    なぜかわからないけど、背筋がざわざわとした。
    その言葉から目が離せなくなった。
    何かとても大切なことが書かれている気がしたからだ。
    心の中で、何度もその言葉を繰り返した。
    僕がわからなかったのは、このことだったのだと思った。
    何を選ぶかではない。
    重要なのは、何かを選ぶことなのだ。
    僕が苦しかったのは、何も選んでいなかったからだ。
    ――第2章「母と中華鍋」より


    何にでもなれる未来なんて、ほんとうはどこにも存在しない。
    何にでもなれるのは、何も選んでいないからだ。
    どこかに辿り着くためには、道を選ばなきゃいけない。ひとつの道を選んで、その道を歩き続けなければいけない。
    僕が恐れていたのは選ぶことだった。
    何かを選ぶことは、それ以外のすべてを捨てることだから、選んでしまったら、そこで自分の未来の可能性は閉ざされてしまうと思い込んでいた。
    それが間違いだった。
    選ばなければ、人生は始まらない。
    何ヶ月も中華鍋を洗い続けて、ようやくそのことに気がついた。
    そして、僕は中国料理の道を選んだ。
    ――第3章「雨垂れ石を穿つ」


    ずっと死力を尽くしてきた。
    不平たらたらで、いつも目の片隅で辞めるチャンスを探していた十五の春でさえ。
    迷ったり、悩んだり、信じられなくなったりすることはある。
    けれど、目の前の鍋だけは必死で磨いた。
    その先に、道が続いていた。
    目の前の仕事が、自分の仕事だと思えるかどうか。
    この道をずっと歩いてきて思うのは、結局のところそれだけだった。
    何かをなせるか、なせないかの差は。
    才能の差でも、運の差でもない。
    かなえたい夢がなくても、焦ることはない。
    今自分の目の前にあることに、とりあえず必死で取り組んでみることだ。
    それが心底自分のなすべき仕事だとわかったとき、人生は必ず変わる。
    僕はそれを知っている。
    ――第6章「デ・ニーロと窯」
  • 1,568(税込)
    著:
    小野伸二
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    天才と呼ばれ、
    喝采を浴び続けた男の光と影

    10人きょうだいという特別な環境に生まれた。
    母親の病が発覚し、プロになろうと奮起した。
    プロになっても度重なるケガに悩まされた。
    1人になると自然と涙があふれ出ることもあった。
    それでも、小野伸二は笑顔でボールを蹴っていた。

    44歳、小野伸二が決断をした。
    プロサッカー選手からの引退を発表した。

    小野伸二と言えば、「天才」と表現されることが多い。
    繊細なボールタッチに、華麗なトラップ、受け手に優しいスルーパス。
    「楽しむ」ことをテーマに、彼はプロサッカー人生を全うしたが、
    度重なるケガにも苦しんだ選手生活でもあった。
    知られざる小野伸二を余すところなく書ききった初の自著となる。


    小学校低学年のときに、友だちのサッカーの練習についていった。
    そこでサッカー少年団に入るという決断をするのだが、月謝が2000円だった。
    小野少年はそこで逡巡した。「親に言ったら、ダメっていうだろうな」。
    10人兄弟という家庭環境のなかで育った小野は、
    生活には苦労はなかったが習い事をする余裕はなかった。
    しかし、「入ってしまえ!」と入団申込書を自筆で書いて持っていった。

    小野は言う。
    「僕の拙い字を見た当時の小野コーチという同姓の方が自宅に来てくれて、
    この子にサッカーをやらせてあげてください。月謝やかかるお金は
    わたしが負担をします、と言ってくれたんです」

    幼少のころから、様々な人に支えられて、
    日本を代表するサッカー選手になった。

    天賦(GIFTED)の才能が本当にあるのか、それは僕にはわからない。
    人と違う視野、人と違うキック、人と違うトラップ。
    それが努力の賜物か、僕だからできたのか?
    僕自身は持って生まれたものだと思ったことはない。
    もし、何かを与えられるものがあったとしたら、
    それはやっぱり「人」なんだと思う。
    出会いを与えられ、そこにチャンスが生まれ、今の僕がある。
    そのことだけは決して忘れないでいようと思う。

    そして、みんなに伝えたい。
    ありがとう!と。
  • 慎太郎、あんたの人生は、奇跡だったよ!!

    阪神タイガース18年ぶり優勝の年、28歳で生涯を終えた元選手がいた。
    母の目線で描く、もうひとつの「奇跡のバックホーム」――感動のノンフィクションストーリー。


    阪神タイガースが18年ぶりに優勝に輝いた今年、横田慎太郎選手が7月18日に28歳で亡くなった。
    2019年、脳腫瘍の後遺症で視界がぼやけるなか引退試合で見せたプレーは「奇跡のバックホーム」と呼ばれ、多くの人に感動をもたらした。
    引退後、再発・転移と入院を繰り返しながらも「生きたい」と願った横田選手。
    3度にわたる闘病を支えたのは、病室でともに寝泊まりしながら看病を続けた母・横田まなみさんをはじめとする家族だった。
    本書は映画『20歳のソウル』の脚本を務めた中井由梨子氏が、まなみさんと対話を繰り返し、
    まなみさんに成り代わって横田選手とのかけがえのない日々を描いた、感動のノンフィクションストーリーである。
    もうひとつの「奇跡のバックホーム」がここにある。


    『18時のプレイボールの前に黙禱が捧げられました。
    慎太郎が大好きな球団の皆さんと、そして4万人を超える観客の皆さんが、
    慎太郎のために頭を垂れてくださいました。
    「黙禱」
    しんと静まり返ったスタジアムに風の音だけが響いています。

    慎太郎、これが本物の甲子園の風だね。
    慎太郎、今この瞬間、甲子園はあなただけのものだよ。
    慎太郎、今、どこにいる?』 ――本文より


    【目次】
    プロローグ 甲子園の空
    第一章 夢のグラウンド
    第二章 奇跡のバックホーム
    第三章 最後の港で
    エピローグ ホームランボール
  • 「僕は単なる決める係」と語る森保一。2022年ワールドカップでは、個性豊かな選手をまとめ上げ、ドイツ・スペインを破るという歴史的快挙を成し遂げた。「非カリスマ型」として注目されるリーダーシップを支えるのは、選手時代から培われた「決断の速さ」だ。なぜ試合中に、まるで違うチームになったかのような豪胆な采配ができるのか。一瞬の判断のために、日頃どんな準備をしているのか。森保を長年取材し、挫折も苦労も見極めてきたジャーナリストが、その秘密に迫る。
  • 50代の働き盛りに前立腺がんが発覚した。子供はまだ幼いし、大河ドラマ「真田丸」の執筆も控えているし……。そんな脚本家が信頼できる主治医と出会い、不安を感じずに手術
    を受けることができた。術後5年、「前立腺がんは怖くないし、〝がんと闘う、生還する〞というイメージを変えたい」と、マジメで明るく笑える対談集が誕生!
  • 990(税込)
    著:
    飯野賢治
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    福島第一原発の事故から数週間が経とうとしていた頃、
    一人の男が愛する息子に向けて書いた、ごく個人的な文章が、
    インターネット上で燎原の火のように広がり続けていた……。

    「原子力発電」を全ての地球人に問いかける感動のメッセージ、緊急出版!!

    ※ この作品の印税の全額は、日本赤十字社を通して、義援金として東日本大震災の被災地に届けられます。

    ここに流れる沈着な愛、深い哲学、もうなんといったらいいかわかりませんが、
    原発に賛成とか反対とか言う前に、全ての方に読んで頂きたいと思います。
    ――池田香代子(翻訳家・『世界がもし100人の村だったら』著者)
  • 彼女の一つのツイートが私の人生を変えた……
    この裁判は私の存在証明だった。
    深い孤独と幸福への諦観を抱え、
    強大な影響力を持つ相手に独りのサラリーマンが立ち向かった、闘争の日々


    国際政治学者としてメディアで活躍し、強大な影響力を持つ三浦瑠麗。
    彼女がある日、ネットの海に放った一言が、一人の男の人生を変えた。
    男の名は西脇亨輔。テレビ朝日で法務部員として働くサラリーマンだ。
    彼女のツイートは、西脇が大切にしていた私生活を侵し、深い絶望に突き落とした。
    テレ朝の看板番組「朝生!」の準レギュラーともいうべき存在と闘うべきか。それとも静かに耐えるべきか……。
    葛藤の末にいばらの道を選んだ西脇は、自ら法廷に立ち、自分を弁護した。心は擦り切れ、現世での幸せは諦めた。それでも自らの存在証明のために闘い続けた。ワンルームの自室で綴った裁判資料は1000枚以上。孤独な闘いは1345日に及んだ。
    勝利を掴むまでの闘争の日々を綴った、魂の裁判記録。
  • 戦時中の出来事をたった二行の言葉に封印してしまった父の経歴書。
    父との出会いから丁寧に綴った母の手記。
    彼らは戦中戦後の時代をどのように生きたのか。

    父山本琢郎が亡くなり、母洋子が整理した父の遺品を私に渡してくれた。その中に父が書いた経歴書があった。役人であった父の経歴は実に細かく記述されていて、俸給級数まで記載されたものだった。しかし、その経歴書の中で戦時中の部分だけは、
    昭和十八年十月一日 仙台陸軍飛行学校入校
    昭和二十年八月十八日 召集解除ヲ命ゼラル
    と、たったの二行だけだった。
    父は、戦時中どう生きたかを、その二行に封印してしまったのである。
    私はその二行の行間をなんとか読み解こうと思った。というのも、その遺品の中に「振武特別攻撃隊 天翔隊 陸軍少尉 山本琢郎」と書かれたシルクのマフラーがあったのである。父は陸軍少尉で、しかも、いわゆる「特攻隊」だったのか……。生前、母も含めて家族全員、父から戦時中の話は一切聞いたことがなかった。
    私は猛烈に調べ始めた。
    遺品の中には父の闘病中、看病をする傍ら母が書いた戦中戦後の様子を丁寧に綴った手記も入っていた。二人の若者はあの時代をどう生きたのか……。
    母の手記は、将校姿の父と出会った経緯から書き始められていた。
  • 自分が幸せだと思いたいのか 人から幸せだと思われたいのか/本当に必要なものだけを残したらほとんどのものが消えた/孤独感はいつか底を打つ/わざわざ探すのではなく、たまたま出会う/人はそのままで素晴らしいけど、それだけじゃダメ/自分の心が嬉しくなることが魂の仕事/今ここにないものを求めない イラストと言葉によるメッセージ。
  • 石原慎太郎は日本のゲーテだ!
    弟子として受けた薫陶
    伴走者として作品を創り上げた日々を綴った、作家同士の回想録


    弁護士の牛島信は、1998年に石原慎太郎と出会った。
    作家としても活動していた牛島の才能を高く評価した石原。
    その後2人の作家は、時に師弟として、時に伴走者として濃密な時間を過ごす。
    そしてその交流の日々は、大作『火の島』として結実することになる。
    作家同士だからこそ分かり合えた、垣間見ることができた、石原慎太郎の素顔とその存在意義に迫る。
  • 子育ても受験も、日々の暮らしも、優先順位を決めてそれ以外はしないと決めると途端にラクになる!
    4人の子どもたちを東京大学理科三類に合格させた著者が教える効果的な勉強法とは?


    第1章:子育てがラクになる極意~必要なければ捨てましょう~
    ・離乳食のお粥の上の星型にんじん、必要?
    ・理由を説明すれば子どもは理解するもの ……ほか

    第2章:健康と生活習慣
    ・3歳までは安全と睡眠が最重要テーマ
    ・子どもは散らかして遊ぶのが仕事。片づけはしなくていい ……ほか

    第3章:勉強と成績
    ・やる気スイッチより「楽しさスイッチ」
    ・読書は人の器を深くする ……ほか

    第4章:受験と進路
    ・子どもを追い詰めない幸せな中学受験とは
    ・地方在住の家庭の中学受験 ……ほか

    第5章:人生100年時代の親の生き方、子育て後の暮らし方
    ・子育てのゴールを”親がいなくなって7年後”に設定
    ・料理の作り方はとってもアバウト ……ほか

    第6章:3歳から18歳までの英語勉強法
    ・小学校で英語嫌いにしないための入学前の英語学習
    ・中学受験しない人こそ先取り学習を ……ほか
  • ある日、僕は認知症と診断された。
    まだ、39歳だった――。
    実話をもとに描く、夫婦の9年間の軌跡。

     
    僕は39歳で若年性アルツハイマー型認知と診断された。
    車の営業として働き盛りだった僕はその事実を受け入れられない。
    だが、ある日、顧客の顔を忘れ、会議を忘れ、とうとう自宅への帰り道も忘れてしまった。
    いつか大切な家族のことも忘れてしまうのだろうか。
    「人生、もう終わり」。
    そう思っていたが……。
    実在の人物をモデルにした感動の物語。
  • 【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化! 
    絶対に”なにか”いると噂の稽古場。これは一体、土地の因果か、誰かの怨念か――? 30年にわたって“出続けている”心霊現象を追う、リアル怪談ドキュメント。   

    「各階の間取りがすべて違う」。思えば最初から違和感はあった――。幼少期から霊感を持つ横澤は、主宰する劇団の稽古場を構えようと東京・三茶のビルを訪れる。その造りに不安を抱くも、駅近から契約を結ぶ。が、入居早々、エレベーターの床が水浸しに。そこには、大家から「絶対に話かけてはならない」と聞かされていた“異形”の者が立っていた……。【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化! ”出る”と話題のヨコザワ・プロダクションの30年にわたる心霊現象を追った、怪談ドキュメント。
  • 二言目には「バカヤロー!」が口を衝く、「強烈にして無比」なキャラクターでやってきたミュージシャンも、74歳。本当は臆病で小心者だけど、孫悟空に憧れて、暴れん坊キャラで生き抜いてきた。根拠なき自信は強い。「バカヤロー」キャラは男の兵法。自信を持って臆病キャラに徹する。「悟れ」ではなく「悟るな」。こずるく図々しく生きて構わない。偽善で何が悪い。生きることが困難な時代だからこそ、「キャラで生き抜け!」と叱咤激励。
  • 「タイなんか奴らは毎日食ってる。イワシにしろ。あれの焼き立てが、いま一番うまいんだ」と、実母の葬儀ではイワシをふるまい、参列者を喜ばせる。「ワシは決断したら一瀉千里だ。実行に手間取っていると、決断に対する異論が出てくる。細心の準備でかかるから、異論はゼロだ」と、「日本列島改造」を成し遂げる。豊かな発想力、類いまれな決断力と実行力、あらゆる人を魅了した人心掌握術等、田中角栄の「凄さ」を伝える名言を、人間味溢れるエピソードとともに紹介。厳しい時代に光を放つ、天才の言葉の数々。
  • 人見知りで口べた、まともに異性と話せなかった著者が、アンダーグラウンドの世界に潜り込んで、いつのまにかインタビューしたAV女優、風俗嬢は800人!どんな大物、悪党、美女、強面も著者には、なぜ心を開いてしまうのか。その秘密は長年にわたって工夫を重ねてきたしゃべりの技術にある。多くの具体的な例をあげて、誰にでも応用できる形ですべて公開。難攻不落な相手の口説き方、論争の仕方、秘密の聞き出し方など、今までどんな本にも書かれてなかった超インタビュー術。
  • 一九八二年、駆け出しのライターだった僕を雇った男は、闇の出版ビジネスを支配する首領だった―。「裏本」を生み「裏本」と心中した八〇年代のカリスマ「村西とおる」と女たち。そして伝説の写真誌「スクランブル」。時代の徒花「裏本」の興亡とアンダーグラウンドカルチャーを、あつくスキャンダラスに描くノンフィクション。
  • 二十代最後の夏、村西とおるのもとで“僕”は初めてAVに出演した。村西はやがて黒木香、松坂季実子などのスターや“顔面シャワー”を生み出し、“AV界の帝王”となる。しかし、繁栄もつかの間、ハワイでの逮捕、ジャニーズ騒動など事件が続いて、王国は崩壊していく。激動のまっただ中にいた著者による『裏本時代』に続く、自伝的ノンフィクション。
  • 金属バットで両親を撲殺、女性8人を強姦して殺害、妻をチェーンソーでバラバラに切断、教え子をソープに沈めたのち殺害......。高度経済成長やバブル景気に浮かれた昭和後期に起きた、25の凄惨な事件。著者が長年蒐集してきた警察の内部資料を基に、犯行と捜査の内幕を詳らかにする。華やかな時代の陰ではおぞましい鬼畜が跋扈していた――。
  • これからの世界を生きる、すべての日本人へ!

    バカ正直では、世界で勝てない。
    日本代表のマエストロ(指揮者)が明かす、
    勝利への抜け道。

    歴代日本代表監督が指摘し続けた
    日本人に足りない「ずる賢さ」の正体。

    「日本人は車が来ないのに赤信号を渡らない」フィリップ・トルシエ
    「勝つためにずる賢くなれ」
    イビチャ・オシム
    「日本にはマリッツィア(イタリア語のマリーシア)が足りない」
    アルベルト・ザ ッケローニ 
    「日本人にはピカルディア(スペイン語の抜け目なさ)がない」ハビエル・アギーレ
    「日本にマラン(フランス語のマリーシア)を植えつけたい」ヴァヒド・ハリルホ ジッチ

    ※「マリーシア」:「ずる賢さ」を意味するポルトガル語

    1章 「ずる賢さ」こそ最強の武器
    無名の落ちこぼれが「ずる賢さ」で成り上がった
    ピッチ上では「役者」になれ
    努力してないフリで差をつける
    人の努力量から未来を計算し、サンプルにする
    チームメイトはあえて褒めて油断させる
    「家族」がやられたら、やり返すのは当たり前
    大学時代に自分に課した「恋愛禁止」
    食事会で言われた「こんなおもろない大阪人、おるんや」
    三笘薫を止める方法
    「見えていないフリ」をして逆を突く
    ビルドアップは正確なトラップができれば余裕
    わざと「ダメ選手」のフリをする
    スルーパスは目線と体の向きで「騙す」

    2章 「ずる賢さ」を自己管理に使う
    悪ガキのセルフコントロール術
    「自分ツッコミ」で人生は変わる
    ここぞという場面で緊張しない方法
    W杯最終予選でさえ緊張しなかった理由
    オーストラリア戦前日の話し合い
    W杯で気をつけるべき注意点
    フェネルバフチェ移籍破断の真相
    スポルティング移籍を巡る大混乱
    「リトル本田」VS「リトル守田」

    3章 自分を捨てないために、学びは捨てる
    「学び」は使い捨て
    いらない情報は聞き流す
    聞いてるフリして聞き流す
    捨てたあと、本当にいらないのかを考え直す
    「他の選手になったつもりでプレーする」という学習法
    中村憲剛さんからのアドバイスでも自分で思考して判断する
    ポルトガル移籍で気づいた、嫌いだった監督の真意
    教えてもらった恩義は永遠

    4章 川崎フロンターレが「ずる賢さ」を進化させた
    自分の序列が一番下になる場所を選ぶ
    練習参加で受けた衝撃「俺が一番下手や」
    「止める・蹴る」基本の習得に2年間かかった
    「止める・蹴る」は無意識にできるようになるまで磨く
    憲剛さんが教えてくれた「あえて動かない」
    フリーの概念を変える

    5章 サッカーの「公式」をつくる
    クレジットカードの16桁を暗記している
    ポルトガルでピッチ上の監督になった
    日本人の僕がポルトガル人DFに「サッカーの公式」を教える
    状況A:相手が1トップと1トップ下でプレスをかけてきた場合
    状況B:相手2トップが「出る役」と「絞る役」を交互にする場合
    【方法1】アンカーが相手より先に中央のいい位置へ動く
    【方法2】相手の読みを逆手に取り、アンカーが中央でターン
    状況C:相手2トップが両方とも前に出てきた場合
    状況D:相手が4-3-1-2でプレスに来た場合
    心得1:きれいな三角形をつくらない
    心得2:なるべくボールをピッチ中央に置く
    心得3:マークの担当を決めさせない
    心得4:こいつにボールを持たせたら危ないと思わせる
    心得5:マークがどこまでついてくるか探る

    6章 「ずる賢さ」の原点は中学時代
    「デスマッチ」で磨かれたずる賢さ
    発声練習で身についたコーチング力
    返事をしなかったら罰走10周
    中2であと一歩届かなかった全国
    全国3位・涙の笑顔写真
    仲間のセレッソ行きで芽生えた反骨心
    兄から言われた「今すぐ高校辞めろ」
    父からの言葉「その気になったら何でもできる」
    父の背中

    7章 あえての「ユルさ」が集中を作り出す
    試合に負けたらファストフード爆食い
    タバコに逃げるときもあった
    親の仕送りでパチンコ
    チーム一のはぐれ者と意気投合
    他業界の友人からエネルギーをもらう
    運転免許失効の教訓

    8章 少し危険な「本番モード脳」の作り方
    カフェインで脳をギンギンにする
    集中しすぎると視界にモヤがかかる
    練習でも勝負の日はカフェイン投入
    氷で両脇や膝裏を冷やす
    「お守り」になった母の涙

    9章 日本サッカーの常識はヨーロッパでの非常識
    日本ではなかった「足がつる」という感覚
    スポルティングの強度が高い理由
    3-4-2-1のプレスの約束事
    攻撃時の非対称ローテーション

    10章 日本サッカーの理想像
    森保監督の柔軟なチームづくり
    川崎スタイルで勝負できるか?
    一流クラブを徹底的にコピーするのも手

    11章 カタールW杯で日本が勝つ方法
    ドイツ遠征で見えた日本の勝ちパターン
    みんなで分析したドイツの弱点
    ドイツが嫌いなのはカウンター
    必ずグループステージを突破する
  • 苦節7年!30年ぶりのチャンピオン獲得を手繰り寄せた、エンジニアたちの群像劇

    2015年、2008年シーズン以来のF1復帰を果たしたホンダ。
    しかし、かつて16戦15勝という圧倒的強さをほこり、アイルトン・セナが駆った「マクラーレン・ホンダ」の復活として、大きな期待を集めたが、復帰当初は技術力不足から大きな挫折を経験。そこから7年。ホンダのエンジニア達は、オールホンダの力を結集し、30年ぶりのドライバーズタイトル獲得。どん底から世界一に登りつめた、エンジニア達の苦難と栄光を追う。
    Prologue:奇跡のファイナルラップ
    第1章;決意と覚悟と意地と
    第2章:苦難から信頼へ
    第3章:強力なパートナー
    第4章:確執
    第5章:受け継がれる本田宗一郎の「魂」
  • 一九九六年、日本で一番本が売れた年、帝国ホテルで執筆中に山村美紗が亡くなった。二〇〇冊以上の本を出しベストセラー作家と持て囃された〝ミステリの女王〟。華やかな活躍の陰で「文学賞を獲りたい」という強烈な劣等感を抱いていたこと、公然の秘密と噂された作家との関係や夫の存在など、秘められた謎は多い。文壇のタブーに挑むノンフィクション。
  • 2027年、日本がウクライナになる――。決して脅しではない。習近平国家主席が4期目を決めるこの年に、世界は大きく動くことになるだろう。ロシア、中国、北朝鮮に囲まれた我が国の危険性は、日増しに高まるばかりである。ロシアはなぜ北方領土を手放さないのか、中国が尖閣を執拗に欲しがる背景、北朝鮮のミサイル発射の脅威……。AIや衛星が主流の現代の戦争においては、海は陸地化しており、島国は安全という理屈も通用しない。元自衛官で「戦場を知る政治家」である著者が指摘する日本防衛の落とし穴。
  • 「もうだめかもしれない」そう思った時に湧いてくる強さがある――
    若者たちは自分の余命とどう向き合い、立ち上がっていったのか。精神科医と見つめる、人間のレジリエンス(復元力)とは。

    20年以上、がん医療の現場で患者さんの話を聞いていた精神科医が発見した、人に必ず備わる「レジリエンス(復元力)」とは――。
    20代、30代のときに突然がん告知を受け、絶望と向き合いながら今も懸命に生きる6名の若者の物語。決して平たんではない彼らの道のりと、そこに寄り添い話を聞き続けた著者による力強いメッセージから、今日一日を過ごせることへの感謝と、生きるための勇気が心の底から湧いてくるのを感じる一冊。

    ◆死を意識することの効能
    ◆自分は自分でいいんだと思えること
    ◆人は死とどう向き合うのか
    ◆怒りや悲しみなどの負の感情に蓋をしない
    ◆苦しんでいる人に寄り添うということ
    ◆不安との向き合い方
  • 2016年7月26日、知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が死亡、26人が重軽傷を負った「やまゆり園事件」。犯人は植松聖、当時26歳の元職員だった。なぜ彼は「障害者は生きるに値しない」と考えるに至ったのか。地元紙記者が、37回の接見ほか丹念な取材を続け、差別を許容する現代日本のゆがみを浮き彫りにした渾身のドキュメント。
  • 令和のダークヒーロー。
    初の紙爆弾。

    「俺はこれからも手は緩めない。ネタはいくらでもある。隠し玉として俺の手元に残しとるネタ以外に、120万人以上のフォロワーから毎日すごいネタのタレコミが入っとる。腐りきったこの国のドブさらいをきっちりやっていくんや。
    ガーシーチャンネルを始めて、一つ大きな事実に気付いた。経済界、芸能界、政界、メディア。この4つの権力が密接に絡み合って女をモノのように扱い、カネですべてを握りつぶしている。無数のタレコミを精査しているうちに点が線になったんや。この世界はホンマ腐っとる。この権力構造を破壊しない限り、この国は終る。俺は悪党や。正義の味方やない。悪党にしかできない方法で腐りきった連中を地獄に落とす。
    たとえ権力者が、何らかの方法で俺の口を黙らせたり俺の存在を消し去ったところで、ガーシー劇場は終わらない。
    俺を生み出したのはこの国の不満や。
    この国から不満がなくならない限り「第二、第三のガーシー」があとに続く。
    オモロイのはこれからやで。
    ほなの。

    ★ガーシーのグルメ&夜遊びガイド付き★
  • 1,386(税込)
    著:
    柳瀬博一
    イラスト:
    日暮 えむ
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    東工大の教授(メディア論)である著者が、納棺師の女性の勧めで、突然、父親の「おくりびと」になったリアルな体験から、家族の死とどう向き合うのか? というプリミティブな感情を綴る。遺体の着替えをやるなどして考えた「死者へのケア、死者からのケア」についての論考と、「コロナ禍」で向き合う家族の死と「Zoom」の関係も。付章として、養老孟司さんと、「おくりびとアカデミー代表」木村光希さんへのインタビューも収録。

    ■「さわる」だったその手に「ふれた」とき、親父が帰ってきた、と思った。
    ■5日間、亡くなった家族と過ごした稀有な体験
    ■コロナ禍だからこそ遺体が葬儀場に向かわずに家で。
    ■父親の「おくりびと」になった貴重な時間の記録
    ■納棺師の女性が教えてくれたか「エンゼルケア」


    もくじ

    [プロローグ]親父が死んだ。そして「納棺師(見習い)」になった。
    [1章]コロナで会えない--親父の病、ボケ、そして死。
    [2章]コロナがもたらした神「Zoom」。お通夜も、葬儀も、お見舞いも。
    [3章]私と弟、生まれて初めて親父に下着を履かせる。
    [4章]親父との握手。「さわる」から「ふれる」へ。そして世界が変わる。
    [5章]弔いである前に、死者のケア、生者のケア。
    [6章]『手の倫理』と、居間で戦うウルトラセブン。
    [付章1]「おくりびとアカデミー校長」木村光希さんに、聞いてみた。
    [付章2] 養老孟司さんに、聞いてみた。
    [エピローグ]1年後のストリートビュー。
    [解説的あとがき]ケア、ミーム、埋葬、バーチャル化、そして「からだ」
  • 「絶対一番なるんじゃ」。かつての野球少年達が選んだ芸人への道。焼け付くような焦りの中を頂点目指してもがき、ついに売れると確信した時、相方を劇症肝炎が襲う。人生を託した相方である友の再起を願い、周囲に隠し続ける苦悩の日々……。今なお、芸人に語り継がれる若手天才漫才師の突然の死と、短くも熱いむき出しの青春が心に刺さる感動作。
  • 夢を叶えた瞬間からすべてが始まる

    日本人として51年ぶりのショパン国際ピアノコンクール2位の快挙、自身のレーベル設立、日本初“株式会社"オーケストラの結成、クラシック界のDX化

    脚光を浴びる若き天才は次代の革命家でもあったーー

    いま世界が注目する音楽家の軌跡と未来

    ■序章 冠を獲りに行く
    ■第1章 ピアニスト反田恭平誕生
    ■第2章 いざ、世界へ
    ■第3章 人生を変えるショパンコンクール
    ■第4章 僕が世界で2位を獲れた理由
    ■第5章 音楽で食べていく方法
    ■第6章 音楽の未来
    ■第7章 僕を支えた天才たち
    ■おわりに
  • カジノで106億8000万円を失い、会長辞任、獄中へ。
    そして懲役4年の刑期満了後に、再びカジノへ。リベンジの舞台は韓国ソウルの「WALKERHILL」
    3000万円が9億円にまで増えるマジックモーメント(奇跡の時間)を迎える。
    果たして、負けを取り戻す夢物語か、破滅への一里塚か。
    ギャンブラー井川意高によるバカラ放蕩記。

    しかしその裏ではギャンブルよりも血がたぎる、現会長佐光一派による井川家排除のクーデターが実行されていた。

    「大王製紙から井川家を排除し、自らの地位を盤石とするために、佐光は300億円も無駄金を上乗せして会社に損害を与えた。「他人のカネ300億円で買った社長の座」は、さぞかし温く心地良いことであろう。これこそ特別責任ではないか。しかも、私の金額の3倍である。有罪とすれば懲役12年だ。」(本文より)

    大王製紙を舞台にした血みどろ裏切りノンフィクション!
  • 見果てぬ夢、至高の頂へ。
    キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイル……
    人馬一体で悠久の未来へと疾走する、感動のノンフィクションノベル!


    挑戦者の孤独と憂鬱、そして怒り。
    逆境を越えて、ビジネスでも競馬でも
    勝つためのアイディアが詰まった一冊。
    ――サイバーエージェント代表取締役 藤田晋

    正解も方程式もない、
    競馬の真の面白さがここにある。
    あのダービーの感動が克明に蘇りました。
    ――JRA騎手 武豊


    「前田さんは運がいいですな。毎年のようにG1を勝たれるんですから」
    「いえ、たまたまですよ」と幸治は謙遜するが、腹の中で思ったことは違う。
    ──なにが運がいいだ。俺はこれまで失敗と落胆を繰り返し、めげずにやってきた。この果てしないトライ&エラーの結果を、運の一言で片づけるな。
    失敗から学び、辛い時こそチーム全員で手を取り合って前へ進む。諦めずに進化と変革を目指す者だけが、この世界を生き抜くことができるのだ。幸治には、体でそれがわかっていた。
  • 2020年、コロナ禍の日常が始まった。いち早く『緊急事態宣言の夜に』という歌を発表し、メッセージを送ったさだまさし。ミュージシャンとしてどのような思いで活動してきたか、また、自身が設立した「風に立つライオン基金」がおこなってきた様々な支援の様子を綴る。小さな力を大きな動きに――魂のメッセージが胸を打つ、感動の記録。
  • 52歳でブレイクし、中高年の老いをネタに毒を吐いてきた漫談家も70代に突入。我が身の老いに直面するも、それすら「笑い」に昇華し、「できないことが増える毎日に孤軍奮闘。忙しくて寝る暇もない」と笑い飛ばす。人間観察を趣味としてきた著者は、長年、中高年を見続けてきた経験から「人生は70代で決まる」と断言する。その根拠は何なのか?
    笑いの中に「老い」の知恵をちりばめた抱腹絶倒の一冊。
  • 「総理、緊急事態宣言を出すべきです」
    未曽有のパンデミックを前に、この男はどう戦ったのか?
    初めて明かされる前コロナ担当大臣、苦闘の全軌跡!

    政治に何ができるのか。自分に何ができるのか−−。
    緊急事態宣言に効果はあったのか?給付金の目的は?
    人々の苦しみ。都知事との確執。専門家の分析。そして政界の動き。
    あらゆる情報を集め、議論を交わし、時に激し、涙した男が語る578日間戦記。
  • 「幸せの分母を増やす」。プロサッカー選手になることを諦め、先生になった。その後、鳥羽は料理の世界へとギアを変えた。27歳で料理の世界へ。数多くの苦境や挫折を乗り越え、ミシュランを獲得するスターシェフへ登りつめた。最注目シェフ兼実業家による人生哲学。

    なぜ、鳥羽の店は常に満席なのか?鳥羽は言う。「ぼくは(食の世界に)選ばれた人間だと思う。待遇があまり良くないと言われる食の世界を変えていきたい。食を通じて、愛を配り続けます。プロと一流の違いは愛の濃さだと思うんです。お客さんへの愛、クライアントへの愛、愛があれば、最高の想像力が生まれるし、プラス最高の技術で仕事をすれば、それが人に幸福をもたらす。もう、そこの差しかない」
    1章 料理に出会う
    2章 店をつくる
    3章 センスを磨く
    4章 会社をつくる
    5章 厨房を去る
    6章 シェフに至る道
  • 若くして特攻隊に志願した時、人生は終わったと覚悟した。終戦を迎えて生き残った時、残りの人生は余禄だと思った。頰を切られた時、一生をヤクザで終わると腹を決めた――。特攻隊、愚連隊、安藤組組長、そして映画俳優へと身を転じた安藤昇。ハジキか女を抱いて寝るような、その破天荒な生き様をモノローグで描く圧巻のノンフィクションノベル!
  • 2017年10月、神奈川県座間市のアパートの一室から大量の切断遺体が見つかった。部屋の住人・白石隆浩が女性8人男性1人を殺害・解体したと判明するや、その残虐さに世間は震撼した。白石はどんな人物か?なぜ事件は起きた?330分に及んだ獄中対話と裁判の模様を完全収録。史上まれな凶悪殺人犯に肉迫した、戦慄のノンフィクション。
  • 米粉(こめこ)をけっして使わない、米菓を100%のお米から作る----愚直なまでに真面目な会社の、縁と感動のストーリー。

    「台湾で、私たちの手で、『サンフレンド』を作らせてほしい」台湾の若者3人が雪の降りしきる越後岩塚を訪ね、米菓作りの技術提携を社長に懇願した。社長は断るためにあえて困難な宿題を出す。が、若者はあきらめず困難を克服した。それでも社長は断った。が、彼らの熱情が、かつての我がことのように思えた。そして足かけ3年----。再びやってきた若者たちに社長はついに言った。「これも何かの『縁』でしょう」この瞬間から日本・台湾・中国にかかる、米菓をめぐる巨大な橋の運命が動き始す。社長の名前は槇計作(まきけいさく)。若者の名前は蔡衍明(さい・えんめい)----中国市場を席巻する巨大食品グループ旺旺集団の総帥である。2020年12月、豪雪で通行止めとなった関越自動車道で、配送ドライバーが周囲の自動車に運搬中の煎餅を食料として配ったことがSNSやインターネットで話題となった岩塚製菓。創業75年、粘り強さと実直さの強みと秘密。
  • 1,485(税込)
    著:
    荒川慶
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    大学ラグビーのある試合で、悲劇は起こった。
    タックルをされた者は頚椎損傷で半身付随に、タックルをした者は生存率50%の肺ガンに————。
    涙なくしては読めない、感動の実話!

    プロローグ

    第1章 魂をこめたタックル 2017年

    京都産業大学ラグビー部の「栄養合宿」
    近畿大学ラグビー部の「決起集会」
    関西大学リーグ最終節・京都産業大学対近畿大学
    運命のタックル
    非情の宣告
    突然襲ってきた病魔

    第2章 二人のラグビー少年 1996年―2017年

    正義感あふれる男
    生まれながらのキャプテン気質
    タックルで認められた男
    高校3年生で全国大会優勝
    二人の合言葉

    第3章 絶望との戦い 2017年―2018年

    天井しか見えない
    生存率50%
    マサヤに送った一通のLINE
    失神との闘い
    マサヤに届いた驚きの知らせ
    チームメートに送ったビデオメッセージ
    甥っ子と恩師の力を支えに
    病院からの「卒業検定」
    京産大ラグビー部の名監督
    地獄の抗がん剤治療
    仲間の思いが詰まった千羽鶴
    友情のバリカン

    第4章 復活の日を夢見て 2018年―2019年

    抗がん剤治療、再び
    涙の卒部式
    足よ言うことを聞いてくれ
    思わぬ人からの励ましのメッセージ
    人生を賭けた大手術
    目標は免許取得と大学復帰
    夏のドライブデート
    「でんぼの神さん」へのお百度参り
    ついに帰ってきた
    夢にまでみた再契約
    それぞれのリスタート

    第5章 新たな敵、コロナにも負けず 2019年―2021年

    恩師のラストシーズン
    200人の学生を前にして
    1年半ぶりのタックル
    シーズン終了、そして就職
    小さい仲間に力をもらう
    あの場所で再出発
    公式戦デビューを目指して
    車いすラグビーへの挑戦

    エピローグ
  • 「宮台さんとは20年ぶりくらいですけれど、『制服少女問題』に責任を感じてらっしゃるんですか?」(上野)
    「『援交は魂に悪い』というのを、僕は当初、鼻で笑ってましたけど、でも、ある時期から鼻で笑えなくなった」(宮台)
    「あそこの空間、めちゃくちゃおもしろかったから、やらないほうがよかったとは言えないんですよね」(鈴木)

    上野千鶴子さんと鈴木涼美さんによる『往復書簡 限界から始まる』のなかで鈴木さんは、女子高校生時代のブルセラ体験において「目の前で自慰行為をする男性の滑稽で情けない姿を浴びるほど見たこと」が「男性への絶望」につながり、今なお逃れられないと繰り返し書かれています。それに対し上野さんは、「10代のうちに性が対価をともなうものであること、そして、欲望の市場が男性の陋劣(ろうれつ)な性欲によって成り立っていると知ったことは不幸なことだったかもしれない」と返信されました。
    そこで、当時の1994年に、『制服少女たちの選択』を発表し、女子中高生が援助交際をしたり、ブルセラショップで制服や下着を売ったりする現象を社会システムの問題として分析した宮台真司さんをゲストにお迎えし、『往復書簡 限界から始まる』刊行記念トークイベントを2021年8月26日に開催いたしました。宮台さんが援交少女たちへの責任を感じるに至った変容、女子高生という記号に欲情し、いまなお自己愛にとらわれたままの男性への上野さんの厳しい指摘、制服少女だったときの気持ちを否定しない鈴木さん。性を正しく使い、愛へと向かうことはいかに可能か――? 時代の証言者たちが集った緊張感みなぎる2時間をテキスト化してお届けいたします。

    ※本作品は、『小説幻冬』2021年12月号に掲載された記事を抜粋し電子書籍化したものです。
  • これが世界に通用する、謙虚さと自由さと厚かましさだ! いま「世界でもっとも演奏機会が多い」と言われる天才「現代音楽作曲家」の自伝エッセイ。この天衣無縫、融通無碍、唯我独尊、縦横無尽を見よ!

    どうしてこうなっちゃたか*目次
    序章 最初から作曲家だった/第1章 何用あって、ドーヴァーへ!?/第2章 ビジネスはビジネス! /第3章 「指くるくる+5」の罰/第4章 「音楽と、(多分)セックス」の真相/第5章 邪魔な絶対音感、その生涯唯一の恩恵/第6章 Aレベルと、あっけない大学受験/第7章 大学入学と、師ダリルとの出会い/第8章 初日「君はもう来なくていい」と/第9章 ホット・トラックな日々……ダリルの白熱教室/第10章 20歳、国際作曲コンクール優勝のあとさき/第11章 ボーイ・ミーツ・ガール/第12章 善は急げの超スピード婚/第13章 卒業試験はオペラの上演で/第14章 奨学金はゼロいくつで?/第15章 瞑想? 迷走! 冴えない大学院時代/第16章 なにも知らずに邦楽器の曲を手がけた/第17章 どうせ演奏されない曲なんだから/第18章 2003年、僕の東京物語/第19章 一体あなたは誰なんでしょう?/第20章 憧れの人、理想の師、伝説の人/第21章 ブーレーズ魔法の言葉/第22章 寒すぎる10月と、僕の親密な彼女たち/第23章 「情熱大陸」の情熱と、山田和樹君とのシンクロニシティ/第24章 外出禁止令と仕事禁止令/第25章 2人のマイ・グレイト・ヒーローズ/第26章 宙ぶらりんと無収入はオペラより劇的!?/第27章 アルマゲドンの過ごし方/最終章 家 族 樹の小枝/あとがき
  • 夫や交際相手11人の死亡で数億円の遺産を手にした筧千佐子。なぜ男たちはごく普通のオバちゃん然とした彼女の虜になってしまったのか?その秘密を探ろうと23度もの面会を重ねた著者は、彼女の体に染みついた“業”を身をもって思い知ることになる――。語ったこと、そして頑なに語らなかったことから、知られざる千佐子の闇を白日の下に晒す。
  • 1985年、バース・掛布・岡田の強力打線が原動力となり、初の日本一となった阪神タイガース。しかし、これを最後に頂点の座から遠ざかり、2006年以降はリーグ優勝もない。この長い不振は、「ミスター・タイガース」と呼ばれた藤村、田淵、掛布に続く「不動の四番」が現れないことに一因がある。一方の巨人は大補強を行いながらも、四番は原、松井、阿部、岡本ら生え抜き中心だ。なぜ阪神では四番が育たないのか? 自身の経験や歴代強打者との比較、ライバル巨人との関係性を通して四番打者について論じるとともに、タイガース復活への道標を示す。

    【もくじ】
    第1章 なぜ優勝できなかったのか
    ●阪神とヤクルトの明暗を分けた打線
    ●サンズ失速の原因
    ●佐藤輝明を二軍に落とす必要はあったのか
    ●幻となったスアレスのMVP
    ●磨きがかかった走塁、課題は守備力
    ●四番・大山悠輔に期待すること
    ●名門復活に「不動の四番の育成」は不可欠 ほか

    第2章 四番打者とは何か
    ●エースと四番のライバル対決……村山VS長嶋/江夏VS王
    ●江川卓のウイニングショット
    ●失われた「打たれる美学」
    ●「四番・掛布」のまま引退したかった
    ●1985年の日本一と「四番の犠牲」
    ●セ・リーグ四番は岡本・村上・鈴木に合格点
    ●中西太・村上宗隆の2年目を比較する ほか

    第3章 ミスター・タイガースの条件
    ●ミスター・タイガースの系譜……藤村富美男/村山実/田淵幸一
    ●ミスター・タイガースの条件
    1・孤高に耐えうる精神力を持っていること
    2・タイトルを複数回獲得していること
    3・試合に出続けていること
    4・相手チームの四番とエースからリスペクトされること
    5・チームリーダーとして優勝を経験していること
    ●阪神タイガースの歴代ベストナイン
    ●ひとりに強くなれ
    ●悔いなく辞めるために ほか

    第4章 ライバル巨人とタイガース
    ●江川とのトレードで入団した小林繁さんの言葉
    ●巨人は本当にライバルなのか
    ●1986年、連覇を逃した責任
    ●チームの巨人、個の阪神
    ●阪神ドラフト上位の打者は育っているか
    ●巨人・岡本和真が体現する新たな四番打者像
    ●阪神・大山悠輔が四番を打つ意味 ほか

    第5章 佐藤輝明は「5代目ミスター・タイガース」になれるか
    ●傑出した修正力と対応力
    ●グリップを下げ、小指をかけてレベルに振れる
    ●強烈だった「四番初試合満塁弾」と「1試合3発」
    ●6回・3打席目にホームランが集中する理由
    ●大谷翔平が強化した「押し込む力」
    ●三振を減らして「四球+安打=200」をめざせ
    ●バースのように三冠王を獲れる ほか
  • はるな檸檬氏、感涙! 最初の自殺未遂から30年。誰よりも人付き合いが苦手だったあの頃。
    「大丈夫?」「大丈夫だよ」 湿った暖かい手を握り、私たちはそっと歩き出す。

    「孤独だったんですね」
    その言葉を耳にして、私は喉の奥に何かが詰まり、次の言葉をつなげなくなった。自分が孤独だということは薄々感じていたけれど、それを認めたくなかったのだ――
    いじめに遭っていた子供の頃、ペットのインコが友達だった。初めてできた恋人には、酷い扱いを受けた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができたのだ。
    どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。
    「人生はクソだ。それでも生きてさえいれば、いつか必ず美しいものに巡り合う。そういうふうに、できている」――はるな檸檬氏
  • 1,287(税込)
    著:
    山村美智
    レーベル: 幻冬舎単行本
    出版社: 幻冬舎

    永遠の別れを経て知る、夫婦とは、愛とは、生きるとは――。「Mr.フジテレビ」と呼ばれた夫を狂おしいほど愛し抜いた女優の絶望と再生の物語。

    『ひょうきん族』などで活躍した元フジテレビアナウンサーで、現女優として活躍する山村美智が、最愛の夫との出会いから別れまでを綴った1冊。36年半の夫婦の歴史において、自由と幸福の光に満ちていた日々があった一方、浮気と孤独の影もさしていた時期もあったなど、決していいことだけでない、夫婦にまつわるエピソードを赤裸々に告白。また、一人から二人になる喜び、二人から一人になる悲しみを夫の闘病を通して真正面から見つめている。 愛する人を、愛する人と一緒にいられる日々を抱きしめたくなるような夫婦録。
  • 困って相談しても、警察は人が死ぬような大きな被害が出るまで対応してくれない――市民のそのような警察不信は根強いが、警察は本当に「事件にならないと動いてくれない」のか? 警察の表も裏も知り尽くした元警察官が、被害者の訴えを無視し続けて悲劇を招いた桶川事件や最近の太宰府事件を検証しながら、その実情を分析する。110番・相談・被害届・告訴など警察を動かすツールの使い方から、不良【ゴンゾウ】警察官にあたってしまったときの対処法まで、被害に泣き寝入りせず身を守るための方法も徹底レクチャー。
  • 899(税込)
    著:
    阿部恭子
    レーベル: 幻冬舎新書
    出版社: 幻冬舎

    家族に悩まされた経験を持つ人は少なくないだろう。配偶者のモラハラや支配的な親きょうだいの言動に「いっそのこと……」と思ったことはないだろうか。実際、日本の殺人事件の半数は家族間で起きている。家族の悩みは他人に相談しにくく、押さえ込んだ感情がいつ爆発するかわからない。傍から幸せそうに見える家族ほど、実は問題を抱えていることも多い。子どもへの度を超えた躾、仮面夫婦や夫と姑の確執、きょうだい間の嫉妬による殺人など理由はさまざまだが、そこに至る背景には一体何があるのか? 多くの事例から検証し、家族が抱える闇をあぶり出す。

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