『ノンフィクション、日本実業出版社(実用)』の電子書籍一覧
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所得格差、職業格差、男女格差、家庭格差、国籍格差、福祉格差、世代格差……、いま日本社会は「格差」という地雷に埋めつくされています。
著者は、世界と日本の貧困、格差の取材を重ねているノンフィクション作家。これまで、10代から20代前半の学生を対象に、講演を通して「日本における格差」について伝える活動もしています。
その理由は、これ以上格差が大きくなれば、日本社会が取り返しのつかない状況に陥るから。格差は「分断」へ行きつくといいます。
たとえばアメリカでは、「白人/マイノリティー」に留まらず、「都市/地方」「高所得/低所得」といった多数の分断を引き起こしました。選挙が近づくと、国内で双方がお互いを罵ののしりあう姿が見られ、それが衝突にまでつながることもあります。
格差が拡大し、階層の断絶が深まっているからこそ、私たちはいま、「自分とは違う階層」の現実を知る必要があるのです。
そこで本書では、7つの格差構造と、ひき起こされつつある分断を具体的に紹介。
「知っている」と思っている人ほど知らない「日本社会の問題点」と、我々がいま何をすべきかが見えてきます。 -
炎上弁護士──人はいつからか彼をそう呼ぶ。
事の始まりは、ネットで誹謗中傷を受けていた依頼人のために、書き込みの削除請求をしたことだった。
ネット上で大量に書き込まれる誹謗中傷。
拡散される根も葉もない噂、間違いだらけの情報。
自宅に届いた「殺害予告」。
なりすましによる「爆破予告」。
個人情報の漏洩。
エスカレートする悪質な嫌がらせ……。
炎上はなぜ起こったのか。
真の加害者は誰なのか。
ネット被害に人生を狂わされても、まだなお立ち向かうのはなぜか。
本書で初めてすべてを語る。
法律の力を信じ、健全なネット社会の実現に向けて。
【本書の目次】
プロローグ 100万回の殺害予告が来るまで──誕生日に突然、見知らぬ人から郵便物が届いた
第1章 なぜ、僕が炎上弁護士になってしまったのか
第2章 弁護士を目指したきっかけは、弟の死
第3章 落ちこぼれが弁護士になるまでの茨の道
第4章 弁護士になってからも茨の道は続いた
第5章 ネット社会のゆがみ、人の心の闇を思い知らされた
第6章 100万回の殺害予告を受けても、僕は弁護士を辞めない
エピローグ すべては人権のために -
人はどれほどの失意から立ち上がれるのか?
中西麻耶は、テニスで国体を目指していた2006年、勤務先での事故で右膝から下を失う大けがを負う。
だが退院後、障害者陸上に転向するや、瞬く間に100m走、200m走で日本記録を塗り替え、事故からわずか2年で北京パラリンピックに出場、入賞を果たす。
自らの可能性を信じて単身アメリカ武者修行の旅に出るが、活動資金難からセミヌードカレンダーを製作した彼女を待ち受けていたのは、世間からの手酷いバッシングだった……。
ロンドンでの惨敗、うつ病の発症とどん底を味わい、一度は競技人生に終止符を打ちかけた女性アスリートが、再起して世界の頂点を視界に入れ、リオ、そして2020年東京を目指すまでの軌跡を、スポーツノンフィクションの名手・金子達仁が密着取材して書き下ろした、感動のヒューマンストーリー。
また、本書はスポーツノンフィクションの形は取るものの、読者対象は陸上競技ファンやスポーツ愛好家だけではない。
障害をもった一人の女性アスリートの実話を題材とする、苦悩し、闘うことをやめない、自らの生き方を考えるすべての挑戦者のための自己啓発書でもある。
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