『完結、北の土竜(電書バト)、読み放題 マンガコース(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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第1巻・巣立ちの季節
人並み外れた人見知りの20歳の堂本繁は、札幌で印刷工をしながら絵の勉強をしていた。
意気地がなく同僚の女性に失恋してしまった繁は生まれ変わるつもりで100号の大作に挑む。
公募展に出品したその作品は特別賞を受賞する。
しかし、同僚の嫉妬と上司のイヤミに生まれて初めて怒りを爆発させる。怒りに任せ会社を辞めた繁は、安アパートを借り絵描きの道を志すのだった。
そんな彼の前に現れた青年・青野。彼は将来最大のライバルとなるのだった。
そして、謎の女・麦子。彼の行くところどこまでも付きまとい繁を困惑させる。その他様々な人物が登場し、物語が展開していく。 -
第4巻・流氷に立つ
大雪展の会員で中堅画家の保坂に誘われて、釧路へと旅立った堂本。鶴を見るために釧路湿原へ向かう。途中に出会ったカメラマン2人も同行する。
あわや遭難に遭うも老夫婦に助けられ、そこにはなんと鶴が舞い降りていた。
その鶴の舞う姿に圧倒される堂本。
そして、旅館で保坂の描いた鶴に改めて絵の世界に生きることの素晴らしさを感じる。さらに続く旅で雄大な流氷の前に、自分の行く道を見出すのだった。
その決意を両親へ伝えるために実家へと戻った彼の前に現れたのは嫁さん候補だった。そこに麦子も現れ…。 -
3巻・新たなる世界へ…
生活費を稼ぐために、札幌すすき野の街頭で似顔絵描きをしている堂本。北心展という公募展に応募することを勧められる。そんな折、怪我をした麦子の世話をしている中、麦子の父親が登場。彼女の素性を知ることになる。
さんざん悩んだあげく応募することにした堂本。どうにか作品を完成させるが、応募作品の中に青野の作品を見つけ、堂本は圧倒される。
そして堂本の前に、現れた青野。別れた堂本は、振り続ける雪を見上げながら思うのだった「オレが根雪になれるのは あと何年先のことだべ……?」 -
第6巻・明日を描く!!
工房を離れることを決意した堂本は、保坂にその意思を話す。
旅に出ることにした堂本は、麦子を誘う。
これまでの自分の歩んできた道を振り返り、新鮮な気持ちで旅を楽しむはずだった、しかし何を見ても感動できない自分に気づく。
自分にとって絵とは何なんだろう…保坂先生や滝さんたちに囲まれて、いっぱしの画家になったつもりでいたかもしれない。
道を見失った堂本に、光を与えてくれたのは麦子の一言だった。
そして、札幌へ戻った堂本は巨匠・岩船画伯から突然、パリへの誘いを受ける。 -
第10巻・青野の絵
北心公募展の協会賞を皮肉にも分け合った青野と堂本は会場でばったり出会う。
幼稚園児のお絵かき、と堂本の絵を酷評する青野。
反論する堂本だが、青野の鬼気迫る絵を見て呆然としてしまう。しかし改めてライバルとしての闘争心を燃やすのだった。
それからも、青野と顔を合わすが堂本に対する口撃は激しくなっていった。
何が青野をそうさせるのか…
そんなある日、堂本は出産を間近に迎えた緋鶴から青野が行方不明になった連絡を受ける。
堂本は吹雪の中、青野を探しに出るのだった。
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