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『科学、実用その他 対象作品(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全327件

  • 「歌うカタツムリ」(岩波科学ライブラリー)で第71回毎日出版文化賞 自然科学部門受賞を受賞し、新聞や雑誌の書評で、「稀代の書き手」として絶賛された千葉聡氏(東北大学理学部教授)。本作は受賞後の最新作になる。自身の小笠原のカタツムリ研究のフィールドワークや内外の若手研究者の最新の研究成果を紹介しながら、「進化生物学」の醍醐味を描いたエッセイ的な作品。練り込まれた構成と流れるような巧みな文章で、ダーウィンに始まる進化研究の「バトン」がいまも途切れることなく受け継がれており、我が国の研究者もこれにおおいに貢献していることが分かる。読み始めたらページをめくる手がとまらない、痺れるほど面白い傑作


    千葉/聡
    東北大学東北アジア研究センター教授、東北大学大学院生命科学研究科教授(兼任)。1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。静岡大学助手、東北大学准教授などを経て現職。専門は進化生物学と生態学。著書『歌うカタツムリ』(岩波科学ライブラリー、2017年)で第71回毎日出版文化賞・自然科学部門を受賞。ほかに『生物多様性と生態学ー遺伝子・種・生態系』 (朝倉書店、2011年、共著)などの著作がある。

    目次

    第1章 不毛な島でモッキンバードの歌を聞く
    第2章 聖なる皇帝
    第3章 ひとりぼっちのジェレミー
    第4章 進化学者のやる気は謎の多さに比例する
    第5章 進化学者のやる気は好奇心の多さに比例する
    第6章 恋愛なんて無駄とか言わないで
    第7章 ギレスピー教授の講義
    第8章 ギレスピー教授の贈り物
    第9章 ロストワールド
    第10章 深い河
    第11章 エンドレスサマー
    第12章 過去には敬意を、未来には希望を
  • データサイエンスの門をたたく前に必要となる数学を、一冊にまとめたテキスト。微分積分・線形代数・確率論の中から、入門者が学んでおきたい基礎を厳選、平明簡潔に整理した。まずはこの本で、しっかり基礎固め!【データサイエンス入門シリーズ】第1期として、以下の3点を刊行!・『データサイエンスのための数学』椎名 洋・姫野哲人・保科架風(著)清水昌平(編)・『データサイエンスの基礎』浜田悦生(著)狩野 裕(編)・『最適化手法入門』寒野善博(著)駒木文保(編)【「巻頭言」より抜粋】データサイエンス分野の遅れを取り戻すべく、日本でも文系・理系を問わず多くの学生がデータサイエンスを学ぶことが望まれます。文部科学省も「数理及びデータサイエンスに係る教育強化拠点」6 大学(北海道大学、東京大学、滋賀大学、京都大学、大阪大学、九州大学)を選定し、拠点校は「数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム」を設立して、全国の大学に向けたデータサイエンス教育の指針や教育コンテンツの作成をおこなっています。本シリーズは、コンソーシアムのカリキュラム分科会が作成したデータサイエンスに関するスキルセットに準拠した標準的な教科書シリーズを目指して編集されました。またコンソーシアムの教材分科会委員の先生方には各巻の原稿を読んでいただき、貴重なコメントをいただきました。データサイエンスは、従来からの統計学とデータサイエンスに必要な情報学の二つの分野を基礎としますが、データサイエンスの教育のためには、データという共通点からこれらの二つの分野を融合的に扱うことが必要です。この点で本シリーズは、これまでの統計学やコンピュータ科学の個々の教科書とは性格を異にしており、ビッグデータの時代にふさわしい内容を提供します。本シリーズが全国の大学で活用されることを期待いたします。――編集委員長 竹村彰通(滋賀大学データサイエンス学部学部長、教授) 【推薦の言葉】データサイエンスの教育の場や実践の場で利用されることを強く意識して、動機付け、題材選び、説明の仕方、例題選びが工夫されており、従来の教科書とは異なりデータサイエンス向けの入門書となっている。――北川源四郎(東京大学特任教授、元統計数理研究所所長)国を挙げて先端IT人材の育成を迅速に進める必要があり、本シリーズはまさにこの目的に合致しています。本シリーズが、初学者にとって信頼できる案内人となることを期待します。――杉山将(理化学研究所革新知能統合研究センターセンター長、東京大学教授)
  • 今では、我々の生活に欠かすことのできない嗜好品となったコーヒー。その独特の香味はどのように生まれるのだろうか。自家焙煎店で培われた職人の技術と知恵を、科学の視点で徹底分析。味をコントロールし、自分好みのコーヒーを淹れる秘訣が見えてくる。科学論文に基づく知見を踏まえて、コーヒーのさまざまな謎に迫る!
  • 買い忘れをする、知人の名前が思い出せない、電話をしたのに、肝心の用件を忘れてしまう……。多くの人が一度は経験したことのあるだろう「もの忘れ」。これは、けっして老化や認知症のサインだとは限りません。日常によくあるもの忘れの多くは「ワーキングメモリ」という、記憶システムをうまく使いこなせないことが原因だと考えられています。ワーキングメモリとは、目的を達成するまでの間、必要な情報を必要な間だけ、脳にとどめておくシステムです。認知症におけるもの忘れは、ワーキングメモリがうまく使いこなせないというレベルにとどまるものではありません。また、認知症には原因となる疾患があり、アルツハイマー型にみられる神経細胞での異常タンパク質の蓄積などの病変があり脳の病気といえます。では、たとえば買い忘れはなぜ起きるのでしょうか。買い忘れをする場合、買い物に行く途中で友人と出会って話に夢中になったり、買い物をしている間に新たに欲しいものを見つけたり、といったことがあるからではないでしょうか? ワーキングメモリの容量には限界があります。私たちは無限にものを記憶することはできません。ところが、憶えなければいけないことは絶え間なく出てくるので、不必要な情報を正しく判断して適宜消去していくことが必要です。どの情報を活性化させようか、どれを消去しようかと、ワーキングメモリが働いている時に他のことが起きると、注意がそれてしまいうまく働かず、必要な情報を記憶から引き出せないという事態が起きます。著者達が開発した記憶容量を測るテストを用いた調査によると、成績のよい人はたくさんのことを憶えているのではなく、必要な情報にだけうまく焦点を合わせていたことや、語呂合わせなどの工夫をしてワーキングメモリの負担を軽減していることが分かりました。もの忘れは、決して記憶力そのものが低下したからではなく、自分の記憶システムをうまく使いこなせないために起こるといえます。日々の生活を支えるワーキングメモリの機能を健やかに保つ方法は、私達の生活の中にこそあります。ワーキングメモリの仕組み、またうまく使いこなし健やかな脳の活動を保つにはどうすればよいのかを、最新の脳科学、神経心理学をもとに第一人者がくわしく解説します。(ブルーバックス・2014年7月刊)
  • かつて、電気から電波、エレクトロニクスへと発展していくにつれて消え去った「実体」が、21世紀になって、「科学家電」と呼ぶべきスマホなどの登場でよみがえり、科学が「手触り」の世界に戻ってきた。科学がふたたび人間と機械を通して語られ、未来の科学はもはやSFではなくなった。20世紀に突如として現れた発明品と発見者の伝記を読み解くことで、いままた現代科学が「素人にも理解できる」機械と人間からなる実体(リアル)へと変わる。(ブルーバックス・2015年3月刊)
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    情報は、なぜディジタル化できるのだろうか? 現代の巨大な情報社会を支える情報科学の基礎はシャノンによって作られた。形のない情報をどのように表現し、情報の価値をどのように表すのか? シャノンの築いた情報理論を分かりやすく解説する。 (ブルーバックス・2012年12月刊)
  • 1,100(税込)
    著:
    堀江貴文
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    ライブドア事件のまっただ中、著者・堀江貴文氏の宇宙論に対して「会社経営に意欲をなくして怪しいロケット産業に手を出している」などと揶揄されてきた。しかし、それから約5年、堀江氏の宇宙ビジネスへの取り組みは続き、いま大きなビジネスチャンスが生まれようとしている。「宇宙」を誰よりも早く楽しく深く知ることで、未来の夢を見通す。
  • 理系にとって「いい文章」とは何か? 
    読みやすさ、論理、わかりやすさ……名サイエンス作家としても知られる著者が、さまざまな視点から文章の創作について実例をまじえ考察し、具体的に指南する科学ライティングの決定版!

    論文やレポート、理系に文章力が必要とされるさまざまな場面において、もっとも効率的、かつ効果的に自分の意図を伝える文章とは? 

    第1章では、文章創作にとってもっとも大事なこととは何かを考察。

    第2、3章では、接続表現、能動と受動、簡潔な文章の創作、主語・述語など、細かなトピックスごとに実例を紹介し、それぞれの設問に答えるかたちで読者は文章創作を学んでいく。

    第4章では、<パラグラフ・ライティング>という英作文のために考案された文章創作法を応用し、具体的手法を学びながら、パラグラフの構築、さらには長文を記述するための手段を学んでいく。

    第5章では、実際に論文記述のために必要な論理構築を、帰納、演繹、アダクション、アドホックなどのキーワードを元に、例文と設問により身につけていく。

    最終章では、これまで見てきた文章創作手法を、俯瞰的な視点から再度検証し、理系における良い文章とは何か? 本書の主題に戻り確認する。

    これまで感覚的なものとして捉えられてきた「良い文章」という概念、そして「文章の創作」を、理系向けに精緻に検証し、その実践方法を伝授する!

    ――目次――
     はじめに
    第1章 読者
    第2章 論理と接続
    第3章 わかりやすい文章
    第4章 パラグラフ・ライティング
    第5章 科学ライティング
    第6章 科学と社会の架け橋
     おわりに
  • 科学出版賞受賞作家の書き下ろし最新作
    「全生物に読んでほしい!」人気YouTuber・ヨビノリたくみ氏絶賛

     いま、生物学の分野で静かな革命が進行しつつある、と言ったら読者の皆さんは驚くだろうか? その生物学の分野とは、ゲノム科学である。ゲノム科学に関する新しい知見がネットに流れない日の方が珍しい。
    「寿命を伸ばす遺伝子発見!」
    「『がんゲノム医療』検査に保険適用」
     なんだがすごいことがこの分野で起きているっぽい。だが、なぜ、「突然」こんなことになっているのか? その疑問に答えてくれる報道は少ない気がする。本書の目的はそれを少しでもわかりやすく説明することにある。
     そのために、本書ではDIGIOMEという造語を導入した。DIGIOMEとは何か? それは、デジタル信号処理系としてゲノムを捉える考え方だ。ゲノムを構成するDNAが、ゲノム情報という意味で、われわれ生命の設計図たる情報を担っていることは、ワトソン=クリックによるDNAの二重螺旋構造の発見の頃から知られていた。だが、本書ではそこを一歩踏み込んで、ゲノム自体をデジタル情報処理装置として捉える見方を提案したい。
     我々人類が、デジタル情報処理装置の恩恵を日常的に享受できるなったのは、わずかにここ数十年のことに過ぎない。だが、生命体はそのそもそもの誕生時からこの高度なディジタル情報処理系の恩恵を享受してきた。周知の様に、我々人類がデジタル情報処理装置の恩恵を享受するには、高性能ながら安価な情報処理装置(例えば、スマホ)の発明が必須だった。生命体はそのような精密な情報処理装置を持っていないにも関わらず、ゲノムをデジタル情報処理装置として機能させることに成功してきた。本書で語りたいのは、なぜ、そんな奇跡のようなことが可能だったのか、ということだ。
     実際、デジタル信号処理系たるゲノムは、われわれ人類が作り上げた精緻で緻密なそれとは、にて非なる側面をもっている。ある面では我々のそれより優れているし、ある意味では劣っている。そして、いま、このタイミングでその詳細が詳らかになったのは、デジタル信号処理系としてゲノムの動作を克明に観測して記録できるだけの技術と知識を我々が手にしたことによる。いままで秘密のベールの奥に隠されていたその機構の謎が日々、その観測技術によって続々と白日のもとにさらされている。前述のゲノム科学における新発見の連鎖はその帰結に過ぎない。そして、その技術の一端にはいま流行っているAI=機械学習の進歩も大きく関わっている。この本はそんな存在、DIGIOMEを巡る冒険譚を、極力最先端の知見を用いて語ることを目的とする。この本を読み終えた時、きっとあなたは、いままで見ていた「生命」をそれまでとは随分と違う目で見ることができるに違いない、と信じる。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ニューヨークの米自然史博物館にて、2019年3月11日から2020年8月7日まで開催されている特別展示「T.rex: The Ultimate Predator」で研究員を務める渡邊彰伸博士の監修による、ティラノサウルスと、ティラノサウルス類のすべてをまとめた図鑑企画です。子ども向けの恐竜全般を扱う事典や、大人向けに最新の研究成果を紹介する読み物ではなく、恐竜界のスーパースターであり、近年、これまでの定説が二転三転してきたティラノサウルスと、その「類」に焦点を絞り、大人にも子どもにもわかりやすく最新の研究成果が見て取れる図鑑+読み物、両方の性格を併せ持った書籍を目指します。
    従来の竜盤類、鳥盤類といった分類階級が壊れつつある恐竜の世界を、「類」から見通し、最新の図版と解説をあわせて読み込める新しい図鑑です。
  • 名著復刊! 「大陸移動説」を世に問い、現代地球科学の端緒となった歴史的一冊を新書化! 

    永久不変と考えられていた大陸は、長い年月をかけてゆっくりと移動していた。常識を覆す「大陸移動説」はどのように生まれたのか。ウェゲナーが生涯をかけて取り組んだ研究の集大成となる一冊を、竹内均博士が全訳し、その後の地球科学の発展について鎌田浩毅博士の解説を加えた決定版。

    「大陸移動の考えが最初に私の頭に浮かんだのは一九一〇年のことである。その年に世界地図を眺めながら、大西洋の両側の大陸の海岸線の出入りに、私は深く印象づけられた。(中略)私は地質学と古生物学の分野での適当な研究を好奇心をもって調べることにとりかかった。証拠が確定的であることがすぐにわかった。このようにして大陸移動説が基本的には健全な考えであるという確信が、私の心の中に深く根をおろした。」(第一章「歴史的背景」より)


    【本書の内容】
    第1章 歴史的背景
    第2章 大陸移動説の本性及びそれと地質時代を通じての地球の表面地形の変化に関するこれまでの説明との関係
    第3章 測地学的議論
    第4章 地球物理学的議論
    第5章 地質学的議論
    第6章 古生物及び生物学的議論
    第7章 古気候学的議論
    第8章 大陸移動と極移動の基礎
    第9章 移動の原動力
    第10章 シアルに関する補助的な観察
    第11章 海底に関する補助的観察
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    昆虫の基礎的な知識だけでなく、昆虫が自然界に果たしている役割を紹介していく科学マンガです。主人公のアトムとネコ型ロボットのアトニャン、天才少女スズの3人が、お茶の水博士らと繰り広げる冒険エピソード満載です。各話には昆虫にまつわる詳しい解説が織り込まれますから、この1冊を読めば、誰でも昆虫に詳しくなれます。昆虫にまつわるエピソードとしては、「イチかバチかのミツバチミッション」(ハチが自然界に果たしている役目を紹介)、「ミニロボ・アドベンチャー」(農薬にたよらない生物農薬の考え方)、「恐怖の昆虫アイランド」(昆虫の団結力、集団的子育て)などがメインとなります。マンガを読むことによって、子供たちが自然界の生命連鎖、自然界の法則にまで目を向けていくような書籍になります。
  • 職場で、学校で、なぜ日本人は「空気」を読むのか?
    中野信子さんが脳科学をとおし、初めて日本人の心性と強みを読み解く。

    「いじめ」「サイコパス」「キレる心」「だまされる心理」など、脳科学から人間を鋭く分析し、対処法をわかりやすく教えてきた中野信子さん。
    本書では初めて、日本人の脳に迫ります。
    「醜い勝ち方より美しい負け方が好き」「不倫は懲らしめるべき」「雇うなら体育会系男子という企業意識」「なぜ、イケメンのほうが美人より会社で得なのか?」「今が幸せと感じられないし、将来も不安でしかたない」「同調しないと怖い」――日常のさまざまな現象の背景には脳の影響があります。

    相手の気持ちを察するのがうまい日本人。それを「空気」を読むといいます。それは、すぐれた協調性、絆の深さ、恩や恥を感じる心にもつながるでしょう。
    でも逆に、周りの空気が私たちに、「生きづらさ」や「不安」「忖度する心」「バッシングの快感」といったものを生じさせる原因にもなります。
    近年苛烈さを増すバッシングは、「人を引きずりおろす快感」や「ルールを守らない人間を懲らしめたい欲求」という空気です。

    日本は世界幸福度調査で常にその順位の低さが話題になりますが、生理的な特質からきているのでなかなか幸福度を上げるのは難しいでしょう。
    「褒める」教育が当たり前になっていますが、エリートが行う捏造や改竄の裏に、誤った褒め方がある可能性がわかりました。日本人の才能を伸ばす方法についてヒントが見つかるでしょう。
    ほかにも、留学などに「挑戦」する人が減ったのはなぜか? なぜ女性が「婚活」に苦しむのか? なぜ13年連続でイグノーベル賞をとれたのか? なぜ日本は長寿国なのか?
    脳の中に私たち自身を読み解くカギがあります。
    日本人の特徴を知ることは、日本人以外の人々との違いを知ることにつながります。このことが、現在をより良くし、未来を資する役に立つはずです。

    空気を読む脳〈目次〉
    はじめに 
    第1章 犯人は脳の中にいる ~空気が人生に与える影響とは?
    第2章 容姿や性へのペナルティ ~呪いに縛られない生き方
    第3章「褒める」は危険 ~日本人の才能を伸ばす方法とは?
    第4章「幸福度が低い」わけがある~脳の多様すぎる生存戦略
    おわりに
  • あなたが飲んだ薬が、体のなかでなにをしているのか、知っていますか?
    薬を理解するために必須の50種類の医薬分子のメカニズムを網羅!

    ・大村智博士、本庶佑博士がノーベル賞を受けた「イベルメクチン」「オプジーボ」とはどんな薬なのか?
    ・薬が効かない「耐性菌」はどのように生まれるのか?
    ・創薬はある種のギャンブル!? 新薬はなぜ高額になるのか?
    ・人類はインフルエンザ・ウイルスとの闘いに勝利できるのか?
    ・精神の病気は薬で治療できるのか?
    ・HIVプロテアーゼ阻害薬とはなにか?

    2009年刊行の『分子レベルで見た薬の働き 第2版』の図をフルカラー化し、「免疫チェックポイント阻害薬」や「薬剤耐性」など、この10年の新しい話題を盛り込んだ最新版。

    【目次】
    第1章 薬はどのように効くか
     1-1 薬は生命活動に関与する分子に働く
     1-2 分子の世界での薬の働き
     1-3 タンパク質の立体構造と働きとの関係
     1-4 核酸の構造と働きとの関係
     1-5 薬と生体高分子の間に働く力
    第2章 魔法の弾丸を求めて
     2-1 抗菌物質の歴史
     2-2 動物とバクテリアの細胞の違い
     2-3 どのような仕組みで抗菌物質はバクテリアを殺すのか
     2-4 サルファ薬の効き方
     2-5 ペニシリン
     2-6 バクテリアのタンパク質合成を阻害する抗菌薬
     2-7 バクテリアとの果てしなき闘い
     2-8 バクテリア以外の寄生生物に対する薬
    第3章 がんとの闘い
     3-1 分子レベルで見たがん
     3-2 DNAに直接作用する抗がん薬
     3-3 がん細胞に必須のタンパク質に作用する抗がん薬
     3-4 抗体でがんを治す
     3-5 免疫チェックポイント阻害薬
     3-6 がんとの闘いはまだ終わっていない
    第4章 見えない敵
     4-1 見えない敵とは
     4-2 インフルエンザ
     4-3 エイズと闘う薬たち
     4-4 エボラ出血熱
    第5章 生活習慣病の治療
     5-1 血圧を下げる
     5-2 血の塊を溶かす薬
     5-3 糖尿病を治す
     5-4 レステロールを下げる
     5-5 骨粗鬆症を治す
    第6章 免疫反応と炎症反応
     6-1 免疫反応をコントロールする
     6-2 自己免疫力をパワーアップする薬
     6-3 炎症を止める
     6-4 胃潰瘍の薬
    第7章 脳や精神の病気の治療
     7-1 アルツハイマー型認知症
     7-2 パーキンソン病の治療薬
     7-3 うつ病に対する薬
  • 私たちの祖先は、なぜ日本を目指したのか?――命がけの航海から見えてきた「新しい人類史」!

    「最初の日本列島人は、当時陸続きだった大陸から歩いてやってきた」――これは今や間違ったイメージだ。我々の祖先は、何らかの手段で海を越え、日本列島へたどり着いた。
    しかし、その事実には不可解な点がある。
    水平線の先にある見えない島の存在を、彼らは知っていたのか。
    世界最大級の海流、黒潮を、どうやって越えたのか。
    そして、それほどの難関に立ち向かってまで、なぜ海の向こうを目指したのか。
    ――謎に挑むため、私たち現代人がおこなった命がけの実験航海実験。そこから見えてきた日本人誕生の物語と、「祖先たちの本当の姿」とは。



    〈この太古の航海は決して、選ばれし屈強な男たちが主役の冒険物語ではない。
    これは後期旧石器時代を生きた、ふつうの男女たちの物語なのである。   ――本書より〉

    クラウドファンディングで計6000万円もの支援を受けて達成された「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」の成果がここに!
  • 「私たちは星の子」――私たちの体や身のまわりのもの、そして金などの貴金属まで、さまざまな元素が誕生した宇宙ドラマを生き生きと語りおこす力作!
    ――村山斉氏(カリフォルニア大学バークレー校 教授)、絶賛!

    万物を構成する元素は、宇宙がはじまったその瞬間には存在しなかった。宇宙の歴史の中でさまざまな元素が生まれ、物質が形づくられてきたことがわかっている。では、元素はいつ・どこで・どのようにしてつくられたのか? ヒントは夜空に輝く星(や、人の目には見えない天体)たちが握っている。

    近年、星たちの〈メッセージ〉を見聞きする目と耳が急速に進化してきた。さまざまな波長の光をとらえ、重力波を検出することができるようになった(マルチメッセンジャー天文学が幕を開けた)。そして、星たちのメッセージを解釈する理論的研究も進んでいる。理論と観測が結びつき、驚くべき事実が明らかになる!

    「私たちはみんな超新星爆発を経験した元素たちからできている、私たちの体内を流れる血液には白色矮星の爆発を経験した鉄がふくまれている、携帯電話の中にあるレアアースや指輪のプラチナは中性子星のかけらでできている――それぞれの生い立ちを想像するだけで、何もかもとても愛しいものに思えてくるのです」
    (本書「おわりに」より)

    【おもな内容】
    第1章 宇宙も人間も同じ元素でできている
    第2章 水素とヘリウムができるまで――138億年前のビッグバン
    第3章 炭素と酸素ができるまで――星の中の核融合
    第4章 鉄の仲間たちができるまで――超新星爆発がつくる元素
    第5章 レアアース、金、プラチナができるまで――新しい主役! 中性子星合体
    第6章 私たちの住む地球ができるまで――宇宙の化学進化から生命の星へ
    第7章 中性子星合体が見つかるまで――星たちが奏でる重力波のメロディ
    第8章 宇宙と元素の物語のこれから
  • 日本で働く研究者の数は約84万人といわれるが、そのうちの約6割を占めているのが企業に勤務する企業研究者である。数の上では、大学などアカデミアで働く研究者を凌いでいるものの、企業秘密などを扱う関係からその実態はあまり知られていない。本書は、米国の大手製薬会社で研究者として活躍した著者が、自らの体験をもとに、企業研究者に求められる資質やキャリア形成にあたって注意すべき点などをアドバイスする。これから企業に就職しようとしている理系学生やすでに企業研究者として勤務し、これからの人生設計を考える人たちに参考になるマインドセットをふんだんに盛り込んだ、ありそうでなかった人生指南書

    第1部:企業内研究者への道

    第1章 企業で働く研究者の仕事
    第2章 学士・修士で卒業するか、博士号を取るか?
    第3章 企業で研究するか、大学で研究するか?
    第4章 企業内研究者になるとしたら、どの業種・企業・職種を選ぶか―鎌谷流就活指南
    第5章 企業内研究者に求められるスキル・経験と心構え
    第6章 企業研究者としての人生設計

    第2部:ある企業研究者の履歴書

    第7章 大学院に進学し、海外に飛び出す
    第8章 博士号を取得し、企業内研究者を志す
    第9章 企業内研究者になって、僕がやったこと  国内製薬会社研究所編
    第10章 企業内研究者になって、僕がやったこと  米製薬会社米国研究所編
    第11章 企業内研究者になって、僕がやったこと  米製薬会社英国研究所編
    第12章 研究への想い、化学への想い

    第3部:企業内研究者インタビュー

    企業内研究者インタビュー その1
    木本絵美さん
    ファイザー株式会社(米国コネチカット州) 主任研究員


    企業内研究者インタビュー その2
    中鉢知子さん
    ノヴァン株式会社(米国ノースカロライナ州) バイスプレジデント
  • 「この本では、生物の形態を、一般にヒトがどう考え、どう取り扱うかについて、私の考えを述べた。いままで、形態そのものを扱った本は多いが、こういう視点の本はないと思う。」

    生物の形に含まれる「意味」とはなにか? 形を読むことは、人間の思考パターンを読むことである。解剖学、生理学、哲学から日常まで、古今の人間の知見を豊富に使って繰り広げられる、スリリングな形態学総論。ものの見方を変える一冊!
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    熱力学を初めとした物理化学的な側面に重きを置き、それをベースにして幅広い応用についてていねいに解説。これを読めば基礎と応用がつながる。この分野の第一人者たちの英知を結集してできあがった1冊。学部生向けのテキストとしても、研究者1年生向けの指南書としてもお薦めです。

    コロイド・界面化学を身につければ、あらゆる分野で必ず強力な武器になります!
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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    「人間ってどうして病気になって、どうして治るの?」「火山ってどうして噴火するの?」「恐竜ってどうやって生まれて、なんで絶滅したの?」「冬になると、雪が降るのはどうして?」「夜空の星は、どうして光っているの?」自然科学を対象にした100~120程度の質問に、アトムや博士たちが答える。基本的に見開き2Pで構成(一部例外あり)
  • テレビや新聞、インターネットには、毎日のように「免疫力を高める」とか「がんを免疫で治す」といった情報が流れているが、免疫学的に見ると、その大部分は科学的エビデンスが欠けている。残念なことに、こうした怪しげな情報に、多くの人たちが惑わされて、かえって健康を損ない、ときには寿命を縮めているケースさえある。 

    その最たるものが、ワクチンに対する過剰な忌避感情・恐怖症だ。医学的にもっともエビデンスのある「免疫力増強法」は、ワクチン接種である。ところが、ワクチンの副作用を過剰に煽る人たちがいて、彼らの多くが医師や医学博士という肩書を持つことから、その主張はもっともらしく聞こえ、それなりの支持を獲得している。しかし、彼らの主張を子細に見てみると、ワクチンや免疫機構に関する初歩的な事実が見落とされ、しばしば医学的に誤った主張がなされている。こうした情報に翻弄されると、健康被害を受けかねない。もちろん、ワクチンは万能ではなく、効果が不十分である場合や、副作用が出ることもある。しかし、そのようなことを考慮しても、多くの感染症ではワクチン接種は有効で、ほとんどの人に利益をもたらす。

    一方で、巷に氾濫している免疫力強化をうたう健康食品の多くには暗示効果以上のものはなく、摂取してもからだの免疫力はほとんど変わらない。健康食品は精神安定剤以上のものではない。免疫系全体の能力を上げるためには、むしろ、血流やリンパ流量をよくすることのほうが役に立つ(本書では、その科学的エビデンスや具体的な方法について、解説している)。そして、なるべくストレスをなくすことだ。「信じるものは救われる」と言うが、健康食品や民間療法の多くは「信じても救われない」。そのようなものに頼るよりも、からだの働き方を科学的に理解して、それに伴ったものの考え方、生活の仕方を実践することが賢明である。

    本書では、近年注目を集めている「がん免疫療法」についても取り上げている。これまで抗がん剤以外に打つ手がなかった「がん」に対して、「がんワクチン」が使われ、効果をあげつつある。加えて、さらに最近、免疫チェックポイント療法、CAR-T療法など、劇的な効果をもたらす「がん免疫療法」が注目されている。本書では、こうした最新の免疫療法についても取り上げ、その可能性と限界についても紹介していく。

    このほか、本書では、そもそも免疫力を科学的に測定することは可能なのか? また免疫力を科学的に高める方法は存在するのか? がんや高血圧などの病気をワクチンで治療することが可能なのか、など数多くの疑問に対して、科学的に誠実に解説した。インフルエンザや風邪が流行する前に読んでおきたい「読むワクチン」だ。
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    離散数学の最も大切なポイントは「数える」ことにある! 
    組合せの数、グラフ理論、デザイン論、無限集合の濃度……離散数学の考え方をしっかりと理解するための一冊。


    離散数学は、物事を「数える」ことから始まり、現代の暗号理論、プログラム理論をはじめ、さまざま分野で注目されている数学である。
    整数の概念の誕生、あみだくじ、正多面体の回転、麻雀大会の組合せなど、豊富な例と問題を通して、離散数学の基礎的な概念をわかりやすく解説する。


    【本書のもくじ】
    第1章 整数の誕生
     1.1 トークン
     1.2 1対1の対応の発想

    第2章 素朴に数えること
     2.1 樹形図の発想
     2.2 数えることのいろいろな問題

    第3章 帰納的に考える発想
     3.1 組合せに関する基本的な公式
     3.2 包含・排除の公式と全射の個数
     3.3 グラフ理論の木の個数
     3.4 ハノイの塔と13個のオモリ問題
     3.5 偶置換・奇置換の一意性の証明その1

    第4章 2通りに数える発想
     4.1 グラフ理論の基礎的定理と多面体
     4.2 デザイン論の基礎
     4.3 16人の麻雀大会とカークマンの女子学生問題
     4.4 偶置換・奇置換の一意性の証明その2

    第5章 対称性を用いる発想
     5.1 ダイオキシンの異性体と正多面体
     5.2 グラフの自己同型写像
     5.3 偶置換・奇置換の一意性の証明その3
     5.4 デザインの自己同型群と関連するガロア群

    第6章 無限集合の濃度
     6.1 集合同士の対等
     6.2 いろいろな集合の濃度
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    準備不要、コツいらず、誰でもできます。
    それでいて、見る側は息をのむ衝撃度!

    ヤカンが宙に浮き、つまようじが水面を走り出す。
    ビンの中身がいきなり凍り、水道の蛇口にだんごができる──。

    「本書は、日々の親子のふれあいの中で、子どもに科学の不思議さ、楽しさ、面白さを知ってもらうための材料を、あなたにこっそり提供するものです」(著者)

    身近にあるものだけを使い、誰がやってもできる傑作科学手品を精選し、描き下ろしイラストとともに一挙紹介。
    「えっ、どうして、どうして?」と子どもの目が輝く瞬間をどうぞ!

    〈解説・竹内淳(早稲田大学教授)〉


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  • 放っておくと筋肉は年齢と共に衰え、そのことが原因で免疫力が下がったり、生活習慣病を引き起こしたり、心の健康や、脳の認知機能にまで影響を及ぼすと言われています。とはいえ、筋肉を衰えさせてはいけないとわかってはいても、運動をコンスタントに取り入れるのはなかなか難しい……。ジムに通い続けるにはお金も必要だし、一人でできないスポーツはその場所や相手を確保するのに手間やお金もかかる、ランニングはいきなり走っても大丈夫か不安……などなど、運動に対するハードルはけっこう高いものです。そこでウォーキングの提案です。ウォーキングなら家の周りを歩いてもいいし、どこかに行くついでに1駅分歩くこともできるし、すぐにでも始められます。ただ、なんとなく歩くだけでは体力アップはむずかしいことも事実です。著者は科学的に「どれくらいの速度で」「どれくらいの頻度で」「どれくらいの時間行えば」「どんな効果が得られるのか」を徹底的に研究し明確にしました。その根拠となるのは、20年にわたり6000人以上のデータを取った結果と分析。それがわかりやすく示されているので、なぜどのように体にいいのか、納得できます。そのようにして確立した、効果的で継続しやすい方法「インターバル速歩」のやり方を紹介。ややきついと感じる早歩きと、ゆっくり歩きを一定間隔で繰り返すだけのシンプルな方法です。第1章では、体力とはなにかについて、ミトコンドリアの働きなど細胞レベルの話も交えて解説します。なぜちょっときつめの早歩きを組み込むのかがわかります。第2章では、具体的なインターバル速歩のやり方を紹介し、多くのデータから明確になった、さまざまな効果について解説します。第3章は、インターバル速歩をさらに効果的にする方法や、腰痛・膝痛や体に不調のある人にもできる方法などを紹介する応用編です。第1章 体力とはなにか体力には種類がある/運動時のエネルギー源/体力が落ちると生活習慣病になる/運動トレーニングによる持久力向上メカニズム/熱中症予防のために備わった驚くべき体のシステム/1日1万歩は体力アップになるか?/中高年者は筋力トレーニングと持久性トレーニングを明確に区別する必要はない ほか第2章 インターバル速歩の方法と効果体力アップはウォーキングで十分だった!/体力向上は、生活習慣病を改善する/気分障害を改善する/睡眠の質も改善する/認知機能も改善する/関節痛も改善する/骨粗鬆症も改善する/炎症反応を引き起こす遺伝子活性を抑制 ほか第3章 インターバル速歩の応用インターバル速歩の後の乳製品を摂取で、筋肉が太くなる/慢性炎症を抑制する/生活習慣病の症状が改善する/熱中症に強くなる/腰痛・膝痛の人もできる/水中インターバル速歩 ほか
  • 20XX年、人類はついに不老不死を手に入れた――。スマートシティの上空には無数のドローンカーが飛び交い、人々は遺伝子操作で復活したマンモスのステーキに舌鼓を打ち、食後はVRで臨死体験を楽しんでいる。一方、郊外には食料生産ビルが立ち並び、無人のビル内では農作物や培養肉が次々に生産されている。交際相手を探すのは、宇宙空間全体を網羅したマッチングアプリ。AI執事のおかげで相性はバッチリ! 結婚相手を見つけたら、月面ホテルでハネムーンベイビー!そんな21.5世紀、僕たちはどう生きるか?
  • 『脳とクオリア』に書かれていることは、それなりにオリジナルなことだと信じている。刊行から二十年以上が経った今でも、類書はあまりない。内容も古くなっていない。それは、本書の価値であると同時に、意識研究、より広く言えば脳科学研究、さらには人工知能研究の現状を示しているとも言える。――「文庫版へのあとがき」より*私たちの心の中で起こっていることは、すべてニューロンの発火である。これが、恐ろしく複雑な分子機械である脳の、単純な作動原理でもある。しかし、ニューロンがシナプス結合を通して、お互いに複雑に影響し合うことによって、私たちの心の中には、熱帯雨林の生態系のような豊かなクオリア(質感)が生じる。クオリアが多彩で、柔軟性に富んでいるということは、そのまま私たちの脳の中の情報処理の多彩さ、柔軟性の反映なのである。そして、この一つ一つのクオリアを、私たちの心は、他とは混同しようのない個性をもったものとして捉えている。つまり、私たちが感覚をとおして世界を認識するということは、クオリアの自己同一性を通して世界を認識するということである。クオリアという質的表現が、数字や量による表現とは比べ物にならないくらいの多様なものを感覚し、認識することを助けているのだ。自然科学としての「因果的自然」と、クオリアが表す「感覚的自然」――すなわち「脳」と「心」は、どのように結ばれるのか? 「クオリア」という感覚的自然にとっては自明な属性は、因果的自然と、どう結びつけることができるのか? 私が私であることの不思議、意識の謎に正面から挑む、科学者の主著!
  • 石井裕氏、推薦!「若者よ、快適ゾーンから離脱し、海外雄飛せよ!知的異種格闘技の世界へようこそ」 伝説のWebサイト「理系留学のススメ」に大幅に加筆して、待望の書籍化!留学に興味がある? 博士号(PhD)をとりたい? 世界基準の研究がしたい? それならば、アメリカの大学院でPhDをとることを選択肢のひとつにしよう! もちろん、簡単なことではないけれど、検討する前にあきらめなければいけない理由なんて、ありはしない。著者はMITでPhDを取得し、いまはイェール大学で教鞭をとる一流研究者。つまり、留学生の気持ちと、留学生を受け入れる指導教官の気持ちの両方を知っている。自身の体験談をまじえながら、一流のワザを伝授する。事前に必要な準備、費用、指導教官との付き合い方、海外生活、英語勉強法、そして留学のその先(就職)、……。あなたの知りたい“すべて”が、ここにある!【おもな内容】第1章 立志編 1.1 なぜアメリカに留学すべきなのか 1.2 アメリカ大学院のPhDコースとは第2章 準備編 2.1 アプリケーション(願書) 2.2 アプリケーション以外のアピール方法第3章 実践編 3.1 アメリカ大学院の傾向と対策 3.2 欲張りな留学生と三人の指導教官――著者のPhDコース体験談第4章 英語勉強法編第5章 将来編第1章では、アメリカの大学院に留学するメリットを解説する。日本の大学院とのちがいを理解しよう。第2章では、留学のためにそろえる書類のそろえ方や、志望校に対してアピールする方法を解説する。アメリカの大学教授たちが留学生のどんなところに注目しているかを知ろう。また、志望校を選ぶときに注目すべきポイントも示す。第3章の前半は、アメリカの大学院のPhDコースに進学してから気をつけるべきことを解説する。大学院生がぶつかりがちな壁と、その乗り越え方を伝授する。第3章の後半は、著者の体験談である。PhDコースのあいだに指導を受けた3人の教授が登場する。もしかしたら、留学生に限らず、あらゆる大学院生に得られるもの(教訓)があるかもしれない。第4章では、英語勉強法編を紹介する。リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの順に、上達のために心がけるべきポイントを知ろう。第5章は、アメリカでPhDをとったあと、「どんな選択肢があるか」である。とくに、アメリカのアカデミアに残りキャリアアップしていく道のりを中心に解説する。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を復刊(全3巻)合本版。出版当時から難解と言われた「プリンシピア」を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。“中世紀”を通じて多くの思想家たちは、地上の現象と天空の現象との間に、何らかの神秘的な原因を付加することによって、はっきりとした区別を設けていた。ニュートンはこの思想を最も力強く打破したのである。彼は言う。「自然の物事の原因としては、それらの諸現象を真にかつ十分に説明するもの以外のものを認めるべきではない(中略)」と。こうして人間は、天にあるものは完全なもの、地にあるものは不完全なものとの永い間の信仰から解放され、すべての自然現象は合理的な因果律の同じ支配のもとにあることをしらされるのである。(「訳者解説」より)「プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第1編 物体の運動」「プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動」「プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第3編 世界体系」3冊の合本版です。
  • 親子鑑定に犯罪捜査、災害被害者の特定まで、「社会の必需品」のDNA鑑定。知らないではすまない基礎を、類書にない平易さで解説。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    現代科学を理解するために不可欠な「高次元」を感覚的に捉える超入門書!科学の入門書やニュースだけでなく、SF小説や映画、アニメなどで目や耳にする高次元や4次元の世界。世界中で研究されている摩訶不思議な世界の入り口を、我々にとって身近な1次元、2次元、3次元から1つずつ次元を増やして解説していきます。我々の暮らしている3次元空間の中では絶対にほどけない「結び目」が、4次元を使えば「ほどけてしまう」という数学的手品も、本書で実演します。また、4次元の中ではほどけないものがあるという具体例もお見せします。想像力をフル稼働させて、「4次元」や「高次元」を具体的に見て感じて、さらに、「高次元の図形」を作って動かしていきます。【本書の内容】Part 1 高次元空間とは・高次元空間という言葉を、数学的にきちんと説明しておきましょうPart 2 高次元の出てくる例・日常レベルのことを調べることから、経済や自然観測まで、かなり多くのところで、高次元空間は基本事項であるPart 3 宇宙について・我々の存在している宇宙について、少しばかりPart 4 結び目がほどける?・高次元空間を見るとはどのような精神状態か、体験させてさしあげましょうPart 5 4次元で結ばれる・4次元空間の中でも、やはり、結ばれるものはある。4次元空間を直感力で念想しようPart 6 高次元で結ばれる・高次元空間の中でも、やはり、結ばれるものはある。高次元空間を気合いで直覚するPart 7 次元を1つ上げる・次元を1個上げれば、右手系、左手系は区別できない。次元を1個上げることを想像して直観するPart 8 高次元空間で操作する・高次元空間の中の図形を、局所の操作だけで変形するようすを観照するPart 9 3次元だけでも高次元が必要・3次元空間R^3の中だけ考えていても高次元の、しかも、複雑な図形が出現する※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 「猟奇殺人から小児性愛まで、リベラル化する現代社会でもっともおぞましいものに『科学』を武器に果敢に切り込んだ」(推薦 橘玲氏)人はなぜ平然と差別、嘲笑、暴力に加担するのか?人間をモンスターに変えるものは何か?ファクトが語る脳と遺伝子のダークサイド。激しい賛否両論を巻き起こす著者の話題書!第1章 あなたの中のサディスト――悪の神経科学第2章 殺すように作られた――殺人願望の心理学第3章 フリークショー――不気味さを解剖する第4章 テクノロジーの光と影――テクノロジーは人をどう変えるか第5章 いかがわしさを探る――性的逸脱の科学第6章 捕食者を捕まえるために――小児性愛者を理解する第7章 スーツを着たヘビ――集団思考の心理学第8章 私は声を上げなかった――服従の科学
  • 【モノ作りにかかわる全技術者必携の最強テキスト】体系的に整理された定本の改訂版。最新動向を盛り込み、さらにパワーアップ! イラストをカラー化し、さらに見やすく! ・GUI設計・ヒューマンエラー対策などで、基本的な考え方だけではなく、具体的・実践的なスキルまで解説しました。・人工知能分野の進展にあわせて、「スマートスピーカ」「画像認識」「音声認識」「ディープラーニング」などの関連項目を新たに解説しました。・スマートフォンを意識したGUI設計・アプリケーション開発に関する解説を充実させました。【主な内容】第1章 ヒューマンインタフェース概論/第2章 コンピュータとヒューマンインタフェース/第3章 人間の情報処理モデル/第4章 ヒューマンエラー/第5章 人間サイドからの設計/第6章 入力系設計/第7章 出力系設計/第8章 インタラクション系設計/第9章 GUI設計/第10章 ユーザのアシスト/第11章 ユーザビリティ評価/第12章 インタラクションの拡張/第13章 モバイルコンピューティングにおけるヒューマンインタフェース/第14章 ユニバーサルデザイン/第15章 ヒューマンインタフェースの新しい動きと諸課題
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    アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を全3巻で復刊。出版当時から難解と言われた原典を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。最終巻となる第3編「世界体系」では、前2編で述べられた理論を、惑星、衛星、彗星などに適用し、太陽系内の諸現象が「万有引力」の法則によってまとめられる。また、全巻の結びとして書かれた「一般注」では、「私は仮説をつくらない」という有名な言葉とともに、自家の神学が説かれている。【本書の内容】第3編 世界体系 哲学における推理の規則 現象 命題 月の交点の運動 一般注訳者注索引
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    「本書は中学生およびその課程を履修されて、さらにそれ以上の学修をされている方や実社会に活躍する人たちに、トポロジーの内容の基礎を紹介するとともに、子息を持たれる親御さんたちに、マルと三角がなぜ同じか……という、最も基本の問題を解説することに意を用いた」(著者まえがきより)誰もが単語は知っているけれど、多くの人はよくわかっていない「トポロジー」。『四次元の世界』『マックスウェルの悪魔』などブルーバックスで科学啓蒙書の傑作を数多く残してきた都筑卓司先生が、このトポロジーも数式をほとんど使わず楽しく解説してくれた伝説の名著が、ここに新書版として復活!まずは下準備として、片道切符を使ってどのように日本中を迂回しながら旅行するか、という話からはじまり、ジョルダンの定理、一筆書きとオイラー・グラフ、ケーニヒスベルグの橋、といった事例の解説を丹念に重ねた後、トポロジーの意義について解説。続いて日本地図の県ごとの塗り分けから多色問題について触れ、メビウスの輪の理屈を解説し、クラインの壺、カタストロフィー理論にまで到達。旅行ブックのように楽しく読めて、それでも一通りの概念を知ることができる堂々たる入門書として、現代の読者に自信を持っておすすめできる一書です。冒頭に『「%」が分からない大学生』著者の芳沢光雄・桜美林大学教授による解説つき!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 未来へ行けるの? 過去へ戻れるの?タイムトラベルは夢物語?そんなことはないんです!小学6年生のトキオくんとヒカリちゃんがふしぎなハカセに出会ってタイムマシンの可能性を探ります!対話形式なので、小学生でもワクワク楽しく読み進めながら宇宙と時間のナゾ、相対性理論や量子論など最新&高度な知識や理論に自然と触れることができます。小学生でも理解できる物理学の入門書としておすすめです!・時間と空間は伸びちぢみする! ・動いているものの時間は遅くなる! ・光のスピードはどんなときも変わらない・超高速ロケットで宇宙旅行をすると未来へ行ける!?・ワームホールとブラックホールのちがいは?・タイムパラドックスは解決できる?
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を全3巻で復刊。出版当時から難解と言われた原典を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。第2編では、流体力学の諸問題が説かれている。ニュートンはまず、抵抗が速度に比例するものとして、あるいは抵抗が速度の自乗に比例するものとして問題を取り扱った。ついで、重力の作用の下での流体の釣り合いについて論じ、流体内における波動の研究がこれに続き、それから惑星運動の原因とされたデカルトの「渦動論」の検討へと進み、二、三の簡単な命題によってみごとにこれを否定した。【本書の内容】第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動〕 第1章 速度に比例して抵抗を受ける物体の運動 第2章 速度の自乗に比例して抵抗を受ける物体の運動 第3章 一部分は速度の比で,また一部分はその自乗の比で抵抗を受ける物体の運動 第4章 抵抗媒質内における物体の円運動 第5章 流体の密度および圧縮 ; 流体静力学 第6章 振子の運動および抵抗 第7章 流体の運動,および投射体に働く抵抗 第8章 流体内を伝わる運動 第9章 流体の円運動訳者注索引※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • パスタ、うどん、蕎麦、ラーメン……。今や、さまざまな麺を毎日のように口にする、世界中で愛される麺。その秘密を、麺の素材の科学や調理の科学という視点で解き明かす1冊。つるっとした口当たり、もちっとした食感、ソースやたれと絡んで美味しさが引き立つ理由が、材料の性質や麺を作る工程で起こる化学反応からわかります。食品メーカーで研究を積んだ経験と、大学の研究室でさまざまな食品の風味や香り、食感などのデータを蓄積している著者ならではの、麺類をおいしくするコツの提案もたくさんあります。スパゲッティの時短調理、うどんの食感をよくするために身近なあるものを入れる方法、即席麺を高級料理店の味にする驚きの技などを、科学的な裏付けと共に紹介します。第1章では、美味しさを作る素となる、小麦粉や蕎麦粉、片栗粉、タピオカ、米粉といった素材の性質などを科学的に解説します。また、その素材が麺になった歴史的背景などにも触れます。第2章では、パスタ、中華麺、うどん、きしめん、冷や麦、素麺、日本蕎麦、ライスヌードルなど世界の麺について、麺の形状や性質、麺として作られていく過程で起こっている科学について解説します。第3章では、麺のすぐれた栄養バランスについて紹介し、糖質、脂質、タンパク質、および微量栄養素が穀物ごとにどういう特徴があるのかを解説し、その特徴からおすすめの食べ方も提案します。第4章では、科学的特徴と実験データから得られた、麺を美味しく食べるための裏技を紹介します。家庭でもすぐできる、簡単なコツばかりで、それを編み出すために使用した、香り、風味、うまみ、食感などを科学的に測定・分析する最新技術についても触れます。第5章では、おいしさを追求するプロセスに必ずある失敗例を取り上げます。【主な内容】第1章 小麦粉、蕎麦粉、米粉――麺を作る粉の科学 小麦粉/蕎麦粉/米粉/片栗粉/タピオカ第2章 こんなにある! おいしい麺いろいろ 素麺と冷や麦の違いとは?/各地のうどんときしめん/中華麺/パスタ/日本蕎麦/ 冷麺は蕎麦粉から/ライスヌードル第3章 麺の栄養学 三大栄養素と微量栄養素/タンパク質のアレルギー/遺伝子組み換え作物とは第4章 科学の力で麺をおいしく 麺をおいしくゆでる/素麺をおいしく食べる/重曹のかわりを探して――うどんの食感/ かきまぜタイミングで即席麺をおいしく/チルドうどんと電子レンジ/冷凍麺のおいしさの秘密/ スパゲッティをゆでるとき塩を入れますか?/日本蕎麦の香りとのど越し/ ラーメンの脂をまろやかに ほか第5章 麺の科学NG集 うどんだって蒸し調理で時短に?/麺をスープに、スープを麺に? ほか
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    研究者に人気のサイト「科研費.com」が切り口・構成を変えて書籍化! 論理的かつユーモラスな語り口はそのままに、アイデアの生み出し方や文例の具体例など、半分以上が書き下ろしです。
    著者が添削してきた実際の申請書をもとに、作文やデザインのコツ、よくある間違いなどを豊富に掲載。さらにチェックリストやテンプレートなどの支援ツールで、短時間での申請書作成をお助け!
    科研費や学振に初めて応募する人も、何度も挑戦してきた人も必携の一冊。申請書だけでなく、論文や企画書等で説得力のある文章を書くための思考が身につきます。


    《目次》
    第1章 はじめに

    第2章 書く前に
    2.1 なぜ書くのか
    2.2 書く際の心得
    2.3 うまいと得する申請書
    2.4 何を研究するか

    第3章 何を書くのか
    3.1 何を書くのか
    3.2 研究課題
    3.3 背景
    3.4 なぜ今その研究なのか
    3.5 解決のアイデア・研究目的・研究計画
    3.6 何がわかるのか

    第4章 どう書くのか
    4.1 どう書けば読み手に伝わるのか
    4.2 読みやすく―正しい日本語で審査員のストレスをなくす―
    4.3 わかりやすく─論理的かつ説得力を持って説明する─
    4.4 美しく―細部にまでこだわり、無意識に働きかける―
    4.5 推敲や見直しでより良い申請書にする

    第5章 申請書のヒント
    5.1 オズボーンのチェックリスト
    5.2 学振および科研費申請書などを公開しているサイト 検索の仕方
    5.3 データベースの利用
    5.4 そこそこテンプレート
    5.5 粒度の粗いそこそこテンプレート
    5.6 科研費.comのチェックリスト

    第6章 おわりに
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  • かつて社会問題にも発展したダイオキシンに代表される化学物質による環境汚染だが、国を挙げた排出規制や環境技術の革新によって排出量は減り、問題は解決したように思われていた。しかし、近年、工業化の進展が著しい中国などの新興国や先進国の環境中に蓄積された化学物質が、大気や降雨、海流などを通じて、世界各地に拡散していることがわかってきた。汚染はダイオキシン類にとどまらず、水銀やヒ素などの重金属、様々なプラスチック製品が微細に分解されたマイクロプラスチック、直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質PM2.5など多種多様に及ぶ。こうした化学物質は、排出源からはるか遠方の北極や南極などにも広がり、海洋生物や極地に住む原住民の体内には無視できない量の化学物質が蓄積されていることが明らかになってきた。環境中に放出された残留性有機汚染物質は、ひとたび生体内に入り込むと、そこに長期間とどまる。厄介なことに、環境中では低濃度であっても、食物連鎖を通じて生態系の上位に向けて生物濃縮が進み、アザラシ、アシカ、セイウチ、イルカなどの鰭脚類や鯨類では、驚くほどの高濃度になることが知られている。たとえば、西部西太平洋に棲むスジイルカが、海水中の1000万倍もの高濃度でポリ塩化ビフェニルを蓄積しているという報告もある。また、ヒトについても、成人には影響を与えることのない微量な化学物質であっても、化学物質に感受性の高い幼児期に化学物質に触れると、その後の成長や免疫機構に無視できない影響を与えることなどが危惧されている。第一線の環境化学の専門家たちが、様々な視点から「地球規模の化学物質汚染」についての深刻な状況を報告する。プロローグ 地球をめぐる不都合な物質とは第1部 人類が作り出した化学物質が地球を覆う第1章 世界に広がるPOPs汚染―海生哺乳動物の化学物質汚染と途上国のダイオキシン汚染第2章 マイクロプラスチック「不都合な運び屋」第3章 水俣病だけではない「世界をめぐる水銀」第4章 古くて新しい不都合な物質「重金属」―四大公害病から越境汚染まで第5章 知られざるPM2.5―何が原因? どこからやってくる?第2部 不都合な化学物質は、私たちにどのような影響をもたらすのか?第6章 メチル水銀が子どもの発達に与える影響を探る第7章 化学物質が免疫機構に異常を引き起こす―免疫かく乱とアレルギー疾患第8章 毒に強い動物と弱い動物―解毒酵素を介した化学物質との攻防エピローグ 化学物質をめぐる対立
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    近代科学はここからはじまった! 運動の法則、万有引力の法則、天体の運行、……古典力学の基礎を築いた歴史的名著を新書化!
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    筑波大学の名講義を書籍化! 圧倒的ライブ感! 中学レベルから出発し、微分積分、線形代数、確率統計まで1冊で学び切る数学教科書。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 英語論文が自分で書ける! 自分で添削できる! 理系の第一線で長年研究・執筆・指導してきた著者が、優れた研究者になるために必須の論文作成術を伝授。51の「鉄則」に従えば、誰もが実践的な力を身につけられる。
  • 「悲惨な一日と一夜にして、大海原のかなたに消えた楽園王国」――プラトンの描写は、何を物語るのか? 虚構か、それとも真実の伝承か……。失われた大陸への夢は、今もって人々の胸をかきたてる。人々の夢をかきたててやまない伝説の大陸=アトランティスの全貌と、この青海原のかなたに消えた楽園王国の謎を追う。突然の大異変に襲われて消失する過程を、地質学から解明し、多年の論争に終止符を打つ。映画よりおもしろい、迫真の科学ドラマ!
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    高校で生物学を履修していない学生でもスラスラ読める、教養のための生態学の入門書。全編フルカラー。簡潔な文章と豊富で親しみやすいイラストが理解を助けます。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 世の中のすべては「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」でできている!2種類の粒子を理解すれば、現代物理学のエッセンスがわかる!■世の中を2つに分ける基準とは?私たちの周りにあるすべてのものは、目に見えない小さな粒子からできています。ではこの粒子は何種類あるのでしょうか? ミクロな世界を記述する量子力学によれば、あらゆる粒子は「ボーズ粒子」と「フェルミ粒子」の2種類に分けることができるのです。そして、これらの粒子が示す性質の解明は、物理学の発展において避けて通ることのできない難関だったのです。【本書の目次】第1章 この世は粒子でできている第2章 粒子か波か第3章 すべての粒子は2種類に分けられる第4章 量子力学の天才たち第5章 ボーズ粒子と超流動第6章 フェルミ粒子と超伝導第7章 ミクロな世界から宇宙まで。
  • 極限ともいえる過酷な環境で、深海の研究を続けてきた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちが、深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりについて解説。深海生物だけでなく、海底下生物、生命の起源、地球外生物にまで及ぶ生命のことから、巨大地震後の海底変動から見えてきた地震のメカニズム、海底の鉱物資源や、地球温暖化との関係など、あらゆる「深海」がわかる1冊!地球の表面積の7割を占める、人類にとって欠くことのできない海。その中でも「深海」は海洋のほとんどを占め、地球には深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりが多くあります。人類は水深約1万900mまで到達し、さらに深海の知識が深まり、重要性が明らかになってきました。海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、極限ともいえる過酷な環境で、困難も多い深海の調査を続けてきました。実際に調査船に乗り、現場でサンプルやデータを研究者や技術者が執筆した、臨場感あふれた深海研究がわかるのが本書です。第1章では、光も届かず、エネルギー源も少ないと思われる深海の生物について、「しんかい6500」がたどった水深6300mでの調査の様子をまじえて紹介します。深海の生物だけではなく、さらに厳しい環境の海底下2.5キロの生物研究までにも迫り、深海研究でわかってきた、生命起源と地球外生命についても解説します。第2章では、巨大地震の発生メカニズムに迫る深海研究に迫ります。調査船で、水深7000mの海底から海底下1000mを掘削して、地震を起こした断層からサンプルを得た様子を交えて、巨大地震で何が起きたのかなどについて解説します。第3章では、水産資源、鉱物資源と温暖化などを軸に人類が深海からどのような影響を受け、また今後受けつつあるのか、を解説します。2013年と2017年、国立科学博物館において開催された深海をテーマとした特別展には、60万人超の来場者があり、深海への関心が深いことがわかりました。その内容を科学的にさらに深く掘り下げ、深海からわかる地球、生命、人類の存続に関わることが理解できる1冊!
  • 人類史上最大の発明は「数学」である! 円周率や無理数との出会い、ゼロの発見など、エピソード満載で語る新しい数学入門。
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    複雑な波を単純な波に分解する技術。それは文明を陰から支える技術。一冊で、フーリエ変換の数学的基礎から多彩な実例までを学べる!
  • 国内各地のエコツーリズムの現場で役立つように、エコツアーによる自然環境や地域社会への影響を整理したうえで、自然環境を活用しながら保全も進める「共生型のエコツーリズム」とその具体例を紹介し、エコツーリズムによる地域の自然環境の価値ある活用をデザインするための「戦略」を解説。現場担当者、必携の書!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 日本型の野生動物管理の新しい手法を提案。野生動物管理者育成と,ジビエ資源の有効活用を含めた持続可能なシステム実現をめざす。現場にも役立つテキスト。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 石油化学に関わる人のためのバイブル「石油化学プロセス」が大改訂。ページ数大幅増の新版。石油化学のことなら本書におまかせ。
  • なぜ生物は、多様な形をしているのか? その一方で、ペガサスやキングギドラのような、通常の形から逸脱した「怪物」は、なぜ現実には存在しないのか? その謎を解く鍵はゲノムにある。現代科学の最もホットな分野の1つである進化発生学の世界を、最先端の研究者がわかりやすく解説する。生物進化のメカニズムがわかる!!
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    化学の本質は電子にあり! 量子力学に支配された電子が、分子の形を決め、色を生み出し、化学反応を引き起こす。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 陸上植物が生まれてから約5億年といわれるが、その長い時間、植物と病原菌は生死をかけた「果てしなき戦争」を繰り広げてきた。スパイさながらの防諜戦、大量破壊兵器とそれを迎撃するミサイル、感染すると細胞がアポトーシスする「自爆機構」など、植物と病原体の分子レベルの闘いは、きわめてダイナミックである。本書では、そんな植物と病原菌の関係にフォーカスを合わせ、その驚くべき攻防の舞台裏を解説する。
  • たった一本のロウソクを駆使し、物質とその燃焼の不思議を興味深く説き明かす、物理学者・ファラデー。1860年におこなわれたクリスマス講演筆記ながら、精妙な自然の営みを語って、今日なお新鮮である。京都大学科学史の博雅による、各種文献を参照した、最も忠実明快に訳出された決定版。
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    理論から応用まで、一歩一歩着実に! 最近は強力な統計用ソフトが手軽に使えるようになり、統計解析が身近になりました。しかし、統計の「勘どころ」を押さえておかなければ、手法の選択を誤ったり、怪しい数字に騙されてしまったりします。本書はこれ以上ない丁寧さと、実用を意識した解説で、あなたを「統計達人」にします! 現代人必読の一冊です。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 名著『アインシュタインの宿題』を加筆修正し、ここに新書化! 「主なる神は老獪だが、意地悪じゃない」「世界が理解できるという事実こそ、ひとつの奇跡だ」「誰もが自分の時間の河を持っている」…アインシュタインの残した数々の言葉をモチーフに、相対性理論、ブラックホールから、量子力学、宇宙論までをやさしく解説。おもわず目からウロコが落ちる、世界でいちばん分かりやすい「アインシュタイン」本。
  • 1,100(税込)
    著:
    池内了
    レーベル: 講談社学術文庫
    出版社: 講談社

    かつて神の存在証明を果たそうとした自然科学は、その発展とともに神の不在を導き出した……というのは、本当だろうか? 現代物理学の描く世界からは、宇宙に最初の一撃を与え、サイコロ遊びに興じる至高の存在はいまだ消え去っていないのではないか? 古代ギリシアから近代科学の黎明、そして量子力学まで、「神という難問」に対峙し翻弄される科学の歴史を、名手が軽妙かつ深く語り切る。唯一無二のサイエンス・ヒストリー!
  • 3,520(税込)
    著・編:
    中村宜督
    著・編:
    榊原啓之
    著・編:
    室田佳恵子
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

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    学部生向けのテキスト。食品中の栄養性成分についてていねいに解説した後、味覚・視覚・嗅覚にかかわる嗜好性成分について紹介します。終盤では機能性・安全性についても解説します。異分野の方の入門書としても最適です。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 6,050(税込)
    著・編:
    高桑雄二
    レーベル: 分光法シリーズ
    出版社: 講談社

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    測定原理から光電子イメージング、光電子回折、光電子ホログラフィー、スピン・角度分解測定、準大気圧測定、超高速時間分解測定などの最先端の手法まで存分に解説。無機・有機問わず応用例も豊富で、付録も充実。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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