『完結、SF(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫)
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シリーズ5冊1,540円~1,650円(税込)レーベル: DENGEKI HOBBY BOOKS出版社: KADOKAWA
もしも人類補完計画が発動しなかったら? あれから3年、碇シンジ17歳。
「もしも人類補完計画が発動しなかったら……?」TVアニメ第24話「最後のシ者」から分岐した3年後のifストーリー。電撃ホビーマガジンにて連載された人気小説連載が、長い沈黙を破りついに電子化! -
夏休みの最後の夜、オールナイト映画をハシゴした高校2年の榊は、早朝の新宿駅で一人の少女に出会う。彼女の名は小牧ノブ──この日、榊たちの高校へ転校してきた同学年の女子だった。そして彼女は超国家的秘密機関に追われる、並外れた超能力の持ち主でもあった。その日から高校を異常事態が襲う。正体不明のヘリが墜落し、無人戦闘機が襲い来る。そしてノブの身を守るべく秘密裏に雇われた腕利きの私立探偵の奮闘もむなしくノブは連れ去られた。後を追った友人たちは横須賀港に停泊する巨大潜水空母に侵入するが。歴史を変えた4部作開幕!
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青春小説の若き旗手が描く、傑作SF青春小説が、角川文庫で登場!
「リセット」という一言で、世界は、三日分死ぬ――能力者が集う街、咲良田(さくらだ)に生きる時間を巻き戻す少女・美空と、記憶を保持する少年・ケイ。繰り返す日常は、若者たちに何をもたらすのか!?
※本書は、二〇〇九年六月に角川スニーカー文庫より刊行された『サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』を加筆・修正し、改題したものが底本です。 -
小説:飯島健男+イラスト:荒木伸吾・姫野美智で魅せたファンタジーRPGノベル全10巻、電子書籍で復刻一斉配信!
1989年からNECのパソコンPC88、98シリーズ用ファンタジーRPGとして発売され、富士通FM-TOWNS、家庭用ゲーム機NEC・PCエンジンやセガ・メガドライブなどに次々と移植された大ヒット作「BURAI」(ブライ)。シナリオ・ゲームデザインを飯島健男(現・飯島多紀哉)、キャラクターデザイン・原画を、TVアニメ「聖闘士星矢」、「ベルサイユのばら」の荒木伸吾・姫野美智が担当し、美麗な画面と重厚なストーリーがユーザーを魅了した。
このスーパークエスト文庫版「BURAI」は、飯島健男が自らノベライズ、カバーイラスト、口絵、挿絵もゲーム版と同じ荒木・姫野コンビが描き下ろした決定版小説シリーズだ。ザン・ハヤテが、リリアン・ランスロットが、幻左京が、ゲームと同じスタッフの手で躍動する!ゲーム版とは異なるドラマ展開で魅せる電子復刻版「BURAI」全10巻一斉配信!
※この作品は一部カラー画像を含みます。 -
埼玉と神奈川で、連続無差別通り魔事件が発生。それぞれの犯人は逮捕直後に急死したが、身に着けていたデバイスにより遠隔操作を受けていた痕跡が見つかった。
その頃、米中ソでは、政府高官や軍のトップに対し核攻撃を匂わせる脅迫状が届いていた。受信経路とその内容からAIの暴走が疑われ、デフコン3が発令。世界に緊張が走った。
そして21世紀末の火星――。ロゼッタ渓谷の底で発見されたのは、溶岩チューブを利用した正体不明の遺跡だった。入念な準備の末、内部調査で見つかったのは……。
謎が謎を呼ぶ怒濤のSF開幕! -
1905年に書かれて初演された、ジョージ・バーナード・ショーの三大戯曲の一つ『バーバラ少佐』。
救世軍の少佐であるバーバラを主人公に、巨大な大砲工場の社長である父親のアンドリュー・アンダーシャフトを交え、「火薬と救済」をテーマに描かれる本作。マンガ『ヨルムンガンド』にも引用され、ショーの数多い戯曲の中でも最高に数えられる戯曲だが、残念ながら、現在では邦訳ではほとんど手に入らない状況にある。
そこで、今回、第一弾となる上地王植琉の私訳古典シリーズでは、『バーバラ少佐』を新たな訳とともに注釈付きでお送りする。
本作品は、『バーバラ少佐』分冊版の第一幕~第三幕に「あとがき」まで含めた完全版です。 -
警察小説史上最大スケール、圧巻の新シリーズ、始動。
21世紀末。全ての国家の軍隊は解体。国連は「世界連邦」として機能し、平等で民主的な理想社会が実現した……はずだった。一方でテロリストたちも過激化。警視庁の刑事・吉岡冬馬は日本を拠点とする地下組織「イザナギ」メンバーの変死体を発見する。これが日本を襲う、壮大なテロ計画の入り口であった――。
徹底した非武装・非暴力で犯人を投降させることから、「説教師」の異名を持つ冬馬。最先端の兵器を保持するテロリストに、彼はどう立ち向かうのか? -
これが日本版『海底二万マイル』!? 1900年に執筆された「日本SF界の父」押川春浪による海洋冒険小説。明治・大正期の少年たちを虜にし、東宝特撮映画『海底軍艦』の原案ともなった伝説の冒険小説が現代語訳&注釈付きで登場!
19世紀末の帝国主義の激動の時代……果たして、「私」と日出雄少年、そして櫻木海軍大佐の秘密兵器〈電光艇〉の運命やいかに。
上地王植流の私訳古典シリーズ第二弾!
全三巻。第一巻は原作者の「はしがき」を含む「第一回 海外の日本人」から「第十回 フカの水葬」までを収録しております。 -
一九八六年、中曽根内閣は懸案の自主憲法制定を成し遂げた。自衛隊は改称され国軍へ昇格。また日銀は絶妙の金融政策でバブル経済を軟着陸させ、日本は好景気のまま発展した。だが今、その社会は危機に瀕している。「シンク」という謎の穴がすべてを飲み込み、同時に感染症も流行。政府が隠蔽する世界の崩壊を阻止する鍵を握るのは、一人の日本人学者だった。彼を探し保護せよとの命を受けた土門康平陸軍中将は、この任務を遂行し、日本を、この世界を救
うことはできるのか――?
大石英司が描く世界滅亡の書。 -
七王国の空に燦然と輝く、真紅の彗星。それは大戦乱時代の到来を告げていた。前王の死後、王妃の策略どおり〈鉄の玉座〉は少年王ジョフリーが継いだ。だが南部諸侯を率いるレンリーに、異国の神の祭司の力をかりるスタニス--少年王の2人の叔父が自分こそ王であると挙兵したのだ! さらに父を処刑されたスターク家の長男ロブも〈北の王〉として蜂起する……ローカス賞を連続受賞した大河ファンタジイ〈氷と炎の歌2〉、待望の第2部!
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遥か宇宙から、人類救済の策を練る、十四歳の英雄・空々空と九人の仲間たち。人工衛星《悲衛》で科学と魔法の融合実験を繰り返すある日、少年の部屋に、自らを「月」だと名乗る女性が現れた。彼女は、地球対人類の戦争を停戦に持ち込むために惑星と人類との仲立ちを提案する。次なる『大いなる悲鳴』が予告されている今、少年は、武器も策も持たずに、戦うのではなく殺し合うのでもない、過酷極まる壮絶な話し合いに挑む。
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不死身の敵〈ゾンビー〉を撃退する最強の戦士、それが〈ゾンビー・ハンター〉だ! 人類と宇宙からの侵略者との死闘を描く、傑作バイオレンス・シリーズ第1弾!
いま地球は、宇宙からの恐るべき侵略者に脅かされている。それは人体に寄生し、人間をたちまち狂暴な怪物に変えてしまう。この不気味な敵に対抗すべく、世界中から選び抜かれ、鍛えられた殺人専門家達で結成された国際秘密機関――それが《ゾンビー・ハンター》だ! 大事故に遭い、奇跡的に回復した天才レーサー田村俊夫は、再起に必要な大金と引き換えに、この秘密組織に身売りした。だが、彼を待っていたのは……。凄まじいアクションの連続、平井和正会心の力作! -
シリーズ2冊1,430円~1,540円(税込)レーベル: DENGEKI HOBBY BOOKS出版社: KADOKAWA
一年戦争直後を描く!機動戦士ガンダム MSV-R小説
一年戦争直後の地球を舞台に、モビルスーツが暴れまわる『機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』の小説単行本の電子版。
ご存知、大河原邦男氏が展開する新時代のMSV、「MSV-R」で描かれたモビルスーツが多数登場する物語で、主人公機である「MS-06G 陸戦高機動型ザク」をはじめ、ジムやドムのバリエーション機が戦闘を繰り広げます。 -
ハワイ史を交え展開する、書下し熱帯伝奇小説シリーズ第1弾
宮下陽子は18歳の高校生。何者かに操られるように『ナナ・ヌウ』という変な名前のツアーを選んだ。目的は13年前にハワイで失踪した母を捜すためだった。しかし、陽子を待ちうけていたのは“神聖な儀式”と、それを阻止しようとする巨大組織との戦いだった。日毎に力強い自然の中で、神話の主人公のように目覚めて行く少女―。日本とハワイ、さらに地球を巻き込んで物語は始まった。ハワイ史を交え展開する、書下し熱帯伝奇小説。注目のシリーズ第1弾。 -
ミョーな宇宙を飛び回る、ツッコミ・美葉ちゃんと大ボケ・ルーくんの珍道中!
あたし、飾美葉14歳。平均的美少女で頭は良いが性格は悪い。中学校教育に疑念を持つあたしは、ある晴れた月曜日の午前10時に学校の屋上で英和辞典を枕にまどろんでいた。「あの~、ウラジオストックはどっちでしょうか」と声をかけてきたのは巡航ミサイルのルーくんだった。頭の固い教師に追われるあたしと、米空軍に回収されそうなルーくんは、勢い余って宇宙まで逃亡しちゃった。でも、宇宙っていろいろミョーな生物ばっかり。笑って笑って、頭の中にアリンコが住んじゃいそうなナンセンス・スペースオペラ第1弾。
●山本弘(やまもと・ひろし)
作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。 -
瞬時に移動できる超人的運動能力、普通の人には聞こえない小さな音まで聞き分ける鋭敏な聴覚、決して忘却しない驚異的な視覚記憶力――常人とはかけ離れた特殊能力を持つ4人は仲間の亘を人質に取られ、老獪な政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をしている。そんな彼らに、世間を賑わしている残虐な殺人集団〈アゲハ〉の追跡が命じられる。〈アゲハ〉とは何者なのか。今、壮絶な戦いが幕を開ける――。
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ハードボイルドをこよなく愛する一匹狼の運び屋、だったはずが…?
宇宙には、ハードボイルドな男がよく似合う……。おれの名はマキシン・グレンディー。戦域での仕事を得意とする、一匹狼の運び屋だ。今回おれが引き受けたのは、内戦中の惑星から王女を運び出すという、実におれ好みの仕事だった……のだが、現役女子高生のカイリがパートナーとして押しかけてきてから、おれの世界がボロボロと崩れ始めていく。畜生、おれの明日はどっちなんだ!?
●藤原征矢(ふじわら・せいや)
1960年東京都生まれ。東京大学法学部卒。著書に『かたゆでマック』シリーズ、『クールフェイス』シリーズ(以上、朝日ソノラマ)、『電子恐慌』(ケイエスエス出版)、『ドル・ハンターズ』(祥伝社)、『鳴弦の巫女』(HJ文庫)など。小説の他、ゲーム・アニメ等の脚本も手がけ、また経済ライターとして別名で取材・執筆活動を行っている。 -
“死にぞこないのグランド”…不死身の傭兵を、人はそう呼んだ
権力者の娘レミアが、悪魔が棲むと噂のあるエリアQ付近で誘拐された。救出のため派遣された傭兵部隊は、姿なき敵の前に、一瞬にして壊滅させられる。ただひとり生き残ったのは“死にぞこない”のグランドだった。
平和な戦後社会で壊れゆく体の痛みを鎮める薬を買う金にも事欠く生活を送ってはいても、幾度も死地から生還した元特殊傭兵部隊員の腕は鈍ってはいない。グランドは単身、エリアQへの潜入を開始した。
ハードボイルド・タッチの痛快スペースアクション第1弾! 電子版あとがきを収録。
●岡本賢一(おかもと・けんいち)
1964年、八丈島で生まれる。1994年に『銀河聖船記1 ディアスの少女』(ソノラマ文庫)にてデビューし、同年「宇宙塵」掲載の『鍋が笑う』にてSFファンジン大賞を授賞する。1996年に第三回パスカル短篇文学新人賞を受賞。小説以外では、劇団飛行船の第一回シナリオ公募にて準優秀賞を得ている。ライトノベル系のSFアクション小説を中心に三〇冊ほどの長篇を発表。同時に雑誌や新聞、アンソロジー等にSFホラー系の短篇小説を多数掲載している。 -
龍とは何か? なぜ西洋では悪魔、東洋では聖なる存在なのか?――古代文化の栄えた津軽十三湊、ピラミッド説のある長野皆神山、『古事記』に記された諏訪、出雲の龍神伝説…。各地に遺る龍の痕跡を辿っていたTVディレクター九鬼虹人に、意外にも世界的規模を誇る組織から妨害が入った。なぜ? 世界秩序をも震撼させる龍、そして文明の謎に挑む大河巨編第一弾!
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あの名作が電子書籍に初登場! 「幻魔」と正義の超能力者の戦いを描く壮大な物語が、今、幕をあける――!
パリからニューヨークへと向かう飛行機に一人の美女が座っていた。トランシルヴァニア国のルナ姫。彼女は未来透視の才能を持つミスティック(神秘家)だった。精神を集中して予知夢の世界に入った彼女の意識を、強烈な衝撃が襲い、膝の上の水晶玉が炸裂した。「――落ちる!」彼女の絶叫の直後、訪れた凄惨な現実とは?! 宇宙の破壊者「幻魔」とルナ姫を中心に結束する正義のエスパー(超能力者)の戦いを描く壮大な宇宙ドラマ、いよいよ開幕! -
美貌の女運び屋レイヴンに思わぬ同行者が出来て…
砂漠と荒野ばかりの、辺境の惑星バーディヤ。そのサハラ地区に住まいを持つレイヴン。宇宙船〈反逆〉号の船長で、褐色の肌に黒い瞳の美女、一匹狼の運び屋だ。
今回の“ブツ”は、プラチナブロンドの髪をみつあみのおさげにした少女リジィだった……。銀河連邦軍の元戦闘軍用サイボーグ“賢者”を航宙士として雇い、レイヴンとリジィの戦いが、今、始まった。構想10年、“ニュー・スペースオペラ”開幕!
●伊東麻紀(いとう・まき)
茨城県生まれ。お茶の水女子大学理学部化学科中退。大学時代はSF研究会に所属。『宝剣物語』シリーズ、『エストレリャ国異聞』シリーズ(ともに大陸書房)、『海賊ランスロット・華麗なる冒険』シリーズ(角川書店)、『特殊工作員アンジェラ』シリーズ(朝日ソノラマ)などの著書がある。 -
塩を制するものが砂の世界を制す
砂の海(ジェル・アー)に囲まれ、塩が唯一の価値を持つ大陸・トルア。
この大陸の南端、ファハン、グザナ、アルタール三国の境に「ベテゴア」と呼ばれる塩の交易都市があった。世界で唯一砂の海に開かれた都市ベテゴアを支えているのは、古より過酷な自然と戦いながらトルアに塩を運び続けた誇り高き一族、ハラクティだった。しかし、今や彼らは塩を運ぶ奴隷としてしかその存在を許されてはいなかった。
トルアの覇権を巡り野望をめぐらす三大国と暗躍する塩商人の野望とは…?
ファハンの将軍の息子として生まれながら、数奇な運命に操られる青年剣士エアンを主人公に繰り広げられる。“魔法のでてこない異世界ファンタジー”であり、オリジナル異世界大河ロマンの名作「砂の民の伝説」シリーズが、電子書籍でついに復刊! シリーズ全6巻すべての巻末には新たに書き下ろされた電子書籍版あとがきも収録。
●河原よしえ(かわはら・よしえ)
東京都杉並区出身。小学生時代から漫画家を目指しつつ、1975年にアニメーション制作会社、株式会社サンライズ(旧・有限会社サンライズスタジオ)でアルバイトを開始。翌1976年からは企画室所属の契約社員として、設定制作、文芸、企画などを『風間洋』名にて担当。1984年『重戦機エルガイム』で脚本、1989年に企画を担当した番組のノベライズ『鎧正伝サムライトルーパー』で小説家デビュー。趣味である古代エジプト学の知識を元にしたファンタジーをはじめとする小説や、ムック本の解説などの他、ラジオドラマ脚本、作詞など、活動は多方面。古代エジプト学、博物学、イラスト、マンガ製作、最近はホビーロボット大会のボランティア活動等が趣味。『神の禽』シリーズ(角川書店)、『ファラオを盗め!!』上下(朝日ソノラマ)、『G-SAVIOUR』上下(集英社)、『幻の将軍』上下(エニックス)、『徹底図解・古代エジプト』(新星出版)など著書多数。 -
読み進めるごとに、恐怖が増していく
「ご自由にお持ちください。ただしいかなることがあろうとも、返本は不可。何が起ころうとも当店は一切責任を持ちません」
怪奇作家・井之妖彦はある日、ぶらりと入った古書店のカウンターで一冊の本と出合う。黒い革張りの表紙、タイトルも何も記されていないその本には、店主による奇妙な但し書きだけが付いていた。いわくありげな文句につられた井之は早速その本を持ち帰り、最初の一話を読みはじめるのだが……。
フランス綴じになったページを切り裂けば、そこは奇々怪々な世界。現実と虚構が交錯する不気味な短編の最後には、「それ以上読むな」という万年筆の書き込みが…。
果たして「黒い本」の正体は何なのか? 黒い本の魔力にとりつかれた井之の運命は?
●飯野文彦(いいの・ふみひこ)
1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。 -
敵の包囲網をかいくぐり、少女は巨大戦艦復活を目指す
長屋の屋根を突き破って飛び込んで、猫種のバイオハーフであるアドラの平和な眠りを破り、思いもよらぬ帝国軍相手の大冒険に引き込んだのは、永眠カプセルに入った美しい少女だった。200年前の独立戦争の英雄バルトの孫娘で、戦後封印されたままだった巨大戦艦ディアス復活のキーとなる使命をおわされていたリナ。彼女は、帝国の皇太子レオンに追われていたのだ。
ディアスを利用しようとする帝国の陰謀を阻止するため、アドル達はディアスに潜入する…!
猫とネズミと美少女が大活躍する、冒険スペースオペラ第1弾! 電子版あとがきを収録。
●岡本賢一(おかもと・けんいち)
1964年、八丈島で生まれる。1994年に『銀河聖船記1 ディアスの少女』(ソノラマ文庫)にてデビューし、同年「宇宙塵」掲載の『鍋が笑う』にてSFファンジン大賞を授賞する。1996年に第三回パスカル短篇文学新人賞を受賞。小説以外では、劇団飛行船の第一回シナリオ公募にて準優秀賞を得ている。ライトノベル系のSFアクション小説を中心に三〇冊ほどの長篇を発表。同時に雑誌や新聞、アンソロジー等にSFホラー系の短篇小説を多数掲載している。 -
〈種のアポトーシス〉の蔓延により、関東湾の男女別自治区に隔離された感染者は、人を模して造られた人工妖精(フィギュア)と生活している。その一体である揚羽(あげは)は、死んだ人工妖精の心を読む力を使い、自警団(イエロー)の曽田陽介と共に連続殺人犯“傘持ち(アンブレラ)”を追っていた。被害者の全員が子宮を持つ男性という不可解な事件は、自治区の存亡を左右する謀略へと進展し、その渦中で揚羽は身に余る決断を迫られる――苛烈なるヒューマノイド共生SF。
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天才・石ノ森章太郎の未完の超大作がついに完結!
天才・石ノ森章太郎の傑作SFコミックとして、今なお熱狂的なファンを擁している『サイボーグ009』シリーズ。その中で未完のままで終わった「天使編」と「神々との闘い編」が、42年の歳月を経て、今よみがえる! 戦士として闘うべくサイボーグに改造された9人。本書ではそのうち、001から004までの4人のサイボーグ達のエピソードが語られる。故・石ノ森章太郎の遺稿と創作ノートをもとに小説化したシリーズ第1弾!
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
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