『カドフェス電子版2021<いま読みたい ベストヒッ、沢野ひとし(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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趣味、仕事、家庭…うらやましいぞ、「沢野少年」物語
トコロテンを毎日食べていた中高生時代。やり手の会社員だった頃。そして、天職イラストレーターとして活躍する今――。沢野ひとしの生活はいつも夢と趣味を軸にまわっていく。旅、音楽、山、スキー、木工、恋等等、楽しい自由課目に次々熱中する無垢な少年のようだ。郷愁をよぶイラストとリリシズムあふれる文で綴る、「沢野少年」物語。 -
体育会系ではないけれど…汗と涙のスポーツ・エッセイ
カヌーでの川旅に至福の時を過ごし、スカイダイビングでは感動のあまり呆然としてしまう。バドミントン、スカッシュの暗さに心が沈み、温泉のあり様に腹を立てる――。体を鍛えていない男はもてないという強迫観念に突き動かされて、30種のスポーツにとり組んだ、汗と笑いの体験記。無表情で死んだような「ワニ眼」の代表が、東奔西走する、おかしくてしっかり役立つ、スポーツ・エッセイ。 -
ご存知、沢野画伯による〈山登りワールド〉の集大成
遭難者の亡霊が舞うかのような谷川岳・一ノ倉沢。スケールの大きさにおののいた穂高・屏風岩の岩登り。アルプス、アイガー西稜で起こした転落事故。ヒマラヤのメラ・ピーク(6473メートル)のてっぺんで見た青い月――。奥多摩の小さな山から、本格派のヒマラヤまで17の山々で体験した感動と、背中合わせの恐さを、リリカルに綴った山のエッセイ。少年時代から心に「山」を抱いて生きてきた男の、さまよう魂の物語でもある。
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