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『KADOKAWA(文芸)、夏樹静子(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~13件目/全13件

  • シリーズ2冊
    352374(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ロンドンでの運命的な恋と、発見される女性の死体――。華麗な愛のミステリー長編、今、開幕!

    ロンドンに赴任した貿易会社常務・倉内優二は、取引きを始めた陶磁器メーカーの女性オーナー社長マリアンヌと運命的な出会いをした。優二は、青年時代から憧れていた『嵐が丘』のヒロイン、キャサリンを彼女に投影し、会う度ごとに思いを募らせていった。その頃、彼女の会社のマネージャーの死体が立木に囲まれた静かなホテルで発見された……。北イングランドの荒野に展開する華麗な愛のミステリー。
  • シリーズ2冊
    792990(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    核戦争から人類滅亡を防ぐ施設「ドーム」……。渦巻く陰謀の先、人類の運命とは?!

    東大研究生として来日したアメリカ人女性ジュディ。核実験地で幼少時に被曝し、二四歳の若さで白血病に冒された彼女の切実な願いは、全面核戦争から、人類の絶滅を防ぐことだった。そして、ジュディと設計技師・吉田司郎との愛が、現代のノアの箱舟「ドーム」を発想させた。この巨大な施設が完成すれば、地球が“核の冬”に覆われても、尊い命を救うことができる――。ジュディの死を看取った吉田の活動で、「ドーム」の建設は多くの人々の共感を呼ぶが、背後では各国のイデオロギーや陰謀が複雑に絡みあっていく……。人類存亡をテーマに描いた感動の物語。(『ドーム―終末への序曲』改題)
  • シリーズ2冊
    352704(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    息子の受験、妻のアルバイト、夫の単身赴任。ごく普通の家庭に次第に亀裂が……。社会派推理長編!

    大手スーパー〈マイウェイ〉の凍結庫で店長が凍死体になって発見された。東京四部長の逢坂常平は、早朝、警察からの電話で事件を報らされる。捜査は、自殺、他殺、事故死のいずれも決め手のないまま難航した。――逢坂の家庭では、妻千鶴を中心に、ひとり息子剛の東大合格だけを目標に生活を組みたてていた。少しでも入試に有利な条件を得るためのコネや情報、有能な家庭教師。だが、常平の九州への単身赴任、膨らむ教育費を補うための千鶴のアルバイト等により、家庭は大きな亀裂を生じていった……。家族全体を巻きこむ受験地獄と苛烈な流通戦争を描き、学歴社会を鋭く告発する社会派推理の力作長編。
  • 528(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    離婚した夫が愛人宅で殺害された……? 不幸な女たちの間に生まれた殺意とは?

    鬱症状を訴えて精神科医を訪れた白水絹江は、福岡の老舗の商家の妻だった。何度もカウンセリングがつづくうち、彼女は舅、姑、小姑に囲まれた息苦しい日常生活と、夫の異常な女性関係の悩みをうちあける。――その後、絹江は離婚、夫は愛人宅で死亡した。若い愛人れん子は殺人容疑で起訴された。夫の首に残された索溝は何をもの語るのか? 三人の女たちの不幸な構図から生まれた、ひとつの殺意。
  • 418(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    複雑な女性の心理が絡み合い憎悪と怒りが深まっていく……。珠玉の傑作短編集!

    祝福すべきひとり娘の小学校の入学式の日に起こった悲劇!久子は、一瞬にして最愛の夫と娘を、トラックによる“ひき逃げ”で失ってしまう。怒りと悲しみにふるえる彼女は「私の手で犯人を殺してやりたい」と、憎しみをつのらせていった。一方、絹織物メーカーの社長が自宅で青酸カリにより中毒死した。その妻絹枝は、夫の死んだ日、若い愛人と密会していた――。境遇の全くちがう二人の女性たちの遭遇した事件は、やがて一本の糸につながっていった……。表題作ほか、過去に秘密をもつ人妻がまきこまれた殺人事件の罠などを収めた傑作短編集。
  • 616(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    陶芸家と不倫を続ける雅子に奇妙な手紙が届く。8編を収録した傑作ミステリー集!

    平和で安定した結婚生活を営む人妻、雅子は、ふとしたことで出会った若き陶芸家、秋山と深く愛しあうようになった。不倫な関係がつづき、彼女の思いは激しくつのっていった。だが、ある日、まいこんだ一通の手紙から、雅子の心に黒い疑惑が広がっていった。手紙には「秋山と付き合うのはやめろ。……恐ろしい不幸が起きるぞ」と書かれていた。そして、いまにも雪の降り出しそうな寒い冬の日に、雅子はある決意を抱いて家を出た……。揺れ動く人妻の心理を描いた表題作を含め全8編を収録した、傑作ミステリー集。
  • 616(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    平穏な家庭に人工授精のドナーと名乗る男が現れ……・。女心の機微を描く作品集。

    美しい蔓薔薇と高麗芝の敷かれた洋館で、治子は五歳になる一人息子の信之と建材メーカーの社長である夫と明るい家庭を築いていた。だが、この家庭にも不安があった。それは、結婚後、数年たっても妊娠のきざしがないことから人工授精を受けて生まれた信之の本当の父親は、夫なのかドナー(精子提供者)なのか不明なことだった。そして、ある日――ドナーと名乗る男の出現によって平穏な家庭に大きな亀裂が生じていった……。治子の心を支えたのは脆い一本の試験管につながれた母と子の強い絆だった。表題作ほか日常生活のなかで遭遇する事件をテーマに、女性の微妙な心理を描いた作品集。
  • 473(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    満たされない日々を送る厚子の周囲に起こる殺人。多様な愛を描くミステリ集!

    パーティの終わった夜、ただ一度、衝動的に夫の友人に身をまかせてしまった人妻、厚子。堅物の夫は疑いもしないように思えた。だが、その一年後、彼女の周囲につぎつぎと起きる殺人事件……。満たされぬ孤独な日々を送る厚子の心のなかに、夫への疑惑が次第に大きくふくれあがってきた――。揺れ動く女性の心理を、さまざまな愛のかたちで描いた傑作ミステリー集。
  • 616(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    裏口入学、乱診乱療、医療の抱える悪循環――。日常のすぐそこに潜む闇を収めた短編集!

    息子を私立医大に裏口入学させるために、数千万円もの多額の寄付金を支払う開業医。金の力で医者になった息子は、投資した金の回収に患者を薬づけにし、やたら注射を打っては保険点数を増やし荒稼ぎする。乱診乱療、そして脱税。その気になれば、開業医はいくらでも儲けることができる――。この暗い、悪循環。愛する人のために犯していく罪と、医大不正入学の実態を描いた表題作ほか、日常の営みのなかで誰もが遭遇しうる事件を収めたミステリー集。
  • 704(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    息子の死……母親の怒りと憎悪の捜査が始まる! 表題作ほか七作を収録した傑作短編集。

    五歳になる一人息子が、遊びに出かけたまま戻ってこない。子供を捜しにいった母親は、心あたりの工事現場で、心臓が止まりそうなショックを覚えた。ダンプカーから落とされた土砂で生き埋めにされ、死んでいた! 過失致死か? それでは一体誰が……。母親の執念の捜査がはじまる。息子を喪くした母親の怒りと憎悪が胸の中で激しく燃えたぎった。だが、その憎悪の果てに彼女を待ちうけていたものは……。平凡な日常生活のなかで誰もが遭遇しうる事件をテーマとし、女性心理を見事に描いた傑作短編集。表題作ほか七篇を収録。
  • 237(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    パリ郊外で運命的に出会った二人の男女。長編ロマンミステリーの傑作!

    雷鳴とどろく、晩秋のパリ郊外。フォンテーヌブローの森を見おろす深い闇のなかの古いホテルで、宿命的に出逢った日本人男女の決定的な恋の啓示。そして、交し合ったある黙契が、ロマンの香気あふれる、ドラマの幕開けだった――。第1の殺人事件は初冬の福岡、つづいて第2の殺人事件は、早春の箱根で起こる。だが、それぞれの事件の最有力容疑者には、完璧なアリバイを有していた……。人生のすべてを賭けた男と女の、美しくも哀しい愛がひき起こす、長編ロマンミステリーの傑作。
  • 616(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    アルツハイマー病を軸に生と死の狭間の絶望と救済を描いた入魂の長編小説!

    五十二歳という働き盛りの造園設計家・恵門を突然襲った記憶の空白。異常を感じた彼が友人の医師・八木に診断を迫ったところ、アルツハイマー病の疑いがあり、“精神余命”があと一年であることを告知されてしまう。アルツハイマー病が原因不明・治癒不能の病であり、記憶の障害から始まって精神能力と人格が徐々に滅びていくことを知り、恵門は暗然たる恐怖に打ちのめされるが……。生への執着と死への誘惑の間で揺れ動く男の絶望と救済を、叙情あふれる筆致で描いて新境地を拓いた力作長編小説。
  • 616(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    一大OAメーカーを築いた一族が次々と変死をとげる。“死後の完全犯罪”の謎とは!

    世界初の小型電卓の開発で驚異的な成長をとげたOAメーカー〈ルコー〉は白藤三兄弟を中心とする同族によって経営されていたが、今日の繁栄をもたらした最大の功労者である天才的研究家・末弟の起人の不可解な死の後、次々と惨劇に襲われる。社長・隆太の自ら操縦する軽飛行機が墜落、死亡。その葬儀の席で、起人のかつての愛人で最近は隆太と親しかった常務の弥栄子が変死――。不吉な予感のなか、一族につながる女子大生・透子は起人の息子・秋人との出会いに運命的なものを感じ、急速に傾斜してゆく――。“死後の完全犯罪”の謎と悲劇的な愛が交錯する、会心のロマンティック・ミステリー。

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