セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
期間限定!初めての予約購入で最大コイン+20%還元!

『学問、化学同人(実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全70件

  • ●根強く残る食品添加物悪玉論
    ●まことしやかにささやかれる超加工食品の危険性
    ●オーガニックの安全神話で見過ごされる問題点
    ●注目を集める新しい北欧食の落とし穴
    ●日本で独自に発展した食品表示制度の功罪

    ゼロリスク幻想を越えて改めて考える、
    ほんとうの「食の安全」

    巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報。
    〇〇は身体に良いらしい、
    ダイエットには△△を摂るとよい、
    ××には発がん性がある……。
    信頼に足る情報はどう見極めたらよいのか。
    さらに、グローバル化が進展する世界で、
    食の安全をめぐる問題も、もはや自国だけの問題に留まらなくなっている。
    「すべての人に適切な情報を」届けるべく、
    世界の食品安全情報をサーベイし発信し続ける著者が、
    近年話題になったさまざまな問題を取り上げ、
    印象やイメージに惑わされることなく、
    科学的知見に基づいて適切に判断するためのポイントをわかりやすく解説する。

    ◆本文より
    ひょっとしたらこの本を手にしているあなた自身も、
    家族や友人との会話の中で添加物は避けたほうがいいよね、
    といったことを伝えたことがあるかもしれません。
    それに比べると食品安全委員会や厚生労働省からの
    食品添加物の安全性に関するメッセージは、圧倒的に劣勢です。
    間違った情報には実害があります。
    そして間違った情報のほうが社会に広く浸透してしまっているとき、
    消費者個人個人が間違いに気がついても対応できない、
    つまり買いたい商品が売られていない、という状況に陥ります。

    ◆目次
    第1章 終わらない食品添加物論争
    一 食品添加物の安全性を測る
    二 食品添加物をめぐる国際事情
    三 食品添加物だから……
    四 ベビーフードで考える食品添加物の有効性
    第2章 気にすべきはどちらか――減塩と超加工食品
    一 世界の減塩対策
    二 超加工食品とは何か
    第3章 オーガニックの罠
    一 オーガニック卵汚染事件
    二 「オーガニック卵」というもの
    三 オーガニックとの付き合い方
    第4章 新しい北欧食に学ぶ
    一 北欧食と和食
    二 NNDの落とし穴
    第5章 国際基準との軋轢
    一 EUへの鰹節の輸出問題
    二 検査の意味は?
    第6章 食品表示と食品偽装
    一 日本では表示義務のないカフェイン
    二 食の「安心」を脅かす食品偽装
    第7章 プロバイオティクスの栄枯盛衰
    一 プロバイオティクスの健康強調表示
    二 期待が高まるマイクロバイオーム研究
    三 トクホとプロバイオティクス
    第8章 食品安全はみんなの仕事――すべての人に適切な情報を
  • シリーズ3冊
    4,620(税込)
    編:
    日本化学会
    レーベル: ――
    出版社: 化学同人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    2021年ノーベル化学賞の受賞テーマは「不斉有機触媒の開発」.有機分子触媒は,取扱いの容易さだけでなく,環境負荷の軽減やレアメタルの枯渇・高騰といった社会的な問題に応えうる「元素戦略」の観点からも注目を集めています.精巧な分子設計のもとに選択性(立体選択性,位置選択性,官能基選択性など)の高度な制御を目指して設計開発され,多彩な反応系で大きく進展しています.本書では,日進月歩で発展を続ける有機分子触媒の特徴や位置づけなどの基礎についての解説から最先端の研究動向までを第一線の研究者が解説しています(2016年刊).
  • 私自身、音楽や感情、それに脳についてはよく知っていると思っていたが、
    本書からは実に多くのことを学べた……卓越した一冊である。
    ――ダニエル・J・レヴィティン(『音楽好きな脳』著者)

    この本には夢中になった。
    自分が好きなレコードを好きになった理由が理解できたから、
    次の宝探しの地図を手に入れたようなものだよ。
    ――モビーン・アザール(ジャーナリスト、『プリンス1958-2016』著者)

    これほど驚くべき本を書けるのはスーザン・ロジャースしかいない。
    音楽に対する愛情、歴史の創造に携わったレコーディングスタジオでの
    幅広い経験、このテーマに関する深い知識――これらを持つ彼女のおかげで、
    自分が人生で音楽を愛する理由が理解できた。
    ――デュエイン・チューダール(著述家、テレビプロデューサー)

    <I>〝殿下〟プリンスの名作を手掛け、
    全米ナンバーワンヒットをプロデュースした著者が、
    あの曲にどうしようもなく惹かれる理由を探る。
    </I>

    数々の名作を手掛けた音楽プロデューサーから認知神経科学者に
    転身したスーザン・ロジャースが、音楽の七つの要素
    (本物らしさ、リアリズム、斬新さ、メロディー、歌詞、リズム、音色)
    に基づく「リスナー特性」によって、好きな曲で心が動かされる
    理由を明らかにしていく。この、リスナー特性を探ることで、
    音楽とのつながりが深まり、自分の個性も見えてくるという。
    科学に裏打ちされた洞察を織り込み、あらゆるジャンルの音楽に光を当て、
    レコード制作の舞台裏やプロデュース術も紹介する本書を読めば、
    音楽の楽しみ方が大きく変わる!

    ●目次
    序曲(オーバーチュア)
    第1章 本物らしさ――表現の聴こえ方
    第2章 リアリズム――音楽の見た目
    第3章 斬新さ――リスクの聴こえ方
    第4章 メロディー――音楽の感覚
    第5章 歌詞――アイデンティティーの聴こえ方
    第6章 リズム――音楽の動き方
    第7章 音色――音楽が呼び覚ますもの
    第8章 形式と役割――音楽プロデューサーにとっての聴こえ方
    第9章 一耳惚れ――あなた自身を表す音楽
    終結部(コーダ)

    ●本文より
    自らのリスナー特性を把握して、「あなた自身を表す音楽」を理解する能力は、
    完全にあなたの中にある。自分が好きなレコードの特色やニュアンスを探り出し、
    ほかの曲ではなくその曲を高く評価する理由を解明できるのは、あなただけだ。
    自分の音楽の好みを探ることは、人との関係を追求することと同じくらいに
    目を見開かされる自己発見の旅になる。(略)
    自分の本性を見極める一番の方法とは、自らのプレイリストに飛び込んで
    ……耳を傾けることなのだ。
  • 「触知性」が拓く感覚の未来
    身体を通して情報に接するとき、
    情報あふれる現代社会をいきるための
    知恵が生まれる

    心臓の鼓動に触れて生命の意味を理解する「心臓ピクニック」、
    オノマトペの触り心地を可視化する「触相図」など、
    独創的なプロジェクトから見えてくる、触覚と情報との関係とは。
    身体に深く根ざした感覚〈触覚〉と情報を結びつける力を「触知性」と名づけ、
    情報に対する感受性のあり方を探る。
    文庫化にあたり、補章「触覚情報学による『わたしたち』のウェルビーイング」を追加した。
    第69回毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞作。

    ●本文より
    身体に根差した主体的な体験でありながら、
    それが他者にも伝わる普遍性をもつためにはどのようにすればよいのか。
    そんなとき、触覚という感覚は、記号化されたものを身体的に感じる、
    記号を受肉させる感覚といえ、そして、触覚から記号を生み出すことは、
    身体に根差しつつも他者と共有できる知恵を新しく生み出す営みであると考えられます。
    これから私たちに必要なのは、触覚と情報の関係性の探求とその実践の体系であるといえます。

    ●目次
    序章 触知性
    第1章 触覚と情報
    第2章 触れて情報を理解する
    第3章 触れて現れる情報、触れて残る情報
    第4章 触覚の語彙、語彙としての触覚
    第5章 触覚の文法
    終章 情報社会をいきるための感覚のリテラシー
    補章 触覚情報学による「わたしたち」のウェルビーイング
  • あの有名作品からマニアックな短編まで
    ミステリの女王、アガサ・クリスティーが
    作品に織りこんだ法科学を徹底分析!

    ・デビュー作『スタイルズ荘の怪事件』で示された指紋の正確な知識
    ・微細証拠の存在が有罪の決定打とならないことを示す『マギンティ夫人は死んだ』
    ・銃を嫌っていたクリスティーが『ナイルに死す』へと結実させた弾道学
    ・筆跡の違いが手掛かりとなる『オリエント急行の殺人』
    ・痕跡証拠が存在しないことが重要な意味を持つ『ゴルフ場殺人事件』
    ・『ポアロのクリスマス』で用いられた血液凝固に関する意表をつくトリック
    ・検死解剖の詳細を徹底的に調査したことがうかがえる『エッジウェア卿の死』
    ・現実の中毒事件解決にも貢献した『蒼ざめた馬』のリアリティあふれる描写

    稀代のストーリーテラーとして、世界中で愛されているアガサ・クリスティーは、法科学の専門家ともいえる一面を、その物語から垣間見せてもいる。本書では、ポアロやミス・マープルといった魅力的な登場人物を通して描かれる法科学を紹介し、“法科学者”としてのクリスティーに焦点を当てる。現実の事件に影響を与えるほどのリアリティで描かれる世界を、最新の法科学の知見から読み解く。

    ●目次
    はじめに――犯行現場
    第1章 指紋
    第2章 微細証拠
    第3章 法弾道学(銃器)
    第4章 文書と筆跡
    第5章 痕跡、凶器、傷
    第6章 血痕の分析
    第7章 検死
    第8章 法医毒物学
    結論――ゼロ時間へ
  • 量子論における直感に反することや不可解なこと。それらを「奇妙」とはもはや言っていられない。
    「奇妙」からの脱却の時はもう来ている。

    【目次】
    第1章 量子力学が何を意味しているかを言える者はいない(これが本書の主張である)
    第2章 量子力学は、本当は量子の話ではない
    第3章 量子物体は波動でも粒子でもない(が、そのようなこともある)
    第4章 量子粒子は一度に二つの状態にはない(が、そのようなこともある)
    第5章 何が「起こる」かは、それについて何を見いだすかによる
    第6章 量子論の解釈の仕方にもいろいろある(そして、どれもどうも意味をなさない)
    第7章 どのような問いも、答えは「イエス」だ(「ノー」でない限り)
    第8章 すべてを一度に知ることはできない
    第9章 量子物体の性質がその物体だけに収まっている必要はない
    第10章 「不気味な遠隔作用」はない
    第11章 日常世界は量子世界の人間スケールにおける現れである
    第12章 経験するすべてはそれを引き起こしている何かの(部分的な)複製である
    第13章 シュレーディンガーの猫には子がいる
    第14章 量子力学はテクノロジーに活かせる
    第15章 量子コンピューターが「多くの計算を一度に」実行するとは限らない
    第16章 「量子」あなたはほかにいない
    第17章 物事はさらにいっそう「量子的」になりえた(ならば、なぜそうではないのか?)
    第18章 量子力学の基本法則は思ったよりシンプルかもしれない
    第19章 底へはたどり着けるのか?
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    夢や希望とともにスタートする大学生活.実際に始まってみると,多くの悩みに直面します.研究に行き詰まる,恋愛,サークル,アルバイト,就活など,理由はさまざまです.ところで,企業では,コスト削減や業務改善を目的として,問題解決のための手法を活用されているのを知っていますか? どのように問題に気づき,解決策を導き出すのか.その具体的な手順を示すマニュアルです.大学では高度な専門知識を学びます.しかし,問題解決という視点からその知識の活用に向き合う機会は限られています.本書では,この問題解決のための手法を,大学生活で直面する悩みや研究活動を通じて身につけることを提案します.この考え方は,あなたの大学での学びに新しい視点をもたらし,それは,きっと,社会に出た後も役立つでしょう.一生モノの研究テーマや人生の方向性を見つけるための実践マニュアルとして,是非とも本書を手にとってください.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    2023年ノーベル物理学賞受賞 「アト秒科学」を解説!
    原子・分子の中を1京分の1秒スケールで動き回る電子をレーザー光で直接観測できるようになった.化学反応の積極制御や超高速情報処理も期待できる.このような光-原子(分子)結合系の動的挙動に,第一線の研究者が,理論と実験両面からアプローチして解説する.
    1章 アト秒光パルス発生の理論(ポンデロモーティブエネルギー/強レーザー場中のイオン化) 2章 アト秒領域のダイナミクス―トンネルイオン化の数理(一様静電場中の水素様原子/一様静電場中の原子・分子) 3章 アト秒光パルス発生の実験(超短パルス高出力レーザー/高次高調波の発生) 4章 アト秒光パルスの応用研究(アト秒光パルスの計測法/アト秒光パルスを用いた超高速分光) 5章 アト秒精度の極限コヒーレント制御(二原子分子の電子振動波束/ダブルパルス励起による波束干渉制御)
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    東京工業大学の1年生必修の化学教科書が一般に公開。本書は無機化学基礎を掲載。全7章構成。
    第1章では原子の構造について学び、第2章では原子構造に基づいた元素の周期律を理解し、物質の構造と性質を考える。第3章では原子が共有結合で結びついた分子の構造を学ぶ。第4章と第5章では、われわれの文明生活を支える固体材料の性質を理解するのに必要な基礎を身につけるため、固体の結晶構造を理解し、固体における化学結合と電子状態を学ぶ。第6章では、化学結合や元素の性質が典型的に現れる無機反応−酸塩基反応、酸化還元反応を理解する。第7章では、われわれの世界に華やかな色を添える染料や宝石に含まれる錯体の性質を学ぶ。

    毎章、章末問題があり、理解の確認ができる。化学科の教員による執筆で、コンパクトに無機化学の重要事項が記載されている。4学期制に使いやすい。
  • 私たちが生きる現代には,“昔”よりずっと長持ちするようになった食品で満ちあふれています.しかしこうも食材は豊富にあるのに,私たちの「科学」の知識は乏しく,加工食品の原材料を見ては,そこに羅列するカタカナ語の文字数に頭を抱え,これらが自身の健康に害を与えるものではないかと怯えています.その一方で「天然」や「オーガニック」と書いてあれば,ヒトにとって彼ら自然界に存在するあらゆるものは,友好的で親愛なる善きサマリア人だと思って疑うこともないでしょう.しかし,もし,今あなたが手にした食品や化粧品に「無農薬」や「無添加」,「ノンケミカル」という言葉があるとして,それは本当にあなたの健康を保障するための根拠になりえるのでしょうか?それとも単なるコマーシャルなのでしょうか?
    本書は,安全を訴えつつ矛盾を抱えるこれらレッテルを剥がし,その裏側を見るための検証結果を,真摯かつ皮肉を交えて教えてくれます.
    【この本が解決する あなたの疑問】
    Q.食品を「高度に加工する」ってどういうこと?
    Q.人間が食べ物を保存するようになったきっかけって?
    Q.タバコと電子タバコはどう似ていて,どう違うのか?
    Q.日焼け止めは塗りすぎない方がいいの?
    Q.コーヒーは体にいいのか悪いのか?
    Q.p値ハッキングとは何か?科学研究がうまくいかない原因は?
    Q.加工食品はどれくらい許容できるのか…?
  • もし100兆円を与えられ,「世界のため,科学の発展のために1年間で使い切りなさい」と言われたら,あなたは何をしますか? 100兆円で達成できることは何だろう? 「世界から貧困をなくす」「すべての病気の治療法を開発する」や「ダークマター研究のため最新の加速器を建設する」「人工意識をつくる」など,可能性は無限に広がっていく.前向きでチャレンジングな未来予測.
  • 鳥が生みだす奇跡とテクノロジーが生みだす奇跡の邂逅……読みはじめたら止まらない。

    ――ジェーン・アレクサンダー(女優)



    わたしは1章ごとに驚きで口を開き、目を丸くした。渡り鳥の科学はいま、黄金時代を迎えている。そしてありがたいことに、すばらしいガイドがこうして案内してくれる。

    ――ノア・ストリッカー(『鳥の不思議な生活』著者)



    飛び抜けた傑作だ……説得力があり、しばしば感動さえもたらす独自の語り口で、国際的な協力と地球規模での環境保全を呼びかけている。

    ――イザベラ・トゥリー(『英国貴族、領地を野生に戻す』著者)



    生涯の専門家にも、庭を訪れる鳥をたまに眺めるだけという人にも……人類がこの惑星を分かちあい、ともに生きている、翼を持った驚くべき生物への極上のガイドだ。

    ――ダイアン・アッカーマン(『ユダヤ人を救った動物園』著者)



    自然の壮大なドラマに迫る科学者たちの挑戦

    鳥の渡りという、計り知れないほど長く複雑な離れ業への理解は急速に進んでいる。それでも、この壮大な旅を解き明かす科学はまだ揺籃期にある。本書では、この最先端の研究に自ら携わる鳥類学者、作家であるスコット・ワイデンソールが鳥の驚異的な飛行のあとを追い、世界各地を辿る。ベーリング海では嵐に見舞われ、地中海では銃を装備した罠猟師と遭遇する。インド北東部の辺境では、渡り鳥を狩猟していた首狩り族の末裔たちがそれを断念し、鳥類保護の歴史において前例のない成功を成し遂げているのを目撃する。気候変動による脅威が差し迫る現代において、こうした自然保護の奇跡は人類が存続するうえでかけがえのない道案内となるだろう。


    ●本文より

    その答えはわからない。それが渡り鳥を研究する喜びであり、歯がゆさだ。多くのことが、わたしたちの手をすり抜けていく。目を見張るような技術的進歩やSFのような遠隔調査、ビッグデータによる情報解析やレーダー、衛星用送信機などをもってしても、世界を股にかけた鳥の旅についてはわかっていないことのほうが多い。世界は広く、人間はあらゆる場所に存在するが、あらゆることを知っているわけではない。
  • 化学とは何だろう? 哲学の眼から見える化学とは? 個別的,具体的な問題を追求する化学に対し,哲学は熟慮や内省によって全体を俯瞰する.本書では,両者をつなぐ「化学哲学」の可能性を議論し,化学に対しても哲学に対しても,新たな知見を提供する.月刊『化学』好評連載「化学者のための哲学 哲学は化学を挑発する』を大幅に加筆・修正し,待望の書籍化.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    有機合成の研究は「驚き」,「喜び」,そして「感動」に満ちあふれたエキサイティングな研究分野である.本書は,第一線で活躍する101名の有機化学者たちが,研究におけるみずからの感動した経験や興奮の瞬間を綴ったものである.彼らのどのような考えで研究に取り組み,予想外の「感動」につながっていったかという経験は,次世代の有機合成を志す学生や若い研究者たちにとっては,成功への「ヒント」になるはずである.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    本書は,美しい色彩と地球がおりなす自然の神秘や偉大さを同時に感じとることができるユニークな図鑑です.日本の伝統色をテーマカラーとして,その色をもつ鉱物を紹介しています.さらに鉱物の名前や物語,写真では似た色の動物や植物も取りあげ,どこから読んでも,どこから眺めても楽しめるように構成されています.色のつながりで,鉱物・動物・植物を知ることができる本書は,読者の知的好奇心をくすぐります.
  • ようこそ、食虫植物ワンダーランドへ
    ●ハエトリグサが罠を作動させるしくみとは?
    ●ウツボカズラの捕虫器のなかの液体の正体は?
    ●食虫植物はどこに生育している?
    ●なぜ虫を捕らえるようになったのか?

    食虫植物にどんなイメージをお持ちだろうか。
    罠で虫を捕まえる、食べた虫を消化する、
    植物なのに動く、日本には生息していない、
    人も食べられる……。
    でもそのイメージは間違っているものがあるかもしれない。
    本書では、食虫植物の本当の姿を知ってもらうために、
    趣味で研究をつづけている著者が、食虫植物の定義、
    捕虫方法、生息環境、虫との関係、進化の過程、
    そして保全のあり方まで、国内外の研究を網羅してくわしく解説。
    ダーウィンも虜にした摩訶不思議な植物の世界をご堪能あれ。

    ●本文より
    食虫植物が興味の対象となるのは、“植物なのに”虫を食べる、という、
    人間から考えるとやや“ちぐはぐ”な性質ゆえだろう。
    私にしてみると、あまり注目されていないだけで、
    多くの植物は一般の認識以上に、“ちぐはぐ”で“変”な性質を持っている。
    とはいえ、いきなり身近でもない、名前を聞いたこともない植物の
    生態について紹介されても、実感が湧かないこともあるだろう。(中略)
    食虫植物は、植物の奥深い生態を紹介する教材となると考えている。

    ●目次
    序 章 誤解されがちな食虫植物
    第1章 食虫植物はどんな植物か
    第2章 食虫植物はどのように虫を捕まえるか
    第3章 食虫植物はどこにいるか
    第4章 食虫植物と蟲とはどのような関係か
    第5章 食虫植物はどのように進化したか
    第6章 食虫植物をどのように保全するか
  • 6,050(税込)
    著:
    寺嶋正秀
    著:
    馬場正昭
    著:
    松本吉泰
    レーベル: ――
    出版社: 化学同人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    基礎事項から最新研究までを1冊にまとめた,待望のオールカラー和製教科書.重要事項を精選するとともに,難しい概念や式の導出をていねいにわかりやすく解説した.2~4セメスターの講義数に合わせて柔軟に使える4部構成となっている.章末問題には実際の院試問題を載せ,大学院入試に対応できる力が身につく.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    多様な表面の化学のなかから基礎的にも応用的にも,そして現在から将来にわたって引き続き重要であり続けることがらを取り上げ,初学者にもわかりやすいよう基本から丁寧に解説した本格派の決定版テキスト.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    大学1~2年生の「生物学」「生命科学」「生理学」の講義に最適の教科書.美しく精細な図版や写真が豊富で,どのページも カラフルに仕上がっているのが最大の魅力.学生から実際に集めたQ&Aや,クイズ問題,研究論文と関連付けたコラム,各節ごとの確認問題など,意欲的な学びを継続させる工夫が 満載.また,教員向けには,章のまとめ資料や章ごとの確認テスト,図版データを提供するなどのサポートも手厚い.語りかけるような記述が,読者が一人でも読み進めることを容易にし、生命科学の世界にひたることができる.
  • ゼフィルスの愛称で親しまれるチョウのミドリシジミ.翅の美しい輝きはどのように作られ,彼らの生態にどのような意味をもつのか興味は尽きない.「雄が派手なのは雌の関心を引くため」という説は果たして本当だろうか? ヤドカリやカニなど,さまざまな生きものを研究してきた動物行動学の第一人者が,中学生のとき魅せられたチョウに立ち戻り,その翅の色,色覚,行動の謎を粘り強く解き明かしていく.実験室やフィールドワークの克明な様子,意外な結果を受けて新たな実験に挑戦と,著者の研究ヒストリーを読者は追体験できる.同僚研究者との交流や研究外のエピソードも紹介され,冷静で論理的な筆致の中にも科学者としての情熱や自然への愛情を感じとれるだろう.
  • 事故への道を知り事故を避ける
    実践形式で学ぶ、ヒューマンエラー防止のノウハウ。
    もう、ヒューマンエラーは怖くない!

    ときに深刻な事故を招くヒューマンエラーは、
    どのようにすれば防げるのか。
    本書では、事故が発生するまでの過程だけでなく、
    事故が起こる構造にも注目し、
    ヒューマンエラー防止のための理論を考察する。
    また、すぐに役立つ実践的なテクニックの一端を、
    身近な事例などを題材に問題形式で紹介する。

    ●まえがきより
    事故はたった一つのきっかけだけで説明できるものではありません。
    事故は、複数の要素・要因がそろった結果生じるものです。
    これはちょうど、ポーカーや麻雀で役がそろって上がることに似ています。(略)
    本書では事故を、最後のトドメだけではなく、
    発生のしやすさの構造からも捉え直してみたいと思います。

    ●目次
    第1章 ヒューマンエラーとは何か
    第2章 なぜ事故は起こるのか
    第3章 ヒューマンエラー解決法
    第4章 事故が起こる前に……ヒューマンエラー防止法
    第5章 実践 ヒューマンエラー防止活動
    第6章 あなただったらどう考えますか
    第7章 学びとヒューマンエラー
    〈増補〉第8章 安全とは誰がどう決める?
  • シリーズ3冊
    4,620(税込)
    編:
    日本化学会
    レーベル: ――
    出版社: 化学同人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    近赤外からテラヘルツまで赤外線の化学利用を、新しい光源や分光法から医療応用まで見る。
    赤外線に分類される電磁波の波長領域は広く、中波長領域は分子振動のエネルギー領域にかかるところから、赤外分光の化学と関係が深い。
    本書は他の波長領域も含めて赤外線の化学利用を外観。テラヘルツ領域、新しい光源や分光法、近赤外波の生体透過性を活用する医療応用などを見る。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    食品学で学ぶ内容を一連の流れとしてとらえ、
    「絵巻」で表現した、まったく新しいスタイルの入門教科書。
    食と人間の関わりから、各種食品の特性や成分、機能性にいたるまで、
    つながりとして理解できる工夫を施した。

    ●絵巻のあらすじ
    <I>人間に興味のあるネズミ「ごんのかみ」は、
    ある所で出会った人間の姫を一目で好きになりました。
    人間が喜ぶものをごちそうしたくなったごんのかみは、
    家来の「さこんのじょう」に命じ、「食品の絵巻物」をもとに
    人の食べものを調べる旅に出します。</I>
    ……波乱万丈のストーリーが展開される絵巻も見どころである。

    ●目次
    第1章 食品と人間(食と生命/食文化と食生活/食品の分類)
    第2章 植物性食品(穀類/いも類/豆類/種実類/野菜類/果実類/きのこ類/藻類)
    第3章 動物性食品(魚介類/肉類/乳類/卵類)
    第4章 その他の食品(油脂類/調味料/香辛料類/嗜好品類)
    第5章 食品の成分(有害成分/一次機能成分/二次機能成分/三次機能成分)
  • これはすごい本だ!
    ルドゥーがいうように、たしかに私たち人類の
    ディープ・ヒストリーである。
    ――エリック・R・カンデル(2000年ノーベル生理学・医学賞受賞)

    人間の本質を本当に理解したいなら、
    その進化の歴史を理解しなければならない。(本文より)

    世界的な神経科学者ジョセフ・ルドゥーは、ヒトの「意識」を理解する鍵は、
    地球上に現れた最初の生物からはじまる進化の全貌に迫ることだと主張する。
    本書では、生命40億年の歴史をたどり、私たちと私たちの祖先との間の類似点を深く掘り下げ、
    神経系の進化がいかにして生物の生存・繁栄能力を高め、意識の出現を可能にしたのかを探求する。
    単細胞生物からヒトの脳にいたる壮大な物語。

    ●目次
    プロローグ いったいどうして……?
    第1部 自然の中の私たちの場所
    第2部 生存と行動
    第3部 微生物の命
    第4部 複雑さへの移行
    第5部 ……そして動物は神経系を発明した
    第6部 海で生きた後生動物
    第7部 脊椎動物の出現
    第8部 脊椎動物脳進化のはしごと樹
    第9部 認識のはじまり
    第10部 思考による生存と繁栄
    第11部 認知ハードウェア
    第12部 主観性
    第13部 記憶眼鏡から見た意識
    第14部 浅瀬
    第15部 情動的主観性
    エピローグ 私たちは自覚した自身を救えるのか?
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    予備校の人気講師が,大学生に向けて化学をやさしく解説した入門テキスト.高校で化学を十分に学んでこなかった学生にも理解できるよう,基礎の基礎からときほぐした.電子軌道やエンタルピーなど,大学で初めて学ぶ概念は,とくにていねいに解説.演習問題もふんだんに掲載した.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    平安時代から親しまれてきた折り紙。
    その折り紙の特性を生かし工学的に応用するために「折紙工学」が提唱されている。
    ソーラーセイルやハニカムコアなど、コンパクトに収納でき、
    強靭で軽量な構造物への応用が期待され、近年では世界的にも注目を集めている。
    そんな折紙工学の基本的な考え方はもちろん、新たな折紙模型創出のためのヒントまで含めてくわしく解説。
    折紙と幾何学とものづくりをつなぎ、無限の可能性を秘めた折紙工学の精髄を第一人者が語り尽くす。

    ●目次
    第1章 折紙工学とは
    第2章 幾何学の基礎と折紙への応用
    第3章 螺旋構造と折り畳みの基礎事項
    第4章 折り畳みのできる模型と形が可変な立体模型
    第5章 2枚貼り折紙
    第6章 コアパネルと3次元のハニカムコア
    第7章 折紙の工学化の課題と期待
  • 2030年の達成をめざす17のSDGs(持続可能な開発目標)が国連で採択されました.現在,SDGsに向けたさまざまな取組みが行われており,植物バイオテクノロジーの分野でも実用化に向けた研究・開発が進められています.本書では,私たちの暮らしや健康,地球環境の改善に関わる研究・開発を,食品と医薬品を例に紹介します.専門家が語る植物バイオテクノロジーの実状を感じとれるでしょう.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    本書は,植物を材料として「ゲノム編集」を行うためのプロトコール集である.シロイヌナズナ,イネ,トマト,タバコといった主要種を中心に,植物での実験独特のTipsや技術を詳しく紹介する.メーカーの説明書には載らないようなコツや,失敗例なども記載することにより,ユーザーフレンドリーな実験手引書となっている.また,CRISPR/Casだけでなく,TALENによるゲノム編集の有用性を示している点が他書に類を見ない.
  • なぜ、人類だけが発明できるのか?
    映画『レインマン』のお兄さんを覚えていますか? 数字と記憶には卓越した能力があるのに、他人の心を推し量ることができなくて、社会に出られない自閉症の人。
    本書ではこのような自閉症でパターン探しの達人を紹介し、話題は脳スキャン、遺伝子、人類の進化にまで及びます。エジソンやビル・ゲイツたちは自閉症の症状がありながらも偉大な発明家です。しかし、多くの自閉症の人は社会に出られず職がなく、もがき苦しんでいます。彼らの力を社会に活かすための指針も示されます。
    あなたはシステム化が強い人なのか共感度が強い人なのか、チェックする診断テスト付き。
  • 宇宙とのつながりから
    気候変動を理解する
    〈第31回講談社科学出版賞受賞作〉

    樹木や地層、古記録は、太陽活動や地球環境について何を教えてくれるのか。
    太陽活動のアップダウンは、どのようにして地球の気候に影響を及ぼすのか。
    地球と宇宙のつながりから地球を知る「宇宙気候学」。
    その最前線を丁寧に解説し、大いなる可能性を語る。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    屋久杉の年輪や南極の氷に刻まれた太陽活動の記録。
    その「タイムカプセル」を開いたとき、
    地球の変動を理解するための新たな視点が浮かび上がる。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ■目次
    第1章 変化する太陽
    第2章 太陽の真の姿を追う
    第3章 太陽活動と気候変動の関係性
    第4章 宇宙はどのようにして地球に影響するのか
    第5章 変わるハビタブルゾーン
    第6章 未来の太陽と地球
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    遺伝子が役目をもつことは知っていても,どんなふうにそれを果たすかイメージできますか? 本書では,生命を司るさまざまな遺伝子のうち,最初に卵から体をつくるもの,細胞を死に導くもの,そしてがんが生じさせるもの,をピックアップし,ダイナミックに絡み合いながら働く遺伝子の様子をマンガで楽しくわかりやすく紹介します.大胆にも擬人化されキャラクターになった遺伝子たちの姿をお楽しみ下さい.
    目次
    イントロダクション 遺伝子ってなに?
    1.体の前と後ろと真ん中を決める遺伝子
    2.体を区切る遺伝子
    3.体の区切りに個性をあたえる遺伝子
    4.頭としっぽ,背中とお腹をつくる遺伝子
    5.細胞を死にみちびく遺伝子
    6.がんの遺伝子
    おわりに 遺伝子と生物の世界を理解する
  • 9,900(税込)
    編:
    吉良満夫
    編:
    玉尾皓平
    レーベル: ――
    出版社: 化学同人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    基礎化学や応用化学の一分野として,活発に研究され,目覚ましい発展を遂げているケイ素化学の基礎と応用および最近の研究成果をまとめた.その体系と広がりを一望できる.専門家だけでなく,大学院学生や多分野の研究者にも役に立つ.(2013年刊).
  • 鋭い感覚の鼻をもつホシバナモグラから獲物を麻痺させるデンキウナギまで、生きものたちはユニークで並外れた能力をもっている。本書でカタニア先生は自然界で最も注目すべき「キモい」生きものを面白おかしく、そして魅力的に描く。触手のあるヘビ、小さなトガリネズミ、ゾンビをつくる“宝石バチ”などの行動の背後にある謎に光を当てる。これらの動物を研究することで、生命がどのように進化してきたかについて、深い洞察が得られるだけでなく、科学的発見がいかにワクワクして冒険と楽しみに満ちたものかを本書で示している。中学生・高校生から一般まで「研究すること」に興味のある人はぜひ読んでほしい。
  • 【松尾豊氏推薦!】人工知能が社会に浸透するとき、どのような変化が起こるのか。汎用人工知能、自動運転車、仕事が奪われる、自律型兵器などをめぐる議論のほかにも、考えておくべきポイントはないだろうか。本書では人工知能に関わる論点を、技術開発者、政策立案者、ユーザ、法・倫理関係者などの立場に分けて、具体的な事例とともに整理。そのうえで、多様なステークホルダーをつなぐための対話を経て見えてきた、人工知能と社会の関係の地図を描き出す。楽観論にも悲観論にも流されない、人工知能との付き合い方を考える。
  • ダーウィンはいった、「進化はゆっくり起こる」
    だが、人間によって進化は急速に起こっている!
    過去30億年、地球上の生命は自然の力によって形成されてきた。進化はゆっくりとしか起こらず、種は数千年にわたる自然淘汰でつくられた。数十万年前に「ホモ・サピエンス」が出現したことで、地球の自然史は突如として終わりを告げた。 私たちが生きる現代は、私たちの行動がすべての生命と絡み合い、ポスト自然の段階にある。野生動物は家畜化され、凶暴なオオカミはヒトの手をなめるイヌになった。ニワトリ (ブロイラー)は地球上で一番個体数の多い鳥になり、クローン馬でポロを競う。 気候変動は、ヒトや動植物にも多大な影響を与えている。ヒトの存在が、ある種の動物の進化を急速に進化させていることがわかってきた。勝手気ままに破壊を続けるヒトもいれ ば、一方で絶滅しかけの動物を救おうとする ヒトもいる。 進化の歴史から、遺伝子編集の技術にも言及 し、環境を破壊し続けた私たちヒトの責任を問う。明るい未来を子どもたちに引き継ぐために、私たちにできることとは・・・
  • 日々の会話はもとより、メディアでもたびたび登場する「かわいい」という言葉。日本のポップカルチャーの代表としても注目されているが、そもそも「かわいい」とはどんなものなのか。また「かわいい」ものは、私たちにどのような効果を及ぼすのか。本書では、かわいい色や形、年齢や性別によるかわいいの感じ方の違い、かわいいものに近づきたくなる心理などに実験心理学という手法で迫り、「かわいい」の力を探る。これまでになかった、科学的なかわいい論の登場。
  • ・ヘリウムガスで膨らませた全長20メートルのロボットアーム
    ・ゴムチューブを変形させて大腸内を自走するロボット
    ・ゾウの鼻に学び大きな力を生み出すパワーソフトロボット

    未来は硬くないロボットの出番です。

    パワー、精密さ、効率を求めて、大きな成功を収めたロボット。
    産業界を中心に活躍しているが、赤ちゃんをやさしく抱きしめる
    といった行動はまだうまくできない。
    そんな、従来のロボットでは難しかった課題の解決にチャレンジする、
    ソフトロボットに注目が集まっている。
    いいかげんさやあいまいさを活用しようとする、
    従来のロボットとは逆の発想で生まれたロボット。
    本書ではソフトロボットの可能性を、さまざまな実例と
    最先端の研究とともにダイナミックに描き出す。
    未来を創る「いいかげんなロボット」の世界へようこそ!

    ●本文より
    従来のロボット工学では、エラーは許容されませんでした。
    そのおかげで、工場の生産ラインではミスがなく確実な作業を実現できます。
    しかし、いつも確実に同じことを繰り返すだけでは順応・成長はできません。
    ソフトロボットは、身体にも動きにも知能にも「いいかげんさ」を持っているので、
    従来のロボットのようにいつもミスなく確実に動くわけではありません。
    ミスもします。
    しかしそのおかげで学習し、成長し、環境に順応できるロボットなのです。

    ●目次
    第一章 ソフトロボットとは何か
    第二章 しなやかな身体――変形・変化する身体
    第三章 しなやかな動き――すべてを仕切らない
    第四章 しなやかな知能――やわらかな〝もの〟には知能が宿る
    第五章 ソフトロボット研究の現場から
    第六章 E-kagenなロボットが創るしなやかな未来
  • 食品安全情報を「正しく」読み解くために
    食品添加物は本当に危険?
    天然モノはすべて安全?
    あふれる情報に振り回されないために。
    消費者として知っておきたい食品安全情報の読み方。

    食をめぐるさまざまな情報から、信頼に足るものをどう見分けるか。
    メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、
    実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、
    発がん物質のリスク評価の方法などをくわしく解説。
    食の安全情報を読み解くポイントをおさえる。

    ●目次 第1章 「基準値」はいかに決まるか
    第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか
    第3章 食品のリスクアナリシスはどのようになされているか
    第4章 食品の有効性をどう評価するか
    終章 健康的な食生活を送るために―科学リテラシーを育む

    ※本書は、2009年11月に刊行された『ほんとうの「食の安全」を考える――ゼロリスクという幻想』(DOJIN選書)を加筆・修正し文庫化したものです。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    遺伝学の教科書として名高い“Essential Genetics:A Genomics Perspective SEVENTH EDITION”の翻訳本.初学者でも読み進められる平易な記述でありながら,現代遺伝学を概観できる教科書となっている.改訂のポイントは,(1)遺伝子とは何か,何をするか,どのように変化し進化するかなど,遺伝子の広範な概要を提供する序論をさらに充実,(2) 難しさとやる気,観察と理論,原理と具体例の間のバランスをとった,(3) 動物と植物,とくにモデル生物の例をふんだんに取り入れた.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    実験では得にくい分子のミクロの実像を解明する手法としていま最も期待されるコンピュータ・シミュレーション.この手法の初歩から全体像を把握できるように,基礎的な原理や方法論を重視しながら計算の実際までを系統的にかつ丁寧に解説.好評の第1版を「次世代スパコン」時代に合せて大幅に改訂.
  • サクセス・ストーリーを超えた
    示唆に富む人間ドラマ

    ペニシリンやナイロン、面ファスナーなどのような日常生活に関わる発明、
    ニュートンの重力理論やビッグバン、DNAなどのような科学的に重要な知識、
    そしてロゼッタストーンやポンペイ遺跡、死海文書のような考古学上の重要な発見まで、
    「偶然」の要素が大きく関わっていた。
    歴史を変えた発見にまつわる興味深いエピソードを紹介し、
    小さな偶然とそれを見逃さなかった洞察力が、数々の成功へとつながる
    創造の過程を追った名著、文庫版で復活。
    幸運は用意された心のみに宿る――ルイ・パストゥール

    1章 史上初のストリーカー
    2章 新世界の発見
    3章 マラリアにかかったインディオとキナキナの木
    4章 りんごはなぜ垂直に落ちる
    5章 カエルの脚と電池
    6章 乳しぼりの女と天然痘のワクチン
    7章 元素発見をめぐるさまざまな物語
    8章 麻酔剤発見の栄誉をめぐる争い
    9章 有機化学を生んだ尿素合成
    10章 ダゲールと写真の発明
    11章 天然ゴムと合成ゴム
    12章 分子でも左手型と右手型では大違い
    13章 合成染料と合成顔料をめぐって
    14章 夢から生まれた分子の建築
    15章 ノーベル賞とダイナマイト
    16章 象牙や絹糸をつくる
    17章 新しい化学工業を生んだ実験室での偶然
    18章 努力しないで成功するには――考古学におけるセレンディピティ
    19章 天文学におけるセレンディピティとの遭遇
    20章 医学における偶然の発見
    21章 X線、放射能、そして核分裂
    22章 どんなに甘くても太らない
    23章 飛び散らない安全ガラス
    24章 抗菌性物質――発見への道
    25章 成功の決め手――冷延伸法
    26章 装置の漏れと汚れがくれた贈り物
    27章 原子爆弾からフライパンまで
    28章 「花」理論とアンチノック剤
    29章 偶然見つかった予想外の効き目 30章 汚水と泥からとれた薬
    31章 拓かれた有機合成の大地
    32章 タフな奴――ポリカーボネート
    33章 現代生活への贈り物
    34章 生命の渦巻き
    35章 着想、誤解、そして偶然
    36章 クラウンとクリプタンド
    エピローグ――偶然はいかにして発見となるか
  • ゾウを知り、ゾウから学ぶ
    豊かなこころの世界

    自在に動く長い鼻、大きな耳をパタパタ動かし、
    優しいまなざしをした、地上最大の哺乳類にして動物園の人気者。
    そんなゾウのことを知らない人は、おそらくいない。
    超メジャーなゾウだが、体のつくりや野生での暮らしぶりについて、
    どのくらいご存じだろうか。
    あるいは、低周波音を使ったコミュニケーション能力、記憶力、
    絵を描く能力、足し算をする能力といった知能についてはどうだろう。
    本書では、知っているようで知らないゾウの魅力を、
    ゾウ愛にあふれる著者があたたかな筆致で語り尽くす。

    ●はじめにより
    〝ゾウ〟がどのような動物で、本来どのように野生で暮らしているのか、
    何を考え、何を感じて生きているのか、またどのように進化してきた
    動物なのかといったことは、広く知られていないように思います。
    科学の世界でも、私たち人間には聞こえない低い周波数の声で会話を
    しているということや、数覚に優れているということが新たに発見され、
    ゾウが注目を集め出したのは、つい最近のことです。(中略)
    ゾウを知り、ゾウから学ぶ――これを〝ゾウオロジー〟と呼ぶことにします。
    ゾウオロジーは、人間の生き方を探るうえでも、大きなヒントを与えてくれるはずです。

    ●目次
    第1章 ゾウという不思議な動物
    第2章 愛情いっぱい! ゾウの一生
    第3章 カエサルも認めたゾウの知能
    第4章 ゾウの特殊能力
    第5章 ゾウと暮らす
  • シリーズ2冊
    5,720(税込)
    著:
    Daniel C. Harris
    監訳:
    宗林由樹
    訳:
    岩元俊一
    レーベル: ――
    出版社: 化学同人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    国際的に高い評価を得ている定番教科書.分析化学の原理について学生目線でわかりやすく解説し,これらの原理が化学とその関連分野(とくに生命科学と環境科学)でいかに利用されているのかを学べる.多くの例題,類題および章末問題が学生の理解を助ける.
  • 2,860(税込)
    著:
    太田安隆
    著:
    高松信彦
    レーベル: ――
    出版社: 化学同人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    大学初年次向け,オールカラーの半期用テキスト.フルカラーイラストをふんだんに用い,視覚的に理解できるよう編纂された.細胞生物学と分子生物学のエッセンスを易しくときほぐした,生物学の入門に最適の一冊.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    有機反応の原理や概念を重視し,応用力を養うために配慮された定評ある教科書「ブルース有機化学」のエッセンシャル版.今回の改訂では,電子移動や逆合成解析など,学生が実際に手を動かして理解を深められるよう工夫された「チュートリアル」が追加されたほか,酵素・ビタミンや高分子,ラジカル反応などの解説が充実化されている.生物有機化学を重視した,ライフサイエンス系学部の講義に最適.原著名:"Essential Organic chemistry, 3rd ed."
  • 3,520(税込)
    編:
    高木誠
    レーベル: ――
    出版社: 化学同人

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    現在の分析化学は,分光学などの発展により,化学とはやや異なった電磁気学,分光学,電子工学などの幅広い基礎を必要としなくてはならず,難しくなってきている.本書はこの点を意識して執筆されており,学術的・技術的な見方・考え方を広げ,なおかつ分析化学に興味をもってもらえるような,基礎的な分析化学の教科書を目指している.本書は,通年の教科書である.全17章からなっていおり,現在の分析化学をほとんど網羅している.分析化学あるいは計測化学の全体像をつかむうえで,最低限必要と思われる基礎的な事項を精選して,丁寧に解説されている.前半では『化学的な分析法』に重点を置き,後半は『物理的な計測による分析法』に重点を置いている.高度な内容,先端的内容,学際的な内容などは,マージンあるいはコラムなどで,取りあげている.『分析化学』がどのようなところで,どのように使われているか,役立っているか理解できるだろう.
     本文中には例題,章末問題(解答付き)を掲載.理工系のみならず,農学系,医薬系,高専向き分析化学の入門教科書.
  • 倒れても立ち上がって研究を続け、科学に貢献した
    マリー・キュリーほか10人の素顔を紹介。
    レイチェル・カーソン、ドロシー・ホジキン、呉健雄 etc
    化学、物理、生物、天文、医学、栄養学と、分野は違っても、現代科学の一端を支える業績を残した女性科学者たち10人を紹介する。女性だからという理由で待ち受けていた困難も少なくなかったが、粘り強く研究を続け、まったく新しい薬をつくったり、宇宙の秘密を明らかにしたり。
    10人にはキュリー夫人のようにノーベル賞受賞者もいますが、大半は賞とは無縁の人たち。女性の貢献が気にとめられなかった時代に生きて、世界をより良い場所に変えてきた彼女たちの人生に注目!
  • 確かに地球は温暖化している.それは止めなければならない.だが,温暖化だけで人類が絶滅するわけではない.先進国の環境アラーミストが推し進めようとする環境対策は,開発途上国に必要な経済発展を阻害し,むしろそれが地球の環境を悪化させる.長く環境運動に取り組み,世界各地の実情を見てきた著者が,IPCC報告書等の科学的知見に基づき,真に実効的な環境保全の道を示す.アラーミズムと懐疑論を超える,注目の全米ベストセラー.著者からの「日本語版に寄せて」を収録.
  • 消えた鳥を大量に盗む? いったいぜんたい、だれがそんなことを?

    2009年6月。ロスチャイルド家がヴィクトリア時代に創設した博物館から、約300羽の鳥の標本が消えた。
    世にも美しい鳥が行きついた先は、希少な羽で毛針を制作する愛好家たちの世界だった!
    この突拍子もない盗難事件を偶然知った著者は、
    最初は好奇心から、やがては正義感から、事件の調査に乗り出す。
    羽毛をめぐる科学史と文化史、毛針愛好家のモラルのなさと違法取引、
    絶滅危惧種の保護問題、そして未来へのタイムマシンとなりうる標本と、
    それを収集・保存する博物館の存在意義。
    スピーディーに展開される異色の犯罪ルポルタージュ。
  • 科学×調理のベストマッチをご堪能あれ

    調理のプロセスに、物理学、化学、生物学、工学の知識を取り込むとき、

    どんな「おいしさ」が創造されるのか。

    料理の可能性を大きく広げる「分子調理」の世界へようこそ。



    おいしさを感じる人間の能力、おいしい料理を構成する成分、

    おいしい料理をつくる器具を題材に、料理と科学の親密な関係をひもとき、

    究極のおいしさを追求する「超料理」の可能性を考える。

    親しみやすいイラストとともに、

    料理のおいしさに新しい視点を投げかける、目からウロコの一冊。



    ※本書は、2014年6月に刊行された『料理と科学のおいしい出会い』(DOJIN選書)を文庫化したものです。
  • 毛利衛(宇宙飛行士・日本科学未来館名誉館長)氏 推薦!
    地球上で100億人が持続的に生きるための知恵満載
    宇宙旅行食にも可能な昆虫博士たちの未来への視点


    ときに「害虫」として嫌われてきた昆虫が、救世主になる日も遠くないのかもしれない。
    近年、注目を集める昆虫食について、私たちはどんなことを知っているのだろうか。
    本書では、昆虫の栄養価やアレルギーのリスクといった食材の側面だけでなく、昆虫食の歴史的な背景、地球環境への影響、ビジネスとしての可能性、さらには昆虫の福祉に至るまで、さまざまな角度から昆虫食に焦点を当てる。
    昆虫を賢く活用し、しなやかに共存するために。

    ●はじめにより
    昆虫と人との関わりは、戦いの歴史だ。
    農村では作物を食べる虫たちと、都市部では衛生面で悪影響を与える虫たちと人々は戦ってきた。
    もともとは自然の一部だった虫たちを「害虫」として分離・単純化し、
    「人類の敵としての昆虫像」をつくり上げることで、戦う相手を可視化したのである。
    このことは、農作物の収量や衛生環境を劇的に改善させた。
    今日の豊かな生活は、「害虫」に対する勝利の上に成り立っている。
    しかし、いまや害虫という概念が活躍する時代は、終わりを告げようとしている。
    効率化を高めた近代農業は、生態系に大きな負荷を与えている。
    薬剤散布によって一度は勝利したかに見えた害虫との戦いは、薬剤耐性を獲得した害虫の出現により泥沼化した。
    害虫を排除する精神が広がりすぎた結果、人々は過度に昆虫を嫌悪し、排除するようになった。
    私たちの豊かな生活は、地球環境問題という大きな壁に直面し、さらに新しい段階に向かおうとしている。
    いまや昆虫はもっとも注目を浴びている生物資源のひとつだ。
    これからは、エネルギーをかけて昆虫を排除するのではなく、しなやかに共存していく必要がある。
    ●目次
    第1章 昆虫と地球環境問題~直接的? 間接的? 昆虫を食べる時代がやってきた~
    第2章 昆虫食は普及するか~人々が昆虫に望むもの~
    第3章 ヒトは昆虫を食べたか~昆虫食の今と昔~
    第4章 食用昆虫のリスク~既存の食品にはない未知のリスクはあるか~
    第5章 昆虫が食卓へやってくる~昆虫食ビジネスの勃興~
    第6章 昆虫は痛みを感じるのか~昆虫の福祉を考える時代~
    第7章 昆虫食の未来~昆虫との新しい共存のかたち~
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    大好評「有機化学1000本ノック」シリーズに待望の新刊が登場.シリーズ5作目は,スペクトル解析を取り上げた.水素不足指数の計算に始まり,IR,MS,NMRを習得し,最後はそれらの知識を総動員して構造を予測できるようにトレーニングする.もちろん問題数は1000問.有機化合物の構造が解析できるようになるまで,解いて解いて解きまくれ!
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    サイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね,植物の驚異と,その研究の面白さをレポートする読み物シリーズ.第1巻のテーマは「光合成」.光をつかまえ,酸素をつくり,食を支え,地球環境を守る,植物たちの偉大なるヒストリーを紹介.
    ※本書は2007年刊行の初版を復刊したものです.本書で紹介されている研究の最新情報は,日本植物生理学会のウェブサイトに掲載されています.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    サイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね,植物の驚異と,その研究の面白さをレポートする読み物シリーズ.第5巻のテーマは「遺伝子組換え植物」.遺伝子組換えやゲノム育種の研究は,着実に進んでいる.植物科学の最新の知識を,実用的な農業に生かす道筋を描く.食料危機が憂慮される現在,GM植物を正しく理解するための必読書.
    ※本書は2008年刊行の初版を復刊したものです.本書で紹介されている研究の最新情報は,日本植物生理学会のウェブサイトに掲載されています.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    サイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね,植物の驚異と,その研究の面白さをレポートする読み物シリーズ.第2巻のテーマは「植物の環境応答」.植物は,ただじっとしているわけではない.外部環境を感じとり,さまざまに対応している.本書では,このダイナミックな働きを紹介する.
    ※本書は2008年刊行の初版を復刊したものです.本書で紹介されている研究の最新情報は,日本植物生理学会のウェブサイトに掲載されています.
  • ・大気の状態が不安定とはどういうこと?
    ・大雨が持続する危険な積乱雲はどんなもの?
    ・線状降水帯の発生メカニズムとは?
    豪雨に備えるために知っておきたい気象の知識

    数十年に一度という極端な豪雨は、なぜ頻発するようになったのか。
    本書ではまず、直近10年の豪雨災害を振り返り、その発生状況を整理する。
    そのうえで、気象のメカニズムをやさしく説き起こし、豪雨をもたらす要因、
    線状降水帯や台風と豪雨の関係などまでを解説。
    また、しばしば豪雨との関係がささやかれる地球温暖化の現状に加え、
    豪雨への影響を評価する、イベント・アトリビューションによる最新研究を紹介する。
    気象情報を上手に活用すれば備えができる豪雨。
    その付き合い方がわかる1冊。

    【まえがきより】
    本書をお読みいただければ、豪雨をもたらす積乱雲の発達から地球温暖化と豪雨の関係までを、
    ひとつのつながった話として知ることができるでしょう。
    災害をもたらす豪雨はたしかに怖いものであり、ときには避難する必要があります。
    ただ、地震のように突然起こるものではなく、ある程度は事前に予測することができます。
    普段から天気予報に耳を傾け、天気の移り変わりのしくみを知っておくと、
    いざ豪雨がきたときにも慌てず、適切な行動をとれるようになるでしょう。
    豪雨の正体をつかめば、なぜ地球温暖化で豪雨が威力を増すのかもわかってきます。

    【目次】
    第1章 21世紀はじめに発生した豪雨を振り返る
    第2章 豪雨はなぜ発生するのか?
    第3章 豪雨をとらえる
    第4章 進む地球温暖化
    第5章 近年の豪雨は地球温暖化のせいなのか?
  • ■地球の生命の歴史は、目を見張るような収斂の事例でいっぱいだ。眼や翼、木に登るトカゲは、何度も独立に進化した。一方で進化生物学者は、偶発性を示す例も数多く発見してきた。ランダムな遺伝的変異や、はるか昔のチョウの羽ばたきといった、ごくわずかな変化が、進化のたどる道筋をしばしば大きく書き換えた。この2つの力は、常に変わりつづける自然界で、それぞれどんな役割を果たしているのだろう? いま存在する動植物や、わたしたちヒトは、必然的に生まれたのか、それともたまたま運良く進化しただけなのか? ほかの惑星に存在する生命について、そこから何が言えるだろう?

    ■ジョナサン・ロソスは、進化生物学における最新のブレイクスルーが、いまなお続く科学界屈指の大論争にもたらした新たな知見を明らかにする。世界各地を訪れ、地球の生命史における最大のミステリーを、進化実験で解決しようと奮闘する研究者たちに出会う。ロソス自身も、このエキサイティングな新分野のリーダーのひとりだ。グッピー、ショウジョウバエ、細菌、キツネ、シカネズミ、そして彼自身のカリブの島じまのアノールトカゲの実験を通して、生命のテープのリプレイがおこなわれ、進化がきわめて急速に、また予測可能なかたちで起こりうることが明らかになる。

    ■本書は、進化についての考え方や、議論のあり方を一変させるだろう。自然淘汰と進化的変化に関するロソスの洞察は、生態系の保護、食料供給の安定、有害なウイルスや細菌との闘いに、広く応用できる。臨場感たっぷりに描かれた、この進化をめぐる物語は、わたしたち人類について、そして自然界や宇宙における人類の役割について、新たな理解をもたらすものだ。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    赤本・青本で親しまれている『実験を安全に行うために』シリーズに新たに「黄本」として加わる実験手引書。実験をするときに誰もがよくやってしまう失敗を165事例収載。失敗の状況と原因を、イラストと簡潔な説明で示し、失敗を防ぐためのポイントがすぐにつかめる。化学実験を行うすべての者が、注意意識を常に喚起できるよう持っておきたい1冊。確認問題やケーススタディも用意し、講義でも使える。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    サイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね,植物の驚異と,その研究の面白さをレポートする読み物シリーズ.第3巻のテーマは「花」.古今東西,私たちの関心を引き続けるこの魅惑の存在を題材に,植物発生の驚異を,一線の研究者たちが色とりどりに語る.
    ※本書は2008年刊行の初版を復刊したものです.本書で紹介されている研究の最新情報は,日本植物生理学会のウェブサイトに掲載されています.
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「スイヘーリーベボクノフネ」「なぜ、チーンでご飯が温かくなる?」他楽しい75話.
    長崎新聞の人気連載記事に大幅な加筆を加えて教養の化学書として再登場.それぞれ見開き構成で全75話.
    日常生活に見る現象,宇宙をかたちづくる粒子から,環境問題,情報化社会を支える化学物質まで,楽しい喩えと切り口で化学の不思議を解き明かす.
    巻頭カラー写真が見ごたえあり.

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。