『日本文学、伝奇、高橋克彦(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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龍とは何か? なぜ西洋では悪魔、東洋では聖なる存在なのか?――古代文化の栄えた津軽十三湊、ピラミッド説のある長野皆神山、『古事記』に記された諏訪、出雲の龍神伝説…。各地に遺る龍の痕跡を辿っていたTVディレクター九鬼虹人に、意外にも世界的規模を誇る組織から妨害が入った。なぜ? 世界秩序をも震撼させる龍、そして文明の謎に挑む大河巨編第一弾!
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日本にまだ固有の文字がなかった八世紀初頭に成立した『古事記』は、漢字の音と訓を利用して、神話や古くからの言い伝えを書き表した日本最古の書物である。国の成り立ちを説いた歴史の書にとどまらず、古代の人々の想像力にみちた豊かな文学性を感じさせる。とりわけここに収めた「上の巻」には、イザナキ・イザナミの国生み、天の岩屋戸、スサノオの八俣の大蛇退治など、日本神話としてなじみ深い話の数々が、飾り気なく力強く描かれている。ここには、日本人の心と行動すべての原初の姿を見つけることができる。
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龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人(くきこうじん)たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。龍=ロケット、神=エイリアン。著者にしか辿り着けない圧倒的スケールの傑作。
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