『日本文学、銀の鈴社(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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童女の〈貴会詩〉 森忠明
「詩はすべて機会詩でなくてはならない」とゲーテは言ったが、たかはしけいこの詩の多くは童女の〈貴会詩〉もしくは〈稀会詩〉である。
童女がさまざまの一会に瞳をこらし、それらを「貴」と独覚しないまま、ただ微笑みながら振りむいた至純の時―そしてそのことを半世紀後の童女・たかはしけいこが秘術的に再現してみせたこの詩集は、がんこな実証主義者や何もしない教養主義者などに、かれらが亡失した貴いものどもを暗示通報し、まだいささかの脈ある人々を感動させることだろう。
―序文より― -
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ここに収めた十三のものがたりは、わたしたち「かざぐるま」のメンバーが、それぞれに、想像力と創造力をつかって風のしっぽをつかまえ、自分の好きな世界へと飛んでゆき、見つけてきたものです。
風といっしょにでかけた、ぼうけんの旅のおみやげです。
―あとがきより―
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