『日本文学、恋愛、祥伝社文庫(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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自宅で料理教室を開いている亜希子のもとに、ある日、不動産屋が訪ねてきた。近所の家にまつわる悪い噂について知りたいという。
亜希子は結婚していた頃、かつてそこに建っていた古い家の男と、いちどだけ関係を持ったことを思い出していた――(「幽霊」より)。
男と女の関係は静かにかたちを変えていく。
人を愛することの切なさとその愛情の儚さを描いた傑作小説集。 -
「とぼけてんじゃねえよ」ストーカーと断罪された無実の僕は――。曖昧な記憶、そして作為と悪意。こうして罪は作られる! 青春×冤罪ミステリ!――あなたの冤罪、必ず晴らしてあげる――ストーカーを疑われた大学生の牟田幸司。周囲はまるで犯罪者扱い。だが、冤罪を研究しているという女子学生、紗雪が現れる。目撃や記憶など、人間の認知が驚くほど曖昧なことを紗雪は証明。疑いが晴れた。では、被害者を苦しめる真犯人とは、誰? 真実を追いはじめたふたりを、さらなる事件が待っていた!
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「死にたがりなの」? 僕が白兎の被り物をした少女と出会ったのは、朝焼けに染まるマンションの屋上だった。バケタカと呼ばれ命知らずな高所自撮りをSNSに投稿する彼女に、町中の若者が熱狂し正体を暴こうとしていた。言われるがまま、僕は彼女のカメラマンを引き受けてしまう。バケタカは次々と危険な撮影を成功させるが……。どうしようもなく切ない初恋の物語。
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自分に女性不信を植えつけた憎きブルセラ少女、復讐を誓った男が堕ちた地獄と、随喜の天国! 矢崎孝之は運命の女、純菜と再会した。二十年前に援交した女子高生は、瀟洒な一軒家に住む人妻となっていた。四十を超え困窮する自分との差に絶望し、矢崎は復讐を企む。あの時、行為の後に彼女は矢崎の金を奪って逃げたのだ。偶然の事故がきっかけで親しくなった矢崎に、彼女は告げる。夫はDV男なのだと。思わず抱きしめると、純菜の身体は矢崎の胸の中で淫らに熱をおびて……。官能ロマンの雄が、愛憎の果ての究極のセックスを描き切った衝撃作!
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文具メーカーで働く由紀江は耕次と付き合って半年。気分屋の彼は機嫌が悪くなると手がつけられない。耕次の怒りを理不尽に思いながらも言い返せない由紀江。次第に彼の態度はエスカレートしていき……。(「今日の占い」より)とある女優の成長を軸に、様々な時代を生きる人々の心のささくれを丁寧に描いた六編。最後に新鮮な驚きと爽やかな感動が待っている、連作小説の傑作!
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愛するM女性を虐めるための変身装置、それは、真っ赤なアイマスク。煌めく夜の街で、恋とセックスを求め彷徨う男女4人の物語――。 医療機器メーカー勤務の水崎は、新婚だが妻との関係に悩んでいた。同僚で素人童貞の八木を誘い、ナンパスポットと名高い銀座・コドリー街へ。そこでふたりは運命の出会いを果たす。OLの梨奈と詩織だった。水崎は誰もいない夜の小学校の校庭で、淫らに濡れる梨奈と情交し、八木はドMの詩織に触発され、SMプレイに興じることに。オシャレで刺激的、官能そそる東京欲情物語。
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「お願い、誰にも言わないで」――清楚で美しい、俺だけの女社長。ある日、彼女のもう一つの“貌(かお)”を知ったことから、切なくも、甘美な日々は始まった……。鶴谷愛子は急逝した父から建築会社を継いだ30歳の三代目女社長。黒髪のベリィショートに白い小顔、きりりとした切れ長の眼と、筋の通った高い鼻、意志が強そうに引き結ばれた口許をした気品のある美人だ。そんな彼女を、経理部の三上は対立する副社長派からスパイを命じられ尾行していた。そして彼が見た、普段とまるで違う可憐で愛らしいもう一つの貌とは!? 熱く赤裸々な羞恥官能の傑作!
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自分のリードで、これほど激しく反応するなんて……問題児の意外な素顔と初々しさ。定時制教師が欲情の虜になったのは二十歳(はたち)の教え子だった――。東北の海辺の町へ移住した浩之は、定時制高校の教師として充実した日々を送っていた。しかし、無愛想な問題児・波留の面倒をみるうちに一線を越えてしまう。妻・知永子への愛情は変わらない、でも――波留が自分だけに見せる、すがるような瞳や羞じらう姿に溺れてゆく浩之。やがて関係が露見、苦悩の末に待っていたのは……。どうしようもない男女の愛を赤裸々に描く鮮烈官能ロマン!
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《サレ妻(づま)=夫に不倫、浮気をサレた女》「今夜だけ抱いて!」悲しみに暮れるサレ妻たちの哀願に、湧き上がる衝動……。男と女――。18歳の俊平にとって、それは曖昧で理不尽な存在だった。父親の不倫から不遇の少年期を送った俊平は、東京・浅草の焼き鳥屋で働いていた。しかし、店主も不倫の末、出奔。俊平は女将の茅乃の哀しむ姿を見て、関係を持ってしまう。だが翌日、茅乃の姿はなく、職を失った俊平は旅へ。静岡、大阪、岡山、瀬戸内……各地でのサレ妻たちとの出会い、情交、そして別れ。瑞々しくも哀切な旅情官能の傑作!
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忘れられない、あの子の柔らかな唇、滴る汗、甘い喘ぎ――ふいに甦った、かつての熱烈な恋。あの日の彼女が、今の僕を翻弄する……。 「ねぇ、エッチしようよ」――学生時代、事あるごとに甘い声でねだってきた、元彼女、早月(さつき)。社会人3年目の今、克彦は奔放だった早月とは正反対の、清楚で家庭的な梨子(りこ)と同棲を始め、仕事も正念場を迎えていた。しかし今になって、あの日夢中で抱き締めた早月の肢体が生々しく甦る。裏切られ、さんざんな形で別れたはずなのに……過去と現在が狂おしく交差する青春官能の秀作。(『あなたが私をさがすとき』改題作品 )
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サクランボのような唇、可愛らしい桃尻、剥き卵のような素肌……美味しいエッチと、淫らなご飯はいかが? 「カシャ」敦士はシャッター音を真似た声を出す。脳内のカメラに響子の肢体を焼き付けるために。響子はアラフォーのシングルマザーだが、会社を経営しタイトスーツをまとう美熟女。しかし今、敦士にあられもない姿を見せる。焦らしに焦らされて本性を露わにしたドMの母親は、子ども部屋で喜悦の声をあげた。(第四話「卵かけごはん」)。淫らは、美味しい……蕩けるエロス(性)とグルメ(食)の饗宴を描く異色の官能短編集!
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病に冒されたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター、アルバイト先の常連の女子大生に恋をする大学生、公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女――彼らが好きになってしまった“あの人”はいつも自分ではない“誰か”を想っていた。三つの物語は時を越え、“ある人”の深い愛に結実する。あまりに切なく、震える純愛ミステリー!
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「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは――。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。
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彼女の名前は、上から読んでも下から読んでも、山田真野(ヤマダマヤ)。吉祥寺の喫茶店に勤める細身で美人の彼女に会いたくて、僕はその店に通い詰めていた。とあるきっかけで仲良くなることに成功したものの、彼女には何か背景がありそうだ…。愛の永続性を祈る心情の瑞々しさが胸を打つ表題作など、せつない五つの恋愛模様を描く中田永一の代表作。
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「デートしてみよっか」――恋をあきらめていた僕に君が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない毎日を一変させた。君への恋心を確信した頃、僕はある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始めて……。これは恋か罠か、それとも――? ときめきと恐怖が交錯する一気読み必至、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!
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早稲田大学四年の早乙女香夏子には、留年を繰り返す脚本家志望のダメ男・長津田という腐れ縁の彼氏がいた。しかし、必死で就活に励んでいる間に後輩の女子が彼に急接近。動揺する香夏子だが、内定先の紳士的な先輩に告白されて…。自意識過剰で不器用で面倒臭い早稲女の香夏子と、彼女を取り巻く微妙な距離感の女子五人。傷つきながら成長する女子たちの等身大の青春小説。
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最愛の叔母が急逝した。映画雑誌の編集者である朝美は、遺品整理で訪れた叔母の部屋で古びた日記帳を見つける。そこには80年代、高校生だった叔母の青春が描かれていた。読み進めていくうちに、朝美は叔母のある男の子への想いを知る。独身を貫き、「恋ならしている」そう言い続けた叔母の生涯を懸けた恋とは。涙なしには読めない、感動の純愛ミステリー。
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老舗企業で起きた社長殺し、その真相を探るトップ屋・上月弦は手始めに広報担当の祥江を落とした。女体を通して次々と新事実を突き止めた上月は、保険外交員、婦人警官とベッド取材を重ねていく。ラグビーで鍛えた肉体と卓越した推理力を武器に掴んだ驚愕の結末とは!?
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