『TL、日本文学(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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行くあてもなく流れ着いたヌード劇場で男性客に混じって感じる、怪しい視線……
十八歳の誕生日を迎えたのをきっかけに、深夜バスに飛び乗って秋田の街を飛び出した。都会ならば職などすぐに見つかると思っていた。けれども、現実はそんなに甘くない。途方に暮れた私は新宿で出会った康介に連れられて、郊外のヌード劇場にたどりついた。踊り子として楽屋に住み込み、初舞台を踏んだ。淡い後悔と、それ以上に奇妙な充実感があふれている。ただひとつ、深夜の劇場に幽霊が出ることを除いては――。 -
真っ赤なソファーに横たわり、くねくねと動く、真っ白で、ぬるぬるして、飲み込まれそうな肌――。
三十路のモデル・加弥は、ロクな仕事にありつけないまま、パトロンに囲われて日々を過ごす。精力の衰えたパトロンとの関係も微妙なものになりつつあるとき、加弥は南の孤島の別荘に行くように命じられる。そこで出会ったのは精悍な男・タカオと、別荘に以前住んでいた絶世の美女の奇妙な噂だった。加弥と同じく別荘に住んでいた女は、島の男を次々に狂わせた。暗い別荘のなか、タカオは加弥にその白い肌の思い出を語り出す――。 -
エロティックなランジェリー、緊縛……妄想か現実かわからないまま、瑠衣子は人形とのセックスに溺れていく……。
38歳のOLの瑠衣子はパリで日本の男の形をした等身大の人形を買う。それは、人間と見紛うばかりの精巧な造りをしていた。瑠衣子は人形に甘い言葉をささやかれる夢想をしながら、人形の口を吸い、リアルにできた性器を使って人形とセックスをする。夢想はエスカレートし、人形は瑠衣子に際どい命令を下すようになる。エロティックなランジェリー、緊縛……妄想か現実かわからないまま、瑠衣子は人形とのセックスに溺れていく……。 -
目の前には恋人にフェラをするありさの姿が。叫んでも、妨害しようとしてもできない。真奈は生霊となってしまったのだ……。
5歳年下の恋人がいる真奈は、彼の勤め先のレストランでアルバイトをしている女子高生・ありさが気に入らない。何かにつけて恋人に気があるそぶりをするからだ。ある日、ソーシャルサイトで恋人の部屋の写真を見た真奈は、そこにありさがいることを発見する。気がつけば真奈は恋人の部屋にいた。目の前には恋人にフェラをするありさの姿が。叫んでも、妨害しようとしてもできない。真奈は生霊となってしまったのだ……。 -
美奈子は最近視線を感じる。夫の弟の拓人だ。しかし、彼は1年前に風邪をこじらして亡くなっていたはずだった――。
美奈子は最近視線を感じる。その視線の目星はついていた。夫の弟の拓人だ。結婚前、彼の実家に行くたびに、いつも熱い視線を感じていた。しかし、彼は1年前に風邪をこじらして亡くなっていたはずだった――。ある日、風呂の中で視線を感じた美奈子は、義弟に呼びかける。すると、幽霊となった義弟は姿を現し、美奈子の体を求めるようになった。以来、夫とのセックスの最中や留守中など、あらゆる場面で、いつまでも21歳の弟は美奈子を求め続けるようになる……。 -
Kは、ナンパした嫌がる女と無理やりカーセックスをしていていると、女は泣き出し、そこで必ず「窓の外から見られている」という。
自宅に遊びに来たKは、女性を山にドライブに連れて行き、そこで犯すことにハマっていると自慢し始める。さらに、この話は“怪談”だとも。山奥の寂れた展望台は、カーセックスにぴったりな駐車場がある。美男子であるKは女をナンパしそこに連れ出し、毎回嫌がる女と無理やりセックスをしていた。女は泣き出し、そこで必ず「窓の外から見られている」という。女が奇妙な位置からじっと車の中を睨み付けているのだ。それを聞いた“私”はあることに気づく……。 -
OLの千乃は婚約者が浮気をしているのを知りつつ、墨池と肉体関係をもつ。しかし、墨池は既に自殺をしていたはずだった……。
OLの千乃はもうじき結婚する恋人がいる。しかし、急に誘われた合コンで不思議な色気を放つ、墨池彰に出会う。その日は2次会も断り、帰宅した千乃だが、なぜか教えてもないのに墨池からメールが来るようになる。さらに、彼は千乃の小学校の同級生だという。婚約者が浮気をしているのを知りつつ、割り切っていた千乃は、墨池との食事に付き合ううち、墨池と肉体関係をもつようになる。しかし、墨池は既に自殺をしていたはずだった……。 -
実家とは縁を切り、加奈を求める慎也だが、それ以来、加奈には体に赤い腫れものができはじめ……。
加奈は漁村にある裕福な実家をもつ慎也とつきあっている。慎也に連れられ、実家にあいさつに行ったところ、彼の幼馴染であり、元婚約者である女から財産目当てで近づいたのだと暴言を浴びせられる。彼の実家の親類には霊能力がある女性がおり、加奈の母が病気で金が必要なことを霊視されたのだ。実家とは縁を切り、加奈を求める慎也だが、それ以来、加奈には体に赤い腫れものができ、汐の匂いが周囲に漂いはじめるのだった……。 -
前の住人のものと思われるノートを発見する。それは、一段下の家の天窓から、新婚夫婦の情事を執拗に覗く男の日記だった。
広告代理店を解雇された「僕」は妻と丘の住宅地に移り住み、デザイン事務所を立ち上げた。しかし、仕事がうまく得られず鬱屈していたところ、家の中から前の住人のものと思われるノートを発見する。それは、一段下の家の天窓から、新婚夫婦の情事を執拗に覗く男の日記だった。悪趣味だとは思いながら、その内容に惹かれた「僕」は前の住人と下に住んでいた夫婦について調べ始める。日記の最後には、下の家の若い妻殺して自分のものにしたいと書かれていた……。 -
料亭で働く葵は、制服が花魁風になったことを告げられる。その制服を着ると突然、江戸時代の遊郭にタイムスリップしてしまう。
料亭で働く葵は、突然、制服が花魁風になったことを告げられる。しぶしぶ身につけると、別人のようになった自分がいた。そして、鏡を覗き込むと、そのなかには、ニヤリと笑う自分でない女がいた。その後、突然葵は髷の男に連れられ、江戸時代の遊郭にタイムスリップしてしまう。「逃げた」と言われ、お仕置きをされ、客をとらされる。抵抗していた葵だったが、いつの間にかまるで花魁のように行動してしまう。目が覚めると現代に戻っていたが、花魁風の制服を着ると、ついつい花魁風に振舞ってしまう。さらにまた髷の男が現れ……。 -
美奈子は昔好きだった人によく似た男性に迫られ、一夜を共にする。しかし、目覚めると男がいたはずの場所は……。
人材派遣会社で事務員をしている35歳の美奈子は、夜中に帰宅するためタクシーを使った。自宅は京都の深泥池の近くのマンションだ。帰宅の最中、美奈子は運転手から深泥池で女を乗せると、客はいなくなり、後部座席が濡れているという怪談を聞かされる。その後、帰宅しようとした美奈子は昔好きだった人によく似た男性に迫られ、一夜を共にする。しかし、目覚めると男がいたはずの場所はぐっしょりと濡れていた……。
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