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『ノンフィクション、日本文学、めがイラスト(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全72件

  • 大谷翔平・ホームラン王の偉業を人気MLBジャーナリストが徹底分析

    年間150試合を解説するMLBジャーナリスト・AKI猪瀬が圧倒的知識と情報量で
    「メジャーリーグ×本塁打王」の価値を解き明かす!

    日本人、アジア人で初めてMLBでホームラン王を獲得した大谷翔平。偉大なる快挙に世界中が沸いた。
    ロサンゼルス・ドジャースに移籍し、打者専任が決まっている2024年シーズンに2年連続戴冠の期待が高まる。
    野球の花形であり、ファンをもっとも魅了するホームラン。日本屈指のMLBジャーナリストがその魅力を紐解く。

    大谷翔平が2023年に放った全44本はもちろん、歴代名選手も本塁打も徹底解説。
    永久保存版の「ホームラン大全」

    【目次】
    はじめに 日本人初のMLBホームラン王
    第1章 2023年シーズン 大谷翔平ホームラン解説 1~22号
    第2章 2023年シーズン 大谷翔平ホームラン解説 23~44号
    第3章 ホームランの歴史と価値
    第4章 ホームランで魅了した男たち
    第5章 ホームランに憑りつかれた男たち
    第6章 ホームランと年俸の関係性
    おわりに 大谷翔平「MLB第2章」の幕開け
  • 元プロ&元生物部。異色コンビが万年最下位の京大野球部に革命を起こす!

    最下位が定位置の京大野球部に2人の革命児が現れた。
    1人は元ソフトバンクホークス投手の鉄道マン・近田怜王。
    もう1人は灘高校生物研究部出身の野球ヲタ・三原大知。
    さらには、医学部からプロ入りする規格外の男、
    公認会計士の資格を持つクセスゴバットマン、
    捕手とアンダースロー投手の二刀流など……
    超個性的メンバーが「京大旋風」を巻き起こす!
    甲子園スターも野球推薦もゼロの難関大野球部が贈る青春奮闘記。
    『下剋上球児』『野球部あるある』シリーズ著者の痛快ノンフィクション。
  • 世界中のみんなに元気と勇気を―― 困難を乗り越えるための魂の言葉

    世界中のみんなに元気と勇気を―― 
    一流のアニソン・ゲーソンシンガーたちによる、困難を乗り越えるための魂の言葉


    『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた、デビュー30周年を迎えた声優・緒方恵美。
    シンガーとしても活躍する緒方が、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え、「世界中に元気と勇気を届けたい」と企画した「Precious Anime & Game Song Festival」はクラウドファンディングで費用を集め大成功。2022年3月27日に開催、特別編集版が期間限定で全世界無料配信された。

    「本物を届ける」という方針のもと一流のアニソン&ゲーソンシンガーが集結したフェスとなったが、届けられた歌声のみならず、ライブMC&パンフレットで語られた、出演者がこれまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードだった。

    ぜひそれらの物語をもっと多くの方に届けたい、世界のみんなに更に元気と勇気を――
    「奇跡と希望の音楽フェス」の「魂の言葉」が一冊に結晶化! 

    書き下ろし原稿、貴重なライブ写真も収録。


    【出演】緒方恵美、angela、石川智晶、内田彩、川村ゆみ、高橋洋子、中川翔子、堀江美都子、Lia

    ※各人パートは、緒方恵美による各章プロローグ「○○さんと、私。」、フェスでのトークおよびパンフレット寄稿をもとにした内容に加筆修正をした「○○が語る、あのときの苦難と、乗り越え方。」、緒方恵美による書き下ろし「After talk」で構成。
  • 825(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    阿部泰尚
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    NHKに出演、専門紙でも執筆。6000件の相談を受けた(2020年4月現在)探偵が見た現実

    (目次)
    はじめに
    第一章 低年齢化し、過激化するいじめ
    第二章 子どもを守る法律はできたけれど
    第三章 学校の機能不全はなぜ起こるのか
    第四章 子どもが被害にあったら/加害者だとわかったら
    第五章 子どもを守りきるために
    第六章 いじめを本気でなくすには
    あとがき
  • どん底を味わったTKO木本武宏が語る「人生は一足飛びには進まない」

    「愛情」と「責任感」をこじらせた男、TKO木本武宏が招いた約7億円の投資トラブル。
    絶望の淵に救いの糸を垂らしてくれたのは、心が離れていた相方・木下隆行だった――。
    お金、仕事、人間関係……悩みを抱えるすべての人へ。一緒に這い上がれる希望の書。

    【目次】
    はじめに
    第1章 身の程を知る、自分を知る
    第2章 不安とどう向き合うか
    第3章 成功体験の落とし穴
    第4章 世の中とどうやってつき合うか
    第5章 生き地獄からどうやって生還するか
    おわりに
  • 1,650(税込)
    著者:
    吉井理人
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    傾聴、対話重視……独自のコーチング理論を持つプロ野球界の新たな監督

    WBC 2023では投手コーチとして世界一。
    ロッテでは指揮官としてチームをAクラスへ。
    ダルビッシュ有、大谷翔平、佐々木朗希らと共闘した
    球界きっての名伯楽が実践する「傾聴法」とは?
    対話重視、教えないコーチング等の理論にさらなる磨きをかけチームと向き合う。
    本心を引き出す武器は「平常心」

    【目次】
    はじめに
    第1章 世界一の投手コーチ
    第2章 理想の監督像とその準備
    第3章 聴く監督
    第4章 根拠のある起用
    第5章 土壇場で奇跡を起こす力
    第6章 さらなる高みを目指して
    おわりに
  • 生コンクリート業界の「金太郎」はなぜ成功できたのか?

    貧困、低学歴、喧嘩上等。
    すべてを曝け出して生きていけ!

    貧しい幼少期を過ごし、生きることを見出せなかった10代。
    中卒で社会に出た著者・小澤辰矢は、
    ガソリンスタンド、ホスト、闇金、建設業と職を転々とする。

    運命的に出会った「コンクリート打設」という仕事で、独立起業。
    海外からも評価される商品を生み出すなど、
    いまでは年商14億円の「小澤総業」のグループを率いるまでになった。

    類い稀なる「行動力」で嵐を巻き起こし続けてきた、
    イノシシのように猛進してきたこれまでの人生。
    異色の経営者がすべてを曝け出した、
    「生きる勇気」をもらえる珠玉のノンフィクション。

    ●目次
    はじめに――地獄の底から見つかった、俺の「テッペン」 
    第1章 因縁――金がない、なにもない
    第2章 覚醒――東京で金を稼ぐ面白さに目覚めて
    第3章 船出――ポンプ車1台からのスタート
    第4章 絶望――事件の連続に打ちひしがれて
    第5章 転換――見つけた、俺にとっての「テッペン」
    第6章 躍進――世界を変える壮大な発明
    おわりに――巨大な嵐が、世界を変えていく
  • 美しく枯れていくための、「玉ちゃん流・人生後半戦の歩き方」

    「50代を生きるって、とても大変で、難しい。
    それでもオレは、美しく枯れていきたい」

    前作『粋な男たち』から約5年半余りのときを経て、
    著者・玉袋筋太郎を取り巻く環境は激変した。

    2020年、オフィス北野から独立しフリーに。
    兄弟弟子である「たけし軍団」から離れ、
    「浅草キッド」の相棒である水道橋博士、
    師匠であるビートたけしとの距離も遠のいた。

    初孫という新しい命に喜びを感じながらも、
    母親は認知症を患い施設に入った。
    長年連れ添った妻は、ある朝、家から出て行った……。

    仕事の人間関係、夫婦仲、家族構成にも変化が訪れる、
    波乱万丈な50代――。
    「時代遅れ」な昭和の粋芸人が語り尽くした、
    悩めるすべての大人たちに捧ぐ、人生後半戦の歩き方。

    ●目次
    はじめに――50代を迎えて、オレの人生は激変した
    第1章 人間関係って大変だよな
    第2章 「発酵」した50代の仕事観
    第3章 夫婦ってなんだか難しい
    第4章 新しい命と消えゆく命とともに
    第5章 「人生」のこと、考えてみよっか
    おわりに――美しく枯れるために
  • 1,760(税込)
    著者:
    井口 資仁
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    「幻の2試合連続完全試合」で佐々木朗希はなぜ降板したのか、全貌を明かす

    プロ野球では日本一、メジャーリーグでは世界一を経験し、ロッテ監督就任後は佐々木朗希らを育てた。
    各場面で井口は何を想い、考え、見据えてきたのか。そしてこの先は――。ユニフォームを脱いで初の著書で赤裸々に綴る。

    「幻の2試合連続完全試合」で佐々木朗希はなぜ降板したのか?/王貞治、ギーエン両監督から学んだ勝利哲学
    電撃トレードの後に掴んだ2度目の世界一/42歳まで戦力でいられた理由/監督辞任を決めたのは最終戦の試合直前……

    【目次】
    はじめに
    第1章 王道よりも自主性――プロになるまでのビジョン
    第2章 挫折と成長で広がった世界――プロ選手としてのビジョン
    第3章 環境整備と意識改革――監督としてのビジョン1
    第4章 リーグ最下位から目指す常勝軍団――監督としてのビジョン2
    第5章 世界王者・日本が果たすべき役割――未来へのビジョン1
    第6章 100年先も野球が愛されるように――未来へのビジョン2
    おわりに
  • 「望郷の歌」が誕生して80年――ペギー葉山が目撃した歴史的瞬間とは。

    2017年4月に急逝した戦後日本を代表する歌手・ペギー葉山。
    愛した人々に見守られ、彼女は代表曲『南国土佐を後にして』の「譜面」を胸に抱いて天へ召された。
    彼女の人生を大きく左右することになった同曲のルーツは、戦争中に中国戦線の兵隊たちによってつくられた
    『南国節』にさかのぼる。
    元兵士が述懐する極限の戦場、生と死の狭間にいた若者たちが異国の地で故郷を忍び、
    家族に思いを馳せながら歌い継いだ「望郷の歌」は、同時に仲間への「鎮魂歌」でもあった。

    ペギーが、激戦に次ぐ激戦のさなかに生まれたこの歌に出会ったのは、偶然だったのか、それとも必然だったのか。
    「死」の4か月前、ペギーが筆者に対して語った数々の述懐は、その謎を解き明かし、はからずも彼女の「遺言」となった。
    自身もまた戦争に翻弄された少女時代を送ったペギーによって新たな「命」を吹き込まれた
    『南国土佐を後にして』が国民的なヒットとなったことで、新しい曲が発見された。
    そしてその曲が、東日本大震災の被災者たちを勇気づけ、大きな影響を与えていく。

    戦地の若者が口ずさんだ歌の誕生から実に80年近くを経ても、多くの名もなき人々が共鳴し合う奇跡の物語は脈々と続いていた。
    丹念な取材と構成で明かされる、忘れ去られていた日本人の優しき心とは――。
  • Saucy Dogの楽曲から生まれた、共感必至の連作短編集!

    多くの共感を呼ぶバンドの楽曲を素に、SNSで人気のメンヘラ大学生が、独自の解釈で物語を紡ぎました。

    ◆収録短篇
    「あぁ、もう。」
    「煙」
    「シンデレラボーイ」
    「ナイトクロージング」
    「ノンフィクション」
  • 1,210(税込)
    著者:
    下山 進
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    文庫版書き下ろし新章「レカネマブ開発秘話」400字×80枚を加筆!

    アデュカヌマブの崩壊から、レカネマブ執念の承認まで。両者の死命を分けたのは2012年から始まったフェーズ2の設計にあった──。当事者たちの証言によって壮大な物語が完結。
    物語は青森のりんご農家から始まる。陽子が、りんごの実ではなく、葉をもいで帰ってきたとき、一族のものたちはささやきあった。
    「まきがきた」
    遺伝性アルツハイマー病の突然変異解明からわかっていく病気のメカニズム。
    遺伝子の特定からトランスジェニック・マウスの開発。ワクチン療法から抗体薬へ――。
    患者、医者、研究者、幾多のドラマで綴る、治療法解明までの人類の長い道。
    解説・青木薫



    <文庫書き下ろし新章 目次>

    新章その1  オーロラの街で
    青森の一族同様、その北極圏の街で、代々アルツハイマー病に苦しむ一族がいた。その地を訪ねたスウェーデンの遺伝学者が全ての始まりとなる。

    新章その2 アデュカヌマブ崩れ
    アデュカヌマブはFDAで「迅速承認」というトラックをつかって承認される。が、承認直後から批判が噴出、議会調査も始まり、壮大な崩壊劇が始まる。

    新章その3 運命のフェーズ2
    2012年から始まったアデュカヌマブとレカネマブのフェーズ2の治験には実は大きな違いがあった。その年、エーザイにインド出身の統計学者が入社をしていた。

    新章その4  ショーダウン
    ついに「アルツハイマー病研究運命の日」が来る。「レカネマブ」フェーズ3治験結果。内藤晴夫はその日、携帯電話を枕元に置き眠りについた。米国からの報せはいかに? 

    新章その5 みたび青森で 
    連綿と続く遺伝性アルツハイマー病の苦しみ。レカネマブは希望の光となるか?

    他 プロローグ「まきがくる」からエピローグ「今は希望がある」まで
  • 賞レースのネタ批評が的確すぎる天才コント師が初めて明かすお笑い論

    かもめんたる岩崎う大が、キングオブコント歴代決勝ネタを徹底解剖!
    東京03、ロバート、バイきんぐ、かまいたち、さらば青春の光、空気階段……トップコント師たちの勝負ネタ、
    自身が叩き出した歴代最高得点の伝説のネタ『白い靴下』はどのように作られたのか?
    ナイツ塙宣之著『言い訳  関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』 の聞き手を務めた中村計氏が構成・執筆。

    【目次(一部)】
    ●オープニングアクト
    ●シーン1「コントと漫才の境界線」  
    Q1 いきなりですがキングオブコント史上、ベストワンのネタは何ですか
    Q2 漫才トリオと比べて、コントトリオの成功率が高いのはなぜですか
    Q3 賞レースはボケ数が優先されがちですがキングオブコントもそうですか
    Q4 賞レース向きのネタって、あるものですか
    Q5 トリオの役割は、大ボケ、小ボケ、ツッコミに分かれるものなのですか
    Q6 『コンビニ強盗』も飯塚さんの豹変シーンが見どころですよね
    Q7 二○〇九年のキングオブコント決勝でサンドウィッチマンが敗れた理由は?
    Q8 東京03の優勝はキングオブコントの流れをつくる意味でも大きかったのでは?
    Q9 かもめんたるもコントネタを漫才ネタにすることはあるのですか
    Q10 サンドウィッチマンは元コント師なのに、なぜM-1で優勝できたのでしょう?
    Q11 ニューヨークのコントを松本さんが「漫才でもできる」と評した理由は?
    ●シーン2「かもめんたる誕生」  
    Q12 う大さんが笑いに興味を持った「はじめの一歩」を教えてください
    Q13 高校はオーストラリアに留学していたんですよね
    Q14 早稲田大学の看板学部、政治経済学部に合格しているんですよね 他、全53Q
  • 100年の時を越えついに扉が開いた東北野球の“これまで”と“これから”

    2022年、仙台育英が東北勢で初めて夏の甲子園を制し、深紅の大優勝旗がついに白河の関を越えた。
    太田幸司、田村隆寿、大越基、ダルビッシュ有、菊池雄星、大谷翔平、吉田輝星、佐々木朗希……
    彼らでも成しえなかった東北の夢をいかにして叶えたのか。挑み続けた歴史とともに振り返る。
    元・東北球児の著者が60名以上の当事者たちの証言をもとに紡ぎ出す、東北野球の結実。

    【目次】
    はじめに 1989年8月21日
    第一章 秋田 ~草の根の野球熱~
    第二章 宮城 ~竹田利秋の挑戦~
    第三章 東北福祉大の台頭
    第四章 青森 ~ミックス~
    第五章 楽天イーグルスの誕生
    第六章 福島 ~いわき型総合野球クラブ~
    第七章 山形 ~強攻~
    第八章 岩手 ~心を変える~
    第九章 仙台育英と須江航
    おわりに 2022年8月22日
  • その島は、歴史の狭間に漂っていた。近現代史の縮図を征く珠玉の紀行ルポ!

    各紙誌で絶賛された新たな「宮沢賢治論」
    (『産経新聞』評者・江上剛氏、『河北新報』評者・土方正志氏、『毎日新聞』評者・池澤夏樹氏)ほか
    「『廃線紀行』に代表される鉄道紀行と『狂うひと』に代表される作家研究が融合しあい、比類のない作品が生まれたことを心から喜びたい」原武史氏(『カドブン』)

    かつて、この国には“国境線観光”があった。樺太/サハリン、旧名サガレン。何度も国境線が引き直された境界の島だ。
    大日本帝国時代には、陸の“国境線“を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残す。
    他にチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。何が彼らを惹きつけたのか?
    多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。
    文学、歴史、鉄道、そして作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!

    【目次】
    第一部 寝台急行、北へ
    一 歴史の地層の上を走る
    二 林芙美子の樺太
    三 ツンドラ饅頭とロシアパン
    四 国境を越えた恋人たち
    五 北緯50度線のむこう
    六 廃線探索と鉱山王
    七 ニブフの口琴に揺られて

    第二部 「賢治の樺太」をゆく
    一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ
    二 賢治が乗った泊栄線
    三 「青森挽歌」の謎
    四 移動する文学
    五 大日本帝国、最果ての駅へ
    六 オホーツクの浜辺で
    七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太
    八 白鳥湖の謎
    九 光の中を走る汽車
    十 すきとおったサガレンの夏

    おわりに
    文庫版のための長めのあとがき
    主要参考文献一覧
    解説 池澤夏樹

    ※本書は小社より2020年4月に刊行した作品を文庫化したものです。
  • 「自称・普通の投手」を19年間支え続けた矜持とは?

    巨人、西武の投手として19年の現役生活を終え、2022年に引退した内海哲也。
    「自称・普通の投手」を支え続けたのは「球は遅いけど本格派」だという矜持だった。
    2003年の入団後、圧倒的努力で巨人のエースに上り詰め、
    金田正一、鈴木啓示、山本昌……レジェンド左腕に並ぶ連続最多勝の偉業を達成。
    6度のリーグ優勝、2度の日本一、09年のWBCでは世界一も経験するなど順調すぎるキャリアを重ねたが、
    まさかの人的補償で西武へ移籍。失意の中、ある先輩から掛けられた言葉が内海を奮い立たせていた。
    内海は何を想い、マウンドに挑み続けたのか。今初めて明かされる。
  • ネイサン・チェンが初めて明かす 金メダル獲得までの苦悩と栄光

    北京五輪のフリーで5度の4回転ジャンプを決め金メダルを獲得したネイサン・チェン。
    その栄光の裏には、想像を絶する苦悩の日々、家族やチームとの絆があった。
    トップスケーターが舞台裏を語り尽くす貴重な回顧録。

    プリウスで32万キロ移動しながら技術を高めた2011年/名コーチ・ラフの教え「一歩さがって迂回せよ」/4回転習得と引き換えに悲鳴をあげた股関節/追い詰められた平昌「リンクから出ていきたい」/「タイガー・マザー」の母との葛藤/北京直前のプログラム変更決断……クワドキングが赤裸々に綴る、金メダル獲得までの物語。

    [目次]
    はじめに ベラ・ウォン
    プロローグ
    第1章 はじまりのころ
    第2章 スケート生活
    第3章 アメリカの希望(ホープ)
    第4章 恐怖心
    第5章 新たな挑戦
    第6章 パンデミック
    第7章 支えてくれる人たち
    第8章 別の道筋をたどって
    第9章 2度めのチャンス
    エピローグ
    謝辞
  • 人間や動物の「背景」に過ぎないはずの植物が、実は知的生命体だとしたら?

    植物が「下等生物」などではなく、「知的生命体」だと知ったら、あなたの世界の見方は一変するだろう。
    植物が驚くほど高い知性を持ち、自分が置かれた状況を把握して、未来を予測し、他の生物とコミュニケーションすら取っていると知ったら――どうだろうか?
    気味が悪い? 伐採したり、食べたりするのが可哀想? 人間は彼らとどう付き合うか考え直すべき……?
    そうしたすべての反応を引き出し、考えるヒントを提供するのが本書、『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』だ。

    世界で唯一植物の知性を専門に研究する「MINT研究所(ミニマル・インテリジェンス・ラボ)」の代表研究者、科学哲学教授の著者が描き出す植物の知性についての先端研究内容は、ページごとに私たちを驚かせる。植物研究の成果にとどまらず、植物を他の動物やコンピュータ、人間の脳構造などと比較することで、植物のイメージを「声なき背景である下等生物」から「プランタ・サピエンス(賢い植物)」に引き上げていく。

    植物は脳を持たず、人間や動物のように動き回ることもできないが、人間とは異なる驚くべき内面世界があることが今、明らかになりつつある。
    植物は計画を立て、学習し、仲間を認識し、リスクを評価し、決断を下すことができる。そして本書の導入部分で明らかにされているように、植物を「眠らせる」こともできる。
    我々が思うよりもはるかに、植物は活発に、規則正しく、そして「知的に」生きているのだ。

    人間が「動物中心主義」の古い考えを脱し、本当の意味で持続可能な社会を実現するために、植物という「知的生命体」を見直し、理解し、協力関係を築くことを大胆に提案した本書は、人類にとって初めての「教養としての植物本」である。
  • 「塀の内側、檻の外」だからこそ見えてくる人間ドラマ

    受刑者に人気の本は「日本地図」!
    塀のない刑務所がある!?
    網走刑務所で飼っている動物って?――

    全国の刑務所で続けている釈放前教育の実体験を
    もとに書き下ろした、涙と汗の刑務所訪問記。

    <目次>
    はじめに
    第1章 刑務所、どうなっているの?
    第2章 それでは釈放前教育を始めます!
    第3章 所内で過ごす1日24時間
    第4章 もう戻ってくるんやないで
    おわりに
  • 野球の原点はアマチュアにあり――野村克也が少年たちに伝えた「教え」

    野村はあれだけの大監督でありながら、中学野球でも指揮を執った異色の経歴を持つ。
    その名を「港東ムース」という。そして、このチームは途轍もなく強かった。
    未だ破られていない伝説の全国4連覇。その裏には、野村と少年たちの濃密な日々があった。
    さらに、このチームには古田敦也よりも先に野村の薫陶を受けた一人の捕手がいた。
    野村と「0番弟子」の知られざる物語。

    [目次]
    序章  飾られなかったユニフォーム
    第一章 野村克也の下に集いし少年たち
    第二章 「ID野球」を少年たちに
    第三章 少年たちに伝授する「野村の教え」
    第四章 野村克也の胴上げ
    第五章 日本野球、世界の頂点に
    第六章 「野村監督は、僕のお父さんのような人です」
    第七章 スワローズ2連覇、ムース4連覇!
    第八章 港東ムース、無念の消滅─
    終章  港東ムースが遺したもの
    おわりに
  • 1,650(税込)
    著者:
    阿部勇樹
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    選手時代の心の変遷、変わったこと、変わらないこと。阿部勇樹が今、語る。

    レッズはこれからもっと強くなっていかなければいけない。
    選手だけじゃない、多くの人に支えられているのだから。

    この本は、僕が浦和レッズに「移籍」した2012年以降を中心に書かれている。本の話をもらったとき、自分がやってきたことを振り返って、頭を整理することで、自分にも意味があることなんじゃないかと思って受けさせてもらった。

    選手時代の心の変遷、変わったこと、変わらないこと。
    これからに生かすべきこと、伝えるべきこと。

    その当時に感じたことを回想として、また現在の心境とを交互にまとめた。本書を通じて、自分の未来と、レッズやサッカー界の未来に少しでも残せるものがあればと願っている。(本書「はじめに」より引用)

    2021年シーズン限りで引退した阿部勇樹。引退記者会見では2名の恩師の名を挙げ、指導者を目指すための一歩を踏み出した。これまでに語り切れなかった想いを含め、今、本書ですべてを明かす――。
  • 1,496(税込)
    著者:
    黄皓
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    自分が変わって、世界が大きく変わった――。4代目バチェラー初書籍!

    「これまでの人生で「異なる勇気」を持つことで、つらいこともあったけど、人生のいろんなことがポジティブに、驚くほど変わっていきました。
    この本を読んだ方の明日が、今日より少しでも豊かなものになったり、嫌なことがあって一人でふさぎこむ日に、少しだけ心の支えや思考の転換になるヒントとなればいいなと思っています。僕自身、つらい日もあったけど、乗り越えた経験、そこから学んだ感情を少しだけシェアすることで、救われる方がいるとすごく嬉しいです」。(本書「はじめに」より一部抜粋)

    【目次】
    ●はじめに
    ●1章:世界の見え方が変わるまで――ポジティブな人生の歩み方
    どんな状況でもポジティブでいられる”心の作り方”/自分が変われば世界が変わる!/人生のターニングポイントでは親のアドバイスの真逆を行こう ほか
    ●2章:ハッピーに生きていくためのメソッド――今日から始められるメタ認知とアウトプット
    自分が変われば、相手も変わる 相手が変われば、自分も変わる/メタ認知とアウトプット/トラウマやコンプレックスは人生に必要 ほか
    ●3章:目的達成のためのコミュニケーション――「仕事」を成功させるテクニックと「恋愛」の工学
    あと1%の差が人生を変える/恋愛におけるコミュニケーションの在り方/命を預けられるほどの信頼関係とは ほか
    ●4章:会社で働くということ、会社をつくるということ――”異なるビジネス”はこうしてつくられる
    学歴よりも熱意と吸収力!/目的意識を明確にして働く/ひとの上に立つ「上司」に求められるものは? ほか
    ●5章:黄皓という人間のつくり方――子どもの教育、家族、恋愛と結婚について
    子育てと返報性の原理/与えたいのは安心、やってほしいのは冒険/子どものイジメについて ほか
  • 周りに流されず、自分の人生を生きる!

    中学校から本格的に始めたバスケットボール。貧血と診断され、練習でもひとり追いつけず苦しいことも多かった名門・桜花学園時代。複数のチームからオファーがあったなか、自ら選んだデンソーアイリスへの入団。日本代表主将としてチームをまとめ、バスケットボール界初のオリンピック銀メダル獲得。一方、30歳を機に立ち上げたTRUE HOPEでアスリート兼社長としての活動をするなど、精力的に様々なことに挑む高田のポジティブ思考の原点がわかる!

    ●目次●
    1章 東京五輪 メダルへの挑戦
    2章 「勝つこと」を意識する
    3章 日々、進化すること
    4章 実業団選手として、思うこと
    5章 オリンピックを終えて
    6章 TRUE HOPEへの思い
  • がんさん、これからは一緒にやっていきましょう--

    朝ドラで一躍人気となった著者。結婚し、3人の子どもに恵まれるが、2012年子宮頸がんが見つかる。5年後に再発、再々発、その間リンパ浮腫にも悩まされた。ともに生きてきたからわかる比呂流がんとの歩み方。

    はじめに

    第一章 人見知りからの第一歩
    とても寒い日の朝
    地下鉄のポスター
    おもしろい顔
    東京での生活
    HIROラップを披露
    一瞬のアイドル活動
    慶さんの辞典と由紀さんのハミング
    結婚生活と三人の息子たち
    妻をやめる
    共依存

    第二章 偶然の発覚
    14年ぶりの検診
    突然の宣告
    ナミビアでの運命的な出会い
    精密検査
    子宮を取ったらどうなるの?
    後遺症は他人事だった

    第三章 来ちゃったリンパ浮腫
    ジャマイカから帰ってきて
    リンパ浮腫は悪くなるのが当たり前?
    リンパ浮腫情報交流サイト「シエスタ」
    リンパ管静脈吻合術

    第四章 5年目の再発
    5年という区切りを迎える検査で
    初めての抗がん剤
    そんな日もあるさ
    日常でいられる時間が大切
    母の異変
    公表しよう

    第五章 軽やかな敗北宣言
    わずか半年後
    治療を立ち止まる
    二度目の抗がん剤治療
    中医学の先生との出会いと叔母
    終わりのない治療

    第六章 今を乗り越える27のヒント
    1 心の処方箋
    2 病院と向き合うときの処方箋
    3 病気と向き合うときの処方箋
    4 患者さんを支えるための処方箋

    終章 コロナ禍で、未来に描くこと
    がん、リンパ浮腫と共に歩む女性の応援活動
    患者さんとの電話交流
    仲間とのお別れ
    緊迫した空気下でのブログ
    YouTubeでの発信
    がんを糖尿病や人工透析のように
    標準治療と自由診療の狭間
    新型コロナでがん検診を諦めないでほしい
    唯一の予防できるがん
    迷惑はかけるもの
    3つの「あ」を携えて、がんと向き合う

    おわりに
  • 一戦必勝、短期決戦における勝負のポイントはどこにある?

    <アマチュア野球にはデータ分析への「誤解」がある>

    プロ野球ならいざしらず、アマチュア野球に関していえばデータ分析を取り入れるのが難しいというのも理解できます。まず、そもそも人手が足りません。もちろん、時間もお金もないでしょう。状況的に、データ分析すること自体が難しいのです。「データがあれば有利になるけれど、とてもじゃないが手がつけられない」というのが実情だと推測します。

    確かにそのとおりです。後述しますが、わたしはこのなかでも、特にデータ分析を担う人手を確保することについては、もっともハードルが高いと考えています。

    その一方、「最初からあきらめるのは、もったいないことではないか?」とも思っています。なかなか一歩目を踏み出すことができない背景には、「そこまでする重要性や必然性はないのでは?」と思ってしまう「誤解」があるからだと見ています。これまでに、わたしがよく耳にしてきたものをいくつか挙げてみましょう。

    1、アマチュア野球の多くはリーグ戦ではなくトーナメント方式による一発勝負なので、データを取る意味がそこまでない。
    2、データ分析をするには、ひとつの相手に対して複数の試合データを取らなくてはならないので、とてもやりきれない。
    3、映像がないとデータは取れない。映像を撮るための道具や設備がない。あるいは、ルール上、映像を撮ることが禁止されている。
    4、そもそも、正確なデータを取れない。そういった能力を持った人材がチームにいない。
    5、データ分析をして攻略のプランを立てたとしても、そのとおりに選手が動けない。

    ざっと、このようなところでしょうか。これらの誤解に対して、本書で一つひとつクリアにしていきます――(第1章より)
  • 巨龍を動かすのは、市井の人びとだ。中国は雑踏から見るほうが面白い――。

    黄河の農村に誕生した71歳インフルエンサー。
    中国式漫画ビジネスに挑む漫画家。
    定年退職後に語学力ゼロでカレー屋を興した男。
    中国在住の大人気ドキュメンタリー監督が全土を駆け回り、中国人の心を震わせた人びとを描くルポ!
    中国は雑踏から見るほうが面白い――。

    彼らが見た現実。彼らから見える実態。
    ■中国テレビ界のスターとなった男
    ■中国建国記念パレードで行進した日本人
    ■大連で奮闘するシングルマザー
    ■「妻」でなく「私」を目指した女性起業家
    ■「中国版シリコンバレー」に集う挑戦者たち
    ■中国映像界を駆け上がるドキュメンタリー監督

    「我住在這里的理由(私がここに住む理由)」。中国で大人気を博すドキュメンタリー番組で累計再生回数は6億回を超える。
    この番組では、2015年より日本に住む中国人と中国に住む日本人、約200人が登場してきた。
    本書は特に濃い人を厳選し、カメラをペンに替えて描いたルポである。
    巨龍を動かすのは、市井の人びとだ。

    【目次】
    まえがき
    第一章 黄河の農村の七一歳インフルエンサー 農業家・川崎広人
    第二章 中国式漫画ビジネスに挑む 漫画家・浅野龍哉
    第三章 中国テレビ界のスター 俳優・矢野浩二
    第四章 中国建国記念パレードで行進した日本人がいる 安達家 
    第五章 シングルマザー奮戦記 会社員・松尾梨恵
    第六章 「歌舞伎町の案内人」から「政治家」へ  事業家・李小牧
    第七章 富裕層が見た中国社会 起業家・星本祐佳
    第八章 挑戦者は「中国版シリコンバレー」に集う  ビジネスマンの群像
    第九章 武漢でカレー屋を興した老人  店主・嶋田孝治
    終 章 中国映像界を駆け上がる  ドキュメンタリー監督・竹内亮
  • 辺土とは、遍路で生活する者である。日本最後の聖と賤を描く類書なきルポ!

    辺土(へんど)とは、遍路で生活する者である。
    時に放浪者として迫害される彼らに密着取材!
    誰も書けなかった「日本最後の聖と賤」たるもう一つの遍路を、5年をかけて描いた唯一無二のルポ!

    【辺土(へんど)とは】
    草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。
    長い歴史の中、「へんど」はやがて乞食を意味するようになるが、昭和三〇年代までは遍路といえば「へんど」だった。
    一方で、八八ヵ所を経文を唱えて回る遍路は、ときに畏敬と畏怖の目で見られた。彼らは聖と賎を同時にそなえる存在だったのだ。

    現代の草遍路を探し、共に托鉢修行も著者は行うだけでなく、福田村事件(関東大震災で起きた日本人による日本人虐殺)をはじめ、
    路地の歴史もたどりながら5年をかけて遍路を続けた。
    最後の聖域の本質を大宅賞作家が抉り出す、類書なき紀行ルポ!

    「帰るところもなくなった生活を賭けて、托鉢と接待、野宿だけで何年も何周も巡礼することによって、その人は確実に浄化され昇華されていく。本質的な何かを取り戻すか、もしくは欠けていた何かを得ることができるようになる。
     四国遍路で人は変わることも、再生することもできるのだ。私はこの目で、確かにその一例を目撃した」(本文より)



    【目次】
    第一章 辺土紀行 徳島――高知
    第二章 幸月事件
    第三章 辺土紀行 高知――愛媛
    第四章 托鉢修行
    第五章 辺土紀行 松山――香川
    第六章 草遍路たち
    おわりに
    参考文献一覧
  • 在留邦人の命は、日本とトルコの絆に託された。

    1985年3月、イラク軍はテヘラン空爆を開始。在留邦人を救い出したのは、日本ではなくトルコの救援機だった。国家が真に守るべきものとは何か。日本の「自衛」問題の本質に迫る緊迫のノンフィクション。
  • 時代を超えて歌い継がれる名曲の数々は、なぜ一人の作詞家から生まれたのか

    伝説的日本語ロックバンド”はっぴいえんど”のメンバーとして活動した後、日本を代表する作詞家となった松本隆50年の軌跡を追う評伝。太田裕美「木綿のハンカチーフ」、大瀧詠一「君は天然色」、松田聖子「赤いスイートピー」、寺尾聰「ルビーの指環」、KinKi Kids「硝子の少年」――。抒情性と物語性に富んだ歌詞で数々のメガヒット曲を生み出した松本隆。シングル曲よりアルバムのコンセプトを重視した作詞など新しい手法を用いたほか、シューベルトの楽曲や「古事記」をもとに作詞をおこなったこともあった。大瀧詠一、筒美京平、松田聖子らとの知られざるエピソードを含め、その挑戦の日々を松本隆本人へのインタビューと証言者たちの言葉から描き、不世出の作詞家の本質に迫る。
  • 新幹線無差別殺傷事件。理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕のルポ!

    国家に親代わりを求めた男。
    法廷で無期懲役に万歳三唱をし、殺人犯なのに刑務所で生存権を主張し続ける犯人・小島一朗。
    誰も踏み込まなかったその内面に、異端の写真家が迫る。全真相解明、驚愕の事件ルポ!

    犯人はいったい何者なのか?
    ―――――
    【新幹線無差別殺傷事件】
    2018年6月9日、走行中の東海道新幹線の車内で男女3人が襲われ、2名が重軽傷、男性が死亡した。「刑務所に入りたい」という動機だったため、一審で無期懲役となった際に小島一朗は法廷で万歳三唱をした。控訴せず20年1月に刑が確定。小島は刑務所内で生存権を主張し続けている。
    ―――
    2008年以降の無差別殺人事件の犯人は前科前歴なし、両親は揃っており、貧困家庭でもなく友人関係に問題もない、「普通」の者が多い。
    だが、「死刑になるため」「刑務所に入るため」と彼らは犯行に及ぶ。
    約3年にわたる取材で理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕のルポ!

    【目次】
    序章 鞘――刑務所に入る夢を叶えた男 
    第一章 心――写真家が人殺しに興味を持つ理由
    第二章 偏――歩み寄る難しさ
    第三章 記――「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」の真相
    第四章 凶――餓死することを止め、生きる選択をした
    第五章 会――アクリル板越しの作り笑顔
    第六章 家――浮かび上がる“いい子”
    第七章 迷――食い違う家族の言い分
    第八章 裁――真実が語られない虚無な裁判
    第九章 答――刑務所でしか手に入らないもの
    第十章 辿――犯行時のシミュレーションから感じること
    最終章 刑――自傷行為を通して得られる愛

    あとがき
    主要参考文献一覧
  • 歌舞伎から映画へ移り成功した最後の世代、市川雷蔵と勝新太郎――

    市川雷蔵と勝新太郎ともに一九五〇年代から六〇年代にかけて、大映、いや日本映画界を支えた俳優である。

    歌舞伎から映画へ移った俳優たちはみな、世襲と門閥で配役が決まる歌舞伎の世界ではいい役につけず、映画という新天地を目指した。そして雷蔵の死と大映の倒産で「時代劇映画の時代」はとりあえず終わり、残った時代劇スターたちの活躍の場もテレビへ移行した。雷蔵と勝は、歌舞伎から映画へ移り成功した最後の世代だった。

    はじめに
    前史
    第一部 関西歌舞伎の凋落
     第一章 脇役の子 一九三一年~一九五一年
     第二章 歌舞伎役者・市川雷蔵 一九五二年~一九五四年
    第二部 長谷川一夫を追う者たち 一九五四年~一九六二年
     第一章 注目されないデビュー 一九五四年
     第二章 雷蔵の飛躍 一九五五年
     第三章 量産時代の始まり 一九五六年
     第四章 開く差 一九五七年
     第五章 日本人が最も多く映画を見た年 一九五八年
     第六章 忍び寄るテレビ 一九五九年
     第七章 それぞれの転機 一九六〇年
     第八章 悪名 一九六一年 
     第九章 座頭市と忍びの者 一九六二年 
    第三部 両雄並び立つ 一九六三年~一九七一年
     第一章 カツライス時代の幕開け 一九六三年
     第二章 新しい取り組み 一九六四年
     第三章 第三のシリーズ「若親分」「兵隊やくざ」 一九六五年
     第四章 第四のシリーズ「陸軍中野学校」「酔いどれ博士」 一九六六年
     第五章 勝プロ創立 一九六七年
     第六章 雷蔵倒れる 一九六八年
     第七章 雷蔵無念 一九六九年
     第八章 雷蔵のいない大映 一九六九年~一九七一年
    終章 生ける伝説 一九七二年~一九九七年
    あとがき
    市川雷蔵・勝新太郎・長谷川一夫 出演映画リスト
    参考文献
  • 疲れる前に休むのではなく、「疲れないように休む」!

    疲労に対して対処療法で臨むのはコストパフォーマンスが悪すぎる――

    いま多くの人に求められるのは、日常の疲れを、日々自分で変えていく能動的なアクションではないでしょうか。そのためには、まず自分の生活に向き合うことが大切です。いま自分が置かれている現状に「慣れる」ことと、「最適化する」ことはまったく違います(「はじめに」より)。

    必要なのは「自分のために休む」習慣!


    【目次】

    はじめに  「休む」優先順位を上げる
    序章 みんな誰もが疲れている時代 
    第1章 疲れたから休むのではなく、疲れないように休む
    第2章 休むことを「習慣」にする
    第3章 ワーク・ライフ・ブレンド時代に「完全に休む」睡眠を手に入れる
    第4章 なにもしない習慣の続け方
    第5章 上手に休めば人生はうまくいく
    おわりに 異なるトリセツを尊重し合える、豊かな社会へ

    ※第3章対談 穂積桜氏(産業医、精神科医)
  • こうして今日も、 世界で肉は作られる。見てきました、「動物が肉になるまで」。アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。世界の屠畜現場を徹底取材!! いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。傑作イラストルポ、待望の文庫化!

    こうして今日も、世界で肉は作られる。
    「見てきました、“動物が肉になるまで”」
    世にも稀なイラストルポルタージュ!!

    「食べるために動物を殺すことを可哀相と思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの? 他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」
    アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。
    世界の屠畜現場を徹底取材!! いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。
    「間違いなくオンリーワンの本」佐野眞一氏(解説より)

    【目次】
    まえがき
    第一章 韓国    
    第二章 バリ島    
    第三章 エジプト       
    第四章 イスラム世界    
    第五章 チェコ    
    第六章 モンゴル    
    第七章 韓国の犬肉    
    第八章 豚の屠畜 東京・芝浦屠場    
    第九章 沖縄    
    第十章 豚の内臓・頭 東京・芝浦屠場    
    第一一章 革鞣し 東京・墨田    
    第一二章 動物の立場から    
    第一三章 牛の屠畜 東京・芝浦屠場    
    第一四章 牛の内臓・頭 東京・芝浦屠場    
    第一五章 インド    
    第一六章 アメリカ   
    終章 屠畜紀行その後
    あとがき
    文庫版あとがき
    主要参考文献一覧
    解説 佐野眞一
  • 中村憲剛は5年前に引退を決断していた。誰にも明かしていなかった内実。

    <<「40歳で引退する」ということを35歳の時に決断してから歩んできた5年間の記録>>


    朝、家を出るときから今日こそ伝えようと心に決めていた。妻の加奈子にも「今日、話そうと思っているから」と言ってクラブハウスに向かった。あの人に伝えることで、“すべて”が動き出す。そう思っていたからだ。2020年10月23日――久々にもらった連休が明け、練習が再開された日のことだった。僕にとっては、ずっと指標にしてきた40歳の誕生日を1週間後に控えていた。
    (中略)
    この5年間で僕は数え切れないほど、本当に、本当に多くのものを手にすることができた。それはタイトルという星の数だけでは測ることができない。その過程にはすぐに思い出すことができる栄光や歓喜もあれば、誰にも言えないような多くの葛藤や苦悩もあった。振り返れば、プロサッカー選手として過ごした18年間で経験してきたすべてが、かけがえのないものだったと、先のステージに進んだ今、改めて言い切ることができる。

    だから、そのすべてをここに綴りたいと思う。僕が過ごしてきた18年という日々が、誰かの、何かの力になるならば、というメッセージを込めて――。(本書「プロローグ」より)

    【目次】
    プロローグ
    第1章 2016年
    第2章 2017年
    第3章 2018年
    第4章 2019年
    第5章 2020年
    第6章 2020年最終章
    エピローグ
  • 世の中は一気に大きく変わっていく――今、私たちが手にすべき3つの「F」

    ベストセラー『1分で話せ』著者、伊藤羊一氏による最新刊。自身の信念でもある「FREE」「FLAT」「FUN」という概念は新型コロナウイルスによって、その重要性がより明らかになった。今、必読の1冊。
  • 誰もが知るおじさん著名人たちへのファジーな嫌悪感の正体に迫る!!

    キャバ嬢、AV女優など実体験を通して夜の世界を体現しつつ、社会学の視点と女の感性を織り交ぜた軽妙な筆致で人気を博している文筆家・鈴木涼美によって、日本社会が生み出した難解なおじさんたちが今、解剖される
  • N高が変わる、教育が変わる――

    学生数16,000人を突破! オンライン教育が当たり前の時代になった現在、N高はさらなる進化を日々遂げている。「第2のN高」となるS高、世界初のアバター技術を使用したVR授業・・・。N高の現在とは。
  • 江戸中期から御代に至るまで、皇室は何を捨て、何を継承していったのか

    元々は傍流だった光格天皇から、血脈を絶やすことなくつながる現代の皇室。8代の天皇が250年間で形成したものとは一体何か。近世皇室の歴史をひも解く1冊。
  • 「ルームメイトは逃亡しました」紋切型報道では描かれないディープルポ!

    「ルームメイトは逃亡しました」
    国からは「高度」と見なされない、圧倒的多数(外国人労働者)の世界。
    大宅賞『八九六四』著者が、絶対的な弱者でも敵でもない、彼らの「現実」に迫るディープルポ!

    日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。
    「高度」な人材がいるということは、国の定義とは真逆の属性を持つ人材も存在するはずだ。
    それは、「(年齢だけは若いかもしれないが)学歴・年収が低く、日本語はろくに喋れず専門知識もない、非熟練労働に従事している」人たちといえる。
    しかし、日本社会は彼らにこそ強く依存しており、必要としているではないか。
    生身の「“低度”外国人材」は、紋切り型の報道のなかで語られるような、絶対的な弱者や被害者たちの群れではない。
    ましてや、陰謀をたくらむ存在でもない。
    そもそも中国は経済成長をとげ、稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、外国人労働者の主役はベトナム人に移行している。

    ──われわれは記号としての弱者や敵を想定していたのに、いたのは人間だった。

    3年にわたって中国、ベトナム、日本各地を回り、生身の姿に迫ったディープルポ!

    【目次】
    はじめに
    第一章 コロナ、タリバン、群馬県――隣人は平和な「イスラム原理主義者」
    第二章 「兵士」たちの逃亡と犯罪――主役は中国人からベトナム人へ
    第三章 頼りなき弱者――ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば
    第四章 「低度」人材の村――ウソと搾取の「破綻した制度」
    第五章 「現代の奴隷」になれない中国人――稼げない日本に見切りをつけるとき
    第六章 高度人材、低度人材――「日本語だけは上手い」元技能実習生
    第七章 「群馬の兄貴」の罪と罰――北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧
    おわりに
    主要参考文献
  • クズ芸人だからわかった、人望と魅力を楽にゲットできる明るい人生の送り方

    クズ芸人だからわかった、人望と信頼をラクにゲットできる明るい人生の送り方とは?

    巨額の借金を背負い、金融機関に24時間追われて発狂寸前の思いをした芸人、スパローズ・大和。
    ギリギリの苦境の中で彼が編み出した、人から好かれ、大金を借りられるだけの人望や信頼、幸福感を効率よくゲットできる、ちょっとズルいけど、笑えて周囲を明るくできるテクニック集をお伝え!
    本の後半では、そんな大和の半生から、甘えられる&守られる人になるクズ道を探る! 売れない芸人、売れっ子になった芸人たちの舞台裏も知れる、笑えて、少し怖くなって、熱くなって、生きるのがラクになるストーリー!
    お笑いコンビ・キャイ~ンのウド鈴木氏&天野ひろゆき氏、博多華丸・大吉の博多華丸氏&博多大吉氏、ヒロシ氏、バイきんぐの小峠英二氏&西村瑞樹氏らも本書の内容を推薦!
    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
    人間関係ってのは、一番大変だ。でもクズとして生きていくなら、人間関係は回避できない。なぜならタダ酒を飲ませてもらったり、お金を借りたりしないといけないから、相手に好かれないといけないからだ。実はクズなやつほど、人間関係をスムーズに進める技術を持っている。逆に、長年マジメで通ってきた人、優等生でやってきた人ほど、人を頼ることができず、苦しい人生を歩んでいるのではないか(一緒に飲んでいても、つまらないしね)。そんな、自分で人生を生きづらくしているマジメな方々に、人生がぱっとラクで楽しくなる、珠玉のテクニック集を、“下から目線”でお届けする。
  • ふつうの家族ってなんなんだ? そもそも家族ってなんなんだ?

    中野信子さん(脳科学者)推薦!「家族法研究者 山口真由が明かす家族の本質」

    「ふつうの家族」――それは聖なる呪いである。
    家族も、親子も、夫婦でも――常に「スイッチオン」でなくていい。その関係は「点いたり、消えたり」でいい。

    「"ふつう"を押し付けられたくない私は、"多様性"を押し売りしたいわけでもない。新しく生まれつつあるマジョリティの側にまわって、「空気を読まない」古臭い奴らをつるし上げたいわけじゃない。(略)これからの時代、私たちがすべきことは"違い"をあぶりだすことじゃなくて、”同じ”を探しにいくことなんじゃないか。家族のあり方が変わってもなお、昔と変わらない普遍的ななにかをその真ん中のところに見つけにいくことじゃないかと、私は思うようになった」(「おわりに」より)


    はじめに
    第1章 親子
    言葉を失った「卵巣年齢50歳」の衝撃
    結婚じゃない! 子どもなんだ!!
    精子バンクはオンラインデート
    「フェミニストの希望の星」が残した宣言 他

    第2章 結婚
    親友の結婚話でヒートアップした私
    同性婚を認めた感動的な判決
    ジャネット・ハリーというロック・スター
    権利と義務の束としての結婚 他

    第3章 家族
    謎だった「男のお母さん」
    私が育った日本の家族
    多様になりつつある日本の家族
    「家があります。緑と白の家です」 他

    第4章 老後
    日本の「家」は会社だった?
    現代社会における「家」の残り香
    「家」か? それとも「個人」か? 他

    第5章 国境
    アメリカの「実子」、日本の「養子」
    「結婚」なんて点いたり、消えたり
    「親子」ですらも、点いたり、消えたり
    ステイタスとしての家族、プロセスとしての家族 他
    おわりに


    装画:赤 | aka
    装幀:原田郁麻
  • 自分で豚を飼って、つぶして、食べてみたい――。前人未踏の体験ルポ

    「記憶していた以上に凄い本だった。これは奇書中の奇書と言っていい」
    解説の高野秀行氏も驚嘆! 
    前人未踏の養豚体験ルポルタージュ。

    ロングセラーの名著『世界屠畜紀行』の著者による、もう一つの屠畜ルポの傑作。
    生きものが肉になるまで、その全過程!

    世界各地の屠畜現場を取材していく中で抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。
    養豚が盛んな千葉県旭市にひとりで家を借り、豚小屋を作り、品種の違う三匹の子豚を貰い名付け、約半年かけて育て上げ、屠畜し、食べる。
    「畜産の基本は、動物をかわいがって育て、殺して食べる。これに尽きる」。
    三匹との愛と葛藤と労働の日々に加え、現代の大規模畜産での豚の受精、出産から食卓にあがるまでの流れも併せて踏み込み、描いた前代未聞の養豚体験ルポルタージュ! 

    ※本書は2012年に岩波書店から出た単行本を加筆修正し、文庫化したものです。


    【目次】
    はじめに なぜ私は自ら豚を飼い、屠畜し、食べるに至ったか

    見切り発車
    三種の豚
    システム化された交配・人工授精
    分娩の現場で
    いざ廃墟の住人に
    豚舎建設
    お迎え前夜
    そして豚がやって来た
    日々是養豚
    脱 走
    餌の話
    豚の呪い
    豚と疾病
    増量と逡巡と
    やっぱり、おまえを、喰べよう。
    屠畜場へ
    何もかもがバラバラに
    畜産は儲かるのか
    三頭の味
    震災が

    あとがき
    文庫版あとがき
    解説 高野秀行
  • 924(税込)
    著者:
    森達也
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自粛と萎縮に抗い続ける!時代の表現者たちと日本を斬るルポ&インタビュー

    平成も終わり、安倍政権も終わった。しかし、忖度社会は続く。
    ドキュメンタリーとは、抗いである。
    タブーに抗い続ける監督のルポ&インタビュー!

    平成という時代が終わり、安倍長期政権も終わった。
    しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも……。
    天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc。
    撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る!
    森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「日本」を斬る!!

    『放送禁止歌』×ピーター・バラカン(ラジオDJ、ブロードキャスター)
    『ミゼットプロレス伝説』×日比野和雅(『バリバラ』初代プロデューサー)
    『幻の「天皇ドキュメンタリー」』×松元ヒロ(お笑い芸人)
    『A』『A2』×有田芳生(ジャーナリスト、参議院議員)
    『未完の「北朝鮮ドキュメンタリー」』×若林盛亮(「よど号ハイジャック事件」実行犯)
    『FAKE』×長野智子(ニュースキャスター)
    ※本書は2017年に小社より刊行した『FAKEな平成史』を改題の上、加筆修正したものです。

    【目次】
     文庫版まえがき
     まえがき
    第一幕 疑似的民主主義国家ニッポン――『放送禁止歌』
    第二幕 差別するぼくらニッポン人――ミゼットプロレス伝説
    第三幕 自粛と萎縮に抗って――幻の『天皇ドキュメンタリー』
    第四幕 組織は圧倒的に間違える――『A』『A2』
    第五幕 平壌、かつての東京との交信――未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』
    第六幕 正しさこそが危機を生む――『FAKE』
     あとがき
     文庫版あとがき
     解説
  • 大切な人と読んでください。33万人が読んだ、笑って泣ける家族の実話。

    【ふくれたほくろの正体はがんだった。妻は僕に料理を猛特訓しはじめた。】
    【120万PV】【23の鬼レシピ掲載!】

    大反響の朝日新聞デジタル連載を、大幅改稿して新規原稿を加え、待望の書籍化!
    33万人が感動した、笑って泣ける家族の実話。

    【大切な人と読んでください。】
    50代夫婦。子どものいない二人暮らし。
    妻ががんになったら、家事も料理もできない夫(僕)はどう生きればよいのか?
    食べることが生きることなら、「生きる力」――それが妻からの最後の贈り物だった。

    「塩をひとつまみは指3本! 指2本は『ひとふり』や!」
    がんが発覚し、鬼コーチ(=妻)の料理特訓がはじまった。
    「セカンドオピニオン」「治験」「哲学外来」「在宅緩和ケア」。
     ――初めてだらけのがんとのたたかいで、料理の時間はふたりにとっての最後のオアシスとなった。

    デザイン/須田杏菜
  • たった一人でウォール街のアルゴリズムを解読・操作した天才の真実

    ナビンダー・シン・サラオ、通常ナブ。36歳・男性。
    両親と一緒にロンドン郊外の小さな家に住み、子ども部屋に設置した
    古いコンピュータを使って株の取り引きをしていた。
    酒もタバコもやらず、質素な生活を送るこの男が
    莫大な富を蓄え、世界の金融システムを崩壊させた──!?

    元ブルームバーグ記者が5年の綿密な取材で明らかにした、衝撃の犯人像。

    これは、優れた頭脳を持ち、金融システムを補強する「配管」を理解し、規制当局が居眠り運転をしている間に平凡な投資家たちから数十億ドルをかすめ取る、新たな金融エリートが出現した物語だ。

    これは、業界が自動化されてロボットが人間に取って代わり、人間が大きな代償を払った物語である。

    そして、一人の男が自分に配られたカードを受け入れず、巨大な権威に戦いを挑んだ物語なのだ。
  • どん底でも前を向いて生きられた! 人気アナウンサーが見つけたものとは

    (章立て)
    はじめに
    第一章 発覚--このタイミングでなぜ!?
    第二章 入院--それでも前を向く
    第三章 秘訣--「辛い!」を乗り越えるためのヒント
    第四章 起動--コロナと私と#STAY HOME
    第五章 寛解--どん底が教えてくれた「生きる力」
    おわりに
  • ロッキード事件、全真相。田中角栄は「自主外交」で、アメリカに潰された!

    「われわれがそれ(角栄潰し)をやった」。K長官が漏らした真意とは!?
    「自主外交」で角栄はアメリカに潰された。
    国際ジャーナリストが15年に及ぶ取材で掴んだ、数多くの決定的新事実!!

    田中角栄はなぜ逮捕されたのか? その理由は「角栄の外交」に隠されていた。
    アメリカは「日中国交正常化」などの「角栄の外交」をひどく嫌っていたのだ。
    その後発覚した、戦後最悪の国際的疑獄となったロッキード事件。そこでアメリカ政府高官は、密かに角栄の訴追を可能にする「ある細工」をした。
    外交の対立も、角栄訴追に関わる秘密も、米機密文書には記されていたが、日米の根幹に絡む『巨悪』の深い闇は文書が公開されず、解明されなかった。

    本書は「陰謀説」の真偽を徹底検証し、初めて証拠を挙げて解明する!
    ロッキード事件の全容は、上記のように長らく解明されてこなかった。
    結果、数多くの陰謀説が流布する事となる。「誤配説」、「ニクソンの陰謀」、「三木の陰謀」、「資源外交説」、「Kの陰謀」……。
    米国立公文書館、ニクソン・フォード各大統領図書館、CIA、日本側資料、日米関係者らを取材・調査。
    インテリジェンスの機微を知り尽くした国際ジャーナリストが15年に及ぶ取材から、初めて真の「巨悪」の正体を描き、巨悪の訴追が阻まれた理由に迫る!!
    なぜ、首相の犯罪は繰り返されるのか? その構造までが浮かび上がる巨弾ノンフィクション――。

    【目次】
    まえがき
    第一部 追い詰められる角栄
    第二部 なぜ田中を葬ったのか
    第三部 巨悪の正体
    あとがき
    ロッキード事件年表
    主要参考文献一覧
  • 新宿歌舞伎町ホストクラブの半世紀。「夜の街」の真実を描く!

    「どうせ社会の側の人たちが僕らに理解を示してくれることなんてないでしょう」
    これは、生きる場所を求めて歌舞伎町に集まった若者たちの、泡のように淡い夢と重い現実の物語である。

    新型コロナの震源地と呼ばれた「夜の街」とは? 新宿歌舞伎町という虚構と真実の入り混じる街で、ホストたちはどんな半世紀をたどってきたのか。ホストブーム、浄化作戦、東日本大震災、愛田武の死、そして新型コロナ……激動の街を描くノンフィクション。
  • 814(税込)
    著者:
    一橋文哉
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    フィクサー、反社、暗黒人脈 戦後日本は彼らに 食い物にされた!

    日本の戦後政治、それはフィクサーや大物右翼、総会屋など黒い人脈とのつながりの歴史でもある。ある者は戦中の混迷期に暗躍して政財界に君臨し、ある者はアメリカや北朝鮮との橋渡しをして利権をむさぼり巨額の富を得た。つかず離れず彼らと関係をなし、ときに政治生命を断たれるにも関わらず続いてきた「裏社会との黒い蜜月」とはいかなるものだったのか? 「桜を見る会」にも表れたそのズブズブの構造を明らかにする。

    <本書の目次>

    序章 安倍首相が隠したかった黒い紳士

    第1章 政界ヤクザの系譜

    宿敵・西武鉄道株を買い占めた横井
    小佐野も児玉も……皆、死んだ

    第2章 バブルを泳いだ総会屋の生態

    小川薫周辺のソーカイヤたち
    オールスターで大荒れの日本通運総会
    野村證券事件の主役
    打ち出の小槌の銀行
    ノーパンしゃぶしゃぶに集う名士

    第3章 原点は満州・上海人脈にあり

    満州・南京傀儡政権が生み出す“宝”
    阿片と偽札のマネーテロ
    日銀金庫から消えた大量のダイヤ
    謀略に使われた国民の接収資産
    現代に残る「キャノン機関」の黒い人脈

    第4章 海外から襲来した仁義なき戦い

    米国で火を噴いた大疑獄事件
    謎の死を遂げたキーマンたち
    闇社会結集を求めた自民党
    ロッキードを食った「刎頸の友」
    次世代の政治家が潰れたリクルート事件

    第5章 政界のドンが転落

    公取委を脅してゼネコン汚職
    金丸最後の砦となった北の利権
    泉井マネーなど疑惑塗れのYKK包囲網
    横井英樹とはいったい、何者か
    「あの時撃ち殺しておけば」と言われ

    第6章 最後のフィクサーと新しいネット右翼

    六本木・TSKビル争奪をめぐる激闘
    朝鮮総連本部ビルを売却する
    ネット右翼を喜ぶ自民党政権
    政治家とヤクザは表裏一体
  • 意志で無理なら、科学でやせる!

    医学部医学科卒業の医療記者が専門家・アスリートへ取材したノウハウを自ら実践し、40キロの減量に成功した。実体験に基づいて、やせる環境を作るための最も確実な10のステップを紹介。
  • ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞作!(2016年度)スポーツ界のレジェンドの真実。

    ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞作!(2016年度)
    大宅賞受賞作家の上原善広が18年間をかけて聞き取りを続けた、まさにライフワークと言える作品。
    18年以上の関係から紡がれる、ノンフィクションとしては異例の一人称文体。

    「全身やり投げ男」。
    1989年、当時の世界記録からたった6センチ足らずの87メートル60を投げ、その後はWGP(世界グランプリ)シリーズを日本人で初めて転戦し、総合2位となった不世出のアスリート・溝口和洋。

    ■中学時代は将棋部。
    ■高校のインターハイではアフロパーマで出場。
    ■いつもタバコをふかし、酒も毎晩ボトル一本は軽い。
    ■朝方まで女を抱いた後、日本選手権に出て優勝。
    ■幻の世界新を投げたことがある。
    ■陸上投擲界で初めて、全国テレビCMに出演。
    ■根っからのマスコミ嫌いで、気に入らない新聞記者をグラウンドで見つけると追いまわして袋叩きにしたことがある。

    無頼な伝説にも事欠かず、まさに陸上界のスターであった。
    しかし、人気も体力も絶頂期にあり、来季のさらなる活躍を期待されていたにもかかわらず、90年からはパタッと国内外の試合に出なくなり、伝説だけが残った……。
    その男の真実が、25年以上の歳月を経て、明らかとなる。

    プロとは? アスリートとは? 天才と秀才の差とは? 日本人選手が海外選手に勝つための方法とは?
    陸上界を貫き、競技を変えた漢を18年以上の歳月をかけて追った執念の取材!!
    泥臭い一人の漢の生き様から、スポーツ界が、社会が、昭和と平成の歴史が彩られていく。

    【目次】

    プロローグ

    第一章 発端
    第二章 確立
    第三章 挫折
    第四章 復活
    第五章 参戦
    第六章 引退

    エピローグ
    著者あとがき
    文庫版著者あとがき
    解説
  • 混迷はなぜ続くのか。テレビ局の中東特派員だった著者が追った衝撃の現実

    世界で吹き荒れた「イスラム国」のテロリズム。過激な思想や暴力性の背後をたどると、イスラム教徒の怒りや深い絶望が見えてきた。一方、正義を掲げた大国はなぜさらなる混乱を招いたのか。倒錯した現実を活写する。

    (目次)
    はじめに
    第一章 衝撃の駐在初日 ── 後藤さん、湯川さん事件
    第二章 拡大するテロリズム ── 過激思想伝道師との接触
    第三章 追われる人々 ── レスボス島、難民上陸の瞬間
    第四章 大国の欺瞞 ── 兵器のバルカンルート
    第五章 大量破壊兵器はなかった(上) ── 一人の嘘になぜ世界は乗ったのか
    第六章 大量破壊兵器はなかった(下) ── アメリカ史上最悪の決定
    第七章 ゴーストタウンの要塞で ── 政府軍に転身した元兵士の熱狂
    おわりに
    参考文献
  • 日本と台湾の絆を表わす英雄が歩んだ苦難と感動の物語。

    台湾で、その命日が「正義と勇気の日」に制定された日本人がいた——。日本と台湾の絆を表す「英雄」が歩んだ苦難と感動の物語。史上初の「日台」同時発売ノンフィクション!

    1895年、ひとりの若者が台湾を目指して故郷・熊本をあとにした。台湾の治安維持と発展に尽くすためである。やがて台湾女性と家庭を築いた彼は、のちに「英雄」と呼ばれる男の子をもうけた。しかし、戦後の台湾の悲劇は、一家を動乱に巻き込んでいく。日本と台湾の“絆”を表わす「5代120年」にわたる壮大な一族の物語——。

    「私には大和魂の血が流れている」「台湾人、万歳!」。台湾最大の悲劇となった1947年の「二二八事件」で、そう叫んで、永遠の眠りについた英雄がいた。坂井徳章弁護士(台湾名・湯徳章)である。父親は日本人、母親は台湾人で、生まれながらにして日本と台湾の“絆”を表わす人物である。父を早くに亡くした徳章は、貧困の中、辛酸を舐めながら勉学に励み、ついに当時の最難関国家試験である高等文官司法科と行政科の試験に両方合格する。

    帝都・東京から故郷・台南へ帰り、台湾人の人権確立のために活動する中、徳章は国民党政府の「二二八事件」弾圧から台南市民を救うために奔走する。自らの身を犠牲にしながら、多くの市民を助けた徳章は、50年後に忽然と“復活”する。苦難の道を歩んだ台湾と、なぜ今も台湾人が日本と日本人をこれほど愛してくれているのか、その根源を解き明かした感動の歴史ノンフィクション——。
  • 数字を越えた「人事」がアストロズを変えた! データベースボールの最先端。

    成長志向やひたむきさ、チームの和やリーダシップといった、数値化になじまない「ソフトな情報」を駆使したスカウティング・チームビルディングがアストロズを変えた。
    弱小球団が初の世界一を成し遂げるまでの軌跡。

    日本語版への序文はプロ注目の評論家・お股ニキ。
    <本書には野球のすべてが詰まっている。『マネー・ボール』『ビッグデータベースボール』に次ぐ、アメリカデータ野球の最新版にして最高傑作が本作『アストロボール』である。>
    <ただし、アストロズがこうした成果を出す過程で、球史に残る汚点を作ったことに触れないわけにはいかない。
    2020年1月13日、MLBのコミッショナーは調査結果を発表し、アストロズが2017年のシーズンを通して、および2018年のシーズンの途中まで、電子機器を使用して試合中に相手チームの捕手のサインを盗んでいたと断定した。(中略)
    チームワークや若手へのアドバイスといった貢献は数値化が難しいものであるが、こうしたこれまで数値化されてこなかった直感的な部分を軸とした独自のスカウティングこそ、本書から学ぶべきビッグデータ時代の人事である。アストロズの躍進は決してサイン盗みだけによるものではない。それはそれ、これはこれとして、チームの功罪は区別して考える必要があるだろう。>
  • 千賀、則本らが続々賛同。野球人が「グラウンドの外」でできること。

    ボストンにて野球が人々を生かし、また活かす様子を目の当たりにしたスポーツライターである著者は、日本に戻って「野球で人を救う」ためのNPO組織を立ち上げる。時代を創るスポーツ×チャリティの新たな挑戦。
  • なぜ本土空襲はエスカレートしたのか。米戦闘機からの初公開映像が語る真実

    太平洋戦争中、アメリカの戦闘機に装備され、機銃を撃つと自動的に作動する「ガンカメラ」の映像が相次いで発掘された。また米国立公文書館で、B-29が名古屋・大阪を焼き尽くした際の空襲映像も新たに見つかった。日本本土への空襲は、その規模の甚大さゆえに捉えきれてこなかったが、膨大な発掘映像の分析に加え、アメリカ軍の新資料、埋もれていた日本側の作戦・被害記録などを分析することによって、その“全貌”が明らかになっていく。2万ページに及ぶアメリカ軍の戦闘報告書・作戦記録を日本地図に落とし込むと、浮かび上がったのは予想をはるかに上回る被害の実態だった。本土空襲がなぜ無際限にエスカレートし、45万9564人もの多くの命が奪われることになったのか。空襲の恐るべき実態を可視化することで、「本土空襲」の知られざる全体像に迫る。
  • 聖人(マザーテレサ)にされた母は、ひとりの「人間」でいたかった――。

     聖人(マザーテレサ)にされた母は、「人間」でいたかった。
     圧倒的な善行を施す一人の女性。だが、その原点は一切謎に包まれていた。
     秘してきた情と業に迫り、偶像を求め、作り、弄ぶ時代を撃つ。

    ●「ただいま」「おかえり」を知らずに育った子
    ●小学生で覚せい剤を親からうたれた子
    ●モヤシを盗んで飢えをしのいだ子 etc.

    彼らを救ったマザーテレサと呼ばれる人がいる。
    本名よりも「ばっちゃん」の通称で知られる女性、中本忠子。
    彼女は広島市にあるアパートを拠点に約四〇年にわたり、非行少年をはじめ、
    生きづらさを抱える人たちに無償で手料理を提供し、生活の立て直しを支援し続けてきた。
    その圧倒的な善行はメディアに取り上げられ、意に反して急速に聖人化される。
    ところが、肝心の活動の動機は一切謎のままだった。
    本人、親族、そして「家」に集う人々へ取材を重ね、秘してきた情と業に初めて迫る。
    それは、偶像を求め、作り、持ち上げては貶める時代の闇を払うことでもあった!

    称賛か嘲笑か。二極化する時代、偶像化された者は、その虚像に囚われ続けなければならないのか!?
    渾身のルポルタージュ!

    【目次】
    序 章 「ばっちゃん」と「中本忠子」――二十五秒のスピーチを聞いて
    第一章 基町の家――卵焼きを囲んで
    第二章 孤独と空腹――立ち直りのために「立て直す」
    第三章 「木に登ったが下りられず」――ドーナツの穴を埋め続けて
    第四章 平和都市ヒロシマの足下――人々は見捨てられてきた
    第五章 母の背中――息子も里親になった
    第六章 ルーツ――お嬢様から母に
    第七章 遠いところで――祈りは皿に込められた
    終 章 家族――よその子であれ、わが子であれ
     あとがき
     主要参考文献
  • 女たちは、偏見と迷信を破り続けた。各界のガラスの天井を打ち破り、後に続く人々のために道をつくってきた多くの人達の軌跡から、この国の姿を浮き彫りにする。「女」を追いかけ続ける著者が描く、闘いの時代史!!

    女たちは、偏見と迷信を破り続けた。
    超えたもの、そして未だ超えられぬものとは!?
    「女」を追いかけ続ける著者が描く、闘いの時代史。

    無数の声なき女性たちの嘆き、悲しみ、憤怒の声が、彼女たちの歩を進めた。
    ・女性初の一部上場企業役員となった、高島屋取締役の石原一子。
    ・囲碁界で女性初の高段者となった棋士、杉内壽子。
    ・男女雇用機会均等法を推し進めた、労働省初代婦人局長の赤松良子。
    ・登山家でエベレスト登頂を成し遂げた、田部井淳子。
    ・『ベルサイユのばら』で歴史漫画を女性で初めて成功させた、池田理代子。
    ・NHKアナウンサーで女性初のアナウンス室長になり、定年まで勤め上げた山根基世。
    ・女性初の真打となった、落語家の三遊亭歌る多。

    日本にはガラスの、いや鉄か鉛で出来ていた天井があった。
    出ること、伸びること、知ることを封じられた女性たちがいた。
    その状況に我慢せず、各界の天井を打ち破り、道をつくってきた「第一号」がいる。
    そして、彼女たちを後押しした無数の声なき女性たちがいる。
    しかし、未だ天井は残る。
    大正から昭和、平成、令和へと移ろう中、私たちは何を克服し、何を克服しえていないのか? 
    女たちの歴史から、この国の姿を浮き彫りにするノンフィクション!

    目次

    まえがき

    第一章 砕き続けたのは、働く女性への偏見
    第二章 破ったのは、女性への迷信
    第三章 変えたのは、個人では破れない制度
    第四章 手にしたかったのは、経験そのもの
    第五章 描いたのは、読み捨てられない“文化“
    第六章 追い求めたのは、職業の本質
    第七章 望んだのは、優遇ではなく、同等の扱い

    あとがき
    主要参考文献
  • 「企業再生こそ日本の再生だ」会社を生き返らせる男が修羅場で見た物とは!

    「企業再生こそ日本の再生だ」
    鞄には、再建途上で亡くなった社長の遺書と、病で亡くした娘の作文。
    “命の鞄”を支えに、誰もが見放した会社を100以上復活させ、人生を、命を救い続ける男。
    彼が修羅場で見たものとは?

    30年以上にわたり、“絶望の中の希望”を伝え続けてきた弁護士の物語。
    会社と家族を生き返らせる男、村松謙一。
    倒産の危機に見舞われた会社を、法律を駆使した経営改革を行い、蘇らせる企業再建弁護士だ。
    30年以上の活動のなかで、ゼネコンや宅配会社、個人商店まで100以上の会社を蘇えらせてきた。
    その圧倒的多数が、助かる見込みはどこにもないとすべての人に見放され、息も絶え絶えに飛び込んできたケースである。
    ダメな会社はどんどん潰した方がいい、という見方は未だに根強く存在する。
    だが、「それは100%間違いだ。企業再生は日本の再生だ」と村松は言う。
    依頼者に生きる勇気を与え、会社の復興と共に多くの人々が幸せになる道筋をつくり続けた男が、修羅場で見たすべてをまとめた。

    ※本書は2012年3月に弊社より刊行された単行本『いのちの再建弁護士』を文庫化したものです。
  • 国民国家の「エラー」にされた人々。彼らから見た、移民大国・日本と世界!

    国民国家の「エラー」にされた人々。
    彼らから見た、移民大国・日本と世界の姿。
    日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐった傑作ルポ!!
    いま、世界のルールは動揺している。「境界に置かれていた人々が、ルールの書き換えを強く要求する時代になったのだ。
    我々は、彼らを知らなくてはならない――。

    日本で生まれ育ったにもかかわらず無国籍者となった女子大生。
    中国の軍閥高官の孫だったにもかかわらず夜都の住人を選んだ男。
    移民、難民、無国籍者に、暮らしていた国が滅びた遺民、そして国家から切り捨てられた棄民など。
    国民国家の「エラー」にされた人々の実態とは? 彼らの眼に移民大国・日本はどのように映っているのか? 
    日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐり、国と国の境界線に立つ人々、「境界の民」に迫った傑作ルポ!!

    <本書に登場する境界の民>
    ・日本で生まれ育った「無国籍者」。難民二世のベトナム人
    ・日本人も信用できない四面楚歌。懊悩するウイグル人
    ・夜都・上海に生きる軍閥の末裔。『文藝春秋』を愛読する中国人
    ・日系企業・メディアを見限った漢奸の日本人と中国人
    ・日本にも中国にも媚びない“ナショナル”を再構築する台湾人

    ※本書は2015年2月に小社より刊行された単行本を加筆修正の上、文庫化したものです。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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