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『日本文学、デジタルエステイト(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • あらすじ
    桃山時代の大阪。豊臣秀吉は大阪城を築城した。淀川に浮かぶ大阪城、その郭の一角に男子禁制の姫櫓があった。
    第一幕
    大阪城下、森之宮神社近くにある西蔵の居酒屋の内部。人夫たちが淀川から上がる奇怪な水死体の噂をしているなか、大阪に出てきたばかりの若武者立原日之介が親友の住吉時之介に宛てた手紙を書いている。人夫たちが時之介を孤児呼ばわりしたことに腹をたてた日之介が、彼らと一戦交えているところに偶然来た大野治長が助太刀して両者を引き分ける。
    第二幕
    関白殿下の入城にあたり、城下でその準備が行われている最中、またもや二人の土左衛門が打ち上げられた。淀君は城下にいた陰陽師を呼んで占いをさせると、太政大臣の丸川安之丞の三日後の死を予言する。時之介には日之介がその土左衛門の一人だと言う。さらに、淀君には日之介を殺させた犯人だと暴露する。日之介が血で真犯人の名を書いた書付は時之介に渡した。それを脅しのタネに、治長は太政大臣になって淀君と二人で天下を治める野心を実現したいのだ。
    第三幕
     第一景
    大阪城は開門の時刻を迎えてもまだ閉じたままである。そこに侍を従えた治長が登場して丸川安之丞の身柄を拘束する命令書を読み上げる。潔く縄につく丸山の高潔さに打たれる治長が今度は捕縛される番であった。
     第二景
    治長が牢屋に縛られている。勝利を味わうために淀君が見にくる。治長は淀君に最後に昔話を聞くことを所望する。秘密の話をした治長は牢屋を出て関白の次の位にまで上り詰めることに成功する。
    第四幕
    時之介に固執する淀君に対して、治長は最後の賭けに出る。姫櫓で関白の目を盗んで逢い引きをしてくれれば、手紙を返して淀君の不安のタネを取り除こうと約束する。淀君は手下に命じて忍び込んでくる男を殺せと命じる。一方、治長は淀君の失脚を望んで前川に命じて姫櫓にいるすべてのものの逮捕を命じる。
    第五幕
    姫櫓で淀君は逢引に来る者の殺害を命じていると、その治長が入り口ではなく窓から侵入してきた。治長が淀君に時之介が自分たちの子どもであることを告げると淀君は狂乱する。
  • 「百人一首 ラブ」は、第一章の「百人一首 ラブ」と第二章「祖母の諺聞き語り」に分かれています。
     第一章の「百人一首 ラブ」は「小倉百人一首」の和歌を本歌とした初の本歌取りの歌集です。「小倉百人一首」の時代より前、すでにあった本歌取りの修辞法で現代短歌を百首詠んだものです。また、本歌取りの歌とは「新古今和歌集」などによく使われていた和歌の修辞法の一つです。本歌取りは、古歌の特徴的な語句を使ったり、古典の一部、たとえば物語などを下敷きにしたり、また漢詩文の発想を踏まえる修辞法です。それを使うことで、古歌などの持っている世界の上にさらに新たな世界を展開させ、歌に重層的世界を生み出してゆくものです。「百人一首 ラブ」は、短歌の詠み方の一つと考えて頂ければ良いのです。和歌の修辞法は、古くは「万葉集」の時代からあり、現在見る形になってきました。この歴史の中で磨かれてきた修辞法を使わないのは、あまりにももったいなく、残念です。この修辞法を使うことで短歌の世界がさらに広がり、奥深さや面白さが増したらどんなにいいでしょう。この本を手にされた方がこの昔からの修辞法の魅力を知って、さらに意識が広がったり、本歌取りの短歌を詠んでみようと思われたり、また、拙歌から「小倉百人一首」の本歌の何番かを当ててみるのも楽しい一つの読み方かと思います。第二章は「祖母の諺聞き覚え」です。主に子供の頃から祖父や祖母、母を中心とした周りの人たちからよく聞いていた独特な諺、言葉などで、その多くは祖母からです。あわせてお読みください。きっと新鮮な驚きで昔の人の知恵に触れることになるでしょう。

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