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『歴史、日本文学、講談社、講談社文庫、801円~1000円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全102件

  • シリーズ24冊
    325891(税込)
    著:
    高田崇史
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて……。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?
  • シリーズ2冊
    880902(税込)
    著:
    百田尚樹
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    すべてのビジネスマンに捧ぐ。
    本屋大賞の話題作、早くも文庫化!

    ページをめくるごとに、溢れる涙。これはただの経済歴史小説ではない。

    一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。

    石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。
    「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。
  • シリーズ2冊
    9351,144(税込)
    著:
    宮部みゆき
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    事件の予兆と、恋の予感。これが宮部みゆきの世界---。死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。甦った人物が以前より若返っていると感じた「姉妹屋」のお初は、老奉行の御前さまから紹介された与力見習の右京之介と探索を始めた。だがその時、油樽から女の子の遺体が発見される。人は過去にも家族にも縛られる。霊験お初シリーズ第一弾。


    事件の予兆と、恋の予感。
    人は狡いし、汚い。だけど優しくて、美しい。
    これが宮部みゆきの世界。
    「霊験お初」シリーズ第一弾!

    死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。甦った人物が以前より若返っていると感じた「姉妹屋」のお初は、老奉行の御前さまから紹介された与力見習の右京之介と探索を始めた。だがその時、油樽から女の子の遺体が発見される。人は過去にも家族にも縛られる。霊験お初シリーズ第一弾。
  • 1,001(税込)
    著:
    砂原浩太朗
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、
    陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。

    道は違えど、思いはひとつ。
    政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。
    『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。

    神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、
    道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、
    大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そのさなか、
    黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。

    令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾!

    ~「神山藩シリーズ」とは~
    架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。
    それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された
    世界観で物語が紡がれる。
  • シリーズ8冊
    814924(税込)
    著:
    矢野隆
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    戦国最強の騎馬軍団を膨大な数の鉄砲で打ち負かしたとされる「長篠の戦い」。
    だがそこには、それぞれの武将の深い思惑が働いていた。

    長篠城の奥平信昌はどうして武田を裏切って徳川方についたのか。
    内藤・馬場・山県ら武田の勇将たちは無駄な特攻をなぜ敢行したのか。
    家康・酒井忠次主従は何を期して奇襲軍を出したのか。
    信長が仕掛けた罠とは何だったのか。

    勝頼は絶対的に不利な状況で、なぜわざわざ攻撃を仕掛けなければならなかったのか。
    そして、長篠の戦いの最大のヒーローとも言える奥平勢の足軽・鳥居強右衛門の活躍とは。

    最強合戦の真実に迫る書下ろし歴史小説!
  • 清の初代皇帝、英雄・ヌルハチの生涯。

    父と祖父を殺されたヌルハチは、復仇のために立ち上がった。
    挙兵後、敵対勢力を次々と制圧し、全女真人の頂点に上り詰める。
    それは強大な明との対決を意味していた。
    圧倒的な大群に対し、ヌルハチの策はーー
  • シリーズ2冊
    715913(税込)
    著:
    鈴木英治
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    驚くべき医術、敵なしの喧嘩技、明かせぬ過去。時代小説最高のヒーロー誕生!普請場、人足寄場と江戸の底辺を渡り歩く無宿人・仁平。町医者が遙かに及ばぬ医術とめっぽう強い喧嘩技を持つ仁平は、誰にも言えぬ過去を持つ。大店の預かり医師として始めた無料医療所も相次ぐ嫌がらせを受ける。同心・牧兵衛と共に、江戸の難事件に立ち向かう謎の医師・仁平。これぞ医師もの時代小説の決定版!
  • シリーズ2冊
    913(税込)
    著:
    伊集院静
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    ミチクサが多いほうが、人生は面白い!
    てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。
    夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、
    道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、
    心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、
    東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出会いを果たす。

    伊集院静がずっと共鳴し、いつか書きたかった夏目“漱石”金之助の青春。

    日経新聞の人気連載小説を書籍化し、「日曜日の初耳学」はじめ朝日新聞や「週刊現代」各紙誌で取り上げられ
    「ラジオ深夜便」「大竹まことゴールデンラジオ」でも話題になった注目作が文庫化。
  • シリーズ8冊
    9901,210(税込)
    著:
    横山光輝
    原作:
    山岡荘八
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    松平竹千代(のちの徳川家康)が生まれた年、武田信玄は22歳、織田信長は9歳だった。
    群雄割拠の戦国時代に、天下統一を目指す武将たち。弱小の松平家にとっての
    希望の星・竹千代の身の上は・・・。
    剛毅と智謀を駆使して天下を平定、徳川300年の礎を築いた、家康の生涯を描く世紀を超える一大巨編の開幕!
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 第165回直木賞候補作、第34回山本周五郎賞候補作。「本の雑誌」2021年上半期ベスト10で第1位!
    第9階野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回「本屋が選ぶ時代小説大賞」をそれぞれ受賞。
    美しく生きるとは、誇りを持ち続けるとは何かを問う、正統派時代小説。

    神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、
    さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、
    寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。

    「心が洗われる」というのは、こういう感覚を言うのだと実感した。ーー作家・江上剛(朝日新聞6月5日)

    この人がこれから作品をどんどん出していくのがドキドキするし嬉しい。すごい時代に立ち会っている気がする。
    次回作も必ず読みたい! ーー北上次郎(YouTube「北上ラジオ」)

    誰でも歳を取れば、違う生き方もあってのではとの悔悟を抱くもの。
    その迷いにどう向き合うか。考えさせられた。ーー記者・佐藤憲一(読売新聞1月19日)

    私は、作者がこれからの時代小説界をリードしていく存在になることを信じて疑わない。
    ーー縄田一男(産経新聞2/21)

    美しい物語だ。穏やかで、静かで、そして強い物語だ。ーー大矢博子(「小説すばる」3月号)

    生きることの喜び、悲しみ、諦め、希望をすべてのみ込んだ時代小説ーー内藤麻里子(毎日新聞2/7)

    主人公もさることながら脇の人物たちもよく書き込まれ魅力がある。ーー川本三郎(毎日新聞2/20)

    人はどう生き、どう老いていくべきかの指針となる。(紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん)
    全日本人に読んでほしい。(旭屋書店池袋店 礒部ゆきえさん【ダ・ヴィンチニュース3月6日】)
    心情が清らかに流れ続けながら、激動の大河浪漫があり、心奪われました。ずっと浸っていたいこの至福の感覚を、
    たくさんに人に味わってもらいたい。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん)
    様々な制限の中で生き、迷いながら歩み続け、心のわだかまりが少しずつ溶ける有り様に、自分の心にも穏やかな風が入り込んだ。
    時代小説のすばらしさを感じた。(正文館書店本店 鶴田真さん)
    厳しい現実を突き付けながらも生きることの温かさと優しさを感じさせてくれる。(くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信さん)
  • シリーズ2冊
    770935(税込)
    著:
    今村翔吾
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    新直木賞作家による、3巻完結・新シリーズ開幕!
    〈デスゲーム×明治時代〉

    カバーイラスト・石田スイ(「東京喰種」「超人X」)


    金か、命か、誇りか。
    刀を握る理由は、何だ。


    明治11年。深夜の京都、天龍寺。
    「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、
    腕に覚えがある292人が集められた。

    告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。
    点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。
    各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。

    「奪い合うのです! その手段は問いません!」

    剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、
    強敵たちが立ちはだかる――。

    【文庫オリジナル】


    《絶賛の声、声、声!!!》
    王道ネタで覇道を突き進む、圧倒的な牽引力。もう止まらない。
    お願いですから早く続きを読ませてください。
    京極夏彦(小説家)

    風太郎忍法帖+現代のデスゲーム。『天』で巻を措けるのは、ただ死人のみか。
    悪のゲームに身を投じ、一瞬の光芒に命を散らす兵法者たちは、切なくも美しい。
    貴志祐介(作家)

    時代劇とアクション、サスペンスの超絶ハイブリッド。
    デスゲームに挑む武人たちと共に、この快楽を味わい尽くせ。
    大友啓史(映画監督)

    魅力的なキャラクター、迫力あるバトルシーン、息もつかせぬ怒涛の展開!
    最高のエンタメ時代小説!
    望月麻衣(作家)
  • シリーズ4冊
    9021,254(税込)
    著:
    武内涼
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは?
    一時は城を追われ、流浪の身となりながらも、山陰、山陽11ヵ国の大大名となった尼子経久の生涯を描く大河歴史小説スタート。

    「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズが講談社文庫書下ろしで登場!
  • シリーズ9冊
    539902(税込)
    著:
    葉室麟
    著:
    冲方丁
    著:
    伊東潤
    著:
    天野純希
    著:
    矢野隆
    著:
    吉川永青
    他1名
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    当代きっての作家たち、ガチンコ競作シリーズ!慶長五年九月十五日、霧立ちこめる地に戦国時代の終焉を告げる運命を背負った男たちが集結した。天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」。徳川家康率いる「東軍」圧勝の理由、石田三成率いる「西軍」敗北の契機、そして両軍の運命を握る男。七人の作家が七人の武将の視点で描く競作長編「決戦!」シリーズ初陣。刊行当初から話題沸騰!業界初の立体的(3D)な競作長編!
  • 924(税込)
    著:
    赤神諒
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    戦国最強と言われた立花宗茂が当主になる前、筑前に感動の青春群像ストーリーがあった。大国に翻弄された若き武将らを描く歴史長編!

    関ヶ原の戦いに参戦せずとも、当時最強の武将と謳われた立花宗茂。だがその一世代前、宗茂活躍の礎ともなった若き武将や姫たちがいた。──時を遡ること40年、筑前国の要衝を占める立花家は、「西の大友」と呼ばれる名門であった。大友宗家から立花入りした15歳の三左衛門は、四つ年上の勇将・和泉、三つ上の軍師・弥十郎らと出会う。腕に覚えのあった三左衛門は和泉に打ち負かさられるも、すぐに弟子入り。寡兵で大軍を退けた弥十郎の知略にも驚かされる。また、当主の娘・皐月姫や和泉の妹・佳月らの恋心も絡み、三将の絆は深まっていく。8年が過ぎる。筑前では毛利の調略が進み、諸将が次々に大友を離反。立花家は孤立していく中で家中も毛利派と大友派に分裂する。そしてついに、三将の運命を変える大きな政変が……。
  • シリーズ2冊
    902946(税込)
    著:
    乃南アサ
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った
    オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地
    明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか

    開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション


    〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ


    文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか
    私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ
    この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない

    宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。
    兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。
    彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。
    明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • シリーズ2冊
    1,012(税込)
    著:
    山手樹一郎
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    宝塚歌劇 雪組公演 原作!

    宝塚大劇場 2022年3月19日(土)~4月18日(月)
    東京宝塚劇場 2022年5月7日(土)~6月12日(日)
    主演:彩風咲奈、朝月希和
    痛快娯楽時代劇として宝塚歌劇で舞台化!

    大枚千両を使い江戸で道楽してこい。小田原の豪農である父親から途方もない宿題を与えられ、若き夢介は旅立った。図体は大きいが底抜けのお人好し。懐中を狙った名うての美女道中師・お銀も、そのとぼけた温かさに、いつしかベタ惚れに。前非を悔い、よき女房になろうと、ともに江戸に入ったのはよかったが……。明朗木訥なヒーローの善意あふれる言動を描き、戦後日本の心を潤した大衆小説の代表的傑作!
  • 伝説的女武将・鶴姫は、巫女であり総司令官であった。村上水軍を率いて西国最強の水軍を迎え撃つ──数奇な運命を描く長編歴史小説!

    1541年6月、西の大国・大内氏の水軍が大三島(おおみしま)に大挙襲来する。迎え撃つ三島(さんとう)村上水軍の奇襲作戦は失敗し、総司令官である陣代の大祝(おおほうり)安房が戦死。実はそれは、安房の若き軍師・越智(おち)安成による大祝家への復讐の始まりだった。大祝鶴姫は平和な今治で巫女として神事に専念していたが、最愛の兄・安房戦死の報に接し、「大内を打倒し仇を討つまでは女を捨て、男として生きる」と宣言する。陣代となった鶴姫は安成と激しく衝突しながらもその献策を採用。鶴姫の天賦の軍才と安成の奇策によって勝利を収める。安成はなおも鶴姫謀殺と三島水軍の壊滅を企むが、鶴姫から危地に陥った己の命を逆に救われるのだった……。
  • 902(税込)
    著:
    武川佑
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    武田信玄の父・信虎の謎の弟、勝沼信友。「山の民」として育てられたその男は、自らに流れる血の運命にのみ込まれていく。一方、罪を犯して流浪の末武田家に仕官した足軽大将の原虎胤は、その武勇から「鬼美濃」と恐れられ、外様ながら家中で重きをなしていく。乱国甲斐の統一を目指す武田信虎を挟んで、二人の男がある「呪」を背負いながら戦場を駆け巡る。最強武田のルーツを描く、女流ヒストリーテラーのデビュー長編、待望の文庫化。〔解説〕平山優。
  • 争いごとは世の常、人の常。江戸の世でその争いの相談を受けるのが恵比寿屋のような公事宿だ。
    今日も、恵比寿屋に自分の兄が見知らぬ男に金を返せと訴えられていると、若い男が相談に来た。
    その訴えを聞いた、主の喜兵衛は怪しいにおいを感じとる。事件の真相は如何に? 
    江戸の街に生きる市井の人々を、愛情込めて描く長編時代小説。第110回直木賞受賞作。
  • 968(税込)
    著:
    朝井まかて
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    泣ける。笑える。心がほっこり温まる。
    身分としきたりに縛られた暮らしにも、喜怒哀楽、切なくも可笑しい人生の諸相があった。江戸の武家の心を綴る、傑作時代小説短編集。

    朝井節、ますますの名調子。
    1冊に長編8作分の人生が。

    「紛者(まがいもの)」助太刀を頼まれた、牢人者の信次郎。頼まれたら断れないのが武士だが。
    「青雲」立身する者とできぬ者。分かれ道を説く上司に悩まされ。
    「蓬莱」大身の旗本家へ婿入りしたはいいが、妻から3つの約束をさせられて。
    「一汁五菜」刀ではなく包丁で仕える江戸城の料理人が、裏稼ぎに精を出す。
    「妻の一分」大石内蔵助の妻、りくにとっての忠臣蔵を、そばで見守った者がいた。
    「落猿」藩の外交官である江戸留守居役が、公儀との駆け引きの最中に。
    「春天」剣術指南所の娘と二刀流の修行人。剣で心を通わせた二人の行く末は。
    「草々不一」漢字を読めない隠居侍が、亡き妻の手紙を読むため手習塾に通い始める。
  • 1,047(税込)
    著:
    皆川博子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    東海の強国駿河は、守護今川氏親(うじちか)の手で着々と覇道を進んでいた。東に北条、北に武田、大国が激しく牽制しあう戦国の世、氏親とその妻妾の息子たちも、奇しき愛憎の闘いに巻きこまれてゆく。野望のままに、広大な富士の裾野を馳ける武者の修験者たちの凄絶な生と死。今川一族が興亡を描き切った傑作長編。(講談社文庫)
  • シリーズ7冊
    1,0121,100(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    中国の歴史は奥深い。三皇五帝の時代から夏・殷へ、そして孔子や老子など諸子百家が輩出した群雄割拠の春秋戦国時代へ、数多の英雄が登場し、やがて消え去る。――覇権を争い、権謀術数の渦巻く滔々たる時の流れを、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国五千年の歴史シリーズ。<全7巻>
  • シリーズ6冊
    9021,100(税込)
    著:
    陳舜臣
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    夏に先だつ幾千年、中国中原に君臨した神々。時代は下り、やがて殷へ。暴君紂王を倒して次なる世界を開いたのは、周だった。その周も大動乱をへて、秦に統一される。――英雄は激動の時代に生まれる。大陸も狭しと濶歩したあまたの梟雄豪傑たち、そして美姫。その確執葛藤の織りなす人間模様を活写。<全6巻>
  • 前田利家の忠臣・村井長頼が命を懸けて貫いた武士の本分。
    加賀藩の祖・前田利家が流浪した若きころから大名になった後まで付き従った、股肱の臣・村井長頼。桶狭間、長篠、賤ヶ岳、……名だたる戦場を駆け抜け、利家の危難を幾度も救う。主君の肩越しに見た、信長、秀吉、家康ら天下人の姿。命懸けでで忠義を貫き通し、百万石の礎を築いた男を端正な文体で魅せる傑作。
    『高瀬庄左衛門御留書』で話題の著者、鮮烈デビュー作!
  • 菊池寛賞受賞の栄誉に輝く「保阪昭和史」の到達点! 肉声の持つ迫力! ――歴史の決定的瞬間に居合わせた者、戦後を寡黙に生き抜いた者……。真珠湾攻撃時の日本大使館員から、A級戦犯の最期の声を聞いた宗教家まで、文献にはない迫力ある証言の数々。取材した相手の数のべ4000人、菊池寛賞受賞に輝く昭和史研究の第一人者が、次代へと語り継ぐ貴重な肉声を一冊に!<『一語一会』改題作品>
  • シリーズ15冊
    692924(税込)
    著:
    佐藤雅美
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    南町奉行所で内勤30年。勤務中でも居眠りをする奇病を持つ藤木紋蔵。だが、奇病ゆえ、人生の真実が見える時がある。義父が下女に手を出し、妊娠させる騒動が起きた。義母は「男は穢らわしい」とご立腹だ。人間の欲深さを描く「浮気の後始末」ほか7編。“窓際族”同心が活躍する捕物帳!連作時代小説。
  • 戦国屈指の脇役武将が見た理想と野望――織田信長の能力と残忍性をいち早く見抜き、桶狭間で戦功を上げながらも、臣下として仕えることを拒み続けた蜂須賀小六。やがて、足軽組頭に過ぎぬ秀吉を主人と定め、調略・外交一切を引き受け、ことごとく成功させ、秀吉躍進の最大の功労者となる。嘘偽りなき、まっすぐな生き様を全うした、史上稀なる武将を描く、感動の歴史長編。
  • シリーズ8冊
    6491,012(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    火盗改(かとうあらため)・近藤重蔵、21歳。強者揃いの御先手鉄砲組でも際立つ偉丈夫。傍若無人の言動で毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする。ロシアの謎の大男、美女のかたき討ち、茶屋の狂歌殺人事件……。寛政の世を揺るがす怪事件を型破りの手法で重蔵が解く。後に北方探検家として名を馳せた奇才を主人公に描く、著者初の本格時代小説。
  • 985(税込)
    著:
    小杉健治
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    昭和20年3月10日、10万人の命を奪った東京大空襲の裏に驚くべき謀略があった! なぜ下町が狙われたのか? なぜ空襲警報は遅れたのか? ともに大事な者を失った咄家の信吉と大学生の伊吹。2人が平成の世に再び邂逅した時、史実の闇に隠された衝撃の真相が明かされる。著者渾身の歴史ミステリー問題作。(講談社文庫)
  • 1,089(税込)
    著:
    伴野朗
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    チンギスハーンの再来である英雄フビライは、果たして黄金の国・ジパングの夢にとりつかれたのか!? モンゴル平原に興った史上最強の騎馬帝国・元が、日本を襲い蹂躙せんとす。迎え撃つのは、精強な鎌倉武士団。我が国最大の国難=蒙古襲来を、巨視的スケールの中で描き切る。世界史のミステリーに挑む、傑作歴史冒険小説。
  • シリーズ10冊
    1,034(税込)
    著・原作:
    さいとう・たかを
    原作・その他:
    戸川猪佐武
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

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    敗戦、GHQによる日本占領が始まった……。幣原喜重郎内閣打倒後、総理と目されていた鳩山一郎は公職追放され、昭和21年5月、吉田茂が総理大臣に就任。以後、脈々と続く「吉田学校」の始まりだった。党人派と吉田派の仁義なき闘いの幕が切って落とされた。戸川猪佐武のベストセラー『小説吉田学校』を、劇画界の巨匠さいとう・たかをが描いた、傑作戦後日本史全10巻!
    講談社文庫版解説:手嶋龍一「現代日本によみがえる吉田茂」
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  • シリーズ2冊
    902946(税込)
    著:
    帚木蓬生
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    安房国の港町・片海で漁師をしていた見助は、京の寺々に遊学していたという僧侶と出会う。僧はやがて日蓮と名を改め、鎌倉の松葉谷に草庵を構えて辻説法を始める。見助も鎌倉まで従い、草庵で日蓮の身の回りの世話をするようになる。その後日蓮は、他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府がこのまま邪宗を放置し法華経を用いなければ、国内の災難が続き他国からの侵略を受けると主張した。そして見助は日蓮の予言に伴い、九州の対馬に一人で赴くことになる。日蓮の目となり耳となるために。鎌倉から京の都までは陸路、京から博多さらに壱岐・対馬までは海路だ。遥か遠国の地への、見助の苦難の旅が始まった。
  • 蜀はいま、先帝・劉備が逝き、豪雄の関羽・張飛もいない。しかし軍師・孔明は、魏の政変を好機と、武力を誇る宿敵を叩き討つべく、若き劉禅を奉じ立ち上がった。迎えるは、大軍率いる名将・仲達(ちゅうだつ)。二人の知能の限りを尽くした、壮烈な戦いの火ぶたが切られた。中原に夢を馳せた英雄たちの栄光と挫折を、雄大なスケールで描く。<上下巻>
  • シリーズ3冊
    880935(税込)
    著:
    柴田錬三郎
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    後漢・霊帝の皇基衰えて天下は乱れ、劉備玄徳は、関羽、張飛と義を結んで、黄巾賊討滅に起き上がった。都の洛陽で大将軍何進の後を襲うは、曹操か、袁紹か? 河南では大軍を擁する菫卓が、はるか洛陽の空を望んでいた。治乱興亡――国造りの戦国絵巻を雄大なスケールで描く、興趣横溢の長編小説。吉川英治文学賞受賞作品。<全3巻>
  • 坂本龍馬を愛し、支えた寺田屋お登勢、お龍(りょう)。桂小五郎と恋した勤皇芸者の幾松。富岡鉄斎の師であり多くの若者に敬愛された大田垣蓮月……。幕末・維新期は、志士だけでなく、女性の活躍が目覚しい時代でもあった。動乱の世をたくましく果敢に凛々(りり)しく生き、近代日本の礎を男とともに築き上げた、女の群像を描く。幕末をひたむきに生きた女たちの愛と志を活写!
  • 1,034(税込)
    著:
    吉川永青
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    大義、嫉妬、敵愾心。押しつぶされそうな時もある。
    この三成は、屈さない。

    あの嫌われ者は、何のために闘い続けたのか――。
    豊臣家への「義」か、はたまた自らの「野心」からなのか。
    覇王信長の死後、天下人を目指す秀吉のもと、綺羅星の如く登場し活躍する武将たちを差し置いて、最も栄達した男、石田三成。彼の「眼」は戦国を優に超えていた――。

    歴史の細部を丁寧に掬う作家、吉川永青が現代人に問う、政治家石田三成の志。渾身の書き下ろし長編小説。
  • 990(税込)
    著:
    皆川博子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    江戸芝居町・中村座。8代目・中村勘三郎には、二人の娘があった。妾の子・お菊。正妻の子・お珊。気性も、抱く夢も違う二人の、娘から女への成長と葛藤。市川団十郎、松本幸四郎、尾上菊五郎ら、きら星のごとき名優たちの息づかいの中に描かれる、凛々しくも、真珠のように輝く、恋物語。櫓が上がり、柝(ひょうしぎ)が鳴る。恋の舞台の幕が開く。
  • 奇想天外、荒唐無稽を地でゆく、恐ろしいまでの面白さで、一世を風靡(ふうび)した「風太郎忍法帖」の傑作短編集。 幕府のお庭番の変装所・大丸屋の娘が、秘命をおびたお庭番に恋する「忍者枝垂(しだれ)七十郎」。斬られても、その刹那すぐに溶けあって肉体がつながる忍法を会得している男が、仕官志望の男に勝負を譲って、相手の妻を譲り受ける「忍者枯葉塔九郎」など。現在入手不能の、天下にその名を轟かせた異色作8編。
  • 990(税込)
    著:
    久生十蘭
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    1666年、白馬に乗った王室の公用使が、新雪をついてアルマソン村の宏壮な城館(やかた)に到着した。これが、貴公子マッチョリ殿の数奇な運命の発端となろうとは!? フランス王ルイ14世の双生児(ふたご)の兄弟、本来なら、華麗な宮殿に住み、優雅な日々を約束されたはずなのに……。その誕生にまつわる秘密とは?  ボアゴべ、デュマなどであまりにも有名な鉄仮面伝説に、久生十蘭独自の史観と、一流の切口で迫る真実!
  • シリーズ9冊
    704968(税込)
    著:
    長谷川卓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    山の者の集団から追放されて<ひとり渡り>をする多十に、滅亡目前の武田唯一の嫡流・若千代の幼い命が託された。莫大な武田の御遺金(ごいきん)のありかを探るべく遣わされた真田、伊賀の忍者集団と、圧倒的な劣勢の中で血みどろの死闘を繰り広げる多十たち。知る人ぞ知る戦国忍者活劇のあの大傑作が、待望の文庫化!
  • シリーズ5冊
    6601,012(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    時は元禄。将軍綱吉が柳沢邸に御成り中、天下の大乱を招きかねない変事が勃発。吉保は秘密を知るもののみなごろしを暗殺集団猿蓑衆に命ずる。伊賀忍者の末裔の流英次郎は天才女医のおそでを護り、おくのほそ道を血に染め、逃亡の旅へ。強大な敵の喉元に迫るは不屈の一寸の虫たち。一方、江戸城奥深くでは、生きる屍のような「影」が「このまま飼い殺しにされてたまるか」と、その時を待っていた……。人の業を問う、傑作時代小説。
  • シリーズ2冊
    1,100(税込)
    著:
    山田智彦
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    周辺国家を圧倒的な軍事力で蹂躙する元の襲来を予感した日蓮は、実情探索のため、宋の武芸と言葉に秀でた対馬幻次郎を、大陸に送り出す。しかし、嵐で難破した幻次郎は記憶を失ない、漂着した高麗で暮らし始める。同じころ、執権・北条時頼も、配下の密偵・相良通永と忍びの十六郎を、蒙古に向かわせていた! 幻次郎らの大陸探査は成功するのか? <上下巻>
  • 1,100(税込)
    著:
    早乙女貢
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    お上のために、危険を承知の火消しこそ、男の中の男である……「あっしにとってのお上は前将軍(さきさま)だけ」と、徳川慶喜の水戸退去に大役を果たした、新門の辰五郎。男のつとめをやり遂げて、やくざ者ながら侠気の誇りに生きた、清水の次郎長、会津の小鉄など、新政府に媚びることなく、義理を立て通した男たちを描く傑作。激動の時代を侠気で生きた男たちを描く長編小説。
  • 「己が時を汚すことなく生きていきたい」……左大臣家に生まれながら、心ならずも政敵・藤原道長へ嫁いだ、美貌の女・明子(めいし)。優しく儚(はかな)げながら、凛乎(りんこ)たる心を持つ彼女こそ、権勢を恣(ほしいまま)にした道長が、愛を得ることに苦悩した唯一の女だった。正妻・倫子(りんし)とともに「二人妻」として記憶される、明子の生涯を綴る、絢爛たる歴史絵巻。道長を懊悩(おうのう)させた美貌の女!
  • シリーズ2冊
    1,045(税込)
    その他:
    高橋貞一
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

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    祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり……。その響は、平家物語の連想を必然して、日本人に久しい。元和9年刊行の片仮名交り附訓12行整版本を底本に、平家諸本研究の権威・高橋貞一教授による厳訂本。適切簡明な脚注・補注、全文にわたる振り仮名など、読みやすい古典平家物語。巻1より巻6までを収録する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 935(税込)
    著:
    早乙女貢
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    父母の仇、豊臣秀吉の側室となったお茶々。高貴の出である彼女には、その立場が我慢できない。子供が欲しい、男の子を生みさえすれば聚楽第の女主人になれると、神にすがるお茶々は、むかし自分を犯した下郎に思うままにされ、男子を身ごもる。淀君と呼ばれ栄華を欲しいままにするお茶々だが……。子を成すことこそ、女の戦さ! 父母の仇・秀吉に抱かれた日から、男よりも権力を愛した女の数奇な運命。傑作歴史ロマン。
  • 946(税込)
    著:
    吉川永青
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    騙して、化けて、また、騙す。戦国の「化け札」=ジョーカー、真田昌幸。武田家滅亡後、織田、北条、上杉という大大名に囲まれながら、策謀をめぐらし、裏切りを繰り返して、天下をうかがう。昌幸の前に立ちはだかるのは、名将徳川家康と大軍勢。あまりに巨大な敵に、どう立ち向かうのか。生き残ることはできるのか。『誉れの赤』で新風を吹き込み、『決戦!関ヶ原』で名を上げた作者が、戦国随一の策士を描く書き下ろし長編。
  • シリーズ2冊
    902(税込)
    著:
    上田秀人
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    仙台藩下級藩士の婿養子だった玉虫左太夫は、学問を究めるため江戸に出奔した。昌平坂学問所の林復斎に認められ、仙台藩江戸藩邸の儒学者・大槻磐渓に邂逅する。世は、黒船騒動から安政の大獄の時代。蘭学を学ぼうとした左太夫は、日米修好通商条約のために渡米する外国奉行・新見豊前守の従者となる機会をつかむ。安政七年、咸臨丸の勝海舟を追うように、左太夫の乗った船は品川沖を旅立った。左太夫にアメリカはどう映ったのか?
  • シリーズ2冊
    901(税込)
    著:
    近衛龍春
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    毘沙門天の旗の下、戦場において無類の強さを誇った軍神・上杉謙信。その謙信は、1人の若者の才に目をつけていた。直江山城守兼続――秀吉が惚れ込み、家康が恐れた男。謙信の薫陶を受け、生涯を上杉家に支えた兼続の波瀾に満ちた生涯。その知られざるエピソードを通して丁寧な筆致で描く。
  • 「賤ケ岳の七本槍」として羽柴秀吉と柴田勝家の決戦で頭角を現し、朝鮮出兵では太閤・秀吉の信任を得んがため鬼神のごとき働きをした加藤清正。だが、秀吉没後は石田三成と激しく対立。秀吉の遺児・秀頼を大切に思いながらも徳川家康に接近していくことになる。そして東軍と西軍が開戦するや東に与するが、関ヶ原ではわずか1日で雌雄が決する。その後露骨になる家康の専横。秀頼を守ることだけを考えていた忠義の将の思惑は……。
  • 1,012(税込)
    著:
    小松エメル
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    俺はね、夢を見たことがないんです。新選組一番隊組長・沖田総司。江戸の一道場の塾頭だった若者は、時代の急流の中で京に上り、幕末随一の剣士となっていく。仲間と語らい、笑い、涙し、人を斬る。なぜ俺は人斬りなのか。自らに問いながら、沖田は最強の男――鬼の正体を探す。著者渾身の、沖田一代記。
  • シリーズ2冊
    968990(税込)
    著:
    瀬戸内寂聴
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    平安時代末期、後の白河上皇がまだ東宮だったころ、その妃として藤原道子は入内した。年上の道子は気後れするが、大人びた東宮に寵愛される。だが、ずっと年下の新しい妃・賢子が入内すると東宮の寵愛は賢子に移り、東宮が白河帝として即位したころには、道子は里帰りが増えていた。他方、美少女・たまきは殿上人になる野望を抱く平忠盛に引き合わせていた。たまきこそが、後に貴族社会に影響力を持った女人「祇園女御」なのだが。
  • 1,012(税込)
    著:
    矢野隆
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    秀俊は13歳にして豊臣家を出て、備後国の小早川隆景の養子となる。隆景は秀吉の信頼厚く、毛利家内でも重きをなす人物だ。対面して秀俊は隆景の眼鏡に適い、秀俊も隆景に好感を持つ。翌々年、時代が大きく動く。交戦していた朝鮮との和平交渉が決裂し、再出兵が決まる。秀俊は日本軍の総大将に任じられるが、渡海の準備のさなかに義父・隆景の訃報がもたらされる。初めて感じた親子の情との決別。秀俊は秀秋と改名して出陣する。
  • シリーズ3冊
    715946(税込)
    著:
    原田伊織
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    維新150年、偽りの歴史を斬る。共感と論争の問題作、ついに文庫化!幕末動乱期ほど、いい加減な美談が歴史としてまかり通る時代はない。京都御所を砲撃し朝敵となった長州を筆頭に、暗殺者集団として日本を闇に陥れた薩長土肥。明治維新とは、日本を近代に導いた無条件の正義なのか? 明治維新そのものに疑義を申し立て、この国の「近代」の歩みを徹底的に検証する刮目の書。
  • 松下村塾に入り吉田松陰の元で学び、久坂玄瑞や高杉晋作と出会った風倉平九郎。松陰が処刑され、師の教えを受け継いだ玄瑞らと共に、幕末の動乱に巻きこまれていく。尊皇攘夷思想に傾いた玄瑞は、イギリス公使館の焼き討ちや下関外国船砲撃を敢行する。しかし、急進的な尊王攘夷行動は思いも寄らない時代の流れに阻まれることに。日本の新しい未来を創るため幕末を駆け抜けた青春群像第2弾。
  • 松下村塾に入り吉田松陰の元で学び、久坂玄瑞や高杉晋作などのちに長州藩を引っ張る傑物らと出会った風倉平九郎。師である松陰が命の懸けて国を憂う気持ちに、平九郎はみずからの進むべき道を探っていく。幕末の時代情勢は風雲急を告げ、松陰の身に危機がおとずれる・・・。「軍配者シリーズ」の著者がえがく、青春群像劇。
  • すべての人間が信長を恐れ、同様に信長を討つ機会をうかがっていた。いままで想像し得なかった「本能寺の変」を克明に描く問題作。天下統一を間近に織田信長は、平定後の未来図を描いていた。それは絶対的な専制君主となることで、そのためには、功臣たちを誅するのではと恐れられていた。疑心暗鬼になる明智光秀、豊臣秀吉ら武将たちや信長に虐殺され復讐の念を抱く伊賀者の残党。誰もが信長を亡き者にせんとする動機があった。
  • シリーズ4冊
    858979(税込)
    著:
    稲葉博一
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    捨て子だった段蔵は、命の恩人である伊賀の天才忍者・上野ノ左から忍びの教えを授かる。恩師との離別後、幻術も会得した彼は、「鳶(飛び)加藤」の評判と腕を買われ、利害が交錯する風魔小太郎、上杉謙信、武田信玄らの元を渡り歩く。戦国時代に生きた忍者の、活躍と苦悩を描いた衝撃のデビュー作!
  • 藩を二分する暗闘に巻き込まれ、斬殺された妻の志保が最後に残した言葉「え……ど」に導かれ、弓削玄之助は江戸をめざした。瓦版屋に身を寄せて事件の原稿を書きながら、妻の死の真相を探る玄之助のもとに、国元から次々と謎の刺客が送り込まれる。秘剣「鍔落(つばおと)し」が冴え渡り、命がけの戦いの果て、玄之助が掴んだ真実とは。
  • 列強の蚕食に苦しむ清国では、甲午の役(日清戦争)の敗戦で不満が爆発。保皇派の康有為は公車上書を著し、立憲君主制を提唱する。義和団事変で8ヵ国連合軍が紫禁城に乱入し、権勢を誇った西太后も光緒帝(こうしょてい)と西安に逃れた。王朝打倒を目指す孫文ら若き革命家たちは集結を始める。中国近代史の精華〈全二巻〉。

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