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『日本文学、梶山季之、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~11件目/全11件

  • 660(税込)
    著:
    梶山季之
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    浮気封じにと、飼育しているつもりの夫の精液を、文字通り吸い取る「しごき妻」。嘘で固めた経歴でエリート銀行員の妻の座におさまり、夫や夫の周辺に大小さまざまの虚偽を撤き散らす「虚言妻」。燃えさかる焔を見るごとに、妖しく下肢を濡らす美貌の「異常妻」。内助の功をカンちがいした妻、金がすべてとケチ生活を夫に迫る妻……などなど、現代の悪妻を描き尽くす、ブラック・ユーモアの連作12編。こんな悪妻がいるなんて! 12人の悪妻をコミカルに描いた傑作。
  • シリーズ2冊
    660(税込)
    著:
    梶山季之
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    祗園の名妓とイギリス人との間に生まれた魔子は、成長するにつれ、凄艶な美貌と悪魔のような心をそなえ、男たちの注目をあつめる。古い習慣に反逆した彼女は、祗園のボスを手玉にとり、大金をせしめて東京へ。花の銀座でホステスをしながら、魔子が考え出したアイデア商法とは? 悪女の魅力を描き出す、傑作長篇小説。
  • 770(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    江戸市中では辻斬りが横行。浅草界隈では女が後ろから、麻布界隈では男は前から。離れた場所で同日同夜に起こる辻斬りに定廻り同心の佐久間兵衛は頭を抱えていた。そんな矢先、同僚が刺殺された。なんと局部を切り取られ、痴情のもつれによる女の仕業かと思われたが…。
  • 770(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    一匹狼が恃むのは己の才覚のみ。『夜の配当』姉妹編

    銀座に、堂々とトラブル・コンサルタント(示談屋)の事務所を構え、いろんな揉め事処理にアイデアを貸している伊夫伎亮吉。がっぽり稼いで、快楽的な人生をおくる一匹狼だ。某大手繊維会社の専務が腹上死した一件をヒタ隠しにして、その会社の内紛を未然に防いだのも彼の卓抜したアイデアだった。資金繰りに悩む一流宝石店から時価2億円のダイヤの秘密換金を依頼されたり、流行作家のご夫人連に、重税からのがれるための抜け道を伝授する。法律の盲点を衝く彼の仕事はおもしろいように大繁盛。ちょっぴり背徳的で飄々とした魅力のある伊夫伎亮吉大活躍!『夜の配当』の姉妹編。
  • 594(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    徹底した取材はコチラの方面でも。余慶にあずかろう

    著者は“スペインの蠅(スパニッシュ・フライ)”と呼ばれるものが何なのか、大いに興味を持った。媚薬らしいのだが正体がわからない。そして、とうとうスペインに出かけ、カンタリスという甲虫の一種であると突きとめた。この粉末は飲んでよし、塗ってよしの催淫剤で、あのマルキ・ド・サドも用いたという。これがまた量を間違えると死に至るという猛毒だけに、実によく効くらしい。ところがスペインにも実物はない。それから7年、著者は執念の探索の末、ついに東南アジアで実物を手に入れる。そしてその効果は――? 生前、性豪作家として知られた著者が、その旺盛な好奇心と取材欲によって集めた、セックスにまつわる古今東西の逸話をサービス満点に語る。
  • 638(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    『黒の試走車』から5年。熾烈な企業競争を描き切る

    自動車レースの中で、ラリーほど苛酷な競技はない。スピードを競うだけでなく、人間の限界を越える耐久力と高度な運転テクニックがなければ勝ち抜けない。しかも勝負は、自動車会社の売上げにそのまま影響するのだ。それだけに舞台裏では、さまざまな策謀がめぐらされる。その日、タイガー自動車第四実験課長であり、〈ラリー男〉の渾名を持つ古葉鋭二が感じていた不安は、最悪の形で現実となった。モンテ・カルロ・ラリーに参加した自社チームが、コース途中の山道で行方不明になったのだ。しかも二人の出場選手の凍死体が、コースから遠く離れた雪原で発見された。だが彼等の乗っていた車は、遂に見つからなかった。事故か、それとも……。国際市場を舞台に展開する激烈な企業競争の暗部に迫る傑作情報小説。
  • シリーズ2冊
    594(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    王朝ならぬ現代のプレイボーイ一代記。笑えます

    24歳になる美知子は職業柄、男性が下着を脱ぐとすぐ草叢に視線がいく。それもそのはず、彼女は、ソープランド〈桐壺〉のベテラン風俗嬢で“美知子の真空斬り”というと、客の間でも評判だった。預金500万円、千人斬りを目前にして、いま個室に変な客が来ている。何をやっても反応がなく、怒張もせず悠然としているのだ。手のほどこしようがない。美知子はカーッとなった。この不感症男め! 眼許涼しく鼻筋が通り、色白の源田光彦と名物風俗嬢・美知子の初めてのお手合わせ。美男の光彦に言い寄る猛女、今様ひかる源氏・桐島総業の秘書室長の快進撃、痛快おもしろ長編!
  • シリーズ2冊
    726770(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    小豆相場を題材に、著者の筆名を不動にした代表作

    小豆は天候に左右されやすい穀物の代表だ。天候不順の年の小豆値は、信じられないほどのバカ高値をよぶ。一攫千金を夢みる人たちは、ダイヤモンドに魅せられるかのように、〈赤い魔物〉の小豆にすい寄せられる。ソロバンづくで生きてきた木塚慶太は、“アメ横”を根城にして活躍するブローカーだ。金儲けができるところには嗅覚を働かせ、ひょっこり現われるのでトランパー(不定期船)のあだ名がある。その慶太が商売に大失敗、大借金をかかえた。28歳の素頓狂な慶太の人生もこれで終り。遺書を書いて、住みなれたアパートを後にしたのだが……。著者会心の痛快長編小説の最高傑作。
  • 682(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あえて夫婦の愛にまつわる奮戦記をご紹介いたします

    渡辺喜一郎は35歳。平凡なサラリーマンであり、平均的ニッポン人である。子供こそいないが、妻の淳子との夫婦仲もまずまず円満であった。ところが結婚7年目にして異変が起きた。喜一郎がインポになったのである。最近は喜一郎から手を出すことはまったくない。淳子が奮闘しても途中でグニャリ、である。28歳、女ざかりの淳子としては大いに不満なのだ。なんとかしなければ…そうだ、フォアグラをとるガチョウのように、精力のつく食べ物を強制的に詰めこんでやったらどうだろう。かくしてスタートした夫と妻の性なる戦いはやがてとんでもない方向へと発展してゆくのだが――。
  • 発表は開通の前年。国家事業の暗部を遠慮なく抉る

    小さな事件の背後に、とてつもない大がかりな犯罪が隠されていることがある。――ひんぱんに料亭に出入りし、芸者と昵懇(ねんごろ)になった〈新幹線公団〉の一課長補佐が逮捕された。官公吏にありがちな、実直そうな顔だちの小柄な五十男で、わずか3万円の収賄罪の疑いだった。厳しい追及に耐えかね、この男がうめきながらもらしたことが、実は、用地買収にからむ大汚職事件発覚の糸口となった……。政界の実力者がからんだ“現代の黒い疑惑”を鋭くついた会心の長編推理。
  • 671(税込)
    著者:
    梶山季之
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    専業作家第1作。「産業スパイ」を流行語にした1冊

    消費者をファンタジーの世界へ誘いこむ新型車(ニューモデル)は、現代の〈走る恋人〉だ。――社運を賭けて開発したタイガー自動車の新型優秀車が、特急〈さくら〉と衝突、炎上! 「性能に疑問、走る凶器か?」とうるさく騒ぐ業界紙。しかも、この事故を調査中だった企画一課長が謎の転落死。ライバル会社の黒い影、仕組まれた罠か……。恐るべき現代の企業戦争の恥部をえぐりだした梶山季之の最高傑作!

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