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『海外文学、アン・アシュリー、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~25件目/全25件

  • 私を鳥籠に閉じ込めた張本人に、ふたたび心を奪われるなんて。

    かつて憧れだった10歳年上のドラムが、伯爵となって帰ってくる。レベッカはその知らせに動揺した。今や彼は誰より憎らしい相手。7年前、出征を明日に控えたドラムが別れを告げに来たとき、無断で彼の愛馬を駆ったレベッカはひどく叱られ、お仕置きされた。そして彼の提案によって、牢獄のような寄宿学校へやられたのだった。いよいよ再会の瞬間、昔とは違う熱いまなざしを向けられて戸惑うが、あの時の仕打ちを忘れられず、レベッカはよそよそしくふるまった。ところが後日、親代わりの祖父が旅で不在にすることになり、ドラムの後見のもと、伯爵邸での同居を余儀なくされる!レベッカは震えた。大嫌いな彼にまた惹かれてしまうのが怖くて……。

    ■子供の頃、兄と慕うドラムにお尻を叩かれたことを根に持っているレベッカ。大好きの裏返しで、ドラムなんて大嫌いと意地を張りますが、彼に魅了されるのも時間の問題で――。元気いっぱいで天真爛漫なヒロイン像に定評のあるアン・アシュリーの名作です!
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 目の見えないあなたに、純潔を捧げた。かつてあなたの許嫁でしたと言えぬまま。

    エリザベスは夜会で魅力的なサー・リチャードに再会し、言葉を失った。親に決められて、少女の頃から密かに憧れる彼の許嫁となったが、16歳のとき、彼に愛されていないことを知って結婚を断ったのだ。今、麗しい淑女に変身したエリザベスに、彼は目を奪われている。けれど、彼女の心は喜びよりも、不安でいっぱいだった。じつは1年前、軍人の看護をしていたとき、偶然彼と出会っていた。傷ついて一時的に視力を失ったリチャードに素性を隠したまま尽くし、救いを求める彼の腕を拒めず枕を交わしたのだった――ああ、どうか今あなたの目の前にいる私が、あの愚かな看護師“メアリー”だと、気づかないでください……。

    ■引っ込み思案で冴えない少女だったエリザベスは、かつてリチャードが自分よりも美しい姉のほうに惹かれているのを知って傷つき、身を引いたのでした。それでも彼への愛は消えず、誰に知られることなく想いを遂げたはずが……まさか再会する運命だったとは!
    *本書は、既に配信されている『貴婦人の秘密』の改題作品となります。ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 私はまるで籠に閉じ込められた小鳥。夫への愛を伝えることさえ許されず……。

    9年ぶりにロンドンの自宅に戻ったジェニファーは決心していた。夫であるロクサム侯爵と正式に離婚し、自分の道を歩むと。あの日、彼のもとを去ったのは、あらぬ不貞を疑われたから。面会を求めても、手紙を書いても、夫は頑なに彼女をはねつけた。以後、遠い地へ逃げてから侯爵の子を身ごもっていることに気づき、人の助けを借りて男児を産むと、貧しいが幸せな日々を得た。一方、ロクサム侯爵は不信と感慨、そして嫉妬に駆られていた。彼が酒にひたって放蕩の日々を過ごしているうちに、幼かった妻は、美しく自信あふれるレディに変身して帰ってきた!秘密めいたその瞳に、いったいどんな過去を隠しているんだ?

    ■かわいらしいながらも芯の強いヒロイン像が共感を呼ぶ、A・アシュリーの珠玉作! 無実の罪を疑われたことで関係がこじれ、もつれ、元に戻らなくなってしまった侯爵夫妻の再会物語。ロンドン社交界の好奇の目にさらされ、二人の運命はどこへ向かうのでしょうか?
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 名付け親の伯爵の死に疑念を抱いた令嬢ジョージアナは、真相を探るため、大胆にも少年に扮してロンドンに向かっていた。その途中、偶然ジョージアナは放蕩者として名高い子爵――ベネディクト・フィンチャムの危ないところを救う。■窮地を救われた子爵は、すみれ色の美しい瞳の少年に心動かされ、自分の馬車に乗せてやることにした。そして少年の正体が卑しからぬ身分の若い女性だと見抜くや、子爵は好奇心を抑えきれず、ある提案を口にしていた。自分の従者としてロンドンの邸宅で働く気はないかと。■ジョージアナは首尾よくロンドンでの足がかりを手に入れましたが、魅力的な子爵が何かと送ってくる熱い視線に胸騒ぎを覚えて……。リージェンシーの名手アン・アシュリーの作品をご堪能ください。
  • 人形を抱えた16歳の新妻には、夫も知らない、壮絶な過去が……。

    子爵のドミニクは亡き父が作った借金を清算するため、裕福な商人の娘レイチェルを、ほぼ面識のないまま花嫁に迎えた。結婚後は、不器量で幼い妻を田舎に置いて、彼は上京したが、妻はそのあいだに忽然と姿を消してしまった。6年たった今も、レイチェルの消息はいっこうにわからないが、跡継ぎが欲しいドミニクは、妻の生死を確認し、夫婦のよりを戻すなり、別の女性と結婚するなりしたいと思っていた。そんな折、ドミニクは叔母の紹介で謎めいたレディと知り合い、見目麗しく、知的な会話のできる彼女の魅力にとらわれていく。まさか夢にも思わなかった――そのレディこそが、失踪中の妻だとは!

    ■リージェンシーの旗手A・アシュリーの珠玉作をリバイバル! 行方知れずの妻の件に決着をつけるまでは、再婚することもできないドミニク。けれども、魅惑のレディに恋してしまった彼は、たまらず彼女に求愛することにしますが、けんもほろろに拒絶されて……。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 770(税込)
    著者名:
    アン・アシュリー
    翻訳者名:
    沢田純
    レーベル: ハーレクイン

    キャサリンはフランスに情報を流す裏切り者を暴く計画に、おとりとして協力することになった。今まで数々の不幸に見舞われてきたのだもの、どんな恐ろしいことにも危険にも驚きはしない。しかし、行動をともにする男性が到着すると、キャサリンは目を見張った。ダニエル・ロス少佐!親友をもてあそび、死に追いやった張本人だ。ずっと恨んできた人の、妻の役を演じることになるなんて。だが彼の視線は、思いがけず優しくまっすぐだった。■1815年、ナポレオンが幽閉先から逃亡し、混迷を極める時代。それまでずっとバースの田舎でひっそりと暮らしてきたヒロインが大活躍を見せます。アシュリーのすぐれた筆致をお楽しみください。
  • 660(税込)
    著者名:
    アン・アシュリー
    翻訳者名:
    辻早苗
    レーベル: ハーレクイン

    ヴェリティは恋愛に興味を示さない、風変わりな貴族令嬢だ。そんな彼女を心配した伯母は、強引に彼女を連れ出し、社交シーズンで華やかなロンドンへやってきた。とある場所で初恋の人ブリンと再会したヴェリティは、5年前のほろ苦い失恋を思い出し、胸の痛みを感じた。私が恋愛を避けるようになったのは、やはり彼のせいなの?ブリンは相変わらず彼女を子供扱いし、からかってばかりだ。そんな折、偶然ある事件に巻き込まれたヴェリティは、覆面の男に助けられる。彼とは以前会ったような気がする……。
  • たとえ不義理な大富豪だとしても、彼への想いは、あの日のまま……。

    ミーガンはかつてこの道を足繁く通ったことを思い出していた。大好きな初恋の相手、クリスチャンを想って心を躍らせた道のりだ。“きみが18歳になったら婚約しよう”7年前、彼はそう約束したのに、別の女性と結婚してしまった。ほどなくその妻を不慮の事故で失ってからは異国に渡っていたが、今、ミーガンの姪の後見人として再び姿を現し、こう告げた。「姪御さんを引き取るにあたり、そのお目付け役として、きみにもしばらくぼくの屋敷に滞在してほしい」一度裏切られたこの胸はまだ痛むけれど、同時に高鳴ってもいる……。ミーガンは彼の屋敷へ向かいながら、これは姪のためと自らを戒めた。

    ■時は18世紀末、陰のある大富豪と無垢なレディの破れた初恋が再び幕を開けます。愛しのクリスチャンとの結婚を心待ちにしていた17歳のミーガンは、あろうことか新聞で彼の不義理を知ったのでした。もう傷つきたくないと思う半面、恋心はいまだに消えておらず……。
    *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 彼にとって私は“第2の選択”。妻にしたかった女性の代用品……。

    世をすねた老貴婦人のお相手役として仕えて10年、ルースは荒野にひっそりと立つ古屋敷に暮らしている。ある日、ふだんは客などめったに訪れないその館に、季節外れの吹雪に見舞われた旅人が安全な宿を求めてやってきた。名門一族出身のその紳士、ヒューゴーの醸す優雅で男性的な魅力に、ルースはたちまち心を奪われ、生まれて初めて恋に落ちた。だが、そんな彼女の気持ちを知ってか知らずか、ヒューゴーの過去を知る老貴婦人から残酷な事実を知らされる――かつて彼は婚約者だった最愛の女性を亡くして以来、その人を想い続けて独身を貫くことを心に誓っているのだ、と。

    ■両親を早くに亡くした孤独なルース。やっと出会った好きな人から愛を返してはもらえないと悟った彼女は必死に想いを押し殺します。切ないロマンスに加えてあっと驚く衝撃の展開が待ち受ける、アン・アシュリー・ファン必読の秀作です!
  • 後見人は私のことなど忘れているのね。もういいわ、一人でなんとか生きていくから。

    孤児のセーラは、6年間身を寄せていた付添人の家をあとにした。学校は卒業したし、親友は結婚してしまった。後見人のレイヴンハーストは雀の涙ほどの仕送りをくれるだけで、一度たりとも会いに来てくれたことはない。ならば街へ出て仕事を見つけ、自立しよう。セーラはそう決めたのだ。ささやかな希望だけを道連れに、未亡人と偽り馬車に乗りこんだ彼女はしかしあいにくの大雪に阻まれ、宿屋に足止めされてしまう。するとそこへ、雪だらけの外套をまとった長身の紳士がやってきた。なんて優美な足取り。きっと身分の高い人に違いないわ。だが、にこりともしないその男性の名を聞いて、セーラは呆然とした。レイヴンハースト? まさか……あなたが私の後見人なの?

    ■華やかなリージェンシーを描いて大人気、アン・アシュリーの作品をお贈りします。セーラが突然、家を出たと知って、慌てて連れ戻しに来た後見人。彼がセーラの顔を知らないのをいいことに、偽名を使い、別人のふりをしますが……?
    *本書は、初版ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 孤児のセーラは六年間身を寄せていた付き添い人の家をあとにした。学校は卒業したし、親友は結婚してしまった。雀の涙ほどの後見人からの仕送りをあてに何もない生活を続けてもしかたがないと思ったのだ。そう、家庭教師だったオールコット夫人との再会さえはたせれば、仕事の口ぐらい紹介してもらえるはず。ささやかな希望だけを道連れに、未亡人と偽って乗り込んだ馬車の旅は大雪に阻まれることになってしまった。そのうえ同じ宿屋に避難してきた男性が名乗った名はレイヴンハースト――私をほったらかしてきた後見人の名だ。彼がなぜ今、ここに?六年間一度も顔を見せなかったのに家出されたとなったら連れ戻しに来たというの……?
  • 両親亡き後、ブライオニーは名づけ親に引き取られ幸せに暮らしていた。ところがある日、名づけ親が病気で突然この世を去り、ブライオニーは耳を疑うような遺言を聞かされることになる。名づけ親の甥ルークと結婚した場合にかぎって、屋敷や財産の相続が認められるというのだ。ルークといえば、子供のころ悪戯や意地悪をされた記憶しかないが、いまや彼は子爵家の跡継ぎとなり、放蕩三昧の日々らしい。「あなたとの結婚は、お金のために身を売るようなものだわ!」そう叫ぶ彼女に、ルークは意味深長な笑みを浮かべて言った。「勘違いするな。君に対して夫の権利を行使するつもりはいっさいない」
  • 伯爵の末娘のジェインは厳しくしつけられ、自分の意見や感情も素直に表すことを許されない。そんな鬱々とした思いを抱えた生活も、キャリントン医師が現れて一変した。いとこの幼なじみだという彼は、このうえなく無作法で、ジェインのことを世間知らずのお嬢さまと決めてかかる。しかしその毒舌とは裏腹に、彼女の捻挫を診療する優しい手つきは、ジェインに不思議な胸騒ぎを引き起こした。間違いない。謎と魅惑に包まれた彼は、決してかかわってはいけないたぐいの人間だ。■“ドクターとの恋物語”――腕が立つうえに魅力的なお医者さまは、まさに女性の憧れ。そんなドクターに恋をしてしまったら?
  • 660(税込)
    著者名:
    アン・アシュリー
    翻訳者名:
    古沢絵里
    レーベル: ハーレクイン

    かつて憧れだった幼なじみのドラムが、伯爵となって帰ってくる。レベッカはその知らせに動揺した。今や彼は誰より憎らしい相手。7年前、出征を明日に控えたドラムが別れを告げに来たとき、彼女は無断で彼の愛馬を駆ったことでひどく咎められ、ドラムの提案により牢獄のような寄宿学校へやられたのだった。いよいよ再会の瞬間、昔とは違う熱い眼差しを向けられ戸惑うが、あの時の仕打ちを忘れられず、レベッカはよそよそしく振る舞う。ところが後日、親代わりの祖父が旅で不在にすることになり、彼女はドラムの後見のもと伯爵邸での同居を余儀なくされ……。
  • 770(税込)
    著者名:
    アン・アシュリー
    翻訳者名:
    高田ゆう
    レーベル: ハーレクイン

    世界旅行の最中に、父親ほど年の離れた夫が急死。グウェンは失意の中、滞在先のイタリアから帰国した。近くに住む親友ジェーンを訪ねたが、思いがけず彼女の死を知らされ、さらにショックを受ける。ここ数年、屋敷にほど近い森では若い女性が殺される事件が発生していたのだ。手がかりはなく、捜査は遅々として進まない。グウェンは、親友の死の真相を調べてみることにした。親友の雇い主だったというジョスリン・ノースブリッジは女嫌いで尊大な、とても好きになれないタイプの男性だった。けれど彼が捜査に協力すると言い出し……。★人気沸騰中アン・アシュリーの、人間の持つ温かさと哀しみを描いたサスペンス・タッチの作品をお届けします。まるで一編の詩のような、情趣あふれる作風をご堪能ください。★
  • エミリーは十六歳のとき、セバスチャン・ホークリッジ卿と婚約した。幼いころから憧れていたハンサムなセバスチャンとの婚約――エミリーは幸せの絶頂にいるはずだった。ところが、ある日彼が従妹のキャロラインと話しているのをもれ聞き、その内容を知ったエミリーは愕然とした。彼が本当に愛しているのは、私ではなくキャロラインなのね……。それから五年がたち、エミリーの周囲で起きた盗難事件をきっかけに、再会したセバスチャンはすっかり道楽者の雰囲気を漂わせていた。今さら、こんな遊び人になど興味はないわ。だが、冷淡にあしらおうとしたエミリーに、彼は意外な提案をした。
  • エリザベスは友人宅で偶然、幼なじみに再会して言葉を失った。魅力的な微笑をたたえたサー・リチャード・ナイトリーは、少女のころからひそかに想いを寄せる相手なのだ。親に決められてリチャードの許婚となったエリザベスは、16歳のとき、彼に愛されていないことを知って結婚を断った。今、優美な淑女に変身した彼女にリチャードは目を奪われている。だが何も知らない彼に、あの秘密を悟られるわけにはいかない。戦争中、負傷して一時的に視力を失った彼を看病し、彼を想うあまり夜をともにした“メアリー”は私だということを。
  • 父の死後、ヨーロッパから帰郷したベスは五年ぶりに隣人フィリップと再会した。彼は、実らなかった初恋の相手。だが彼と従姉の婚約にショックを受けベスが逃げるように異国へ旅立った直後、従姉は不慮の死を遂げていた。五年の間に痩せて美しいレディに変身したベスをフィリップは晩餐会に招待する。忘れたいのにふたたび燃えたつ恋心がせつなくてベスはついフィリップによそよそしく接してしまい……。■従姉以上に魅力的になって彼の心を射止めたい―五年間女に磨きをかけてきたヒロインが、彼の言葉に一喜一憂。リージェンシーの名手アン・アシュリーの作品を、どうぞお楽しみください。
  • ミーガンはこの道を足繁く通ったことを思い出していた。かつて、初恋の相手クリスチャンを思って心を躍らせた道のりだ。「きみが十八歳になったら婚約しよう」七年前、そう約束した彼は、突然ロンドンで絶世の美女と結婚した。そのあと妻を事故で失い、インドに渡っていたが、ミーガンの姪の後見人として、再び彼女の前に姿を現した。彼は姪を屋敷に引き取るにあたり、ミーガンもお目付け役としてしばらく一緒に滞在するよう請うてきたのだ。クリスチャンの屋敷に向かう馬車に揺られながら、ミーガンは未だ癒えぬ傷心を隠しとおす決意を新たにした。■“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語。
  • 温泉保養地バースを訪れたアビーはあるパーティーで、祖父の名付け子のバートと再会した。数年前、アビーは彼にプロポーズされたが、断った過去がある。バートが祖父を喜ばせるためだけに求婚したとわかっていたからだ。お祖父さまはバートがここに滞在しているのを知って、私に温泉を勧めたにちがいない。まだ諦めてなかったんだわ!その手には乗らないとばかり、アビーはつとめて冷ややかにバートに接した。ところが、彼に同行していた妹がアビーになつき、どうしても一緒にピクニックに行きたいと言いだして……。★英国貴族たちの地方での過ごしかたはたいへん優雅なものでした。紳士は野外へ狩猟や魚釣りに出かけ、淑女はおおいに寝坊して遅い朝食をとり、庭園をぶらぶら散歩して過ごします。彼らにとって、馬車で遠出するピクニックは、ロマンチックな出会いを提供する貴重な場でもありました。★
  • グレイソープ子爵が楽しげに笑うことなど、かつてなかった。だから、アニス・ミルバンクはきわめて希有な存在だった。率直で世話好きな性格から、訪問先の屋敷の厄介ごとに首を突っ込み、ずっと昔からの友達のように、子犬を抱き居間でくつろいでいる。目下、彼女の関心事は子爵を“殺さないように”狙撃した人物は誰か、だ。美しく聡明なアニスに感化され、グレイソープ子爵の皮肉屋の仮面は外れかけていた。彼女こそ、この陰鬱な屋敷の亡霊を追い払ってくれる救いの女神かもしれない……。★人間の心の機微を丁寧に描いて人気のリージェンシーの名手、アン・アシュリー。本作はミステリー仕立てですが、快活で聡明なヒロインと愛らしい女性陣との心温まるエピソードが物語に花を添えています。★
  • 短気で気まぐれ、放蕩者と評判の子爵が帰ってきた。隣の領地に暮らすとはいえ、貧しい医師の娘にすぎないイザベルには関係のないことだ。だが、当のブラックウッド子爵にとっては違うらしい。ある容疑をかけられた彼が9年ぶりに帰還できたのは、イザベルが発見した手記によって無実を証明できたからだと感謝し、ことあるごとに彼女の前に現れ、手を貸そうとするのだ。彼の厚意にとまどいながらも、子爵が時折見せるやわらかな笑みにイザベルの胸は高鳴った。でも勘違いしてはだめ。彼はただ恩返ししたいだけなのだから。■イザベルは、困っている人を放っておけない心優しい女性。彼女にとって子爵を助けるのは当然のことでしたが、その気高さに彼は惹かれ……。ユーモアに溢れるふたりの会話が魅力の作品です。
  • 高潔な聖職者だった父親の死後、エマ・リンに遺された財産はほとんどなかった。自活することを余儀なくされた彼女はかつて自分の子守をしてくれたマーサ・ラッジのもとへ身を寄せ、得意な料理の腕を生かしてラッジ夫妻の経営する小さな宿屋で働き、生計を立てていた。そんな折、ベネディクト・グラントリーという貴族が宿を訪れ、たちまち村人たちの耳目を集める。でも……あんなに都会的で洗練された人がいったい何をしにこんな田舎までやってきたの?エマの興味は尽きなかった。★お待ちかね、アン・アシュリーの新作をお届けします。彼女の持ち味であるミステリアスな作風が極上のワインのように効いて、格調高い物語に仕上がっています。この春、一押しのリージェンシーをどうぞ。★
  • 9年ぶりにロンドンの自宅に戻ったジェニファーは決心していた。夫であるロクサム侯爵と正式に離婚し、自分の道を歩むのだと。あの日、彼のもとを去ったのは、不貞の罪を決めつけられたから。誤解を解こうにも、夫は固く心を閉ざしてしまった。以後、人の助けも借りて、貧しいけれど幸せな日々を得たのだ。一方、ロクサム侯爵は不信と感慨、そして嫉妬に駆られていた。彼が酒にひたって放蕩の日々を過ごしているうちに、幼かった妻は、美しく自信あふれるレディに変身してしまった!秘密めいたその瞳に、どんな過去を隠しているのだ?
  • 亡き父の借金で屋敷を失いかけている子爵のドミニクは、窮地を逃れるため、ほぼ面識のない裕福な令嬢を花嫁に迎えた。しかし結婚後まもなく、不器量で幼い妻レイチェルは、唐突にドミニクのまえから姿を消してしまう。探偵を雇って行方を捜させもしたが、6年たったいまも、レイチェルの消息はいっこうにわからない。そんな折ドミニクは、叔母の紹介で謎めいたレディと知り合い、やがて見目麗しく知的な彼女の魅力にとらわれていく。まさか夢にも思っていなかった――彼女こそが失踪中の妻だとは。

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