『官能小説、辰巳出版、皆月亨介、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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55歳の新座は昂奮していた。それというのも、30年来の友人で2歳年上の古尾から、35歳の妻・実香を抱いてほしいと懇願されたのだ。古尾はスキーで転んでから勃たなくなってしまい、実香の熟れ頃の体を満足させてあげることができないらしい。実香もまた、新座に抱かれることを望んでいるという。古屋宅で美しい年下妻と二人きりで気持ちが盛り上がってきたところに、古屋から突然電話がかかってくる。受話器をおいたまま、セックスのときの声を聞かせてほしいというのだ。夫の電話を気にするでもなく、実香は新座のズボンを下ろし始めると……。
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60歳を前に小学校の教諭を退職した保積は、町会長を務めることになる。町内会に加入していない家に加入をすすめるため、越中家を訪れたところ、満チルという名の色気に満ちた20代後半の若妻が応対に出た。夫がいないと返事ができないと言われ、後日再度訪ねるものの、やはり返事は保留……。越中家にあがり、とりとめのない話をしていたところ、突然電話が鳴り、満チルは慌ててころんでしまう。保積はその瞬間、スカートの中の秘部に巻かれた“ふんどし”を目撃してしまう。なぜ、そんなものを!? 彼女は、秘められた理由を語りだすのだが……。
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45歳の蔵内久弥は、金の工面に困っていた。父の死後、小さな染め物工場を引き継いだものの経営難に陥っていたのだ。苦しい状況下で久弥が思いついたのは、父が生前集めていた骨董品の売却。しかし、そのほとんどはお金にならず万策尽きてしまう。そんなとき、上野の広小路にある古美術商から、ぜひ買いたいものがあるとの連絡がある。紺野奈津実と名乗る30代前半の美しい店主が探しているのは、吉原の名太夫がもっていたという謎の石だった。秘められた効果を試すため、奈津実は自らの女陰にその石を納めるのだが……。
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53歳になった生島が、園子の死の報せを聞いたのは幼なじみからの電話だった。園子は、高校時代の恩師のひとり娘で、学年は生島のひとつ上。生島の初恋の人だった。生島は彼女の墓を訪ねることにする。墓石に語りかけていると、園子と瓜二つの女性が近づいてくる。彼女は園子の娘阿佐美だった。園子は28年前に未婚で出産し、阿佐美の父親については知らされていないという。はなしを聞いていくうちに、生島は父親と思われる人物に思い当たる。はたしてその人物とは? 園子の遺した日記をひも解くと、さらに衝撃的な事実が書かれているのだった!!
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45歳の横目文夫は、作家を目指しながらマンションの管理人をしている。原稿を書いていたある日のこと、文夫は偶然、101号室に住む主婦の桐島季梨恵が、若い男に連れ去られるところを目にしてしまう。その後も、昼間に初老の男性が出入りして、スッキリとした表情で出て来るなど、彼女の行動には不可解なところがあった。また別の日、文夫は初老の男性が季梨恵の部屋へ押し入り、彼女を犯そうとする現場を目撃する。咄嗟に、管理人室にある合い鍵を開け救出に向かうのだが……。そこで文夫は見たものとは!? 度肝を抜く驚愕の展開は、本編を読まずしては分からない!
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