ライトノベル、マンガなど電子書籍を読むならBOOK☆WALKER

平成の天皇生前退位実行には人知れず動いた五人の人間がいた。
　青柳龍博・内閣官房広報課勤務、キャリア試験トップ合格しながら、
ぐうたら公務員で、財務省から内閣官房に飛ばされた。
　白石由紀子・元大手広告代理店Ｄ社勤務、上司を投げ飛ばして退社、
広告代理店を運営する。が、実は関西のヤクザ集団桜会の佐倉剛三の娘
だった.。
　緑川美里・某大手外資弁護士事務所のやりて弁護士。だが美里は女性
暴力被害者ネットワークの助力する裏家業をしていた。（必殺弁護人）
　高瀬隼人・警視庁のキャリア警察官、捜査一課刑事だったが、単独捜
査、逮捕で広報課に左遷
　赤羽幸雄・映像制作会社の若き経営者。メディア戦略の専門家だが、
六人の中で一番個性が強い。やり手のハッカーでデープフェイクも作れ
る。また敵の人質になっても熟睡できる鋼のメンタルの持ち主。
　彼らの会議はemperor secret plan　ＥＳＰと称す。
　彼らが探索を進める内、天皇生前退位を認めない現内閣の恥部が徐々
に明らかになる。内閣情報官、警視庁刑事部長、大手広告代理店D社、
キー局のテレビのプロデューサーＢ氏、半グレ、明石組というなかなか
濃いメンツが揃う。彼らをつなぐのは未成年売春。これらは現内閣の抱
える爆弾である。内閣情報官の上司は官房長官である。
　そして二〇一六年七月一三日にＮＨＫで天皇生前退位が流された。
　だが、ＥＳＰに思いもかけないミッションが降りかかる。すなわち、
政権与党民自党襲撃及び立てこもり、政治テロである。