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『ミステリー・推理・サスペンス、カクヨム(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~11件目/全11件

  • 748(税込)
    著者:
    黄鱗きいろ
    イラスト:
    yoco
    レーベル: 富士見L文庫
    出版社: KADOKAWA

    欠けた魂を接ぎ、黄泉へと送る。黄泉平良坂骨組堂で垣間見る今際の際の物語

     少年、雛が目を覚ますと、川岸に倒れていた。自分は誰か? どうしてここに? 記憶をたどるもはっきりと思い出せない。当て所なく彷徨ううちに、奇妙な二人の男に出会う。人形の体を持つ無感動な形代と、彼に付き添う慇懃無礼な継喪。彼らによると、ここは生と死の間“黄泉平良坂”。そして彼らは彷徨う魂の行き先を導く“骨組堂”の住人だという。
     雛は欠けた記憶を探すため、彼らの仕事を手伝うことに。しかし魂の未練を接ぐ骨組堂での生活は、やがて形代と継喪が抱える咎へと連なっていくことになり――。
  • 新聞社内に裏切者がいる。ネタを他社にリークしている犯人を探し出せ。

    「他社にネタを流している裏切り者を探せ」。
    全国紙の毎朝経済新聞で見出しとレイアウトを担当する整理記者、藤崎桃果に下ったまさかの密命。桃果は取材記者1年目に起こした誤報記事が原因で、整理部に「左遷」されていた。すっかりやる気を無くしてしまい、転職活動に夢中になっていた桃果だったが、編集局ナンバーツーの権座に呼び出され、裏切り者探しを始めることに。裏切り者を特定できた暁には、取材記者として返り咲けることを約束された。
    もともと競合する2社が合併してできたこの新聞社では、派閥争いが続いていた。怨嗟、嫉妬、陰謀が渦巻く社内で、桃果がたどり着いた衝撃の真実とは?
    どんでん返しの連続の新聞記者小説。
  • 超イケメンの押切結都!しかし人間嫌いな上に厄介な問題を抱えていて・・・

    理系何でも屋さんのような研究室を運営する押切結都。イケメンで経営の腕も確かなのだが、極度の人間嫌いという欠点を持つ。おかげで助手の石岡航は胃痛に悩まされる。しかも科捜研が難解な事件の調査依頼を持ち込んで大わらわ。それでも、毎日楽しい研究室だった。しかし、ある日、結都の過去に関わる関屋琉城が現われ、大きな陰謀に巻き込まれることになる!!
  • 1,100(税込)
    著者:
    渋川宙
    レーベル: 渋川宙
    出版社: 渋川宙

    犯罪科学者コンビが事件解決!見張りの刑事は大変です

    警察から要警戒対象とされる岩国藤十郎(27)と物部まりあ(19)二人は犯罪者と目されているが、警察に協力することを条件に、大学の中で監視されている。しかし、甘い物を取り合って日々ケンカし、何だか騒がしい!?監視する刑事の五条龍一は日々大変!そんな時、藤十郎が追い掛ける人物から、エッシャーの絵が送られてきて――今、壮大な犯罪師弟対決が始まる!!
  • 不可能を可能に組み上げる

    不可能を可能に組み上げる。 主人公の吉野翔太は、ある事をきっかけに様々な事件を解決して行く事になる。 これは、そんな翔太が出会う実現が不可能と思われる犯罪を、可能に組み上げるミステリー。
  • ジャンケンには必勝法があるんだよ

    世にも奇妙な世界に迷い込んでしまったマナと友人のカナ。勝ち続けなければ生き残れない。勝者は一人? じゃあカナはどうなるの? 作品テーマは「どんでん返し」です。 ※カクヨム投稿作品
  • 本格的ショートショート。一度で良いから、読んで欲しい!

    「しっかり落ちのある、ちゃんとしたショートショートを読みたい」あなたへ。星新一憧れの、プロライターが頭から血が吹く程度は本気で書いた、本物のショートショートです。
    ※カクヨムで無料展開中。経済関連のライターなのに、コロナ禍で経済的に恵まれていないので、ご購入して頂いたお金は大事に創作に打ち込むために使わせて頂きます。
    ※comsickでTwitterしてます。購入された方で連絡取りたい方は、ぜひ!
  • 299(税込)
    著者:
    山本清流
    レーベル: 山本清流
    出版社: 山本清流

    【女子中学生×サイコパス】※覚悟なしで読んではいけない

    【冒頭】
      関係各所の皆さまへ。
     X県にて中学校教員をしております笹沢高志と申します。
     このたびのX県立H中学校の女子生徒の自殺事件に関しまして、ネット上ではむやみやたらと憶測が飛びかい、その勢いはマスメディアにも及んでいるところであります。
     わたくしの勤める中学校にも、通勤ルートにも、散歩に出かける公園にも、はては自宅にまで、週刊誌やテレビ局の記者が駆けつけるような騒ぎとなりました。
     たいへん息苦しい生活を送っております。
     わたくしだけならまだしも、わたくしの妻や子供にまで、その苦痛は伝播しているところです。
     教育者であるわたくしといたしましても、今回の悲惨な自殺事件につきまして無言を決めこむことはできません。
     わたくし個人としての見解を、学校を通さずに、ここに公開することにいたしますので、その方はご理解いただきたいと願うばかりです。
     さて、早速、本題に入ることにいたします。
     皆さまも周知の通り、七月二日の午後三時ごろ、X県立H中学校のある女子生徒が濁流の河川にその身を投げました。
     それから三時間後、午後六時ごろに、その河川の下流から彼女の身体が遺体となって発見されました。
      水死でした。
     その後の警察の調査により、女子生徒の自宅から彼女の筆跡による遺書が見つかり、その遺書の中で、わたくしの実名が記載されておりました。
     そのことがわたくしの許可もなく、先走って報道されることになった次第です。
     その遺書の内容というのが、六月末、公開授業でH中を訪れていたわたくし、『笹沢』とのネームプレートを下げた教師に対して、『助けて』と記載のある紙切れを手渡したというものであります。
     遺書の中では、詳しく事情を聞いてほしかった、しかし、その教師は無視して、そのことを学校側に告げ口し、学校側からは叱責されることになった、と続けておりました。
     その内容だけを見ると、まるでわたくしが女子生徒のSOSを踏みにじったかのように思われるかもしれません。
     そのことについて訂正させていただきます。
  • 299(税込)
    著者:
    山本清流
    レーベル: 山本清流
    出版社: 山本清流

    【驚天動地のどんでん返し】三百の死体がある館で、いったい、なにが……。

    【冒頭】
     ヘリコプターが車体の一メートル上方にべったりとくっついて付けまわしているかのように感じられるほど、激しい雨だ。バタバタと耳に痛い騒音を出し、車体をあらゆる方向から圧しつぶそうとしているようである。この頑丈なはずの鉄塊をここまで頼りなく思ったことはない。車体は、強風によって右往左往し、危うく木々に激突しそうになるのをこらえながら、なんとか前へ前へと進んでいる。どこかで釘でも踏んだのか、右前のタイヤに異常があるらしく、車体はそれ自身でガタガタと盛大に揺れていた。
    「まだか?」
     剛田は、激しい揺れに耐えるようにシートベルトを強くつかみ、助手席から運転席に声を飛ばした。
    「え、なんですって?」
     運転席に座る神林は、大声で応じて、聞き取りづらかったように左耳を傾けてくる。もともと耳の遠い男だったが、彼のせいというよりは、車体に弾ける雨の轟音で車内がパチンコ店よりも騒々しくなっているせいだろう。自分の言い方を失礼だと恥じたのか、「すみません。もう一度、お願いします」と言いなおした。
    「まだか、って言ったんだ」
    「ま……ってあの、なんですって?」
     ゆとり教育の弊害か、神林には、学習能力が乏しいところがある。彼は、言い滑った生意気な言葉を訂正するように「あの、雨音が」と付言した。
    「まだかかりそうなのか、ってんだよ」
    「あ、あの、ちょっと聞きとれないです」
     申し訳なさそうに目尻を垂らした細面で、こちらに顎を突きだし、ぺこりと頭を下げる。雨粒の数々が車体を襲う音のせいで、助手席と運転席の距離でも満足に会話が成立しない。おそらく、それを重々承知で、すべての非はこの自分にありますとでも言いたげなその顔で剛田の苛立ちを丸く収めようとしているのだろうが、この危険な運転の最中にフロントガラスから目を離すバカがあるか。
    「もう、いい。運転に専念しろ」
     剛田は、毛深くて太い人差し指をフロントガラスに向けた。神林は、またもや、ぺこりと頭を下げ、ハンドルにしがみつくようにして前方に目を凝らした。
  • 0(税込)
    著者:
    かみゅ
    レーベル: かみゅ
    出版社: かみゅ

    あなたは、この話に隠された、たった一つの嘘を見抜くことができますか?

    みなさん、こんにちは。突然ですが、みなさんは上手な嘘のつき方を知っていますか?なんでも、真実と嘘を混ぜて話すのがコツなんだそうです。そこで、この作品では一話に一つだけ嘘を入れてみようと思います。みなさんは、その嘘を見つけ出してください。正解を見つけて一人でニヤニヤするもよし。オレオレ詐欺に引っかからない練習にするもよし。エイプリルフールのネタにするもよし。好きな方法で楽しんでください。
  • 0(税込)
    著者:
    杉浦 遊季
    レーベル: 杉浦 遊季
    出版社: 杉浦 遊季

    この世には、伝えてはいけない想いがある

    中学生の稲垣杏は、卒業式後に片想いの相手である小桜新菜に告白しようとする。だが新菜は式後すぐに帰宅してしまったため、杏の告白は失敗に終わった。落ち込み帰宅する杏は自宅近所で人を助けるものの、しかしその人物は自分のことを未来人だと名乗り、助けたお礼にタイムリープさせると申し出る。杏は疑いながらも相手にした結果本当にタイムリープに成功してしまい、卒業式前日に戻ってしまう。杏はタイムリープしたことで新菜に告白することができた。だがその後、事態は思わぬ結果に転落してしまう……。たった一つの告白がすべてを歪めてしまう、ループ系青春百合SF。

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