『ミステリー・推理・サスペンス、山田正紀、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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明日をもしれない瀕死患者が密室で自殺した──
この特異な事件を皮切りに、空を翔ぶ死体、人間発火現象、不可視の部屋……
黒い妖鳥の伝説を宿す郊外の病院〈聖バード病院〉に次々と不吉な現象が舞い降りる。
謎が嵐のごとく押し寄せる、山田奇想ミステリの極北! -
自分が銃で狙われているという恐怖は凄まじく、パニックに襲われそうになるのを、かろうじて耐えている。冷静な判断力をうしなえば、死ぬしかない。貴志はまだ二十七歳になったばかりだというのに、もう何人もの人間を殺している、プロの殺し屋なのだ。 殺し屋の孤独な焦燥を描き尽くすサスペンス・アクションの力作!
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栗谷村の村おこしマラソン大会の最中、忽然とランナー13人が消えた! 戦国時代の山城・十三曲坂を使った10キロのコースは、途中で抜け出ることのできない、いわば大密室……。後日、消えたランナーの一人が、木に突き刺さった無惨な姿で発見された。奇妙なことに、この一連の出来事が、150年前の古文書に書かれていた!? 奇才が挑んだ空前のトリック!
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7軒がひしめくラーメン横町で、料理評論家の田岡が殺害された。その日、全店を取材する予定だった彼は、奇妙なダイイング・メッセージを残していた……。死の間際、ある店ではトッピングのみを口にし、ある店では一口も食べなかったりと、不可解な行動をとっていたというが……。(「麺とスープと殺人と」)新聞配達員にして名探偵。美少女探偵の華麗なる推理4編。
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謎の男から強引な手段で拘置所に呼び出された女子高生作家・新珠静香は、その囚人から奇妙な依頼をされる。「ぼくはバラバラ死体にされてしまいました。腕や足、頭がどこに行ったのか、それを探してほしいのです」。次々に起こる猟奇事件…これは現実なのか? 幻想なのか? リアルとフィクションが複雑に交差する著者渾身のサイコスリラー。「サイコトパス」の意味に到達したとき、これまで見えていたすべての世界が崩壊する。
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人の心が孤島なら、あなたの心にどうやってたどり着けばいいのだろう――。日本と中国が共に領有権を主張する孤島・鳥迷島。上陸を決行した七人の右翼青年たちを凄惨な連続殺人事件が襲う。六人が死に、生き残ったのはたった一人。しかし、死んだはずのメンバーの死体が、東京でまた発見される。では、島で死んだのは誰だったのか? あの時、絶海の孤島では、一体何が起こっていたのだろうか? 幻想的に綴られる傑作本格推理。
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東京からカラフトに向かう〈紅緑丸〉船上で発見された変死体(「人喰い船」)、山中を走るバスから消えた五人の乗客の謎(「人喰いバス」)、谷底から消えた墜落死体(「人喰い谷」)、密室から消えた凶器の謎(「人喰い倉」)――昭和初期を舞台に、放浪する若者二人――呪師霊太郎と椹秀助が遭遇した六つの不可思議な殺人事件を描く、鬼才による本格推理の傑作! (解説・大森望)
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女優志望の緋口結衣子は、終戦直後の零戦を巡る恋愛映画の主演に選ばれる。しかし何者かによって脚本はおろか連絡先のメモまで奪われ、映画自体の企画が無かったことにされてしまう。不可解な状況の中、彼女の前に現れたのは呪師霊太郎と名乗る貧相な若者だった(「零戦の時代」より)。戦後の北海道を放浪する謎の探偵・呪師霊太郎――時を経て、なお姿を現す不思議な探偵が遭遇した4つの不可思議な事件とその解決を描く。本来発売されることの無かった幻の書籍まさかの発売。『人喰いの時代』の衝撃再び。
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饒舌に過去語りをするが、本当かどうか判然としない勝海舟。旅順特務機関の作戦における不在証明を偽装した満鉄の測量技師。戦時中、呉で「張込み」と「舞姫」が混ざったような案件にかかわった防諜専門員。明智光秀謀反の夜の、最後の食事。そして、武田残党の若者たちが請け負った、ご神木の大輸送計画――。史実がどうであろうとも。幻視の作家・山田正紀が歴史をモチーフに自在に物語る、浪漫溢れる奇想史劇作品集、開幕!
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昭和22年、みずから作り出した花にとり憑かれ、密室で変死した鬼才、塘松(とうしょう)流先代家元・芦田挿花。その生まれ変わりを信じる次期家元・藍草が刺され、第2、第3の殺人が……。40年の時をつなぎ塘松流を襲った惨劇の謎は、挿花が日記に遺した輪廻転生の花=「しきの花」にあるのか? 奇想天外なトリックに挑む本格ミステリ。花が人を殺す!?
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「犬男がやったんだ」劭疝犬神通り魔殺人事件で起訴された男は、法廷でそう呟いた。弁護人も無罪を主張。そして、その公判中に同じ手口の第2の殺人が……。太股の犬の噛み痕、長靴の足跡は、この街に澱む「犬神伝説」に関係があるのか? 『神曲法廷』で「地獄」をさ迷いホームレスとなった名探偵・佐伯が、再び神の声をきき、事件の謎に挑む!!
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29人の死傷者を出した、神宮ドーム火災事件。その公判直前に東京地裁の密室で、担当弁護士と判事が殺害された。やがてドームに被告の死体が……。これは司法への挑戦か!? 「正義は果されねばならない」という神の声を聴いた検事・佐伯は、事件を追う。謎は失踪した異端の建築家が造るドームにあった!? ダンテの「神曲」が底に流れる、壮麗な新本格推理巨編。「真の探偵は神である」――神に選ばれた検事が追う、神宮ドームに隠された連続殺人の謎とは?
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白昼のテニス・クラブのロッカー室で、女性の焼死事件が発生。死者として、18年前に忽然と姿を消した女子大生が浮上する。当時の彼女に、いったい何が起こったのか、、無惨な火だるま事件とのつながりは? 哀調ただよう雪の瓢湖(ひょうこ)に舞うブラックスワンをキーに展開する、悲愴な青春時代の驚くべき謎を詩情豊かに追う、著者初の本格推理長編。ミステリーと詩情が融合した傑作。
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昭和二十年東京。八王子の神社の神主を務める明比家に伝わる秘能。それは、衆人環視の状況下で如何にして母親が子殺しの人買いに復讐したかを観客が推理する、世界最古の探偵小説というべきものだった。内容に呼応するように、上演中、演者が何者かに殺される。身近な悲劇と終戦目前の歴史的悲劇に人はどう立ち向かうのか。若き日の""検閲図書館""黙忌一郎が導く驚愕の真相!
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2・26事件前夜。密室状態の部屋で芸者が刺し殺された。 検閲図書館 黙忌一郎の依頼で事件を調査する特高警察の警部補が遭遇する奇怪な出来事とは……。『ミステリ・オペラ』につづく、シリーズ第二作
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平成元年、東京。編集者の萩原祐介はビルの屋上から投身、しばらく空中を浮遊してから墜落死した。昭和13年、満州。奉納オペラ『魔笛』を撮影すべく“宿命城”へ向かう善知鳥良一ら一団は、行く先々で“探偵小説”もどきの奇怪な殺人事件に遭遇する。そして50年を隔てた時空を祐介の妻・桐子は亡き夫を求めて行き来する……執筆3年、本格推理のあらゆるガジェットを投入した壮大な構想の全体ミステリ。
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「犯罪というゲームにそなわっているスリル、ゾクゾクとするような快感に、ぼくたちはすっかり魅せられてしまったのだ」──職業や本名も明かすことを禁じられている奇妙なバーの客たちのあいだで、ある相談がまとまった。襲撃不能・絶対安全の現金輸送装甲車を作り上げたと喧伝する警備保障会社にひと泡ふかせてやろうと、現金輸送車襲撃を計画したのだ。人生最大のゲーム“犯罪”に足をふみいれてしまった大人たちの“犯罪遊戯”を描く連作長篇。
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謎の画家といわれるオイレングラス、コンピューター管理の貨物列車で運ばれるこの画家の作品を奪うために、綿密な計画と果敢な行動力で“作戦”を成功させる男たちのドラマ「贋作ゲーム」をはじめ、爆発物処理のスペシャリストが撤去不可能といわれる機雷の除去に取り組む「スエズに死す」、ハイジャック犯をいかにして逃がすかに映画屋が立ち上がった「エアーポート・81」など、いずれも実行不可能な作戦を遂行するために命がけで挑む男たちの姿を描く“泥棒小説”の傑作短篇集。
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屋根裏部屋の武者人形が持つ剣に血が噴き出した時、家族が死ぬ。彼女はそう信じ込んでいる。揺れ動く思春期の少女が入り込んだ心の迷路と夢魔の世界。不気味な結末の表題作をはじめ、いつまでも回り続ける大きな回転扉の向こう側の世界を描く「回転扉」や、死ぬまで街中を競歩し続ける男が主人公の「ねじおじ」など、風刺が冴える奇妙な味の幻想譚12編を収録。
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