『ミステリー・推理・サスペンス、牧村一人、1001円~、0~10冊(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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2年前に自殺した腹違いの兄の墓参りをするため、避け続けてきた故郷に12年ぶりに帰ってきた綾乃。兄は高校時代の親友・日南子の恋人でもあった。翌日、綾乃は、顔を見る気もなかった父の前に引っ張りだされる。そこで聞かされたのは、驚愕のセリフ――私の議席は、お前が継げ! 綾乃にはまったくそのつもりはない。だが、その夜、事件は起きた。綾乃は、幼馴染にして今は地元を牛耳る暴力団の組長・天堂に紹介された女ヤクザ・穂波とともに、兄の死の真相を探るため、街を疾走しはじめる。
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小学校6年生の夏休み。僕たち5人は、湖での肝試しで、ある不思議な「光」を見た。それがすべての始まりだった--。5年後、高校2年生の夏休み。僕(ヒロ)は、一人で映画を見に行った街中で、奇妙な体験に襲われる。仲間のトシと、引きこもっているはずのミチオ、そして名前も知らない「もう一人」が急に目の前に現れたのだ。彼らは僕のことを「ハカセ」と呼び……そこで幻視はパチンととぎれ、気がつくと、さっきの雑踏の中に一人で立っていた。この「ジャメ・ビュ(未視感)」が序章となり、周りの仲間たちにも不思議なことが起こり出す。あの夜、「光」を見たのは、5人ではなく、6人だったのではないか? そう思い出した僕は、友だちから彼女になったハム子や、ミチオに話を聞いてみる。すると、二人は、「光」を見た夜に、それぞれ、秘密を持っていることがわかった。その後、大けがをしたトシの見舞いに行った病院で、僕はサラと再会し、すべての奇妙な現象の原因が彼女にあると確信する……。松本清張賞作家が、思い入れのある土地、津久井湖・橋本を舞台に、新機軸に挑んだ「SF青春小説」!
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