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『ミステリー・推理・サスペンス、原書房、配信予定を除く(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~59件目/全59件

  • 雑誌のお悩み相談欄で正体を隠して回答員をする、若き伯爵未亡人のアミリア。率直な助言は大評判で、上流階級の人々からも相談がよせられるようになった。あるとき届いたのは、友人の侯爵サイモンの妹からの手紙。家族には許されない相手と恋におち、もう、駆け落ちをするしかないと記されていた。サイモンに言わせると相手は、侯爵家に以前仕えていた馬丁で、ろくでなしだという。ふたりがオペラに行くと知ったアミリアとサイモンは、偵察へ向かうことに。過敏になっているサイモンをなだめつつ、久しぶりの華やかな劇場を満喫するアミリア。美しい歌声、笑いあう恋人たち、意味ありげに目を交わす社交シーズンの貴族たち。夢見心地になったのも束の間、上演後に事件が起こる!
  • 村からクリスマスが消えた。何かにつけて安全管理にケチをつけるサンデーという名の役人が現れたせいで、教会にツリーを立てることも、電球を大通りに飾り付けることもできなくなってしまったからだ。アガサからしてみれば、クリスマスのわずらわしさから解放されてせいせいするくらいだったが、毎年恒例のお楽しみを奪われた村人たちは違ったようだ。問題のサンデーがある日突然、何者かに刺し殺されてしまった。いったい誰がこんなことを? アガサは探偵事務所の面々を引き連れて聞き込みを開始するものの、誰もかれもがサンデーへの恨みを口外し
    てはばからない。村人全員が容疑者候補という探偵泣かせの状況にアガサが手を焼くなか、村では新たな殺人事件が発生し……
  • 7年前、チャールストンの街を恐怖に陥れた無差別連続殺人事件。犯人は決まって霧深い日に現れ、若い女性を狙った。マスコミは「切り裂きジャックの再来」と大騒ぎしたが、警察は犯人を逮捕できないまま、時は無情にも流れた。そして長い沈黙を破り、いまふたたびチャールストンで同一犯と思われる連続殺人事件が発生。不運にもその犯行現場を目撃し、唯一の生存者となったセオドシアは、犯人につながる貴重な証言をすることに。彼女のティーショップはたちまち臨時の捜査本部へと様変わりし、大勢の強面の刑事たちに温かいお茶や焼き立てのお菓子をふるまうのに大忙し。しかし懸命に捜査するセオドシアたちをあざ笑うかのように、また霧が町を包んだ。そして次の犠牲者は……
  • 身分違いの凸凹探偵コンビが活躍!

    ケスグレイブ公爵と二度も殺人事件の謎を解いたベアトリスは、いつのまにか彼に想いを寄せるようになっていた。身分違いの恋心に蓋をするには、何か「新しい謎」が必要だ。それもとっておきの事件が。そんなふうに願っていた矢先、知人から殺人事件の捜査を依頼される。突然もがき苦しんで死を遂げた男性の謎――ベアトリスは読書家ならではの知識を総動員して、現場検証をする。毒殺に使われたのは、インドの先住民が使う植物の一種だろうか? 大きな謎に直面したとたん、公爵への想いが募る。そんなとき舞踏会で目にしたのは、彼が社交界のダイヤモンドと囁かれる令嬢と踊る姿。まばゆいほど美しく、お似合いの二人を目の当たりにして動揺し、立ち去ったベアトリスに公爵は……
  • ああ、若いってうらやましい!

    アガサの最大の欠点は、極度の負けず嫌いだということ。かつて探偵助手だった若くて有能なトニが自分を捨てて独立したことも、元夫のジェームズが再婚することも気に食わない。おまけにお相手は、年下で美しいときている。いっぽうのジェームズは、ふと婚約者が自分にふさわしくない下品な女性なのではと疑問を抱きはじめていた。結婚から逃げたいとアガサに打ち明けると、「だったら花嫁を撃ち殺せば?」と冷たい態度。ところが、いざ結婚式当日を迎えてみると、いっこうに花嫁が姿を現さない。なんと花嫁は、ウェディングドレス姿のまま自宅で何者かに撃ち殺されていた。犯行動機、アリバイの不確かさ……警察は、嫉妬に駆られたアガサと、結婚が嫌になったジェームズが共謀したと疑い……!?
  • アガサ賞受賞シリーズ!

    妊娠中のジョージーは体調も落ち着いたことから、パリにいる親友ベリンダを訪ねることに。ベリンダはいまココ・シャネルの助手として忙しい日々を送っている。憧れのエッフェル塔に、カフェでのクロワッサン――春のパリはとても華やかだった。ところが夫のダーシーは到着したとたん、こそこそと別行動を取るように。じつは彼がパリで命がけの危険な任務にあたっていると知り、ジョージーはとても旅行を楽しむどころではなくなってしまった。おまけに、シャネルがジョージーのために特別なマタニティ・ドレスをデザインすると言い出し、モデルとしてファッションショーに出演させると強引に決めてしまったから、さあ大変。前回のショーでの悪夢を思い出し、ジョージーは必死に断ろうとするが……!?
  • 19世紀ロンドンで大人気の雑誌のお悩み相談コーナーには、恋愛、美容、育児など読者のあらゆる困りごとの手紙が届く。それらに率直な助言をしている謎の人物レディ・アガニの正体は、実は、若き伯爵未亡人のアミリアだった。あるとき、いかにも急いで書いたように見える手紙がアミリアのもとに届いた。そこには、大変なものを目撃してしまったので助けてほしい、とある。自分の正体がばれると伯爵家の名前に傷がついてしまう、けれど大切な読者を放っておくなんてできない……夜に屋敷をこっそり抜け出して、手紙にあった待ち合わせ場所へ行くと、差出人らしき女性の遺体が。警察にすべての事情を話すことができないアミリアは、その場に居合わせたベインブリッジ侯爵とともに、犯人を捜すことに!
  • 新しい依頼人は専業主婦のキム。家族のために尽くし、だれもがこんな母親が欲しいと羨むような心優しい女性だった。でも、子どもたちが巣立ってからは一人で寂しい日々を送っていた。小さな楽しみといえば、自分を捨てて若い秘書に走った夫をどうやってこらしめるか、空想してはノートに書きつけることくらい。エマはレンタル友人として、そんなキムが本当にやりたいことを見つけ、再出発するお手伝いをすることに。ケーキ屋巡りにお菓子作り、読書会……キムのやりたいことリストが楽しいことで埋まりはじめたそのとき、キムの夫が何者かに絞殺される事件が発生。そして、復讐計画を書きつけていたキムのノートが動かぬ証拠となり……
  • 身分違いの凸凹探偵コンビが活躍!

    ベアトリスは窮地に陥っていた。いくら事情があったとはいえ、「泣く泣く別れた身分違いの恋人がいた」と、彼女らしくもない大胆な嘘をついたせいで、叔母たちがいもしないその悲恋のお相手を見つけ出そうと、躍起になりはじめたからだ。そこで妙案を思いつく。架空の元恋人の「死亡記事」を新聞に載せればいい。ところが訪れた新聞社で、不運にも目の前で男性が刺殺されてしまう。ここでかかわったら、自分の立場が危うくなると知りつつも、ベアトリスは目にした手がかりがどうしても頭から離れない。被害者の背中に刺さっていたのは、大英博物館に展示されていた短剣にたしかに似ていた。しかし真相を探ろうにも学芸員に軽くあしらわれてしまう。そんなとき、手を差し伸べてくれたのは意外にも公爵さまで……!? ふたたび冴えない令嬢と公爵が手を組んで難事件に挑む!
  • 村祭りのスタッフの男性をひと目見て気に入ったアガサは、全力で祭りの広報を務めることに。自慢の人脈を駆使してトップアーティストをただの村祭りに招き、ありえないほどのお客を集めることに成功。村祭りはかつてない賑わいをみせ、大きな収益をあげて笑いが止まらない……はずが、手作りジャムのコンテストの最中に事件が発生! ジャムを試食した客が次々と異常行動をとりはじめ、とうとう4人が亡くなってしまったのだ。ジャムに何かが混入していたのはあきらか。でも、アガサが呼び込んだ何千もの客たちに犯行の機会があり、捜査は気が遠くなるような作業だった。アガサは警察から皮肉られ、村の人たちからも感謝されるどころか白い目で見られてしまい……?
  • 「だったら、あなたは “こういうこと” を仕事にすればいいのよ」小さな旅行代理店の運営がうまくいかず崖っぷちのエマに、「友人になる」というビジネスを勧めてくれたのは、一人の高齢女性だった。半信半疑のままレンタル友人業をはじめてみると、次々に依頼が舞い込んできて順調なすべりだし。孤独な老人のダンス相手から、ジム仲間まで――世の中には意外にも孤独だったり、忙しすぎて友人を作る暇もない人たちが多いようだ。そんな依頼人たちはちょっぴりクセが強くて欠点も多いけれど、エマは彼らに寄り添って、励ましたり、力になれることが嬉しかった。ところがある日、「友人として拍手を贈る」だけの簡単な依頼だったはずが、依頼人がエマの目の前で殺される事件が起きてしまい!?
  • 身分違いの探偵コンビが誕生!

    19世紀英国。幼い頃に両親を亡くしたベアトリス嬢は、叔母の家に身を寄せる居候。内気で読書好きな性格も災いして、すっかり婚期を逃していた。だからその日も、肩身の狭いハウスパーティーが一刻も早く終わることを願っていたのに、事件は起こってしまった。頭部を殴打された男性の死体を図書室で発見してしまったばかりか、そこであろうことか公爵と鉢合わせ。彼は頭脳明晰で美しいけれど、とても高慢な人物だ。案の定ベアトリスを体よく現場から追い出し、「男性は自殺だった」と嘘を吹聴した。公爵さまが犯人だからなの? しかし嘘の真意を知ったベアトリスは公爵と協力して事件の真相を探ることに。誰にも注目されずに情報を集められる冴えない令嬢と、絶対的な発言権をもつ公爵――身分違いの凸凹バディの運命は!?
  • アガサ賞受賞作!

    結婚して初めて迎えるクリスマスをジョージーは心待ちにしていた。でも、パーティーの準備は問題が山積み。来てほしい客はみんな空振りで、腕のいい料理人も見つからない。それでもどうにか準備が整い、ほっとしたのもつかの間。サンドリンガムで暮らす伯母から思わぬ招待状が届いた。今さら予定を変更して自分のパーティーに来てほしいですって? でもどうやら、急な招待の裏で、伯母と親しい王妃さまが糸を引いているらしい。断るに断れず、ジョージーがサンドリンガムの伯母と王妃を訪ねると、いつになく王妃の顔色が悪い。なんでも近ごろ、王子の周辺で奇妙な事故が続いていて、不吉な予感がするという。ジョージーは力になることを約束するが、王妃の予感は現実のものとなってしまい……!?
  • チャールストンの街で屈指の富豪として知られるミス・ドルシラから、クリスマスパーティのケータリングを任せられたセオドシア。美しい音楽にシャンパンの泡が弾ける音、そしてうっとりするようなスイーツが並び、紳士淑女たちが集う華やかなパーティは大成功。気を良くしたドルシラは、このパーティの真の目的をセオドシアにこっそり打ち明けた。ところがその直後、ひと気のない廊下でドルシラは何者かに襲撃され、命を落としてしまう。これまで慈善活動に身を捧げてきた、尊敬すべき偉大な女性に誰がこんなひどい仕打ちを? 「最後の貴婦人」と称されたドルシアの無念を晴らすべく、セオドシアは真犯人をなんとしても探し出すことに。
  • まだ10月だというのに、早くもクリスマスの計画に心躍らせるアガサ。退屈で小さな事件は別の人間に任せてしまおうと、探偵見習いを募集することに。しかし目ぼしい人材が見つからず諦めけとき、現れたのが10代のトニだった。とても頭が切れる女の子で、探偵としてめきめき頭角を現していく。しかし、不遇な家庭環境で育ったトニは誰かの助けを必要としていて、まるで若いのアガサそのものだった。周囲の驚きをよそにアガサはせっせと世話を焼き、トニもアガサを母親のように慕った。ところが、老女が毒殺された難事件の捜査で、手柄を立てようと単独で無謀行動をとったトニの身に危険が迫り……!? アガサの忙しいクリスマス・シーズンが幕を開ける!
  • マンハッタンのど真ん中で、ビルの屋上を利用した都市養蜂が大流行り。なかでも都市養蜂の女王ビーの作るハチミツは、一流シェフが競って手に入れようとするほどの極上品。ビーはマダムの昔馴染みで、大切な友人でもある。ところが、そのビーのミツバチたちが逃げ出し、焙煎機の温かさに誘われて、クレアの店に迷い込んできてしまったから、さあ大変! なんとかプロの力を借りてミツバチを捕獲したものの、大事なハチたちを迷子にさせるなんて、ビーらしくない。心配になったクレアがビーのもとを訪れてみると、なんと屋上養蜂場から転落したビーの姿が! 最後の力を振り絞って大事なハチの世話をクレアにたくしたあと、ビーは昏睡状態に。警察は自殺を図った可能性が高いというが、どうしても信じられないクレアは何者かの犯行に違いないと捜査に乗り出す
  • アイヴィーがフロント係の仕事に慣れてきたころ、ホテルに墓石愛好会と名乗る風変わりな一団がやってきた。彼らのお目当てはホテルの庭に並ぶ数々の彫像。じつは景観を彩る芸術作品などではなく、ここが屋敷だったころに住んでいた一族の墓だというのだ。アイヴィーはその一族である祖父母の秘密がわかるかもしれないと見守っていたが、ある日、メンバーのひとりが部屋で亡くなってしまう。その部屋に行くにはフロントの前を通るしかなく、支配人のミスター・フィグがずっといて、不審な人物など見かけなかったという。ホテルを心から愛する彼がひどいことをするはずがないけれど、では、いったい誰がこんなことを……ミスター・フィグを疑う警察には任せておけないと、アイヴィーはまたもひとりで事件に立ち向かう!
  • 長らく会っていなかった元夫のジェームズが、突然アガサの前に姿を現した! そればかりかサプライズ旅行へ行こうと誘われ、アガサはすっかり有頂天に。ところが到着したのは、期待とはけ離れた、うら寂しい海辺のリゾート地。ジェームズが最高の場所と記憶していた高級ホテルも、いまやすっかり老朽化していた。失敗に気づいた二人はすぐに計画を変更して海外へ発つこと。ところが、宿泊客が殺される事件に巻き込まれ、ホテルに足止めされてしまう。一刻も早く犯人を探しだして、バカンスをやり直さなくては! さっそく探偵事務所のスタッフを招集するアガサ。いっぽう、昔のようにアガサと二人で捜査するものと期待していたジェームズは思いがけない行動に出る!
  • 暗紫色の空のなかに不気味に立つ、廃墟と化した屋敷。主を失って長い年月を経た屋敷は地元の歴史協会に寄贈され、ハロウィンにあわせて「幽霊屋敷」として一般公開されることに。さらに地元の幽霊伝説を描いた人気の女性作家がサイン会を催すとあって初日とは思えないほどの盛況ぶりだ。セオドシアも、怖がるドレイトンを尻目にすっかりイベントを楽しんでいた。ところがそこに、夜の闇を切り裂くような悲鳴が! 見ると、屋敷の三階窓から女性作家がロープで吊り下げられている。すでに息はない。演出ではなく本当に殺人事件が起きたのだ。誰がこんなむごいことを? 被害者の書いた本が、事件をまるで予言していたかのような内容だったのはただの偶然? それとも……。
  • 村のパブをふらりと訪れたアメリカ人女性。大学生の彼女は論文を執筆するため、ケルト人の持つ特別な力を受け継いでいる人を探しているという。そんな彼女が目をつけたのはウェイトレスのベッツィ。巡査のエヴァンをはじめパブの常連客たちが心配するも、ベッツィはその気になり超能力開発施設に通い始めてしまう。どうにか様子を探ろうと、捜査協力を求められていた留学生失踪事件の聞き込みにかこつけて、施設を訪れるエヴァン。イタリア風、中世ドイツ風などに作りこまれた庭、豪華なスパとホテル、瞑想もできる洞窟などに圧倒されながら施設を巡ると、そこで出会ったのは、イギリス貴族の女性、その夫で世界的に有名な超能力者、ドルイドの女性祭司で!?
  • アガサ賞受賞作!

    親友のベリンダとコーンウォールを訪れることになったジョージー。ベリンダにとってそこは、子ども時代を過ごした楽しい思い出の場所。ところが幼馴染のローズと再会したことで旅は思わぬ方向へ。かつて冴えない料理人の娘だったローズは、いまや地元の名家の女主人だという。ふたりは強引な招待を受け、しぶしぶローズの屋敷に泊まったが、すぐに後悔することに。ローズには不釣り合いな夫、不気味な家政婦、そして数年前に起こった前妻の不審な転落死……。屋敷には不穏な空気が漂っていてすぐにでも逃げ出したかったが、ローズが突然「自分は夫に殺されるかもしれない」と二人に打ち明ける。しかし、それから間もなく、命を落としたのは夫のほうだった。現場でなぜか血の付いたナイフを握りしめていたベリンダが逮捕されてしまい……!?
  • おいしい誘惑満載のミステリ

    町の名家が所蔵するマヤ文明の出土品を博物館に寄贈すると発表した。そのお披露目パーティをミシェルとエリカが営む書店併設のチョコレートショップで行うことに。貴重な品々を見ながらおいしいお菓子と料理を味わおうと多くの人が集まり大盛況。しかしその夜、博物館への輸送中に展示品が盗まれてしまう。最後に展示品を見送った人物としてミシェルとエリカが疑われただけでもおおごとなのに、過去にエリカといざこざのあったマヤ文明の研究者が遺体で発見されてしまう。ミシェルはもちろんエリカの無実を信じ、以前のように自分たちで事件を解決できないかと考える。しかし今回の事件は、思った以上に危険なものになってしまって……!?
  • ほっぺた落ちるカフェで謎解きを。

    春が訪れ、スザンヌの結婚式まであと2カ月。仲間とカフェを営むスザンヌはその日も朝から忙しく働いたあと、婚約者で医師のサムに夜食を届けようと病院へ向かった。ところがそこで、黒くめの襲撃犯と鉢合わせしてしまった! とっさに熱々でスパイシーなチリコンカンの入った保温ボトルで反撃し、どうにか難を逃れたものの、犯人は忽然と姿を消した。同じ頃、町では病院薬局が狙われ、薬品が強奪される事件が相次いでいた。町の人々は今回もスザンヌが犯人を突き止めてくれるものと期待していたが、素人探偵の彼女の身を案じるサムとの関係には黄色信号が…。そんなとき、カフェの裏口に毎日一本のバラが届けられるように。
    スザンヌへの贈り物? それとも事件と何か関係が……?
  • 探偵事務所に舞いこんでくるのはペットの捜索依頼ばかりで、経営は早くも赤字寸前。アガサはお金のかかる専門スタッフには辞めてもらい、かわりに高齢で素人のフィルを撮影スタッフとして雇うことに。フィルはさっそく羽振りのいい会社経営者から妻の浮気調査の依頼をとってきて、アガサを喜ばせた。ところがこの妻が、なかなかしっぽを現わさない。それどころか、誰に聞いても「完璧で非の打ち所がない」主婦の鑑だと言う。薄化粧に地味な服、料理上手で周囲への気遣いを欠かさない……まさにボスとは正反対の女性で、探偵事務所のメンバーはその魅力に夢中になっていき……!?
  • アイヴィーがフロント係として働くホテルは、20世紀初頭に富豪が建てた屋敷を改装したもの。宿泊客は、一族が収集した絵画や彫刻に彩られた豪華な空間での非日常を楽しみに訪れていた。あるときアイヴィーがチェックインを担当したのは、気難しい老婦人。一緒に来た息子だけでなくホテルスタッフや別の宿泊客にも強い言葉で迫っていた彼女が、ディナーの席で倒れ、そのまま命をひきとってしまった。重度の食物アレルギーがあったため、疑われたのは料理を作ったシェフ。完璧主義者の彼がそんな初歩的なミスを犯すなんてありえない。けれど警察はそれ以外の可能性を探ろうとせず……彼の絶対の無実を信じるアイヴィーはひとり、事件の真相を探ることを決意する!
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    いくつもの障害を乗り越え、ついにダーシーと結婚したジョージー。ところが、幸せいっぱいの彼女に夫が告げた新婚旅行の行き先は、植民地のケニア! これまで数々の冒険を乗り越えてきたジョージーも、そこかしこに潜む野生動物には震え上がった。でも動物よりも本当に危険だったのはそこで暮らす英国貴族たち。享楽的な暮らしを好み、だれかれかまわず愛人関係にあるようで、激しい愛憎が渦巻いていた。現地を牛耳るチェリトン卿は、新婚旅行で来ているジョージーにも見境なく迫ってくる始末。ジョージーたちはそんな彼らのパーティーから抜け出そうと屋敷をあとにすると、ジャングルのなかで死体となって倒れているチェリトン卿を発見。野生動物に襲われたのか。それとも……!?
  • ついにアガサが探偵事務所をオープン! 行方不明のペット捜しや浮気調査の依頼も順調に入ってきたが、問題はスタッフだった。新たに雇った高齢の女性秘書エマが探偵として優秀すぎるせで、アガサの出る幕がない。クビにしようかと嫉妬に揺れていたそのとき、大きな依頼が舞い込んだ。依頼人は上流階級の婦人で、近く結婚する娘に脅迫状が届き、結婚を中止しろと脅されてるという。やっと本格的な事件の捜査ができると意気込んだのもつかの間、依頼人は上品なエマばかりをちやほやして、アガサのことは信頼しようとしない。それでもアガサが身をていして依人の命を守ったことで、これで私立探偵として面目躍如! ……と思いきや、アガサの空回りだったことが判明して依頼人からクビを言い渡されてしまい……!?
  • 村の巡査のエヴァンは将来のことを悩んでいた。恋人のブロンウェンとのこと、仕事があまりにのんびりしていること……このままでいいのだろうか? そんな折、上司に命じられたのは、村にやってくる撮影隊を手伝い周囲の交通整理をすること。村からほど近い湖に沈む飛行機を引き揚げるドキュメンタリー映像を撮るというのだ。どうにかカメラに写ろうとする村人たちをなだめるのに必死なエヴァンに試練が降りかかる。撮影隊のなかにブロンウェンの大学時代の友人と、元夫がいるというのだ! 悩み事ばかりが増えるなか撮影隊の間ですれ違いが起き始めた。そして撮影も大詰めというある日、プロデューサーが朝から出かけてなかなかホテルに戻らず……!?
  • エヴァンが巡査として働く村にほど近い山で、遺跡が発見された。アーサー王伝説を証明するものかもしれないし、ウェールズで有名な聖人の墓かもしれない、これでやっと村の名前が地図に載るかもしれない! 遺跡を発見したのは、毎年夏の休暇を村で過ごす退役軍人の老人。村人たちからおおいに祝福されたがその翌日、橋の下で遺体となっていた。祝杯の飲みすぎによる事故かと思われたが、エヴァンの目には不自然に映る……。そんななか、20年ぶりに村に帰ってきた男が、廃坑を利用したテーマパークを作る計画を発表した。仕事が増えると歓迎する者、よそ者がやってくることを不安がる者、賛否両論入り乱れて大騒ぎに! エヴァンは村に平穏を取り戻せるのか!?
  • 雄大な自然の広がるイギリス、ウェールズ地方。険しいスノードン山の麓の村では、あちこちをひつじが歩き回るのどかな風景がひろがっていた。そんな村へ巡査として赴任してきたエヴァン。都会で起こる事件に疲れ、幼い頃に家族で暮らした村へ戻ってきたのだ。ここでの巡査の仕事は畑荒らしや迷い猫の捜索に、住民どうしのけんかの仲裁。悩み事といえば、大家さんの作る食事がおいしすぎてズボンがきつくなり始めたことと、パブのウェイトレスが猛アタックをしてくることだった。そんなある日、スノードン山で死体が発見された。本署からやってきた警察官は不幸な事故と決めてかかるが、山をよく知るエヴァンにはどうしてもそうは思えず……!?
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    英国王妃から「公爵家の跡継ぎの教育係になるように」という新たな任務を与えられたジョージー。自分自身のマナーもおぼつかないというのに、人に教えるなんて!? しかもその跡継ぎのジャックという若者は、貴族のマナーも品格も無縁に育った外国の農夫だというから、さあ大変。やることすべてが破天荒の問題児だ。公爵家の人々は歓迎するどころか、よそ者に財産を奪われまいと敵意をむき出しにした。そしてとうとう、現公爵の死体が地所内で発見される事件が発生! 背中にはジャックのナイフが突き刺さっていた。純朴なジャックの人柄に好感を抱きはじめていたジョージーは、彼が犯人だとはどうしても信じられず……!?
  • 熱気球に乗せてもらえることになったセオドシアは、人生初の空の冒険に心を躍らせていた。上空から見下ろすチャールストンの街並みはまさに絶景! ところが一機のドローンがある気球に狙いをさだめて近き、爆破して墜落させた。被害者の一人は、アメリカ史上初の国旗をまさにオークションにかけようとしていた矢先の出来事だった。歴史を生き抜いてきた旗は、聖遺物に匹敵するほどの価値を持つ。熱狂的なコレクターや骨董商、学者……気球墜落事件は、貴重な旗をめぐる熾烈な争奪戦の末の犯行? 事件の手がかりを追うかたわら、セオドシアはピンチヒッターとしてテレビに生出演したり、大規模なお茶会の準備をしたりとてんてこまい。そんな時に大手雑誌社からお店の評価をくだす秘密調査員が送りこまれることになり……!?
  • 危険な味のミステリ

    別れた夫に押し付けられた借金を返すため、故郷を遠く離れてロサンゼルスにやってきたイソベル。報酬の高い仕事を求めていきついたのが「毒見役」。あらゆる毒物やドラッグの味とにおいを覚え、クライアントが食べたり飲んだりするものすべてを彼らより先に口にして、異常がないかをチェックするのだ。命がけの研修を経てようやく初仕事へ向かうと、イソベルを待っていたのは美形の私立探偵。これからは毎日、彼の食事もおやつもコーヒーも、なにもかも毒見をしなければならない。しかも、周りの人が不審に思わないように、彼の恋人役を演じながら! 演技なんてハイスクール以来したことがないのに、と不安に思っていると、同僚が毒に倒れたとの連絡が入ってしまい……!?
  • 英国式の狩猟パーティに招かれたセオドシア。ツイードのジャケットに身を包み、颯爽と射撃の腕前を披露する。ところが、そこに一発の銃声が轟いた。猟銃ではない、拳銃の音だ。急いで音のしたほうへ駆けつけると、パーティの主宰者が胸を撃たれて倒れていた。思わぬ犠牲者が出て、うららかな日曜の午後は一転。事件の鍵を握る人物として浮上したのは、現場近くでラベンダー畑を営む「ラベンダー・レディ」。被害者とは土地をめぐって諍いがあったという。でも長年、この地で美しい香りの石鹸やサシェを作って人々の心を癒してきた彼女が事件の犯人だなんて? セオドシアはお店のお茶会に当の本人を招いて真相を探るという大胆な作戦を思いつき……?
  • メイドはなんでもお見とおし!

    お仕えするお嬢さまの結婚式の準備で大忙しのジェイン。女性の身なりを美しく整えることが仕事のレディーズ・メイドにとっては腕の見せどころ!と、お嬢さまを誰よりも幸せな花嫁にするために奮闘していた。しかし、両家の母親が式のことで意見をぶつけあったり、花嫁衣装をつきとめようとゴシップ紙が動いていたりと、お嬢さまが不安になるようなことばかりが起きてしまう。さらに、式の会場となる邸宅で殺人事件が。しかもこの事件は、近頃ニューヨークを騒がせている誘拐事件とも関わりがありそうだった。そんななか、お嬢さまはついに、婚約を解消したいと言い出してしまう。ジェインはお嬢さまを安心させて、無事に結婚式を迎えられるのか!?
  • 1,760(税込)
    著者:
    深木章子
    レーベル: ――
    出版社: 原書房

    無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となった元弁護士と事件関係者との「往復書簡」は、「毒入りチョコレート」殺人をめぐる推理合戦となり、やがて「真相」のぶつかり合いが思わぬ方向へ物語を導いていく。書き下ろし長編。
  • 1,760(税込)
    著者:
    三津田信三
    レーベル: ――
    出版社: 原書房

    刀城言耶シリーズ書き下ろし長編

    刀城言耶が祖父江偲らとやって来たのは海と断崖に閉ざされた犢幽村。
    そこで次々と起こる不可解な殺人事件は、村に伝わる「怪談」をなぞるかのような様相だった。
    刀城言耶は「怪談」の解釈の奥にある事件の真相に迫るのだが……
  • 村のすぐ近くにフランス料理店ができた。大きな町まで行かなければ立派なレストランがなかったこのあたりでは大ニュース。パリで料理を学んだシェフ自らが教える料理教室も人気で、エヴァンの恋人も、住む家の大家さんも、喜んで通うようになった。しかし、なにもかも順調にみえたある日、レストランに脅迫状が届く。相談を受けたエヴァンは、近頃、村で発生している放火事件との関連を疑う。幸いなことにどの事件でも怪我人は出ていなかったが、火事の起こった現場は、イングランド人が購入したばかりのコテージ、美しい山の景観を壊しているホテルの物置小屋など、新しく村に来たよそものが関係している場所ばかり。エヴァンは新たな事件を止められるのか!?
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    「わたしたち屋根裏部屋で暮らすの!?」結婚式まであと一カ月だというのに、お金のないジョージーとダーシーの新居探しは早くも暗礁に乗り上げた。ところがそこへ、留守中の屋敷を譲ってくれるという気前のいい話が舞いこみ、喜び勇んでジョージーが屋敷を訪れてみると、留守を預かっている使用人たちは信じられないほど怠惰でどこか様子も変。それでも女主人として威厳をみせようとジョージーが使用人たちの振る舞いを正すと、その晩、何者かに仕組まれた罠であわや命を落としそうになり……。危険な新居に、似合わないウェディング・ドレス。そしてあれこれ口出しする義姉や王妃さま。問題は山積みで、はたして無事に結婚式を迎えられるのか!?
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    英国王妃のコレクションから、貴重な「嗅ぎ煙草入れ」が盗まれた。公爵令嬢ジョージーは消えた財宝の行方を追って、南仏ニースへと向かう豪華寝台列車ブルートレインに乗りこんだ。そこで出会ったのは、あのココ・シャネル! シャネルたっての希望で、ジョージーは王妃の首飾りを身につけてランウェイを歩くことに。ところが、ショーの最中に首飾りが忽然と消えてしまう事件が発生! 王妃の宝を取り戻しに来たはずが、さらに消失するというまさかの大失態に、ジョージーは言葉を失う。そんな彼女を優しく慰めてくれたのは、なんとハンサムで大富豪のフランス貴族。とうとうジョージーに運命の人が!? 世界の王侯たちが集う、南仏の高級リゾート地が舞台のシリーズ第5弾!
  • メイドはなんでもお見とおし!

    お仕えする女性の服をコーディネートし、髪を結い、ときには話し相手にもなるレディーズ・メイド。さりげない気遣いや頭の回転の速さで評判のジェインは、ニューヨークに越してきたばかりのベンチリー家に仕えることになった。一家が周囲に馴染もうとしていたところ、社交界デビューしたばかりのお嬢さまが婚約することに! 少しやんちゃなところはあるけれど家柄も見た目もよい彼との結婚を、お嬢さまは心待ちにしていた。しかしふたりの婚約発表をするパーティの直前、彼は無残な姿で発見されてしまう。ゴシップ紙ではさまざまな憶測がとびかい、お屋敷の前には人が押しかける始末。このままでは一家が安心して暮らせないと、ジェインは犯人を捜す決意をする!
  • 1,870(税込)
    著者:
    芦辺拓
    レーベル: ――
    出版社: 原書房

    ロンドンで見つかった鶴屋南北の未発表作品をめぐる不可解な見立ての連続死、そして「南北の作品」自体に秘められた謎。芝居か現か、過去か現在か。時空を越え複雑に絡んだ謎に、森江春策が七転八倒解き明かしてゆく。
  • おばけなんていない……はずよね?

    幽霊退治には何を着ていけばいいのかしら? 隣に引っ越してきた魅力的な男性にそそのかされ、アガサは幽霊が出るという噂の古い屋敷に泊まりこんで幽霊退治をすることに。ところがその屋敷に住む老女は、幽霊すら怯えて出ていきそうなほどの巨体で性格も悪い。アガサはよりによってそんな老女の前で大失態をしでかしてしまい、素人探偵としての面目は丸つぶれ。意気消沈していたところ、老女が自宅の階段から転落死したという一報がまいこんできた。しかし、どうも遺体には不自然な点が多い。まさか幽霊の仕業? それとも……!?
  • 1,320(税込)
    著者:
    一田和樹
    レーベル: ――
    出版社: 原書房

    「息子は自殺支援サイト『ミトラス』に殺されたんです」 サイバーセキュリティ・コンサルタントの君島のもとへ老夫婦が依頼にやってきた。自殺したとされる息子の死の真実を知りたいのだという。息子はミトラスに多額の金を振り込んでもいたらしい。 ミトラスは自殺志願者とその幇助者をネットを介在して結び付け、志願者が希望通り自殺出来た際に手数料が振り込まれるというシステムで、ミトラス自身はその仲介で多額の手数料をとるのだという。 さまざまな情報を集め、やがて君島が「真相」を解き明かし、老夫婦の依頼に応えたとき、これまで隠されてきたほんとうの真実【エピローグ】が見え始める──
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    あちこち居候し、転々とする貧乏生活ももう限界! そんなジョージーに、ケンジントン宮殿で暮らすチャンスが舞いこんだ。数々の浮名を流してきた王子がいよいよ結婚することになり、その花嫁の世話をしてほしいと王妃から依頼があったのだ。しかし花嫁を迎える宮殿は、王家代々の幽霊が出るという噂が絶えず、使用人たちは怯えるばかり。そんな最中、夜の宮殿でジョージーは本当に見つけてしまった。幽霊――ではなく死体を。それも王家にとって最も都合の悪い死体だ。王子の元恋人が毒殺されたことがもし世間に知られたら、一大スキャンダルとなり、結婚式も中止になりかねない。ジョージーは警察に協力して極秘の捜査をすることになり……!?
  • デザートの味がいつもと違う!?

    ホワイトハウスの厨房を視察するため外国からシェフたちがやってくる! 知らないレシピや文化を学びたいけれど、急に決まった晩餐会の準備もあるし、ホワイトハウス全体の支出削減のために人手不足だし……忙しいエグゼクティブ・シェフのオリーを助けようと、エグゼクティブ・ペイストリー・シェフのマルセルが視察団のガイド役を引き受けてくれることに。彼が作り出すのは甘く美しい飴細工に絶品のホットチョコレート。すばらしいデザートは国境を越え、誰もが感嘆のため息をもらして味見をしていたところ、突然マルセルが倒れてしまった。事故か病気か、それともおかしなものがデザートに紛れこんでいた……!?
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    行き先も告げられないまま、最愛の恋人ダーシーの車に乗せられ、ロンドンをあとにした公爵令嬢ジョージー。彼の目的はなんと駆け落ちだった! 駆け落ち結婚が認められるという町を目指し、意気揚々と車を走らせる二人。ところが目的地を前に、最悪のニュースが舞いこんできた。ダーシーの父親が殺人容疑で逮捕されたというのだ。証拠も動機もすべて揃っていて、言い逃れの余地はない。王族のジョージーを事件に巻きこむわけにはいかず、ダーシーは婚約解消という苦渋の選択を迫られることに。しかし、二人の明るい未来が音をたてて壊れていくのを、黙って見ているようなジョージーではなく……!?
  • 1,320(税込)
    著者:
    一田和樹
    レーベル: ――
    出版社: 原書房

    巧妙に操作されたマルウェアによって世界中のネット・トレジャーハンターたちが襲いかかる。ネット遺書保存サービスを悪用して誘い出し、友人たちは人身(情報)売買にさらされ、そしてついには彼女のネット情報自体が消去され、メールすら出来ない状態に……。悪意に満ちた攻撃にさらされるなか、彼女が最後に信じたものとは――。
    サイバー・サスペンスの新たな傑作!
  • NYでは誰もかれもがお手軽に運命の相手を見つけようと、マッチングアプリが大流行。離婚したばかりのマテオだけでなく、八十代のマダムまでがデートの相手探しに夢中になる始末。こんなゲーム感覚で大丈夫なのかしら? クレアの嫌な予感はすぐに最悪の形で的中することに。アプリで知り合った男性に復讐を考えた女性が、よりによってクレアの店で発砲事件を起こしたのだ。被害者こそ出なかったものの、現場の動画がまたたく間に拡散されてしまい、人気デートスポットとしてもてはやされていたビレッジブレンドは、一転して閉店の
    危機に。そんな窮地のクレアに、アプリの創業者がいっしょにイメージ回復をしようと、ある作戦を持ち掛けるが……!?
  • 結婚式を控えた花嫁が記憶喪失!?

    ウェディング・ケーキの試食会を行った直後、クレアは偶然にも犯罪現場に遭遇してしまい、忽然と姿を消した。それから1週間後、突然ビレッジブレンドに戻ってきた彼女は、すっかりこの15年間の記憶を失くしていた。事件当夜の記憶はもちろん、大切な店や家族、そして間もなく迎えるはずだった結婚式のことまでも。なかでも、顔すら忘れられてしまった婚約者マイクの絶望は言葉にもならないほどだった。かけがえのない記憶を取り戻すため、彼女を慕うスタッフたちは力を合わせることに。しかし、クレアの愛をふたたび手に入れようと動きだしたのはマイクだけではなかった。元夫のマテオもまた、コーヒーや思い出の料理でクレアの記憶を刺激し、よりを戻そうと画策しはじめ……!?
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    いよいよドイツの大富豪との結婚を決めたジョージーの母。でも、そのためにはまずアメリカで離婚手続きをしなければならない。というわけで急きょ、娘のジョージーをお供に豪華客船に乗りこみ、大西洋横断の旅へと発つことに。ところが船中で有名な映画監督から熱烈に口説かれた母は、かつての女優魂に火が付いてあっさり行き先をハリウッドに変更してしまう。映画スターに会えるかも!? 期待に胸を膨らませるジョージーだったが、そこで待ち受けていたのはイギリスの貴族社会では考えらないほど自由奔放な映画人たち。撮影はのっけからトラブル続きで、わがままな俳優たちを諫めようとした監督が何者かに殺されてしまう始末。ジョージーはダーシーと協力して犯人を突き止めようとするものの、勝手の違う国に戸惑うことばかりで!?
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    もうすぐクリスマス。なのに公爵令嬢ジョージーは、スコットランドの実家で意地の悪い家族と貧乏で最悪なクリスマスを迎えようとしていた。そんなとき、ふと目に入ったのは「良家の子女を急募」という珍しい求人広告。小さな村で開かれるクリスマス・パーティーで、招待客たちを出迎える上品な仕事だった。無事に雇われた彼女を待っていたのは、雪の降る田舎の美しい風景に豪華なご馳走、ツリー、ヤドリギ……そしてダーシー! 神出鬼没の恋人が招待客の一人だと知り、完璧なクリスマスにジョージーは意気揚々。ところが、平和そうに見えた村に不幸な事件が相次ぐ。囚人の脱獄、毎日一人ずつ謎の死を遂げる村人――。やがて昔から伝わる魔女の呪いだという噂が立ちはじめ……!?
  • 1,540(税込)
    著者:
    植田文博
    レーベル: ――
    出版社: 原書房

    古ぼけたアパートの一室で再会した父親は、日常生活もままならない変わり果てた姿となっていた―遠田香菜子は、そこで偶然出会った青年とともにアパートの調査を開始する。そんな彼らに、ある男が近づいていた。そしてそれを、ある女が監視していた。やがてふたりは、凶悪事件の壮大な陰謀と、初めて芽生えた感情の渦に呑み込まれてゆく。
  • 危険な味のミステリ

    南半球生まれのイソベルにとって初めての冬のクリスマス。町が浮かれた雰囲気になるなか、イソベルの今回のクライアントは不正告発サイトを運営する男性。予想外のことが苦手な彼はほとんど外出せず、家でジャンクフードを食べてばかり。毒殺の危険性も低いし、今回の依頼は楽勝かも! と、ロサンゼルスに来てから一番穏やかな日々を過ごしていたある朝、家を訪れると男性の姿がない。彼の母親や友人に心当たりを聞きながら探し回ると、廃屋で遺体となった彼を見つけてしまう。穏やかでシャイで正義感にあふれた彼がなぜ? 警察がなかなか手がかりを見つけられないなか、イソベルも捜査に協力しようとするが、かえって疑われてしまい!?
  • 詩の朗読、ダンス、刺繍などのコンテストが行なわれるウェールズ伝統の芸術祭が近づいてきた。村の男たちは聖歌隊を組んで合唱コンテストに参加することに。もちろん、エヴァンも引きずり込まれていた。うまくはないけれど練習後のビールを楽しみに歌っていたところ、静養のために村にやってきた有名なオペラ歌手がメンバーに加わることになった。陽気で酒好きな彼は村じゅうから歓迎されたが、だんだんと困ったところが目立ちはじめる。練習に遅刻してきたり、聖歌隊の指揮者をからかってふざけたり、彼の滞在先からは昼も夜も大音量の歌声が聞こえてきたり……そしてついにコンテストの前日リハーサルに彼がやってこなくて!?
  • おいしい誘惑満載のミステリ

    親友同士のミシェルとエリカが営む、書店併設のチョコレートショップ〈チョコレート&チャプター〉。ミシェルのチョコレートは食べた人誰もをとりこにし、エリカの書店には町じゅうの人たちが本を買うのはもちろん情報交換のために集まっていた。ある朝ミシェルが仕込みのために早く出勤すると、店内の椅子で、隣で写真スタジオを営むデニースがぐったりしていた。彼女の目の前にはミシェルの作ったチョコレート、口許からは茶色い泡……手をつくすも彼女は事切れた。原因はチョコレートに混入した毒物とされ、店はしばらくの間営業停止に。一体誰がこんなことを……不安ばかりが押し寄せるが、このまま立ち止まってはいられない。大切な隣人だったデニースのため、店への信頼を取りもどすため、ミシェルとエリカは犯人探しを始める!
  • 修道院から元夫が行方をくらましたことが判明した。もしかしたらアガサと離婚した理由すら嘘だったのかも? すっかり男性というものに失望したアガサは、村に若い副牧師が赴任してきたというのに珍しく無関心でいた。いっぽう天使のようなイケメンの副牧師とあって、村の女性たちが放っておくわけがなく、日曜の教会は超満員に。そんな副牧師からじきじきにディナーへ招かれたアガサはすっかり自尊心をくすぐられ、いつもの調子を取り戻した。しかしお酒が進むにつれて、聖職者らしからぬ彼の腹黒さが見え隠れするように。そして翌朝、牧師館の書斎で彼が遺体となって発見され……!?
  • アガサ賞受賞のミステリシリーズ!

    幸せな時間はそう長く続かない。婚約者のダーシーと二人で結婚式の計画を立てながら過ごす夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、彼はまたふたたびどこかへ旅立ってしまった。残されたジョージーは、王妃さまから与えられた任務を果たすため、たった一人でイタリアへ渡ることに。さっさと極秘任務を済ませて、彼の地でちょうど出産を迎えようとしている親友ベリンダを手助けする……はずだった。ところが、各国の要人が集まるイタリアの大豪邸で殺人事件に巻きこまれ、完全に足止めされてしまい……!? 戦争の足音が聞こえはじめた欧州で、歴史を揺るがすかもしれない重要な場面に遭遇したジョージーの運命は!
  • 1,540(税込)
    著者:
    原進一
    レーベル: ――
    出版社: 原書房

    昭和四十年のアムステルダム運河バラバラ殺人事件から二十年以上経過して、私はアムステルダムへ駐在することとなった。そこで知る松本清張氏が記した『アムステルダム運河殺人事件』の謎、先輩の「死」の真相とフェルメールの贋作、そしてM子。歳月を経てすべてが繋がった。それはまさに「詭計」と呼ぶべきものだった―。

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