『ミステリー・推理・サスペンス、伝奇(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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海土路愛人を追って消えた三神。助手の花梨は、三神を助けるために愛人の居場所を探し出そうとする。これまで起きてきた祀りを繋ぎ合わせて浮かび上がった愛人の邪悪な志向…。それを鍵に辿り着いた場所は、とある地下アイドルグループで…。
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再び甲斐谷による凌辱の標的となってしまった加奈と茜を救うべく、ドローンを操る啓太からの指示を受け、高崎・橘とともに二人のもとへ急行する若林。手下のシマビトが一掃され、慌てて命乞いと自己弁護を始める甲斐谷をそっと抱き締めた若林は言うのだった。「甲斐谷、よく生き抜いた」──
その頃、マオモの庵の一室で、赤城と小早川は二人だけの時間を過ごしていた。酒の酔いも手伝い、赤城に対する感情を抑えきれなくなる小早川。「あなたが学校に残ってくれて良かった」潤んだ瞳で見詰められる赤城もまた、小早川への想いを自覚していた。視線を絡ませた二人は、教師と生徒という立場の間に引かれた線を越えていく。
決壊の時が近付いているという言葉にならない切迫の予感が、人と人の間に確かなものを取り結ばせるのか──心の間に通い合ったものの手応えと肌触りこそが、限界状況にあってもなお、人を人として立ち上がらせるのか。人間存在の輪郭に沿って感情と熱量が振り切れていく、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
『インゴシマ』単行本限定の【肌色多め】描き下ろしエピソード「インゴシマR」をフルカラーにて大・収・録!イクイク!抜かずの!絶頂怒涛の官能絵巻!!
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啓太たちが乗っていた客船フリージアの船体の「半分」が太平洋上で発見された。ようやく飛び込んできた一報を受けて、吉ノ宮高校では緊急の記者会見が開かれる。だが、校長・宇野沢が伝える情報は、生徒たちの家族を失望させるものだった。発見された船体の中に乗員や乗客の姿は認められず、彼らの安否は依然として分からないままだという。要領を得ない説明に対して、一人の女性記者が宇野沢に噛み付く。彼女は自らを「伊吹七瀬」と名乗った──
一方、チオモの奪還を至上命令としたシンジの手勢が迫るマオモの庵で、啓太はその人質・チオモを用いた島からの脱出プランを説いていた。「王の母」はガモウに対する絶対的な切り札になると話す啓太だったが、そのプランはマイルによって即座に否定される。ガモウに対する「交渉」は「宣戦布告」と見なされる、皆殺しにされて終わりだ…そう怒るマイルに、啓太はひとつの策があると切り出す。
揺れ動きながら交錯する復数の目線が偶然の連続の中で一致するその一瞬にこそ真実はあるのか──傑出した一つが全ての目線を断絶させた後に立ち現れる水平な世界をこそ真実と名付けるべきなのか。生きるための熱の軌跡が螺旋状に絡み合う、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
チオモの隊列を急襲した若林たち。赤城とともに奮闘し、小早川の救出を成功させた橘の胸中には、真剣で人を斬ることにためらいをなくしてしまった自分自身の変化を畏怖する感情が芽生えつつあった。チオモは殺さずに人質に取ることを決める若林。期せずして島の女王を手中に収めた三人は、チオモの慰み者にされていた相川とともに、啓太が飛ばすドローンに誘導され、葵や市原たちが待つ海沿いの拠点に辿り着く。
一方、反旗を翻した「ツワモノ」の一行に母・チオモをさらわれたことを知ったガモウは激昂する。その怒りに同調しながらも、ガモウをミガトの務めに専心させるため、女王奪還の使命を自ら引き受けると名乗り出たのは――ガモウが厚い信頼を寄せる男、副王<ガイナ>のシンジだった。
いくつもの生命の火柱が重なり交錯するその一点にこそ絞り込まれた運命を見出すべきなのか――予め定められた地点へとそれぞれの魂を導いていく大いなる機構そのものを運命と呼ぶべきなのか。過去も未来も今この瞬間の表裏として織り込まれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー! -
『インゴシマ』単行本限定の【肌色多め】描き下ろしエピソード「インゴシマR」をフルカラーにて大・収・録!えちえち!うすぴた!絶頂怒涛の官能絵巻!!
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「俺個人がねえだと?」。胡乱な健康法を伝授する「長寿延命講」のからくりを暴き、嘯く“心霊少年”藍童子の言に刑事・木場の心は乱れた。折から富豪・羽田隆三の依頼に応じて伊豆下田に赴いた織作茜の前に再びあの男が現れていう。「しりたいですか」。それは新しい道ならぬ黄泉路へと茜をさしまねく声だった。
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【期間限定 無料お試し版】“蛇の村に蛇の眼あり”流浪の学者、三神が異国のブローカーと訪れたのは蛇神を信仰する「忍冬村」。陸の孤島で一週間を過ごすことになった彼らは、世にもおぞましいものを目にする…。『江戸川乱歩異人館』の山口譲司が贈る日本幽村奇譚!!
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【期間限定 無料お試し版】南方に浮かぶ「王仁島」。ある目的を持ってここへ赴いた三神は海岸で異様に長い手足を持つ死骸らしきものを目撃する。それは島の“聖域”で女だけが営む秘事と深い関わりがあり…!? かつて流刑地だった島で淫らな欲望が渦巻く男子禁制の祀りが始まる…。
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【期間限定 無料お試し版】鉱山ブームの夢の址、今はすっかり寂れた「狸穴村」を訪れた三神は消息不明の恩師を捜す女に出会う。二人の様子をじっと窺うのは、ガスマスク姿の小さな影…。『冥洞の村』『呪仏の村』『海蜘蛛の村』を収録した現代日本の幽村を往く蠱惑の伝奇ミステリー!!
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単身バリで女三昧の生活をおくる良治は、祭りの夜に禁忌を犯して村を追放され、少女イェニのもとへ。一方、良治が行方不明になったという知らせを受けた妻の恵子は、原因不明の頭痛に悩まされながらもバリに向かう。嫉妬と怨念に狂った女同士の戦いは地元民を巻き込み、次第に現実と異界の境は崩れてゆく……。インドネシアを舞台にしたホラー長篇小説。電子版あとがきを追加収録。
●友成純一(ともなり・じゅんいち)
1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。 -
コリオの手によりガモウのもとへと連れ戻された七瀬と星。ガモウからの強引な求婚を一度は跳ね除けたものの、結婚についての意見を交わすうちにガモウの人間性に触れた七瀬は、その「プロポーズ」を前向きに考え始める。あくまでも目的は生きて島を出ること。そのために自分がやれることはやりたい──
一方、カナレの思惑にあえて乗り「先代のミガトの妻を娶る」ことで自らが新しいミガトの座に就くことになったダイギンは、時間を置かず、ミガト継承の候補だった一同に参集の命令を下す。ダイギンの使者を前に憤るガモウは、しかし、激昂しながらも答えるのだった。「明朝出向く」──
生の形そのものが表と裏から運命に試されていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー! -
愛人が菰良村に呼び寄せた瑠奈は、鈴花の策略によって弟の仁志を殺され、村に閉じ込められてしまう。一方、空木の秘密を知った愛人は、自身が仕掛けたゲームを支配するため、罠を仕掛けた祭りを開いて…。
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なにしろ姫さまは、死体と聞けばなにをおいてもすっ飛んでいくのだから――。変わり者の姫さまと侍女を待ち受けるのは……?
鏘明国の名門貴族の娘・佩琴は、変死体の死因解明が大好きという変わり者の姫さま。死体発見の報を聞けば、なりふりかまわず飛び出していくので、腹心で乳姉妹でもある雪娜は振り回されてばかり。そんなある日、変死体の偽装を佩琴が見破ったことから、二人は事件に巻き込まれていく。次々と見つかる変死体、巡捕官衙(警察署)に現れた美しい青年、不審すぎる状態の死体、そして闇から現れた謎の獣。鍵は後宮にあると見抜いた佩琴は、雪娜を伴って入内を決意。真っ赤な花嫁衣装に身を包んだ佩琴と嫁入り行列一行が宮殿の門をくぐろうとすると、そこにも変死体が! 怪しい帥哥《イケメン》たちや、何やら企む嫣然たる美女、そして謎の獣が入り乱れる伏魔殿で、佩琴と雪娜が大暴れ!! -
愛する少女・杏樹のため、非情な戦いを続ける魔少年アモン。秘宝“風の天宝輪”を手に入れた彼の次なる狙いは、〈火〉一族が守る“火の霊宝輪”であった。満月の夜、“霊宝輪”の守り手である〈火〉一族の当主が怪死を遂げる。〈火〉一族の周囲には、すでにアモンの巧妙な罠が張りめぐらされていた。一見、落ち着いたたたずまいを見せる神戸の街に、満月の狂気が妖しく躍る……。
ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第2弾。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。 -
その手を血に染めながら、〈風〉〈火〉〈地〉の力を手に入れてきた魔少年アモン。残る秘宝は“水の竜宝輪”のみ。アモンは“竜宝輪”の手がかりを得るため、香港へと向かった。香港には秘宝の秘密を知る九老師がいる。だが、アモンが訪れるより一足早く、九老師たちは何者かによって殺害されていた。そして、そこには不気味な「鬼」の影が……。複雑に絡まり合ったすべての謎が、ついに解き明かされる。
ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第4弾。完結編。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。 -
「父さんと母さんがまぐわうとこを見たい」「よいか、時雨。まぐわいは見るものではなくやるものだ」父の力強い励ましを背に、阿無村をあとにした赤木時雨。都会では女の子釣り放題かなあ。そんな期待を胸に抱いた純朴童貞青年を待っていたのは、性別不詳の美貌エステシャンだった!? 性欲、食欲、排泄、寄生虫。体が溶解する美少女に、ニューハーフ軍団、得体の知れない物体化人間などなど。とことん暴走するスラップスティック小説……電子版あとがきを追加収録。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。 -
満月は人を狂気にいざなうという。その恐怖の事件もやはり、満月の夜に起きた。横浜に住む華僑、〈風〉一族の若者がつぎつぎに何者かに拐われ、殺害された。犯人の狙いは、〈風〉一族が持つ秘宝“風の天宝輪”。そして魔の手は風一族の娘、瀧沢暁子にまで及んだ。謎の一団に襲われる暁子。その時、魔的なまでに妖しい美貌を持つ少年、劉アモンが彼女を救った。“風の天宝輪”をめぐる闇の戦いが激化する中、暁子はアモンに魅かれていく。横浜を舞台にくりひろげられる死闘の行方は……。
ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第1弾。電子版あとがきを追加収録。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。 -
〈アルタイーラ〉の秘宝を求め、次々と罪を重ねていく魔少年アモン。彼に裏切られ、復讐の鬼と化した瀧沢暁子は、第三の秘宝“地の神宝輪”を手に入れんがため、台湾へと飛んだ。「許さない。あなただけは絶対にこの手で殺してやるわ、アモン」ところが“神宝輪”を守る〈地〉一族の長・地太龍は、すでに何者かによって殺害されていた。これもアモンの仕業なのか? 激化する秘宝の抗争、そのさなか、新たに秘宝を狙う人物の存在が浮かびあがってきた。狗夫人……華僑を陰で支配する九老師の一人だという。だが彼女は死んだはずではなかったのか……。
ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第3弾。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。 -
自ら一刀のもとにはねた弟・バザリの首級と引き換えに、自由を賭けたステゴロの立ち会いを要求したガザリ。その覚悟に応えつつも力で圧倒したガモウはガザリの身柄を拘束する。処遇を一任されたコリオは淫靡な笑みを浮かべるのだった。
一方、七瀬たちは「カラクリ御免」の異名を取る男・エンゾと出会う。島のモノはすべて自分が造ったと豪語するエンゾの拠点に旧式の飛行艇が置かれていることに気が付いていた今泉は、半ば興奮しながら尋ねる。「この機体は飛べるのか?」自身に満ちた笑みを浮かべるエンゾの答えは──
血と執念の狭間で紡がれていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー! -
たくさんの観客でにぎわう、パリのオペラ座。しかし華々しい舞台の裏では、出演者たちが恐怖におびえていた。――「いまのは、ぜったいゆうれいよ」――オペラ座に住みついている怪人がたびたび目撃され、奇怪な事件が起こっていたのだ。そして新人歌手・クリスチーヌにも怪人の恐怖の影が忍び寄る……。世界中が愛し続ける怪奇小説の大傑作!
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一輪の花に賭けた男!
肥後熊本で御用商人の絹問屋に婿入りした善兵衛。売れ行きが落ち窮地の店を救うため、藩の御家人となる決意をする。やがて、将軍家斉の生母が重い病気になり、母が好きな菖蒲を江戸へ届けよと幕府からの通達が。善兵衛は、肥後の菖蒲を届けるため江戸への道中に出るが……表題作をはじめ、大坂の人形浄瑠璃師・植村文楽軒が同心に追われる夜鷹を匿う真意をめぐるミステリー仕立ての名品「ひとつぶの銀」など、真摯に生きる人々たちの人間模様を描く珠玉の時代小説集! -
クロロックの仕事に便乗し、ヨーロッパ旅行に出かけたエリカたち。ロマンティックな古都ウィーンに到着し旅気分の盛り上がった一行だが、空港で機関銃の襲撃という手荒い歓迎を受ける。狙われているのは、同行者の永井恭子か。警戒するクロロックとエリカに次々と降りかかる襲撃事件の行方は……!? 表題作のほか、『吸血鬼と幻の聖母』、『吸血鬼と花嫁の宴』を収録。大好評シリーズ第12弾!!
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『鬼』を巡り絶縁した家族と対峙する絶対城!
「『鬼』の正体は探るな」。クラウス教授にそう忠告された絶対城だが、妖怪学における『鬼』の真相を探るため、節分の時期に行われる厄払いの儀礼「修正会の儀」に参加することになる。 政財界の有力者が集まるパーティで、絶縁した家族と対峙した絶対城は、『鬼』の正体はこの国のタブーであったことを知る。さらに、幼い頃に絶対城の世話をしていた元執事の高岩と再会し、秘匿されていた櫻城晃の死の真相を告げられることに──。 妖怪学最大の禁忌に、黒衣の妖怪博士絶対城が迫る! シリーズ緊迫の第6弾! -
人生最悪のディナーへようこそ。
私たちを招いたのは誰? 殺人ディナーの謎を解け! 金持ち整形外科医・天本圭に誘われて瀟洒なスペイン料理レストランを訪れた女・深月。店には品のいい老夫婦と、深月のあとに入ってきた男性客が一人。天本と深月がワインで乾杯をし、タパスを口にしはじめて間もなく、甘く穏やかな空気が一瞬にして戦慄に変わる。突然「こんな所に呼び出して、いったい何の用だよ!?」と男性客が暴れ出し、客たちの前で、店の主人が自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して。やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームが始まりを告げる。この店に客を招いたのは誰なのか。そして究極の選択を迫られた人々の運命は!? 驚愕のサスペンスホラー! -
ここは四千年前の地球、シュメールだというのか!?――九鬼虹人は激しく動揺した。さらに彼がいま対面している異形の者こそ、彼らが追い求めていた龍神だったのである。九鬼は神とともに古代の日本へ行こうと決意する。神話・伝説に語られる神々の‘真実’が目の当たりにできるはずだ! 数多の史料を駆使して神と文明の謎を解き明かす前人未到の大作、ここに完結!
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東洋では神、西洋では悪魔とされる龍。人類の文明を二分する龍の謎を追究する九鬼虹人たちは、ノアの方舟伝説の地トルコ・アララト山中に、ついに“龍”を発見した。四千年の眠りから醒めた龍は突如浮上し、彼らを神の棲む惑星へと導く…。古代シュメール語を使い、聖書の記述に酷似した生活を送る人々。だが、そこでは神々の熾烈な戦いが繰り広げられていた!
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龍とは何か? なぜ西洋では悪魔、東洋では聖なる存在なのか?――各地に遺る龍の痕跡を辿る九鬼虹人は、執拗な妨害工作の背後にローマ・ヴァチカンの黒い影を見た。更なる謎を追ってインド、パキスタン、トルコへ旅立った九鬼だったが、それを待ち受ける敵と謀略!“龍”が語る驚愕の真相とは? 文明史とその定説を覆す壮大な推理で激賞を浴びた大河伝奇巨編第二弾!
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龍とは何か? なぜ西洋では悪魔、東洋では聖なる存在なのか?――古代文化の栄えた津軽十三湊、ピラミッド説のある長野皆神山、『古事記』に記された諏訪、出雲の龍神伝説…。各地に遺る龍の痕跡を辿っていたTVディレクター九鬼虹人に、意外にも世界的規模を誇る組織から妨害が入った。なぜ? 世界秩序をも震撼させる龍、そして文明の謎に挑む大河巨編第一弾!
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大学サークルメンバーが見た、山奥の村の驚くべき《真実》とは――?
明応大学・民間伝承研究会のメンバーは、ある日 『実地調査(フィールドワーク)』 のため、山奥にある葦加賀村を訪れた。高校からの知り合いである新垣七海の誘いで会員になった民俗学初心者の大学1年・能美啓介はその矢先、白いワンピースを着た謎の人影を目撃する。彼女に大学の同級生 「弓立桜花」 の面影を見た啓介は、訝しみながらも村で行われる祭事のリサーチを進めていく。 だが村の人々と交流を深めるうち、彼らは村人たちに不審な点があることに気づく。深夜の謎のかがり火、メンバー以外のよそ者に対する過剰な反応……。 果たして《祭事》に秘められた真相とは。そして啓介が見た人物との関係は――!? -
孤島の村と“巫女”に隠された秘密 ――。 “伝奇的”ミステリーシリーズ第2弾。
「―― 皆の者に命ず。この女を、土牢に閉じ込めよ」 その言葉に明応大学・民間伝承研究会の面々は戦慄した――。 太平洋上に浮かぶ九重島のとある村を訪れた一行。そこは“神”をその身におろす巫女――“オガミサマ”という女性たちを長として成り立つ、特殊な共同体であった。研究会会長・楓の知人でもある中学生・沙織が、今年“オガミサマ”となるべく儀式に臨み、研究会メンバーはその取材をする手はずだったのだが……。 かくして彼女に宿った 「何者か」 の宣託によって、楓は村人たちに幽閉されてしまう。開放を目指すメンバーたちは島のリサーチを始めるが……? -
冬の遠野――民俗学の聖地で、若者たちはついに真の伝奇的現象に遭遇する!?
明応大学民間伝承研究会の仲間、早池峰雪希が突如大学を去った。しかもその直後、彼女の妹を名乗る少女・氷雨から『姉を助けてほしい』という連絡が入り、残された啓介たち研究会メンバーは、一路彼女の実家である岩手県は遠野……著・柳田國男『遠野物語』の舞台となった民俗学の聖地と呼べる地に向かった。 しかし雪に阻まれながらたどり着いたその場所で、雪希は謎の集団から『ワラシ様』と呼ばれ、まるで新興宗教の教祖のように崇められており、こちらからの呼びかけにも応えはしない。メンバーは何とか彼女から事情を聞くべく行動を開始するが、彼らのまわりで奇妙な現象が起こり始め――!? -
【無料ガイドブック】集英社文庫電子版の中から〈現代小説〉〈ミステリー〉〈恋愛・青春〉〈歴史・時代小説〉〈エッセイ〉〈ノンフィクション〉〈現代人必読書〉の7ジャンルで、名作・傑作を選定しました。また、気鋭の新人を輩出してきた「すばる文学賞」、小説の世界に常に新しい風を送り込む「小説すばる新人賞」の電子化作品も合わせてご紹介します。お手持ちの端末にダウンロードして、デジタル読書体験にご活用ください。
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絶対城と礼音のもとに謎の美少年が迫る──。 四十四番資料室の妖怪博士が贈る怪奇譚、第五弾。
古い知り合いに年始の挨拶をするという絶対城に、荷物持ち要員として豪奢な屋敷へ連れてこられた礼音。二人を出迎えたのは、清楚な和風美女・櫻城紫だった。 研究の同志である絶対城と紫は、妖怪談義に華を咲かせる。疎外感を覚えた礼音は、近所の河原へと飛び出してしまうのだった。 川原で1人心を落ち着ける礼音の前に、朝霧シアンと名乗る不思議な雰囲気の少年が現れる。シアンは大学に戻ってからも、たびたび礼音の周囲に現れるように。 その頃、礼音がシアンと出会った川に再開発の計画が持ち上がり、紫の周囲にも不審な噂が出始めるのだった──。 -
「俊寛の怨霊が現代にも災いする!」。奇怪な事件は、新聞記者・諏訪のもとに俊寛の怨霊伝説のそんな情報が持ち込まれた時から始まった。俊寛――「平家物語」に出てくる僧で、鹿ヶ谷事件に絡んで鬼界ヶ島に流され、一人だけ赦免されずに島に取り残された悲劇の主人公である。情報主が殺され、次いで諏訪のフィアンセと女優が原因不明の出血死を遂げた。諏訪は流刑死した俊寛と、その伝説の地を探り始めた。そこで諏訪がつかんだのは、現代の政界を巻き込む恐ろしい陰謀であった!
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アルプス製薬霞ヶ浦工場建設に関わった人間が五人、立て続けに死んでいる――事故死した父の葬儀の席で奇妙な噂を耳にした三橋は、一人真相を探り始めた。やがて浮かび上がるアルプス製薬の黒い過去、そして平将門の祟り伝説…。十世紀初め、朝廷に抗して関東を支配し、非業の死を遂げた英雄の怨霊が、現代の殺人事件に交錯する!? 伝奇推理の快作!
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刑事も探偵もそして…も吸血鬼!女ヴァンパイア探偵メグが引き受けたのはよくある妻の浮気調査のはずだったが、それがとんでもない方向へ。折りしもクリスマスローズの花を死体のそばに撒く連続殺人が頻発して…。東京ダウンタウンに勃発した、二転三転、奇想天外の吸血鬼ミステリー!
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江戸の怪事件、科学の力でご明察!
品川沖に突然海坊主が現れたという。続けて仙台堀では河童も出た。若き蘭学者岩永淳庵は辰巳芸者の豆吉とともに、騒動を解決すべく推理をめぐらせるが、そこには驚きの真相が隠されていた……表題作ほか、江戸の町で起きた難事件、怪事件を当時の最新科学知識・蘭学を駆使して謎を解き、さらに江戸の外まで冒険の旅に繰り出す痛快時代ミステリー! -
山梨県自治郡V村は吸血鬼の自治集落。そのVヴィレッジで、起こるはずのない「十字架刺殺事件」が起きた!V村出身の女探偵・メグは、故郷を震撼させる“ありえない事件”の謎に挑む!世界初、女ヴァンパイア探偵の身体を張った名推理。
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エリカが通う大学のサークルに〈吸血鬼愛好会〉という団体があるという。入会資格は「夜中に、若く美しい女性を吸血鬼の格好でおどかして、気絶させること」。でも、誰がメンバーなのか、どこに部室があるのか、その正体を知る者はいない。そんなある日、若い女性がのどを切り裂かれ殺されて……!? クロロックとエリカの活躍が始まる――!! 表題作のほか、『吸血鬼は鏡のごとく』、『吸血鬼に向かって走れ』を収録。大好評「吸血鬼はお年ごろ」シリーズ、第11弾!
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武田信玄の寵臣土屋庄三郎は、夜桜見物の折に老人から深紅の布を売りつけられる。これぞ纐纈布! 古く中国で人血で染めたとされる妖しの布だ。この布が発する妖気に操られ、庄三郎がさまよう富士山麓には、奇面の城主が君臨する纐纈城や神秘的な宗教団が隠れ棲み、近づく者をあやかしの世界に誘い込む。怪異と妖美のロマンを秀麗な筆致で構築し、三島由紀夫をも感嘆させた伝奇文学の金字塔。
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妖怪博士絶対城が、華麗に活躍! 大学にはびこる宗教団体教祖の正体を暴け!
『大日本護法息滅会』。東勢大学で最近問題となっている新興宗教団体である。織口准教授によると教祖は理工学部のOBとのこと。大学側からの相談に傍観を決め込む絶対城だったが、教祖が『憑きもの使い』との情報に、早速教団へ妖怪調査に向かう。しかし、いつも絶対城に協力してくれる杵松が別行動を取ると言い出し何やら様子がおかしい。仕方なく礼音と二人で教団本部に到着すると、そこで待ち受けていたのは、長身痩躯の青年教祖、罵王院光陰。対峙した絶対城は教義の矛盾を突き、見事教団の正体を暴いたかに見えたが、その瞬間、礼音の身体に異変が起こり……。 -
四十四番資料室が無くなる!? 資料室から放逐された絶対城の行き着いた先とは──。
東勢大学文学部四号館四階四十四番資料室。そこに収められた妖怪学に関する膨大な文献は、絶対城が師匠であるクラウス教授から引き継いだものだった。 相変わらず怪奇現象の相談が後を絶たない資料室に、ある日、独逸語で書かれた文章と謎のスケッチの入った手紙が届けられる。見事スケッチの謎を解いた絶対城。そんな彼の前に、クラウス教授が現れる。久し振りの再会に話が弾む師弟。しかしクラウス教授は突如、資料室を文献ごと返し、妖怪学をやめるよう絶対城に告げるのだった。 四十四番資料室に最大の危機到来。伝奇ミステリ第3弾。 -
怪奇現象のお悩みは、文学部四号館四階四十四番資料室まで。その事件、絶対城が解決します。
妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。白のワイシャツに黒のネクタイ、黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。 季節は春、新入生で賑わうキャンパス。絶対城が根城にしている東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音。原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ――。 四十四番資料室の妖怪博士・絶対城が紐解く伝奇ミステリ登場! -
今度の事件もお任せを。その怪異、必ず解決して差し上げます。
東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室の妖怪博士・絶対城阿頼耶の元には、今日も怪奇現象の相談者が訪れる。 長身色白、端正な顔立ちながら、傍若無人で黒の羽織をマントのように被る絶対城。そんな彼の元に持ち込まれる怪異は、資料室の文献による知識と、怪異に対する時のみ発揮される巧みな弁舌でただちに解決へと導かれる。 夏休みに入ったある日、絶対城と助手(?)の礼音は織口准教授の誘いで、とある田舎の集落を訪れる。そこで二人は古代より続く奇怪な風習に巻き込まれることになるのだった。 四十四番資料室の怪人が紐解く伝奇ミステリ第2弾。 -
ダイイング・メッセージは「アリス」…!? クロロックの奢りで食事をしていたエリカたちは、追突事故を目撃。運転していた女性は駆けつけたエリカたちに小箱を託した後こと切れた。遺されたメモには「アリス」と…!?
クロロックの奢りで食事をしていたエリカたち3人組は、追突事故を目撃した。運転していた女性は駆けつけたエリカたちに小箱を託した後、こと切れてしまった。遺されたメモには「アリス」という三文字が読みとれて…。そして女性の事故は、何者かにブレーキを壊された結果起きたことだということが分かったのだが――!? 表題作のほか、『吸血鬼と13の日曜日』を収録。大人気シリーズ第7弾! -
猫で有名な離島で起きた怪死事件! 薬師寺(やくしじ)警視と泉田(いずみだ)警部補が島に乗り込み捜査開始。死体のレントゲン写真には不審なツメ跡が見られ、お涼サマお得意の超常的なニオイが。島には猫によって財を成した長者伝説があり、その屋敷跡を訪れたお涼サマの前に、「ネコロジスト」と称する怪しい外国人が現れる。事件は「猫の呪い」だと主張する彼は何者……!? 植竹須美男のシナリオによる漫画版オリジナル長編。短編「休日も! おまわりさん」も収録!
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南アジアの資源国・メヴァト王国のカドガ殿下がやってきた! 遊園地好きの彼は東京ザナドゥ・ランドを借り切ってお楽しみ……のはずだったが、パレードのキャラクター“半魚姫”に襲撃される。我らが女王陛下・薬師寺涼子(やくしじ・りょうこ)警視と忠実な下僕・泉田(いずみだ)警部補が扮装の美女を追うも、人間離れしたその身体能力に翻弄されてしまう。惜しくもとり逃すも、メヴァトの歴史と伝説を元に、お涼サマは学術的捜査を開始する!
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焼身自殺したアーテミシアの遺書をめぐり、いよいよ日米富豪対決、勃発! 薬師寺涼子(やくしじ・りょうこ)警視の挑発にのり、彼女の別荘を取り囲んだマイラ・ロートリッジの私兵たち。もちろんそれはお涼サマの策略だった! 泉田(いずみだ)警部補、そして屋敷のメイドたちとの見事な連携で暴漢どもを一網打尽! いよいよマイラとの直接対決に乗り出すが、勝負は意外な結末をみることに……。アメリカ大富豪の暗部をいぶりだす軽井沢編、完結!
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かつて日本中を戦慄させた連続猟奇殺人事件の犯人が、なんとシベリアに潜伏中!? 刑事部長の命を受けた我らが女王陛下、薬師寺涼子(やくしじ・りょうこ)警視と臣下の泉田(いずみだ)警部補たちがさっそくハバロフスク地方の小さな町に急行した。そこには旧ソ連時代の秘密施設の噂があり、しかも到着当日、信じられない事件が……! 今回も期待どおりに女王陛下大暴走!!
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ザナドゥ・ランドでメヴァト王国のカドガ王子を襲ったサリーは依然逃亡中。薬師寺(やくしじ)警視は学術的(?)捜査の結果、メヴァトの伝説の怪物・ゴユダとメヴァト王室の関連を疑う。そんななか、突然の超集中豪雨が! 警視庁も停電し、首都はパニックに陥った。そこへ現れたのはなんと逃亡中のサリー! 目的はズバリ、お涼サマ! いったいその背後になにがあるというのか……!? 美女×美女の一騎打ちが始まる!!
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泉田(いずみだ)クンの大受難!! アメリカ大富豪主催のパーティーに出席のため、真夏の軽井沢を訪れた薬師寺(やくしじ)警視と泉田警部補。到着するなり車にはねられ、軟禁される泉田! さらにはパーティー会場の伝統あるホテルが炎上! その裏には大富豪母娘の確執が……。災難続きの泉田を引きずり、お涼サマが大富豪の暗部に迫る!!
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怪しく光る赤い目の正体とは!? エリカの後輩、則子が母親と刺し違えて心中!? エリカとクロロックの超能力で命はとりとめたものの、動機は不明のまま。則子の家の扉の奥には、赤いものが目のように奇妙に光って!? 表題作他1編。
エリカの後輩、中宮則子が母親と刺し違えて心中をはかった。エリカとクロロックの超能力で一命はとりとめたものの、心中の動機は不明のまま、蛇と剣が浮き彫りになった則子の家の扉の奥に、赤いものが目のように光っているのが奇妙だった――。おなじみ正統な吸血鬼・クロロックとその娘・女子大生エリカが大活躍! 表題作のほか、『吸血鬼を包囲しろ』を収録。 -
神代エリカは「正統な」吸血鬼の父を持つ女子高生。彼女の身の周りで、怪奇な事件が次々と起こる。吸血鬼の父娘が悪を斬る!
神代エリカは「正統な」吸血鬼の父を持つ女子高生。彼女の身の周りで、怪奇な事件が次々と起こる。献血車が強奪されるのを目撃したり、後輩・かおるの祖父の死体が病院から盗まれたり……。無関係に見える個々の事件だが、エリカと親友たちの捜査で、それらが一本の糸でつながっていることが判明する。だが、謎が明らかになるにつれ、危険が迫り!? 全三篇を収録した、大人気シリーズ第二弾! -
早朝、霧の広がる湖で事件が起きて!? ボートで男と少女が、何か話していた。「やめて。危ない!」という叫び声。静寂が戻ると、ボートには男の姿だけが!? おなじみ吸血鬼父子が大活躍。表題作ほか1編を収録。
神代エリカは、「正統な」吸血鬼の父を持つ女子大生。早朝、霧がゆったりと湖に広がる中、一隻のボートが湖の真ん中まで進んでいた。「やめて! 危ない!」と、言い争う男女の声。静寂が戻ると、ボートの中には男しか残っていなかった。その頃、エリカと千代子とみどりの三人は、友人の祐子の別荘に招かれ、林の中を早朝散歩していて――!? 表題作のほか、『吸血鬼のための料理教室』を収録。
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