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『ミステリー・推理・サスペンス、角川文庫、めがイラスト(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全220件

  • シリーズ22冊
    374924(税込)
    著者:
    松岡圭祐
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    孤独な女子高生VS.武装集団! 校舎は日本の縮図と化した!

    優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校に支持率向上を狙った総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体的な要求を伝えてこない。真の要求は? そして事件の裏に潜む驚愕の真実とは? 人質になった生徒たちと共に、あなたは日本のすべてを知る!
  • デビューから15年、初のオムニバス短編集

    米崎地検の検事・佐方貞人の事務官をつとめる増田陽二。高校時代の柔道部の恩師の告別式で、旧友の伊達と再会した増田は、同じく同級生の木戸とその夜旧交を温める。増田にとって、伊達は柔道をやめずに済んだ恩人であり、ヒーローだった。だが、大阪で警察官になったという伊達には、ある秘密があった……。(「ヒーロー」)
    〈佐方貞人〉シリーズスピンオフ作品をはじめ多ジャンル作を集めた、著者初のオムニバス短編集。
  • シリーズ2冊
    968(税込)
    著者:
    北森鴻
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    時を超えて甦る伝承と封じられた怨念――民俗学ミステリー開幕!

    「異端の民俗学者」と呼ばれる蓮丈那智の研究室 には数々の依頼が舞い込む。助手の内藤三國と共に那智が赴くと、なぜか調査は事件へと変貌する。激しく踊る祭祀の鬼。凶々しい笑みの面の由来。丘に建つ旧家の離屋に秘められた因果。三國が遭遇した死亡事故の顛末。才能と美貌を兼ね備た那智の推理は深淵に潜む真実を炙り出す。過去と現代を結ぶ殺人事件に民俗学的考察が冴え渡る5篇。北森鴻の代表シリーズ、待望の再始動。
  • シリーズ3冊
    682704(税込)
    著者:
    高里椎奈
    イラスト:
    モノサカ 糸
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    美貌の訳アリ兄弟が骨董品の謎を紐解き、縁を結ぶアンティーク・ミステリ!

    潮風香る港町、横浜の路地裏の石畳に佇むダークブラウンの小さな店、雨宮骨董店。
    明るく才能豊かな若きディーラー・雨宮陽人(あまみや はると)が、弟の海星(かいせい)と共に経営する店だ。
    しかしこの兄弟、生活能力に欠ける所があり、陽人の友人で刑事の本木匡士(ほんもく きょうじ)が面倒を見ている。

    ある日、匡士が店を訪れると、陽人が女子高校生二人組に依頼され、カメオの鑑定の真っ最中だった。
    陽人が買い取りを拒否し、二人は立ち去るが、直後、付近で高価なカメオの盗難事件が発生し……!?
    (――第一話 女神のカメオ)

    ある晴れた日、アンティーク・オークションに出掛けた陽人。
    しかし、ギリシャで仕入れた取って置きの品を披露すると息巻いていた知り合いのディーラーが姿を現さない。
    不審に思っていると、匡士から電話が入った。なんとそのディーラーが二日前から行方不明になっていると聞き――。
    (――第二話 シルバーボックス)


    「雨宮骨董店の名に於いて、謎を鑑定致します」
    訳アリ兄弟が、心を解き、縁を結ぶ、心ときめくアンティーク・ミステリ!
  • シリーズ3冊
    374748(税込)
    著者:
    太田紫織
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あらゆる毒に通ずる妃と、身代わり妃として後宮に潜入した少年が謎を解く!

    時は大唐。繁栄を極める玄宗皇帝の後宮は異常事態にあった。
    皇帝が楊貴妃ひとりを愛し、他の妃を顧みない。
    そんな後宮に入った姉を持つ少年・高玉蘭(こうぎょくらん)は、
    ある日姉が失踪したと知らされる。
    やむにやまれず、玉蘭は身代わりとして女装で後宮に入ることに。
    妃修行に励む中、彼は古今東西の毒に通じるという「毒妃」ドゥドゥに出会う。
    折しも側近の女官に毒が盛られ、彼女の力を借りることになり……。
    華麗なる後宮毒ミステリ、開幕!
  • シリーズ12冊
    330770(税込)
    著者:
    澤村 御影
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    怪事件を収集する准教授×嘘を聞き分ける大学生の民俗学ミステリ!

    「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」

    人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。
    なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、
    怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。
    高槻のもとには、奇妙な事件が次々と持ち込まれ――?

    このアパートは、幽霊物件?! 隣の空き部屋から聞こえる奇妙な音の正体は…。
    ――「第一章 いないはずの隣人」

    ふと気づくと、周りにいつも針が落ちている……。これは呪い?それとも…。
    ――― 「第二章 針を吐く娘」

    肝試しに出かけた少女が消えた。しかし数日後、彼女は帰ってきた。足の裏はきれいなままで…。
    ――「第三章 神隠しの家」

    ちょっぴり残念なイケメン准教授と、常識担当の大学生の凸凹コンビが
    民俗学の知識を使って、怪奇事件や都市伝説の謎を「解釈」する軽快なミステリ、開講!!!


    イラスト/鈴木次郎
  • シリーズ31冊
    220770(税込)
    赤川次郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「花嫁はそっくりだが別の女だ」と謎の言葉を残し行方不明になった新郎

    この物語のヒロイン、塚川亜由美。私立大の文学部に通う二年生、少々あわてんぼうの19歳である。彼女はクラブ活動の先輩・田村の結婚披露宴に招かれたが、どうも様子がおかしいのだ。花婿の田村は暗い顔をしているし、そのうえ彼は、「そっくりだが、花嫁は別の女だ」と謎の一言を残し、ヨーロッパへハネムーンに旅立った。その後、行方不明になった田村……。そして第一の殺人が――。サスペンスあふれる長編ユーモア推理。
  • 902(税込)
    著者:
    五十嵐律人
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    現役弁護士作家が放つ、青春リーガル・ミステリ!

    その悩み、一人で抱え込まずお気軽に無法律へ。

    学園祭で賑わう霞山大学の片隅。法学部四年・古城行成が運営する「無料法律相談所」(通称「無法律」)に、経済学部三年の戸賀夏倫が訪れる。彼女が住むアパートでは、過去に女子大生が妊娠中に自殺。最近は、深夜に赤ん坊の泣き声が聞こえ、真っ赤な手形が窓につくなど、奇妙な現象が起きているという。戸賀は「悪意の正体」を探ってほしいと古城に依頼するが……。リベンジポルノ、放火事件、毒親問題、カンニング騒動など、法曹一家に育った「法律マシーン」古城と、「自称助手」戸賀の凸凹コンビが5つの難事件に挑む!
  • どの物件にでも起こりうる事件迫真の賃貸ミステリ

    殺人事件の現場になった賃貸マンション。退去者が相次ぎ困った大家は、住むことで瑕疵を軽減してくれる「瑕疵借り」の藤崎を頼る。そんな藤崎のもとを、犬を捜しているという秋枝が訪ねてくる。事件で殺された男と愛犬の失踪――真相に気づき、犬を見つけ出した藤崎は、程なく別の依頼である戸建てに赴く。家主はなんと、先日知り合った秋枝だった。思わぬ展開に戸惑いながらも藤崎はその“奇妙な戸建て”に入居する……。
  • 924(税込)
    著者:
    堂場瞬一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    周囲から疎まれる組織の”裏切り者”刑事。彼が追う未解決事件の真相とは。

    「忠告だ。影山には近づくな」。
    川崎中央署の若手刑事・村上翼は、管内で起きた人質事件をきっかけに傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目をつけられ、強引に連れ回されるようになる。
    署内の誰もが”裏切り者”と敬遠する影山が、実は10年前に起きた未解決の殺人事件を独自に捜査し続けていると知り、村上も事件解明へと乗り出すが、その矢先、新たな殺人事件が発生。
    被害者の身元もわからず捜査は難航するかと思われたが、村上は2つの事件のつながりに気づき……。圧巻の王道警察小説!
  • 全く新しい『女』の警察小説!新宿歌舞伎町と二丁目で発生の猟奇事件に挑む

    歌舞伎町、新宿二丁目、三丁目を管轄する「新宿特別区警察署」。その担当区域の地図上の形から、「新宿L署」と呼ばれている。その「L署」に本日着任の新井琴音警部は、小3の息子のインフルエンザで初出勤すら危ぶまれていた。夫の敦は警視庁本部捜査一課の刑事だが、琴音のほうが階級は上で、夫婦仲はぎくしゃくしている。大幅に遅刻しつつも琴音がなんとかL署に到着した途端、個性的な服装の女性部下・堂原六花巡査部長から管内で殺人事件が発生と聞く。歌舞伎町のホテルで全裸の中年女性の遺体が発見され、その女性の息子がノコギリを持ち逃走中というのだ。琴音は、レズビアンであることをカミングアウトしている六花から、L署が管轄するこの独特な界隈の歴史や情報を聞き、捜査に入る。その夜、二丁目のショーパブで六花に会った敦だが、上階のイベントスペースで無差別殺傷事件が発生。犯人はその場で自殺したが……。母であり妻であり警察署幹部である琴音と、レズビアンの異色捜査官として男性中心組織の中で闊歩する六花。
    L署の他の面々と共に、事件解決に向けて奮闘する!
  • 814(税込)
    著者:
    芦沢央
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ラスト、せつなさ迫るミステリー

    「知ってる? 川上さん、親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。川上さんは父親から虐待を受けていたが、協力を得られないまま転校したと聞いていた。しかも彼女の怨念が図書室の「呪いの本」にこめられたという怪談にまで発展する。日常のさまざまな謎を解決し、僕も「神さま」と尊敬する水谷くんは、噂の真相と呪いの正体に迫るが……。ラスト世界が反転する、せつないミステリー。
  • 946(税込)
    著者:
    貫井徳郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    犯人は自殺。無差別大量殺人はなぜ起こったのか?

    大手銀行に勤める41歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。40人近くを襲ってその場で焼身自殺した男が、小学校時代の同級生だったのだ。あの頃、俺はあいつに取り返しのつかない過ちを犯した。この事件は、俺の「罪」なのか――。懊悩する安達は、凶行の原点を求めて犯人の人生を辿っていく。彼の壮絶な怒りと絶望を知った安達が、最後に見た景色とは。誰の心にも兆す“悪”に鋭く切り込んだ、傑作長編ミステリ!
  • 858(税込)
    著者:
    柳広司
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    『ジョーカー・ゲーム』の著者が戦中を舞台に描くもう一つのスパイミステリ

    1925年に成立した治安維持法。歴史の闇の中であっても輝きを放つ、「敗れざる者たち」の矜恃とは――?
     
    『蟹工船』の取材と執筆に熱中するプロレタリア文学の旗手・小林多喜二。
    反社会的、非国民的思想犯として特高に監視される反戦川柳作家・鶴彬(つる・あきら)。
    同業他社の知人たちに不可思議な失踪が続き、怯える編集者・和田喜太郎。
    不遇にありながら、天才的な論考を発表し続ける、稀代の哲学者・三木清。

    己の信念を貫く男たちを、クロサキと名乗る内務省の男が追い詰めてゆく。
    彼らはなぜ罪なく裁かれたのか?
    累計130万部突破「ジョーカー・ゲーム」シリーズの著者が令和の世に問う、もう一つの傑作スパイ・ミステリ!
  • シリーズ11冊
    374924(税込)
    著者:
    松岡圭祐
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新進気鋭の作家に盗作疑惑!? 発覚後は失踪――

    ラノベ作家の杉浦李奈は、新進気鋭の小説家・岩崎翔吾との雑誌対談に出席。テーマの「芥川龍之介と太宰治」について互いに意見を交わした。この企画が
    きっかけとなり、次作の帯に岩崎からの推薦文をもらえることになった李奈だったが、新作発売直前、岩崎の小説に盗作疑惑が持ち上がり、この件は白紙に。そればかりか、盗作騒動に端を発した不可解な事件に巻き込まれていく……。真相は一体? 出版界を巡る文学ミステリ!
  • 902(税込)
    著者:
    呉勝浩
    著者:
    下村敦史
    著者:
    長浦京
    著者:
    中山七里
    著者:
    葉真中顕
    著者:
    深町秋生
    他1名
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    組織に生きる者の矜恃。豪華警察小説アンソロジー

    「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。
    組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。
    「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー!
  • シリーズ3冊
    385770(税込)
    著者:
    松岡圭祐
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「高校事変」を超える、青春バイオレンス文学の誕生!

    神奈川県内で発生した女子高生殺人事件。川崎にある懸野高校の一年生・有坂紗奈が両親とともに惨殺された。犯人は紗奈と同じ学校の同級生や上級生からなる不良集団であることが公然の事実とされていたが、警察は決定的な証拠をあげることができず、彼らの悪行が止まることはなかった。しかし、一人の少女、高校一年生の江崎瑛里華の登場で事態は急展開をとげる。人気シリーズ「高校事変」を超える、青春バイオレンス文学!
  • スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、ガラスの鍵賞W受賞作。

    14歳で凶悪事件を自白し保護施設で育ったウーロフ。23年後に釈放され帰郷した時、再び事件は起きた。ウーロフの父が死体で発見されたのだ。犯人と疑われ、世間の誹りを受けるウーロフ。捜査に当たる、ウーロフと同郷の警察官補エイラ。彼女の前に、次第に過去に起きた別の事件が浮かび上がってくる――。スウェーデン推理小説アカデミー最優秀ミステリ賞、スカンジナヴィア推理作家協会「ガラスの鍵」賞W受賞作。
  • 946(税込)
    著者:
    吉川英梨
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    多彩な人間ドラマ! 驚きをいくつも秘めている号泣教場小説!

    甘粕仁子は見当たり捜査員だったが、犯人追跡中に大けがを負い戦線離脱。警察学校の教官になった。助教官の塩見とともに1330期の学生達を受け持つが、仁子の態度はどこかよそよそしい。やがて学生間のトラブルも頻発。塩見は、教官、助教官の密な連携が不可欠と感じる。そんな矢先、警察学校前で人の左脚が発見される。一体誰が何の目的で? 教場に暗雲が立ちこめる中、仁子が人知れず抱えていた秘密が明らかに――!
  • 訳ありナースエイドと天才外科医のノンストップ医療サスペンス!

    新人ナースエイドの澪は、技術至上主義の天才外科医・竜崎と時にぶつかりながら、患者の心を癒していく。しかし彼女がナースエイドを志すきっかけとなった半年前の事件は、まだ終わっていなかった――。
  • 814(税込)
    著者:
    真梨幸子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ラスト10ページ、戦慄のどんでん返し!

    「三人目の女が、先生のところに現れませんように」。死んだはずの人からの不思議なメール、それが全ての始まりだった。連続する不審死、壊れていく日常……イヤミスの女王が放つ、二度読み必至の衝撃作!!
  • シリーズ4冊
    385418(税込)
    著者:
    翔田寛
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    この真相は、見抜けない。

    幼女の遺体が休耕地で発見された。船橋署刑事課主任・香山亮介は、ブルーシートをかけられた遺体の様子が、7年前の田宮事件と酷似していることに疑念を抱く。事件は、犯人とされた男が無実を訴えたまま拘置支所内で自殺して終わったはずだった。香山は模倣犯を疑うが、真犯人による再犯の可能性を示す“あるもの”により、事態が急展開し……。刑事の執念が過去に隠された思いもよらぬ真相を暴く、圧巻の誘拐ミステリー!
  • 1,056(税込)
    著者:
    長浦京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    世界に、牙を剥け。超弩級ミステリー巨編!

    「君の選択肢に『No』はない。『Si(はい)』でなければ『morte(死)』だ」――1996年末、元官僚の証券マン・古葉慶太は、顧客の大富豪・マッシモからある計画を託される。それは、中国返還直前の香港から密かに運び出される国家機密を強奪せよというものだった。かつて政争に巻き込まれ失脚した古葉は、逆襲の機会とばかりに香港へ飛ぶ。だが、彼を待っていたのは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちと、計画を狙う米露英中、各国情報機関だった――。裏切るか、見破るか。策謀の渦巻く香港を“負け犬”たちが駆け抜ける!
  • シリーズ84冊
    253814(税込)
    著者:
    西村京太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    十津川は逮捕された部下・西本を救えるか。傑作長編

    ハネムーンで殺されてしまった新妻との思い出の地、十和田湖で、西本刑事は亡き妻と瓜二つの女性、みな子と出逢う。しかし、彼女は猪苗代湖からの手紙を最後に姿を消してしまった。必死の思いでみな子を探す西本。だが、彼女は何者かに殺害され、西本刑事が殺人の容疑者として福島県警に逮捕されてしまった! 部下の窮地を救うべく捜査を開始した十津川警部は、解決したはずの新妻殺害事件に隠された謎を突き止める。長編トラベル・ミステリー!
  • 1,012(税込)
    著者:
    堂場瞬一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    未解決の誘拐事件は思わぬ方向へ。心揺さぶる傑作警察小説。

    地方都市・北嶺で起きた誘拐事件。県警捜査一課の敏腕刑事・上條元は、事件の捜査中、身代金受け渡しの場でとある重大なミスを起こしてしまう。結果、被害者は殺害され犯人は逃亡、事件は未解決となった。
    事件発生から1年後、被害者の白骨遺体の発見を機に、北嶺署に異動して再び事件を追い始めた上條は、ある一人の少年と出会う。彼との出会いをきっかけに、事件は思わぬ方向に動き始める――。心揺さぶる傑作警察小説。
  • 社会派エンターテインメントの雄が贈る衝撃作

    「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。恐るべき傑作だ」(解説より) 翻訳家 鴻巣友季子

    「最初のひとりがいなくなったのはお祭りの四日後、七月最初の木曜日のことだった」――
    ここは〈始まりの町〉。物語の語り手は四人――初等科に通う十三歳のトゥーレ、なまけ者のマリ、鳥打ち帽の葉巻屋、窟の魔術師。彼らが知る、彼らだけの真実を繋ぎ合わせたとき、消えた人間のゆくえと町が隠し持つ秘密が明らかになる。人のなし得る奇跡とはなにか――。
    社会派エンターテインメントで最注目の作家が描く、現代の黙示録!

    高知市の「TSUTAYA中万々店」書店員、山中由貴さんが、お客様に「どうしても読んで欲しい」1冊に授与する賞、第4回山中賞受賞作。
  • シリーズ6冊
    616814(税込)
    著者:
    中山七里
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大切な命のため、人はどこまで自分を捧げられるのだろうか。 「どんでん返しの帝王」が放つ、衝撃の社会派ミステリ!

    東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。やがてテレビ局に“ジャック”と名乗る犯人から声明文が送りつけられる。その直後、今度は川越で会社帰りのOLが同じ手口で殺害された。被害者2人に接点は見当たらない。怨恨か、無差別殺人か。捜査一課のエース犬養刑事が捜査を進めると、被害者の共通点としてある人物の名前が浮上した――。ジャックと警察の息もつかせぬ熾烈な攻防がはじまる!
    ※本書は二〇一三年四月に小社より刊行された単行本『切り裂きジャックの告白』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 880(税込)
    著者:
    伊兼源太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    猟奇連続殺人事件を追い刑事と記者の使命が交錯する。警察×報道ミステリ!

    千葉県下で猟奇連続殺人事件が発生。絞殺された被害者は、いずれも手指を切断されていた。入社2年目の訪日新聞記者・永尾哲平は、取材で訪問した近隣住民・魚住優に不審感を覚える。一方、捜査一課の津崎庸介も魚住が被害者と同級生だったと知り捜査を進めるが、魚住は失踪。手がかりを掴めない県警は、訪日新聞にある取引を持ち掛けるが……。警察と報道。交錯する2つの使命を、圧倒的なリアリティで描き出す社会派ミステリ。
  • 東京・谷中には、おいしい食べ物、下町情緒、そしてミステリが揃っている!

    下町情緒あふれる谷根千にある、鰯専門の居酒屋。看板娘(?)のつみれの元に謎めいた相談が持ち込まれる。困り果てて頼った開運グッズ店の店主・竹田津は、お好み焼きを食べたり猫を構ったり、寄り道ばかりしながらも、鮮やかに謎を解き明かす!?
  • 映画化決定! 圧倒的共感を集めた青春ミステリが文庫化!

    << 2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 >>

    ■■各種ミステリランキングで話題沸騰中■■

    『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編8位
    週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門6位
    「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇8位
    『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング4位


    成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

    怒濤の伏線回収に驚嘆の声続出! 青春ミステリの傑作が、ついに文庫化!
  • 836(税込)
    著者:
    法月綸太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    作家・法月綸太郎が、偏愛する東西の名作九篇に捧ぐ、オマージュ連作短編集

    日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという恐るべき〈殺人遊戯〉について語りはじめる……。江戸川乱歩の名作短篇「赤い部屋」に捧げる表題作ほか、著者が敬愛する作品へのオマージュだけを集めた、ミステリファンにはたまらない全九篇。
  • 「刑事は必ず正義の上で死ぬんだ」。ミステリー界の巨匠、珠玉の短編集。

    警視庁捜査一課・棟居の後輩刑事が殺された。非番中コンビニ強盗に遭遇し、店員を守るため凶刃に倒れたのだ。彼の死は世間の同情を集め一般市民も通夜に訪れる中、滂沱の涙を流す女性がいた。彼女の正体を追った棟居は、事件の悲しい顛末を知る(「後朝の通夜」)。
    ある者は魔が差したせいで、ある者は確固たる信念によって、追いつめられた人々の心情に迫るミステリーに、書籍初収録の幻の短編「青春の遺骨」を加えた珠玉の6編。
  • 792(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男女の愛憎真理を鋭くえぐる、ミステリの巨匠・松本清張の傑作推理長編!

    考古学会の新進として注目されていたZ大助教授・江村宗三は、松山の老舗商店に嫁いだ元兄嫁の美奈子と度々逢瀬を重ねていた。しかし、2 人で計画した瀬戸内海旅行の中で、美奈子は宗三に妊娠を告げる。「もう松山には戻れないわ。あなたなしには生きてゆかれなくなったわ」……子を産む決意だというが、それは宗三の学界からの追放を意味した。宗三は美奈子の殺害を計画するが――。男女の愛憎心理を鋭くえぐる松本清張の傑作長編推理。ほか一遍収録。
  • シリーズ46冊
    484748(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ユニークな推理と鋭い冴えで人間を翻弄する三毛猫、その名も『ホームズ』。名探偵ホームズの活躍をスリリングに描く

    体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々“物思い”にふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。その名も『ホームズ』。そして、コンビの片山は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。“一応”刑事だ。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人(?)のまわりには事件がいっぱい。ノッポで童顔の片山と名探偵ホームズのスリリングな活躍を描く、ベストセラー「三毛猫シリーズ」ついに電子化!!
  • シリーズ2冊
    748792(税込)
    著者:
    似鳥鶏
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    事件現場に赤ちゃん出動!? 育児も謎解きも全力の新感覚本格ミステリ

    事件現場に赤ちゃん出動!? 育児も謎解きも全力の新感覚本格ミステリ!

    捜査一課の巡査部長、事件に遭遇しましたが育休中であります! 男性刑事として初めての1年間の育児休暇中、生後3ヶ月の息子を連れているのに、トラブル体質の姉のせいで今日も事件に巻き込まれ―!?
  • 924(税込)
    著者:
    周木律
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    この巨大な壁は何? 人々を消失させる恐怖のWALLから逃げられるのか?

    202X年のある夏の日、シコタン島(色丹島)の墓地で祈りを捧げていたロシア人老夫婦が、丘の上から半透明のヴェールが近づいていることに気づく。不思議に思った二人が手をつないだままその壁に触れたとき、彼らの腕は「消去」した――。触れた人間の肉体のみが消去される「ウォール」と名付けられたこの巨大な壁は、1日に20km程度という遅さながら、やがて北海道に上陸、本州も射程に、徐々に西へと、人々を飲み込んでいく。本土上陸から首都圏到達まで1か月ほどしか猶予はない。真実とデマが入り混じりながら拡散され、日本はパニックに包まれていく。「ウォール」が暗示するものは、人類を奈落に突き落とす自然災害や疫病であり、経済格差によって人々を「分断」するものであり、無慈悲な「神の制裁」であり、極めて「平等な存在」である。唐突に出現したこの得体のしれない凶器に、人間は科学と人智をもって対峙しなくてはいけない。善悪を問わず本性をむき出しにする人間たちをあざ笑うかのような「WALL」。果たして結末は――。著者渾身の書き下ろし。一気読みのパニックSFミステリー。
  • ある不思議な力を抱えたひねくれ准教授×天真爛漫女子の心理学ミステリ!

    文学部2年の織辺玲(おりべ・れい)は、配信アプリで人気のイケメン陰謀論者・ユイリに高額投げ銭をしている友人を案じ、やめさせる方法を大学図書館で調べていたところ、
    立ち入り禁止の閉架書庫の中に奇妙な空間があるのを見つける。ふかふかのラグマットに、たくさんの本、なぜか湯気を立てている肉まんも――!?
    訝しんで近付くと、背後から「見た……?」と不気味な声が。振り返るとそこにいたのはボサッとした黒髪の、色白痩身の男性だった。
    驚く玲に、彼は、「積んであった本のタイトルは?」など、奇妙な質問をしてくる。
    なんと彼は、文学部心理学科の准教授・有島雨月(ありしま・うげつ)だった! 閉架書庫を自分のランチ場所にしていたようだ。
    やたら不愛想な彼に戸惑う玲だが、心理学の准教授ならば渡りに船。
    友人を助けてほしいと訳を話すと雨月は興味を示し、一緒にユイリ主催のイベントに参加することになったのだが――。

    「え? 有島先生、催眠術使えるんですか!?」
    「はあ? そんな非科学的なもの、この世に存在しません。催眠術なんて、この世には……」

    「……なんで君だけ、全然かからないの」
    「あはは! 有島せんせー、玲ちゃんに興味津々なんだってさ」

    やがて玲は知ることになる。有島雨月の大きな秘密と苦悩を。そして彼が追い求めてやまない「誰か」の存在を。
    自分の持つ「不思議な力」を利用しつつも憎んでいるクセ強准教授・有島雨月と、好奇心旺盛な天真爛漫女子・織辺玲。
    新・凸凹コンビが科学と非科学の力で謎を解く、心理学×催眠術×現代ミステリ!
  • シリーズ2冊
    748836(税込)
    著者:
    中西 鼎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    万能の天才学者、刑事に転身。理性と感性が交差する新時代の科学ミステリ!

    警視庁に新設された精鋭部隊「高度科学犯罪対策班」(通称・科対班)に召集された大村珠緒。彼女の新たな相棒は、元東大の研究者で容姿端麗だが奇人ぶりで周囲を振り回す男、葵野数則だった。圧倒的な科学知識と天才的な頭脳で巧妙なトリックを見破る葵野と、人の心への共感力で思いもよらない事実を見抜く珠緒のバディは、科対班に舞い込む難事件を次々に解決していく。だが、葵野の過去に隠された因縁の事件を知ることになり……。
  • 人気ドラマ原作! 「俺は法律というメスを駆使し人を治療する」元外科医の切れ者弁護士が、弱者を救い、真実を追究する!

    名門・師団坂法律事務所には刑事事件専門の部署がある。そこに所属する弁護士は元医師の経歴を持つ鷹野を筆頭に、元刑事の人情家、元ニートのゲーマーなど個性派揃い。ある日、彼らの元に無実を訴える男から弁護の依頼が入る。駅のホームから女性が転落死した事件で、検察に自白を誘導され殺人犯にされそうだというのだ。型破りな弁護士軍団が男を守るために授けた秘策とは何か? 疾走感抜群の新時代リーガル・ミステリ。

    ※本書は2020年3月刊行の『正義の天秤』(角川文庫)、2022年8月刊行の『正義の天秤 アイギスの盾』(角川文庫)、2023年2月刊行の『正義の天秤 毒樹の果実』の3冊を収録した合本形式での配信となります。
  • 事故か、殺人か――彼女のメスは、死体が見た最後の風景を蘇らせる。

    京都府警に持ち込まれた傷害致死事件。引きこもりの大学生が、異様な姿で死亡した。伏見署に連行された母親は「娘の身体を突き破って悪魔が出てくる」と興奮気味に話し、供述は要を得ない。夫の事故死をきっかけに彼女がのめり込んでいた新興宗教は、「悪魔祓い」と称して、信者に加虐的な扱いをすることもあったという。遺体の状況から、母親の虐待を疑う京都府警は、検屍と司法解剖を千夏に依頼するが……(「エクソシズム」)。京都市北区の河川敷で、首のない遺体が発見される。被害者は刺青があり、小指も欠損していることから、暴力団関係者とみなされるが、身元はわからない。激しい暴行を加えられた後、首を切断するほどの動機とは一体何なのか? 現場に駆け付けた検視官の都倉は、何かしっくりしないものを感じながらも、何が違和感なのかわからない。司法解剖を担当した千夏の見解を聞くうち、都倉はあることに気づく。(「梟首」)など、4話を収録。
  • 429(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    深木章子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    このミス、本ミスW受賞の注目作。往復書簡で真相に迫る、本格ミステリー

    昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。親族しかいない法要が屋敷で執り行われるがそこで殺人事件が起こる。長女と孫(早死にした長男の子)がヒ素で死んだのだ。調査を進めると、殺された長女の婿養子の弁護士のポケットから、ヒ素をいれたチョコレートの紙片が発見された。
    「わたしは犯人ではありません。あなたはそれを知っているはずです――。」
    無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となったその弁護士は、事件関係者と「往復書簡」を交わすことに。「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦は往復書簡の中で繰り広げられ――、やがて思わぬ方向へ「真相」が導いていく――。「このミステリーがすごい!」2021年版 国内編(宝島社)と「2021年本格ミステリベスト10」国内ランキング(原書房)で堂々7位のW受賞作品。A.バークリーの『毒入りチョコレート事件』をオマージュとした本格ミステリ長編。
  • シリーズ3冊
    704792(税込)
    著者:
    加藤実秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新米刑事の配属チームは元マル暴と訳ありエース!? 新感覚警察小説!

    「平凡な私がなんで刑事課に?」新米警察官の水木直央は、内勤で刑事たちを支える事務職希望だったが、桜町中央署の刑事課に配置される。その上指導役は、極道のような威圧感を放つオヤジ刑事とイケメンながらどこか陰のあるエース刑事。訳ありげな先輩バディの様子に不審の念を抱く水木だが、初日から殺人事件が発生し、二人の型破りな捜査に巻き込まれていく……。
    秘密を抱えた凸凹トリオが織りなすノンストップ警察小説!
  • シリーズ6冊
    6821,056(税込)
    著者:
    京極夏彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    闇の江戸、跳梁跋扈する怪、そして、妖しを斬る影――傑作妖怪時代小説。直木賞、柴田錬三郎賞受賞「巷説シリーズ」の原点!

    怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧――。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが……。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。世の理と、人の情がやるせない、妖怪時代小説、第一弾!
  • シリーズ3冊
    385418(税込)
    著者:
    大門剛明
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    俺は法律というメスを駆使し人を治療する。元医師で弁護士の鷹野和也、登場

    名門・師団坂法律事務所。
    しかし創設者を喪って以来、
    事務所の経営は下降の一途。
    創設者の娘で弁護士の芽依は、
    助っ人として、元医師で弁護士の鷹野和也を海外から招聘する。
    ほっとした矢先、鷹野は事務所を「診断」し、
    無能な弁護士を「切除」すると宣言。
    しかも死刑求刑不可避な裁判で、死刑を回避すると言い出し、
    交差点に突っこんで死傷者を出した男の弁護に挑む。
    新時代を切り拓く、絶対的に面白いリーガル・ミステリ。
  • シリーズ4冊
    374429(税込)
    著者:
    柚月裕子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    第69回日本推理作家協会賞受賞作、待望の文庫化!

    常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。

    昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。
  • シリーズ2冊
    363396(税込)
    著者:
    有栖川有栖
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新シリーズ開幕! 彼には、真実も幽霊(ゴースト)も視えている――

    心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と幽霊を視る能力がある。事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいる謎、ホラー作家のもとを訪れる幽霊の謎、突然態度が豹変した恋人の謎……ミステリと怪談の驚異の融合!
  • シリーズ22冊
    594990(税込)
    著者:
    神永学
    装画:
    鈴木康士
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    晴香はある騒動について相談するため、霊を見たり、会話したりする能力を持つ青年・斉藤八雲を訪ね、調査を依頼する

    学内で幽霊騒動に巻き込まれた友人について相談するため、晴香は、不思議な力を持つ男がいるという「映画同好会」を訪ねた。しかしそこで彼女を出迎えたのは、ひどい寝癖と眠そうな目をした、スカした青年。思い切って相談を持ちかける晴香だったが!? 女子大生監禁殺人事件、自殺偽装殺人……次々と起こる怪事件に、死者の魂を見ることができる名探偵・斉藤八雲が挑む、驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー登場!!
  • 385(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    松岡圭祐
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「探偵を追う探偵」の物語、衝撃のスピンオフ!

    女子大生の璃香はアルバイト先であるガールズバーの太客から執拗なつきまとい行為を受けていた。相手の弱みを握るため探偵を雇うが、向こうも探偵を雇っており予期せぬ反撃に遭う。一縷の望みを託し、救いを求めたのは中堅調査会社「スマ・リサーチ」の対探偵課に所属する桐嶋颯太だった。桐嶋の活躍で事態は収まった――かと思われたが、一転して大きな悲劇が訪れる……。人気シリーズの帰還にして新たな物語、開幕!
  • シリーズ27冊
    286924(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    人気随一の若手歌舞伎俳優が失踪、17年後の追善興行で、またしても殺人事件が……。梨園にわだかまる因習と確執、激しい親子の愛憎の中に謎が隠されていた! 表題作に「鴉」「トランプ台の首」を収録。
  • 異能力ミステリ、最前線! 知略を駆使した異能力バトルを目撃せよ!

    時空操作、鉄筋生成、猫化、空間統御―唯一無二の力「匿技」の持ち主たちを集める「日本特別技能振興会」。自他を透明化する匿技を持つも、ある理由から組織に背を向けて生きようとする君待秋ラだったが、ある「匿技士」の死をきっかけに、終わりなき戦いに巻き込まれてゆく。その背後には戦後「振興会」発足時からの巨大な闇が横たわっていた。
  • 792(税込)
    著者:
    黒川博行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    美大生探偵コンビが、密室事件の謎に挑む。本格謎解きミステリ!

    美大生の冴子は同級生の美和に連れられ、有名彫刻家に嫁いだ美和の姉・雅子の暮らす豪邸に訪れる。
    そこで2人が発見したのは、ガスが充満したアトリエに瀕死状態で倒れている雅子の姿だった。
    なんとか外に運び出すも、目を離した隙にアトリエはなぜか密室状態に。
    犯行を疑われる義兄も失踪し、自殺か他殺かすら判然としない中、冴子と美和は独自の調査を開始するが……。
    何度も覆る推理と巧妙なトリックが魅力の本格ミステリ。
  • 792(税込)
    著者:
    柴田よしき
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    心の闇を描くせつないホラー短編集

    「この作品を読んでいる最中、何度も何度も泣いてしまった」(解説より) 作家 田辺青蛙

    生まれた時から自己主張が苦手で、不満を口にすることができない由佳里。狭苦しく選択肢のない実家を出て、東京で大学を卒業し会社員となった由佳里は、そりの合わない上司の鈴本から理不尽なことで文句を言われ、罵倒される毎日を送っていた。「死ねばいいのに」現実逃避するのに昇ったビルの屋上で呪詛を吐いた翌日、由佳里は会社で鈴本が失踪したと聞く……(「自滅」より)。
    女性たちの心の闇に迫る戦慄のホラー短編集。
  • シリーズ3冊
    396418(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    祖母、母、娘。個性豊かな女三世代が贈る痛快ミステリ、開幕。

    天才画家の祖母と、生活力皆無でマイペースな母と暮らす女子高生の天本有里。彼女が出演した舞台で、母の代役の女優が何者かに殺された。有里の目の前で倒れた被害者が最後に口にしたのは、母の名前だった。彼女の身に何が起きたのか。事件を追ううちに、3人の周囲に次第に不穏な影が忍び寄り……?個性豊かな女三世代が贈るユーモアミステリ開幕!
  • 770(税込)
    著者:
    敷島 シキ
    イラスト:
    カオミン
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    美しき孤高の解剖医×霊が見える新人刑事が、未解決事件にメスを入れる!

    八王子署の新人刑事・祝依 然(いわい ぜん)は、首吊り死体発見の報を受け、現場に急行する。
    先輩刑事の相田は自殺で処理しようとするが、祝依はこの事件が他殺だと知っている。
    部屋の隅に佇む、男性の霊が見えるから――。

    しかし事件性を主張するも、先輩に一蹴されてしまう。
    そこに現れたのは、担当の解剖医・霧崎真理(きりさき まり)。
    八王子医大病院の法医学教室に所属する、風変わりだが凄腕の解剖医だという。
    ゴシックロリータファッションの上から白衣をまとった彼女は、この死体が他殺である可能性を指摘し……。

    「生きている人間は嘘を吐きますが、死体は嘘を吐きません」
    傷を抱えたバディが、事件にメスを入れる! 注目の法医学ミステリ。
  • 880(税込)
    著者:
    古野まほろ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    加害者は警察官の息子。世間は犯人を、親を、どう断罪するのか!?

    A県の小学校で起きた前代未聞の無差別大量殺人。犯行後、犯人の男は居合わせた警官から奪った拳銃で自殺する。現役警官である男の父もまた、直後に自死。県警本部は混乱の坩堝【るつぼ】と化した。謎多きこの事件の解明に乗り出したキャリア女警の由香里は、捜査の末、驚きの真実を見つける。ベテラン警察官達の矜持と保身、組織の理不尽と世間の無情、引きこもりとその家族の実情――数々の問題提起を孕んだ社会派警察ミステリー。
  • 伊坂幸太郎屈指の人気を誇る「殺し屋シリーズ」3冊が合本で登場!

    『グラスホッパー』
    伊坂幸太郎史上、最大の問題作にして最強傑作。「殺し屋シリーズ」の原点!
    「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの天才「蝉」も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに――。

    『マリアビートル』
    2022年劇場公開、ブラッド・ピット主演のハリウッド映画原作
    東京発盛岡着、2時間30分のノンストップエンタメ!
    幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する。
    小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!

    『AX アックス』
    最強の殺し屋は――恐妻家
    2020年の年間文庫ランキング4冠達成&本屋大賞ノミネート作!
    「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたいと考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

    ※電子書籍限定特典として著者直筆のイラスト&サインを収録しています
    ※本電子書籍は『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』を1冊にまとめた合本版です
  • 旧家が抱える闇は暗く深い――遺産相続をめぐる本格ミステリ!

    室町時代から続く名家・榊原家。当主の道山が亡くなり、家の古い習わしから孫の俊彦に多額の遺産が相続されるはずだった。しかし俊彦はその権利を放棄。なんとか夫を翻意させようとする妻の景子だったが首尾よくいかず、そればかりか謀略の果てに義姉を死なせてしまう。ところが放置した死体が忽然と消えてしまい――。死体を隠したXは誰か。真相は闇に葬られてしまうのか。それとも……。遺産相続をめぐる本格ミステリ!
  • 858(税込)
    著者:
    清水朔
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    驚異的な舌を持つ名探偵×駆け出しのイケメン作家のバディが事件の謎を追う

    ジビエで町おこしを狙うU県北篠市二桃地区には伝説がある。二桃山の安永桃神社から上に行った子供は神隠しに会うという。伝説の神隠しを取材しに同地を訪れた作家・籠目(かごめ)周(あまね)は、近くの小学生が行方不明になっている事件を聞かされる。その山での散策の途上、包丁を振りおろし一心不乱に何かをしている男と遭遇。気圧されて後退さった先に転がっていたのは、誰かの小さな「右手」だった――。
    驚異的な舌(味覚)を持つ名探偵と直感(だけ)が冴えるイケメン作家、相性最悪のコンビが現実の殺人事件と伝説の裏に隠された事件の謎を追う! 痛快民俗学ミステリー!
  • 書き下ろし短編収録!

    どんな小さな事件でも、続けて似たような事件が頻発すれば、その背後に歪んだ犯人の心が透けて見えて来る――。東京の下町、門前仲町の商店街の裏路地で連続した植木鉢の損壊事件。所轄高橋署の新米刑事、麻生龍太郎は相棒の今津とともに捜査を開始するが、やがて傷つく人々の姿が浮かび上がる……。(「大根の花」)みずからも秘密を抱えた敏腕刑事・麻生龍太郎が哀しき事件を追う警察ミステリー。書き下ろし短編収録。
  • 880(税込)
    著者:
    呉勝浩
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    銃撃テロを生き延びた五人。彼らは何を隠しているのか、何を恐れているのか

    ショッピングモール「スワン」で無差別銃撃事件が発生した。死傷者40名に迫る大惨事を生き延びた高校生のいずみは、同じ事件の被害者で同級生の小梢から、保身のために人質を見捨てたことを暴露される。被害者から一転して非難の的になったいずみのもとに、ある日一通の招待状が届いた。5人の事件関係者が集められた「お茶会」の目的は、残された謎の解明だというが……。文学賞2冠を果たした、慟哭必至のミステリ。

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