『サスペンス、太田忠司(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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心があるふりをして生きる僕が、証明したいのは母の無実。
はじまりは孤高の女性作家殺人事件――
死に臨む探偵が、最後に挑む難題とは?
追及は悲劇を呼び、ついに驚愕のラストが!?
『麻倉玲一は信頼できない語り手』著者の野心作!
往年の名優桜崎真吾は、数々の事件を解決し、探偵としても名を馳せていた――。
膵臓癌で余命半年の彼を、青年永山櫻登が訪ねる。前年夏、作家来宮萠子が渋谷区松濤の自宅で刺殺された。
凶器の指紋により容疑者とされた櫻登の母春佳は、「わたしに責任がある」と言い遺して自殺。無実を信じる櫻登は、桜崎に真相究明の助けを求めたのだ。
だが、追及の先に浮かび上がったものとは!? -
事件と謎とき、少し恋愛……
1993年、世の中がまだバブル景気に浮かれていたころ、OLを辞め、「求む、バカな人」という求人広告に惹かれて探偵事務所の門を叩いた女がいた――20年にわたって書き続けられている「藤森涼子シリーズ」の短編の中から、「善意の檻」「封印された夏」「遊戯の終わり」「追憶の猫」「ウンディーネの復讐」の5編を収録。緻密な謎解きやサスペンスを堪能できる本格ミステリとしてはもちろん、ひとりの女性の成長物語としても十二分に楽しめる傑作短編集。(構成・解説/大矢博子)
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