『サスペンス、小池真理子(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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死に魅入られた二人の男女は、甘美な充足感中で終焉を迎えるはずだった。アルビノーニの荘厳な旋律に浸りながら……。しかし雪に閉ざされた山小屋で、愛と孤独、そしてほんの少しの偶然が、事態を予期せぬ方向へと導いていく。傑作心理サスペンス!
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サンデー毎日連載時から圧倒的反響!!
愛した男は誰だったのか――
現代人の心の襞の奥底に踏み込む、濃密な心理サスペンスの誕生。
なぜ生きるのか? なぜ愛するのか?
人が他者を、自らを支えきれなくなった時代、「生と性」の意味を問い続けてきた著者が贈る、渾身の感動長編!
孤独の中を生きてきた男女が辿りついた場所とは――
幸村鏡子は、長野県軽井沢の外れにある花折町で小さな文学館の管理人兼案内人の仕事をしながら独りで暮らしている。
夫を亡くしてから心身のバランスを崩していた鏡子は、町内の精神科クリニックで高橋智之医師の診療を受けはじめる。やがて鏡子と高橋医師は恋に落ちるが、高橋医師は突然姿を消してしまい......。 -
突然現れた妻の旧友は、厚顔で鼻持ちならない女だった。従順な妻を家政婦のように扱い、平穏だった家庭生活を掻き乱していく。そんな彼女に夫は不快感を募らせていくのだが……(日本推理作家協会賞受賞作「妻の女友達」)、ありふれた日常に潜む心の闇と、音もなく忍び寄る恐怖を描いた傑作サスペンス集。
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両親が亡くなり、解体した実家の物置の床下から白骨死体が発見された。娘である早紀子は、25年前の記憶を辿るうちに、ある事件に思い当たる。この骨は過去の犯罪を告発すべく現われたのか……。繊細なタッチで描く戦慄の長編サスペンス。
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優美には他人に言えない秘密の愉しみがあった。「万引」である。いつもなら安物のアクセサリーを狙うのだが、その日は市価120万円もの燦然たるダイヤの指輪に狙いを定めた。いつにない極度の緊張と恐怖を全身に感じながら、どうにか成功させた優美だったが、本当の恐怖はそのあとから始まった!――見えない恐怖をスリリングに描くサイコ・サスペンスの傑作短編集。
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「いやだ、わからない?そんなに私、変わった?」中学時代の無二の親友・良美と二十五年ぶりに再会した小夜子は、やっとの思いで笑顔を作った。目の前にいるのは、美少女の面影を微塵も残さぬ不気味な中年女だったのだ。しつこく付きまとう良美に言いようのない不安と恐怖を抱く小夜子。そんな折、良美は二十代で死んだという情報が…!心理サスペンスの名手が織り成す日常の恐怖。傑作短編集!
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著者の自選短篇セレクションシリーズのミステリー篇。表題作「泣かない女」、推理作家協会賞受賞作「妻の女友達」をはじめ、「悪者は誰?」「鍵老人」の4篇を収録。男の歪んだ欲望と、女の捻れた欲望がぶつかりあう。普通の人々の生活がふとしたことから崩れていき、その隙間に忍び寄る狂気。心の奥底を覗き込むようなミステリーの醍醐味を味わえる傑作の連続。
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若い豹のように美しい恭一に魅かれていく人妻の比奈子。画廊経営者の夫を欺いて二人の逢瀬を楽しんでいた別荘に不意に訪れてきた少女。そして彼女の突然の死が謎めいた事件をよびおこす。不倫の愛に溺れた比奈子を追いつめる脅迫者。また新たな殺人事件が……。緊張した男と女の愛を描くラブサスペンス書き下ろし。
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ひぐらし鳴き乱れる北鎌倉の屋敷にひっそり暮らす若き女主人。彼女に魅了された男は請われるがまま、悪に手を染めることになる。魔性の女に翻弄される男を待受ける思いがけない結末。表題作「ひぐらし荘の女主人」。ほかに、禁断の恋を描く「花ざかりの家」、飼育願望の極致「彼なりの美学」匂い立つ美と官能の饗宴、鮮やかなラストの反転。極上を味わう自選短篇集。
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