『ホラー、長島槇子(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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幽霊だっていいじゃねぇか。娼妓(ねこ)なら抱き寝してやろう。
大川に架かる四本の橋の近くには浅草や両国広小路の歓楽街、川を渡った向島、本所、深川には情緒のある水辺の町ができ上がった。堀端には料理屋や茶屋が建ち並び、当然のように色町が栄えた。岡場所と呼ばれる私娼窟だ。香具師の真似事をしながら岡場所をうろつく遊び人の萬女蔵は、侍に斬り殺された美しい芸者の幽霊がでるという茶屋の話を聞きつける。美貌の噂に惹かれて出向いた萬女蔵が見たものとは? 第2回『幽』怪談文学賞受賞者が本所両国の色町と見世物小屋を舞台に描く、妖しく艶やかな江戸怪談。 -
マダム、どうぞお好きな美男を――。ただし快楽を味わうだけ。決して恋をしてはいけない。
離婚後、子育てと仕事で忙殺されていた眉子は、親友から「男を買いに行こう」と誘われる。病気も、妊娠も後腐れの心配もないという砂漠のなかの「男市場」には、女の欲求を満たすありとあらゆるタイプの男が客の寵を競っていた。眉子はそのなかで、褐色の肌の「シン」という青年を選び、これまでにない悦びを味わう。だが、翌日も「シン」を選ぼうとする眉子に親友は言った。「やめたほうがいいわよ」と……。 -
エロティックなランジェリー、緊縛……妄想か現実かわからないまま、瑠衣子は人形とのセックスに溺れていく……。
38歳のOLの瑠衣子はパリで日本の男の形をした等身大の人形を買う。それは、人間と見紛うばかりの精巧な造りをしていた。瑠衣子は人形に甘い言葉をささやかれる夢想をしながら、人形の口を吸い、リアルにできた性器を使って人形とセックスをする。夢想はエスカレートし、人形は瑠衣子に際どい命令を下すようになる。エロティックなランジェリー、緊縛……妄想か現実かわからないまま、瑠衣子は人形とのセックスに溺れていく……。
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