『時代小説、ホラー(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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【無料ガイドブック】集英社文庫電子版の中から〈現代小説〉〈ミステリー〉〈恋愛・青春〉〈歴史・時代小説〉〈エッセイ〉〈ノンフィクション〉〈現代人必読書〉の7ジャンルで、名作・傑作を選定しました。また、気鋭の新人を輩出してきた「すばる文学賞」、小説の世界に常に新しい風を送り込む「小説すばる新人賞」の電子化作品も合わせてご紹介します。お手持ちの端末にダウンロードして、デジタル読書体験にご活用ください。
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歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う5つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。
読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕か――?
異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。
5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える
矢野 隆 有我 ――鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。
天野純希 死霊の山 ――室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。
西條奈加 土筆の指 ――江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。
蝉谷めぐ実 肉当て京伝 ――江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。
澤田瞳子 ねむり猫 ――江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。 -
■収録作品私は負けたことがないウィズバイラス・インジュピター夢の中の少女ソシャゲ世界のやり直しだいたいゾンビのせい信じた手紙は花の香り素敵なお話いっぱい書いてね!〜小説家のあなたが“ファンな”あの子にご奉仕される〜カクヨム編【CV:五月あめ】
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盲目の美少女修法師、百夜のもとにもたらされた今回の怪異は、顔に風がかかると同時に、部屋中が真っ赤に染まるというもの。いかなる九十九神の仕業か?
盲目の美少女修法師、百夜のもとを訪れた茶問屋、尾張屋清右衛門。毎早朝、夢うつつのさなか、顔にふうっと風が当たるとともに、部屋の中が赤い光で満たされるのだと言う。九十九神の仕業とみた百夜は、一番弟子を自称する左吉と共に、尾張屋の寝間に泊まり込むことにしたのだが…?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第109話。 -
「地獄の業火で焼かれるがいい」女の口から漏れた赤い炎が、男の全身を包んだ――。時は幕末。川崎の宿場町で妖怪・火車が次々と人を焼き殺すという怪異が発生。人に憑いた霊を払うことができる憑きもの落としの浮雲と薬の行商・土方歳三は、道中で知り合った才谷梅太郎(実は坂本龍馬)とともに調べを進めると、そこには若く美しい女の悲しく切ない物語が秘められていた。点と点が繋がったとき、明らかになった衝撃の真相とは? 圧倒的な読み心地と猛スピードの展開、驚くべき結末が快感の新時代幕末ホラーミステリ!
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享保十三年、第八代征夷大将軍・徳川吉宗が招聘したのは、巨大な「象」であった。海を越えてはるばる旅をしてきた象は、長崎の港に着いたのち、陸路、徒歩で江戸城に向かう。多くの人間を引き連れた象の行く先々は、珍獣を一目見ようとする見物人であふれかえり、さまざまな人間模様を見せる……。史実を元にファンタジックに描かれた連作短篇時代小説。
*わらしべの唄
*獺祭の湊
*象鳴き坂
*半鐘さん
*マン・オン・ザ・ムーン
*千日手の解法
*エピローグ 象を引く
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
南蛮人の亡魂と共に現れた、金属の風車らしきもの。障りをもたらすのは亡霊か、付喪神か。風車の正体は?
百夜の家へ、桔梗に連れられやってきた蝋燭問屋の番頭。店の者が次々と障りにあい、指が輪を作ったまま離れなくなったり、南蛮人の亡魂が出ると言う。そして亡魂と共に現れる謎の物体。金属で出来た風車に見えるのだが…?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第108話。 -
『半七捕物帳』などの時代小説や戯曲作家としても人気を博した怪奇・幻想文学の第一人者、岡本綺堂の代表作100作品以上を一挙収録した岡本綺堂怪談奇談全集。
■収録作品
三浦老人昔話
桐畑の太夫
鎧櫃の血
人参
置いてけ堀
落城の譜
権十郎の芝居
春色梅ごよみ
旗本の師匠
刺青の話
雷見舞
下屋敷
矢がすり
青蛙堂鬼談
青蛙神
利根の渡
兄妹の魂
猿の眼
蛇精
清水の井
窯変
蟹
一本足の女
黄いろい紙
笛塚
龍馬の池
近代異妖編
こま犬
水鬼
マレー俳優の死
停車場の少女
木曽の旅人
鴛鴦鏡
鐘ヶ淵
指輪一つ
白髪鬼
離魂病
百物語
妖婆
異妖編
月の夜がたり
影を踏まれた女
父の怪談
河鹿
異妖新編
西瓜
鴛鴦鏡
白髪鬼
鷲
鰻に呪われた男
くろん坊
妖婆
深川の老漁夫
五色蟹
怪獣
怪獣
恨みの蠑螺
真鬼偽鬼
海亀
経帷子の秘密
岩井紫妻の恋
深見夫人の死
鯉
鼠
夢のお七
眼科病院の話
怪談一夜草紙
世界怪談名作集
貸家
スペードの女王
妖物
クラリモンド
信号手
ヴィール夫人の亡霊
ラッパチーニの娘
北極星号の船長
廃宅
聖餐祭
幻の人力車
上床
ラザルス
幽霊
鏡中の美女
幽霊の移転
牡丹燈記
中国怪奇小説集
開会の辞
捜神記(六朝)
捜神後記(六朝)
酉陽雑爼(唐)
宣室志(唐)
白猿伝・其他(唐)
録異記(五代)
稽神録(宋)
夷堅志(宋)
異聞総録・其他(宋)
続夷堅志・其他(金・元)
輟耕録(明)
剪燈新話(明)
池北偶談(清)
子不語(清)
閲微草堂筆記(清) -
大人気シリーズ「陰陽師」のアンソロジー。
夢枕獏による「陰陽師」短編2本と、「オール讀物」の「陰陽師」特集に掲載された新進気鋭の作家4名による短編を収録しています。舞台は平安時代にとどまらず、室町時代・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まった一冊です。(解説・細谷正充)
収録作品
・露子姫が見つけた不思議な烏毛虫は、食べれば食べるほど大きくなり…(夢枕獏「むしめづる姫」)
・信子姫に仕える、耳のいい女房。彼女は右耳には虫が棲んでいて…(蝉谷めぐ実「耳穴の虫」)
・鳥辺野で騒ぎを起こす少年は、博雅の腕を欲していた。その理由は?(谷津矢車「博雅、鳥辺野で葉二を奏でること」)
・足利義教の時代。法師陰陽師の兄弟が、蘆屋道満の式神に出会う(上田早夕里「井戸と、一つ火」)
・戦国大名・細川幽斎とキリシタン陰陽師が、「連歌」をもって妖に挑む(武川佑「遠輪廻」)
・晴明たちが出会った不思議な少年は、唐の国からやってきた「??(なた)」だった(夢枕獏「??(なた)太子」) -
別れの時は近い。降りしきる雪の中、百夜とむつ、当来軒は、恐山山頂、宇曾利湖を目指す。そこで彼らを待つものは?
恐山の麓までやってきた百夜一行。いよいよ旅も終局、別れの時は近い。日も陰り、降りしきる雪の中、百夜と当来軒は、むつの導くままに山頂の宇曾利湖を目指し、山道を登り始める。しかし、その後を追う怪しい人影が…
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第107話。 -
八戸港に上陸した百夜一行は、未来を確実に当てる八卦占い師の噂を聞く。むつは、その人物が困っていると言うのだが。
だんだんと神に近づいていくむつを連れて、百夜の一行は八戸藩に入った。そこで未来の出来事を確実に当てて、米問屋や材木商に大儲けさせている占い師の噂を聞く。謎の素性の八卦占い師を招き寄せたむつに、山崎と名乗るその男は摩訶不思議な話を語り始めた。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第106話。 -
むつの願いで早池峰山詣でに向かった百夜の一行は主のいない宿坊に泊まるが、そこはただならぬ気配が。
むつの願いで早池峰山詣でに向かった百夜の一行は、雪の夜に麓の主のいない宿坊に泊まることに。
ただならぬ気配を感じながら宿坊に入ると、そこには3人の先客がいた。旅の女のしめ、行商人の為造は怪異が起きていると訴えるのだが、若い僧侶の法稔は頑なにそれを否定する。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第105話。 -
百夜とむつが夜更けの宿から何者かに攫われて、気が付くと黄泉の世界にいた。この恐るべき力の主は何者なのか?
神になろうとしている少女・むつは、旅先で出羽国に行きたいと突然言い出した。その夜、百夜とむつは師匠の峻岳坊高星も気づかぬ間に攫われてしまう。二人は黄泉の世界に踏み込み、次々と異形のモノたちに襲われる。果たしてこの恐るべき力をふるうものは何者なのか。その目的は?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第104話。 -
女の怖さ、儚さ、したたかさ、危うさ――。
江戸時代に起こった事件をモチーフに紡がれた珠玉の5篇。
単行本『奇説無惨絵条々』を文庫化にあたり改題。
「雲州下屋敷の幽霊」雲州松平家前当主・宗衍の侍女となったお幸は、
どんな酷い仕打ちを宗衍に受けても、恨む素振りを見せない。
業を煮やした宗衍が思いついたのは、彼女の背に刺青を入れさせることだった……。
「女の顔」南町奉行所の将右衛門は、
材木問屋の娘・お熊が夫に毒を盛った事件で下女のお菊を取り調べる。
彼女が頑なに口を割らない裏には恐るべき事実があった。
「夢の浮橋」見世物小屋一座の智は若い男に頼まれて、身の上話をはじめる。
貧乏漁師の家から吉原に売られた彼女は、
花魁の八橋姐さんに可愛がられていたが……。
ほかに「だらだら祭りの頃に」「落合宿の仇討」を収録。
解説・田口幹人(書店人)
※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本『奇説無惨絵条々』を改題した文庫版を底本としています。 -
百夜たちが泊まる宇都宮の宿に出現した白髭の老人と九つの光の玉。得体の知れない怪異に百夜は苛立つ。
神に近いものになろうとしている少女、むつを修行させるため、津軽への旅に出た百夜一行。宇都宮の宿に現れたのは、目のない顔を持つ白髭の老人と九つの光の玉。その正体がわからぬ百夜は、いつになく苛立っている。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第103話。 -
陰陽師、乱世に立つ――。
永禄9(1566)年の秋、岩木山の麓に城を構える大浦家では阿保良(おうら)姫と若武者・為信の婚礼が間近にせまっていた。ところがある夜、姫が突如みにくい妖怪と化し、行方をくらませてしまう。時おなじくして、上野国より沼田面松斎なる浪人が堀越城へとやって来る。聞けば彼は陰陽道に通じた術者であるという。姫の身に起きた奇怪な現象を聞いた面松斎は、さっそく陰陽術を駆使し姫の探索を行うが――。
【解説】
青森県弘前市を拠点に活動する劇団「ひろさき演人」によるドラマリーディング(朗読劇)の上演台本です。
弘前市で毎年行われている「堀越城秋まつり」にて書き下ろし上演された作品です。戦国時代、津軽為信に仕えた軍師・沼田面松斎が活躍する伝奇ロマンをお楽しみください。
【ひろさき演人 公式HP】
https://hirosakiengine.amebaownd.com/ -
人間を超える力を持った少女むつを修行させるため津軽へ向かう高星と百夜。千住大橋界隈で加持祈祷を頼まれるのだが。
十歳ほどの娘にすぎないむつは、人間を超える力を持つ八百比丘尼になる運命。精神は子供のままであるむつを修行させようと、峻岳坊高星と百夜は津軽への旅に出る。が、むつの持つ力が様々な怪異と霊気を呼び寄せてしまう。千住大橋界隈にさしかかった一行は、さっそく加持祈祷を頼まれることに。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第102話。 -
本格的ショートショート。一度で良いから、読んで欲しい!
「しっかり落ちのある、ちゃんとしたショートショートを読みたい」あなたへ。星新一憧れの、プロライターが頭から血が吹く程度は本気で書いた、本物のショートショートです。
※カクヨムで無料展開中。経済関連のライターなのに、コロナ禍で経済的に恵まれていないので、ご購入して頂いたお金は大事に創作に打ち込むために使わせて頂きます。
※comsickでTwitterしてます。購入された方で連絡取りたい方は、ぜひ! -
百夜と野津藩に雇われたルードラは、稲荷社の異界通路を通って現れた異国の神によって異次元に送られる。
高星、鐡次、桔梗、赤柄組の百夜軍団、異国の呪術師ルードラを臣下にした野津藩、稲荷社を通路にこの世への回路を得た異国の荒ぶる神。三つ巴の戦いは、この世とあの世との狭間をも舞台に壮絶な闘いを繰り広げることに。百夜シリーズ100話を記念して書き下ろされた作者渾身の長編作品の後篇。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第101話。 -
江戸中の10歳の女童が突然意識を失う事件が続いた。女童はなぜ狙われたか?通算100話を記念して書き下ろされた渾身の長編。
吉原の禿(かむろ)に始まり、江戸中の女童の命を少しづつ吸う魔物がいる。花魁・七瀧の依頼で乗り出した百夜は、同じものを追う異人の妖術使いと対峙する。果たして、追う相手は神か魔物か?師の峻岳坊高星、鐡次、桔梗、宮口大学までが闘いに参加する通算第100話記念特別長編の前篇。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第100話。 -
桶職人の半次郎が何かに憑りつかれたようだ。頼まれて様子を見にいった百夜は、いきなり鑿を持った半次郎に襲われる。
お桶職人の半次郎の様子がおかしい。何かに憑りつかれたのでは?お化け長屋の大工・辰五郎に頼まれ本所・柿の木長屋へ様子を見に行った修法師・百夜は、いきなり鑿を持った半次郎に襲われる。彼は完全に物の怪に支配されていた。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第99話。 -
菓子舗「鶴屋」の息子・仙次郎は遊び人で岡場所通いが続いていたが、ある日から部屋に面する裏庭に亡魂が出現。
老舗の菓子舗「鶴屋」の息子・仙次郎は岡場所通いが止まない遊び人で、左吉の遊び仲間でもある。ある日から住居の屋に面する裏庭に白い姿の亡魂らしきもの現れ、使用人たちが皆、目撃するようになった。家に帰らぬ口実が出来た
と喜んだ仙次郎だが、岡場所にまで亡魂が現れて、修法師・百夜が乗り出すことに。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第98話。 -
百夜はなぜ侍の魂を身内に宿すことになったのか?お化け長屋に住む経緯は?そもそもの謎が百夜の口から語られる。
百夜の口から、なぜ侍の亡魂を身内に宿した経緯が語られた矢先に、お化け長屋の隣人・次郎吉が仕事を持ち込んできた。根岸の百姓家を解体していたら、沓脱石が宙に浮いて大工たちを襲ってきたというのである。美少女修法師・百夜は、その怪異が付喪神の仕業ではないと見抜いていた。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第97話。 -
原因不明の首つり自殺が続く破れ寺に向かった修行中の百夜だったが、それが命にかかわる危機に直面することになるとは……。
南部藩との国境近くの村の肝いり晋兵衛が峻岳坊の道場を訪ねてきた。原因不明の首つりが続く破れ寺があるという。師の命令で修行中の百夜が向かうことになったが、「邪悪な何かがいるやもしれぬから、気をつけて」と送り出した、峻岳坊のいつにない不安げな様子が気になった。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第96話。 -
陸奥湾沿岸の漁師たちが次々に行方不明になる事件が続いていた。その数は30名にのぼる。峻岳坊は百夜を送るが………。
陸奥湾沿岸の漁村で屈強な漁師たちが次々に行方不明になる事件が続いていた。その数は数十名にのぼる。村々の肝入たちに頼まれた峻岳坊は修行中の百夜を派遣することにした。そこで百夜は無数の水死した亡魂たちに取り囲まれ、捕らわれの身に。盲目の美少女修法師・百夜はこの危機を逃れられるのか?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第95話。 -
ゴミソの鐡次との出会いを語る百夜。それは東北の飢饉を背景にした、恐ろしくも陰惨な出来事が生んだ怨霊事件だった。
佐吉にせがまれて修法師の仲間・ゴミソの鐡次との出会いを語りだす盲目の美少女修法師・百夜。彼女は師匠の峻岳坊高星のもとで修業中、異様な気配と共に現れたゴミソの鐡次と組んで霊払いをすることになった。その相手は、東北の大飢饉を背景にした恐ろしくも陰惨な怨霊の群であった。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第94話。 -
百夜が10歳にもならぬ幼女のころ、師匠の峻岳坊と出かけた百万遍念仏供養で修行に試された怪異の謎解きとは?
百夜が最初に調伏した霊はどんな霊だったか?問われるままに語りだした10歳にもみたぬ幼女の頃の想い出。師匠の峻岳坊高星に伴われ出かけた百万遍念仏供養の折に修行として試された謎解きは、「子供たちの中から今すぐ帰さねばならぬ子を見分けよ」という難題だった。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第93話。 -
深川の炭問屋の主人が亡くなった。枕経をあげに来た和尚が次々と逃げ出す。修法師・百夜が護符の貼られた部屋で見たモノは?
深川の炭問屋・出羽屋の主人が亡くなった。枕経を上げに来た和尚は次々と顔色を変えて逃げ帰り、未だ通夜が出来ぬという。二人目の和尚が貼った護符の結界の中では、何が起きているのか?盲目の美少女修法師・百夜がその結界の中に見たモノとは……。出羽屋の主人に何があったのか?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第92話。 -
降りしきる雪の中、百夜は髑髏を探す旅姿の奇妙な男に会う。やがて小塚原の刑場に足を踏み入れると無数の亡魂が……。
百夜が江戸に来たばかりの頃、千住の百姓の祈祷仕事を済ませた帰路、降りしきる雪の中で野ざらしの髑髏を探しては供養しているという、旅姿の若い男に出会う。やがて小塚原の仕置き場に足を踏み入れた二人の周囲に、無数の亡魂が現れた。盲目の美少女修法師・百夜の新シリーズがスタート。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第91話。 -
唐物屋・和泉屋に出現した怪異の正体をめぐり、百夜、左吉、和泉屋の大番頭が推理合戦をすることに。果たして勝敗は?
唐物屋の和泉屋で、連日モノが歪んで見える怪異が続いている。複数の手代ばかりか、大番頭・正三郎までが体験する。付近に流れる川の水死体の亡魂を疑った正三郎は、腕のいい修法師として有名な百夜に調伏を依頼する。だが、弟子の佐吉と正三郎の意地の張り合いから、百夜まで巻き込んでの推理合戦をすることになったのだが……。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第90話。 -
小田村では、夕暮れから夜にかけて百姓たちが無数の白く光る怪異に追われる日々が続いていた。百夜が抜いた仕込みの先には?
無数の白く光るモノが追ってくる。白く光る矢は足下に刺さり、白く光る斧が音をたてて頭上を越えていった。下谷小田村の田圃が広がる風景は、夜になると恐怖に包まれた。盲目の美少女修法師・百夜も、この怪異には仕込みの剣を抜いて退治するしかなかった。果たして、怪異の主は?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第89話。 -
骨董を商う桃源堂の主人・丹兵衛は悪どい商法で恨みを買っていながら気にも留めない。が、頭の中で聴こえる水音には憔悴していた。
書画骨董を商う桃源堂・主人の丹兵衛は、悪どい商法で儲けてきた。そのことを恥じることもなく生きてきたが、ある日から聴こえ始めた原因不明の水音には怯えた。恨みが高じて呪いでもかけられたか?薬種問屋・倉田屋徳兵衛を通じて修法師・百夜に祈祷を依頼しにきたのだが……。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第88話。 -
森に入った左吉と文七。木々の向こうに光っていたのは全身を灰色の鱗で覆った巨大な象だった。この象は、彼らに何を訴えているのか?
百夜に修行を命じられた左吉と文七。勇気を振り絞って森に入るが、青白い光に包まれて「唇のお化け」や全身を灰色の鱗で包んだ身の丈21メートルもある「巨大な象」が次々と現れる。果たして、これは何の化身なのか?彼らはカミアガリを成し遂げられるだろうか。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第87話。 -
森の中に次々と現れる異形の姿をした怪異の数々。恐怖に震えながら必死に謎を解こうとする佐吉と文七。果たして真相は?
盲目の美少女修法師・百夜の命で夜の森の中に分け入った佐吉と文七。彼らが目撃したのは、多様な異形の姿に変身して現れる付喪神の群だった。なぜこれほどの数の付喪神たちがいるのか?この森には、どんな秘密が隠されているのだろうか。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第86話。 -
新田を開発してる村の森が夜な夜な白い光る影に埋め尽くされる。目撃者が増え怯える村人たちの願いで百夜は村へ向かった。
中原街道の中里新田という村の森には、夜になると無数の白いモノが体を揺らして立っているという。目撃者が増え怯えた村人たちの頼みで、盲目の美少女修法師・百夜がお祓いに村へ向かうのだが……。果たしてこの白い影の怪異の正体は?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第85話。 -
末吉が雇った浪人たちと闘う百夜と大学。それを取り囲み皆殺しを図る土井と配下の武士たち。事態は修羅場を迎える。
江戸幕府を揺るがす大スキャンダルをネタに、大名・旗本を強請って大金をせしめる河内山宗春。毒殺された宗春の生まれ変わり末吉が雇った浪人たちと闘う百夜と大学。すべてを闇に葬りたい土井勇三郎は配下の武士たち百名を率いて、皆殺しを図ろうとしている。事件は凄惨な結末を迎えようとしていた。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第84話。 -
さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)
【書籍説明】
時は平安。夜半、桂川を群れ歩く妖を見た村人が次々に死んでいく。
全ては羅城門に棲む鬼の仕業。平安京を脅かす魔物を討伐するため、
源氏のうら若き御曹司・頼義は、とある法師陰陽師のもとを訪ねる。
男の名は鬼宿法眼。光る君と見紛うほどの美貌とは裏腹に、
人々から『魑魅魍魎を自在に操る朱雀の鬼』と恐れられていた。
幾重にも連なる朱の鳥居の先に見える世界は、夢か幻か。
差し伸べられたその手は一体、誰を救うためにあるのか。
人間の業の闇が蠢くとき、閉ざされていた魔界への境界が啓かれる――
【目次】
序章 遷都 ―せんと―
一章 深縹 ―こきはなだ―
二章 魔窟 ―まくつ―
三章 焔 ―ほむら―
四章 月宮 ―つきみや―
五章 鬼星 ―おにぼし―
六章 奇々怪々 ―ききかいかい―
七章 曙 ―あけぼの―
八章 槿花 ―きんか―
幕章 反魂草 ―はんごんそう―
【著者紹介】
沓名凛(クツナリン)
江戸に塗れた京女。侍をこよなく愛する。
… 以上まえがきより抜粋 -
強請の背後にいたのは大名家の内情に通じた稀代の悪党だった。百夜は悪知恵に長け、手段を選ばぬ敵と対決する。
末吉を使って大名・旗本を強請っていたのは、かつて江戸城内の裏事情に通じ、悪党たちの集団を束ねていた稀代の強請屋だった。獄死したはずのこの大悪人と対決することになった盲目の美少女修法師・百夜。悪知恵に長け手段を選ばぬ凶暴な相手は遂に百夜に牙をむいた。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第83話。 -
夢も妖怪も、人の心が生み出すもの。
古典から現代のコミック作品まで。
幅広いテキストから汲み取る、心の世界の不思議。
不思議で怖い「夢」と「妖怪」は、作家にとっても読者・観客にとっても魅力あるテーマ。
『雨月物語』『怪談』などの古典から現代の人気コミック・映画まで、幅広い作品をテキストにして、
物語が伝えるものとそれを生み出す人間の心の謎に迫る。
第一章「夢について」では、
長い間夢は、神や悪魔のお告げであると考えられていましたが、
近代以降は、夢は深層心理の現れであると考えられるようになってきたことを見ていきます。
第二章「夢の考察」では、
『邯鄲の夢』、明恵上人の『夢記』、『華厳経』の世界、
河合隼雄氏が解き明かす明恵上人の『夢記』、『胡蝶の夢』を取り上げて、夢の考察を行います。
第三章「夢野文学」では、
アニメ映画『君の名は。』、宮沢賢治の「シグナルとシグナレス」、
川端康成の『掌の小説』、夏目漱石の『夢十夜』、黒澤明監督の映画『夢』を取り上げて、
それらが伝えているものを見ていきます。
第四章「妖怪の造形化」では、
どのようにして妖怪が造形されてきたかを知ります。
第五章「妖怪の意義」では、
妖怪は「共同幻想」の1つであり、恐怖を和らげるための工夫であることを見ていきます。
■目次
●第一部 夢物語
・第一章 夢について
1 日本人と夢
2 夢は神や悪魔のお告げ
3 夢は深層心理・無意識の現れ
4 シュルレアリスム
5 SF映画における夢
・第二章 夢の考察
・第三章 夢の文学
1 『君の名は。』
2 『シグナルとシグナレス』
3 川端康成の『掌の小説』
4 夏目漱石の『夢十夜』
5 黒澤明監督の映画『夢』
●第二部 妖怪物語
・第四章 妖怪の造形化
・第五章 妖怪の意義
・第六章 妖怪物語
1 『ゲゲゲの鬼太郎』
2 『地獄先生ぬ~べ~』
3 『雨月物語』
4 『怪談』
5 『怪談』の中のいくつかの作品のあらすじ
■著者 佐藤義隆
1948年、父光儀、母タツの次男として、長崎件大村市に生まれる。
南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。
元岐阜女子大学文化創造学部教授。
著書『物語が伝えるもの―『ドラえもん』と『アンデルセン童話』他』(近代文藝社、2017年)
論文「『赤毛のアン』の魅力を探る」「英語と日本語の語彙の比較」他多数 -
旗本・御家人多数を強請り、<やまそう>と名乗る謎の人物。江戸幕府の屋台骨を揺るがす大スキャンダルに挑む修法師・百夜。
旗本・御家人多数が強請られ、1万両にのぼる金額が巻き上げられた。村島孫兵衛によれば、その厄介事の根本はひとつだという。<やまそう>と名乗る小僧。その背後で指図しているという和尚。謎に満ちた登場人物たちの真の目的は?盲目の美少女修法師・百夜とその仲間たちが挑むのは、江戸幕府の屋台骨を揺るがす大スキャンダル。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第82話。 -
大身旗本の屋敷に老婆の幽霊が出ると聞きつけた村島孫兵衛は、百夜に調伏を依頼する。村島の背後にある事情は?
大身旗本・竹本辰太郎の屋敷離れに老婆の幽霊が出る。村島孫兵衛は凶暴な幽霊を確認するや、百夜に調伏を依頼する。孫兵衛の主・土井勇三郎は江戸城内の厄介事を密かに解決する使命を帯びているとの噂もあり、百夜は何に巻き込まれようとしているのか?
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第81話。 -
人に憑依し殺人を重ねる妖刀が、手練れの使い手・村島孫兵衛の手に。死闘となった百夜との対決の結末は?
戦国時代から人に憑依し、殺戮を繰り返してきた妖刀・夕凪。大身旗本の土井家は何故この刀を入手しようとしたのか?怪異を収集する土井の狙いは何か?謎が謎を呼ぶ展開の中、手練れの使い手である家老・村島孫兵衛に斬りかかられた修法師・百夜の仕込みが……
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第80話。 -
悪霊憑きを探している侍がいる。噂を追う読売屋の文七がたどり着いたお屋敷は?百夜の前に立ちはだかるポルターガイストは?
暑い夏の江戸に悪霊憑きを探す者たちがいる。盲目の美少女修法師・百夜にお祓いを依頼する大身の旗本の真の狙いは何か?百夜たちを襲うポルターガイスト現象の正体は?大きな謎をはらむ新章がスタートする。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第79話。 -
江戸で大評判になった老僧と、それを信奉する白装束の集団「あきらめ衆」。百夜はその正体を探ろうとするが……。
忽然と江戸に現れ、「あきらめの聖」と呼ばれ大人気になった老僧。それを信奉して身の回りの世話をする「あきらめ衆」と呼ばれる白装束の集団。盲目の美少女修法師・百夜はその意図と正体を探ろうと試みるが……。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第78話。 -
大和屋の奉公人たちが目撃した錆の山の正体は?美少女修法師・百夜と佐吉の推理合戦に、女修験者・桔梗も加わって…。
油問屋・大和屋に現れた錆の山の謎。奉公人たちが目撃した亡魂らしき怪異の正体は?盲目の美少女修法師・百夜に推理合戦を挑む佐吉。大和屋を監視する女修験者・桔梗が見たものは……。
盲目の美少女修法師・百夜が活躍する人気シリーズ第77話。
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