『完結、スポーツ、かわぐちかいじ、配信予定を除く(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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夏の甲子園大会、決勝戦。西東京代表の国分寺南高校は9回裏に逆転サヨナラ負けを喫したものの、春のセンバツ優勝に続き、夏も準優勝という成績を収めた。その原動力になったのが、海部一樹と武藤洋介という超高校級のバッテリーだ。ドラフトを前にし、二人のもとに名門・東京イーグルスのスカウトがやって来た。イーグルスが憧れの球団の武藤は即決したが、海部は自分の力で弱いチームを優勝させたいと、毎年Bクラスの弱小チーム・小倉メッツを希望する。
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シカゴ五輪野球決勝の試合は日本vs.アメリカ。海部に対する打者、ブレッド・ウォーカーJr.はかつて、偉大なメジャーリーガーだった父のプレッシャーに押し潰されて、手首を切ったことがあった。それ以来、内角膝元の球をさばく時だけ、左手の筋が攣(つ)る状態になっていたのである。心の傷がいまだ癒えないブレッドに、海部は敢えてインコースで攻め続ける。海部の剛球を前にして、ブレッドの心は激しく揺れる…
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いよいよシーズンも大詰め。マジック1のイーグルスと、3連勝でプレーオフ進出を狙うメッツの、注目の最終3連戦が始まった。第1戦は海部がイーグルスを完封し、メッツ先勝。だがこの試合で海部は、梅宮とのクロスプレーで肩を痛めてしまった。もう一つも落とせないメッツに、エースの故障という大ピンチが。だが、翌日の第2戦。海部はチームドクターの制止を振り切って、リリーフのマウンドに向かう!!
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海部、武藤が共に日本代表として派遣されているシカゴ五輪。プロ入り以来無失点を続ける海部は、もちろんこのオリンピックでも無失点を狙う。日本の予選リーグ初戦の相手は、強豪キューバ。0対0で迎えた4回裏、キューバの攻撃。武藤は、主砲ロドリゲスに対する海部の球に、本来の威力がないように感じた。マウンドに向かい問いただす武藤に、海部は「捕れんのかよ?」と口にする。高校時代の西東京予選決勝戦で、武藤は海部の剛球を取れずに後逸。サヨナラ負けを喫し、チームは甲子園出場を逃したからだ。だがプロのキャッチャーとして成長した武藤は、今度は海部の全力投球をしっかりキャッチ。ロドリゲスを三振に仕留める。
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遂に迎えたプロテストの日…剛は生涯のライバルとなる運命の相手、アケミの兄である天才学生チャンピオン・上条との邂逅を果たす。上条もまた剛と同じくプロへの道を歩み始めたのだった。そして、プロとしてのデビュー戦を華々しくKOで飾った剛。だが、上条は、その剛を己のデビュー戦の対戦相手として選ぶのだった…。
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世界ランキングを上り続ける上条は、ついにチャンピオン、アル・フェデリコとのタイトル・マッチにこぎつける。対戦相手のアゴをも砕くというアルの“鉄の拳”に対し、上条も目にもとまらぬ速さで繰り出す“ショットガン・パンチ”を身に付けて立ち向かう。だが、上条のトレーナー・チームは、上条の腕にいつ壊れるかもわからぬ欠陥があることを突き止めていた。自らも知らぬ爆弾を抱えたまま、上条の戦いがつづく──。
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晴れて日本バンタム級チャンピオンとなった剛。だが、その喜びも大門の死によって空いてしまった剛の心の穴を埋めることは出来なかった。剛は母の消息を追って北海道へ向かった帰路、奇しくも恵司と邂逅する。一方、アメリカに渡った上条は科学的トレーニング法によって、確実にその実力をランクアップさせて行く──。
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次に爆発すれば再起不能となりかねない右腕の爆弾を抱えた上条と、これを最後のリングと心に決めた剛。二人の日本人同士による世界戦が遂に決定する。だが、その裏では黒い陰謀が動き出す。協会が除名を盾に東亜ジムに八百長を持ち掛けてきたのだ…。しかし二人は薄汚れた大人の思惑に屈することなく、最後のリングに立つ──!!
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自分を捨てた母親が生きている…その事実に衝撃を受けた剛は、街でチンピラ相手にケンカを売って右手に傷を負ってしまう。思いの外深手だったその傷の為に一度はボクサーをあきらめかけた剛だったが、ジムのトレーナー・三上と医師・山岡の力によって復活の道を歩み始めるが…。
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黒人米兵と日本人の母との間に生まれ、施設で育った青年・本堂剛。彼の人生は、好むと好まざるにかかわらず、ボクシングのリングへと向かって行く!!初めてボクシングを教えてくれた酒場の用心棒・梅津、米兵・サム、そして東亜ジム会長・村野との出会い…運命の歯車は音を立てて回り始める…!!
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大門・上条が勝ち抜いた全日本新人王戦予選を、剛もまた順調に勝ち進む。そんな折、刑務所から出所した幼馴染・恵司に八百長を持ち掛けられる剛だが、これを断ったことで恵司はヤクザに半殺しの目に…。恵司を救い出そうとした剛はヤクザを傷つけ、一か月間の出場停止処分になってしまう。そして、上条と大門の決勝戦が始まる──。
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剛とのデビュー戦で額に深い傷を負った上条は、バッティングが故意に行われたものだとして剛に強い恨みを抱く。一方、剛の前には沖縄からやってきた第三の男・大門政次が現れる。大門は東亜ジム入門時に行われたスパーリングで、琉球空手仕込みの華麗なるフットワークで剛を翻弄する。剛・上条・大門──四角いジャングルに三匹の牙が出揃った!!
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東亜ジムを離れた剛はフリーのスパーリング・パートナーとしてリングに立つ牛田と出会い、“殴られ屋”として様々なジムを渡り歩くうち、フェザー級日本チャンピオンのジョー中山との真剣勝負というチャンスをつかむ。スパーリングでダウンまで奪った中山から正式な挑戦状が届き、リングに上がる剛。だが、剛の行動に腹を立てた三上がコーチを離れ、剛はリング上で孤立して行く──。
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チャンとの死闘で生死の境を彷徨った大門は再起不能となり、上条はアメリカ行きの準備を始める。目標を失い、戦いの意味を模索する剛に、東亜ジム会長の村野はバンタム級への鞍替えでチャンピオンを目指すことを命ずる。それは、減量との厳しい戦いの始まりだった。走り続け、汗を流し、食事制限をして眠れない夜を過ごす剛の精神は次第に追い詰められて行く──。
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バンタム級タイトルマッチ。剛とチャンピオン・ラッシャー手塚との闘いが始まる。減量でフラつく剛に、ハードパンチャーの手塚は容赦ないパンチを浴びせ続ける。だが、持ち前のタフさでこれに耐える剛は、激しい打ち合いに持ち込む。パンチの応酬の中、剛はボディを、手塚はアゴを傷付け、二人はボロボロになりながらもリングに立ち続ける…。果たして勝者となるのは…!?
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剛と上条に先を越され、焦る大門は夜の街でのストリート・ファイトを目撃されたプロモーターの黒川に誘われ、キック・ボクシングのリングに立つこととなる。八百長という黒い約束付きの汚れた試合だった。一方、待望の日本ランキング入りを果たした剛は、アケミの誕生会で呼ばれた上条家のテレビ画面の中に大門の姿を見つけ、試合会場へと急ぐが──。
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