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『ハーレクイン(小説)(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧

4741 ~4800件目/全5318件

  • クアルームの王妃となった姉を訪ね、ロザリーは美しい小島で日ごろの疲れを癒していた。三年ぶりに絵筆をとって夜明けの海辺を描いていると、白馬に乗ったすてきな男性が現れ、波打ち際で水と戯れるのが見えた。男性が島のシークとも知らずに、ロザリーは夢中で描き始める。やがて馬が岸のほうに戻ってきたかと思うと、すぐ近くに止まった。請われて描きかけの絵を見せたロザリーに、馬上の男性は言った。「ぼくの絵を完成させたいなら、きみにぼくの朝を四日あげよう」喜んだのもつかの間、続く彼の言葉にロザリーは息をのんだ。「きみの午後をぼくにくれるなら」★先月「シークの略奪愛」で日本語版デビューを飾ったアニー・ウエストが一途な愛の物語を描き上げました。前作のヒロインの仲良しの妹が登場。お相手はエキゾチックなシークです。★
  • リンダはかつて人生を謳歌していた。美しい容貌と、努力して手に入れたやりがいのある仕事。そしてある男性と恋に落ち……事故に遭ってすべてを失ったのだ。十年間眠り続け、奇跡的に意識を回復したリンダは、恋人の兄だった大富豪ライアン・フォーチュンが、エメットという男性に彼女の世話を託して世を去ったことを知る。だがエメットは、初めて会うなりリンダに冷たく言い放った。ライアンとの約束を果たすためだけに僕はここにいる、と。同情なんてごめんだわ。私は一人でも生きていける。そう思った次の瞬間、リンダは言葉を失った。まさか!エメットがこの家に住み込むですって?
  • 660(税込)
    著者名:
    マギー・コックス
    翻訳者名:
    漆原麗
    レーベル: ハーレクイン

    中世の昔から、多くの人々が聖地を目指して歩いたスペイン巡礼路。自分を見つめ直したくて、イザベラはこの道をたどっていた。ある港町に着いたとき、雑誌編集者の妹から電話がかかってくる。有名な映画監督レアンドロ・レイエスがその町に一泊するので、マスコミ嫌いの彼にインタビューしてほしいという。強引な妹に押し切られ、しぶしぶ教えられた居酒屋に行ったものの、案の定、レアンドロの反応は冷ややかだった。ところが、イザベラが巡礼の旅についていつか本に書きたいと言うと、レアンドロは突如、熱心に話をしてくれた。それどころか彼は、別れる段になって思いもかけない誘いの言葉を口にした。
  • 770(税込)
    著者名:
    ポーラ・マーシャル
    翻訳者名:
    正岡桂子
    レーベル: ハーレクイン

    准男爵のネヴィルは意気消沈していた。よい妻になりそうな女性に求婚したのに、また断られてしまった。それもこれも、僕が退屈で堅物な男と評されるせいだ。そんなある日、彼はパーティで一人の女性に引き合わされた。つややかな黒髪と、まるでキスを誘っているかのような唇。その女性が奔放と噂されるダイアナだと聞き、ネヴィルは驚いた。ネヴィルにダンスに誘われ、ダイアナは思わず同意した。華麗な動きで彼女をリードするハンサムな男性は、真面目すぎてやぼったいと評判の准男爵とはとても思えない。だが私には恋をする資格はない――あの秘密があるかぎり。
  • 最愛の父親を亡くし、ジェイは悲しみに暮れていた。そんな彼女を、さらなる悲劇が襲う。父とジェイが大切に守ってきたワイナリーを、継母が売ってしまったのだ。買い取ったのは、やはりワイン醸造業者のザック・ホランド。モデルのような体型をした、すばらしくハンサムな男性だ。これまでジェイは、最高のワインを造るという夢だけを胸に、恋愛や結婚にも関心を示さず男勝りに生きてきた。突然現れた男性に、長年の夢を邪魔されてなるものですか。ジェイは彼のもとで働きつつ、ワイナリーを取り戻す機をうかがった。だがふと気づくと、ザックを異性として意識し始めていて……。
  • 1877年、娼婦がお尋ね者の男を射殺し、自らも命を断った。男は縛り首になるよりは愛する女に撃たれることを選んだのだ。そんな悲恋伝説などまったく知らないレイチェルは、最近、自分に起こっていることが理解できずに苦しんでいた。夢のなかで危険な男と愛しあっていたかと思うと、目覚めたときには涙を流しながら森にたたずんでいる。そんな姿を、ある夜とうとう見知らぬ男に目撃されてしまった。いいえ、彼のことは知っている――黒い瞳も、黒髪の手触りも。謎めいたその男に、レイチェルは強烈な引力を感じた。
  • マヨルカ島にあるアレハンドロの別邸。スペインの大富豪の邸宅は、目をみはるほど豪華なものだった。ブリンはここに、事故死した義姉の息子マイケルを連れてきた。アレハンドロは、マイケルの実父で、母親の死を知ると親権を主張し、異を唱えたブリンと法廷で激しく争った相手だ。結局、彼女は敗れ、マイケルは父親に引き取られることになった。そしてブリンは一カ月したら少年のもとを離れる約束だ。彼女はアレハンドロを、冷たく尊大な男性だときめつけてきたが、自邸でくつろぐアレハンドロは魅力的で、心惹かれそうになる。それはこのうえなく愚かなことなのに。★ハーレクイン・ロマンスの人気作家、キャロル・モーティマーが紡ぐ情熱の物語。愛を信じることをやめた大富豪の冷酷な仮面の下に隠された素顔とは?予期せぬ恋のゆくえにご注目ください。★
  • 急病で主を失ったホーン一家に、立ち退きの日が迫っていた。そんな折、大叔母から長女のマリアンに来てほしいと手紙が届き、マリアンはすぐに大叔母の館へ向け旅立つことになった。途中、青い瞳のハンサムな紳士と目が合っただけなのに、不思議に強く心引かれた。マリアンを待ちわびていた大叔母は、彼女の到着早々誰かに命を狙われているのだと不安げに打ち明けた。マリアンが散歩をしながら事件に思いを巡らせていると、先日の青い瞳の男性とでくわした。なぜ、あのときの男性がここに?男性はドルーと名乗ったが……。★そろそろ結婚して落ち着きたいのにぴんとくる相手がいない――そんな彼がマリアンに惹かれたのには、特別な理由がありました。人気のアン・ヘリスが描く珠玉の恋物語をお楽しみください。★
  • 突然の悲報に、ケイトは打ちひしがれた。幼いころからの親友とその夫が事故死したのだ。夫妻の弁護士に呼ばれたケイトは、そこで別居中の夫ジャレドに再会した。それぞれに家庭より仕事を優先させた結果、離婚は時間の問題になっていた。ところが公開された遺言は、そんな状況を大きく変えるものだった。親友夫婦は、遺された娘キャシディの共同保護者として、ケイトとジャレドを指名していたのだ。二人が結婚を継続しているという条件つきで。★親の顔を知らずに生きてきた経験から、親友の遺児を我が子として育てて愛情を注ぎたいケイトと、実は離婚などしたくないジャレド。別々の思惑から、名目上の結婚生活を続けることに合意した二人でしたが……。二人が本当の愛に目覚める様子をお楽しみください。★
  • ケリーはタホ湖の近くでインテリアショップを営んでいる。ある日彼女は、店を訪れたひとりの男性客に目を奪われた。このあたりでは見かけない、たくましくてセクシーな男性だ。どうやら男性のほうもケリーに興味を持ったらしく、購入品を選んだあとで、彼女をディナーに誘った。「明日の夜はどうかな?ええと……」「ケリー・ハートリーよ」ケリーが微笑を浮かべて名乗ったとたん、さきほどまでにこやかだった彼の表情が一変し、激しい憎悪が浮かび上がった。ケリーにはその理由がわからなかった――彼の名を知るまでは。★〈男たちの約束〉第四話です。亡き友人のロッジでそれぞれ一カ月暮らすことになった六人。今月の滞在者ライアンが出会ったのは、父親の元愛人の娘で……。★
  • 880(税込)
    著者名:
    アン・メイジャー
    翻訳者名:
    木咲りこ
    レーベル: ハーレクイン

    ジョージーナは嫉妬深い夫から逃げ出し、娘と二人で暮らし始めた。偽名を使い、不動産業者での新しい仕事も手に入れたが、ある日、家を売った相手から欠陥があったと訴えられる。相手の弁護士キャンベルと面会した彼女は思わず息をのんだ。厳しい顔に、憎々しげな表情を浮かべてこちらをにらんでいる。とてもハンサムだけれど、いまいましくてたまらないわ。だがキャンベルとの話し合いを終え、駐車場に戻った彼女は車のタイヤがなぜかパンクしているのに気づく。ぞっとしたそのとき、後ろから近づいてくる足音を聞いてジョージーナは思わず叫んでいた。「助けて、キャンベル」★今月のハーレクイン・ディザイア・エクストラからは、大人気のアン・メイジャーの長編作品をお届けいたします。過去を忘れて新たな人生を送ろうとするヒロインとその3人の友人たちの、元気の出るラブ・ストーリーです。★
  • サフランはある事情によって怒りのあまり平静を失い、見ず知らずの男性の前で、とんだ醜態をさらしてしまった。ところが、運命の女神のいたずらだろうか、ほどなくその男性――国際的大企業の社長ナイアルとふたたび顔を合わせるはめになった。サフランは絶対かかわり合いたくなかったのだが、どうやら彼のほうは違っていたらしい。ナイアルは、サフランのことをまさにぼくが探していた相手だと言い、官能的なキスで彼女の情熱を燃え上がらせた。しかし、サフランにはわかっていた。彼が望んでいるのは、つかの間の情事にすぎない。それに飽きれば、ためらいもなく立ち去るのだ。★ハーレクイン・ロマンスからもK・ウォーカーの新刊が現在発売中。誰もいない浜辺で運命の出会いを果たした男女の愛を、巧みなストーリー展開で描いたR‐2283「裏切りを告げる電話」にご注目!★
  • トップモデルのケンジーは、複合企業を率いるドミニクに見初められ結婚した。だがしばらくして、彼が妻に愛情など抱いてないと気づく。やりきれない思いを抱えたケンジーは、化粧品会社の専属モデルの仕事を引き受けることにした。そのとたん、ドミニクは化粧品会社社長と浮気をしたと決めつけ、仕事を受けるのなら、戻ってくるなと言い放った。別居してから四カ月後のある日、ケンジーは妹の結婚式に夫を同伴せざるをえないはめに陥る。不安と緊張のなか、ケンジーは彼に会ってくれるよう頼んだ。★プライドを傷つけられた実業家の富と頭脳を駆使した復讐劇が幕を開けます。夫を愛するがゆえに苦しむケンジーの思いが、彼の心に届く日は来るのでしょうか?★
  • 雑誌記者のサスキアは、崖にへばりつくようにして身を隠し、男性が姿を消したばかりのテラスを見上げていた。そもそも気のめいる取材だった。何しろ、相手はシドニー在住の大物実業家にして、かつてサスキアをもてあそんだ男なのだ。そんな男の取材をするなんて、まさに運命の皮肉だ。だが、今回の取材にはサスキアの将来がかかっていた。首尾よく彼の記事を書けたら、念願の編集長職に就けるのだ。意を決して身を起こした瞬間、彼女はいきなり砂地に押し倒された。憎き男、アレックスとの八年ぶりの再会だった。
  • シャネイは愛する三歳の娘ニッキと一緒に、パース郊外の公園でカーニバルの喧騒を楽しんでいた。そこで思わぬ相手と再会してしまう――夫の弟夫婦と。スペインの名家の一員で億万長者のマルチェロと結婚し、上流社会の生活に溶けこもうと努力したシャネイだが、夫に愛人がいるとわかり、マドリッドの屋敷を出て、故国オーストラリアに逃げ帰った。その後、妊娠が判明、娘を産んだことも隠してきた。しかし、すべて知られてしまったのだ。マルチェロはすぐにやってきた。娘を奪うために……。★情熱的で華麗な世界を描くヘレン・ビアンチン。今月はスペイン人富豪と結婚したヒロインの物語をお届けします。★
  • メイは六年間付き合った恋人に、突然別れを告げられた。退屈で、意外性がなくて、うんざりした、ですって?傷心のメイは、知り合ったばかりの男性に誘われるまま、マンハッタンの高級ホテルで休暇を過ごすことにした。だが、結局はその男性にも去られた彼女は、ショックをプラスに転じさせ、ある計画を考えつく。髪を切り、最新のメイクを施し、全身を磨き上げて変身し、休暇の間だけ“ヴェロニカ”という別人を演じることにしたのだ。そんな事情など露知らぬ作家のベックは、バーで彼女を見かけて陶然とした。あの女なら例の件を頼めるかもしれない……。
  • グレースは両親を亡くし、妹と二人暮らし。今は没落した名家でつましい暮らしを強いられている。地元の名士、サー・ドナルドに求婚されたものの、傲慢なうぬぼれ屋で、どうしても好きになれない。ある日、グレースは負傷した行き倒れの男性を発見し、介抱する。エリオットと名乗るその人物は、驚くほど端整な顔立ちだった。でも、見ず知らずの男性を女所帯に泊めるなんて論外だわ。グレースは拒んだが情にもろい妹に懇願され、しぶしぶ承知した。もちろん、グレースは知るよしもなかった――彼の正体がどうしようもない放蕩者のぺてん師で、いかさまをして金を巻き上げたならず者に追われる身だとは。★HS-313『黒の公爵』で家を飛び出した弟のエリオット。自堕落な日々を送ってきた彼は、清らかな乙女の優しさにふれ、放蕩者の汚名をすすぐことができるのでしょうか……?★
  • 二年前、アメリーは二十二歳の若さで未亡人となった。人々の心ない中傷から逃れたくてリッチモンドに越してきて早々、訪れた高級宝飾店で、ハンサムな兄弟に声をかけられる。地元では有名な放蕩貴族、エリオット卿とレイン卿だった。もう誘惑されるのはこりごりなのに……。数日後、亡父の賭博仲間が金を無心しに屋敷に現れた。困惑した彼女はとっさに嘘をついた。エリオット卿と婚約した、と。タイミングよくエリオット卿本人が現れ、窮地を救われたものの、彼は突然アメリーを抱きしめキスをする。そしてこう言ったのだ。「わたしが個人的に教えてさしあげましょうか?」亡き夫にキスもされたことがないと、見透かされてしまった?★誰もが思わず振り返る優美な若き未亡人、アメリー。その謎めいた境遇に放蕩貴族のエリオット卿も興味を引かれ……。★
  • 誰もが祝祭気分に浸るクリスマスイブ、マクブライド家の幼い姉妹たちはアルコール依存症の父親に怯えていた。母親が帰宅したとたん、酒に酔った父親が銃をとりだしたのだ。そして、とりかえしのつかない悲劇が……。年月は流れ、長女モリーは神に身を捧げる修道女となり、救急治療室で働いていた。次女のレナは医師と結婚し、何不自由なく暮らす若妻に。そして三女テッサは、女優を夢見てハリウッドを目指していた。いまだ心に癒えない傷を抱えながらも、明るく懸命に生きる三人の姉妹たち――それぞれの愛と人生を描いた超大作。
  • リーザは砂漠の中にぽつんとたたずむ廃屋の前でジープをとめた。人けのない土地は、写真家としての彼女を魅了してやまなかった。カメラを構え、夢中でシャッターを切る。だがふとしたミスで足をくじき、身動きがとれなくなってしまう。悪いことに、地平線には砂嵐が近づいていた。そのとき伝統的な衣装に身を包んだ男性が黒い馬に乗り、こちらにまっしぐらに向かってくるのが見えた。彼は馬からひらりと降り、リーザを軽々と抱きあげた。この見知らぬ男性はいったい誰?助かるためには、リーザは彼にしがみつくほかなかった。
  • 玄関のドアを開けたスカイラー・フォーチュンは凍りついた。ザック!彼がどうしてここにいるの?ザックは、スカイラーの従兄がニュージーランドから連れてきた、幅広い事業を手がける敏腕の実業家だ。スカイラーは会った瞬間に彼に心奪われたものの、内気で臆病な性格が災いしてまともに会話もできずにいた。だが四カ月前、あるパーティの夜にザックと二人きりになり、一世一代の覚悟で身を捧げたのだ。彼はその翌日に帰国した。まさか、再び現れるなんて……。ザックはスカイラーのこわばった顔を見つめたあと、ふくらみを帯びた腹部に鋭い視線を向けた。「君は妊娠しているんだね」★〈富豪一族の絆〉も残すところあと一話となりました。来月は人気作家ハイディ・ベッツが筆をとり、最終話にふさわしいロマンスをみなさまにお届けします。どうぞお楽しみに!★
  • 「でも、結婚してくれなかったら困るわ!」ジェマは動揺した。六日後の誕生日までに結婚しなければ、ジェマに父の遺産は入らない。なのに、お金を渡して形ばかりの夫になるはずだったマイケルが、やっぱりそんなことはできないと言いだしたのだ。名門ホテルのオーナーだった父の遺産は、継母のものになってしまう。だがマイケルが去っていった直後、意外な人物がジェマを訪ねてきた。十年前にホテルで働いていたイタリア人のアンドレアスだ。ジェマがさんざん笑いものにしたあげく、仕事も奪った若者……。今は高級ホテルを世界各国に所有する彼は、ジェマの話を聞き、なぜか彼女を救おうと申し出た――彼の子を産むという条件で。
  • ある日、結婚相談所を営むローレンのもとに、マット・ホイッテカーがやってきた。マットは“ボストンでもっとも夫にしたい独身男性”に二年連続で選ばれている、ハンサムな御曹司だ。年齢的にもそろそろ潮時だし、身内からもうるさく言われているため、妻にふさわしい堅実な女性を探してほしいという。依頼を受けたローレンは、まずは通例どおり、彼が理想的な相手を手に入れられるよう服装から会話術に至るまでのレッスンを行うことにした。今回の依頼人がいかにセクシーで手強いか、考えもせずに。★ホイッテカー家でただ一人の独身貴族となってしまったマット。無事に、理想の花嫁を見つけることができるのでしょうか?★
  • 660(税込)
    著者名:
    エマ・ダーシー
    翻訳者名:
    霜月桂
    レーベル: ハーレクイン

    「ブラインド・デートなんてお断りよ、リビー」キャサリンは妹のお節介に辟易して、そう告げた。前の恋人の影を引きずっている今は、まだ新しい男性に目を向けることなどできそうもない。だが、乗り気でないまま無理やり引き合わされたデートの席で相手の名前を聞き、キャサリンは衝撃を受けた。ザック・フリーマンですって!特殊効果の分野では、今や伝説的存在の彼が私のデート相手だなんて。胸の高鳴りを抑えながら、キャサリンは自らを戒めた。このデートは今夜かぎり。二人に明日はないと。★来月はハーレクイン・ロマンスからエマ・ダーシーの新刊をお届けいたします。億万長者のヒーローの子供を宿したヒロインのドラマティックな物語にご期待ください。★
  • まさか、こんなことになるなんて。エリザベスの罪のない嘘がスキャンダルを引き起こし、ウォーリック男爵レイナーを望まぬ結婚に縛りつけてしまった。私はただ、生まれて初めて心惹かれた人をお別れの前にもう少し知りたかっただけなのに……。国王のお膝元ウィンザーを離れてウォーリック城に迎えられ、女主人となっても、妻を見るレイナーの目は冷ややかなままだ。だが、エリザベスは意志の強いクレイバーン家の女だった。くよくよしていても始まらない。彼に心を開かせてみせるわ。
  • ジャニスは、家の内装や修理を手がけている。女性であるために偏見の目で見られることもあるが、彼女は自分の仕事を愛し、プライドを持っていた。ある日、大きな仕事の依頼が舞い込んできた。この仕事は逃したくない。でも、もし私が女性だと知られたら……。フィリープは、奔放な芸術家の母を反面教師にして生きてきた。絵筆よりもキーボードを選び、プログラマーとして成功したのだ。女性には何も期待しない。自分でなんだってできる。だがそんな彼にも苦手な分野があった――修理、修繕のたぐいだ。彼の古い邸宅はもはや限界だった。腕のいい職人が見つかればいいが……。★自由奔放で強い個性を放つ芸術家リリー・モローを母に持つフィリープ。彼が本当に求めていた女性とは?★
  • 660(税込)
    著者名:
    アン・メイザー
    翻訳者名:
    中村美穂
    レーベル: ハーレクイン

    二度目の結婚にも失敗し、失意のうちに帰国したオリビアは、空港の到着ロビーで立ちすくんだ。最初の夫、ジョエルが出迎えていたのだ。なぜ彼がここに?恐れていた再会に混乱しつつも、オリビアは十数年ぶりに見る彼から目を離せなかった。大人の魅力にあふれ、少年時代の面影はすっかり消えている。幼いがゆえに、貧しいがゆえに、傷ついた二人。今ならわかり合えるかもしれない。だが、二人の間には互いに決して許せない過去が横たわっていた。★若さゆえの誤解で別れを余儀なくされた二人の愛をベテラン作家アン・メイザーが激しく切なく描き上げます。★
  • サーカスを訪れた伯爵令嬢クリスタは、裸同然で見せ物にされている男性を見つける。鎖につながれ、長身のたくましい体を傷つけられた彼にクリスタは同情するが、彼はぶしつけに彼女を眺め回すと、すたれたはずの古ノルド語で欲望をあからさまに口にした。偶然にも学者の父からその言語を学んでいたクリスタが言い返したとたん、彼は助けを求めてきた。彼――リーフは航海中に遭難したバイキングで、言葉も通じず囚われているという。クリスタは父とともにすぐさまリーフを救い出す。やがて彼は驚くほど優雅な紳士に変身して……。
  • 「君をひと目見た瞬間、ベッドをともにしたいと思ったんだ」同僚の結婚披露宴に参加していたキャサリンは、知り合ったばかりの男性にそう告げられて、狼狽した。パーティの間じゅう、彼にじっと見つめられているのは知っていた。まるで……獲物を見定めるようなまなざしで。彼の名はニコラス・ゼンテナス。披露宴会場であるこの有名ホテルのオーナーだという。浅黒い肌と黒髪、そして端整な顔立ちが危険な雰囲気を醸し出している。警戒しつつも、キャサリンはニコラスの魅力に陶然となった。彼が残酷な復讐心を胸に秘めているとは、もちろん思いもしなかった。
  • カジノホテルでショーに出演するカーリーは、信頼できる友人と愛するペットに囲まれて自由な生活を楽しんでいる。唯一の悩みは新しい隣人のこと。同じホテルで働くウルフガングは犬嫌いなうえに堅物で傲慢で、彼女とペットを目の敵にする。そんなある日、カーリーは部屋に怒鳴りこんできたウルフガングと、はずみから情熱的なキスをしてしまう。ところがカーリーが激しい欲望に駆られたのもつかの間、彼は体を離して言い放った。「これは間違いだ。ぼくの人生計画に君は存在しない」横柄な物言いに彼女は怒りを爆発させるが……。
  • 660(税込)
    著者名:
    サラ・モーガン
    翻訳者名:
    伊坂奈々
    レーベル: ハーレクイン

    アレクサンドラはロヴィナ国の王女。亡き愛する父の遺言により、ザングラール国のスルタンと結婚することが定められている。結婚式を五日後に控え、アレクサンドラは身の危険を感じていた。いずれロヴィナの君主になる彼女の命を狙う者がいるのだ。そこへ、ザングラールまで王女に随行する護衛が到着した。砂漠の民を思わせるブロンズ色の肌、護衛らしからぬ尊大な態度。アレクサンドラの中に、今までなじみのない感情がわきあがった。この男性は私にとって危ない存在になるかもしれない。王女の予感は的中することになる──彼の正体を知ったときに。
  • 名家の生まれながら話し相手(コンパニオン)として働くサラは、亡き兄に隠し子がおり、自分の助けを求めていることを知る。姪がいるはずの館は、毎夜堕落した宴が開かれることで悪名高い。足を踏み入れれば、私の評判は地に落ちてしまうだろう。それでも姪を救わなければ!サラは内密に館に赴くことにする。だが噂は瞬く間に広まり、大切な幼なじみのレンショー卿でさえ、軽蔑もあらわにサラを侮辱した──彼女の純潔まで疑って。淡い恋心を打ち砕かれ、サラは頬を涙に濡らして館へと旅立った。やがて、レンショー卿と苦い再会を果たすとは夢にも思わずに。
  • リアは震える手で受話器を戻した。私は昇進できなかった。科をまとめる責任者になれなかった。この数カ月、必死に働いてきたのはなんだったのだろう?責任者に決まったのはデイヴィッドという新任の医師。印象的なブルーグリーンの瞳を持つ彼からにこやかにされても、リアは素直に受け入れる気にはなれなかった。ほとんどの女性スタッフは、彼に心を奪われてしまったようだが。みんな、本当に気づいていないのだろうか?デイヴィッドにはなにか秘密がある。あの笑顔は偽りのものに違いない。★「誘惑はプロポーズのあとに」(I-1934)でパートナーを得たマギーの兄がヒーロー。苦悩の過去を持つ彼に幸せは訪れるのでしょうか。★
  • ネルは熱傷治療の専門医師。最新の医療技術を紹介するために、砂漠の国を訪れていた。でもそれは表向きの理由。本当は別に目的があった。十四年前に別れた、かつての恋人カルを捜し出すことだ。そう、なんとしても彼に会って、真実を告げなくては。愛する息子の命を救えるのは、医師でもある彼だけなのだから。ネルの息子は白血病に冒され、骨髄移植が必要な状態だった。しかもその骨髄はカルの国の民族に特有の型だという。今こそ、どんな非難を受けることになろうと彼に打ち明けるのだ。あなたには息子がいて、あなたの助けを待っているのだと!★今月、ハーレクイン・イマージュに新たな作家が誕生。医療現場を舞台に愛の葛藤を描くことの得意なメレディス・ウェバーです。期待の作家の、記念すべき日本デビュー作をお楽しみください。★
  • アーサー王伝説を研究していた夫を突然の病で亡くしたアンドレアは、かつて夫と訪れた公爵家に招かれ、しばらく滞在することになった。ある夕方、彼女が湖畔に一人たたずんでいると、男がいきなり現れて告げた。「ここは立ち入り禁止だよ」敵意が感じられるその声に思わずひるんだものの、アンドレアは、これほど美しい男性に出会ったのは初めてだった。夫を亡くして間もないというのに、どうしようもなく惹かれてしまう。彼は公爵の息子、ランスロット。アンドレアが公爵の妻の座を狙っていると警戒している男だった。★ハーレクイン・イマージュを代表するベテラン作家が、フランス、ブルターニュ地方の湖畔に立つ城館を舞台に描いたロマンチックな物語。夫に先立たれ、悲しみに沈んでいたヒロインに奇跡が……。★
  • マルタは交際相手から裏切られ、エーゲ海に浮かぶ故郷の島を訪れた。今は誰も住んでいない我が家で傷心を癒すつもりだった。ところが懐かしい家は海賊のような男性テオの手に渡っていた。彼は早く出ていってほしいと言い捨てて、海へ行ってしまう。そこへ、テオを追いかけてきたらしい女性が二人やってくる。マルタはつい自分の家のように彼女たちを中に入れた。帰ってきたテオは、マルタに怒りをあらわにしたが、次の瞬間彼女の唇を奪うなり、提案した。「僕の恋人のふりをしてくれないか」女性を撃退するために、わたしを利用しようというわけ?★「美しき船出」(R-2205)のヒーロー、エリアス・アントニデスの妹マルタの感動的な愛の物語をお届けいたします。また、傷心のマルタが立ち直るきっかけをくれたスペンスが来月刊作品にヒーローとして登場します。どうぞお見逃しなく。★
  • グレースにとって父は理想の男性だった。その父が、自らが支店長を務める銀行の金を着服するとは!父を救うには銀行トップのエレーラ公爵に直談判するしかない――。彼女は固い決意を胸に公爵の居城を訪ねた。しかし、けんもほろろに門前払いを食わされ、落胆しつつ、ふと迷い込んだ庭園で束の間の静寂に浸っていると、何者かが彼女に向かって獰猛な番犬を放った。その危険きわまりない人物こそ、公爵本人だった。なんでもするから父を助けてと懇願する彼女に、公爵は悪い冗談としか思えない話を持ちかけてきた。★ハーレクイン・ロマンス、期待の新星シャンテル・ショーがスペインの公爵をヒーローに据えて書き上げた最新作です。ある目的を果たすため、どうしても妻を娶る必要があった彼の前に現れたのは、公爵への頼み事を抱えたヒロインでした。★
  • 660(税込)
    著者名:
    ジョアン・ロス
    翻訳者名:
    土屋恵
    レーベル: ハーレクイン

    恋人を亡くして心に深い傷を負ったクリントのために、サニーは家政婦として彼の家で働くことにした。表向きは身のまわりの世話をしながらも、新しい恋人を見つけてあげるのが真の目的だ。だが、もう誰も愛せないと思い込んでいる彼をその気にさせるような相手を探すのは困難だった。さらに困ったことに、クリントの高潔で誠実な人柄に触れるうち、いつしかサニーの中には恋心が芽生えていた。恋などしたことのない私が彼の心をつかめるわけがない。募る想いを抑え、サニーは彼に似合う女性を探し続けるが……。★想像力豊かなベテラン作家、ジョアン・ロスが描く、架空の町ウィスキーリバーが舞台の感動作。初めて恋をするヒロインのけなげな姿に思わず涙を誘われます。★
  • 火事で自宅兼工房を焼け出された骨董品修復士のエミリーは、亡き祖父の顧客だった裕福な老人に呼ばれ、彼の家に工房を造ったので住み込みで働いてほしいと言われる。厚意はありがたいけれど迷惑はかけられないと思い、断るすべを考えていたとき、庭にヘリコプターが着陸した。颯爽と降り立ったスーツ姿の男性に、彼女は既視感を覚えた――二年前、よんどころない事情で潜り込んだ怪しげなパーティで、不埒な男に襲われそうになっていたところを救ってくれた男性だ!老人から甥のイーサンと紹介され、エミリーは胸を高鳴らせた。だが彼は冷たい目で、老人をたぶらかす愛人だと彼女を責め立てた。★序盤、ゴージャスで押しの強いヒーローがヒロインに冷徹な態度をとるシーンは、このあとどのようにラブストーリーが展開するのか思わず不安になるほど。ハーレクイン・ロマンスやイマージュで活躍するスーザン・ネーピアならではのドラマティックな物語。★
  • クリスタとジャックは幼なじみ。同じ会社で再会してからというもの、一緒にランチをとりながら仲良く話すのが日課になっている。ある日彼に深刻な面持ちで相談を持ちかけられた。聞けば、ジャックが女性名で執筆した小説の刊行が決まり、打ち合わせのためにニューヨークへ来るよう招かれたため、クリスタに作家のふりをして、一緒に来てほしいというのだ。快諾したクリスタだったが、彼の原稿を読み進めるうち、不思議なおののきとともに不安を覚え始めた。こんなセクシーな物を書く人と、同じ部屋で過ごせるのかしら?
  • シリーズ2冊
    660(税込)
    著者名:
    ジェイン・ポーター
    翻訳者名:
    漆原麗
    レーベル: ハーレクイン

    まさか!中東のアメリカンスクールで教えているジェスリンは、校長が案内してきた客を見て愕然とした。別れた恋人で、今や国王となったシャリフが立っていたのだ。「夏休みの間、ぼくの子供たちの家庭教師になってくれ」旅行を予定していたジェスリンはにべもなく断る。ところが直後、彼女の教え子が罪を犯し、事態は一変した。「旅行をあきらめたら、あなたの力で生徒を救ってくれる?」「その代わり、夏の終わりまでしっかり働いてもらうぞ」彼女を見つめるシャリフの瞳には危険な炎が宿っていた。★中東の架空の国を舞台に、期待の作家ジェイン・ポーターが綴る二部作〈熱きシークたち〉をお楽しみください。第一話の本作はシークとイギリス人女性が繰り広げる愛と憎しみのドラマです!★
  • 気象学者のケイトは、砂漠で極秘プロジェクトの任務についている。先日、メンバーの一人が病に倒れ、急遽新しい人材が補充されることになった。選ばれたのは、デイブ・スコット大尉という男。大役を任されたにもかかわらず、初日から遅刻してくるなど傲慢な態度だ。しかも、根っからのプレイボーイだという噂で、ケイトにもあからさまなほど誘惑的なまなざしを向けてくる。彼とは仕事以外では距離をおこう……そう決意したのもつかの間、突然のデイブのキスが、ケイトの心に波紋をもたらした。★今月はハーレクイン・ディザイア・エクストラと同日発売で、ミニシリーズ〈熱く危険な任務〉の第一話、第二話をみなさまにお届けいたします。★
  • アンジーの愛する妹は、半年前にギリシアで亡くなった。大富豪ニコラウス・キリアクー邸のバルコニーから転落死したのだ。その大富豪がロンドンに暮らすアンジーに会いに来て、悔やみの言葉もそこそこに、妹の遺品のダイヤを返せと迫った。彼女が身につけていたダイヤはキリアクー家に代々伝わる品だからと。罪の意識などかけらもない彼の態度に、アンジーは憤った。妹をもてあそび、死に追いやった男。彼への憎しみが突きあげ、すんなりとダイヤを返す気が失せた。それどころか、彼に地獄の苦しみを味わわせたい。ふと絶妙な方法がひらめいて、彼女はダイヤ返還の条件を提示した。★自分は少しも美しくないと信じ込んでいて、おしゃれにも興味を持たず、ひたすら考古学の研究に打ち込むヒロインの復讐物語。人気作家サラ・モーガンの力作をお楽しみください。★
  • 両親を早く亡くしたケルシーは、自分の夢をあきらめ、家事代行業で三人の弟を育てあげた。これからは自由を満喫し、自分らしく生きるつもりだ。そこへ、悪名高いプレイボーイのルークが仕事を頼んできた。男っぽい魅力を発散する彼に、ケルシーはどぎまぎした。しかも、夢を書き連ねたリストを偶然彼に見られてしまう――“熱烈な情事を持つ”と記したものを。ルークは目を輝かせてバハマのリゾートにケルシーを誘った。「熱烈なひとときなら、この僕にまかせてくれ」ケルシーにはとてもあらがえない、魅力的な提案だった。
  • グラントとステファニーの父親は、九年前、ともに暴漢に襲われて亡くなった。それ以来、彼はステファニーを実の妹同然に慈しみ、面倒を見てきた。現在は、グラントの牧場の監督をすべて彼女に任せている。だが残念ながら、それもあとわずかだ。牧場経営は赤字が続き、グラントはついに牧場を手放す決心を固めたのだ。いったいステファニーには、どう説明すればいいのだろうか?馬を駆って牧場に向かう途中、彼は予想外の光景にでくわした。夕方の金色に光輝く川辺に、一糸まとわぬ姿で水浴びをする女性――神々しいまでの美しさに彼は固まった。これが……ステファニー?
  • 660(税込)
    著者名:
    ロビン・ドナルド
    翻訳者名:
    原淳子
    レーベル: ハーレクイン

    地中海の島国ニローリでぶどうの木を枯らす病気が発生し、対策に奔走するマックス王子はいとこのローザに助けを求めた。ローザは幼いころから科学に興味を持ち、今はニュージーランドでぶどうの病気の感染を抑える研究をしている。マックスの求めに応じて帰国するローザの気持ちは複雑だった。十六歳のとき、年上のマックスに熱を上げたが相手にされず、それ以来、彼との間に見えない壁を感じているからだ。空港でローザを出迎えたマックスは、久しぶりに会った彼女がセクシーな大人の女性に成長しているのを見て唖然とした。だが、ローザはいとこだ。いくら謎めいた瞳に魅力を感じても。★家訓により親戚同士の婚姻が固く禁じられているニローリ王室。いとこに恋い焦がれる王女の運命はいかに?★
  • 「若すぎるうえに、おまえは女だ。頭取の座は譲れない」祖父の言葉に、エイミーはひどく打ちのめされた。あてどなくマンハッタンの五番街を歩いているとき、タクシーから降りてきた男性とぶつかり、口論となる。ハンサムだが横柄な彼は、言いつのる彼女の口をキスで封じた。その夜、憂鬱な気分を晴らそうとクラブに出かけたエイミーは、昼間会った男性の姿を認め、険しいまなざしに凍りついた。とっさに逃げたが、彼はエイミーを追い詰めて言った。「君に礼儀というものを教えてやろう。今この場で」おびえるエイミーに、彼は再びキスをした。★ベテラン作家サンドラ・マートンによる三部作〈王子に魅せられて〉を連続刊行いたします。エール大学で出会い、固い友情をつちかってきた異国のプリンスがヒーローです。三十一歳になった今も独身を謳歌している彼らの心をとらえるのは、どんな女性たち……?★
  • ケータリング業を営むアンナは、両親との生活を支えるため、妊娠七カ月になったいまも休むことなく働いている。いつものように依頼先の屋敷に赴き、コース料理を用意した彼女は、ダイニングルームに入ったとたん凍りついた。客のなかに彼がいる……おなかの子の父親、フランチェスコが。フランチェスコとはイタリアを旅しているときに知りあい、すぐさま強烈に惹かれあって結ばれた。だがある日、彼は嘲りの言葉を残し、突然アンナのもとを去ったのだ。二人きりになると、フランチェスコは険しい目を彼女に向け、問いかけた。「たまには本当のことを言ってくれ。僕の子なのか?」★人気作家ダイアナ・ハミルトンの新作は、情熱的なイタリア人男性との恋物語。すれ違う二人に、幸せは訪れるのでしょうか?★
  • 向こうに立っているのは……ハンター・ドナヒュー!友人に誘われたパーティで元夫と再会し、キーシャは愕然とした。仕事第一のハンターに幻滅し、彼女が家を出たのは三年前。いまや彼は広告業界で大成功を収め、一方キーシャは、家賃滞納で立ち退きを迫られる身の上だった。「ぼくの会社で働かないか?」元妻の窮状を見かねたハンターの申し出に、彼女の心は揺れた。いまだ惹かれている彼のもとで働くのは危険すぎる。でも、家賃が……。背に腹はかえられず、キーシャはハンターにすがった。ハンターの真の狙いは、彼を捨てた妻への復讐にあったのに。
  • きっかけは、とある奇妙な遺言状だった。その遺言はハンターという男が、学生時代の六人の友人に宛てたもので、六人がそれぞれ一カ月、彼の屋敷に滞在すれば、ハンター・ランディングの町に遺産を寄付するというのだ。弁護士から話を聞いた町長のキーラは、喜びを隠せなかった。いま、町は病院などの設備が充実しておらず、お金を必要としている。なんとしても六人の男性たちには、屋敷に滞在してもらわなければ。そして、ついに一人目のネイサン・バリスターが屋敷に来る日がきた。挨拶をするため、張り切って屋敷に向かったキーラだが、現れたのは、思わず身構えてしまうほど魅力的な男性だった。
  • 770(税込)
    著者名:
    アン・スチュアート
    翻訳者名:
    村井愛
    レーベル: ハーレクイン

    弁護士のジュヌヴィエーヴは、クライアントである大富豪ハリーのサインをもらいに、停泊中の彼のクルーザーに立ち寄った。やがて現れたピーター・ジェンセンという個人秘書は不自然なほど地味な男だったが、ジュヌヴィエーヴは妙に彼のことが気にかかる。実はピーターはハリーの命を狙う組織の殺し屋であり、今回クルーザーが向かうのはまさにハリーの“処刑地”なのだ。まずい時にまずい場所に居合わせたという理由で、暗殺リストに名を連ねたジュヌヴィエーヴ。はたして彼女は本当にピーターの標的になるのか、それとも……?
  • 次世代エネルギーの開発に情熱を注ぐ、美しき科学者サブリナ。ある日、上司のドワイト博士が忽然と姿を消した。貴重品が入った鞄や駐車場に残された車を見て、サブリナは不審を抱く。彼は本当に自ら蒸発したのだろうか?やがて彼女は稼働していないはずの工場で、博士の名前が刻まれた腕時計を発見する。われ知らず“遺体なき殺人”の証拠を握ってしまったサブリナは、恐るべき陰謀に巻き込まれ、運命を翻弄されていく……。圧巻の心理サスペンス!
  • シャーロットはシドニーにある美術館の学芸員。自ら企画したギリシア彫刻展を成功させようと奔走していた。なのに、よりによって最大のスポンサーである財団の代表が、ギリシア人の実業家で億万長者のデイモンだんて!デイモンはかつて彼女に愛の手ほどきをしてくれた恋人だった。だがほどなく、身に覚えのないことで責められ、別れたのだ。美術館主催のパーティの夜、四年ぶりに二人は再会する。家で待つ、彼にそっくりな目をした娘のことだけは、なんとしても隠さなければ――不安に震える彼女の緊張をよそに、デイモンは金が欲しければ彼の愛人になれと迫った。
  • なぜ、こんなことになってしまったの?デザイン会社を立ち上げて三年、やっと軌道に乗ったところなのに。メガンは夜遅くまで眠れないまま、グレッグのことを考えていた。彼は大手デパートのCEOで、今日、会社の新たなイメージ戦略を提案したばかり。隣人で、友人でもあるカーリーが、親切にも、別れた夫のグレッグに連絡して、会う機会を作ってくれたのだ。面接は思いのほかうまく運んだ。そう、うまくいきすぎるほどに。そして私は、彼と恋に落ちた。救いようがないくらい。でも、彼はカーリーの元夫。カーリーはまだグレッグが忘れられず、ホームパーティで泣きくずれる彼女を、慰めたばかりだったのに。★さまざまなジャンルから厳選した作品をお届けするハーレクイン・スポットライト・プラス。心にしみるロマンスなら、長期シリーズ『都合のいい結婚』でおなじみのクリスティン・リマーをどうぞ。恋にひたむきに生きようとするメガンの姿が感動を誘います。★
  • 妻が浮気をしたと決めつけて家を飛び出した夫――幸せだった二人の結婚生活はあっけなく崩壊した。この二年間、ピアズとケリーは連絡すら取っていない。そんな折、ピアズの父親が急死し、彼らは期せずして顔を合わせることになった。夫ピアズの勝手な行動にいまだに怒りを覚える一方、ケリーは彼に会うことをひどく恐れていた。ピアズはまだ見ぬ娘の存在を知り、どんな反応を示すだろう、と。しかし、ついにピアズに再会したときケリーが感じたのは、怒りでも恐れでもなく、一人の男性に対する胸の高鳴りだった。
  • エイズリンには未来を予見できるという不思議な力があった。でもそのことを知っているのは、ごく限られた人だけ。あからさまに疑いの目を向けてくる者も少なくなかったからだ。イーサン・ブラノンも、まさにそんな一人だった。親友のフィアンセの兄であるイーサンとエイズリンは花婿と花嫁の付添人として出会い、結婚式でその役目を果たした。別れ際、彼に触れられたエイズリンは打たれたような衝撃を覚える。眠れぬ夜が明ける頃、彼女は押し寄せるイメージからその意味を知り、イーサンを訪ねた。家族写真を指さして告げる。「彼は生きてるわ」それは、幼くして亡くなったイーサンの一番下の弟だった!
  • うだるような蒸し暑い夜、ジョージアの目は冴えていた。悩みの種は、ある男友達との関係がいっこうに先に進まないこと。一度だけ、思いきって親友のアドバイスに従ってみよう。想像力をかきたてながら、電話でセクシーな会話を交わすのだ。勇気を振り絞って試してみると……結果は、なんと大成功。耳元で囁かれる情熱的な言葉に、ジョージアは舞いあがった。番号を間違え、見ず知らずの男性に電話したとは気づかずに!一方、電話を受けたケンも、見知らぬ女性の声に魅了されていた。翌日ケンは実物のジョージアを捜しだし、猛アタックを開始する。
  • かつて貴族令嬢と船乗りの悲恋の舞台となった哀しくも美しい島、カリオペキー。ベスはそこで家族たちと楽しい週末を過ごすはずだった――頭蓋骨を見つけるまでは。思わぬ発見に動揺しているところへ男性が現れたため、彼女はとっさに頭蓋骨を落ち葉で隠した。キースと名乗るその男性に不審を抱きながらも、ベスは彼の魅力に心をかき乱される。だがその後、隠したはずの場所に戻ってみると、頭蓋骨はあとかたもなく消えていた。楽園に漂いはじめた不穏な空気……。真相を突きとめようと動き出したベスの身に新たな恐怖が忍び寄る。
  • 赴任先の病院で新しく上司となった男性に会い、ケリーは絶句した。彼は……ルカ・フェレーロだわ!二年前、ルカは突然、恋人だったケリーのもとを去った。ただ一言、別の女性と結婚することになった、とだけ告げて。ケリーは深く傷つき、苦しみ、やっとその痛手から立ち直って、新しい一歩を踏み出したところだった。それなのに、こんなふうにルカと再会するなんて!いいえ、今のルカは単なる上司だ。距離をおき、冷静にふるまおう。だが、あのときルカが彼女を捨てた理由の一部が明らかになり、ケリーの決意は数日で崩れ去った。★「キプロスの花嫁」(I-1924)で愛を見つけたケイティの双子の妹ケリーの物語をお届けします。イタリア人医師との苦しみに満ちた別離を経験した彼女を襲う新たな苦難とは……?★
  • 550(税込)
    著者名:
    リン・グレアム
    翻訳者名:
    駒月雅子
    レーベル: ハーレクイン

    一年前、フェイは砂漠の国ジュマールの王子タリクと恋に落ちた。イギリスに滞在中だった彼にプロポーズされて結婚したが、彼女の義父の陰謀がもとで、その日のうちに離縁されてしまった。その陰謀に自分はまったく関知していないと弁解できぬまま、今、フェイは君主となったタリクとの謁見に臨もうとしていた。病弱な兄が、ある理由でジュマールの監獄に入れられ、事態を解決するにはタリクに恩赦を願い出るほかなかったのだ。みじめに頭を下げる彼女に、タリクは究極の条件を提示した――君が僕の言いなりになるなら願いを叶えてやろう、と。

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