『ロマンスの騎士 2、ハーレクイン(小説)(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~4件目/全4件
-
初めて身も心も夢中になった人は、笑顔の裏に企みを秘めていた。
夢を実現するための資金調達に四苦八苦するアビーの前に、突然、潤沢な資金を提供するという救世主が現れた。名門ディ・シオーネ家の御曹司で、投資会社社長のマッテオだ。プレイボーイだと噂される彼は、実際に会ってみると寛大で率直な魅力にあふれたすてきな男性で、過去の出来事から男性不信に陥っていたアビーの心さえ動かした。さっそく食事に誘われ、彼女は生まれて初めて胸をときめかす。だが、マッテオの狙いをこのときのアビーはまだ知らなかった。そう、愛が憎しみに変わるほどの残酷な真の目的を……。■今作からスタートするミニシリーズ〈ディ・シオーネの宝石たち〉は、イタリアの名門一族ディ・シオーネ家に伝わる秘宝を捜す過程で巻き起こる恋愛模様を描いたシリーズです。豪華な人気作家たちの競演も見どころのひとつ。どうぞご期待ください! -
リリーは精神を病んだ母から生を享け、修道院で暮らしていた。あるとき、母がウェールズの首長と因縁があることを漏れ聞き、自分の素性を知りたい一心で、首長の住む城へと向かった。門前払いされてもあきらめられずに城壁をよじ登っていたところ、道半ばで首長の忠臣イアンに捕らえられてしまう。“ドラゴン”の名で恐れられる彼の威圧感にもひるむことなく、リリーは首長への謁見を申し込んだ。すると、イアンは火を噴く竜のごとく、辛辣な言葉を吐いた。「汚らしい小娘に首長のベッドを温めてもらう必要はない」
-
愛しいボスと火遊びなどできない。
わたしはきっと、灰になってしまう。
日曜日の朝6時、電話が鳴り響く。「エラ、今すぐ来てくれ」
サント・コレッティの個人秘書として働くようになって4カ月、
時間外の呼び出しには慣れっこになっていた。
イタリアなまりの強い、深みのある低い声が寝起きの耳を愛撫する。
どんなに傲慢で、わがままで、女ぐせが悪くても、
サントはシチリア名家の御曹司として眩しいほどのオーラを放ち、
エラの心を惑わせる。ボスにこんな感情を抱くのは禁物なのに。
いいえ、それもあと少しのこと。エラは仕事を辞めようと思っていた。
だが駆けつけた先でサントのある姿を見たとたん、エラは胸をつかれ、
彼のもとを離れることなどできないと悟った。もしかしたら、永遠に。 -
六年前、瀕死の重傷を負ったサム・ダンディーを見つけ、みずからの癒しの能力で救ったときからジニーはかなうことのない恋に身を焦がしていた。あのとき心にも傷を負ったサムは恩返しを誓いつつも、彼女の愛を受け入れることなく去った。だが超能力者であることを騒がれ、身の危険を感じる今のジニーは警備会社を営むサムに頼らざるをえない。SOSを聞きつけて現れた彼に胸を高鳴らせたが、その冷たい言葉は彼女の淡い願望をこなごなに打ち砕いた。「ぼくがここにいる理由を勘違いするな」
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。