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『時代小説、文藝春秋(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全1061件

  • 711(税込)
    著:
    夢枕獏
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    時は平安時代、京の都に安倍晴明という名高い陰陽師がいた。まだ闇が闇として残り、夜になれば人も、鬼も、物の怪も、同じ都の暗がりに、息をひそめて住んでいた時代だ。安倍晴明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼など、普通の人間には見えない、妖しのものどもを相手に、この世ならぬ不可思議な難事件をあざやかに解決する。親友の源博雅は、霊感はまるでないが、刀では敵なしの強さ。力を合わせて物の怪に挑む。野村萬斎・主演で映画化された原作!
  • 740(税込)
    著:
    夢枕獏
    著:
    佐藤嗣麻子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    若き日の安倍晴明が事件に挑む! 話題映画のノベライズ

    【映画『陰陽師0』2024年4月19日公開 主演・山崎賢人】

    鬼や霊が跋扈する平安時代。呪術の才に長けた学生・安倍晴明(あべのせいめい)は、貴族の源博雅(みなもとのひろまさ)から「ある怪異を鎮めてほしい」と頼まれる。女王を悩ます金の龍や、若者の奇妙な死を調べる中で、晴明は都を脅かす邪悪な呪いに巻き込まれていく。実在した陰陽師、安倍晴明の生誕1100年を迎え、人気シリーズを原作にした呪術エンタメノベライズ。
  • 「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅。名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」「鬼小町」「桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと」「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の7篇を収録したシリーズ2巻目。
  • 京の北、丑の刻に貴船神社に現われる白装束の女。唇には釘、左手には人形、右手には鉄の鎚……自分を捨てた男を取り殺すため鬼と化す。男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!? 嫉妬に狂った女の悲しさを描いた「鉄輪」他「瓜仙人」「這う鬼」「迷信」「ものや思ふと……」「打臥の巫女」「血吸い女房」の7篇収録。平安の世を騒がす魍魎(もうりょう)に立ち向かう、若き晴明と博雅の胸のすく活躍! 「陰陽師」シリーズ第3弾。
  • 評判の鴛鴦夫婦の裏の顔──。
    娘たちを食い物にする色悪に凜之助が迫る!

    日本橋に店を構える榛沢屋の羽左衛門とお多代は、近所でも評判の鴛鴦夫婦。
    美貌のお多代は笑顔で今日も客に愛想を振りまく。
    だが、羽左衛門は誰にも言えない深い悩みと、妻への暗い情念を抱えていた。
    ある日、妻を待ち伏せる羽左衛門の目の前で惨劇が起きる。
    折しも、江戸では近頃、若い娘の夜鷹が出没するようになり……。

    新米同心・凛之助が、絡み合った事件の切ない真相と、
    背後で暗躍する裏組織を追う!

    シリーズ91万部突破「おれは一万石」著者、待望の書き下ろし時代小説。
  • 甲州黒駒を乗り回す岡っ引・吉蔵が大活躍するシリーズ第二弾

    ある時は凧屋の店主、またある時は馬を操る腕利きの岡っ引。
    追い求めるのは、父の面影――。

    暮れも押し迫るなか、見回りをしていた吉蔵は、
    田楽の店を一人で切り盛りする身重のおはると出会う。
    彼女には何やら事情があるらしい。
    一方、神田堀には心の臓を一刺しにされた死体が浮かぶ。
    その男が阿漕な高利貸しの宇兵衛だとわかり……。

    黒駒を乗り回し、父への思いが詰まった凧を愛する異色の
    岡っ引・吉蔵が大活躍の、シリーズ第二弾!
  • 950(税込)
    著:
    武川佑
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    片腕を失った少女には、全てを見通す“目”があった
    襲撃によって父と生き別れ、片腕を失った少女・小鼓。生き残るために戦う中で、彼女は本当の敵は誰なのかに気づく。渾身の歴史小説!

    足軽の父と暮らす少女、小鼓(こつづみ)の日常は、都から来た高僧・義圓(ぎえん・後の足利義教)の襲撃により奪われた。左腕を失い父と生き別れた小鼓は、やがて自分に“軍略の才”がある事に気づき……。数多の戦場を仲間たちと駆け抜けながら、小鼓は京を「万人恐怖」で支配する義教への復讐を誓う。著者渾身の傑作歴史小説! 解説・天野純希


    単行本『千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女』2021年3月刊
    文春文庫版『悪将軍暗殺』に改題 2024年2月刊
    この電子書籍は、文春文庫版を底本としています。
  • 「晴明よ、おまえ、おれのことが好きであろう」

    いまなお熱い”陰陽師”ブームの火付け役、夢枕獏の「陰陽師」シリーズ。
    作者のがん闘病による執筆休止期間を経て、復活後初のシリーズ最新刊。

    目次
    兼家奇々掻痒
    金木犀の夜
    ちび不動
    媚珠
    梅道人
    殺生石
    なた太子
    按察使大納言
  • 疫病を退散させる晴明の活躍を描く

    不思議な童子の群が都にあらわれ、青疱瘡が広がる「野僮游光」、赤舞瘡から逃れようとする非情な左大臣を描く番外編「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」、蝉丸の悲恋が明かされる中編「蘇莫者」など全八話。物語の神に選ばれた作家は言う、「物語りは永遠に終らない」(「あとがき」より)。尽きぬ着想、広がる想像、大人気シリーズ第17巻。

    ※この電子書籍は2021年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 850(税込)
    著:
    浅田次郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    〈大ショックの若殿vs.逃げ切りを目指す先代〉

    天下泰平260年の間に、積もり積もった藩の借金はなんと25万両!
    この世のものとは思えぬ巨額の負債を知った嫡男はショックで急死してしまった。
    丹生山松平家12代当主は、次男三男を飛び越えて
    庶子の四男・小四郎に家督を継がせて隠居すると、
    ひそかに「大名倒産」の準備を進め、逃げ切りを狙う。

    何も知らずに大名家の家督を継いでしまった
    21歳の小四郎は、クソがつくほどの真面目さ誠実さを武器に
    最大の難関・参勤交代の費用をひねり出そうと必死に奮闘するが……。

    万策尽きた時、人の世を眺めていた七福神たちが動き出す!?

    笑いと涙がてんこ盛りの超豪華エンターテインメント。
    2023年、映画化決定!

    ※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 850(税込)
    著:
    浅田次郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    〈家臣も商人も(神様も?)必死の金策。奇跡の大逆転、なるか!?〉

    美しい故郷とお家を守りたい――。
    天下一の塩引鮭が名産の御領国・越後丹生山へ初入りした
    若殿・小四郎。そのなりふり構わぬ姿に、
    国家老が、商人と民が、そして金が動き始める。

    人の世を眺めている七福神まで巻き込んで、
    奇跡の「経営再建」は成るか?

    笑いと涙がてんこ盛りの超豪華エンターテインメント。
    巻末対談 浅田次郎×磯田道史「改革をなし得る人とは」
    2023年、映画化決定!

    ※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 晴明と博雅、儚いこの世を楽しまん!
    安倍晴明と源博雅が平安の悲喜こもごもに奔走する12篇。

    少納言・坂上彦麻呂は、夜な夜な怖ろしげな美女から手に噛みつかれる夢を見る。
    目覚めると実際に赤い傷が―蘆屋道満が活躍する「にぎにぎ少納言」、
    虫めづる露子姫が登場する「塔」、
    そして今日も晴明と博雅は京の怪異に奔走する。
    夫婦の情愛、前世の因縁、虫の音と妙なる琵琶の響き。
    昭和・平成・令和と愛され続けて16巻目!

    ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 始皇帝は“暴君”ではなく“名君”だった!? 『キングダム』で話題のえい政=始皇帝のすべてがわかる必読の書!
    世界で初めて政治力学を意識し、中華帝国を創り上げた男。その人物像に深く迫りつつ、現代にも通じる政治・経営学を解きあかす。

    自らを「始皇帝」と名乗るに至った男、えい政。乱世に終止符を打ち、中華帝国を統一した男は暴君なのか、それとも英雄なのか?
    3歳まで人質として過ごした幼少期、兄との熾烈な玉座争い、家臣との相克――。天賦の才覚と不屈の精神力で過酷な運命のもとに勝ち上がった男の真実を浮き彫りにする、不朽の名著。

    「崇高な争い」は感動的で、しかも美しい。
    だから「歴史」でそういう場面に出会うと、夜なら眠れない程に興奮する。
    ――著者「文庫版あとがき」より

    解説・冨谷至

    ※この電子書籍は1995年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を新装版として刊行したものを底本としています。
  • 日清戦争から十年──じりじりと南下する巨大な軍事国家ロシアの脅威に、日本は恐れおののいた。「戦争はありえない。なぜならば私が欲しないから」とロシア皇帝ニコライ二世はいった。しかし、両国の激突はもはや避けえない。病の床で数々の偉業をなしとげた正岡子規は、戦争の足音を聞きながら。燃えつきるようにして逝った。
  • 作戦の転換が功を奏して、旅順は陥落した。だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地をとどろかせ、ロシアの攻勢が始まった。左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかった。やせ細った防御陣地は蹂躙され、壊滅の危機が迫った。
  • 各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。補充すべき兵は底をついている。乏しい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。だが、果然、逆襲され、日本軍は処々で寸断され、敗走する苦境に陥った。
  • 維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
  • 明治三十七年二月、日露は戦端を開いた。豊富な兵力を持つ大国に挑んだ戦費もろくに調達できぬ小国……。秋山好古陸軍少将の属する第二軍は遼東半島に上陸した直後から、苦戦の連続であった。また、連合艦隊の参謀・秋山真之少佐も、堅い砲台群でよろわれた旅順港に潜む敵艦隊に苦慮を重ねる。緒戦から予断を許さない状況が現出した。
  • 斬り捨て御免の権限を持つ、江戸幕府の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官・長谷川平蔵。その豪腕ぶりは、盗賊たちに“鬼の平蔵”と恐れられている。しかし、その素顔は「妾腹の子」として苦労をし、義理も人情も心得ている。昔は大いに遊び、放蕩無頼の限りを尽くしたことも。テレビに舞台に、人気絶大の鬼平シリーズ第一巻は「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」を収録。
  • 関ケ原決戦――徳川方についた伊右衛門は、この華々しい戦でも前線へ投入されたわけではない。勝ち負けさえわからぬほど遠くにあって銃声と馬蹄の轟きを聞いていた。しかし、戦後の行賞ではなんと土佐二十四万石が……。そこには長曽我部の旧臣たちの烈しい抵抗が燃えさかっていた。戦国痛快物語完結篇。
  • 「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」。明治三十八年五月二十七日早朝、日本海の朝靄の中にロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊がついにその姿を現わした。国家の命運を背負って戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火ぶたが今まさに切られようとしている。感動の完結篇。
  • 強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。だが、要塞は依然として陥ちない。
  • 戦争が勃発した……。世界を吹き荒れる帝国主義の嵐は、維新からわずか二十数年の小国を根底からゆさぶり、日本は朝鮮をめぐって大国・清と交戦状態に突入する。陸軍少佐・秋山好古は騎兵を率い、海軍少尉・真之も洋上に出撃した。一方、正岡子規は胸を病みながらも近代短歌・俳句を確立しようと、旧弊な勢力との対決を決意する。
  • 源博雅の枕元に夜な夜な現れる、異国の美しい女。何か言いたげな眼で博雅をみつめ、甘やかな匂いを残して消えてゆく…。安倍晴明は、博雅が帝から賜ったという摩訶不思議な琵琶に着目する。はたして琵琶と女の関係は?(「月琴姫」)真夜中の観音堂で、延々と経を唱える小僧の声。もののけか? いつまでも読み終わらないわけは…。(「魔鬼物小僧」)御歳71の名僧・浄蔵の淡い初恋が、40年の時を経て成就する!?(「浄蔵恋始末」)など全9篇収録のシリーズ第9弾!
  • 平安の都で不穏な怪事が相次いでいる。ものを盗らない謎の女盗賊の出没、妊婦が次々に腹をひきさかれ惨殺…。そんな中、安倍晴明と源博雅の2人は、顔にできた不気味な瘡に苦しむ平貞盛の元へ赴き、異様な光景を目の当たりにする。連続する怪異の真相と、その背後に蠢く邪悪な男の正体とは? ライバル・蘆屋道満、兄弟子・賀茂保憲といったお馴染みの顔に加え、藤原秀郷(俵藤太)も大活躍。さらにはあの、怨霊中の怨霊である“武将”が登場! 大人気シリーズ第8弾。
  • 安倍晴明の屋敷で、いつものように源博雅が杯を傾けている所へ、橘実之の娘、虫が大好きな露子姫が男装してやってきた。何でも晴明に相談があるというのだ。広沢の遍照寺にいる僧が、眠る前に誦経していると、黄金色をした虫が現われるが、朝には消えてしまうらしい。この虫の正体は──。「二百六十二匹の黄金虫」他、「鬼小槌」「棗(なつめ)坊主」「東国より上る人、鬼にあうこと」「覚(さとる)」「針魔童子」の全6篇を収録した人気シリーズ第7弾。
  • 安倍晴明と源博雅の2人は、豪腕で知られる俵藤太とともに“武将”の死の謎を追う。そのうち、都で起こっている数々の怪事件の裏に、亡き“武将”との浅からぬ因縁が見え隠れしてくる。もしや彼の遺灰に解決の鍵が…。連続する怪異の真相、そして恐るべき陰謀を企てる<真の黒幕>とは? 都の命運を左右する壮絶な呪法合戦が繰り広げられ、クライマックスはシリーズ屈指の対決が! 息をつかせぬスリリングな展開と、壮大なスケールでおくる傑作大長篇。
  • 大人気、陰陽師シリーズ第6弾は、粒ぞろい5篇。橘実之の娘、露子姫はことのほか虫が好き。男の童が見つけてきた、真っ黒で赤い斑点がある珍しい虫を可愛がっていたところ、この虫が異様な成長を遂げて……「むしめづる姫」。安倍晴明の師匠、賀茂忠行の息子・保憲が厄介な頼みごとにやってきた……「首」。できものの中から蛇が……「怪蛇」。妙なる琵琶の音色に、姿の見えないものが寄ってきて……「呼ぶ声の」。宮中につぎつぎと妖(あやし)が……「飛仙」。
  • 殺気を放つおんな
    菊結びに秘めた夫婦愛
    ――商人殺しの黒幕を探せ! 大人気シリーズ第19弾

    険しい表情で口入屋を見詰める年増。
    その様子にただならぬものを覚えた秋山久蔵は、女を見張らせる。
    飾結び作りをしながら暮らす村岡佐奈と判明するが、
    佐奈には切腹に追い込まれた夫がいた。
    浪人暮らしを抜け出した矢先に、商人との刃傷沙汰を起こした夫。
    しかし、その騒動の裏には悪辣な企てが……。
  • 正月の藪入り前の江戸。亮吉が発案した宝引きで大いに盛り上がっていた金座裏に、町火消の幹部と魚問屋の若い衆がやってきた。

    町火消い組と魚河岸連中での宴会の最中、場を盛り上げようと飛び入りで宝引きの景品に名乗りを上げた人気芸者の小夏が、隣の座敷で何者かに殺されていたという。

    ふすま一枚隔てた座敷にいたわずかの間に、何があったのか。手がかりは小夏が必死に噛み切ったと思われる手拭いの切れ端のみ。
    宗五郎、政次と金座裏の面々は探索に乗り出すと、浮かび上がってきたのは意外な人物で……。
  • 880(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    おれには、はなから母親がいない、そう考えるのだ――

    売り出し中の料理屋<元喜世>に突然現れた「平蔵の母」きえ。その真偽は、平蔵の真意は。

    池波正太郎没後なお多くの支持を集める『鬼平犯科帳』。父で挿絵家・中一弥氏が「オール読物」で挿絵を描いていた縁と、長年の愛読者だった著者が、「鬼平」へのオマージュをこめて、切れ味鋭く長谷川平蔵を蘇らせたシリーズ最新の第4作。収録作品は表題作の他、「せせりの辨介」「旧恩」「陰徳」「深川油堀」「かわほりお仙」の全6作。

    ※この電子書籍は2020年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 紺屋町で道の真ん中に落ちていた腕の持ち主は? 

    江戸名物の大風の夜、道に落ちていた毛むくじゃらの腕。しかし近くの番屋に預けられた途端、大音響と共に消える。一方、柳橋近くの一軒家で隠居が何者かにめった切りにされ殺された。かまいたちが現れた、との噂は本当か? また、隠居の残した「酒呑童子に殺される」の意味とは? 南町奉行・根岸肥前守と仲間たちが謎に迫る。
  • 女絵師の一生を描ききった直木賞受賞作!

    不世出の絵師・河鍋暁斎の娘とよは、暁翠の画号をもつ女絵師。
    父亡き後、仲がよいとは言えぬ腹違いの兄・周三郎(暁雲)と共に、
    洋画旋風の中、狩野派由来の父の画風を守ろうとする。
    明治大正の激動の時代、家庭の生活を担いつつ、
    絵師として母として、愚直に己の生を全うした女の一代記。
    第165回直木賞受賞作。

    解説=東山彰良

    ※この電子書籍は2021年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,901(税込)
    著:
    犬飼六岐
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    愛と裏切りと、衝撃の真実!

    ときは戦国。陰流の祖・愛洲久忠(移香斎)は、神々の国・出雲で「この世にないはず」の刀剣と出会います。
    「とうに滅びた備中青江鍛冶の新作に見えた……」
    この刀こそ、若き剣豪の理想を体現していました。

    久忠は又四郎という陽気な若侍と、山奥をさまよいます。ようやくたどり着いたのは、年寄から赤子まで、女だけで暮らしている隠れ里。そこで出会うのは、女たちの驚くべき風習、いのちを脅かすものたち、雪舟という奇妙な老人……。

    なんとしても生きのびようとする誇り高き女たちは、久忠の求める刀をつくることを条件に、「私たちを守ってほしい」と、次から次へと難題を持ち込みます。

    久忠たちの運命や、いかに?
  • 金座裏の親分・宗五郎らと鎌倉河岸の隠居一行が湯治旅から戻り、鎌倉河岸が賑わいを取り戻した夜、政次たちは神田橋御門から出てきた二艘の不浄船を目にする。

    ある朝道場で汗を流す政次は、旗本加納傳兵衛という男から立ち合いを望まれる。殺気をまとったその男は、御鈴廊下目付――江戸城の中奥と大奥を仕切る中奥側にあって、御用を務める者――であるという。

    なぜ加納は政次に探りをいれてきたのか。そんななか、大奥に奉公へ出ていた名主の孫娘・お初が骸になって戻ってくる。無念の死を遂げたお初の謎を追って、金座裏は禁断の探索に乗り出していく!
  • 定年後の知的活動はこの1冊で足りる!

    定年後にゆっくりと何を読むか――それは多くの人が抱える課題だろう。
    誰もが何かを読まねばという焦燥にも似た思いを抱く。しかし、何を読んでいいのかわからない。
    そうしたあらゆる人々に応えるのが本書である。
    目次を見てもらえれば、一目瞭然。これはしたり!思わず膝を打つような書物ばかりではないか。
    各界の代表者、作家、学者、評論家、芸術家……など、とにかく書に親しんできた人々に「この1冊」をあげてもらうのだ。ためにならないわけがない。
    しかも、「不滅の名著百冊」や「老後を支えてくれる古典」をはじめ、「枕頭の歴史書」や「時代小説50本」まである。これだけあれば、30年かけても読了しないだろう。ということは、この1冊さえあれば、定年後の知的活動は事足りるのである。
    めでたし、めでたし。
  • 2,200(税込)
    著:
    千葉ともこ
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    期待の若手が描く圧巻、感動の中国歴史長編!

    玄宗皇帝が政治を疎かにし国が乱れていた唐の時代、民を救うため安禄山と史思明が挙兵し、安史の乱が勃発する。だが戦は泥沼化し、国は疲弊する。絶大な人気を誇った力者の娘・呉笑星、史家の長男・史朝義、安家の次男・安慶緒は、命を賭して戦を終わらせようと誓うが――。胸熱の歴史エンターテインメント。
  • 1,001(税込)
    著:
    千葉ともこ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    天に臆せず胸を張って生きる男たちを描く
    唐・玄宗皇帝の時代。絶対的権力者に抗おうとする若者と、人に人らしからぬ生き方を強いる体制を糺そうとする若僧の、心熱き戦い。

    時は玄宗皇帝下の唐、陽物を欠いた名家の貴公子・崔子龍(さいしりゅう)は、辺境民族の征伐に赴く唐軍に従軍し、宦官・辺令誠(へんれいせい)の策略にはまる。心酔する上官・高仙芝(こうせんし)を陥れた辺への復讐を誓う崔の前に現れた僧侶・真智(しんち)。権力闘争に翻弄される男達と、虐げられても強かに生きる女達が安史の乱を機に躍動する歴史大河小説。解説・瀧井朝世

    ※この電子書籍は2022年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 801(税込)
    著:
    畠中恵
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    麻之助、ついに後妻をとる――!?
    江戸町名主のお気楽者の跡取り息子・高橋麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・八木清十郎、堅物の同心・相馬吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、好評連作短篇シリーズ「まんまこと」第8弾。

    かつて恋女房を亡くした麻之助。
    彼のもとに、縁談が3つもやってきた!
    しかも、ひとりは江戸一と謳われる美人。そして、どの縁談も妙なところがあるようで……。
    麻之助たちは、なぜ不思議な縁談ばかり集まったのか調べることに。
    果たして、麻之助の縁談の行方は……。 

    他にも、相馬家が吟味方与力に昇進したり、高橋家の支配町が増えたりと、今回も麻之助たちは大忙し! 急展開の第8巻。

    文庫解説・大矢博子

    ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 妻を想う男、父を信じる娘。誇りをかけた闘いの結末は!?

    藩を追われ、貧乏長屋で暮らす柳田格之進。悲劇の真実を知った彼は、仇討ちを決意し……。草なぎ剛主演映画の小説を脚本家が自ら執筆。

    映画『碁盤斬り』は、落語の演目として長く親しまれてきた「柳田格之進」を題材に、『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『凪待ち』などを手掛けてきた脚本家の加藤正人さんが、3年半の月日をかけて書き上げたストーリー。
    この映画の世界を、加藤さん自身が小説として書き下ろしました。
    登場人物の細かな心情の描写はもちろん、映画では描き切れなかった若き日の格之進の姿、また映画のラストの「その後」がしっかりと描かれており、小説好きの読者も十分に楽しめる作品です。

    【あらすじ】
    娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。
    彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。
    しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。
    ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。
    絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。
    父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!
  • 1,001(税込)
    著:
    朝井まかて
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    日本初のイコン画家・山下りん その情熱と波瀾の生涯!
    明治13年にロシアに留学しイコンを学ぶ。一途さゆえ周囲と衝突し芸術と信仰のはざまでもがきながら生きた女性を描く感動長編。

    「絵師になりたき一念どうにも抑え難く」茨城県笠間を飛び出した15歳の山下りん。東京で工部美術学校に入学を果たし、西洋画の道を究めようと決意する。ロシヤ正教の宣教師ニコライに導かれ、明治13年、聖像画制作を学ぶため帝政ロシヤに渡るのだが――情熱に従って生きた日本初のイコン画家を描く圧巻長編。解説・酒井順子

    ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 湯治旅に出かけた金座裏の宗五郎たちは、箱根から熱海へ。湯治を楽しむ間もなく、宗五郎は百五十両を奪われてしまった湯戸組合から相談をもちかけられ、調べにあたることに。
    一方、留守をあずかる金座裏の政次のところには、蝋燭問屋の隠居が家に戻っていないと相談が。探索を進めると隠居が謎の女に金を強請られていたことが判明するも、家族や店のものは非協力的で、調べは難航。政次と亮吉たちは足をつかって解決へと辿りつこうとするが……。
    金座裏と鎌倉河岸に、あたらしい時代がくることを予感させる十八巻。
  • 情死と思われた男女の遺体に潜む陰謀とは

    仇討ちの助太刀ののち、死んだと思われた松沼平八郎。
    しかし、実は藩命により名を流源九郎と変え、素浪人として市井に潜んでいた。
    ある日、その素性を知る高見尚吾が源九郎のもとを訪ねる。
    先月、空き家で女中と武士の死体が見つかり、情死と思われていたが、
    高見はその背後関係を極秘に調べてもらいたいと源九郎に頼み――。

    大好評書き下ろし、第二弾!
  • 恋に破れた女のため、お竜は箱根へ向かう

    「娘の千代に晴着を仕立ててもらえませんか」
    呉服店”鶴屋”の頼みでお竜は箱根へ向かった。
    器量よしで評判の鶴屋の一人娘だったが、
    心の傷を癒すため湯本で湯治をしていた。
    お竜と会い、心がほぐれかけていくお千代だが、
    再び”あの男”が姿を見せたことで恋の嵐が吹き荒れる。傑作痛快時代小説。
  • 801(税込)
    著:
    北原亞以子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    夢と野心をもって江戸に出てきた男は、商人として成功するが……

    長年連れ添った夫婦のすれ違い、出世と引き換えに大切なものを失った男……現代人の心を動かす、珠玉の七編を収録した時代小説集。

    貧しい百姓の末っ子として生まれた捨松は、故郷の下野(しもつけ)を飛び出し一人江戸へ上る。十数年後、捨松は商売で成功するものの、兄との再会を機に「大切なもの」を失ったことに気づく――表題作「あんちゃん」のほか、夫婦のすれ違いや恩師への慕情など、姿勢の人々の心の機微を直木賞作家が丹念に描く。ほろ苦くも優しい短編集。


    単行本 2010年5月刊
    文春文庫版 2013年4月刊
    文春文庫新装版 2024年2月刊
    この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。
  • 呼ばれたお家でお料理!美味しい新シリーズ

    教養ある老舗の隠居のおばあさまと、料理好きだが内気な孫娘。誰にも頼れない二人が、人情と料理と度胸で世の荒波を生きていく!
  • 箱根へ湯治旅に出かけた宗五郎としほたちは、途中の小田原で、上方の凶悪な賊が東海道を下ってきていると聞く。しほは偶然にもその頭目を目撃し、画帳に描きとめていた。塗笠に五つ紋の黒羽織の巨漢の侍。上方から手配書がまわっている賊の頭に違いない。
    賊が江戸へ向かっていると、宗五郎からの文が届いた金座裏。若親分・政次は「金座裏がこの一味をお縄にする」と皆に厳命するが、賊はずる賢く周到で……。
    箱根と江戸をまたぐ大捕物、行方はいかに!
  • 長編時代小説の金字塔「居眠り磐音」に続く、「空也十番勝負」シリーズ合本版

    「空也、旅立ちなされ」
    母おこんの言葉を胸に武者修行の旅に出た16歳の青年。
    彼こそは紀州姥捨の郷に生まれ、江戸に戻ってからは小梅村でひとり稽古に励んできた坂崎空也。坂崎磐音の嫡子である。
    偉大な剣術家・磐音のもとを離れ、ひとり立ちすべく出発した彼の前途に待ち受けるものは――。

    シリーズ累計350万部の大人気エンタメ時代小説「空也十番勝負」、そのすべてがこの一冊に!

    ※この電子書籍は、以下の作品をひとつのコンテンツにまとめた合本です。

    『声なき蝉 上・下 空也十番勝負(一)決定版』2021年8月配信
    『恨み残さじ 空也十番勝負(二)決定版』2021年9月配信
    『剣と十字架 空也十番勝負(三)決定版』2021年10月配信
    『異郷のぞみし 空也十番勝負(四)決定版』2021年11月配信
    『未だ行ならず 上・下 空也十番勝負(五)決定版』2021年12月配信
    『異変ありや 空也十番勝負(六)』2022年1月配信
    『風に訊け 空也十番勝負(七)』2022年5月配信
    『名乗らじ 空也十番勝負(八)』2022年9月配信
    『荒ぶるや 空也十番勝負(九)』2023年1月配信
    『奔れ、空也 空也十番勝負(十)』2023年5月配信
  • たいこもち超弦亭ぽん助は本当に死神なのか?
    その幇間と遊んだ客はなぜか数日以内に非業の死を遂げる。紙問屋大松屋の若旦那が溺死。根岸肥前守たちが噂の幇間を追ってみると……。
  • 練達のベテランから気鋭の若手まで、時代小説の粋

    江戸の華〈祭り〉をテーマに人気時代小説作家が競作! 宮部みゆき「三島屋変調百物語」の最新作など、読み応え十分のアンソロジー。
  • あの女から眼を離すな!

    極楽のあとの地獄――
    唐渡りの秘薬をめぐる暗闘。

    庭で嗤いながら刀を振り廻し、家来を斬った若い侍が父親に成敗された。
    彼を錯乱させた背後には何やら怪しい秘薬の影が。
    一方、秋山久蔵は十年前に島流しになった浪人の女房・おそのの様子がどこかおかしいことを知る。
    普段は慎ましく暮らす女を尾行てみると、男から小さな紙包みを手に入れていた……。
    人気シリーズ第十八弾。
  • 880(税込)
    著:
    奥山景布子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    荒廃する室町時代を舞台に、男と女の欲と情念を描く。

    足利八代将軍となる義政を育てた乳母の亥万(いま)。
    彼女はやがて、義政に閨の手ほどきをし、
    側女として政にも関わるようになっていった。
    正室の日野富子が待望の子を授かるが、
    産まれてきた赤子は呼吸をしていない。
    富子は亥万の呪詛が腹の子を殺したのだと訴えて――。
    室町時代を舞台に人間の業と情を描く傑作歴史小説。

    対談・近藤サト

    ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 3,520(税込)
    著:
    佐伯泰英
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    涙あり、恋あり、活劇あり。佐伯泰英の時代小説シリーズ、全4巻合本版

    吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。
    柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。夢は父親のような船頭になること。
    そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。

    4カ月連続刊行で話題を呼んだ、壮大なスケールで描かれる全4巻!

    ※この電子書籍は、以下の作品をひとつのコンテンツにまとめた合本です。

    『猪牙の娘 柳橋の桜(一)』2023年6月配信
    『あだ討ち 柳橋の桜(二)』2023年7月配信
    『二枚の絵 柳橋の桜(三)』2023年8月配信
    『夢よ、夢 柳橋の桜(四)』2023年9月配信
  • 江戸の人気者が帰ってきた! 記念書き下ろし

    お蔭まいりが大流行する中、小籐次親子や読売屋の空蔵が連携して人を救う? 書き下ろし300冊記念、人気者が帰ってきた!
  • 金座裏の親分・宗五郎のもとに、吉原に男衆として居残っている大店の若旦那を連れ戻してほしいと相談事が持ち込まれた。魂胆をさぐるため、宗五郎は亮吉を吉原の男衆として送り込むが……。
    そして八丁堀の組屋敷の真ん中から火の手があがる。火元は与力同心の家で、主が乱心に及んだという。宗五郎と政次は探索方を命じられ、その真相を追う!
  • 美しく、時に切ない。播磨国で暮らす「陰陽師」の物語

    律秀と呂秀は、薬草園をあずかりながら庶民と暮らす、心優しい法師陰陽師の兄弟。ある出来事をきっかけに、彼らは一匹の鬼と出会う。

    ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • “あやしの森”で出会ったのは、妖魔討伐を生業とする不思議な一族の青年だった

    妖魔が蔓延(はびこ)る明治東京――。複雑な家に生まれ育った令嬢・深山奈緒は、失踪した友人を探すため不気味な噂の絶えない「あやしの森」に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、不思議な一族の血を引いた青年・暁月当真だった。ひょんなことから奈緒は当真の嫁候補に選ばれ、共に妖魔がらみの事件を追うことに。恋愛ファンタジーの名手が贈る、浪漫綺譚シリーズの開幕!

    カバーイラストは、『結界師の一輪華』などの装画を手がけるボダックスさんです。
  • 1,901(税込)
    著:
    高橋克彦
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    安倍晴明をしのぐ陰陽師が登場!

    時は平安。都では、応天門の変で罪を被せられた伴大納言が鬼の姿で現れ、疫病の種を撒き散らすと予言していた。陰陽師の弓削是雄は大納言の鬼と相まみえるが、その背後にさらに強大で邪悪な鬼が存在することに気づく。朝廷で実権を握る藤原氏に恨みを抱くというその鬼の正体は、やんごとなき方なのか――。罪なき民を救い、命を賭して最凶の鬼を封じるため、是雄は仲間と共に蝦夷の地へと赴く。
    妖かしの世界を壮大に描く歴史長編!
  • 船宿綱定の船頭・彦四郎は、贔屓客を富岡八幡宮へ送った帰り、薄暮のなか刻限を失して困っている女に乗船を請われる。本来貸し切りの屋根船に他の客を乗せてはいけないが、難儀している女を放っておくわけにもいかず、船賃をもらわない条件で送り届けることに。その武家の妾と思しき匂い立つような女は、幼い時分に面倒をみていた秋乃だった。一家で突然姿をくらましてから、十数年ぶりに再会した秋乃に何があったのか。
    すべて投げ出し、秋乃に溺れてゆく彦四郎を案じた政次と亮吉は二人を追う!
  • 2,200(税込)
    著:
    澤田瞳子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    紫式部が生きた時代の豪華絢爛宮中絵巻

    日本初の女性による女性のための歴史物語『栄花物語』の作者である朝児(赤染衛門)からみた宮廷はどんな姿をしていたのか?

    宮中きっての和歌の名手と言われる朝児(あさこ)は夫を亡くしたばかり。五十も半ばを過ぎて夫の菩提を弔いながら余生を過ごそうとしていたが、ひょんなことから三条天皇の中宮妍子の女房として再び宮仕えをすることになる。

    宮中では政権を掌握した藤原道長と、あくまで親政を目指す三条天皇との間には緊張が入っていた。道長の娘の妍子が、将来天皇となるべき男児を出産することが、二人の関係に調和をもたらす道だった。しかし、女児が生まれたことで、道長は三条天皇の排除を推し進めていくことになる。

    朝児は、目の前で繰り広げられるきらびやかながらも残酷な政争に心を痛める。なぜ人は栄華を目指すのか。いま自身が目にしていることを歴史として書き記すことが自らの役目ではないのか。そこで描かれるのは歴史の勝者ばかりではない。悲しみと苦しみのなかで敗れ去った者の姿を描かねばならない。その思いの中で朝児は筆を取る。

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