『潮出版社、山崎正和(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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混迷する現代社会をどう生きればいいのか。
山積する難局をいかに乗り越えればいいのか。
稀代の碩学が、日本人の進むべき道をわかりやすく照らし出す、
「山崎文明論」の真骨頂!
「歴史に耳を澄ませながら未来を見つめる本書は、日本人の羅針盤となる」
姜 尚中(東京大学名誉教授)
「山崎文明論」が21世紀の日本を斬る!
「この本が私の著書として過去に例を見ないのは、数編だが
私の身辺雑記に似たものが巻中に含まれていることである。
じつは半世紀にわたる私のもの書き生活の中で、つねに厳しく
自分に禁じてきたのが、みずからの私生活を語ることであった。
(中略) だがこの数年、老いの衰えをわれながら実感するなかで、
あえてそれを隠さずに生きることも一つのもの書きの
覚悟ではないか、と考えるようになった。(中略) このひそかな
覚悟の変化が私の表現活動にどのような影響を与えるか、
自分で自分に興味をいだいている。」 (「あとがき」より) -
”世に愛書家というものがあるとすれば、
私はかなり重症の「厭書家」である──”
「知の巨人」が混迷する現代社会を生き抜くための必読書80冊を徹底解説。
20年の集大成、圧巻の書評集!
本棚に並んでいる本が恐い。
まだ読んでいない本がこれだけあるということが、
日々、まざまざと眼に見えることが、愉快ではない。
(中略)本を読みたい気持ちが募れば募るほど、
十分に読めない自分の無能が腹立たしい。
ひょっとすると、古来の厭世家が人生を愛しすぎていたように、
厭書家は本というものを愛しすぎているのかもしれない。
とりあえずそう思うことで、近頃は自分を慰めることにしている。
──「まえがきにかえて」より
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