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『文芸・小説、爪切男』の電子書籍一覧

1 ~6件目/全6件

  • 【その恋、最高の時間の無駄遣い。】

    「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」――憧れのクラスメイトにそう指摘された少年は、この日を境にうまく笑えなくなった。
    Webサイト『日刊SPA!』で驚異的なPVを誇る連載エッセイ『タクシー×ハンター』。その中でも特に人気の高かった「恋愛エピソード」を中心に、大幅加筆修正のうえ再構築したのが、この『死にたい夜にかぎって』だ。

    出会い系サイトに生きる車椅子の女、カルト宗教を信仰する女、新宿で唾を売って生計を立てる女etc. 幼くして母に捨てられた男は、さまざまな女たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していく……。女性に振り回され、それでも楽しく生きてきた男の半生は、“死にたい夜”を抱えた人々の心を、ちょっとだけ元気にするだろう。
    作者である爪切男は、同人誌即売会・文学フリマでは『夫のちんぽが入らない』主婦こだまらと「A4しんちゃん」というユニットを組んで活動。頒布した同人誌『なし水』やブログ本は、それを求める人々が行列をなすほどの人気ぶりだった。

    もの悲しくもユーモア溢れる文体で実体験を綴る“野良の偉才”、己の辱を晒してついにデビュー!
  • 1,430(税込)
    著者:
    爪切男
    レーベル: ――
    出版社: 扶桑社

    ◆『死にたい夜にかぎって』著者・爪切男が贈る風俗店での"恋愛ごっこ"エッセイ

    毎日なんとなく退屈で、なんとなく満たされない。
    そんな迷える40男はきょうも風俗店に通う。
    狭いホテルの一室で風俗嬢と二人きり。
    一緒にかくれんぼをしたり、サッカーを観戦したり、
    ときにはコンプレックスを抱える女性を励ましたり。
    "Hなこと"をするだけでは終わらない、ちょっとおかしな風俗回遊記。
    「風俗も人生も、楽しみ方はひとつじゃない」

    ◆地下セクシーアイドル、ベッド・イン推薦!

    人間愛と生き様にシビれる45分一本勝負。
    やまだかつてない名試合に
    バナナの涙を流し、笑って、イキヌケ!
    ――益子寺かおり

    人間が裸になるって
    なぜこんなにも、滑稽で情けなくて美しいのか。
    きょうも刹那の快楽に身を委ねて…性YES!
    ――中尊寺まい
  • 爪さんの人生は、いたってまともじゃない。どんな自分になったって、笑って生きていける気がしました。この一冊は、私の温かい居場所です。――アイナ・ジ・エンド(BiSH)
    小学校から高校までいつもクラスメイトの女子に恋をしていた。主演・賀来賢人、ヒロイン山本舞香でドラマ化もされたデビュー作「死にたい夜にかぎって」の前日譚ともいえる、全20篇のセンチメンタル・スクールエッセイ。きっと誰もが〈心の卒業アルバム〉を開きたくなる、せつなくておもしろくてやさしくて泣ける作品。
  • 1,210(税込)
    著者:
    爪切男
    レーベル: ――
    出版社: 扶桑社

    仕事の数だけ出会いがあった。出会いの数だけ笑って泣いた。
    居酒屋、家庭教師、交通量調査、警備、清掃、イベントスタッフetc.
    デビュー作『死にたい夜にかぎって』が話題となった著者が、これまで経験した数々の仕事と、そこで出会った“愛すべきクズ"たちについて綴った勤労エッセイ。
    宙を舞うチャーハンを笑って眺めていた先輩、オナニーのやり方を知りたがる生徒、二人そろってミスをする双子の後輩、嫌われ者だけど頼れる社長、決別して音信不通の父親――人とかかわり、たどり着いたのは「まあ、いいか」なる境地だった。
  • 俺に明るい未来なんてあるのかな――。
    ドラマ化で話題、『死にたい夜にかぎって』のその後を描いた待望のエッセイ。

    手痛い失恋、家族との確執、そして自らに起きた性の揺らぎを抱えながら、人生の暗黒期を過ごしていた著者。孤独の中から救い出してくれたのは、パチンコ中毒のお坊さんと、「トリケラ」という源氏名のオカマバー店員だった。誰が一番エロい仏像を見つけられるか競争したり、連絡が取れなくなった知人のLINEに天丼のスタンプを100個送ったり、知らない子どもの剣道の試合で号泣したりしながら、辛い過去を笑い話に変えていく日々。
    『死にたい夜にかぎって』から1年。人生のどん底を「なんとなく」乗り越え、夢を叶えるまでを描いた実話。
  • ドラマ化決定の話題作がついに文庫化。
    愛が欲しくて愛に振り回された男の実話小説。
    忘れたくない失恋(かこ)がある。

    「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」――
    憧れのクラスメイトに指摘された少年は、その日を境にうまく笑えなくなった。
    “悲劇のようで喜劇な人生”を切なくもユーモア溢れる筆致で綴る作家・爪切男のデビュー作。
    出会い系サイトに生きる車椅子の女、カルト宗教を信仰する女、新宿で唾を売る女etc.
    幼くして母に捨てられた少年は、さまざまな女性たちとの出会いを通じ、少しずつ笑顔を取り戻 していく。

    文庫には、アイナ・ジ・エンド(BiSH)による解説「死にたい夜を超えていく」を特別収録。 ドラマは2020年初春に放送予定。

    <本文より>

    私の笑顔は虫の裏側に似ている。
    学校で一番可愛い女の子が言っていたのだから間違いない。
    生まれてすぐに母親に捨てられ、母乳の出ない祖母のおっぱいを吸って育った。
    初恋の女の子は自転車泥棒で、初体験の相手は車椅子の女性だった。
    初めて出来た彼女は変な宗教を信仰しているヤリマンで、とにかくエロかった。
    そして今、震度四強で揺れる大地の上で人生最愛の女にフラれている最中だ。
    部屋の窓から鋭角に差し込む朝の光を浴びた彼女が、ヤジロベエのようにゆらゆらと揺れている 。

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