『坂木司(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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■朝倉宏景、君嶋彼方、砂村かいり、額賀澪で贈る読切特集「駅×旅」。■新連載 オールブラックス入りした日本人ラガーマンを描いた物語、開幕! 堂場瞬一『フルハウス』。■読切 冷戦末期を舞台に繰り広げられる、異色の陰謀劇。赤野工作「“たかが”とはなんだ“たかが”とは」。雪の降り積もる屋敷で女優が企む殺害計画を描く、本格ミステリ。東川篤哉「暮林紅子の誤算」。■芦辺拓『明治殺人法廷』、高田大介『記憶の対位法』、感動の連載最終回。■創元ホラー長編賞選評ほか。/【目次】【読切特集「駅× 旅」】〈弁天島駅(浜松)〉 きみは湖 砂村かいり●毎年同じ日に同じ場所で購入された切符。いなくなった恋人が集めていたそれを頼りに、わたしは「湖に浮かぶ駅」に降り立つ/〈甲子園駅(西宮)〉 そこに、私はいなかった。 朝倉宏景●高3の夏、真央の応援にたどり着けなかった「私」。彼の一軍初登板の今日、再び西に向かう/〈山鼻19条駅(札幌)〉 雪花の下 君嶋彼方●突然、子供を連れて実家に帰ってしまった夫と、夫の兄。翠と義姉は、それぞれの夫を追ってふたり北海道へ/〈明洞駅(ソウル)〉 明洞発3時分、僕は君に撃たれる 額賀 澪●不倫報道から一年後、ソウルの街で再会した二人と、その跡を追う週刊誌記者。これは果たして逃避行なのだろうか――/行かない旅の栞*妄想鉄は時空も超える 山本巧次/【新連載】フルハウス 第1回 堂場瞬一●日本人選手が初めてオールブラックス入り! 早見剛大、ゴーがその人だ。堂場瞬一、渾身のラグビー小説開幕/【小説・連載】明治殺人法廷 最終回 芦辺 拓●代言人退廷命令により万策尽きた弁護側。起死回生の手段を求め筑波が向かう先は――堂々の大団円!/青い鳥 お蔦さんの神楽坂日記 西條奈加●望は別の高校に通う幼馴染・洋平と一緒に点心屋を訪れる。そこで遭遇した洋平の同級生とおばあさんには秘密があって……/きみのかたち 第11回 坂木 司●マンションとコンビニで耳にした「いやな子供たち」の出没はシュンに関係があるのか? 悩む大地に声を掛けてきたのは……/粒と棘 第4話 軍人の娘 新野剛志●紙芝居の出版社で働く女性は、左足を失った許婚とともに義兄の消息を待つ――終戦後の東京で生きるひとびとを活写する連作/記憶の対位法 最終回 高田大介●信仰、祖国、そして歴史をめぐる記憶の旅路が、最後に見出す〈答え〉とは――/不等辺五角形 第2回 貫井徳郎●五人の幼馴染みのうちひとりが被害者に、ひとりが加害者となった――残された三人の証言は/【小説・読切】“たかが”とはなんだ“たかが”とは 赤野工作●祖国ソビエトを捨てた技術者グリゴリー・キーロフ。彼が抱えるトランクの中身とは――/暮林紅子の誤算 東川篤哉●雪の降り積もる屋敷で女優が企む殺害計画。そのためには密室をつくらなければ――/【コミック】第6回 鵺の記録 熊倉 献●ここに、私が出会った愛しい“鵺”たちとの日々を綴る/【受賞作決定!】創元ホラー長編賞 選評 澤村伊智・東 雅夫・東京創元社編集部/【創立70周年記念企画】エッセイ 「わたしと東京創元社」●豪華執筆陣による一年限定特別連載! 芦辺 拓/綾辻行人/貫井徳郎/日暮雅通/宮部みゆき/ピーター・スワンソン/【特別企画】第24回本格ミステリ大賞候補作決定! 第24回本格ミステリ大賞予選会選評・選考経過/【ESSAY】私の小さな地図帖 その六 光る水たまり 山崎佳代子/装幀の森 第11回 柳川貴代/翻訳のはなし 第十四回 翻訳していて出遭った食べ物あれこれ 三角和代/乱視読者の読んだり見たり 第11回 本当の ナボコフの「スタイル」――『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』の書き出しを読む 若島 正/【COLUMN】みすてりあーな・のーと その3 艋舺謀殺事件 戸川安宣/ごほうびごはん*朝のフルーツ 十三 湊/読書日記 澤田瞳子/【INTERVIEW 期待の新人】白川尚史/真門浩平/【INTERVIEW 注目の新刊】『家族解散まで千キロメートル』 浅倉秋成/【BOOKREVIEW】[文芸全般]瀧井朝世/[国内ミステリ]宇田川拓也/[翻訳ミステリ]村上貴史/[SF]渡邊利道/[ファンタジイ]三村美衣/執筆者紹介/編集後記・次号予告
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とある高校の喫茶部。それぞれ好みのおやつを持ち寄る四人は、
不思議な噂を耳にする。
「うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい」
それはただの都市伝説か、それとも――!?
ゆる部活のメンバーがたどりついた「答え」とは。
「おやつ部」のメンバーが、世界の謎にゆるく挑む。
スナックをつまむ指先が光るのは、油のせいだけじゃない、かも。
おいしく楽しく、ときどき切ない5つの物語。
うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい――
学内で囁かれる噂の真相とは?(「うまいダッツ」)
おばあちゃんが失くしたブローチを探すことになったおやつ部の面々。
探し物の過程で見えてきたものとは。(「チロル・ア・リトル」)
お菓子当てクイズに参加することになった四人。
果たして、その勝敗はいかに。(「バカみたいにウケない」)
SNS上の友達と気まずくなってしまったメンバー。
会いたくない彼女と会いたい彼女、それぞれの理由とは。(「それは王朝の」)
学年が上がり、初めてできた後輩。
しかし彼らは全員、妙にまじめで――。(「百年の愛」) -
「みつ屋」以外にも目が届くようになってきた今日このごろ。別れと出会いと「なんで?」を乗り越えて、アンちゃんも新しい扉を開きます。東京デパートの食品売り場から、たくさんのはじめての場所へ……。甘酸っぱい謎と和菓子の世界が、あなたをお待ちしています。??人の転機は十人十色。甘いお菓子で一息いれて、さあ進みましょう。累計100万部突破! 「和菓子のアン」シリーズ3年ぶりの最新作、どうぞ召し上がれ。
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デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(うめもときょうこ)(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの18歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは? 読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー!
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星の数ほどあるケーキのなかでも、不動の人気を誇る「苺のショートケーキ」。
「和菓子のアン」シリーズなど、甘いものを描いた作品に定評のある著者による、ショートケーキをめぐる5篇の連作集。
大学生の<ゆか>と<こいちゃん>はどちらも、母との二人家族。父が出て行ってから買えなくなったホールケーキを求めて、ふたりは<失われたホールケーキの会>を結成、切れていないケーキを楽しんでいる。ある時、離れて暮らす父親から、「大事な話がある」と連絡があり……。(「ホール」)
俺が働くケーキ屋では、残りがちなホールケーキを予約なしに買ってくれるお客さんを天使と呼んでいる。天使の中には常連もいて、女子大生と思しきその二人組が俺は気になっている。どうやら彼女たちは、丸いホールのケーキにこだわっているようなのだ。(「ショートケーキ。」)
ケーキ屋で働く私には、嬉しいことがあったときにひとりで行う「趣味」がある。ケーキを冒涜しているようで人には言えないのだが……。
(「追いイチゴ」)
ママになった瞬間からさまざまなことがままならなくなった。大好きなショートケーキをもう一度ひとりでゆっくりと味わいたい。その願望を実現すべく、<あつこ>は二人のママ友と互助会を結成する。(「ままならない」)
央介の口癖は「嫁に行きてえ」、何事にも受け身で生きてきた28歳の会社員だ。ある時、領収書の不備を指摘されたのをきっかけに、会社の経理担当の女性のことが気になり始める。弟の学費を捻出するために倹約弁当を続ける彼女だが、どうやら本当はショートケーキが食べたそうなのだ。 (「騎士と狩人」) -
「思い出の夏」を経験された方もこれからの方もご一読を
大家族の長女に生まれた天下無敵のしっかり娘ヒロちゃん。ところがバイトにやってきた那覇のゲストハウス・ホテルジューシーはいつもと相当勝手が違う。昼夜二重人格のオーナー(代理)や、沖縄的テーゲー(アバウト)を体現するような双子の老ハウスキーパーなど規格外の職場仲間、さらにはワケありのお客さんたちにも翻弄されながら、ヒロちゃんの夏は過ぎてゆく――南風が運ぶ青春成長ミステリ!! -
「和菓子のアン」の著者による初のおやつエッセイ!
日常の娯楽、おやつの時間。
銀座の名店から量販店のお菓子まで、甘いものもしょっぱいものも分け隔てなく食べ尽くします。
かりかりサクサク、こってりあっさり。読んだらすぐに買いに行きたくなる。
ページをめくるたびに、楽しいおやつの世界がひろがります。
単行本未収録のエッセイも掲載。さあ、召し上がれ!
少しだけ溶けてとろとろになったアイスを、生クリームと一緒に食べる。こっていとした旨味を味わったところで、
濃いめのコーヒーをひとくち(資生堂パーラー”ストロベリーパフェ)
サクサクのホロホロ。口の中でかしゅっとほどけて、やさしく広がる。甘いけれど甘すぎなくて、遠くにひとつまみの塩を感じる。
奇跡のアンビバレンツスイーツ(ウエスト”ドライケーキ”)
ふわんと漂う海苔の香り。臼井寒梅粉の衣で包まれたカシューナッツに醤油の味が香ばしい、香りのカーニバル。
海苔、醤油とおにぎり的な郷愁を誘う部分で攻めてからの、突然の油脂。カシューナッツという、うまい油脂の塊です。
あっさりとこってり、国産と外来種の奇跡の融合。ずっと食べ続けられるタイプです(風雅”風雅巻き”)
※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
31名の人気クリエイターが語る、とっておきの“夜更けのおつまみ”。 読んだら一杯やりたくなること間違いなし!おいしい記憶がたっぷり詰まった珠玉のエッセイ・アンソロジー。巻末にはキリンビールとコラボし、noteで開催したコンテスト大賞受賞作も掲載!
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おしゃれして、好きなインテリアで部屋を飾って、(ブラックだけど)アパレル勤務。みきは憧れの〈女子的生活〉を謳歌していたが、ある日、マンションの部屋の前に不審な男が。「あの、ここに小川って奴が住んでるって聞いたんですけど――」マウンティング、モラハラ、毒親。次々現れる強敵に、オリジナルな方法でタフに立ち向かうみき。読めば元気が湧いてくる痛快ガールズ・ストーリー。
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小説でしか表現できない〈奇妙な味〉が横溢した、短いけど忘れがたい、不思議なお話を読んでみませんか?――子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方、夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末、バスの車内で静かに熾烈に繰り広げられる「勝負」、あなたの日常を見守るけなげな「洗面台」の独白、「鍵のかからない部屋」から出たくてたまらない“私”の物語――日常と非日常のあわいに見える18の情景をさまざまな筆致で描きだす、『青空の卵』や『和菓子のアン』の名手が贈る珠玉のショートストーリー集。巻末に「ホリデーが肉だと先生が困る」を特別併載。/解説=東雅夫
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「初めまして、お父さん」。
元ヤンでホストの沖田大和の生活が、しっかり者の小学生・進の登場で一変! 思いもよらず突然現れた息子と暮らすことになった大和は、宅配便会社「ハニー・ビー・エクスプレス」のドライバーに転身するが、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続。
宅配便会社の仲間や、ホストクラブ経営者のおかま・ジャスミン、ナンバーワンホストの雪夜らも巻き込んでの、大騒動を描いた『ワーキング・ホリデー』が刊行されたのは2007年。その後の大和と進の物語を書いた『ウィンター・ホリデー』が2012年、同年には『ワーキング・ホリデー』が映画化され、文庫も含め「ホリデー」は人気シリーズへと成長。
本書には親子の物語ではなく、彼らを取り巻く人々の物語、いわば「ホリデー」シリーズの外伝ともいえる6つの短編が収録。
1 「ジャスミンの部屋」 …… ジャスミンが拾った謎の中年男の正体は?
2 「大東の彼女」 …… お気楽フリーターの大東の家族には実は重い過去があった
3 「雪夜の朝」 …… 完璧すぎるホストの雪夜にだってムカつく相手はいるんだ!
4 「ナナの好きなくちびる」 …… お嬢さまナナがクラブ・ジャスミンにはまった理由
5 「前へ、進」 …… まだ見ぬ父を探し当てた小学生の進の目の前には――
6 「ジャスミンの残像」 …… ヤンキーだった大和とジャスミンの出逢いの瞬間
ハートウォーミングな6つの物語。
解説・藤田香織 -
誰かと一緒に暮らすのはきっとすごく楽しくて、すごく面倒だ。「いつかあの人と同じ家に住めたらいいのに」「いずれこの二人暮らしは終わってしまうんだろうか」それぞれに想いを抱えた腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕……気鋭の作家8名がさまざまなシチュエーションを詰め込んだひとつ屋根の下アンソロジー。
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初対面の子供に親だって言われたら、あんたはどうする? 元はやんちゃなヤンキー、今はホストとして深夜に働く俺、沖田大和の生活は、「初めまして、お父さん」という見知らぬ小学5年生の挨拶で激変した。ホストクラブのオーナー・ジャスミンの紹介で、宅配便「ハチさん便」に転職した俺と、しっかり者で料理上手の息子・進。しかし宅配便の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で……ひと夏の父子同居を爽やかに描く短篇集。本篇に加え、プレゼント掌篇も収録!
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元ヤンキーでホストだった沖田大和の生活は、小学生の息子・進が突然に夏休みに現れたことから一変。宅配便のドライバーへと転身し子供のために奮闘する。そして冬休み、再び期間限定の親子生活がはじまるが、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で……。
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読めばきっと和菓子が食べたくなる、美味しいほっこりミステリー!デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、徐々に歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく──。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相って一体?累計43万部突破の大人気作、待望のコミカライズです!!
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大学2年の夏、サキは母親の計略に引っかかり、大っ嫌いな歯医者で受付のアルバイトをすることになってしまう。個性豊かで、患者に対し優しく接するクリニックのスタッフに次第にとけ込んでいくサキだったが、クリニックに持ち込まれるのは、虫歯だけではなく、患者さんの心に隠された大事な秘密もあって……。サキの忘れられない夏が始まった!
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笑って泣いて元気になれる!
笑って泣いて元気になれる、お仕事小説アンソロジー第1弾!! 漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター。6人の「働く」女性たちが、ときに悩み、へこみながらも、自分らしい生き方を見つけていく姿をいきいきと描く。漫画家の収入の仕組みや、ディスプレイデザイナーの働く時間、ツアー・コンダクターのスケジュールなども盛り込み、気になる職業の豆知識や裏側も楽しめる。仕事帰りの電車の中で、一日の終わりのベッドの中で、お疲れのアナタを癒やす全6話を収録。人気作家が競作!! 責任編集/書評家・大矢博子。 -
終わらない波に乗ってみたい――「俺」が終わってしまう前に。
平坦な毎日を持て余していた高1の泳は、終わらない波・ポロロッカの存在を知ってアマゾン行きを決める。たくさんの人や出来事に出会いぶつかりながら、泳は少しずつ成長していき……。読めば胸が熱くなる青春小説! -
東京の商店街育ちの新井和也は、大学卒業を間近にした冬、家族の危機に直面する。そこで急遽、就職の決まっていない和也が、家業の新井クリーニング店を継ぐことに。同級生たちの新しい門出に沸く春、不慣れなクリーニングの集荷作業で、お客さんから預かった衣類から思わぬ謎が生まれていく。同じ商店街の喫茶店で働く沢田直之、店のアイロン職人・シゲさんなど周囲の人々に助けられながら、失敗を重ねつつも謎を解明していく和也。商店街の四季を通じて和也の成長と、人の温かさをさわやかに描く、連作集。青春ミステリの決定版。
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僕、外資系の保険会社に勤める坂木司には一風変わった友人がいる。それは自称「ひきこもり」のコンピュータープログラマー、鳥井真一。複雑な生い立ちのせいで心を閉ざしがちな彼を、外出させようと僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓に僕が持ち込む、身近に起こった様々な謎。彼の鋭い観察眼は、一体そこにどんな風景を描き出すのか――。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井。そしてそんな鳥井を支える坂木。謎を解き、人と出会うことによって次第に成長していく二人の姿を描いた感動の著者デビュー作。《ひきこもり探偵》シリーズ第一弾。
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