『中央公論新社、岩下明裕(新書、実用)』の電子書籍一覧
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(目次より)
●今こそ日本主導で人道外交を
難民危機で試される人間の安全保障
長 有紀枝
●国際秩序を作り替えようとするロシア
「ポスト冷戦期」の終焉と日本の危機
岩下明裕
●キャンセル・『指輪物語』・反体制
ロシア兵は悪の鬼「オーク」なのか
上田洋子 -
北方領土、尖閣諸島、竹島という日本が抱える三つの「領土問題」。その解決のヒントになるのが国境学・境界研究(ボーダースタディーズ)である。欧州を揺るがす移民問題、国境防衛にとどまらないサイバー時代の安全保障、境界地域の経済振興など、国境学の応用範囲は幅広い。四千キロに及ぶ中露国境の踏破、北方領土問題への提言など最前線で活動してきた著者が、欧米の動向や自身の実践を踏まえて解説する入門書。
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「北方領土問題」は、日本とソ連の戦後処理をめぐる交渉のプロセスのなかで生まれ、一九五六年の日ソ交渉においても、これを解決することができず、平和条約の締結に至らなかった。以来五〇年、事態が進展しないなか、中国とロシアの間で、同じく第二次世界大戦に由来する国境問題に終止符が打たれた。本書は、この係争地を互いに「分け合う」という政治的妥協に至る道筋を検討し、日ロ間への具体的な応用を探るものである。
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