『古川綾子(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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痛くて、おかしくて、悲しくて、愛しい。
50人のドラマが、あやとりのように絡まり合う。
韓国文学をリードする若手作家による、めくるめく連作短編小説集。
ものがたりの楽しさに満ちた、韓国小説の新シリーズ創刊!
(訳者あとがきより)
家族のように近い関係ではなく、すれ違う程度の人々、良き隣人たちの存在が社会においてどんなに重要かを著者は描きたかったのだろう。
還暦を前にした母親である訳者にとっては、お嫁さんのけがに心を痛めるチェ・エソン、
初の就職でダメージを受けた娘を思いやるイム・チャンボクの二人はまさに同僚、
もう一歩進んで同志のように感じられたし、読む人の立場によってそれぞれに、
忘れられない「人生の同僚」を見つけることができるだろう。 -
韓国文学の新シリーズ〈キム・エランの本〉刊行スタート!
《第一弾は、BTSのRMさんも愛読、韓国で17万部の大ベストセラー小説集》
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タクシー運転手のヨンデは、車内で、中国語のテープを聴いている。
数ヶ国語を話せた、死んだ妻が吹き込んでくれたものだ。
何をしても長続きせず、「家族の恥」と周囲に疎まれ、三十六歳で逃げるように上京した彼は、中国の地方から出稼ぎに来ていた親切な女ミンファと出会い、結婚し、貧しいながらも肩を寄せ合うように暮らしていた。
だが、やがて彼女はがんを患って……(「かの地に夜、ここに歌」)。
裏切り。罪。喪失。悲しみ。
韓国文学の旗手が贈る、哀切な8つの物語。
——この空の向こうに、幸せはきっとある。
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【目次】
■日本の読者の皆さんへ
■そっちの夏はどう?
■虫
■水中のゴリアテ
■かの地に夜、ここに歌
■一日の軸
■キューティクル
■ホテル ネアックター
■三十歳
■あとがき
■訳者あとがき -
〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉
『ショウコの微笑』<a href= https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=949" >『わたしに無害なひと』</a>の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説
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夫の不倫で結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、九歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。
絶縁状態にあった祖母と二十二年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまで知ることのなかった家族の歴史が明らかになる……。
家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる、温かく強靱な女性たちの百年の物語。
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日が昇る前に大切なあの人に伝えておきたいことがあった。
明るくなったら、言えなくなりそうだから……。
2021年〈書店員が選ぶ“今年の小説”〉、第29回大山文学賞受賞。
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【目次】
■明るい夜
■あとがき
■日本の読者の皆さんへ
■訳者あとがき
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「ものがたりを読む」ことの楽しさや喜びをお届けする新シリーズ〈ものがたりはやさし〉第1弾。 -
そこは、人びとの「別れ」を代行する奇妙な会社だった。
厄介な恋人、価値観の合わない家族、やめられない習慣……あなたがお別れしたいものは、何ですか?
文学賞受賞作家が贈る、韓国発の話題作!
イ・カウル、30歳。これまでまともな仕事に就けないまま非正規雇用を転々とし、気付けば人生崖っぷちだ。そんなとき、<トロナお別れ事務所>という会社の面接が決まる。意気揚々と面接へ向かったカウルがたどり着いたのは、オシャレな街の路地裏にある古びた雑居ビルだった。アクの強い社長に振り回されながらも、なんとか成果を上げようと、さまざまな別れの依頼に奔走するカウルだったが、ある出来事をきっかけに、心の奥底に閉じ込めていた本来の自分と向き合うことに……。世の中に押し流され、自分を見失ってしまった人へエールを送る話題作。
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