『吉永南央、1年以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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新しい展開を予感させる、シリーズ第11弾!
お草が営む珈琲豆と和食器の店・小蔵屋が、
高名な映画監督の新作の撮影候補地になった。
店員の久実や常連客たちは色めき立つが、
お草は店の通常営業ができなくなると、乗り気になれない。
だが監督と面会すると、その件とは別に、お草は別のお願いをされる。
彼に大きな影響を与えた古い映像作品を作った、ある無名の男を
捜してほしいというのだ。わずかな情報とおぼろな記憶を頼りに、
お草は男の姿を追うが――。彼はいったい誰なのか? -
北関東の紅雲町(こううんちょう)で、コーヒー豆と和食器の店を営む大正生まれのお草(そう)さん。彼女は、常連たちとの会話から街で起こっている小さな事件に気付き、ひとり捜索に精を出す。ある日、とあるマンションの一室で虐待が行われていると気づいたお草さん。ひとり捜索まがいのことを始めるが…。悩む人たちの心に彼女の言葉は届くのか? 行動するお婆ちゃん探偵・お草さんを主人公に「老い」と「家族」を正面に据えて描く、期待の新鋭のミステリ短篇。
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