『箱石桂子(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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カルナヴァーレの夜、謎めいた仮面の男の誘惑に酔いしれていく塔子…。ヴェネチアを舞台に、愛と官能の迷宮へと導くミステリアス・ロマンス!
ヴェネチアに暮らして5年、秋月塔子はガラスの造形作家として創作三昧の日々を送っていたが、どこか満たされない思いも抱いていた。幻想的なカルナヴァーレの夜、アルレッキーノ(道化)の扮装をした少年が塔子に手招きをした。誘われるままに目隠しされて、ゴンドラで案内されたのは中世風の瀟洒な邸宅。「ようこそ、塔子の館へ!」見知らぬ仮面の男が柱廊へ迎え入れると、そこには塔子の作品がずらりと並んでいた。驚く間もなく仮面の男に接吻され、身も心も溶けていく塔子…。その男との出会いは、愛と官能の迷宮へと導く誘惑であった。(『愛と幻想のカーニバル』を改題し、加筆訂正) -
ロボットは愛を語れるか!? 理想と現実の間で揺れ動く愛の行方……。
現実の女性なんて、幻滅させられるだけじゃないか。生意気で、蓮っ葉で、だらしなくて、気分屋で…。いっそ、自分で理想の女性像を創り上げたほうがいい。そう考えた男が生み出したのは、愛さずにはいられない可憐で美しいロボットだった。みずから彫り上げた彫像に恋するピュグマリオンのように、男は完璧なロボットづくりにのめり込んでいく。はたして、ロボットは愛を語れるか。理想と現実のハザマで揺れ動く愛をめぐる奇妙な短編。
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