『内尾太一、0~10冊、雑誌を除く(実用、新書)』の電子書籍一覧
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●海の向こうにある3.11の世界●
津波が及ぼした影響をモノと文化の連鎖として捉え
新たな構想を提示したフィールドワークの精華
東日本大震災は、日本を遥かに越えた災害でもあった――国内の被災地を5年にわたり調査した好評の前著(『復興と尊厳』2018年)から更にスケールを広げ、海外で津波の影響を受けた南米・ポリネシア・北米の各地を巡り、環太平洋の視点から土地と人々が経験した変動を描き出す。津波がもたらす影響を、海を越えて広がる物質的・文化的連鎖として捉え、新たに「被災圏」という構想を提示したフィールドワークの精華。
【主要目次】
はじめに
第一章 津波をめぐる想像力
1 津波と人間/2 トランスナショナルな津波災害と両岸の研究/3 人類学的想像力
第二章 地球の裏の3.11
1 地球観測史上最大の地震/2 チリの3.11の被災地/3 「東日本大震災」を問い直す視座
第三章 津波とモアイ
1 アフ・トンガリキ/2 日本とイースター島の関係史/3 南三陸町とイースター島の往還/4 モアイを通じて想像する
第四章 震災起因漂流物と瓦礫ヒッチハイカー
1 津波によるモノと生物の越境/2 海を越えた生態系――海洋科学者はいかに対処したか/3 価値ある漂着瓦礫――文化・芸術の専門家はいかに応答したか/4 津波をめぐるエージェンシー
終 章 人類学的想像力の地平――被災圏の構想
1 関係性を生成する想像力/2 被災圏
おわりに――被災圏に生きるということ
あとがき -
「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ.概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り,カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に,実際に尊厳が問われた独仏や米国の判決などの事実を招き入れる.なぜ捕虜を辱めてはいけないのか.なぜ死者を敬うのか.尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは.
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