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『比護遥(実用)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • 人々は読書という行為にいかなる期待を込め、そしてその期待はいかなる社会的背景で形作られたのか。1930年代、1980年代の中国を対象に「いかに読むか」に対する論争を歴史的に分析する本書は、過去からつながる現在の中国を理解するとともに、これからの読書を考えるものである。


    【主要目次】
    序章 焚書の政治から読書の政治へ――書物をめぐるシンボリズム
    第1章 上海の「グーテンベルクの銀河系」――先行研究・視座・時期設定
    第2章 消費する読者への交錯する期待――読書雑誌とその機能
    第3章 民族を引き上げる読書――国民党の文化運動
    第4章 行動のための読者――左翼にとっての抗戦
    第5章 革命的な読書――連続性のなかの毛沢東時代
    第6章 読書熱の両義性――ポスト文革へのあゆみ
    第7章 未完の「八十年代」――『読書』時代の終焉
    終章 読書の政治学
  • 本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。



    目次



    謝辞

    序論そこにアルファベットはない

    第1章近代との不適合

    第2章中国語のパズル化

    第3章ラディカル・マシン

    第4章キーのないタイプライターをどう呼ぶか?

    第5章漢字圏の支配

    第6章QWERTYは死せり!QWERTY万歳!

    第7章タイピングの反乱

    結論中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ



    訳者解説



    索引

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