『ガガガ文庫、立川浦々、0~10冊(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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鎮矛(チンホコ)ついに勃つ――。
ヒトと神々が、未だ近しき世の話??
邪なる禍津神を討ち果たすべく、ヒトを護りし陽津神は三種の聖器を誂うなり
即ち其、鎮矛(チンホコ)
即ち其、絶盾(タテタテ)
即ち其、咤魔玉(タマタマ)
三種の聖器、禍津神を討つに至らず
鎮気(チンゲ)溢るる地に封ずものなり
そして――
ヒトを護りし陽津神を崇める“陽つ矛”の邑は、危機に晒されていた。
ヒトを害する禍津神を封じる“廻つ盾”の巫女“祓妻”が乱心し、自ら禍津神を蘇らせ、泥の化生を操る邪悪と成り果て、“陽つ矛”に攻め入った。
ところが、神滅必討の聖器“鎮矛”は、天牙(テンガ)の大岩に突き刺さったまま。
正当な血筋、陰補(インポ)の若長が扱こうと、決して勃とうとしないのだ。
絶体絶命の最期、娘の嫋やかな祈りは、ひとりの偉丈夫を引き寄せた。
彼は鎮矛を軽々勃てるや、絶臨の聖益で祓妻と化生を打ち払う。
「鎮矛から飛ぶ斬撃!? 白いッ!!」
その姿、神か邪か。
戸惑う“陽つ矛”を見下ろし、男はしかと呟いた。
「俺は男。ただの男。俺を呼ぶなら男と呼べ」
「それ以外に俺を語る言葉など、どこにもありはしないのだ――」
噎せ返るほどの侠気を、鬼才・昼寝の装画が彩る。
本格ダークファンタジー、推参。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
未知との遭遇ーー地方公務員×異世界エルフ。
区役所福祉生活課支援第一係長、中田忍(32歳独身)。
トレードマークは仏頂面、責任感が強く冷酷で誠実、他人に厳しいが、自分自身にはもっと厳しい男である。
無感動、無愛想、無慈悲の三拍子揃った生き様は、他の職員に“魔王” “爬虫類” “機械生命体“などと評され陰口を叩かれているが、忍はどこ吹く風であった。
ある日の深夜。
仕事から帰宅した忍は、リビングに横たわるエルフの少女を発見した。
濡れタオルで鼻と口を押さえつつ、知恵の歯車を回し始める忍。
仕方あるまい。
忍は、地球の危機を悟ったのだ。
異世界からの来訪者と遭遇した際、まず警戒すべきは“異世界の常在菌”である。
仮に異世界エルフの常在菌が、人類絶滅系の毒素を放出していた場合、焼却処理では間に合わない。ダイオキシンの如く、半端な焼却処理が土壌を侵し、その灰が風に乗り雲になり、毒の雨となって大地に降り注ぐ可能性も否めないのだ。
ならばエルフを即座に、極低温で凍結し、最善で宇宙、あるいは南極、最悪でも知床岬からオホーツクの海底へ廃棄するしかない。
必死に足掻く忍の前で、エルフの両瞼がゆっくりと開きーー
第15回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞した、紛うことなき問題作。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
その純愛さえも、歪む。
これは、誰がための試練なのですか。
勝ち気で誰よりも『女の子であること』に真摯な少女、九重彩音。
気弱だけど少し意固地な少女、桜庭真白。
ふたりは、ミッション系中高一貫校、清葉女学院の片隅で密かに想いを育んでいた。
彩音は真白の声を、真白は彩音の香りを、一番に愛していた。
ふたりの世界にはふたりしかいなかった、他の誰もいらなかった。
真白は天性の歌声を持ち、彩音は真白の為にアコースティックギターで音を紡ぐ。
揃いの香水を纏って、ストリートライブをおこなうふたり。
その日も、いつも通りに終えて、いつも通りに学院に帰るはずだったのに。
真白が倒れた。
告げられる無慈悲は、一体誰が望んだのか。
「“特発性性転換現象”」
「桜庭真白さんは遠からず、生物学的な男性になるんです」
世界は変わる。
変わりたくないと願う想いすら、逃れ得ぬ渦に巻き込んで。
その純愛さえも、歪む。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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