『大阪圭吉、0~10冊(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~25件目/全25件
-
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編四本を収録。「とむらい機関車」事故が多い機関車にまつわる話。七日ごとに豚を轢いてしまう機関車。いったい何があるのか。やがて悲しい結末が……。「白妖」箱根でひき逃げした車は有料道路へ。しかしそこでなぜか車は消えてしまう。果たしてどこへ行ったのか。弁護士大月が犯人を推理する。「花束の虫」若い資産家が断崖から突き落とされ殺された。目撃証言によると犯人は男だが……大月弁護士の推理が冴える。「幽霊妻」歳の離れた若い人妻。しかしなぜか離縁され自殺してしまう。それ以来死んだはずの妻が現れ、別れた夫は殺されてしまう。幽霊となった女が復讐に現れたのか。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
-
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編三本を収録。「闖入者」富士山の裾野の別荘で画家が死亡した。しかし発見された部屋からは見ることのできない富士山が描かれていた。これはダイイングメッセージなのか。妻とその愛人が殺したのか。または事故死か。「デパートの絞刑吏」ある夜、デパートの宿直員が殺されビル下へ投げ落とされた。その死体のそばにはデパートから盗まれた高価なダイヤのネックレスが……。強盗殺人なのか。青山喬介の名推理がさえる。「灯台鬼」海中に突きだした岬に立つ灯台で濃霧の夜の異変。灯台の頂上で男が殺され、大岩が暴れまくったように転がっている。それは幽霊か化け物か、人間の手ではとうてい運ぶことはできそうにない大岩。水産試験所の東屋が洞察する。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
-
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編三本を収録。「三狂人」古い精神病院で起こった殺人事件。犯人は三人の患者たちか。警察は捜索するが犯人と思われる患者は列車にひかれて死んでしまう。恐ろしい結末に思えたとき、松永博士の推理で事件は動く。「三の字旅行会」東京駅の赤帽をしている伝さんが友達からあること聞かされた。しんみりと感動してしまうようないい話。これを誰かに話したくてしようがない。しかしそれは……。「死の快走船」深夜のヨットセーリング中に殺人事件。発見されたのは元商船の船長だった男。岬の先端に建つ白亜の豪邸に移り住んでいたキャプテン深谷。私は水産試験所の東屋三郎と一緒に捜索に向かう。外部の人間の犯行なのか。しかし東屋が意外な着想から犯人へたどり着く。果たして犯人は誰か、またその動機は?※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
-
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編三本を収録。「銀座幽霊」銀座の煙草屋の二階で女同士のトラブルから殺人事件が発生した。それを向かいのカフェの女給たちが目撃する。駆けつけてみるとなんとも不可解な現場であった。果たして自殺か他殺か?犯人は?「坑鬼」ある炭鉱で発生した火災。逃げ遅れた峯吉が閉じ込められた。そして次々と殺される人々。それは峯吉の復讐なのか。いったい犯人は誰?そしてどうやって殺されたのか。菊池技師の鮮やかな推理。「香水紳士」列車の乗り合わせた紳士は何者?16歳の少女が推理を働かせて大活躍。ハラハラドキドキの愉快な物語。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
-
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編三本を収録。「あやつり裁判」際どい裁判のたびに証言台にたつ謎の美女。はたして何者?名探偵の青山の推理が冴える。驚愕の真相を暴く。「石塀幽霊」ある暑い昼下がり、大きな屋敷の家政婦が殺された。逃げていく犯人を二人が目撃するものの、なぜか消えたようにいなくなってしまう。新人巡査が推理するが犯人はわからない。名探偵青山が解決する。「動かぬ鯨群」一年前に沈んだ捕鯨船の北海丸。それは鯨の祟りなのか。沈没した砲手の未亡人の元に現れたのは幽霊か。しかし誰かに殺され本当の死体となってしまう。手がかりを追って大海に乗り出す。水産試験場の東屋の鮮やかな推理。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
-
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編三本を収録。「カンカン虫殺人事件」造船所の作業員が殺された。心臓を一突きされ縛られた挙げ句、身体中が傷だらけの無残な死体。名探偵青山喬介が謎を解き犯人を追い詰める。「寒の夜晴れ」 クリスマスイブの夜、教師の妻と従弟が殺された。やってきたのは悪魔のサンタクロースか。家の周りは降り積もった雪。足跡は一筋のみの密室殺人事件。謎がとけるとき悲しい結末。「気狂い機関車」駅の操車場で連続殺人事件発生。線路に沿って血痕が残されているのはなぜか。機関車の暴走は食い止められるのか。名探偵青山喬介の推理が冴える。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
-
[作品について]北太平洋の海の安全を守る汐巻灯台に、異変が生じた。閃光のリズムが乱れ、他の灯台と見間違えた船が、危うく座礁しかかった。そして、ある霧深い夜、汐巻沖で座礁、大破した貨物船はついに、救難信号を残して消息を絶つに至った。続いて起こるのは、灯台光の途絶事件。螺旋階段を上って、ランプ室にたどりついた者たちが見たものは、玻璃窓を破って外から飛び込んできた大石にのしかかられ、命を絶った灯台守の姿だった。汐巻灯台に取り付き、船の安全を脅かし、ついには巨石を宙に舞わせて殺人事件を引き起こしたものの正体は?(大野晋)[文字遣い種別]新字新仮名
-
[作品について]宿直に当たっていたデパートの貴金属部店員が、無惨な墜落死体となって、早朝発見された。頸部には、絞殺の跡が。肋骨はへし折られ、惨殺の後、屋上から投げ落とされたものと推察された。死体の落下点付近には、一昨日貴金属売場から消えた商品の一つ、ダイヤ混じりの高価な真珠のネックレスが。強大なる力で店員を絞め殺し、遺体を投げ捨て、犯行現場と見られる屋上から、足跡一つ残さず消え去った犯人は、何ものか? 絞刑吏は如何にして被害者を屠ったか、その謎解きに焦点を絞った、正攻法の短篇ミステリー。(大野晋)[文字遣い種別]新字新仮名
-
-
[作品について]真面目一方の専門学校校長には、一回り違いの美しい、貞淑な妻があった。怪奇なる事件は、不義の疑いをかけられ、離縁された妻の自殺からはじまる。使用人たちと共にたずねた、亡き妻の墓所、谷中墓地での不審事。やがて校長は、自らの書斎で頭蓋骨を砕かれ、頸の骨をへし折られて死に至る。窓を護る太い鉄棒を、人間離れした力で押し曲げて侵入した何ものかは、数本の長い女の髪の毛と、内側が極端に減ったとおぼしき、下駄の跡だけを残していた。命をなげうって身の潔白を証そうとした、妻の怨念のもたらしたものは…。(大野晋)[文字遣い種別]新字新仮名
-
[作品について]造船工場近くの海上に浮かび上がった惨殺死体。心臓には突き刺された穴があき、肌には多くの擦過傷、そして異様なのはその左顔面一面にだけ出来たソバカスだった。カンカン虫とは船に虫のようにへばりついてハンマーでかんかん叩いて作業する人達のこと。(小林繁雄)[文字遣い種別]新字新仮名
-
[作品について]角書は「ユーモア探偵小説」、いわば少女探偵クルミさんものといえますか。松本かつぢの挿絵もなかなかいいものです。後に単行本『ほがらか夫人』(昭和18年1月15日, 大都書房)に収録されました (未見)。先ごろ大阪圭吉の、待望久しい短篇集 2冊が創元推理文庫より刊行され、本格作家としての側面があますところなく展望できるようになりました。快事であります。さて、それはそれとして、この作家には本格以外にもユーモアものや海外戦記ものなどで、まだまだたくさんの作品があると聞き及びます。今回たまたま機会があり本作を目にしたところ、なかなか捨てがたい味があり、掲載誌も入手・閲読困難でこのまま埋もれさすには惜しいと、ひとつささやかな作品集刊行記念をたくらんで入力してみました。ちょっぴり食いしん坊でお行儀もよろしくないけども(そこが親しみもてる)、ここぞというところで、してやったりな機転を見せる、そんなクルミさんのキャラクタ造型などはさすがに手堅いものとおもいます。設定が16才になっているところも、掲載誌の読者層に合わせてほんの少しお姉さんに設定している点、手が込んでいるでしょう。西條八十「花束の秘密」や三橋一夫などを収める『少女ミステリ精華選』、どこかで企画してくれないものでしょうか。圭吉に深く傾倒されておられるサイト「小林文庫」管理人の小林眞氏にさまざまご教示を頂戴いたしました。また、「少女の友」は弥生美術館所蔵のものを閲覧させていただきました。記して感謝の意を表します。(金光寛峯)[初出]「少女の友」實業之日本社、1940(昭和15)年5月号[文字遣い種別]新字新仮名
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。