『江堀一六八、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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九十九里の海岸でひとりの少女が拉致された。そのころ、理学部教授の天童将之は雌ブタにヒトの原始卵胞を移植してヒトを大量出産させる研究を進めていた。研究費獲得に苦慮していたところ、総合商社一鐘(ひとつがね)商事の瀬川尚平が「少子化対策」のために研究の助成を申し出てきた。他方、尚平は一鐘商事の子会社キングマーチ社をも采配していた。キングマーチ社は途上国支援関連事業の陰でコドモの臓器売買を展開しており、少女を拉致したのも同社だった。そして、研究助成の真の目的も売買用の乳幼児の臓器の量産にあったのだ。その黒幕は、中国の趙桂馬党中央委員と結んだ一鐘商事名誉理事の禅予大僧正だった。尚平はさらなる「事業」展開を目論む。だが、2024年のアメリカ大統領選挙でのトランプ当選を機に、禅予・尚平の「事業」の歯車が徐々に狂っていく……。
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ロシアの大統領がズナメンスクの超常戦略研究所を視察。その際、大統領は誤ってゴルゴーを直視し、石になってしまう。超常戦略局長のクラームニク中将は、キツネの美礼を代役に仕立てて大統領の石化を隠蔽する。美礼は、同研究所のソーコリスキイ博士が日本の天童ラボから奪ったホンドキツネで、ヒトに化ける能力を持っていた。クラームニクは美礼を操ってロシアを思いのままに動かそうと目論む。だが、偽大統領の美礼も独自の野心を抱き、ついにはクラームニクを追放してしまう。かくして、超大国ロシアは一匹のキツネに支配されることになった。他方、天童ラボでは、ホンドタヌキのことみがテレビのニュースを見て偽大統領の正体を見破る。それは天童将之教授を経てロシア軍のゲーエルウー(参謀本部諜報総局)のカールポフ大佐の知るところとなる。その間も、ソーコリスキイらは石化の解除法を探求し続けていたが、その糸口さえつかめないでいた。そこで、神頼み。研究所の実験室に神託所を再現し、アポロン神の神託を伺う。そのころ、民間軍事会社ヴァーグネルは国防大臣らに不満を募らせていた。追放されたクラームニクはヴァーグネルの幹部と接触する。その後、ついにヴァーグネルは決起し、モスクワへ向けて「正義の行進」を開始する。はたして、ソーコリスキイは大統領の石化を解除できるのか?偽大統領の美礼は化けの皮をはがされるのか?ロシアの、そして、世界の運命は?
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海岸で地元漁師の遺体が見つかった。激しい暴行の跡があり、他殺の線が濃厚だった。だが、静岡県知事の領導する市民団体ペレシズが現場に乱入してくる。さらに、知事や外務大臣から「自殺として処理せよ」と圧力がかる。静岡県警は面従腹背で、沼津署の刑事勝又に捜査継続を指示する。他方、沼津市の井田海岸付近では、地震が頻発したり、電波状況が悪くなったり、イエイヌが異常行動をとったりといった怪現象が頻発していた。すべては、井田沖に外洋作業船イビシャ号が停泊してからの出来事だった。その井田に、経済学部教授の佐藤清澄がやってきた。佐藤ゼミ卒業生の水中結婚式に出席するためだ。ちょうどその日、井田では、ダイバーが5m級の巨大タカアシガニに襲われた。ふだん深海で貝や動物の死骸を食べているタカアシガニがなぜ?清澄は巨大カニ対策に理学部教授の生物学者天童将之を強引に呼び寄せる。そこに勝又も合流。さらに、イビシャ号から脱出した地質学者木村照市の証言もあり、知事とペレシズとが進める「駿河作戦」の恐るべき全貌が明らかになる。井田沖水深40mの海底に電磁場発生装置を設置し、電気的共振を利用して海水をプレート境界に流し込み、マントルを加水融解させ、富士山の噴火を誘発しようというのだ。裏で糸を引くのは中国か?さらに、イビシャ号から逃げ出した4mの人食いミズダコも井田の海に身を潜め、巨大タカアシガニを捕食する。そんな状況で、清澄・勝又らは「駿河作戦」阻止に立ち上がる。将之も渋々これに参加。鍵を握るのは、電磁波感受性の強いビーグル犬ロッキーだった。海上保安庁は国土交通大臣の圧力で協力できない。その代わり、殺された漁師の仲間たち3人が仇討のために参加。彼らは電磁場発生装置破壊のために40mの海底へ臨む。だが、海底では、水中アサルト・ライフルで武装したリブリーザーのロメオ隊が待ち構えていた。海底で繰り広げられるダイバー同士の死闘。佐藤ゼミ卒業生のギャル斎田未蘭のとった何気ない行動がその帰趨を左右する。水深40mでは、開式スクーバの将之らの潜水可能時間はわずか6分。人食いミズダコの脅威。将之らは「駿河作戦」を阻止できるのか?そして、「駿河作戦」の意外な黒幕とは?
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理学部教授の天童将之と助手の里見春香とはお互いに意識しながらも微妙な関係。天童ラボでは一匹のネコを飼っていた。名前はミナミカゼ。通称「プー」。経済学部佐藤ゼミの女子大生香奈が連れてきたネコだ。将之の「シュレーディンガーの猫」の実験の際、生きている方のプーが波動関数の収縮前に大学の外へ逃げ出し、ロシア軍や自衛隊を巻き込んで大騒動に発展。平塚は核攻撃の危機に。居合道の達人で経済学部教授の佐藤清澄の機転で、自衛隊が核巡航ミサイルを撃墜し、危機は免れる。次いで、将之の古代DNAの研究では、木更津に巨大ムカデが出現。研究に関わったロシア軍も歯が立たず、自衛隊もお手上げ状態。その際、プーが以前の実験で瞬間移動の能力を獲得したことが判明。清澄はプーの助けを借りて巨大ムカデを倒す。天童ラボにはロシアの女スパイが現れ、将之を籠絡。将之と春香との関係が破綻する。女スパイの目的は将之のニホンザルの研究の奪取。ロシアの反大統領派は盗んだ研究を元にサルの軍隊を編成。大統領暗殺を企む。だが、自衛隊は政治的理由で今度ばかりは動けない。清澄は陰謀の阻止に立ち上がる。将之は清澄とともに竜王へ向かうが、途中でロシア軍に連行される。彼らは反大統領派の研究所を襲い、その壊滅に成功。研究所にいた武装ザルも殲滅する。だが、その時既に1個分隊のサル10頭がプーを追って研究所から出撃していた。竜王のスキー場では、プーを連れてスノボで逃げる香奈に、武装ザルのスキー部隊が迫る。さらにその後を、ロシアの軍用ヘリが追う。香奈は無事逃げ切れるのか?そして、春香と将之、ふたりの関係の行方は?
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