『花村萬月、新着を除く(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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獲るぞ、新人賞!
目指せ、エンタメ作家デビュー!
小説推理新人賞、小説現代新人賞、文學界新人賞……数多くの新人賞の選考委員を務めた作家だけが知っている、新人賞受賞のための一本道! 覚悟を決めた貴方だけに向けた全35講。
「能力や才能といったものを特別扱いしていませんか。バカと鋏は使いようという私に向けたかのような失礼な諺がありますが、これは能力と鋏は使いようとしたほうが正しい。『たった独り』の貴方は能力や才能のあるなしを悩む前に、それらの使い方、用い方を考えましょう。だいじょうぶ。その他大勢でない『たった独り』の貴方にはそれらを自在に使う能力が備わっています。ヒントはこの本にしっかり詰め込んでありますから」(「あとがき」より)
主な目次……「日記を書く」「小説にオチはいらない」「セックスを書いてみる」「嘘をつくセンス」「新人賞に応募する」「描写と説明1~3」「テーマとモチーフ」「辞書を引く」「地図を描く」「段落の作り方」「エンタメ作家の心構え」「承認慾求と名誉」など。 -
「遠くない未来に、私は死ぬ」。病とは無縁だった著者・花村萬月が、このままでは2年後の生存率が20%の骨髄異形成症候群に罹り、骨髄移植を受けることになった。それは現在まで続く地獄の始まりだった。これは、現世の報いなのか? 血液型が変わる、頭髪がなくなる、性欲もなくなる、食べ物の好みも変わり、精神が大きく変貌する……。発症から骨髄移植、GVHD(移植片対宿主病)、間質性肺炎、脊椎四ヵ所骨折など、副作用のオンパレードへと到る治療の経過を観察しつづけた作者自身によるドキュメンタリー・ノベル。コロナ禍を経ての現在までの経過を新たに「文庫後書き」として収録!
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はじめて彼女を殺したのは母親だった。小学2年生の彼女を絶望的にまで殺し尽くしたのは教諭である鈴木による性的虐待だった。鈴木先生は6人の彼女を生みだすきっかけとなった。17歳のときに彼女を犯し、完全に殺したのは水原君と10人の仲間たちだった。そのとき新たに2人、あるいはさらに多数の彼女が生まれた…。札幌に引っ越した小説家の菱沼は、クラブで心に50の人格を宿す解離性同一性障害の紫織と出会う。DV被害にあう女に手を差し伸べた男は、信じられないほど壮絶な彼女の過去を知ることに……。圧倒的な生々しさで描かれる迫真のサイコスリラー。
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東京の片隅でホームレスの謝花に拾われた少年、臥薪正太郎は500円玉を無限に生み出せる特殊能力を持っていた。少年に成長した彼の力と触媒役の謝花を宗教ビジネスに利用しようとする「高階組」幹部、榊原の謀略により、二人は沖縄へ導かれる。やがて対立する臥薪と謝花。それは人間の想像を超えた神と悪魔の壮大な地球規模の闘いにまで発展する。宗教とは? 善悪とは? 芥川賞作家が描く、五感に訴えるディテール描写と想像を超えるスケール感で揉みくちゃにされる幻の傑作SF叙事詩。文字表現の到達点の極致!
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不思議な郷に迷い込んだ俺。
ココは変だ、住民は変だ、俺もなんか変だ。
やがて俺は力を得て夜半獣と呼ばれるのだった。
血と暴力と愛の郷
上槇ノ原へようこそ!
気付けば無人の車両に乗っていて、わけもわからず上槇ノ原へとたどり着いた省悟。
癖のあるどこか愛くるしい住民達と共に生活をするうち、省悟は郷にとってなくてはならない存在となった。
ある日、省悟は上槇ノ原と下槇ノ原の抗争に巻き込まれてしまう。
古より続く上下抗争だった。
そんななか省悟は「夜半獣」として圧倒的な力を得ると共に、村民から敬われる存在となり……。
夢か現か、異世界での戦争が始まった。 -
薬やその調合技術、秘具性具に精通するよろづ光屋の情ノ字。名に反して、情など一欠片もない彼は、他人を信じない。唯一心を許すのは白犬の鞆絵(ともえ)だけ。しかし、無垢な夜鷹・おしゅんにだけは惹かれた。市井の者から大奥まで身分を問わず、萬の悩みに耳を傾ける中で見出す人間の愚かさ、美しさ。五代将軍・綱吉の世を舞台に、性の深淵とまことの尊さを描いた江戸人情譚。
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血で骨を洗う斎藤道三「父子の相克」一代記。
古く蝮を「くちばみ」と呼んだ。鋭い毒牙を持つその長虫は、親の腹を食い破って生まれてくるという――。
時は戦国、下剋上の世。「美濃の蝮」と畏れられた乱世の巨魁・斎藤道三は、京の荒ら屋で生を受けるも、母に見捨てられ、油を舐めて命を繋いでいた。油売りを生業にどん底から這い上がった父子は、いつしか国盗りという途轍もない野望を抱くようになる。狙うは天下の要・美濃国。父に続き美濃入りした道三は、守護・土岐頼芸を籠絡し、側室・深芳野と密かに心を通わせる。一方で、父の歪んだ支配欲に苛立ち、血の呪縛から逃れようと毒殺を夢想するようになる。政敵を次々に抹殺し、遂に主君頼芸を追放し、名実ともに国主となった道三。ところがその頃、長男義龍の胸中には、父への嫉妬と憎悪が渦巻いていた・・・。
本作品は、下剋上を成し遂げながらも実子に殺される道三の生涯を、三代にわたる「父子の相克」をテーマに活写する新感覚時代小説。「暴力と情愛」の筆運びはますます磨かれ、「悪の爽快感」に溢れる物語世界は圧巻! まさに花村時代小説の到達点と言える作品です。 -
麋角解(さわしかのつのおつる)、東風解凍(とうふうこおりをとく)、桃始笑(ももはじめてわらう)――あまりにも美しい、四季を彩る“季節の名前”。古来伝わる「二十四節気(にじゅうしせっき)七十二候(しちじゅうにこう)」に導かれ、手練れの十二人がつむぐ匂やかな小説集。
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永禄三年五月十九日(1560年6月12日)。「海道一の弓取り」こと今川義元が、天下に号令せんと東進を開始。織田信長の所領・尾張に大軍が侵入したところでそれは起こった。丘陵地帯の地勢と豪雨を味方につけた、乾坤一擲の奇襲。三国の太守が寡兵による一撃で落命したしたのだ。「群雄割拠」から「天下布武」へ。戦国時代の流れを変えたこの変事は、本当に奇跡だったのか、それとも必然か!……戦国最大の逆転劇を、七つの視点で描く。累計21万部突破の大好評「決戦!シリーズ」第5弾!冲方丁(織田信長)砂原浩太朗(前田利家)矢野隆(毛利新介)富樫林太郎(徳川家康)宮本昌孝(今川氏真)木下昌輝(岡部元信)花村萬月(今川義元)
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神の王国の建設をめざす朧の野望は実現するのか?
不可思議な力を発揮する朧の息子、太郎は〈神の子〉なのか?
王国に君臨する「王」たるべき人間は果たして朧か太郎か?――
抗いがたい運命に導かれるように、物語はいよいよクライマックスを迎える。
『ゲルマニウムの夜』に始まる「王国記」第一部ここに完結!
※この電子書籍は単行本『風の條 王国記VIII』を底本としていますが、電子書籍版の通し巻数は「IX」になります。 -
朧の息子・太郎がついに外界へ!
太郎に続いて、次郎、花子と次々に〈神の子〉が生まれ、膨らみつづける「悠久寮」。やがて16歳になった太郎は、ジャンとともに京都を旅するが、ここでも出逢う人びとを次々と魅了してゆく――興奮のシリーズ第八弾!
※この電子書籍は単行本『神の名前 王国記VII』を底本としていますが、電子書籍版の通し巻数は「VIII」になります。 -
八ヶ岳に拠点を移し「悠久寮」は神の「王国」へと動きはじめた。だが朧は不可思議な力を発揮する息子・太郎をみて、自分が真の「王」ではないことを悟る。そして赤羽、百合香、教子、ジャンらはそれぞれ「王国」のなかに自分の居場所をみつけようと苦闘するのだった。
「王国記」シリーズ急展開の第七弾! -
修道院を離れ、赤羽たちが共同生活をおくる「悠久寮」に身を寄せる教子。数々の奇蹟によって集団を虜にする朧の息子・太郎は、五歳とは思えぬ言辞で教子を翻弄、やがて彼女は太郎に「神」を直観するに至る。ミュージシャンになったジャンと新たな一歩を踏み出した教子は――。
危うい予兆に満ちた「王国記」シリーズ第六弾。 -
五島列島から長崎に戻る飛行機の中で、朧は、つくろうとしていた王国の「王」が自分ではないことを悟る。真の王たるものは、誰か? いっぽう太郎と名づけられた朧の息子は、次第に不思議な力を見せ始めて――。
「王国記」シリーズ緊迫の第五弾。『むしろ揺り籠の幼児を』と『青い翅の夜』を収録。 -
アスピラントの教子とともに修道院を抜け出し、長崎・五島列島を訪れていた朧は、教子に「王国」を目指していることを告白する。隠れキリシタンの島で深く感応しあう二人に、“ヴィジョン”は到来するのだろうか――。
『ゲルマニウムの夜』に始まる「王国記」シリーズ第四弾! 『雲の影』『PANG PANG』の二編を収録。 -
身を潜めていた修道院を抜け出し、長崎・五島列島に向かった朧(ろう)とアスピラントの教子。島に残る隠れキリシタンの痕跡を巡る旅の中、朧は“殺人者の横貌”を垣間見せる。そして教子は自分が心身ともに朧に囚われてゆくことを確信した――。
『ゲルマニウムの夜』に始まる「王国記」シリーズ第三弾。『汀にて』と『月の光』の二編を収録。 -
わたしはこのギターから全てを教わった--。珠玉の音楽青春小説!
わたしはこのギターから全てを教わった――
いつも俯きながら生きてきた。
音楽がわたしに光を与えてくれた。
熱情、誇り、挫折、才能――青春の全てがここにある。
心を掻き鳴らす、珠玉の青春音楽小説。
朝倉桜は京都の私立校に通う高校二年生。同級生の「モーゼ」こと百瀬は幼い頃から天才ギタリストとしてもてはやされ、今はプロで活躍中だ。学校に居場所を見いだせない桜はいつのころからか目立たぬように行動するのが習い性になっていたが、モーゼの強い勧めでギターを始めることに。すぐにギターの虜になった桜は高校を中退し、モーゼ率いるバンド「モーゼス」に加入。プロのミュージシャンになると決意するが……。 -
殺人の咎(とが)を逃れるため、修道院兼教護院に身を寄せている青年・朧(ろう)。暴力と性の衝動の中で、自分の倫理を構築しようとする朧は、ある日施設を辞めた元修道士の赤羽をひそかに訪ねる。朧の傍らには妊娠したシスターの姿が……。
第119回(1998年上半期)芥川賞を受賞した「ゲルマニウムの夜」の続編、「王国記」シリーズ第二弾。 -
心蕩かす悪の爽快感! 花村時代小説の至宝。
時は戦国、下剋上の世。京都・相国寺近くある三好家の屋敷に、その男松永久秀はいた。得体の知れぬ出自でありながら、茶の湯に通じ、右筆として仕える野心家である。気に食わぬ者は容赦なく首を刎ね、殺害した女を姦通し、権謀術数を駆使して戦国大名へと成り上がっていく。さらには将軍足利義輝を斃し、東大寺大仏殿を焼き討ちにしてしまう。信長ですら畏れた稀代の怪人・松永弾正を突き動かすものは、野望かそれとも……!?
戦国時代を彗星のように駆け抜けた武将の生きざま・死にざまを、「弟」として仕えた丹野蘭十郎の眼を通して活写する。
芥川賞作家・花村萬月氏が戦国時代を舞台に「悪とは何か」を問う新感覚時代小説。皮膚感覚を狂わせる暴力に戦慄を覚え、匂い立つようなエロスに耽溺する物語世界はますます磨かれ、かつまた、悪業の限りを尽くす主人公を愛嬌たっぷりに描き、読了後に寂寥感すら抱かせる筆運びは圧巻です。「突き抜ける悪の爽快感」はまさに花村時代小説の至宝といえます。
単行本が発売された2014年には、「この時代小説がすごい! 2015年版」で4位に、また、週刊朝日の「決定! 歴史・時代小説ベスト10」で3位にランクインしました。
カバーイラストは人気イラストレーター・寺田克也氏です。 -
やくざの親分・鐵五郎の養子となった元介は、札幌に向かい騒動を巻き起こす。やがて飛蝗の害を軽減する方法を入植者に伝えるため女郎の琴浦と旅へ。結局、飛蝗は防げなかったが、父・権介の元を訪れた元介は、困窮するアイヌや入植者のために祖父のもとにある黄金を使おうと決心する。幕末から明治の北海道を舞台に男たちの躍動する人生を描き切った巨編、完結!
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箱館で茂吉と別れた権介は、三本脚の白狼オイヌサマ、アイヌのパセクルと出会い山で暮らしていた。やがてパセクルの死を看取った権介は、羆との死闘で傷を負ったところをアイヌの娘イポカシに救われる。一方、剣の腕を見込まれた茂吉はヤクザの一家を構え、札幌にまでその勢力を伸ばす。アイヌに心を通わせた男と、無頼に生きる男。蝦夷地を舞台に迸る二人の運命を描く!
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アイヌの妻、幼い息子、白き巨狼と共に山中で暮らしていた権介が、突然放浪の旅に出た。その旅先で砂金掘りをしている女性アキカゼと出会い、苦労の末に伝説の金塊を手に入れる! だが、執着を知らない権介は金塊を妻の父に預け、アキカゼを連れて妻子との生活に戻るのだった。やがて、成長した息子・元介は、やくざの親分・鐵五郎との仲を深め、権介から離れていく――。
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年号が明治となり、江戸が東京となる頃、権介は新門辰五郎親分の賭場で坂崎という浪人と知り合う。やがて権介は、坂崎と彼を慕う若い夜鷹の夢路を「爺」の小屋においてもらうことに。だが新門の親分に大きな借りがある坂崎を良く思わない子分たちが小屋に火を放つ。坂崎は刀で突き殺され、夢路は顔に大火傷を負う。その首謀者を調べ上げた権介が刀を手にむかったのは――。
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時代は幕末、両親を早くに亡くした権介は浮浪の身となって浅草の小屋で生活していた。幼い頃に虐げられていた権介は、彼の集落に住みついた徳川幕府の元高位幕臣と思われる「爺」の薫陶を受け成長する。浅草吉原界隈で勝手気儘に暮らす権介だが、ある日侍狩りで奪った刀を友人にあげたことで自身の生活に陰りが生じ始める――著者初の時代小説にして大河青春小説!
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〈物書き〉とは? 〈匂い〉とは? 〈鬱屈〉とは? 〈音楽〉とは? 〈表現〉とは? 奇才・花村萬月が、あなたのすべての〈問〉に答える! 表現することに焦がれる人、ナイフを買ってしまった人、家庭で、仕事場で息苦しい人、そんなあなたは必読です! エッセイと初期の短編を集め、いろんな「萬月」を楽しめる“闇鍋”のような貴重本!
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江戸を捨てた権介は、蝦夷地へ渡るため立ち寄った漁村で浮浪の少年・茂吉と出会う。茂吉が殺した漁師の仲間たちに追われた二人は、荒れ狂う海峡に小舟で逃げ出す。命からがら入り江に漂着した彼らに、北の大地の過酷な生活が待っていた。権介は叉木経験もある茂吉に自然の中で生き抜く術を教わり、茂吉は権介に剣を習う。義兄弟の契りまで交わした二人だったが――。
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工場を辞めて極道になった鳥井は、組の運転手になるため、自動車教習所に通い始めた。一方、不景気で残業がなくなり、道男とマヒケンは空いた時間に絵を描くことに。だが、マヒケンは「色」が識別できないことが分かり…!?
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佐和子をモデルに、ヌードデッサンを始めたマヒケン。絵の師匠を務める道男は、人物を描く基本は、その人物を認めることにあると説く。佐和子の体温、汗の匂いまでも写し取ろうと真剣になるマヒケン。それまで人間を「見る」ことのできなかった彼の意識が、少しずつ変わってゆく……!!
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京都の町工場に勤める青年・伊達賢は、小学生で両親を殺害した過去を持つ、ヤクザにも嫌われる札付き。感情がマヒした賢、マヒケンと呼ばれる彼の瞳に映るものは…?ある日、マヒケンは工場に向かう途中、ベンツに乗ったチンピラ・高沢に足を轢かれる。文句があるなら事務所に来い、という高沢の言葉に従い、マヒケンは組事務所に乗り込むが…!?
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マヒケンに連れられ、天羽組の事務所に乗り込んでしまった鳥井。だが組長は意外にも鳥井を気に入り、組にスカウトする。呆然と立ち尽くしていた鳥井は、自分をチビ呼ばわりした組員を殴り倒す。彼の性格を見抜いた組長は、ヤクザとして培った自らの思想を語り始め…!?
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週末、ヤンキーの二人組を殺害し、翌月曜日に何食わぬ顔で工場に出勤したマヒケン。昼休み、マヒケンは同僚の道男に「絵を描いてみたい」と打ち明ける。驚いた道男はマヒケンを喫茶店に誘い、事情を聞き出す。一方、マヒケンに恨みを持つ高沢は、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた……。
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家庭には無縁と思い込んでいた小説家の愛葉條司の考えは、娘・愛の誕生で一変する。妻の志帆と共に成長を愛しく見守る日々の中、己を必要とする存在があることを知ったのだ。だが、愛が間もなく3歳になるころ、異変は突如降りかかる。その引き金は、志帆の抱える深い闇だった……。親と子、妻と夫、男と女。流れていく生の中で逃れえぬ関係を鮮烈に描く衝撃の長編。
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天使のような容貌と肉体を持ちながら生まれつき生理がない人妻・涼子は、大学の後輩の大島に好意を寄せられ、凌辱されてしまう。さらに、病院へ赴いた涼子は、自らの性の驚くべき真実を知る。異常なまでにつきまとう男を殺めた涼子は、彼の腹違いのヤクザの兄・山本に助けを求めた。二人は山本の故郷である韓国へと向かう。そして、山本には恐るべき殺し屋が襲いかかった。「性」と「国籍」。二人の存在の証をかけた逃避行の結末は?
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5歳の頃、放浪癖のあった父親と同居することになり、程なく、花村少年の地獄の日々がはじまった。『モルグ街の殺人事件』を皮切りに、古今東西の古典を読まされる毎日。飽きる素振りをみせれば、すぐさま拳が飛んできた――。4年にわたる狂気の英才教育の結果、岩波文庫の意味を解する異能児へと変貌した小学生は、父の死後は糸の切れた凧となり、非行のすえに児童福祉施設へと収容された。以来、まともに学校に通った記憶がない。本書は、芥川賞作家・花村萬月が、これまでの人生で唯一受けた教育の記憶をたどり、己の身体に刻み込まれた「文章作法」の源泉に向きあった、初の本格的自伝である。巻末に、父の死を描いた掌編『爛斑』を収録。【目次】はじめに/第一章 あなたは父が好きですか/第二章 それは山谷の旅館からはじまった/第四章 父の人柄/第五章 父が現れた! (一)/第六章 父が現れた! (二)/第七章 早期教育/第八章 筮竹/第九章 読書の時間(一)/第十章 読書の時間(二)/第十一章 読書の時間(三)/第十二章 父の芸術教室(一)/第十三章 父の芸術教室(二)/第十四章 課外授業/第十五章 父自身のこと/第十六章 断片的であること/第十七章 父の死後(一)/第十八章 父の死後(二)/第十九章 教育と強制/第二十章 キリスト教/第二十一章 父の愛/第二十二章 母の愛/終章 そして現在/爛斑/花村萬月著作リスト
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不自由な日常から、自由な世界へ。オートバイを愛し、野宿旅を続けている人気作家が、その思想と実践について語る。北海道から九州までのお薦めのポイント、野宿や運転技術の具体的なノウハウなど、役立つ情報も満載。さらに、著者自身のユニークなエピソードも交えつつ、自然の呼吸を皮膚で感じるすばらしさ、速度の持つ超越的な力など、自由な旅に出ることの本質を論じていく。カラー口絵をはじめ、著者秘蔵のツーリング写真なども掲載。――さあ、あなたも旅に出よう! 【目次】まえがき/第一章 オートバイとの出会い/第二章 北海道への旅/第三章 基本は野宿/第四章 本州~九州/第五章 旅の心得
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ブルースロック、グラムロック、アメリカンロック、ジャズロック、ブリティッシュロック、ハードロック、プログレッシブロック、日本のロック――。1960~70年代の黄金期を俯瞰する、本格的なガイドブック的側面に加え、エッジの効いた文章に乗せながら「ロックとは何か?」という根本的な命題を探求した、萬月流ロック論。本書で、著者が導き出した解とは? 初心者必読、そして自称「通」のあなたも、それぞれのロック体験史の空白を埋めてくれる一冊! 【目次】まえがき/第1章 はじめにリズムありき/第2章 ブルースロック(1)/第3章 ブルースロック(2)/第4章 ブルースロック(3)/第5章 グラムロック(1)/第6章 グラムロック(2)/第7章 アメリカンロック(1)/第8章 アメリカンロック(2)/第9章 アメリカンロック(3)/第10章 ジャズロック(1)/第11章 ジャズロック(2)/第12章 ブリティッシュロック(1)/第13章 ブリティッシュロック(2)/第14章 ブリティッシュロック(3)/第15章 ハードロック(1)/第16章 ハードロック(2)/第17章 プログレッシブロック(1)/第18章 プログレッシブロック(2)/第19章 日本のロック/第20章 総括だ!/あとがきに代えて
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作家・花村萬月が、日本人と沖縄人の共犯関係で出来上がった「癒しの島」幻想を徹底的に解体しながら、既存のイメージとはまったく違った沖縄の姿を克明に描き出す。日本人であることの加害者性を露悪的なまでに引き受けたその眼差しは、南の島を過剰に持ち上げたり、そこに逃避したりする日本人と、純朴な仮面を自ら進んで被ろうとする沖縄人に対しても、等しく冷淡であり、かつ挑発的である。20年以上にわたって沖縄取材を繰り広げてきた小説家による、もっとも苛烈で真摯な沖縄論。【目次】第一章 さあ、飛行機に乗ろう/第二章 ドリフト、ドリドリ、瀬長島(1)/第三章 ドリフト、ドリドリ、瀬長島(2)/第四章 ドリフト、ドリドリ、瀬長島(3)/第五章 ドリフト、ドリドリ、瀬長島(補遺のようなもの)/第六章 飯でも喰うか(1)/第七章 飯でも喰うか(2)/第八章 飯でも喰うか(3)/第九章 飯でも喰うか(4)/第十章 飯でも喰うか(5)蛸飯/第十一章 飯でも喰うか(6)そば/第十二章 悲しき人買い(1)/第十三章 悲しき人買い(2)/第十四章 悲しき人買い(3)/第十五章 悲しき人買い(4)/第十六章 悲しき人買い(5)/第十七章 悲しき人買い(6)/第十八章 悲しき人買い(7)/第十九章 悲しき人買い(8)/第二十章 宮良康正/第二十一章 必ず、行きなさい(1)/第二十二章 必ず、行きなさい(2)/第二十三章 必ず、行きなさい(3)/第二十四章 必ず、行きなさい(4)/第二十五章 ゆっくりしましょう(1)/第二十六章 ゆっくりしましょう(2)/第二十七章 看板の左下には海星(ひとで)が/第二十八章 水死体倶楽部/第二十九章 波之上でアウトドア・ライフ(1)/第三十章 波之上でアウトドア・ライフ(2)/後書き
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生きるために惚れ抜いた。命を賭けた。終戦直後の新宿に、男と女の激情が疾駆する。
終戦直後の新宿。街の殆どが瓦礫と化し、明日の行方も見えぬ混乱の中、三人の男女は出逢う。
僅かな金と煙草で組事務所の襲撃を請け負った特攻崩れの城山龍治。朝鮮人であることを隠しながら頭脳と美貌でのしあがろうとする林敬元。
疎開先で強姦されそうになり東京へ流れてきた天涯孤独の生娘・岡崎百合子。
苛酷な運命に抗いながら見えない糸で絡まり合っていく三人の壮絶な人生を描破し、人間の本性と闘争、そして底知れぬ恋情を塗り篭めた昭和スペクタクル小説!
花村文学史上最強のエンタメ小説、合本版登場!
※本電子書籍は「ワルツ 上・中・下」を1冊にまとめた合本版です。
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