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『ケイトリン・クルーズ(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全92件

  • 本物の妻になるか、城の囚われ人になるか。
    清らかな花嫁は冷徹な夫に迫られた。


    最愛の父を亡くし、途方に暮れていた18歳のクロエ。
    頼れる人は富豪のラオしかおらず、居城のあるシチリアに飛ぶと、
    彼は書類上の結婚という形でクロエを守ると約束してくれた。
    ラオの庇護の下、彼女はロンドンで自立の道を探す猶予を得たが、
    5年後、突然ラオから呼び出され、再びシチリアへと赴いた。
    ついに名ばかりの結婚の解消を言い渡されるんだわ……。
    怯えるクロエはカリスマ的オーラを放つ富豪の言葉に耳を疑った。
    「僕たちの結婚を本物にする時が来た。毎晩僕のベッドに入れ!」
    彼女は承諾するしかなかった――跡継ぎ作りのためだけと知りつつ。
  • 再会した彼は私のことなど忘れていた。あの甘い日々はつかの間の夢だったの?

    マデリンが息子とつましく暮らす小さな家に、ある日突然、イロニア王国の使者が訪れた。すぐに渡航せよとの通達だった。とうとう私の重大な秘密を知られてしまったの?6年前、短期留学生としてケンブリッジで学んでいた彼女は、イロニア王国の皇太子パリスと激しい恋に落ちた。妊娠がわかったのは帰国後で、密かに出産するしかなかったのだ。今や国王となったパリスと思わぬ再会を果たしたマデリンは、「きみは誰だ?」という彼の非情な反応に凍りついた。だが息子の存在を知るやパリスは態度を翻し、彼女に迫り……。

    ■個性豊かな物語を描いて人気のケイトリン・クルーズ。今作はシークレットベビーをめぐる、王道のロイヤル・ロマンスです。王位継承者である息子のために結婚を承諾したヒロイン。ヒーローの心の闇を垣間見ると同時に、彼を愛していることに気がついて……。
  • 籠の鳥は生まれて初めての恋をした。自分を檻に閉じこめたがる非情な夫に。

    ヴィクトリアが18歳になって以来、父親は結婚相手をさがしてきた。そして、ヴィクトリアはイタリア貴族アルドの花嫁となった。結婚式の夜、誰からも恐れられている彼は言った。「僕は君を自分のものにしたいんだ。僕のかわいい妻を」怖くてたまらないはずなのに、ヴィクトリアの胸は高鳴っていた。だが数カ月前の夜の薔薇園で、彼女が熱い想いと純潔を捧げて情熱的なひとときをともにしたアルドはもうどこにもいなかった。アルドが私を妻にしたのは、トスカーナの屋敷に閉じこめるため、世間の目にいっさい触れさせないためだったのだ。なぜなら、結婚する気のなかった彼の子を私が身ごもっているから。

    ■父親から自由を制限され、富裕な男性に売られる日のために囚人のような暮らしを強いられてきたヒロイン。ヒーローも父親と同じことを考えていると知り、愕然として屋敷から逃げ出しますが、彼につかまって……。危険なのに甘いロマンスをご賞味ください!
  • おまえは言葉を話せないはずでは……。偽りの代償を払わせる――愛の床で。

    うら若き娘エンヤは、訳あって老女に身をやつして暮らしている。数年前、唯一の肉親だった兄によって奴隷商人に売り飛ばされ、たまたま市場を通りかかった北欧の戦士ウルフリックの目にとまった。エンヤは買われずにすむよう、口がきけないふりをしたが、ウルフリックはかまわず彼女を手に入れて家へ連れ帰った。その後、彼なりの方法でかわいがられはしたけれど、彼女は隙をついて主人を短剣で切りつけ、逃げ出したのだった。だが、ある町を訪れたとき、エンヤは突然現れた男を見て絶句する。目の前に立ちはだかった大男は、ウルフリック!彼女のつけた傷痕が今なお残る顔で、主人がこちらを睨みつけていた……。

    ■HQロマンスで大活躍中のケイトリン・クルーズが放つ、情熱的なヒストリカル第2弾! 『さらわれた亜麻色の花嫁』(PHS-276)の関連作です。勇猛果敢なウルフリックと気高い魂を持つエンヤ――二人で一つの完全体となる、究極の愛が描かれる渾身作!
  • 冷徹な国王との結婚に、愛は含まれていなかった!

    タレクはアルザラムの国王となって1年足らず。周囲の期待に応えるため、妻を娶り跡継ぎをもうけなければ……。そう考えていたところへ、またとない花嫁候補が現れた。彼の知らぬところで不当に囚われていたアメリカ人女性アニヤだ。突然地下牢に現れた国王タレクに、アニヤは目を見張った。罪なき拘束生活に憤りつつも、長衣の美しい王に胸がときめく。彼女は宮殿の贅を尽くした部屋に通され、法外な提案をされた。あなたの問題と私の問題を解決するため、結婚しようですって?

    ■ケイトリン・クルーズは斬新かつユニークな設定で読者の心をわしづかみにする、USAトゥデイのベストセラー作家です。跡継ぎを今すぐもうけたいシークヒーローと支配的な父親から逃れたい純真なヒロイン。そんな二人が繰り広げる恋愛模様をお見逃しなく!
  • わたしは明日、花嫁になる──心から愛する人に思いを残したまま。

    20歳で両親を亡くし、強欲で支配的な叔父から逃れるように生家を飛びだし、ロンドンで暮らし始めたティモニー。実業家クレタと偶然出会って恋に落ち、彼のペントハウスへ移り住むように。半年後、ティモニーはついに愛を告白するが、驚いたことにクレタは拒絶すると、その場で彼女を追いだした。なぜこんな酷い仕打ちを? わたしは愛されていなかったの?傷心の彼女は叔父に強いられるまま、高齢の富豪との縁談を受け入れてしまう。だが挙式を翌日に控えた聖夜のパーティに突然クレタが現れ、彼女を担ぎあげると車で連れ去って……。

    ■ヒロインが聖夜に突然現れた最愛の人から聞かされたのは、彼の哀しい生い立ちの秘密でした。そして同時に叔父のたくらみも知ることに……。ケイトリン・クルーズらしい軽快な展開でありながら、印象深いシーンも多い、ドラマティックな一作です。
  • 私が深く愛し、生涯を捧げる相手は――…

    死にものぐるいで働き、巨万の富を得た大富豪パスカル。あとは完璧な結婚をするだけだ。理想の妻を探す彼の胸に、かつて出会った天使の笑顔が去来した。セシリア…6年前、事故にあった僕を救ってくれた見習い修道女。惹かれあい愛を交わした彼女は今、どうしているのだろう…。過去の想いが疼いたパスカルは修道院を訪れた。一方、突然現れた彼をセシリアは睨みつけた。私のすべてを奪い、ふたりの将来を期待させたうえで突然消え去ったあなたが、今さら何の用?
  • 純潔を捧げた相手が皇太子とも知らず、身ごもって…

    修道院育ちのピアは旅先のNYで初めての恋におちた。身も心も捧げ、帰国後、思いがけない妊娠に気づく。連絡先すら知らず途方にくれたが、おなかのふくらみが目立ちだす頃、両親の葬儀に彼が現れた。まさか彼がアレス王子――アティリア国の皇太子なんて! 秘密はすぐにバレ、マスコミに騒がれてしまう。まだ産まれてもいないこの子が第一王位継承者になるの。DNA鑑定のためピアは彼の自家用機に乗せられるが目をさましたとき、そこは…海に浮かぶ彼の王国だった!
  • 鳥籠の外に出た彼女が知ったのは、甘くて苦い愛の罪。

    王女アマリアの人生は、25歳で激変した。出生時に取り違えられ、実は農家の娘だったと判明したのだ。公私にわたる重圧から解放されて宮殿をあとにした彼女は、5年前、スペイン富豪ホアキンと出会ったホテルへ向かった。つらいとき、何度あの夏の甘美な思い出に救われたことか。だが出迎えた彼は、まるで罰するように乱暴なキスをすると、冷たい声で告げた。「あの残酷な仕打ちを償ってもらおう」王女ゆえに別れを選ぶしかなかった私を、今も憎んでいるの?思わず身震いしたアマリアを、ホアキンの氷の視線が貫いた。

    ■『宿命の花嫁に王は跪く』に続く、ケイトリン・クルーズ渾身のロイヤル・ロマンス〈王女と灰かぶり〉第2話をお贈りします。ある日を境に、突然王女から庶民になったヒロイン。5年ぶりに再会した想い人から手ひどく扱われ、ショックを受けますが……。
  • カンザスの農場で育った田舎娘の私が本当は地中海の小国の王女ですって?

    病弱な母を抱えながら農場を営むディレイニーの前に、ある日、見たこともないほど美しく、魅惑的な男性が現れた。高貴な血を引くカエターノと名乗る彼は、驚いたことに、ディレイニーを花嫁にするために迎えに来たという。「君こそ、出生時に取り違えられた、僕の国の真の王女なんだ」二人の結婚が国に平和をもたらす唯一の方法なのだと聞き、彼女は混乱する。そんなばかげた話を私が信じると思う?だが、カエターノの金色に輝く瞳と芽生えた好奇心に抗えず、ディレイニーは地中海に浮かぶ彼の国へと飛び立った。

    ■出生時の取り違えで異なる人生を歩むことになった2人のヒロインのロマンスを描く2部作〈王女と灰かぶり〉の第1話をお贈りします。軽妙な筆致で人気のケイトリン・クルーズがハーレクイン・ロマンス3700記念号を飾ります。
  • 義兄への想いを封印し、名前も捨てた。そうまでして隠したかった“愛の証”……。

    5年前、リリーは車の事故で死んだ――でも本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていたリリーにとって、そうするしか中毒のような関係から抜け出すすべがなかったのだ。ところがある日、とうとうラファエルに見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだ彼に、密かに産み育てている息子のことを知られるわけにはいかない。彼の突然のキスに動揺しつつも、彼女はとっさに言った。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰?」これまで1日たりとも、彼を忘れたことなんてないのに……。

    ■数多の女性と浮き名を流しながら、義妹のリリーをも誘惑した不埒なラファエル。けれど、リリーの死を信じず、似た人を見かけるたび確かめずにいられなかったのもまた、彼の真実でした。初めから赤の他人だったなら……と思わずにいられない、劇的ロマンス!
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • これは茶色のめんどりが、王子さまに恋をした物語。かなわぬと知りつつも。

    孤児のニーナはイザボー王女に引き取られ、長年仕えてきた。しかしある夜、神のような容姿を持つゼウス王太子の甘い言葉とまばゆい笑顔を愛と信じ、彼に清らかな身を任せた。直後パパラッチが現れ、ゼウスが王女との婚約を破棄するために自分を利用したのだと知って、ニーナは愕然とする。数カ月後、彼女は妊娠したことに気づくが、仕事は解雇され、国からは追放されていたので無一文というありさまだった。最後の手段として、ニーナはゼウスの王宮を訪ねた。まさか王太子が、彼女のような平民との結婚を望むとも知らず。

    ■激しく切ないストーリーで読者の心を揺さぶってやまないC・クルーズの、おとぎばなしをモチーフとした一作です。全能神の名を持つヒーローの、まさに神のごとき魅力にはヒロインだけでなく、読者のみなさまも虜になること間違いなし! ぜひご一読ください。
  • 16歳で億万長者に拾われたジュリエンヌの一途な恋

    16歳だったジュリエンヌは、町中から蔑まれていた。10歳の妹も同じだった。ふしだらな母親から生まれた姉妹の行く末など、知れたものだと。だが、イタリアの大富豪クリスティアーノとの出会いがすべてを変えた。彼は、生きるために身を売ろうとしたジュリエンヌを救い、住まいと教育を与え、仕事までくれたのだ。そんな彼に恋をするなど、愚かだとわかりきっていた。だから出会いから10年後の夜、ジュリエンヌは純潔を捧げるとすぐに彼の前から姿を消したのだが?
  • 傲慢な大富豪の魅力に抗えず、罠に落ちた私は――…

    精神科医のサリーナは大富豪マテオの邸宅を訪れた。世界的企業のCEOである彼は、妹の婚約者を殴りつけたことを問題視され、役員会から精神分析を受けるよう要請された。傲慢で自信に満ちたマテオはサリーナの苦手なタイプ。けれどサリーナは彼が不意に見せた寂しそうな横顔が気になって仕方がなかった。そして2回目の面談の日、マテオの魅力に追いつめられ唇を奪われてしまうサリーナ。その様子を録画され、彼の仕掛けた罠に落ちようとしているとも知らずに。
  • 勇猛な男が乙女に施したのは、驚くほどやさしい愛の導きだった。

    両親を亡くし天涯孤独となった王女エルフィンは、非情な叔父に故郷を追い出され、修道院へ向かっていた。道中、突然目の前に筋骨たくましい長身の男が立ちはだかる。「その女をいただきに来た」男は高らかに宣言し、彼女を連れ去った。ソールブランドという名の彼は王女を遠くへさらい、無垢な彼女を妻にするつもりだった。だが、無理やり純潔を奪うつもりはない。ゆっくり教え込むのだ……。一方、エルフィンはソールブランドの考えなど露知らず、自分は彼の奴隷になったものと思い込む。しかし、心は乱れていた。私をかごの鳥にした彼を嫌ってもいいはずなのに、胸が甘く疼いて……。

    ■ハーレクイン・ロマンスの大人気作家にしてUSAトゥデイのベストセラー作家、ケイトリン・クルーズが満を持してヒストリカルに初登場! 若きヒロインに心を奪われるつもりはなかったヒーローが、純真な彼女を溺愛せずにいられなくなる様子が巧みに描かれます。
  • あなたがすべてを思い出したとき、わたしの恋は終わってしまうの?

    ジョセリンは父に言われるがまま、金の瞳の美貌のイタリア富豪チェンツォと結婚した。そして彼の所有するシチリアの古城で衝撃的な話を聞かされる。「きみと結婚したのは、きみの父親に仕返しするためだ」夫はわたしを手籠めにするつもり? だが城に着いたその日に、チェンツォは石段を踏み外して頭を打ち、記憶喪失に陥る。これは天の恵みよ。ジョセリンはいたずら心から彼に告げた。「チェンツォ、あなたはわたしが雇った“召使い”なの」かくして、彼女と大富豪の花婿との奇妙な結婚生活は始まった。

    ■やがてヒーローは“奥様”が気になりだして、こんなところに彼女を放っておく“夫”とはどんな男なのか? 身分の壁を越えて奥様を手に入れたいと思うようになり……。ユニークな設定で読者を虜にする、大人気作家ケイトリン・クルーズの筆が冴える1作です!
  • 盲目の花嫁に夫は見えない。その姿も、愛も、見えない……。

    メロディは生まれつき盲目で、非情な貴族の父親に疎まれてきた。このままでは今にも家から追い出されかねない。メロディの窮状を見かね、地中海の国の王妃となった姉が、国王の弟グリフィンとの縁談をお膳立てしてくれた。そうすれば、メロディは冷酷な父のもとを離れられるし、グリフィンも放蕩王子という悪評を拭い去ることができるから。初対面の時から陽気な王子に密かな想いを抱いていたメロディ。ところが、結婚式とそれに続く舞踏会が終わって初夜に臨む前、彼は言い放った。「後継ぎは必要ないから、体の関係も必要ない」

    ■王子が感じているのは同情心だけで、愛が与えられることはない。悲しい現実に打ちのめされたメロディですが、“君はもう安全だ”と言って抱きしめてくれた王子の優しさだけを頼りに、王族としての生活が始まり……。『エーゲ海の政略結婚』関連作になります。
  • 母を救うため、我が身を捧げるのは、ギリシアの悪魔と呼ばれる美しい大富豪。

    モリーは破産寸前の窮地にあった。母に借金を負わせたのは、いまや大富豪となったかつての継兄、コンスタンティン。彼に母への誤解をといてもらうにはどうすればいいの?母を救いたい一心で、モリーはギリシアへ飛んだ。10年ぶりに会った彼はしかし、16歳だったモリーを虜にしたギリシア彫刻のごとき美貌で、驚愕の提案をする――それはあろうことか借金のかたに彼の愛人になること。困惑するモリーに彼は強引にキスをし、抜け目なく告げた。「たったいま熱く応えたくせに。君の演技はお見通しだ」

    ■ゴージャスなギリシア富豪兄弟の恋を描く〈スカラス家の氷の掟〉2話目をお贈りします。かつての継兄への無垢な恋心も、彼のキスでたちまち燃え上がった体の奥の炎もひた隠して、彼の提案をのむほかないヒロインでしたが……。傲慢ヒーロー、ここにあり!
  • 「君は兄を助けるためなら、その身を捧げられるのか?」

    ケンドラは多国籍企業総帥バルサザールのオフィスに赴いた。彼は昔パーティで出会い、庭の東屋で情熱を教えてくれた男性。今、兄の不正を許してほしいと懇願する彼女に、無慈悲にもバルサザールは、その身を投げ出すならと迫った。嵐のように荒々しい黒い瞳がときに悪魔を思わせる、尊大な彼の強烈な魅力に抗えるはずもない……。ケンドラは熱い行為へといざなわれた――。3カ月後、彼は突如現れて言った。「君は妊娠しているはずだ」どういうこと? まさか、おなかの子を取り上げるつもりなの?

    ■忘れられずにいたプレイボーイ富豪は、意外にもヒロインとの一夜を覚えていました。再び身も心も虜にされた彼女は、妊娠を知った彼に、後継ぎは渡さないとギリシアへ連れ去られ……。ゴージャスなギリシア富豪兄弟の恋を描く2部作〈スカラス家の氷の掟〉です!
  • お下がりのウエディングドレスをまとい、ザラは祭壇に向かっていた。こんなのってないわ……美しい姉の身代わりに花嫁になるなんて。気まぐれでわがままな姉は、挙式当日に姿をくらましたのだ。結婚相手は、見も知らぬ億万長者、チェイス・ウィテカー。祭壇の前で待つ彼の、空のように青く美しい瞳も、新婦が別人とわかれば、怒りの炎を燃やすにちがいないわ。それでも、この政略結婚を悲願とする父の命に背くことなどできず、ザラは震えながら新郎のもとへ一歩一歩進んでいった。ところが、チェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫き、それどころか、あまりにも情熱的な誓いのキスをしてきて……。

    ■幼い頃からつねに美しい姉と比較され、日陰で生きてきたザラは、これまでずっと父にとって期待はずれの娘でした。そんな彼女が突如結婚することになったチェイスには、“道具”として花嫁を利用するある思惑があり……。内気で心優しいザラの運命は!?。
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • みにくいあひるの子は美しい王に恋をした。
    自分ではつり合わないと知りながらも。カリスタは働いていた父の会社をくびにされ、車に放りこまれ、
    引きずられるように宮殿へ連れてこられた。
    なによりも権力を望む父が、大金を払って縁談を用意した?
    ごく平凡な容姿の私が、君主の花嫁になって子供を産むですって?
    精悍で男らしいオリオン王に初めて胸のときめきを覚えたときも、
    カリスタは父の道具となった自分がみじめでたまらなかった。
    でも王の氷の視線にも、私はひたすら耐えるしかない。
    逆らえば、ずっと守ってきた盲目の妹を家から追い出し、
    二度と会えないようにしてやると、父に脅されているのだから。
  • 婚外子として生まれたベッカは、大富豪である伯父に疎まれ、妹を大学に通わせるための援助を乞うたが、邪険に追い払われた。半年後、伯父の邸宅に呼び出され、不思議に思いつつも向かうと、そこにいたのは、伯父の娘ラリサの婚約者、セオだった。聞けば、ラリサは一族の株を浮気相手に譲り渡す文書を残したまま、事故に遭って、今は昏睡状態にあるのだという。「きみはラリサによく似ている。だから、呼んだ」浮気相手からくだんの文書を取り戻すために、ラリサのふりをしろと!?即座に拒んだベッカに、セオが悪魔のように冷徹な声で告げた。「妹の未来を捨てる気か。報酬は弾む。いい大学にやりたいんだろう?」

    ■〈私はイミテーション〉と題して、瓜二つの別人になりすますヒロインの切ない恋物語をお届けします。きみを改造してみせるというセオの言葉どおり、髪をブロンドにされ、化粧も服装も変えられたベッカ。そうして、セオの婚約者としての生活が始まりますが――
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 妻になるか使用人になるか…残酷な選択を迫られて?

    寒空の中、アミリアはスペインの古城を訪れた。かつて義兄と呼んだ初恋の人…マリンセリ公爵テオに会うために。両親が別れたあとも彼を忘れられず、秋に開かれた仮面舞踏会に忍びこみ、正体を明かさぬままテオと情熱的な時を過ごした。まさか妊娠するなんて…でも何も要求しない。彼に知らせたあとはシングルマザーとして生きていくわ。ところが妊娠を告げるとテオはアミリアを山奥の別荘につれ去り、ベッドをともにするのなら公爵夫人として扱うと冷たく言い放って?
  • 凍てついたあなたの心。私の言葉は届かないまま…

    かつて手放した家宝のイヤリングを取り戻してほしい――病床の祖父の願いを叶えるため、億万長者のダリオ・ディ・シオーネはマウイ島を訪れる。ところが交渉相手として現れたのは、別居中の妻アナイスだった。6年前、ダリオは彼女の浮気を疑い、家を出た。自分の双子の弟と関係をもった彼女を、許せるはずもなく…。一方、アナイスも動揺を隠せずにいた。濡れ衣を着せられても、彼への想いは変わらない。勇気を出して伝えなければ。あなたには息子がいるのよ、と。
  • 信じた彼との逃亡は愛なき結婚の始まりだった──。

    貴族との政略結婚を強いられた令嬢ソフィーは籠の鳥同然だった。そんな彼女の前に現れたのは、外の世界を教えてくれるというシチリア実業家レンツォ。ひと目で恋に落ちたソフィーはバージンを捧げるも運命には逆らえず、彼のもとを去る。結婚式当日、寝室に侵入してきたレンツォにソフィーは妊娠をさとられ、子供の存在を知った彼は花嫁ソフィーをさらう。ところが彼の目的は子供を産むまでの間、愛人として契約を結ぶことだった。彼を愛していたのは私だけだったの?
  • レイラは小国アラクルの王女。独裁者の父親の支配から逃れるため、母親とともにアメリカへと移住して12年の歳月が過ぎた。ある日、レイラの前にかつて正式に婚約を交わしていた男性アーデルが姿を現し、厳しい声で言った。「きみはぼくと結婚しなければならない」
  • メイン州沿岸に浮かぶエンディコット島。マンハッタンの自宅を離れ、ラリッサは島で穏やかな時を過ごしていた。だが人もまばらなレストランで、まさか彼に会うとは思っていなかった。ジャック・エンディコット・サットン――島に名を残す名家の後継者で、かつて一度だけ、身を焦がすような週末を過ごしたことのある相手。でもあれは、わたしがまだ父への反発から気ままな暮らしを続け、婚約者とも破局を迎えた、8カ月前までの出来事――。ラリッサは今、あらゆる過去を忘れ、生まれ変わろうとしていた。けれど、あの週末の記憶だけはあまりにも鮮烈によみがえってくる。彼への思いの激しさに怖くなって逃げだした、あの夜の記憶だけは……。■マンハッタンを舞台に、期待の作家ケイトリン・クルーズが、名門一族の御曹司と令嬢との間に生まれた真実の愛の物語を書きました。冬の夜、摩天楼の街で舞う、2人のワルツと共にお楽しみください。
  • 10年の片想いが実っての結婚。ただし、おなかの子は祝福されぬまま。

    クリスティアーノ――16歳から想い続けてきた私の大切な人。その夜、ジュリエンヌは憧れのイタリア人富豪に純潔を捧げた。クリスティアーノは生きるために身を売ろうとした私を救い、住まいと教育を与え、彼の会社で働くチャンスまでくれた。だから一夜の思い出以上は望まず、夜明けとともに姿を消した。ところが数カ月後、ジュリエンヌは妊娠していることに気づく。再会したクリスティアーノの反応は衝撃的だった。“自分の子を望んではいなかったが、こうなってはしかたない”そして愛する男性は憎しみをこめ、彼女に結婚を申しこんだ……。

    ■ヒロインは妊娠に驚きますが、喜んでもいました。一人で育てるつもりで、彼女はヒーローに会いに行きます。しかし、待っていたのはトスカーナの彼の屋敷に閉じこめられた孤独な生活でした。ヒロインに選択肢はなかったのです――愛する男性の要求だったから。
  • ここにいるのは富と家柄の両方がそろった本物の貴族や王族ばかり。エンジェルはきらびやかな舞踏室を見まわしながら思った。今日は義理の姉アレグラとサンティナ王国の王子との婚約披露パーティ。母が作った多額の借金に苦しむエンジェルには夢のような場所だけれど、ここでお金持ちの相手を見つければ、悩みなど解消されるかもしれない。私にだって裕福な結婚相手が見つけられるかも……。景気づけにシャンパンを飲み、にぎやかな会場を歩いてみる。そして彼を見つけた。すぐそばの柱の陰にたたずむ、美しい男性。エンジェルは食い入るように見つめた。彼なら花婿候補にぴったり。だが振り向いたその男性の左頬には、深い傷跡が幾筋も刻まれていた。■地中海に浮かぶ美しい島国サンティナ。宮殿で催されたパーティに出席した王侯貴族からすれば、ジャクソン家のエンジェルは一般人。ひどく場違いな存在でした。そんななか必死の思いで伯爵に結婚を持ちかけた彼女ですが……。
  • 母の婚外子として生まれ、大富豪である伯父に疎まれてきたベッカは、ある日その伯父の邸宅に呼ばれ、訝った。伯父のせいで妹と私は辛酸をなめてきたのに、今さら何かしら。聞けば伯父の娘でベッカの従姉ラリサが事故で昏睡状態となっているが、持ち株のすべてを浮気相手に譲るという文書を残していたのだという。そこで、ベッカをラリサに仕立てあげ、浮気相手の手元にあるその文書を取り戻そうというのだ。即座に拒絶するつもりだったが、その場に居合わせたラリサの婚約者セオの言葉にベッカは迷った。「報酬ははずむ。妹をいい大学に行かせたいんだろう?」ええ、もちろん。でも、この魅力的な男性の婚約者を演じるなんて……。■毎回、華やかな世界を描き、うっとりするようなラブストーリーを届けてくれるケイトリン・クルーズ。今月は身代わりの恋人を演じることになったヒロインのせつない恋物語です。
  • ドルーは限界だった。ボスのカヨの下で働いて5年、巨大企業を率いる彼の手足となり、世界中で起こるトラブルの処理から、別れた恋人への贈り物の手配まで、どんな仕事もこなしてきた。私はひたすら耐えてきた。それも療養中の弟の医療費をまかなうため、そして3年前、カヨと交わした一度きりのキスの思い出のため……。けれど弟を亡くした今、自分をあとまわしにするのはこれでおしまい。ボスに尽くすだけのかなわぬ想いからも、そろそろ解放されたい。ドルーはカヨに退職を申し出た。有能な秘書の突然の申し出に、カヨは内心あわてた。そこで言葉巧みに南の島へ誘い、彼女を手に入れて引き留めようと企む。
  • 荒海に囲まれた孤島の城は、美しい花嫁たちの鳥籠なのか……。

    アンジェリーナは、二十歳になったばかりで結婚を決められた。相手は、イタリア貴族の末裔ベネデット・フランセッシ――莫大な富を持つ、孤島にそびえる〈黒い城〉の城主だ。アンジェリーナは破産寸前の没落貴族の末娘で、父親が金銭的援助を受ける代償として、ベネデットに売り渡されたのだった。彼と初めて会った夜、その恐ろしいほどの美貌に心奪われ、アンジェリーナは熱いキスと、それ以上の行為を許してしまう。彼には6人もの前妻にまつわる、恐ろしい疑惑があるというのに。

    ■〈7つの愛のおとぎばなし〉の4話目は、モチーフとなっている『青ひげ』同様、花嫁は“決して開けてはならない部屋”の鍵を託されます。すばらしい初夜を過ごした翌朝、夫は姿を消してしまい……。謎めいた夫への、切望と愛が描かれます。
  • 大富豪との結婚は、夢みたような甘いものではなく…。

    ホリーは旅先のサントリーニ島で、世にも美しい男性――ギリシア海運業界の雄テオと出会った。ふたりはたちまち恋に落ちて電撃結婚するが、プレイボーイの夫にいつ捨てられるかと怯える生活に疲れ果てたホリーは、「他の人とベッドをともにした」と告白し、テオの元を去った。別居して4年たった今、ついに彼女はある目的のため離婚を申し入れた。すると、テオが思いがけない提案をしてきた。ふたりが熱いハネムーンを過ごしたバルセロナで再会したいと言うのだ…。
  • 今までずっと男性を拒んできた私が彼にはなすすべもなく翻弄されて……。

    企業経営者の適性診断をするセラピストのサリーナは、その日、ヴェネツィアの名門貴族の邸宅を訪れた。主の世界的複合企業を率いる実業家マテオ・クーム――権力者らしく尊大で自信に満ちた彼は最も苦手なタイプのはず。なのに、にじむ威厳と色気に心は激しく乱れた。気づけばマテオに唇を奪われ、サリーナは陶然となった。その様子を録画されているとも知らず。やがてマテオは狼のようにほほえんで言い放った。「僕が何を要求するか――楽しむがいい」

    ■『修道院育ちの花嫁』で妹ピアの花婿となった王子を、妹を妊娠させたという理由で殴った兄マッテオ。今作ではそのカリスマ性で瞬時にヒロインを魅了、要求どおりの報告書を書けと迫ります。無垢な彼女は彼に身も心も捧げ、やがて思いもよらぬ妊娠をして……。
  • 愛をくれない花婿は、祭壇でささやく。「いずれ君は抱いてくれと僕に懇願する」

    セシリアは見習い修道女。イタリアの小さな町ドロミティの修道院の前に捨てられ、修道女たちを母親代わりに育った。だが、けがをした美貌の男性パスカルを看病するうち虜になり、やがて傷が癒えた彼に身も心も捧げた――まさか彼が翌朝、姿を消し、その一夜に新しい命を授かるとは夢にも思わず。修道院を出たセシリアは清掃の職を見つけ、赤ん坊を産んだ。6年後、彼女が聖堂の床に這いつくばって掃除をしていたとき、誰あろうパスカルが現れた。今になってなぜ? 息子は絶対渡さないわ!

    ■忘れもしない彼の金色を帯びた黒い瞳。その電撃のような視線に貫かれ、ヒロインは体がかっと熱くなるのを必死でこらえます。一方、ヒーローはイタリア有数の大実業家という正体を明かし、息子の親権を取り上げると脅して、ヒロインに結婚を迫ります。
  • わたしは公爵夫人の座なんて欲しくない。ただお腹の子と二人で生きていきたいだけ。

    アミリアは公爵テオが主催する仮面舞踏会に忍びこんだ。かつて義兄と呼んだ初恋の人、テオ。二人の両親が別れたあとも、ずっと彼を忘れられなくて、想いを断ち切るために、この屋敷を訪れたのだ。目の前の仮面をつけた女性が、義妹とは気づかぬテオは、官能的なダンスで彼女を幻惑して抱き上げると、仮装のまま客間へ入って、夢のような情熱の時を与えてくれた。でも、まさか妊娠するなんて……。やがて正体を明かし、妊娠を告げた彼女にテオは傲慢に言った。「妻になるか、さもなくば使用人になれ」

    ■いとしい男性に金目当てと誤解され、ショックを受けるヒロイン。一方、ヒーローは鑑定でお腹の子が我が子と判明するや、彼女を別荘へと連れ去り、残酷な選択を迫ります。憎まれても蔑まれても彼の子が産みたい……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語!
  • 「怪物」と呼ばれるあなたが、私に愛を教えてくれた。

    幼い頃から厳格な祖母と父に抑圧されて育った、名門貴族の令嬢ジュリエット。出来のいい異母姉と比べられ、家の繁栄のためだけに生きることを強いられながら、それでも彼女は密かに自分の人生を諦めずにいた。たとえ政略結婚することになった相手が「怪物」と呼ばれる男性であっても…。スラム街出身の大富豪ハビエルは、特権階級の血筋を得たいがためにジュリエットとの結婚を望んだことを、隠しもしなかった。その野心溢れる眼差しに、ジュリエットの心は揺れて…。
  • 彼の優しさは、名目だけのもの。愛はないはずなのに

    レイラは小さな国アラクルの王女だったが、独裁者の父親から母親とともにアメリカに逃れた。12年の月日がたち、故国のことも忘れかけたある日、彼女の前にかつて正式に婚約していたアーデルが現れた。突然の訪問に驚く彼女に、彼は冷ややかな眼差しを向けた。そして命令口調で「きみはぼくと結婚しなければならない」と宣言する。幼い頃の婚約など、とうに無効だと信じていた彼女にとってあまりに信じられないことだったが、事態は思わぬ方向に進んでいき――…!?
  • 甘い一夜をくれた夢の王子様の求婚。でも、彼が欲しいのは跡継ぎだけ――

    修道院育ちのピアは、旅先のNYで初めての恋におちた。エメラルド色に輝く瞳を持つ黒髪の優美なアレスに身も心も捧げ、帰国後、思いがけない妊娠に気づく。アレスの連絡先すら知らず途方にくれたが、おなかのふくらみが目立ちだす頃、彼が現れた。そして、アティリアの皇太子という身分を明かし、おなかの子が我が子ならばと求婚してきた。子供に父親は必要よ。でも、愛のない結婚なんて……。ロンドンでのDNA鑑定のため、彼の自家用機に乗ったピア。機内で眠り込み、目を覚ましたとき……そこは彼の王国だった!

    ■地味で冴えない品行方正なヒロインの、一夜の夢で終わったはずの初恋物語は、切ない再会劇で第2幕が始まりました。地中海の王国で、生まれ来る我が子のため、ヒーローへの想いを必死に抑える狂おしい日々……。醜いあひるの子ヒロインの運命やいかに?
  • どんなに蔑まれても、彼を愛さずにはいられなくて…

    親に虐げられて育った孤独な二コラにとって、イタリア伯爵の息子ジャンカルロと恋に落ちた2か月は、人生でもっとも幸せな日々だった。金目当ての親に彼との恋をゴシップ紙に売られ、彼に裏切り者と罵られるまでは。そして10年後、ジャンカルロの母親の個人秘書となった二コラは、彼と再会する。「今度は母親に狙いをつけたのか」と二コラを罵るジャンカルロ。違う。私はあの時も今も、変わらずあなたを愛しているのよ。彼女の訴えもむなしく彼は残酷な要求をして?
  • 森で彼女が出会ったのは、世にもセクシーな“狼”だった。

    秘書のローレンはハンガリーの深い森へと赴いた。上司の異父兄ドミニクを帰郷させるためだ。森を抜け、小屋を訪ねると、現れたのは荒々しい風貌の男性。母の訃報を伝えた赤いコート姿の彼女を赤ずきんとからかい、ドミニクはあろうことかいきなりキスをした! しかし――。「帰れ。ぼくを捨てた母にも、見知らぬ家族にも興味はない」動揺しつつも説得を続ける彼女に、彼が出した帰国の条件は、“ぼくが望んだらいつでもキスをすること”。なんて不埒な人! なのに……彼と触れた唇が妙に熱い……。

    ■無作法なドミニクは実は、一人で巨万の富を築いた敏腕実業家でした。品行方正なローレンとの結婚を弟に提案されると、“花嫁と初夜のベッドを共にすること”が条件だと、またもや彼女を当惑させて……。野性的なヒーロー像が光る、C・クルーズの作品です。
  • 美しい姉は伯爵家に嫁ぎ、冴えないわたしは“野獣”の妻となった。

    婚礼を明日に控え、ジュリエットの思いは千々に乱れた。政略結婚の相手は、野獣とあだ名されるスペイン富豪ハビエル。公爵家の血筋の妻が欲しい彼に、わたしはお金で買われたのだ。それにしても、どんな女性でも買えるはずの彼がなぜ?赤毛の不器量なわたしを見たら、きっと落胆するわ……。危険なオーラを放つ、黒髪のハンサムな花婿と対面した瞬間、ジュリエットは震えた。そして、結婚の理由を尋ねた彼女に、ハビエルは不敵な笑みを浮かべるが早いか、身も心も奪わんばかりに貪欲なキスをした!

    ■ハビエルがかつて結婚を申し込んだのは、ほかならぬジュリエットの美貌の姉でした。それから10年、地味で冴えない赤毛の妹を花嫁に迎えた彼に、ジュリエットは夜ごと寝室で甘美な時を与えられますが、いつしか彼の心が欲しいと願うようになり……。
  • 厳しいボスのもとで働く秘書になったプリンセスは!?

    プリンセス・ヴァレンティナは秘書の仕事に奮闘していた。というのも政略結婚を控え嘆いていた時、まるで奇跡のように自分と瓜ふたつの女性に出会ったのだ。少しの間入れ替わり、お互いの人生を休もうというヴァレンティナの提案を彼女は受け入れてくれた。想像以上に仕事は大変だし、ボスのアキレスは厳しくて鬼のようだわ。でも上手くやってみせる。アキレスが自分の正体に気づき騙されているふりをしているとも知らず、束の間の自由を楽しむヴァレンティナだが…?
  • 親の顔も知らない貧しい私を、王が娶る。でも、彼の望みは世継ぎの王子だけ……。

    恐れていた日がきた。ショーナは緊張し、現れたマラクを見た。ウエイトレスとして働く店に、場違いな高級スーツ姿の彼がいる。21歳の誕生日の夜、恋をして純潔を捧げた私を捨てた男性が。王子だった彼は王となり、過去の交際相手を調べたという。ショーナの顔に汗が流れた。やめて、続きは言わないで……。「出ていって!」この5年間を、マラクには知られたくない!彼女の不敬な言葉に護衛は気色ばんだが、王は高笑いをし、プロポーズにはほど遠い傲慢な言葉で、彼女に結婚を迫った。「君と僕の子は王子に、君は王妃となる。おめでとう、ショーナ」

    ■『授かったのは、王家の秘密』『国王からの結婚命令』『獅子王は惜しみなく奪う』の関連作をお届けします。幼い我が子のそばにいるために、ヒーローの妻となるしかなくなったヒロイン。彼に愛されぬ王宮暮らしは華やかで贅沢でも、不安ばかりがつのり……。
  • 傷心の花嫁を待っていたのは、愛する人との屈辱の結婚だった……。

    ソフィーは家を繁栄させるため、育てられた人形だった。政略結婚で人生が終わる前に、せめて情熱や愛を知りたい。一目で惹かれたシチリア富豪レンツォにバージンを捧げた結果、彼女はおなかに小さな命を宿した。しかし再会した彼はなぜか激怒していて、妊娠を言い出せず、ソフィーは親が決めた伯爵と結婚するしかないことに絶望する。チャペルに乗りこんだレンツォが、花嫁の彼女をさらうまでは。彼はソフィーを自分の城に閉じこめ、離婚を前提とした結婚と赤ん坊の親権を要求する。その目には彼女への憎悪しかなかった。

    ■J・ポーター作、R-3379『シンデレラを拒んだ秘書』の関連作をお届けします。ヒーローによって情熱を知るまで、人間らしい感情を封じられていたヒロイン。だが、炎と氷の二人は惹かれ合うほどに傷つけ合い……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語です!
  • 夢をみることを禁じられて育った私がプリンセスに!?

    秘書のナタリーはロンドンの空港で自分とうりふたつの女性に出会う。地中海に浮かぶ小国のプリンセスだと言う彼女は、タブロイド紙を賑わすプリンス・ロドルフォとの結婚が目前に迫っているらしい。つかの間の自由が欲しいという彼女の願いを聞き入れ、ナタリーは期間限定でプリンセスと入れ替わることになった。最悪なプリンス、私が懲らしめてやるわ! そう意気込むナタリーだったがロドルフォに会ったとたん、君は僕のものだと熱く唇を奪われて――。
  • 私の幼い胸を焦がした彼の美しい瞳に、今は怒りと憎悪しか見えない。

    レクシーは両親の死後、伯父の家で使用人扱いされて育った。そんな日々の中、心の支えだったのは憧れの上司アトラス。だがある日、無実の罪で囚われた彼は皮肉にもレクシーの証言が決め手となり、CEOの座を追われ長い獄中生活を強いられる悲劇に見舞われてしまう――。10年後、ついに無実の罪を晴らした彼がオフィスに現れる。そして、おののくレクシーに傲然と言った。「僕を監獄に追いやった君への罰は、僕と結婚することだ」何を企んでいるの? 彼の意図がわからずレクシーは狼狽した。

    ■あまりにも変わってしまったかつての憧れの男性。悲しみの新婚初夜、過去の罪を体で償えとばかりの悪魔の仕打ちにヒロインは耐えますが、妻がバージンだと知った彼は……。文豪デュマの名作『モンテ・クリスト伯』さながら、重厚な愛憎劇の幕が開きます!
  • 捨て子の私が、異国の王のフィアンセだなんて…!?

    覚えていたのは名前と年齢だけ。道端をひとり歩いていたところを保護され、里親を転々とする不遇な子供時代を過ごしたマギー。ある夜、コーヒーショップで働く彼女が床磨きをしていると、護衛たちを大勢ひきつれた尊大な男性がいきなり入ってくる。彼はコンスタンティン国王レザと名乗り、厳かに口を開いた。マギーは彼の隣国の、行方不明だったプリンセスだというのだ。国王自ら王女教育をするというが、その理由は――「君は生まれたときに私と婚約したからだ」
  • 悪名高い公爵にキスされたのに、この胸が高鳴るのはなぜ?

    数年前に両親を悲惨な自動車事故で亡くして以来、エリナーは唯一の家族となった妹のためだけに必死で働いてきた。今、少しでも給与の高い仕事を求めてロンドンから赴いたのは、ヨークシャーの荒野に立つ巨大な館。館の所有者で雇い主でもある第12代グローヴスムーア公爵は、英国随一の大貴族ながら、その放蕩ぶりでタブロイド紙の常連だ。公爵が後見人である7歳の少女の家庭教師を務めるのが仕事で、留守がちな彼と顔を合わせることなどないという話だった。ところが到着早々エリナーは公爵と遭遇し、言い放たれる。「これまでの家庭教師のように僕の気を引こうとしても無駄だ!」

    ■着任するやいなや公爵に侮蔑されたうえ、いきなりキスを浴びせられた家庭教師のエリナー。純真無垢な彼女は悪名高い放蕩公爵に心を鷲づかみにされてしまい……。人気急上昇中の作家ケイトリン・クルーズが描く正統派のロマンスをご堪能ください。
  • かごの鳥が自由を求め、普通の暮らしを手に入れたとき……。

    「私はヴァレンティナ」「私はナタリーよ」何から何まで自分にそっくりな女性と空港で出会い、ヴァレンティナ王女は鏡を見ているような錯覚に陥った。そして妙案がひらめいた。2カ月後に迫る政略結婚の前に、夢にまで見た普通の暮らしを経験できるまたとないチャンスだ。仕事に疲れ切った様子のナタリーを懸命に説き伏せた彼女は、世界的な大富豪アキレスの秘書として化粧室をあとにした。魅惑的な金色の瞳にたやすく正体を見破られるとは――アキレスが生涯忘れ得ぬ人になるとは夢にも思わずに。

    ■互いに真実には触れぬまま、禁断の愛に落ちるふたり。めくるめく2カ月が過ぎ、ヴァレンティナは彼への想いを振り切って帰国しますが、お腹には小さな命が宿っていて……。C・クルーズの官能的なロイヤル・ロマンス、『すり替わった王家の花嫁』関連作です。
  • 地味な秘書の極秘任務は、45日間だけのシンデレラ。

    ロンドン郊外の空港のラウンジで、秘書のナタリーは悩んでいた。傲慢な億万長者のボスに仕えて5年。心身ともにもう限界だった。すると突然、背後から声がかかり、彼女は振り返って仰天した。そこにはナタリーと瓜二つの、身なりのよい女性が佇んでいた。異国の王女だという彼女とナタリーはすぐさま意気投合し、互いの悩みまで打ち明け合ったが、ふと王女が意外な提案をした。45日間だけ、密かに立場を入れ替わってみないかというのだ。私が王女に? 承諾したのも束の間、すぐに後悔に襲われる。あろうことか王女の許婚ロドルフォに惹かれ、唇を奪われて……。

    ■まるで双子のようにそっくりな秘書と王女。ふたりが立場を入れ替わることで運命の歯車が回り、思いがけない愛の物語が生まれました。ケイトリン・クルーズの魅力を存分に堪能できる1作です。
  • わたしは、彼の従順な妻になるための人形――。

    誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。それからイサルに求婚されるも、愛からなどではなく、身体が気に入ったという理由だった。そしてニューヨークからスイスにつれ去られたリリアナは、彼の“完璧な妻”になるべく再教育されることになる。従順で貞淑な、愛されない妻――。どんなに恋い焦がれても、彼が応えることはないなんて…。
  • 嘘でしょう? 捨て子の私が、異国の王の許嫁だなんて……。

    マギーは20年前、道端に捨てられているところを保護された。以来、里親のもとを転々とし、不遇な子供時代を過ごして成長した。ある夜、マギーが勤務先のコーヒーショップで床磨きをしていると、護衛たちを大勢引き連れた尊大な男性がいきなり入ってきて、コンスタンティン国王レザだと名乗り、マギーを鋭く見つめた。いったい何の騒ぎ? 驚き怯える彼女にレザが厳かに口を開いた。マギーはじつは彼の隣国の、暗殺された国王夫妻の娘だというのだ。そして彼女を腕にかき抱くと、蠱惑的な笑みを浮かべ宣告した。「君は生まれたときに僕と婚約した。それが君の運命だ」

    ■貧しいヒロインが磨き上げられ、別人のように生まれ変わる展開は、まるで『マイ・フェア・レディ』そのもの。人気のケイトリン・クルーズが描く、至高のシンデレラ物語をお楽しみください。
  • 6年前、ひそかに産んだ愛しい我が子を、駆け引きの道具にはしたくない。

    ダリオ・ディ・シオーネは自他ともに認める仕事人間だ。その彼が仕事を離れてマウイ島を訪れたのは、祖父のためだった。家宝のイヤリングを取り戻せば、病床の祖父も安堵するはず。ところが交渉相手として現れたのは、あろうことか別居中の妻、アナイスだった。一方、アナイスも動揺を隠しきれなかった。6年前、ダリオは彼女の浮気を疑い、家を出ていった。濡れ衣を着せられても、いまだ彼への想いは変わらない。ダリオは驚くかしら? あなたには息子がいるのよと告げたら……。■人気作家らの夢の競演で紡ぐミニシリーズ〈ディ・シオーネの宝石たち〉第4話をお贈りします。人気急上昇中のケイトリン・クルーズが描くのは、ひと味違ったシークレットベビー物です。
  • 誕生日プレゼントはプロポーズ……。すべては大富豪の冷酷な計画だった。

    誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。どうしてイサルが、両親を亡くした12歳の彼女を引き取り、家から遠く離れた山奥の寄宿学校に閉じこめたのか?今も厳しい監視の目を光らせ、生活を制限するのか?なにもかもが、私を花嫁にするための計画だったなんて!今後は夫に従順に尽くし、子供を産み育てるだけ。イサルが求める、億万長者の愛されぬ完璧な妻として……。■両親の死後、自分を引き取ってくれた後見人のヒーローに、10年間あこがれてきたヒロイン。二度目に会ったとき、二人は情熱的に求め合い、ヒーローはヒロインに結婚を申しこみます。しかし、それは平手打ちにも等しい、あまりに屈辱的なプロポーズでした。
  • 政略結婚から逃げだした花嫁。待ち受ける運命は!?

    政略結婚の婚約式の翌日、アマヤは黙って姿を消した。母からの電話で、婚約者であるシーク・カヴィアンはハーレムを持ち、女性を囲っていることを知ってしまったのだ。そんな人と結婚したら、私も母のようになってしまう。異国の愛の形を受け入れられず、豪奢な生活を捨て、ひとりで私を育てた母のように…。半年後、居場所を突きとめられ連れ戻されたアマヤは、待ち受けていたカヴィアンにこう言いはなたれた。「ハーレムに行こう。きみが一番関心のある場所だろう?」
  • お芝居にときめいてはダメ。砂漠の王妃を演じるの…

    スターリングの前に突然現れたのは、砂漠の国バクリの王リハド。「きみのお腹の子は王国唯一の王位継承者だ」彼はそう告げると、強引に彼女を砂漠の国へつれ去った。さらにリハドは、お腹の子が正式な王族と認められるよう、彼との愛なき結婚を強要。ふたりは砂漠の離宮で蜜月を過ごすことに…。確かに父親は王の弟オマールよ。でも彼が亡くなったいま、王位なんて関係ない。この子は私が育てるの! だが、スターリングには誰にも知られてはいけない秘密があり…。
  • 8歳年下の継母――彼に蔑まれても、屈辱さえ甘いのはなぜ?

    金めあての強欲女――初めて会ったときからキャスリンは、イタリア人実業家ルカ・カステリからそう思われてきた。この2年間、彼女はルカに嫌われる一方だった。キャスリンが年老いた大富豪の夫を埋葬した日でさえも、義理の息子であるルカは彼女を軽蔑し、嘲るのをやめなかった。「次の標的は僕だろうが、そうはいかない」と言って。キャスリンが否定すると、ルカは突然彼女を抱きしめる。唇を奪われた瞬間、キャスリンは思った。この人がファーストキスの相手になるなんて、と。■ハーレクイン・ロマンスの中心的存在であるケイトリン・クルーズ。R-3176『幻を愛した大富豪』の関連作をお届けします。義理の息子との禁断の恋。でもそれは、ヒロインにとっては初めての本当の恋でした。
  • “醜いあひるの子”の私が、美しい姉の身代わりで…!?

    結婚式直前に行方をくらました、気まぐれでわがままな姉の身代わりになったザラ。父にひきずられるように教会の通路を歩んでいたが…いくら父にとって期待はずれの娘だからって、こんな扱いひどすぎるわ! サイズの違うウエディングドレスを着て、政略結婚として見知らぬ男の妻になるなんて。それに新郎が反対するに決まっているわ。――ところが花婿のチェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫き、それどころか、誓いのキスは情熱的すぎて…!?
  • 死んだはずの私を、ずっと捜していたと言うの?

    5年前、リリーは車の事故で死んだ――。しかし本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていた彼女にとって、そうするしか、中毒のような関係から抜け出すすべはなかったのだ。しかしあるとき、リリーはとうとう彼に見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだラファエルに、私がひそかに産んだ息子のことを知られるわけにはいかない。突然のキスに心は動揺していても、彼女はとっさに嘘をついた。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰……?」

    ■ラファエルは数多の女性と関係を持ちながら、義妹のリリーにも誘惑の手を伸ばした筋金入りの放蕩者でした。ところが、事故後もリリーの死を信じず、似た女性を見かけるたびに確かめずにはいられなかった彼は、ついに彼女を見つけるのですが……。

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